毛利蘭

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毛利 蘭(もうり らん)は、青山剛昌原作の漫画・テレビアニメテレビドラマ名探偵コナン』に登場する架空の人物。アニメでの声優は山崎和佳奈、ドラマ版での俳優は黒川智花


注意以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。


目次

[編集] 概要

工藤新一幼馴染みで本作のヒロイン。父親は探偵毛利小五郎、母親は弁護士妃英理。新一の帰りを待つ一方で、居候であるコナンの姉的な役割を果たす。また、別居中の母に代わって毛利家の家事全般を担っており、父親の悪癖を制止する歯止め役でもある。空手を得意とする。

新一のことが好き[1]。一途に新一の帰りを待っているが、時折「コナン=新一」かと疑うことがあり、コナンを慌てさせる。初期には一度だけ、コナンと新一が同一人物だとは思わず、コナンに「新一が大好き」と告白してしまった事があった。新一も蘭のことが好きで両想いなのだが、彼同様、素直になれないでいる。友人の鈴木園子などに、たびたび新一との仲を「未来のフィアンセ(婚約者)」などと冷やかされると、顔を赤らめつつ「馬鹿ね!そんなんじゃないわよ!」「誰があんな推理オタクなんか!」と否定するのがお決まりとなっている。

[編集] 人物像

帝丹高校2年B組所属。身長は、高校1年の時点で160cm[2]。トレードマークはのように尖った前髪[3]。帝丹高校空手部の主将を務め、都大会での優勝経験もあり強い[4]。勝気で男勝りな性格で、なかなか帰ってこない新一に対して「見つけ出したらボコボコにしてやる」と言い、近くで聞いているコナンを震え上がらせることも度々ある。しかし基本的には優しく、誰とも仲良くなれる人当たりの良い人柄である。芯の強い面もあり、事件解決のためにと大胆な行動を取ったり、犯人の行動に対して物申すこともある。また、自らの命を危険にさらしてまで誰かを守ろうとすることもある。子供好きで、少年探偵団のメンバーからも慕われている。ファミレスでは「コナン君はお子様ランチが好き」と勝手に思い込んで問答無用でお子様ランチを注文したり、バレンタインデーには「仮面ヤイバーチョコレート」をプレゼントしている。灰原哀に対しても、初対面のときから親しみを込めて「哀ちゃん」と呼んでいる。

特技の空手の腕は相当のもので、その技術や破壊力は、犯人を一撃で叩き伏せたり、電柱にひびを入れたり、固く施錠されたドアを蹴破ったり、のドアガラスを蹴り砕いたり、アニメでは栄養ドリンクのビンを手刀で真っ二つにしたり、犯人のナイフを蹴り折ったりと、女性離れ(場合によっては人間離れ)している[5]。その他のスポーツも万能で力そのものも非常に強く、コナン(新一)や園子によれば小さい頃から体力があった様子である[6]。ゲームに関しても強く、麻雀ポーカーでは相当の強運を持つ。

一方で、お化け怪物怪談話の類が大の苦手[7]で、その類の話を聞いただけで悲鳴をあげている。

その他に、ピアノは「月光」の第一楽章を弾けるくらいの腕前を持つ[8]。一度、モデルにスカウトされたこともある。得意科目は国語英語も、高校生が理解できる程度のリスニングならできる。コバルト文庫系らしき少女向けライトノベルを中学時代に愛読していたらしく、また、三国志にも詳しいという文学少女的な一面もある。一方で、数学は苦手な様子。別居中の母親に代わって毛利家の家事全般を担っており、、全ての料理を作れる[9]が、料理下手な母の下でどうやって料理の腕を身につけたかは不明[10]

連載初期には、新一の失踪が絡むと激怒するシーンが見られる。新一が別の女性と付き合っていてキスまでした仲だという話を当のその彼女から聞いて、顔を真っ赤にさせながら暴走し、行った先のトイレの扉を破壊しようとした。当の新一がいるかもしれないという情報を聞きつけたマンションのドアを、問答無用でいきなり蹴り破り派手に侵入した話もある。その時、依頼人として彼女が訪れた探偵事務所で小五郎が「まさかそれ(キス)以上のこともしたのではないか」とその女性を問い詰め、曖昧な答えしか返さない彼女の前で、激怒するのを通り越し蒼ざめていた。この誤解はその女性から事情を聞いて、3日も経ってからようやく解かれた。コナンをただの小学生だと信じていた時には、コナンに対して「新一が大好き」と発言したり、一緒に風呂に入っているが、コナン=新一という疑惑が生まれてからは、そういう行動は一時なくなった。

別居中の両親の仲を取りもとうと策を講じるが、大抵は「あ、あれー?お母さんも○○に来てたの? すっごい偶然!」とあからさまに偶然を装って2人を会わせるため、いつも失敗に終わっている。しかし完全に無意味に終わっているわけでもなく、元々互いに意地の張り合いという面もあるため、当初に比べると徐々に両親の仲は縮まりつつある。

推理力は新一や母親の影響を受けたのか鋭い面があり、時にはコナンも気づけなかった点を指摘し、新一の力を借りながらも数件、事件を解決したことがある。しかし、新一=コナンの疑いを何度か持ちつつもその都度疑いを解消したり、自分に嫉妬した先輩の意地悪の真意に気付けないなど普段は鈍感で、その鈍さは園子にも呆れられることがある。

コナン(新一)は「蘭を組織に関係した事件に巻き込む訳にはいかない」と思っているが、すでに黒の組織のメンバーである・ベルモットと深く接触してしまっている。ニューヨーク通り魔に変装した彼女がビルから転落しかけるのを助けたことがあるほか、ベルモットを軸として動いた殺人計画を阻止するために、ターゲットとなった灰原哀を守り抜いたことがある。本人は犯罪組織と接触しているという事実には気づいていないのだが、ベルモット自身は助けられたことを気にかけているのか彼女を組織と関わらせないように配慮している。

[編集] 服装

服は初期の服装でも現在の服装でも、流行ファッションを着用している。なお1度単行本に出てきた服は、以後はほとんど出てこない(たまに似たようなデザインのものが出てくる場合もある)。

スカートは膝までの長さだったり、ミニだったり(制服のスカートは、初期の作品では、膝下まである長さだった)色々あるが、空手蹴りを繰り出す時は、スカートの長さは全く関係ないので、場合によっては際どいシーンになってしまうこともある。またズボンの場合、ジーパンのような長いものより、ショートパンツスパッツのようなものを穿くことが多い。

当初、私服の時はオーバーニーソックス(色は黄、白、緑、黒など)を穿いていたが、現在はあまり穿いていない。通学用の靴下は白の短いソックス(三つ折り)から黒色のハイソックスに、靴もスニーカー(色は赤や緑)からローファーに替わった。また、スカートの下にはタイツなどは履かない。

[編集] 補足

  • 名前の由来は、アルセーヌ・ルパンの作者である「モーリス・ルブラン」から。なお、脚本家の高屋敷英夫は、『ルパン三世』のTV第2作で同名のペンネームを使用していた。
  • 新一から贈られた携帯電話を愛用している。ストラップについているナマコ男(青山剛昌の作品・『YAIBA』の登場キャラクター)のマスコットは、そのコマでの蘭に合わせて表情が変わるという小ネタになっている。携帯電話は誘拐されたエピソードの際、一度アニメ版で壊されてしまったが、その後改めて新一からプレゼントされるオリジナルエピソードが後日加えられた(この事については、172話で放送された)。
  • 劇場版『時計じかけの摩天楼』より、好きな色は「赤」。
  • 劇場版『瞳の中の暗殺者』で、知り合いの佐藤刑事が撃たれ負傷する現場を間近で見てしまったショックから記憶喪失に陥ってしまうが、ラストで記憶を取り戻し、犯人を空手で倒す活躍を見せた。
  • 黒羽快斗の幼馴染みである中森青子は、蘭と非常に容姿が似ている。また、『ルパン三世VS名探偵コナン』に登場したヴェスパニア王国のミラ王女も蘭にそっくりで、彼女と入れ替わる経験をしている。

[編集] 脚注

  1. ^ 新一への恋愛感情を自覚し始めたのはニューヨークの事件がきっかけで、高校1年生の頃。
  2. ^ 単行本34・35巻、「工藤新一NYの事件」より。
  3. ^ 連載初期にはまだウェーブがかった前髪と思わせる描かれ方をしていたが、次第に鋭角化、角のような状態で安定した。
  4. ^ 劇場版では、「関東大会優勝」となっている。
  5. ^ ただ初期はシリアスさが薄かったため、簡単に電柱を破壊したり、ドアを蹴破ったりするシーンがあったが、連載が進むにつれてそのような描写はなくなり、走行中の車の窓ガラスも勢いをつけないと割れなかったり(単行本22巻)、『天国へのカウントダウン』でも、一撃ではビルの強化ガラスを割れない描写があった。
  6. ^ 「ストレス解消にいい」と言われ、なかなか帰ってこない新一への怒りをぶつけて挑戦したパンチングマシーンでは、400という凄まじいスコアを叩き出した(ボクシング経験者の20代の男性ですら、スコアは348だった)こともあった。現役のプロレスラーを、シャイニング・ウィザードで一撃KOしたこともある。
  7. ^ 人間がお化けの振りをしていた場合、正体が分かれば平気。
  8. ^ ただし、通常それだけの技術を習得する過程で「月光」は必ず学習するし、楽譜を見ただけで「月光」とわかったことから、過去に習ったことがある様子。
  9. ^ 原作では、ごはん、味噌汁、焼き魚、卵焼き、おでん等の一般的和食が最も多い。
  10. ^ 中学の先輩・内田麻美(うちだ あさみ、声 - 秦由香里)からわざと下手なレモンパイの作り方を教わった際にも、何故かおいしく作ることができていた。

[編集] 関連項目