名探偵コナン 水平線上の陰謀

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名探偵コナン映画作品
通番 題名 公開年
第1作 時計じかけの摩天楼 1997年
第2作 14番目の標的 1998年
第3作 世紀末の魔術師 1999年
第4作 瞳の中の暗殺者 2000年
第5作 天国へのカウントダウン 2001年
第6作 ベイカー街の亡霊 2002年
第7作 迷宮の十字路 2003年
第8作 銀翼の奇術師 2004年
第9作 水平線上の陰謀 2005年
第10作 探偵たちの鎮魂歌 2006年
第11作 紺碧の棺 2007年
第12作 戦慄の楽譜 2008年
第13作 漆黒の追跡者 2009年

名探偵コナン 水平線上の陰謀』(めいたんていコナン すいへいせんじょうのストラテジー)は、劇場版「名探偵コナン」シリーズの第9作目の映画である。2005年4月9日に公開された。興行収入は約21億5000万円。上映時間は105分。表題にあるストラテジー(Strategy)は、通常は「戦略」の意味。英語名は「Detective Conan: Strategy Above the Depths」。


注意以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。


目次

[編集] あらすじ

15年前、北大西洋の海上で貨物船・第一八代丸が氷山に激突して沈没する事故が発生。沖田船長と三等航海士の2人が死亡した。そして半月前、八代造船の船舶設計士・八代英人が車を運転中に心臓発作を起こし、車ごと崖下に転落して死亡した。時を越えた2つの事件は、豪華客船の乗員乗客すべてを巻き込む巨大な陰謀の序章だった。

園子の計らいで、豪華客船「アフロディーテ号」の処女航海に招待されたコナンたち。一行はおおいにクルーズを楽しんでいた。ひょんなことから、船内でかくれんぼをすることになった一行。しかし、かくれんぼの最中に園子が何者かに拉致・監禁されてしまう。コナンの推理によって無事に助け出される園子。しかし今度は、八代造船の社長・八代貴江が何者かに刺殺され、会長の八代延太郎も行方不明になってしまう。目暮警部らが到着して捜査が始まるが、容疑者は乗員乗客総勢600名。捜査の難航は必至だった。

一方、佐藤刑事らは八代英人の事故死に不審を抱き、再捜査していた。彼女はシートベルトの金具に残っている不審な痕跡に注目する。

捜査を続けるコナン達は、延太郎がマリーナのハッチから海に突き落とされた可能性が高いことを突き止める。それからほどなくして、海上保安庁によって海に漂う延太郎の遺体が発見された。一方で小五郎は、コナンとも警察とも別の、独自の捜査を展開していた。

捜査を続け事件の真相をつかんだコナンは、ウェルカムパーティーの席で阿笠博士の声を借りて推理ショーを展開。犯人を名指し、アリバイトリックを崩し、証拠を掲示する。だが犯人は、機関室に仕掛けておいた爆弾を爆発させ、その混乱に乗じて逃走を図る。コナンと探偵団の追跡により無事に犯人は捕まるが、アフロディーテ号では次々と爆発が起こり、船は沈没の危機にさらされ、蘭が船に取り残されてしまう。さらに、事件は解決しているかに見えたが、その裏にはもう一人の犯人による更なる陰謀が隠されていた。アフロディーテ号に残り、もう一人の犯人と対峙する小五郎。その犯人の存在に気づき船に向かうコナン。果たして二人の探偵は、事件を解決し蘭を救うことができるのか!?

[編集] 概要

  • 海・水の中を舞台とした作品としては、第2作目『14番目の標的』以来となる。また、作品上の繋がりは無いが高木刑事の「毛利探偵の行くところ、空でも海でも事件だらけ」という言葉から、時系列上は前作『銀翼の奇術師』の後日の話ということが伺える。
  • 映画の中では、毛利小五郎が初めてほぼ一人で犯人を追い詰めた作品である。これは小五郎の声を演じている神谷明の長年の夢であったという。公式パンフレットにおける監督のインタビューによれば、当初から小五郎を活躍させるというのは原作者の青山剛昌のアイデアによるものである。また、小五郎の言った「俺は女に手は出さない」というセリフも、同じく神谷が声をあてた『シティーハンター』の冴羽獠が言ったセリフである。
  • その他、新一と蘭の小学生時代のエピソードが描かれるのも、映画においては本作が初めてである。
  • 貨物船が氷山にぶつかるなど、タイタニック号に共通する部分がある。なお、本作品では海上保安庁クルーザー社の協力の元に製作されている。
  • 今までの作品はオチで終わっているが、この作品だけはオチのない終わり方をしている。
  • 映画内にいくつか出てくる「人を思いやる気持ち」。これは、映画のクライマックスを締める重要な言葉である。今作品のテーマといっても過言ではない。
  • 本作ではコナンが証拠の捏造を行っている(決定的な証拠ではなく、カマをかける程度だった)。なお、1作目の時計じかけの摩天楼でも自白を誘導するような証拠を捏造している。
  • 本作の登場人物の一人である秋吉美波子のキャラクター原案は、青山剛昌が担当した。青山によれば、美波子は劇中で似ていると言われた妃英理の初期設定だという。

[編集] 登場人物

[編集] メインキャラクター

※以上の人物については、名探偵コナンの登場人物を参照。

[編集] オリジナルキャラクター

[編集] 容疑者

アフロディーテ号船長
15年前の第一八代丸の副船長。
八代グループ会長
八代客船社長。延太郎の娘。
アフロディーテ号パーサー。
八代親子の世話係。ウェルカムパーティー司会も兼任。
アフロディーテ号のチーフパーサー。
アフロディーテ号の一等航海士。
アフロディーテ号船医。
アフロディーテ号の料理長。
  • 磯崎滋:声の出演なし
アフロディーテ号のレストランマネージャー。
首相。妻と共にアフロディーテ号に乗船した。
シナリオライター
八代商船設計士、アフロディーテ号設計グループのサブリーダー。
どことなく妃英理と容姿が似ている。

[編集] その他のキャラクター

  • 八代英人(49歳):声の出演なし
八代造船の設計士。貴江の夫。アフロディーテ号の航海の半月前に自動車で崖から転落して死亡。死亡時49歳。
  • 沖田武男:声の出演なし
第一八代丸の船長。15年前の沈没事故の際に死亡。
海上保安庁の隊員。

[編集] キャッチフレーズ

  • 「忘れはしねぇよ、オマエのことだけは…」
  • 「オマエを、絶対に守る」

[編集] スタッフ

[編集] 主題歌

  • 夏を待つセイル(帆)のように
    • (歌:ZARD、作詞:坂井泉水、作曲:大野愛果、編曲:葉山たけし
    • 曲の歌詞は監督などの指示もあったため、映画に忠実になっている。また、作品のファンである坂井は、この映画の公開に合わせて、「小五郎さんへのメッセージ」という名目で、ビデオによるテレビ出演を行った。

[編集] 「名探偵コナン 水平線上の陰謀」製作委員会

[編集] 関連項目