ガラスの仮面

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ガラスの仮面
ジャンル 演劇漫画
漫画
作者 美内すずえ
出版社 白泉社
掲載誌 花とゆめ(1976-1997)
別冊花とゆめ(2008 - )
レーベル 花とゆめコミックス
発表号 1976年1号 - 連載中
発表期間 1975年 - 連載中
巻数 既刊49巻
テンプレート - ノート

ガラスの仮面』(ガラスのかめん)は、美内すずえによる日本少女漫画作品。平凡な一人の少女が眠れる芝居の才能を開花させ、成長していく過程を描いた作品である。

概要[編集]

連載の経緯[編集]

「ガラスの仮面」は隔週誌『花とゆめ』(白泉社)に1975年(昭和50年)年発売の1976年1号[1]から30年以上連載されている。長期連載となった本作だが、美内すずえは2巻程度で終わらせる構想であった[2]

1982年(昭和57年)頃(劇中劇「ふたりの王女」の前後)より、雑誌版から単行本にする際に大幅な改稿を行なうようになった。単行本の巻末にも雑誌掲載原稿を改稿した旨記載されているが、特に単行本38巻以降は、雑誌版原稿を使用せず、全面改稿されている[3]。実際に、1989年(平成元年)以降『花とゆめ』誌に掲載されたストーリーの大部分が単行本に収録されず(いわゆる未刊行部分)、単行本版・『花とゆめ』連載版・短期集中連載及びプラチナ増刊版という、3種類のストーリーが展開されるようになった。例えば、第13章の題名は『花とゆめ』連載版では「命」であったが、単行本版では「ふたりの阿古夜」となっている。

1995年(平成7年)から翌年まで二年の長期休載を経て、1997年(平成9年)の1997年20号、連載351回をもって『花とゆめ』における連載は事実上終了した。1998年(平成10年)に1989年11号までの内容で構成された41巻が、2004年(平成16年)12月16日に完全書き下ろしで42巻が発売された。

そして、2008年(平成20年)7月26日発売の月刊誌『別冊花とゆめ』9月号より、コミックス42巻の続きから連載が再開された。1970年代に始まった作品であるためいわゆる「黒電話」しか描かれることがなかったが、42巻で初めて携帯電話が登場した。普遍的な作品となることを目指しモチーフなどに同時代性を持たせないようにしていた美内には葛藤があったという[4][5]。また、『別冊花とゆめ』再連載以降には、『花とゆめ』連載版の未刊行部分の内容が再構成されて登場している。

内容[編集]

演劇を題材にしており、実際に劇が作中で演じられるといういわば劇中劇の形式をとった作品である。『嵐が丘』『奇跡の人』などの著名な作品を除けば、作品中で登場人物たちが演じる劇およびその題材は、そのほとんどが美内すずえ自身の手によるオリジナルの劇であり、なかにはまったく別の漫画として独立させる予定だったものも含まれている[5]。予定初期には単に好演したことが示されるだけで、その筋立てなどはあまり詳細に語られなかったが、マヤが一人芝居をするようになってからは、劇中劇がストーリー性を持ち、また詳細に描写されるようになった。

解題[編集]

美内すずえは本作以前にもいくつかの作品を発表しているが、いずれも短編である。長期連載作品であり、またたいへんな人気を博した「ガラスの仮面」は彼女の代表作といえる。しかし彼女はこの作品を書くまで演劇にはまったく親しんだことがなかったどころか、事前取材もほとんどしていない、と繰り返しインタビュー等で述べている[6]米澤嘉博はこの漫画を戦後から続く「少女漫画史」の流れにおいて分析した。米澤はまず、「ガラスの仮面」の連載開始前後に、少女漫画がひとつの理想形を迎えていたことを指摘する。樹村みのり倉多江美大島弓子といった1980年代の少女漫画家たち(あるいは24年組)は、たわいもない日々の暮らしや会話、あるいは幻想やナンセンスを重ね、物語を解体することで作品世界を構築していった[7]。その最中に登場した美内すずえの「ガラスの仮面」を、米澤は「ロマンの復権」として位置づける[8]。1980年代で最も面白い連載作品の一つとして本作を挙げる彼は、北島マヤの成長や、伝統に立ち向かう姿勢にみるドラマツルギーに、少女漫画が失いかけていた「物語の力」を見出している[9]。呉智英も少女漫画に新たな流れが生まれた中で、「ガラスの仮面」が「完全に少女漫画の文法」で描かれており、実は時代と逆行していたことを指摘している[10]

またしばしば指摘されるのは、きわめて「少女漫画」的である本作にいわゆる「スポ根」のジャンルが持ち込まれていることだ[11][12][13]。たとえば北島マヤは役を掴むために「滝に打たれ」たり、「ギプス」をつける。いしかわじゅんや呉智英はこのギプスがそのまま「巨人の星」の大リーグボール養成ギプスにつながると指摘している[14]。彼女はまさに「闘いのドラマツルギー」をものにする[11]

評価[編集]

「ガラスの仮面」を「空前絶後の作品」と評する呉は、一方でこの作品が「徹底したご都合主義」に立脚するとしている[15]。たとえばマヤがヘレン・ケラーの役を掴むために耳につめる「ねんど」を探す場面だ。マヤが「ねんど」はないかと家の中を探した次のコマで、なぜかいきなり「ねんど」は見つかってしまう[16]。しかし、呉によればそれはまったく欠点ではない。またこれは、米澤の評価とも呼応するものでもある。呉によれば、これこそが既存の(文学さえ含めた)作品にはない「物語」(米澤のいう「ロマン」)の力の源泉であるからだ。またこれはご都合主義というよりも、読者の欲望を先回りする作者の手腕そのものではないかとも述べている[17]。竹熊健太郎もこの漫画で繰り返されるきわめて古典的で少女漫画的な「パターン」や「紋切り型」に注目している。例えば北島マヤが舞台上で食べるはずだった饅頭が泥団子に摩り替えられるというエピソードがある。竹熊によれば、これはきわめて典型的なヒロインの受難であるところの「いじめ」の構図である。しかし美内すずえはむしろこの出来事の「紋切り型」ぶりを強調し、マヤが美味しそうに泥団子を食べる姿を描いた。竹熊も呉と同様に、そこに宿っている人の心を揺さぶる古典的なパターンの力強さ、そしてそれを正面から描く作者の力量をみている[18]

ガラスの仮面のモチーフ[編集]

象徴的なタイトルにもかかわらず、「ガラスの仮面」という言葉が作中に登場するのは単行本第9巻のことである。この「ガラスの仮面」というたいへん印象深いモチーフにはいくつもの解釈がなされている。たとえば中村保雄や蜷川幸雄は、「ガラス」の壊れやすさ、危うさに着目する。彼らによれば、「ガラスの仮面」とは舞台のたびに構築されながら、舞台が終えられるたびに壊されなければならない北島マヤの役作りの象徴である[19]

そうだよマヤ
わたし達はガラスのようにもろくてこわれやすい仮面をかぶって演技しているんだ
どんなにみごとにその役になりきってすばらしい演技をしているつもりでも
どうにかすればすぐにこわれて素顔がのぞく
なんてあぶなっかしいんだろう…
このガラスの仮面をかぶりつづけられるかどうかで役者の才能がきまる…
そんな気がする…

—青木麗(白泉社文庫第5巻 p.270より)

米澤嘉博はさらに踏み込んでいる。米澤によれば、ガラスの仮面をつけた北島マヤは日常を飛び越えた「夢を生きる瞬間」にあり、また「ガラスの仮面」は彼女に自分の夢を重ねようとする読者とのインターフェイスなのである。そこには劇中劇という本作の形式をそのまま具現化したような、主人公の夢と読者の夢が二重写しになっている[20]。ガラス、とは北島マヤと読者との結びつきの透明さ、純粋さの象徴でもある。

あらすじ[編集]

かつて、舞台『紅天女』(くれないてんにょ)で主役を演じて大女優と謳われた月影千草も今は芸能界を引退し、横浜で静かな生活を送っていた。大都芸能の社長令息・速水真澄と演出家の小野寺一は、『紅天女』の上演権を持つ月影から上演許可を得て、女優の姫川歌子主演で『紅天女』の上演を目論むが、月影は、『紅天女』の主演は自分もしくは自分が育てた女優にしか演じることはできないと言い、彼らの申し出を拒絶する。そして、10年待って自分が育てた女優が大成しなければ、上演権を譲ると言い放つのだった。

そんな矢先、月影は貧しい家庭で育った少女の北島マヤと出会う。マヤは一見「何の取り柄もない」平凡な少女だったが、一度見た芝居や映画のセリフや役者の動作を正確に記憶するという特技、本能的に役を理解し、役に憑かれたかの如く演じるという、底知れぬ才能があった。そんなマヤの資質を月影は見抜き、マヤもまた、次第に演劇の面白さに目覚めていく。そして、演劇を本格的に勉強しようと、マヤは「劇団オンディーヌ」の入団試験を受けに行く。授業料の高さに入団を諦めたマヤだったが、ふとしたことから、パントマイムの試験を受けることになる。そこに居合わせた姫川歌子の娘:姫川亜弓は、マヤの演技に衝撃を受ける。父は有名映画監督、母は大女優という両親の一粒種である亜弓は、美貌と才能と卓越した演技力で、芸能界においてサラブレッドと謳われており、それまで脅威を感じる相手に出会ったことはなかった。

月影はやがて、後継者育成のために「劇団つきかげ」を旗揚げし、女優を目指すために家出をしたマヤは、そこの奨学生として月影のもとで演劇の勉強を始める。やがて、劇団つきかげで頭角を現したマヤを亜弓はライバルとして認め、2人は互いに切磋琢磨しながら演技を磨いていく。

一方、速水と小野寺は『紅天女』の上演権を手に入れるべく、劇団つきかげを潰そうと画策する。しかしどんな嫌がらせにもめげず、ひたむきに演劇に打ち込むマヤの姿に、速水は次第に心魅かれていく。露骨な汚い手を使わないよう小野寺を牽制する一方で、速水はあしながおじさんのように匿名でマヤを支える内に、マヤもまだ見ぬ庇護者「紫のバラの人」に対して感謝と親愛の情を募らせ、いつか会いたいと願うようになる。だがその人が、時に憎み、時にその優しさに触れて戸惑う相手、速水であるとはなかなか気付かない。

マヤは月影の許可を得て大都芸能と契約し、高校生女優として一躍スターになるが、母親の壮絶な死や芸能界の魔の手によってマヤはどん底に叩き落される。ショックと絶望で呆然自失となったマヤは演技をする場を失い、また演ずる事自体が出来なくなってしまう。だがその間、陰ながら見守り続ける速水や、ライバルでありながらマヤの演技への情熱を信じて待つ亜弓の存在に励まされ、高校での自主公演、I公園でのチャリティ公演を経て、マヤは演技者としてさらに大きく成長していく。

自信を取り戻したマヤは、「ふたりの王女」のオーディションを勝ち上がり亜弓・月影と共演。芸能界へ完全復帰した。次いで、月影の課した条件を満たすため、厳しさに定評ある演出家:黒沼龍三の下で狼少女という難役に挑むが、相手役としてかつてのBF桜小路優と再会する。様々な思いが交錯する中、月影は『紅天女』を演劇協会の管理下に委ね、ついに志を同じくする2人の少女・マヤと亜弓を紅天女の主演候補に認定する。

マヤと亜弓は、『紅天女』のモデルとなった梅の谷で、月影による指導を受ける。最後に月影は自ら『紅天女』を演じるが、その山場は演じず二人に新たな課題を与えた。東京へ戻ると、正式な出演者を決定するための試演の稽古がスタート。一方、鷹通グループの令嬢:鷹宮紫織と速水の結婚も急速に準備が進められていく。黒沼チームのマヤ・桜小路、小野寺チームの亜弓、それぞれに困難が訪れながらも、試演の日は着実に迫っていく…

登場人物[編集]

劇団つきかげ[編集]

北島マヤ(きたじま マヤ)
主人公。神奈川県横浜市出身。初登場時13歳(中学一年生)。女優としてはまさに天才。目標に向かって一心不乱に努力するひたむきさは、時に周囲を圧倒する。演技への激しい情熱で多くの苦難を乗り越えていく。2月20日生まれ。
月影千草(つきかげ ちぐさ)
往年の大女優。劇団つきかげ主宰兼マヤの師匠。演劇史に名を残す名作『紅天女』の主役を務めた唯一の人物で、現在の『紅天女』上演権の持ち主。マヤの才能を見出し、自分の後継者として彼女を厳しく教育し、見守っている。10月29日生まれ。
青木 麗(あおき れい)
劇団つきかげ所属の女優(※最年長)。東京都出身。初登場時17歳。マヤの同居人兼姉的存在兼よき理解者であり、劇団つきかげの中では最もマヤと仲が良い。長身の美人でボーイッシュな為、劇では美青年役を演じることが多く、女性ファンが多い。そのため、劇団一角獣(後述)の二の宮恵子(後述)から、淡い想いを寄せられた事も。学生演劇コンクールで大臣賞を取った実力者。父親が事業家で、政界とも関わりの深い人間である[21]。辛めのインドカレーが好き。12月3日生まれ。普段は喫茶店でウエイトレスのアルバイトをしている。
水無月 さやか(みなづき さやか)
劇団つきかげ所属の女優。長野県出身。初登場時14歳。美奈や泰子と同じく、かつては児童劇団に所属していた所を、月影にスカウトされる。当初はマヤと役を争うこともあったが、次第にマヤの才能を認め、良き仲間となる。お下げ髪が特徴であり、控え目で万人に優しい性格。美奈・泰子と同居している。麗と仲が良いらしく、マヤ・麗のアパートに遊びに来ている所もしばしば見られる。自分のおさがりとなった洋服をよくマヤにあげている。ちらし寿司が好き。9月2日生まれ。
沢渡 美奈(さわたり みな)
劇団つきかげ所属の女優。北海道出身。初登場時16歳。さやかや泰子と同じく児童劇団に所属していたところを月影にスカウトされる。しっとりした感じの美人であり、学術優秀。劇団一角獣の団長(掘田)とは恋人同士。実家が資産家なのか、好きな料理を聞かれて洋食のフルコースを所望している。劇団つきかげが潰れた際には、学術優秀を生かして家庭教師のアルバイトを始めたことから、演劇を続けるために実家から精神的に自立したか、もしくは勘当されたかのどちらかの様子。10月16日生まれ。
春日 泰子(かすが たいこ)
劇団つきかげ所属の女優。福岡県出身。がっちりした体格で、しっかり者。初登場時16歳。さやかや美奈と同じく、児童劇団に所属していたところを月影にスカウトされる。地元の旧家出身で、なおかつなかなかの資産家(?)であり、劇団つきかげが潰れた際、自分は親からの仕送りを増やしてもらっていた。5月12日生まれ。
小林 源造(こばやし げんぞう)
月影千草の(元)付き人。月光座に在籍していた頃は大部屋俳優だった。月影が没落した後も、彼女の世話役を務めていた。ドラマでは小林姓で出演したが、本編では名前だけで呼ばれている。演技力は相当なもので、梅の里で関係者を前に上演された『紅天女』では、見事な鼓の演奏と演技で関係者一同を感嘆させた。

劇団オンディーヌ[編集]

姫川亜弓(ひめかわ あゆみ)
もう1人の主人公。劇団オンディーヌ所属の女優。幼い時から演技の才能を謳われる才媛。マヤをライバル視している反面、公明正大な態度で彼女に接している。マヤの存在を脅威に思う一方、彼女の演技への情熱を誰よりも理解し、共感している。不正や卑怯な手段を何よりも嫌う。8月5日生まれ。
桜小路 優(さくらこうじ ゆう)
劇団オンディーヌ所属の俳優(青年部まで在籍していたが、『紅天女』以前に退団している)。マヤより2歳上。劇団オンディーヌの入団試験を受験しに来たマヤに一目惚れし、彼女のためにいろいろと世話を焼く。朗らかで責任感も強い好青年。麻生舞の面倒を見つつ、俳優としてのキャリアを着実に積んでいる。『忘れられた荒野』の舞台でマヤと共演したことを機に、彼女への恋心を再燃させる。そして『紅天女』の試演では一真役に選ばれる。妹は玉美。7月7日生まれ。
小野寺 一(おのでら はじめ)
演出家で劇団オンディーヌ理事→理事長。『紅天女』の上演権を手に入れようと、次々と卑劣な策略を仕掛ける。姫川家とは親交があり、亜弓に深く肩入れする。一方で、マヤの演技力を正当に評価できない小物であり、彼女に会うたびに嫌味を言う。大都芸能の推薦により、黒沼龍三とともに『紅天女』の演出家候補に選ばれる。
麻生 舞(あそう まい)
劇団オンディーヌの研究生で、桜小路の後輩。桜小路に好意を寄せ、一方的に交際まで漕ぎつけた。献身的で料理が得意。桜小路が『紅天女』の試演で一真役に選ばれると、次第に彼と疎遠になり別れる。

大都芸能[編集]

速水真澄(はやみ ますみ)
大都芸能社長秘書→社長。業界には辣腕若手社長として名を知られ、仕事の為なら時に冷酷な手段も厭わない。子供の頃に父親を亡くし、後継者を探していた速水英介の目に留まり、徹底した英才教育を施される。母や自分を家族として顧みることのなかった英介を恨み、復讐として彼が生きがいとする『紅天女』とそれにまつわるもの全てを奪い去ることを生涯の生きがいとして、仕事一筋に生きてきた。
端麗な容姿と社会的地位によって、女性に好意を持たれることがあっても、寄せ付けることはしなかった。様々な因縁のあるマヤとは顔を合わせると悪態をついてからかう間柄だが、彼女の演技にかけるひたむきさに心打たれ、やがて真剣にマヤを愛するようになる。「紫のバラの人」として物質的にも精神的にも彼女を援助している。しかし、彼女の母親をその手で死に追いやってしまった罪悪感と後悔が負い目となって、正体と本心を明かすことができぬまま苦悩する。11月3日生まれ。
速水 英介(はやみ えいすけ)
大都芸能会長。大都グループの創設者。岡山県出身。運輸業で身を起こし、『紅天女』に惚れ込んで以降は大都芸能を創設し、芸能界にも進出する。『紅天女』の上演権を手に入れようとするあまり、尾崎一蓮を自殺に追い込み、月影に対して負い目を感じている。徹底した能力主義を貫き、自分にとって不要と思えば兄弟や妻子であっても切り捨てる非情な男。『紅天女』の再演に命を賭けている。かつて月影を追跡していて交通事故に遭い、それ以来足が不自由になる(原作・アニメは車椅子、ドラマでは杖をついている)。
自分の正体を隠し、マヤの前に何度か姿を現している。マヤをかなり気に入り、真澄がマヤに好意を持っていることにも薄々感づいている様子。
水城 冴子(みずき さえこ)
真澄の秘書。一時はマヤのマネージャーを兼ねていた。時には、真澄やマヤに発破をかけたりするが、本当は2人を心から心配し、共に自分の気持ちに素直になることを願っている。
大学時代、大都芸能でアルバイトをしていたときに速水会長に仕事の才能を認められ、卒業後入社を勧められた。趣味は、仕事、ゴルフ、映画鑑賞。本編では下の名前は出てこない。千葉県出身。父親の仕事の関係で6歳から東京で育ち、15~20歳までアメリカに留学していた[22]2月13日生まれ。
聖 唐人(ひじり からと)
英介と真澄に影として仕える男。一家心中の際に母と妹を失ったところを速水英介に助けられ、以後父と共に大都芸能の裏の仕事を担当する。真澄とマヤの橋渡しを買って出る。

芸能関係者[編集]

尾崎 一蓮(おざき いちれん)
『紅天女』の作者。月光座の演出家兼座長。孤児だった千津を引き取り、女優へと育て上げた彼女の最愛の人。「月影千草」の名付け親。東京大空襲で焼けだされた後、故郷の「梅の谷」で『紅天女』を執筆。やがて月光座は熱烈なファンだった速水英介の助力を得るが、次第に英介と対立するようになり、助力を拒絶。
その後、大都芸能の嫌がらせに遭い、ついには自分が持っていた劇場を手放す。経済的・精神的に追いつめられ、千草と結ばれた後、『紅天女』の上演権を彼女に遺して自殺する。
乙部 のりえ(おとべ のりえ)
熊本県出身の美少女。いくつものスカウトの手が伸びるほどの美貌と、郷里で演技の天才と謳われた素性を隠し、マヤに付き人として接近、罠を仕掛けてその地位を奪うも、その策略が亜弓の知るところとなり、舞台上で彼女の制裁を受けることとなった。その後は、事務所を変えて雑誌のモデルとなったが、本気になれず断念。現在はアルバイトをしながらニューヨークのダンススタジオに通っている。[23]
ドラマ版では、本名の田代鈴子として『奇蹟の人』のオーディション時から登場。第1シリーズのラストで、亜弓によって不正告発の形で制裁される。
黒沼 龍三(くろぬま りゅうぞう)
演出家。芝居に対する妥協を許さない姿勢や役者に対する厳しい演技指導で、「鬼将軍」と恐れられている。周囲の人間とは諍いが絶えない。真澄からは高く評価され、また不利な状況の中で『忘れられた荒野』の公演を成功させたことで、小野寺と共に『紅天女』の演出家候補に選ばれる。
劇団一角獣(げきだんいっかくじゅう)
北海道出身の劇団。アクロバティックな演技で観客を魅了する実力派集団。演劇コンクールで小野寺の妨害に遭い、上演の危機に追い込まれたつきかげを援助したことがあり、以来つきかげに好意的で、しばしば合同公演も行っている。団長の掘田太一(ほった たいち)、細川悟(ほそかわ さとる)、田部はじめ(たべ はじめ)、紅一点の二の宮恵子(にのみや けいこ)の4人が中核メンバー。劇団鳥獣戯画がモデル。
里美 茂(さとみ しげる)
青春スターと称される、さわやかな印象の青年。TVドラマ「天の輝き」でマヤと共演したことがきっかけで、互いに惹かれあう。記者会見で初恋宣言をし、公にマヤと付き合っていたが、マヤの失脚により事務所から交際を止められてしまう。後にパーティ会場で桜小路と会話した際、マヤを追わなかった事を責められる。
原田 菊子(はらだ きくこ)
栄進座の演出家兼看板女優であり、演劇界の大御所的存在。月影とはかつて親交があった様子。劇場回りをしていたマヤが月影の弟子であることを知り、「おんな河」の舞台に抜擢するが、彼女の「舞台あらし」とも呼べる凄まじい存在感と才能に脅威を感じ取る。
姫川 歌子(ひめかわ うたこ)
当代きっての大女優であり、亜弓の母親。マヤが演技の天才であることに気づいている。『奇跡の人』ではサリバン先生役を演じた。かつては月影の内弟子であり、自分も『紅天女』を演じたかった。国際映画祭では最優秀主演女優賞を獲得。娘が視力に変調をきたしてからは、彼女の覚悟を知り、厳しい稽古をつけてサポートする。
姫川 貢(ひめかわ みつぐ)
著名な映画監督であり、亜弓の父親。演出姿勢は厳しく、撮影中には容赦のない罵声が飛ぶが、娘を溺愛しており、亜弓が訪ねた際にはその機嫌の豹変ぶりで周囲を驚かせている。亜弓がマヤの理解者であることを知っている。国際映画祭では自身の作品が最優秀作品賞を獲得。
赤目 慶(あかめ けい)
著名な俳優。小野寺脚本の『紅天女』では、一真役を演じている。
「梅の谷」を小野寺たちと訪れ、千草の指導で稽古をしているマヤと亜弓を見て驚く。

一般人[編集]

北島 春(きたじま はる)
マヤの母親(※夫には先立たれている)。中華料理店の住み込み店員をしながら、女手ひとつでマヤを育てた。芸術は生活の役に立たないと考える性格で、一人娘の女優への道に猛反対する。よく店の出前を手伝わせた。
マヤの家出後もその身を案じていたが、結核に罹り失業、サナトリウムに入院していた中、栄養失調により失明する。「感動の母娘対面」の演出を目論む真澄によってサナトリウムに軟禁、マヤに関するあらゆる情報がシャットアウトされるも、娘の活躍を偶然耳にして、自らサナトリウムを脱走する。東京への道中で財布を紛失した上、轢き逃げに遭い、映画館でマヤが主演する『白いジャングル』で娘の声を耳にしながら息を引き取る。
ドラマ版では、マヤが出演していたTVドラマ「天の輝き」を見終えた後に料理店で亡くなる。
山下 杉子(やました すぎこ)
北島母子が下宿していた中華料理店の娘。性格が悪く、何かにつけ不器用なマヤをいじめる。春が病気になり店を解雇させられたことをマヤに伝えた。
鷹宮 紫織(たかみや しおり)
世界有数の広告代理店鷹通グループ会長の孫娘、父親もグループの中央テレビ社長。生来病弱の箱入りであり、他人と触れ合ったことが殆どなかった。速水真澄に一目惚れ、彼を愛している。真澄がマヤをからかうとそれをたしなめ、マヤのことを心配する心優しい性格だったが、真澄のマヤに対する思いに気づいてからは、マヤに陰湿ないやがらせをする。真澄から破談を告げられると、自殺未遂を起こし発狂していく。嫉妬のあまり紫のバラを切り刻む描写もある。
ドラマ版では行動がかなり攻撃的であり、マヤに罠を仕掛けたり、クライマックスでは錯乱しながらナイフを振り回し、真澄を刺傷させた。
草木 広子(くさき ひろこ)
一ツ星学園の図書委員。マヤが学園祭で『女盗賊ビアンカ』を演じるきっかけを作り、彼女の学園祭での一人芝居の構成に協力する。
吉沢 ひろし(よしざわ ひろし)
一ツ星学園の文芸部員。雑誌に小説が掲載されたり、文芸部では戯曲を発表する才人。草木に強引に引っ張り込まれる形でマヤの学園祭での一人芝居に協力する。『女盗賊ビアンカ』と『通り雨』を一人芝居用に改編する。
ピーター・ハミル
世界的に有名なカメラマン。フランス人。亜弓に興味を覚え、彼女に付きまとう(自称)専属カメラマン。亜弓の目の異変に気づき、彼女に手術を勧めるが頓挫、以後は弱視となった彼女のサポートにまわる。亜弓の目の異変に気がついた芸能記者をまくため、時には亜弓の恋人役も買って出る(※実は、本気で彼女のことが好き)。

劇中劇[編集]

作者オリジナル[編集]

  • 国一番の花嫁
  • 運命
  • 灰の城
  • ジーナと5つの青い壺
  • 白い青春譜
  • 古城の愛
  • おんな河
  • 石の微笑
  • 夢宴桜
  • 天の輝き
  • 白いジャングル
  • シャングリラ
  • 黄金の実
  • 夜叉姫物語
  • 女海賊ビアンカ
  • 通り雨
  • わが作品No.707 いとしのオランピア - 『コッペリア』がモチーフになっている。
  • ふたりの王女 - 16世紀のイギリス女王エリザベス1世とスコットランド女王メアリーからインスピレーションを得ている。
  • 忘れられた荒野 - アマラとカマラからインスピレーションを得ている。
  • 紅天女

原作あり[編集]

舞台[編集]

1979年[編集]

ミュージカル ガラスの仮面
出演
  • 北島 マヤ - 香坂みゆき・高師深雪
  • 姫川 亜弓 - 大元弥生
  • 速水 真澄 - 別所立木
  • 月影 千草 - 真咲美岐
  • 桜小路 優 - 草間正吾
演出
  • 小沢僥謳

1988年[編集]

ガラスの仮面 三幕
8月3日 - 27日(プレビュー 8月2日)、新橋演舞場
出演
演出
音楽
製作
  • 松竹株式会社

2007年[編集]

「女海賊ビアンカ」を取り入れたオリジナル劇
世田谷文学館主催 文学サロン 他
「美内すずえとガラスの仮面展」が世田谷文学館で開催された折りに公演された。公演日は2007年8月11日、18日、25日。
出演者は公募され、約200人の応募があり、男性2人を含む13歳から52歳の12人が選ばれた。
出演
  • ビアンカ(成人後) - 兵頭祐香
  • ビアンカ(幼少期) - 佐藤ケイ
  • シルバー - 三咲まりな
  • レオノーラ - 竹内亜希子
  • ロレンツォ - 富沢恵莉
  • アルベルト - 浅場万矢
  • バビデ - 天羽尚吾
  • ビアンカの父 - 久保田寛子
  • 黒マントの男 - 井川花林
  • ヤタガワさん - やたがわともえ
  • 東ヶ崎 正宗 - 清水滋雄
  • 月影 千草 - 副島新五
  • 劇団つきかげ第二期生
脚本・演出

2008年[編集]

音楽劇『ガラスの仮面』
彩の国さいたま芸術劇場大ホール 他
出演
北島マヤ役、姫川亜弓役は全国オーディション(プロアマ問わない)から選考された。
脚本
  • 青木豪
演出
作曲

2010年[編集]

音楽劇『ガラスの仮面〜二人のヘレン〜』
彩の国さいたま芸術劇場大ホール 他
出演
  • 北島 マヤ - 大和田美帆
  • 姫川 亜弓 - 奥村佳恵
  • 桜小路 優 - 細田よしひこ
  • 速水 真澄 - 新納慎也
  • 北島 春 - 立石凉子
  • 姫川 歌子 - 香寿たつき
  • 小野寺 - 原康義
  • 青木 麗 - 月川悠貴
  • 二ノ宮 恵子 - 黒木マリナ
  • 源造 - 岡田正
  • 月影 千草 - 夏木マリ
脚本
  • 青木豪
演出
  • 蜷川幸雄
作曲
  • 寺嶋民哉

2013年[編集]

劇団つきかげ『女海賊ビアンカ』
作中で、マヤの1人芝居として描かれた「女海賊ビアンカ」の舞台化。
11月下旬に上演が決定。キャストはオーディション公募。
2014年4月、大阪公演
監修
脚色・演出
配役

2014年[編集]

8月に青山劇場で上演予定。
脚本・演出
配役

テレビアニメ[編集]

エイケン版(1984年)[編集]

1984年4月9日から同年9月24日、日本テレビ。全23話(ただし第23話は総集編であり、実質的には全22話)。制作はエイケン。 内容は、ヘレン・ケラーの助演女優賞受賞後~テレビの大河ドラマに出演決定するまでである。第23話の総集編は、月影千草視点であり第1話から第22話までを振り返っている。

声優[編集]

スタッフ[編集]

  • 総監督・オープニング&エンディング演出 - 杉井ギサブロー
  • 監督 - 坂本雄作、角田利隆
  • キャラクターデザイン - 国保誠
  • 作画総監督 - 進藤満尾
  • オープニング作画監督 - 荒木伸吾
  • オープニング原画 - 姫野美智
  • 美術監督 - 金村勝義
  • 美術デザイン - 遠藤守俊
  • 色彩設定 - 鬼沢富士男
  • 音楽 - 大谷和夫
  • 撮影監督 - 高橋照治
  • 録音監督 - 山田悦司
  • 音楽監督 - 東上別符精
  • 効果 - 東洋音響
  • 録音技術 - 丹波晴道
  • 録音スタジオ - 東北新社
  • プロデューサー - 武井英彦、霜田正信、小野辰雄
  • 製作 - エイケン

主題歌[編集]

オープニングテーマ - 「ガラスの仮面」
作詞 - 売野雅勇 / 作曲 - つのごうじ / 編曲 - 大谷和夫 / 歌 - 芦部真梨子
エンディングテーマ - 「パープル・ライト」
作詞 - 売野雅勇 / 作曲 - 財津和夫 / 編曲 - 大谷和夫 / 歌 - 芦部真梨子

各話リスト[編集]

話数 サブタイトル 脚本 コンテ 演出 作画監督 放送日
1 春の嵐 篠崎好 奥田誠治 西牧秀夫 大武正枝 1984年
4月9日
2 紫のバラの人 中村亮之介 冨永恒雄 清水恵蔵 4月16日
3 美しいライバル 奥田誠治 中村喜則 津野二朗 4月23日
4 孤独な戦い 藤川桂介 狭山太郎 西牧秀夫 劉輝久 4月30日
5 ふたりの美登利 金春智子 坂本雄作
角田利隆
五月女有作 奥田万里 5月7日
6 全国大会のワナ 出崎哲 富永恒雄 小林ゆかり 5月14日
7 たったひとりの舞台 西牧秀夫 大武正枝 5月21日
8 真澄の熱い想い 篠崎好 奥田誠治 中村喜則 畑良子 5月28日
9 初めての映画出演 加瀬充子 小林ゆかり 6月4日
10 新しい試練 奥田誠治 奥田誠治 大鹿日出明 6月11日
11 舞台あらし 金春智子 五月女有作 長島正徳
劉輝久
6月18日
12 わたしはキャサリン ときたひろこ 峰尾藍 6月25日
13 恋はモザイクもよう 三沢もと子 奥田誠治 中村喜則 畑良子 7月2日
14 新しい役は人形 朝倉千筆 日下部光雄 富永恒雄 小林ゆかり 7月9日
15 ようこそ! 地下劇場へ!! 坂田純一 利間拓生 7月16日
16 母の面影 奥田誠治 大鹿日出明
アベ正己
7月23日
17 紫のバラの人はどこに ときたひろこ 咲坂るう 7月30日
18 ヘレンへの挑戦 金春智子 奥田誠治 山野哲夫 水村十司 8月6日
19 白熱のオーディション 日下部光雄 富永恒雄 小林ゆかり 8月20日
20 二人のヘレン 坂田純一 中村喜則 畑良子 9月3日
21 助演女優賞候補!! 篠崎好 坂田純一 利間拓生 9月10日
22 新しい扉 奥田誠治 角田利隆
坂本雄作
大鹿日出明 9月17日
23 わたしのマヤ 総集編 9月24日

放送局[編集]

なお、山形放送とテレビ大分では、ローカルセールス枠にて放送された。また、秋田県では、本来の系列局である秋田放送ではなく、競合局の秋田テレビでの放送となった。

東京ムービー版(2005年〜2006年)[編集]

2005年4月5日から2006年3月28日にかけて、テレビ東京系列地上波数局およびAT-Xにて放送。全51話(深夜アニメとしては珍しく4クール放送であった)。制作は東京ムービー。放送時間は、毎週火曜日の深夜1時30分から2時00分(テレビ東京の場合)。のちに群馬テレビテレビ埼玉TOKYO MXアニマックスなどでも再放送されている。

紅天女編までのエピソードを忠実にアニメ化。“ふたりの王女”などの人気劇中劇は、(内容を)長めに放映している。登場人物の衣装・劇場の外観などは、現代風のデザイン。ラストはアニメ独自の解釈で(一応)終わらせている。

声優(第2作)[編集]

スタッフ(第2作)[編集]

主題歌(第2作)[編集]

オープニングテーマ
Promise」(第1話 - 第26話)
歌 - Candy
zero」(第27話 - 第51話)
歌 - 幾田愛子
エンディングテーマ
やさしいさよなら」(第1話 - 第13話)
歌 - 愛名
Step One」(第14話 - 第26話)
歌 - Sister Q
「素直になれなくて」(第27話 - 第39話)
歌 - Splash Candy
「HELLO HELLO〜another star〜」(第40話 - 第51話)
歌 - CORE OF SOUL

各話リスト(第2作)[編集]

話数 サブタイトル 脚本 絵コンテ 演出 作画監督 放送日
1 千の仮面をもつ少女 佐伯俊道 浜津守 平山智 2005年
4月5日
2 ビビの仮面 浜津守 のがみかずお 岩佐裕子 4月12日
3 逃げた小鳥 香川豊 浜津守 秋山由樹子 4月19日
4 炎の階段 三原武憲 原田奈奈 秦野好紹 4月26日
5 限られたセリフ 佐伯俊道
山田立
宮原秀二 及川ひろみ 5月3日
6 あたしのベス 佐伯俊道
角田美和
香川豊 のがみかずお 岩佐裕子 5月10日
7 紫のバラ 本多康之 岡田宇啓 本木久年 5月17日
8 風の中を行く 佐伯俊道
山田立
三原武憲 南伸一郎 5月24日
9 新しい美登利 宮原秀二 及川ひろみ 5月31日
10 たけくらべ 二人の美登利 浜津守 高木茂樹 秦野好紹 6月7日
11 春の嵐 佐伯俊道
五十嵐暁美
三原武憲 のがみかずお 岩佐裕子 6月14日
12 一人きりの舞台 本多康之 岡田宇啓 本木久年 6月21日
13 あした草 佐伯俊道
角田美和
小坂春女 南伸一郎 6月28日
14 宿命のライバル 宮原秀二 及川ひろみ 7月5日
15 佐伯俊道
山田立
浜津守 篠崎康行 秦野好紹 7月12日
16 舞台あらし 佐伯俊道
五十嵐暁美
本多康之 本木久年 7月19日
17 嵐が丘 三原武憲 岩佐裕子 7月26日
18 人形の役 佐伯俊道
山田立
宮原秀二 及川ひろみ 8月2日
19 外れた仮面 小坂春女 薄谷栄之 8月9日
20 すり替えられた台本 奥田誠治 岡田宇啓 大河内忍 8月16日
21 炎のエチュード 佐伯俊道
角田美和
高木茂樹 篠崎康行 南伸一郎 8月23日
22 奇跡の人 最終審査 浜津守 のがみかずお しまだひであき 8月30日
23 対決! 二人のヘレン 佐伯俊道
五十嵐暁美
香川豊 篠崎康行 平山智 9月6日
24 華やかな迷路 宮原秀二 及川ひろみ 9月13日
25 天の輝き 佐伯俊道
山田立
小坂春女 薄谷栄之 9月20日
26 マヤを狙う影 本多康之 本木久年 9月27日
27 見えない落とし穴 三原武憲 南伸一郎 10月4日
28 女優失格 佐伯俊道
角田美和
香川豊 篠崎康行 しまだひであき 10月11日
29 カーミラの肖像 浜津守 のがみかずお 岩佐裕子 10月18日
30 100万の虹 佐伯俊道
山田立
奥田誠治 岡田宇啓 大河内忍 10月25日
31 一人芝居 小坂春女 平山智 11月1日
32 真夏の夜の夢 宮原秀二 及川ひろみ 11月8日
33 野外劇場の奇跡 佐伯俊道
五十嵐暁美
浜津守 高木茂樹 岩佐裕子 11月15日
34 マヤの挑戦 山本郷 辻太輔 日置正志 11月22日
35 アルディスとオリゲルド 佐伯俊道
角田美和
三原武憲 剛田隼人 崎山知明 11月29日
36 冬の星座 宮原秀二 しまだひであき 12月6日
37 ふたりの王女(前編) 佐伯俊道
山田立
小坂春女 平山智
村谷貴志
12月13日
38 ふたりの王女(後編) 平山智
椛島洋介
12月20日
39 紫の影 宮原秀二 平山智 12月27日
40 狼少女ジェーン 佐伯俊道
五十嵐暁美
香川豊 篠崎康行 南伸一郎 2006年
1月10日
41 野生の心 高木茂樹 しまだひであき 1月17日
42 芸術祭への賭け 佐伯俊道
角田美和
香川豊 篠崎康行 南伸一郎 1月24日
43 忘れられた荒野 浜津守 宮原秀二 しまだひであき 1月31日
44 無限の舞台 高木茂樹 平山智
小松香苗
2月7日
45 都会の星 佐伯俊道
山田立
岡田正和 辻太輔 中野彰子 2月14日
46 梅の谷へ 四谷光宏 篠崎康行 村谷貴志 2月21日
47 恋の炎 佐伯俊道
五十嵐暁美
小坂春女 南伸一郎 2月28日
48 夢の一夜 高木茂樹 原田奈奈 平山智 3月7日
49 魂の半身 佐伯俊道
角田美和
浜津守
岡田正和
宮原秀二 しまだひであき 3月14日
50 女神の仮面 佐伯俊道 香川豊 本多康之 松田寛
小松香苗
3月21日
51 紅天女 高木茂樹 平山智 3月28日

放送局(第2作)[編集]

放送地域 放送局 放送期間 放送日時
関東広域圏 テレビ東京 2005年4月5日 - 2006年3月28日 火曜 25:30 - 26:00
愛知県 テレビ愛知 2005年4月 - 2006年3月 木曜 25:58 - 26:28
大阪府 テレビ大阪 火曜 26:35 - 27:05
日本全域 AT-X 2005年4月19日 - 2006年4月 火曜 11:00 - 11:30

DLE版(2013年『ガラスの仮面ですが』)[編集]

第1期『ガラスの仮面ですが』および第2期『ガラスの仮面ですがZ』が、2013年4月より放送[25]。2014年8月、ブラウザゲーム化。

OVA[編集]

1998年から1999年にかけて『ガラスの仮面 千の仮面を持つ少女』(全3巻)としてOVA化され、ポリグラムから発売された。 内容は、「たけくらべ」まで。

  • 第1部 女優への旅立ち
  • 第2部 炎の階段
  • 第3部 嵐の中を行く

声優[編集]

スタッフ(OVA)[編集]

  • 監督・絵コンテ・演出 - 小林常夫
  • 脚本 - 岸間信明、菅良幸、金春智子
  • キャラクターデザイン - 平山智、後藤真砂子
  • 総作画監督 - 平山智
  • アニメーション制作 - 東京ムービー

テレビドラマ[編集]

1997年テレビ朝日系列でテレビドラマ化され放映、1998年には続編も製作された。完結篇は『花とゆめ』連載版をアレンジして一応の決着をつけている。

出演人物[編集]

第2シリーズより

主題歌(テレビドラマ)[編集]

オープニングテーマ
Calling
作詞 - 稲葉浩志 / 作曲 - 松本孝弘 / 編曲 - 松本孝弘、稲葉浩志、池田大介徳永暁人 / 歌 - B'z
エンディングテーマ
ポーラスター 〜君だけ信じて〜
作詞 - 土生京子 / 作曲 - 菅原サトル / 編曲 - 菅原サトル / 歌 - 春原佑紀
ハピネス」 (第2シリーズ)
作詞 - 稲葉浩志 / 作曲 - 松本孝弘 / 編曲 - 松本孝弘、稲葉浩志、徳永暁人 / 歌 - B'z

スタッフ(テレビドラマ)[編集]

  • 脚本:水橋文美江(第1シリーズ:#1)、野依美幸(第1シリーズ:#2〜11、第2シリーズ:#4,6〜12)、江頭美智留(第2シリーズ:#1〜3,5)
  • 演出:西前俊典(第1シリーズ:#1,2,5,6,10、第2シリーズ:#1,2,7,9,11)、今井和久(第1シリーズ:#3,4,7〜9,11、第2シリーズ:#4,5)、杉山登(第2シリーズ:#3,6,8,10,12)
  • プロデューサー:佐藤凉一、内山聖子(テレビ朝日)、見留多佳城、元信克則(G・カンパニー)
  • 制作:テレビ朝日、G・カンパニー

サブタイトル[編集]

第1シリーズ
原作の第1章〜第8章を基にしている。
各話 放送日 サブタイトル 脚本 演出 視聴率
第1話 1997年7月7日 千の仮面を持つ少女 水橋文美江 西前俊典 11.0%
第2話 1997年7月14日 孤独な戦いが今始まる! 野依美幸 10.5%
第3話 1997年7月21日 全てを賭けた運命の7日間 今井和久 9.5%
第4話 1997年7月28日 紫のバラの人! 命がけのヒロイン 11.7%
第5話 1997年8月4日 特訓! 女優養成竹ギプス 西前俊典 9.6%
第6話 1997年8月11日 激突!! 三重苦の二人は永遠のライバル 8.9%
第7話 1997年8月18日 奇跡の瞬間! 奇跡の少女!! 今井和久 12.1%
第8話 1997年8月25日 未来の紅天女を脅かす黒い影 14.8%
第9話 1997年9月1日 切なすぎる初恋…誰かが私を狙ってる!? 13.4%
第10話 1997年9月8日 さよなら初恋…永遠にさよなら母さん 西前俊典 11.7%
最終話 1997年9月15日 月影死す…!? ついに紫のバラの人の正体が!?
女優失踪マヤの運命は!? 奇跡はもう一度起こるのか!?
今井和久 14.9%
平均視聴率 11.6%(ビデオリサーチ調べ・関東地区
第2シリーズ
原作第9章〜第11章を基にしている。マヤの異母兄・風間拓也など、一部オリジナル設定もある。
各話 放送日 サブタイトル 脚本 演出 視聴率
第1話 1998年4月13日 奇跡の復活をかけて…闘いの幕開け!! 江頭美智留 西前俊典 12.8%
第2話 1998年4月20日 蘇る情熱運命の出会い!! 10.8%
第3話 1998年4月27日 再起を賭けた舞台! 危険な兄の秘密…!? 杉山登 10.5%
第4話 1998年5月4日 さよなら劇団つきかげ! 紅天女の後継者は!? 野依美幸 今井和久 10.7%
第5話 1998年5月11日 仕組まれた罠!? あなたを許さない!! 江頭美智留 9.9%
第6話 1998年5月18日 運命のライバル激突! ふたりの王女!! 野依美幸 杉山登 12.5%
第7話 1998年5月25日 紫のバラの人…やっと会える大切な人 西前俊典 11.0%
第8話 1998年6月1日 切ないキス…奇跡! 3人の紅天女誕生!! 杉山登 10.7%
第9話 1998年6月8日 死なないで! 命の叫び!! 狼少女ジェーン 西前俊典 11.5%
第10話 1998年6月15日 ライバルの殺意!? 私は狼 野生の狼 杉山登 11.2%
第11話 1998年6月22日 求め合う魂…!? 紫のバラの人衝撃の告白 10.8%
最終話 1998年6月29日 紫のバラの真実!! 感動と奇跡の最終章 西前俊典 13.6%
平均視聴率 11.3%(ビデオリサーチ調べ・関東地区)
完結編『ガラスの仮面スペシャル』
原作第12章と『花とゆめ』連載版が元ネタ。1999年9月30日放送。

ラジオドラマ[編集]

1982年、キングレコードから発売されたオリジナルアルバム(K25G-7103)発売とのタイアップで、ニッポン放送の「夜のドラマハウス」にて放送された。

NHKラジオ第1放送で 1982年8月にラジオコミックスとして単発放送された。

[編集]

『紅天女』(くれないてんにょ)
2006年2月24日 - 25日に国立能楽堂で初演された新作能。作中の架空の戯曲『紅天女』を元に、原作者・美内すずえが監修して完成させた。脚本は植田紳爾。シテの紅天女役は56世梅若六郎

小説[編集]

コラボレーション作品[編集]

和田慎二とのコラボレーション作品には、『スケバン刑事 ガラスの仮面編』があり、『スケバン刑事』コミックス第6巻(本節の巻数表記は花とゆめコミックス版に従う)に収録されている。なお、事件の犯人は美内すずえである。

また、速水真澄と神恭一郎とが大学時代の親友である。ある組織を調査していた神恭一郎が、疑惑を感じた芸能プロダクションの調査を業界最大手の大都芸能の社長である速水真澄に電話で依頼するという展開がそれぞれの本編で描かれており(同時に『花とゆめ』誌に掲載された)、『ガラスの仮面』コミックス24巻、『スケバン刑事』コミックス20巻にそれぞれ収録されている。

トピックス[編集]

  • コミックス第47巻発売記念として2011年7月8日より速水真澄似のメイクをした人物を当てるという『速水真澄は誰だ!?』クイズキャンペーンが行われ、7月26日に正体がデーブ・スペクターであることが明かされた[26]。また、原作とのコラボレーションで速水真澄のプライベートルームを再現したという東京プリンスホテルロイヤルスイートルーム(1日1組、一泊2万6,000円)も登場し[27]、賞金A賞はロイヤルスイートルーム招待であった。
  • コミックス第49巻発売と同時に「ガラスの仮面名台詞カルタ」が白泉社から発売されている。付録CDには以下のキャストによる札読みが収録されている。

脚注[編集]

  1. ^ 和田慎二の「スケバン刑事」も同号から連載を開始している
  2. ^ (マンガ夜話 2000年) p.120
  3. ^ 斎藤宣彦 編『こんなマンガがあったのか』名作マンガの知られざる続編・外伝 50-57ページ(MFペーパーバックス メディアファクトリー 1999年 ISBN 978-4-88991-946-2
  4. ^ ブルボン小林「マンガホニャララ」文藝春秋、2010年
  5. ^ a b “「そろそろまとめる時期」「ガラスの仮面」44巻発売 美内すずえさんに聞く”. asahi.com. (2009年9月8日). http://book.asahi.com/clip/TKY200909080071.html 2010年11月25日閲覧。 
  6. ^ (マンガ夜話 2000年) p.120
  7. ^ (米澤 2007年) p.317
  8. ^ (米澤 2007年) p.318
  9. ^ (米澤 2007年) pp.318-319
  10. ^ (マンガ夜話 2000年) p.114
  11. ^ a b (米澤 2007年) p.318
  12. ^ (マンガ夜話 2000年) pp.122-123
  13. ^ (別冊宝島235 1995年) p.183
  14. ^ (マンガ夜話 2000年) pp.114
  15. ^ 「ガラスの仮面」白泉社文庫第12巻解説
  16. ^ 単行本第10巻のエピソード(マンガ夜話 2000年) p.149
  17. ^ (マンガ夜話 2000年) p.150
  18. ^ (別冊宝島235 1995年) pp.184-185
  19. ^ 「ガラスの仮面」白泉社文庫第1巻、第20巻解説
  20. ^ (米澤 2007年) pp.318-319
  21. ^ 美内すずえ公式HP「オリーブの葉っぱ」>インタビュールーム>青木麗
  22. ^ 美内すずえ公式HP「オリーブの葉っぱ」>インタビュールーム>水城冴子
  23. ^ 美内すずえ公式HP「オリーブの葉っぱ」>インタビュールーム>乙部のりえ
  24. ^ 藤田淑子は「マンガノゲンバ・美内すずえスペシャル」(NHK-BS2,2008年11月18日放送)内の『ガラスの仮面』再現VTRでも月影千草役(+作品紹介ナレーション)を担当。北島マヤは桑島法子が演じた。
  25. ^ ガラスの仮面ですが”. ポニーキャニオン. 2013年2月25日閲覧。
  26. ^ ガラスの仮面、速水真澄の正体は?[リンク切れ]テレ朝news 2011年7月26日
  27. ^ 東京プリンスホテルの特別プラン、この夏コラボ実現!販促グッズニュース 2011年7月10日

参考文献[編集]

  • 米澤嘉博「戦後少女マンガ史」ちくま文庫、2007年
  • キネ旬ムック「マンガ夜話」キネマ旬報社、2000年
  • 別冊宝島235「いきなり最終回!」宝島社、1995年

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

テレビ東京 火曜25:30枠
前番組 番組名 次番組
ガラスの仮面
(TVアニメ東京ムービー版)
テレビ大阪 火曜26:05枠
ガラスの仮面
(TVアニメ東京ムービー版)