二十四の瞳
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関連項目
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『二十四の瞳』(にじゅうしのひとみ)は、1952年(昭和27年)に、壺井栄が発表した日本の小説である。多く映画化、テレビ映画化、テレビドラマ化された。
目次 |
[編集] 概要
1928年から1946年までの瀬戸内海の海村(原作では舞台が小豆島だとは、特定されていない)を舞台に、赴任したばかりの若い女性教師と、その年に小学校に入学した12人の児童のふれあいを軸に、日本の昭和戦前期の歴史の動向とを含めた作品である。
映画・テレビをあわせて9回(アニメを含む)映像化された作品である。
注意:以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。免責事項もお読みください。
[編集] あらすじ
普通選挙が実施される一方で治安維持法の罰則が厳しくなった1928年、師範学校を卒業したばかりの大石久子訓導「おなご先生」は、島の岬の分教場に赴任する。そこに入学した12人(男子5人、女子7人)の児童の、それぞれの個性にかがやく二十四の瞳を前に、この瞳をどうしてにごしてよいものかと感慨を持つ。
若く朗らかな大石先生に子供たちはすぐになつき、信望を集めた。しかし颯爽と自転車に乗り洋服姿で登校するおなご先生は「ハイカラ」であることを理由に、保守的な村の大人達から敬遠される。些細な誤解から面罵され、思わず涙する事も。しかしいつでも子供たちはおなご先生の味方であり、支えであった。
そんな折、大石先生は年度途中で子供たちの作った落とし穴に落ちてアキレス腱を断裂。分教場への通勤が不可能になってしまう。大石先生が不在の中、「おなご先生」を一途に慕う子供たちの姿を目の当たりにした村の大人達の態度も軟化する。大石先生が子供たちにとってかけがえのない存在であることを理解したのだった。やがて怪我が完治した大石先生は本校へ転任する事となり、村の皆に見送られ、再会を約束して分教場を去った。
1932年、子供たちは5年生になり、本校に通うようになり、新婚の大石先生と再会する。しかし昭和恐慌や東北飢饉、満州事変・上海事変と続く戦争といった暗い世相は、大石先生を始めつつましく暮らす生徒達のそれぞれの暮らしに、不幸の影を落とし始める。 1934年春、戦時教育に憂いを持った大石先生は教え子たちの卒業とともに教職を辞する。12人の生徒たちはそれぞれの運命を歩む。彼らの行く末を案じ、戦地へ赴く教え子には「名誉の戦死などするな、必ず生きて帰れ」声を潜めて伝える大石先生だった。
1946年、船乗りの夫を戦争で、相次いで母親も末娘も亡くした大石先生はふたたび教壇に復帰する。 幼い児童たちの中にはかつての12人の児童たちの近親者もいる。点呼を取るだけで涙ぐんでしまう大石先生は、その昔「小石先生」とあだ名をつけられたように「泣きミソ先生」と呼ばれることとなる。 教師の道をえらび、母校に勤務しているかつての教え子の呼びかけで、12人(のうち消息のわかるもの)は大石先生と会合をもつ。 貧しさから波乱の人生を余儀なくされた者、家が没落し消息を絶った者、誰にも看取られる事なく病死した者、遠い海の向こうで戦死し2度と帰ってこない者、戦場で負傷し失明した者。時代の傷を背負って大人になり、大石先生を囲んだ彼らは、小学1年生のあの日皆で一緒に撮った写真を見る...。
[編集] フィルモグラフィ
以下は、同作品を原作もしくは、同作品を参考としたものである。
[編集] 劇場用映画
詳細は「二十四の瞳 (映画)」を参照
[編集] テレビドラマ
[編集] 1964年版
1964年4月17日-7月10日に東京12CH(現・テレビ東京)において放送された。
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[編集] 1967年版
[編集] キャスト |
[編集] スタッフ |
| 毎日放送制作・NET系列 木曜21時台前半枠 【『大丸名作劇場』再開】 |
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|---|---|---|
| 前番組 | 番組名 | 次番組 |
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二十四の瞳
(1967年版) |
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[編集] 1974年版
- 1974年11月11日-20日にNHKにおいて「少年ドラマシリーズ」枠で放送された。本作を収録したマスターテープは他の番組制作に使い回されたために映像は残っていない。映像が発見される可能性は低く、全話の再放送および完全版のソフト化は絶望的である。
[編集] キャスト |
[編集] スタッフ |
[編集] 1976年版
1976年1月5日-14日にNHKにおいて「少年ドラマシリーズ」枠で放送された1974年版の第二部。
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[編集] スタッフ |
| NHK制作 少年ドラマシリーズ | ||
|---|---|---|
| 前番組 | 二十四の瞳シリーズ | 次番組 |
| 少年カウボーイ (1974.10.14 - 1974.11.6) |
二十四の瞳 (1974.11.11 - 1974.11.20) |
アルプスのスキーボーイ (1974.11.25 - 1974.11.28) |
| あおげばとうとし (1976.1.3) |
二十四の瞳 第2部 (1976.1.5 - 1976.1.14) |
幼年時代 (1976.1.19 - 1976.1.29) |
[編集] 1979年版
1979年7月9日-8月31日にTBSにおいて「花王愛の劇場」枠で放送された。
[編集] キャスト |
[編集] スタッフ |
| TBS 花王 愛の劇場 | ||
|---|---|---|
| 前番組 | 番組名 | 次番組 |
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体の中を風が吹く
(1979.5.14 - 1979.7.6) |
二十四の瞳
(1979.7.9 - 1979.8.31) |
北の宿から
(1979.9.3 - 1979.10.26) |
[編集] 2005年版
2005年8月2日に日本テレビ系列において終戦60周年特別ドラマとして放送された。
[編集] キャスト |
[編集] スタッフ
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[編集] テレビアニメ
- 1980年10月10日にフジテレビ系列において日生ファミリースペシャルとして放送されたテレビアニメ。声の出演は倍賞千恵子、岡本茉利、戸田恵子、白石珠江、高宮淳子、浅野亜子、三ツ木清隆ら(ナレーション:奈良岡朋子)。物語の合間と最終場面に実相寺昭雄演出による実写パートが挿入されていた。
- 最終場面の実写部分は、成長した生徒と大石先生の再会場面で、大石先生(倍賞千恵子)や生徒をアニメ部分の声優が演じている。
[編集] 関連項目
[編集] 関連著作
- 『二十四の瞳からのメッセージ』(澤宮優著 洋泉社刊 2007年) ISBN 4862481965
木下恵介監督の映画「二十四の瞳」を、当時の子役や出演者、スタッフらの証言をもとに検証することで、作品が現代へ何を問いかけているかを探ったノンフィクション。
- 「古地図で歩く香川の歴史 さぬきで息ぬき 高松城下に遊び、二十四の瞳の世界をさまよう」(井上正夫著 同成社2009年刊) ISBN 4886214509
第3部 二十四の瞳の世界では、昭和3年発行と平成19年発行の小豆島の地図を見比べ、大石先生が岬の分教場へ通ったであろう道を辿っている。また、大石先生のモデルについても考察されており、高松市出身の実在の人物にスポットを当てている。