BILLY BAT

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BILLY BAT
ジャンル 推理サイエンス・ファンタジー青年漫画
漫画
作者 浦沢直樹
出版社 講談社
掲載誌 モーニング
発表号 2008年46号 -
巻数 既刊15巻
テンプレート - ノート

BILLY BAT』(ビリーバット)は、モーニング2008年から掲載中の浦沢直樹漫画作品。ストーリー共同制作は長崎尚志

概要[編集]

歴史の改竄と人類史の闇に踏み込んだ壮大なサスペンス。善と悪、陰謀や裏切りといったことをテーマにして紀元前から2001年という長い期間を不規則にジャンプしながら語られる。時系列シャッフルオマージュ的表現が取り入られている。

受賞[編集]

  • ルッカ・コミックフェスティバル2012 ベストコミックシリーズ賞
  • グラン・グイニーシ国際コミック賞 ベスト作品賞 [伊]
  • エトナン・ヴォワイヤジュール文学際 想像賞 [仏]
  • マックスアンドモリッツ賞 最優秀賞 [独]

ストーリー[編集]

第二次世界大戦終結から4年が経過した1949年アメリカ合衆国ソヴィエト連邦との冷戦が始まり、「赤狩り」の嵐が吹き荒れていた。

人気アメリカン・コミック「BILLY BAT」を執筆中の日系人漫画家ケヴィン・ヤマガタの仕事場に、張り込みのための協力を求める二人の刑事がやって来る。断ろうとした矢先、刑事の一人がBILLYを日本で見たことがあると言いだす。ケヴィンは真相を確認するべく、戦後の復興間もない日本へと渡る。

復興途上の日本では国鉄の人員削減を巡って、下山総裁が難しい舵取りを迫られていた。GHQを訪ねたケヴィンは旧友のチャーリー・イシヅカと再会。彼と飲みに出かけたものの酔い潰れ、ケヴィンが意識を取り戻したときチャーリーは胸を刺され事切れていた。事件の発覚が闇市の住人たちの迷惑になると脅されたケヴィンは、来栖という謎の人物の提案でチャーリーの遺体を線路上に放置した。良心の呵責から自暴自棄になったケヴィンはシズの導きにより、奇しくも自らが探していたコウモリの絵との再会を果たす。

チャーリーが轢断死体となって発見された数日後、全く同じ形で下山事件が発生。ケヴィンは自らが陰謀の渦中に投げ出されたことを知ることになる。

そこからケヴィンの運命は大きく歪み加速する。

登場人物[編集]

ビリーバット(BILLY BAT)
ケヴィンヤマガタの描く同名の大人気アメリカン・コミックの主人公。ニヒルな性格でコミックの中では、ハードボイルドな私立探偵を演じている。実は「コウモリ」の分身。

BILLY BATおよびコウモリの描き手[編集]

ケヴィン・ヤマガタ(KEVIN YAMAGATA)
第一部(第1巻~第11巻)の主人公。1925年生まれ。BILLY BATの初代作者。
アメリカ合衆国漫画家で、日系2世。日本名は山縣金持(やまがた きんじ)[1]。代表作は『BILLY BAT』の他に『テキサス捕物帖ピストルヘアー荒野を行く』。日本では人気映画スターの池部良に見間違えられるほどの二枚目。コウモリが見えるが、それによって自身の人生を歪ませることになる。
何者かに銃撃されて以降の消息は不明だが、2000年時点でも生存し、新作の執筆を続けていることが示唆される。
チャック・カルキン(真)
ケヴィン・ヤマガタの元アシスタント。来日後消息を絶ったヤマガタに替わりBILLY BATの連載を引き継ぐ。謎の人物から破格の条件と譲渡証明を見せられ新しい路線のBILLY BATを連載するようになる。その男に名前を取られ、30年に渡りゴーストライターとしてコミカルで愛らしい路線のBILLY BATを描く。偽チャック・カルキンの大成功の陰で奴隷のような扱いを受けていたが、オードリーの引き合わせたケヴィン・グッドマンの作品を目にして彼こそがBILLY BATの正統な後継者であると認め、偽チャックの目を盗んで編集長にグッドマンの原稿を渡すという「クーデター」を敢行する。グッドマンが3代目となって以降は彼のアシスタントとなる。コウモリの存在に関しては何も知らず、彼の描いたBILLY BATはオールドファンからは「偽物」と扱われる。
ケヴィン・グッドマン
第2部(第11巻~ )の主人公。
ゴールデンコーラ社長の息子で大金持ちの御曹司だが、それを鼻にかけず天真爛漫に振舞う青年。父親は白人で母親が黒人というハーフ。父親がBILLY BATの大ファンだったことから“真の作者”であるケヴィン・ヤマガタにちなんでケヴィンと名付けられた。赤ん坊のときJFK暗殺の現場で流れ弾からヤマガタに命を救われている。80年代以降、ゲリラアーティスト“ゴールデンバット”としてBILLY BATの壁絵を描いていたが、それに着目したオードリーばかりか来栖らコウモリを追う組織に命を狙われるようになる。スミスの助けを借りて難を逃れ、彼から身を護る術を学んだ後、本物のチャックから認められ、3代目「BILLY BAT」作者になる。作風がヤマガタに似ているためオールドファンをも納得させる作品としてブームを巻き起こす。来栖の月到達によって地球が終わる形での最終回を避けようとし、来栖に漫画家としての才能を与えることでその未来を回避した。だが、結果的にそれがコウモリにも制御不能な未来を招いてしまう。ベルリンの壁崩壊を作中で予言した形になり、世間から「予言者」と思われていることを疎ましく思うようになり、自宅で幼少期に描いたBILLY BATを通じて最後の交信を交わして以降はコウモリと交信できなくなる。二つの塔についての予知をしたものの行き詰まり、ティミーに後を譲ろうとする。
ティミー・チャールズ・サナダ
スラム街で育った日系人の青年。UCLAの大学生で品行方正。正義感が強いように見えるが、どことなく暗部を覗かせるミステリアスな性格をしている。少年時代にグッドマンから才能を見出され、ストーリーをつけて持ち込むよう誘われていたが10年後にBILLY BATを作品として仕上げグッドマンに持ち込む。オードリーは当初ゴーストライターに仕立て上げるつもりだったが、グッドマンの猛反対によりグッドマンとの連名でBILLY BATを発表。彼を4代目作者と認めるかに関して、グッドマンとチャックは認めたがデヴィヴェは「態度保留」のまま命を落とす。2001年同時多発テロの発生とその後訪れる混沌とした世界を予言している。偽チャックの私生児であることが示唆されている。
唐麻 雑風(からま ぞふう)
紙芝居描きから赤本作家に転身した漫画家。戦後すぐに出版した『こうもり小僧の大冒険』という漫画が人気を博す。来日したヤマガタから弟子入りされる。スキンヘッドの男を「師匠」として慕い、彼の言葉を忠実に守ったまま亡くなる。戦前に来日したアインシュタインからコウモリの危険性を聞いている。また師匠の消息を追って渡米した際にヤマガタの父親に命を救われ、幼いヤマガタとも出会っている。「下山事件」など戦後の日本で起きる謎の事件を作中で予言したことから命を狙われるようになり、和歌山県の光森村に身を隠し、自身を慕う山下少年を弟子とする。
グッドマンの描き替えた過去では手塚治虫、来栖と並ぶ戦後三大漫画家の一人とされている。
ペンネームの由来はカラマーゾフから。
“師匠”
本名不祥の自称漫画家。スキンヘッドに頬髭、欠けた歯が特徴の大男。胸にコウモリの入れ墨を持つ。獄中で出会った雑風にコウモリの絵を見せた。その後、渡米し、やがて産まれる「悪魔の子」ヘンリー・チャールズ・デヴィヴィエを巡る暗闘で命を落とす。

描き手たちの関係者[編集]

スミス
CIAのエージェント。恰幅の良い白人の中年男で頭髪は薄く、テンガロンハットを被る。ヤマガタ版BILLY BATの大ファン。コウモリの存在を知ったことから組織を追われ、ヤマガタの消息を追って彼が匿われているアメリカの片田舎を訪れる。そこでコウモリの囁きに精神を病みアルコール依存症の廃人同然に陥っていたヤマガタを再起させる。JFK暗殺の陰謀を予知したヤマガタが組織から狙われると彼を庇って銃弾に倒れる。
その際に左眼を失ったものの来栖の手で救出され生かされる。グッドマンが狙われるようになると彼を守るため現れる。グッドマンがヤマガタの後継者として仕事を成し遂げると現役を引退し、老人ホームで暮らすようになる。ヤマガタの行方を追う組織から命を狙われるがデヴィヴィエに助けられる。
チャック・カルキン(偽)
本名不詳。世間的にはBILLY BATの二代目作者。ビリーを低年齢向けのコミカル路線に方向転換させ、子供たちから人気者のキャラクターとして商業的に広めることに大成功。巨万の富を築き上げ、TVアニメーションや遊園地などのサイドビジネスをも手がけるカルキン・エンタープライズという帝国の創始者。アニメ版BILLY BATでは自ら登場し、彼の顔と名前を知らない者は全世界にいないまでの有名人となる。
だが、その背後でデュヴィヴィエらのエージェントを使ってBILLY BAT模作の描き手たちを抹殺。「BILLY BATを描くと何者かに殺される」という話が都市伝説として広まる。本物のチャック・カルキンをゴーストライターとして使役していた。だが、真チャックが連載の継続を拒否。オードリーとチャックの裏切りによりグッドマンの作品が世間を賑わせるようになると愛人宅に入り浸る生活に陥り、日系人女性で元恋人のナオミから自身の息子を紹介された後、闘病生活に入る。最期まで生きることに固執し続けたが亡くなる。
その正体はユダヤ人で少尉として捕虜収容所に居たことしかわかっていない。ヒトラーからの依頼でコウモリの絵を広めるように指示される。
オードリー・カルキン
偽チャックの娘。幼少期に真チャックのアトリエに忍び込んだことがあり、父親が彼から名前を奪ったことを知る。芸術家を見抜く才能と卓越した経営手腕を持つ。グッドマンを見出し、彼を真チャックに引き合わせる。グッドマンがBILLY BATの後継者となると父から経営権を奪って帝国の後継者となる。父の死後、父の偉大さに気づいた。
ヘンリー・チャールズ・デヴィヴィエ
頭髪の後退した紳士然とした人物。人当たりが柔らかく日本語も堪能。ゲイリー、シシー夫婦の息子。かつては偽チャック・カルキンの命令でチャック以外のコウモリの描き手を始末していた。だが、ヤマガタに心を、雑風に命を救われて改心し、BILLY BATの描き手を守る側に回る。グッドマンの護衛役兼BILLY BAT模作の真贋鑑定人として協力していたが、ティミーの鑑定に迷い、結論を出さないまま何者かに射殺される。モアハウスの部下に拷問されかけたスミスの命を救う。
トニー・グッドマン
ゴールデンコーラ社長にしてケヴィン・グッドマンの父親。黒人社員だったダイアンに一目惚れし、ニューヨークで挙式を上げるものの親戚一同の猛反対に遭う。ランディの働きで妻と目出度く結ばれる。ダラスへの転勤に際してKKKによる黒人殺害に遭遇するが勇気を出して告発した。その後、支社長として成功を収め、やがては社長となる。息子の良き理解者で最初のファンでもある。
ダイアン・グッドマン
トニーの妻にしてケビン・グッドマンの母親。黒人女性。ゴールデンコーラフロリダ支社の元従業員。元労使闘争の闘士であり肝が据わっている。人種差別が盛んな60年代に周囲の猛反対を押し切ってトニーと結婚した。
ランディ・モモチ(RANDY MOMOCHI)
ニューヨークの日系人タクシー運転手。日本名は百地金持(ももち きんじ)百地三太夫の子孫。ヤマガタ版BILLY BATのファン。妻の作ったビリーのアクセサリを相棒とし、コウモリと交信出来る。妻子と離れて暮らしていたが、ダイアン、トニーとの出会いで勇気を貰い妻と復縁した。ジャッキーからは日本贔屓の変な父親と思われている。
ジャッキー・モモチ
コウモリの声が聞こえる日系人の少女。ランディの娘。ヤマガタ版ビリーを目にして突如としてコウモリの声が聞こえるようになってしまい声に振り回される。JFK暗殺の実行犯を目撃してしまい、組織に追われる窮地をオズワルドに助けられる。ゴールデンコーラの懸賞旅行に当選してヤマガタと共に来日。光森村でデヴィヴィエに囚われるがヤマガタと雑風の活躍で難を逃れる。突如ヤマガタが銃撃され看護のため彼に付き添っていた。
その後アメリカに帰国して結婚。一女をもうけ主婦となるが亭主は借金を残して失踪。博物館の学芸員として働いている。再びコウモリの声が聞こえるようになり戸惑っていた矢先に山下と再会する。
山下
雑風の弟子で関西弁を使うとぼけた少年。少年ながら雑風の逃亡生活を助けて彼の闘いを支える。その後、銃撃により重体に陥ったヤマガタと彼を見守るジャッキーを励ます。
アルバイトとしてビリーランド紀州で働いていたが正社員になると、経営不振に陥ったビリーランドのアトラクションを見直して業績を回復させた。そうした功績から社長に就任するも、突如CEOに就任したケネス・ボーンから退任させられる。部下に惜しまれながら会社を去り、その報告のため訪れていた雑風の墓石に刻まれたコウモリを発見。コウモリに導かれるまま渡米し、ニューヨークで暮らしていたジャッキーと再会を果たす。

コウモリを追う組織の者たち[編集]

来栖 清志(くるす きよし)
歴史の闇に暗躍する謎の男。共産主義者の父親を特高警察に殺され、父の仇である刑事に母親を寝取られる。幼少期は「アカ」の子としてイジメに遭い、関東大震災で被災して母親を喪い、世界や人類を憎んだまま成人してコウモリに纏わる組織に身を置くようになる。「下山事件」「JFK暗殺」といった歴史的大事件の陰で暗躍を続けることになる。ソ連の協力で月面に到達し、月にある願いを叶えるコウモリで人類の滅亡を目論むものの、グッドマンに過去を書き替えられる。
書き替えられた過去では幼い頃から聡明で絵心があったことで子供たちから人気者で、両親と幸せな家庭で暮らし、太平洋戦争中の空襲で父を喪い、戦後は漫画家としてデビュー。大成功を収め、母親も老衰で喪うなど悲惨そのものだった過去とは全く異なる人生を歩んでいる。
フィニー大尉
GHQ特別検閲官。のちに民間の「ビリーバット歴史研究所」の代表に。凍るような異常な目つきの男。コウモリとそれを感知する者の関係を把握している人物。フロリダビリーランドの地下施設でコウモリを危険な存在として人々の目の届かない闇に封じ込めるべく活動する。その一方、光森村から回収した巻物の解読を進めていた。だが、部下として使っていたジェフリーに銃撃されビリーランド内で死亡する。
モアハウス
スタンフォード大のスターなんとかというプロジェクトに関わる人物。今際の際にあった偽チャックからコウモリ描き手の始末を命じられる。消息を絶ったデヴィヴィエの行っていた模作者狩りを再開する。
ジェフリー
ビリーバット歴史研究所所員。巻物から二つの数列を解き明かす。フィニーを裏切って彼を銃殺した後、モアハウスの下で巻物解析を進める

コウモリの存在を知る者[編集]

ユダ
キリストの弟子。子供の頃よりビリー・バットそっくりな二匹のコウモリが現れて会話している。
キリスト
ユダの師匠。ざっくばらんだが聡明な人物。
勘兵衛
戦国時代の伊賀忍者。仲間をも欺く卑劣さと健脚を買われ、百地丹波守からの依頼で巻物の運び手となる。だが巻物を巡ってかつての親友たちと戦う羽目に陥り、知り合った人物が悉く死ぬという悲惨な目に遭う。巻物を危険なものとして封印し、隠棲して亡くなった人々の菩提を弔った。
百地丹波守
伊賀忍者の頭目。織田信長の伊賀侵攻に際して権力者たちの手から巻物を守るべく勘兵衛に託す。
百地三太夫
紀州忍者の頭目で丹波守の息子。父から届く筈の巻物が届かなかったことから徳川幕府に取り入って服部一族が破格の出世を遂げたのに対して、百地一族が衰退したことを恨み、隠棲した勘兵衛を訪ねて巻物の引き渡しを求めるが勘兵衛に取り憑くコウモリの影に怯えて退去した。
フランシスコ・ザビエル
バスク地方出身のイエズス会の宣教師で実在の人物。コウモリから啓示を受け、インドよりも更に東に赴く。日本での宣教の後、明国にて病没。
耳須 弥次郎(ヤジロウ
勘兵衛の窮地を救った謎の老人。その正体はザビエルの弟子にして伊賀の忍。自身を洗礼させたザビエルの最期を見届けることなく巻物を奪って日本に持ち込んだが、そのことを深く後悔するようになる。勘兵衛を追ってきた伊賀忍者たちとの闘いで戦死する。
二代目服部半蔵
伊賀忍者の頭目の一人。巻物ではなく写本で満足してそれを利用して主を天下人に押し上げる。
アルバート・アインシュタイン(Albert Einstein)
 天才物理学者。コウモリが見える一人。来日の際に雑風からコウモリについて質問され、全てのパラレルワールドが滅亡し、現在も残っているのは地球だけだと宣告する。未来改変の危険性を説き雑風に過去に戻って両親を殺害すると脅す。雑風の描いたコウモリの絵を肌身離さず持つ。1930年代にヒトラーと出会い彼とコウモリについて語らっている。
ゲイリー・デヴィヴェエ
ロス市警の刑事。日系人連続殺害事件を追う。
シシー・デヴィヴィエ
ロスアンゼルスの貧しい花売り娘。
アドルフ・ヒトラー(Adolf Hitler)
ドイツの政治家、国家元首で総統。コウモリが見える一人。ユダヤ人捕虜の少尉として捕らえられていた偽チャック・カルキンに自分の描いた作品と偽パスポートを渡し、この絵を広く世間に広めるようにとビリーの絵を渡した後、史実通りの最期を遂げる。
最愛の姪御を亡くしたショックで過去を書き替えるため巻物の入手を目論む。
チャーリー・イシヅカ
ケヴィンの友人の日系アメリカ人。日本姓は石塚GHQ民間運輸局に所属し、国鉄下山総裁の通訳を行っている。
シズ
心優しい娼婦。
下山定則
国鉄の初代総裁。従業員の大量解雇という難しい舵取りを任せられ苦悩していたが、三越デパートに立ち寄ったのを最後に足取りが途絶え、後日何者かに殺されて轢断死体となった状態で発見される。国鉄の保有する和歌山県の土地を巡って来栖から脅迫を受けていたが、コウモリの伝承を知っていたため拒否したことで殺害された。
白洲次郎
実業家。来栖とは顔なじみの関係で彼の被る帽子は白州のプレゼントしたもの。
リー・ハーヴェイ・オズワルド
孤独がちで思慮深くナイーブな青年。"英雄"としてなにかを成し遂げたいという強い使命感を抱いている。
マリーナ・オズワルド
オズワルドがソ連亡命中に結婚したロシア人女性。
ジョン・F・ケネディ
アメリカ合衆国第35代大統領。アイルランド系移民の子孫
エドウィン・ウォーカー
元少将。右翼的傾向の強い人物
明智小太郎/コニー・アケチ
日本が誇る特撮映画監督。四角い顔とヘビースモーカーなのが特徴。代表作は『大怪獣ガズラ』。国鉄マンで技術者の父親を持つ。父の後輩である下山とも旧知の関係。下山事件とその予行演習だったチャーリー轢断現場を目撃し、事件の真犯人をヤマガタだと思っている。
カルキンエンタープライズからの破格の条件で月に着陸する映画を撮影した。だが、その契約により帰国出来なくなり、実際の月面到達で自身の映像が使われたことに気づく。NASAで月のコウモリを目撃してしまったためNSAから監視対象となり、売れない映像会社を経営している。
モデルは円谷英二
バーナード・ピアーズ
退役軍人。ニュージャージー州軍を裏で束ねる州の大物。月に到達可能なロケットを開発し、来栖の手引きでソ連に密輸した。

単行本[編集]

脚注[編集]

  1. ^ コミックス第1巻