名探偵コナン 迷宮の十字路

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名探偵コナン映画作品
通番 題名 公開年
第1作 時計じかけの摩天楼 1997年
第2作 14番目の標的 1998年
第3作 世紀末の魔術師 1999年
第4作 瞳の中の暗殺者 2000年
第5作 天国へのカウントダウン 2001年
第6作 ベイカー街の亡霊 2002年
第7作 迷宮の十字路 2003年
第8作 銀翼の奇術師 2004年
第9作 水平線上の陰謀 2005年
第10作 探偵たちの鎮魂歌 2006年
第11作 紺碧の棺 2007年
第12作 戦慄の楽譜 2008年
第13作 漆黒の追跡者 2009年

名探偵コナン 迷宮の十字路(めいたんていコナン めいきゅうのクロスロード)は2003年4月19日に公開されたテレビアニメ名探偵コナンの劇場版・第7作である。興行収入は32億円。上映時間は107分。英語名は「Detective Conan: Crossroad in the Ancient Capital」。


注意以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。


目次

[編集] あらすじ

東京・大阪・京都で、5人の男が刀や弓矢で殺される事件が発生した。犯人は翁の能面をかぶっていた。警視庁・大阪府警・京都府警の合同捜査本部による捜査の結果、殺された5人が古美術品を狙う窃盗団「源氏蛍」のメンバーであることが明らかになった。

同じ頃、小五郎は山能寺の僧侶から依頼を受け、ちょっと風邪気味のコナンたちを連れて京都に来ていた。山能寺では8年前、12年に一度公開する秘仏が何者かに盗まれていた。そして最近、その仏像のありかを示すという謎の絵が、差出人不明で山能寺に届いたので、小五郎に解読を依頼したのだった。

コナンは秘仏を盗んだのは源氏蛍だと推理し、謎の絵の解読のヒントを求めて弁慶に関係のある場所を巡った。その先で平次と遭遇し、平次も源氏蛍の事件を追っていることが分かり、お互いに情報交換を行う。平次の案内で鞍馬山を訪れるコナン。しかしそこで、平次がライダースーツの男に弓矢で狙撃される。二人はバイクで男を追跡するが、後一歩というところで取り逃がしてしまった。

その夜、コナン一行は御茶屋に招かれた。しかしそこで、桜正造が何者かに殺害されてしまう。さらに、コナンと平次が桜の古美術店を調べた結果、彼が源氏蛍のメンバーであることが分かった。

捜査の後帰宅する途中、平次は再びライダースーツの男の襲撃に遭う。男は翁の能面をかぶり、木刀による対決を申し込んでくる。その申し入れを受ける平次だったが、男の見たことのない剣法に大苦戦。あわや殺害されそうになるが、和葉の機転によって救われる。

その後も捜査を続け、少しずつ真相に迫るコナン達。しかし、その最中に和葉が犯人に誘拐されてしまった。服部に鞍馬山まで一人でこいと脅迫する犯人。しかし平次は、前夜に犯人から受けた傷が悪化して倒れてしまう。果たしてコナンと平次は、事件を解決して凶悪な犯人から和葉を救いだせるのか!?

[編集] 概要

  • 映画版では初めて服部平次を主軸に置いた(三作目などで出演はしていたが、主軸に置かれるのは初めて)ストーリー、そのため彼の特技である剣道を元に、激しい刀剣アクションが繰り広げられる。そのためか、冒頭の作品概説の一部は平次が説明している(他の作品は「天国へのカウントダウン」を除いてコナンが主に説明している。「天国への-」は阿笠博士が担当)。
  • 服部平次を主軸に置いたため少年探偵団のメンバー達は事件に巻き込まれずストーリーに深くかかわらなかった。
  • 本作では、劇場版で僅かながらも初めて新一の元の身体に戻った作品である。しかし、新一に戻った理由が不明確(一応、劇中では“風邪の症状を引き起こす薬+パイカル酒』を使った複合効果で一時的に代謝を上げた”と説明されている。また犯人が、服部を誘い出す事を狙いとしていたため、その狙いにあえて乗ることで犯人を油断させようとしたと考える事も可能)であり、これには批判の意見もある。
  • 冒頭の作品概説のうち、既出部分(工藤新一の新聞記事から、体が縮み蘭と再会してコナンと名乗るまで)のアニメーションが本作で初めて新調された。これは、本作からデジタルアニメ化されたことに起因する。
  • 平次の初恋や、新一が蘭との待ち合わせに大遅刻するなどの過去の回想(オリジナル)が多く描かれた。
  • 今作品は、今まで長きに渡って名探偵コナンの監督を務めてきたこだま兼嗣(降板したため)最後の劇場作品である。以降は山本泰一郎(劇場版のみ)に引き継がれる。
  • なお、この映画が発表される前に、少年サンデーで応募者全員に発送された特別編では、この映画の伏線が盛り込まれている。
  • 劇中に登場する京都の神社、駅舎、公園などは非常に細かく再現されている。
  • テレビでは金曜ロードショーで放送された。しかし、2006年12月25日の2度目の放送ではゴールデンタイムの18時40分からの放送で、また『銀翼の奇術師』以降、劇場版作品は再び月曜19時に放送されるようになったがアニメ放送の時間帯変更に伴い12作目の『戦慄の楽譜』以降は金曜ロードショーで放送されることになった。
  • 2006年にアニメ公式サイト上で行われた映画『名探偵コナン』リクエスト企画で第2位になった(得票数15520票で、1位の『天国へのカウントダウン』との差はわずか372票であった)。
  • 毛利小五郎に事件の依頼をした山能寺や終盤の舞台だった玉龍寺は実在しないが、劇中では京都の観光地が数多く登場した。京都タワー清水寺蹴上インクライン南禅寺鞍馬寺梅小路公園先斗町などが登場する。
  • この映画のポスターでは貴船神社がコナンの背景に描かれていたが、劇中では登場しない。
  • また、この映画では名前に番号がついてる人物が殺害されている事から、小五郎が自分も殺されると思い込んだ場面で、コナンが第2作目である、「14番目の標的」の回想を少ししている。
  • OVAの「名探偵コナン コナンと平次と消えた少年」に服部平次と被害者の備前平四郎が会話するシーンが描かれている。平次は新一らを備前が経営しているたこやき屋に連れて行こうと思っていた。またシーン中には『義経記』が伏線として出てくる。

[編集] 登場人物

[編集] メインキャラクター

※以上の主要人物の詳細は名探偵コナンの登場人物を参照。

[編集] オリジナルキャラクター

[編集] 容疑者

山能寺住職。終盤では思わぬ事実が発覚する・・・。
山能寺の僧。小五郎の依頼人。
山能寺の檀家。古美術商。
山能寺の檀家。能役者で水尾流宗家。独身。
山能寺の檀家。古書店店主。
お茶屋の女将。千賀鈴の親代わり。
舞妓。幼い頃、未婚の母と死別したため、山倉多恵に育てられる。
京都府警警部。白鳥警部の同期(つまり、彼もキャリア組である)。公家出身であだ名は「おじゃる警部」。いつもシマリスを連れている。
漆黒の追跡者』にも出演しており、直接参加していないが、警視庁の合同捜査の手助けを行った。

[編集] その他のキャラクター

盗賊団「源氏蛍」首領。
盗賊団「源氏蛍」の№2で今回の連続殺人事件の首謀者。弓・剣術の腕前は一流。翁の面を着けているため素顔は不明。何らかの理由により源氏蛍のメンバーを殺害し、平次をも付け狙う。
盗賊団「源氏蛍」のメンバーでスナック「ジロー」のマスター。弁慶に殺される。
盗賊団「源氏蛍」のメンバー。
  • 備前平四郎(35歳):声の出演なし
盗賊団「源氏蛍」のメンバーでたこ焼き屋「たこ平」の主人。平次と顔なじみだった。弁慶に殺される。
盗賊団「源氏蛍」のメンバー。弁慶に殺される。
盗賊団「源氏蛍」のメンバー。弁慶に殺される。
盗賊団「源氏蛍」のメンバー。弁慶に殺される。
舞妓。
本編で殺害された伊勢三郎の第一発見者となる。

[編集] キャスティング

  • 本作は、京都が舞台となっているため、京都出身の安達まりを筆頭に、関西出身の声優を数多く配している。
  • 円海役の井原啓介は、本作から『水平線上の陰謀』まで、3作連続で出演している。プロデューサーの諏訪道彦によると、舞台俳優と共に喫茶店も経営していた井原と知り合いになり、直接出演交渉をしたようである。
  • 桜正造役の亀井三郎のキャスティングは、亀井六郎の「亀井」+伊勢三郎の「三郎」からの連想と思われる。

[編集] キャッチフレーズ

  • 「私たち、やっと逢えたんだね…」
  • 「工藤新一、古都の謎に挑む!?」

[編集] 劇中で使用されたバイク

  • 平次:カワサキD-TRACKERもしくはKLX250
  • 犯人:平次と同タイプ、ただし、ヘッドライト周りのカウルなど一部パーツが変更されている。このパーツは似たようなものが市販されており、それらを 装着したバイクがモデルとなっていると思われる。

[編集] スタッフ

[編集] 主題歌

(作詞:倉木麻衣、作曲:大野愛果、編曲:Cybersound

[編集] 「名探偵コナン 迷宮の十字路」製作委員会

[編集] 関連項目