名探偵コナン 世紀末の魔術師
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| 名探偵コナン映画作品 | ||
|---|---|---|
| 通番 | 題名 | 公開年 |
| 第1作 | 時計じかけの摩天楼 | 1997年 |
| 第2作 | 14番目の標的 | 1998年 |
| 第3作 | 世紀末の魔術師 | 1999年 |
| 第4作 | 瞳の中の暗殺者 | 2000年 |
| 第5作 | 天国へのカウントダウン | 2001年 |
| 第6作 | ベイカー街の亡霊 | 2002年 |
| 第7作 | 迷宮の十字路 | 2003年 |
| 第8作 | 銀翼の奇術師 | 2004年 |
| 第9作 | 水平線上の陰謀 | 2005年 |
| 第10作 | 探偵たちの鎮魂歌 | 2006年 |
| 第11作 | 紺碧の棺 | 2007年 |
| 第12作 | 戦慄の楽譜 | 2008年 |
| 第13作 | 漆黒の追跡者 | 2009年 |
『名探偵コナン 世紀末の魔術師』(めいたんていコナン せいきまつのまじゅつし)は1999年4月17日に公開された、「名探偵コナン」の劇場公開第3作である。興行収入は26億円、配給収入は14億5000万円、観客動員数は216万人。上映時間は100分。英語名は「Detective Conan: The Last Wizard of the Century」。
注意:以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。
目次 |
[編集] あらすじ
鈴木財閥で新たに発見されたロマノフ王朝の遺産「インペリアル・イースター・エッグ」を狙うという怪盗キッドから「黄昏の獅子から暁の乙女へ 秒針のない時計が12番目の文字を刻む時 光る天の楼閣からメモリーズ・エッグをいただきに参上する」という予告状が届き、コナン達はエッグが展示されている大阪へと向かう。
依頼主・鈴木会長と面会しその概要を聞くコナンらだが、問題のエッグは数億円かけても手に入れようとする者は大勢いるという。キッドがエッグを狙う目的は金目当てなのかとコナンは考え込むが、今までの盗品は全て返すといった犯行からはとてもそうは思えなかった。予告状はこれまで通り文章による暗号で示され、小五郎にも何日に盗まれるかまでは分かったものの、その時刻や場所についてはあやふやなまま。キッド専任の刑事・中森警部はエッグを手中に収め、ひとまず自分たち警察の手でそれを保護しようとする。
一方コナンらは服部平次、遠山和葉と合流。平次と共に大阪の街を歩きながら予告状の暗号を解くコナンだが、それが完全に分かったのは犯行時刻ギリギリ。結局エッグは眠らされた中森警部らから怪盗キッドに奪取されてしまい、キッドはハンググライダーで空に飛び立つ。それをバイクで追うコナンと平次だが、肝心の運転手である平次は交通事故を起こし動くことすらできなくなる。仕方なくコナンは阿笠博士の発明品のスケートボードでそれを追うが、速度の違いもあり逃がしてしまうことは避けられない状況だった。しかし、逃亡中のキッドは追跡していたコナンの目の前で何者かにモノクル越しに右目を拳銃で狙撃され海に墜落。エッグを取り返すことには成功したもののキッドの安否、そしてその犯人は警察による大規模捜査でも確認できない状態だった。
ひとまずエッグを安全な場所へ運ぶことになり、コナン、そしてエッグは神奈川へ向かうため豪華客船で移動する。だがその船内では、自室を荒らされ右目から頭を貫かれた寒川竜の銃殺体が西野真人により発見された。すぐさま東京からヘリで警察が到着し、寒川の遺留品から貴重な芸術品がなくなっていること、そしてそれが西野の部屋から発見されたことが判明。それに西野自身が第一発見者であることを踏まえると彼が犯人であると疑わせる状況は十分だった。だが荒らされた部屋には布団から出た羽毛が散乱し、西野が重度の羽毛アレルギーであることから、彼は犯人として考えにくい状況に。
そんな中、キッドと寒川の共通点である"右目の狙撃"をキーポイントにコナンは阿笠に電話を掛け、過去にそれを連続して行っているような人物がいないかどうか調べてもらう。10分後に返ってきた電話によると、ICPOのWEBサイトで指名手配中の重罪犯を調べてみたところ、ある一人の人物がそのまま該当したらしい。
阿笠の話によると、それは右目を拳銃で狙撃し殺害、ロマノフ王朝の財宝を狙い続ける連続強盗殺人犯、スコーピオンだという。
[編集] 概要
- 服部平次と遠山和葉が映画に初登場した。しかし、平次が怪盗キッドの追跡中に交通事故でケガをしてストーリーの途中で登場しなくなる。ストーリーの後半から少年探偵団のメンバーを関わらせるためにやむを得なかった面がある。このため、第7作の『迷宮の十字路』では平次を主軸に置いたストーリーにした。
- ちなみに、怪盗キッド、灰原哀、高木刑事も映画版では今作が初登場である。
- この映画が公開されるころ、原作において「命がけの復活」シリーズが連載されており、その影響もあってコナンの正体を蘭が疑うシーンが出てくる。また、怪盗キッドが「コナン=新一」と認識したのもこの映画から。ただし、このキッドがコナンの正体を知っている設定は今のところ劇場版のみの設定。
- この映画から、キャラクターデザインが原作の絵柄に近くなる。
- この作品からグッズやプログラムに作品名の英語表記が入るようになった。
- ストーリーの前半は舞台が大阪であり、大阪の名所が劇中に登場する。新幹線でコナン達が訪れた新大阪駅をはじめ、大坂城、大阪ビジネスパーク、通天閣、道頓堀、大阪ドーム(現在の京セラドーム大阪)、海遊館など実在する建造物が数多く登場する。
- なおコナン達が訪れた難波布袋神社という神社は実在せず、今宮戎神社をモデルにした架空のものと思われる。
- 2008年にはこの作品を矛盾させる真実が発覚した。詳細はマリアにて。
- まじっく快斗の『レッドティアー』では宝石の中から写真が浮かび上がる仕掛けがあり、これが本作の元ネタと言われている。
- 実在のニコライ2世は大津事件で日本人に斬りつけられたために日本人を『猿』と呼び嫌悪感を抱いていた(これには異論もある。特に、この説は司馬遼太郎の小説「坂の上の雲」における描写が元になっている。詳細はニコライ2世の項を参照)が、香坂喜市の事は別として見ていたようである。
[編集] 登場人物
[編集] メインキャラクター
- 江戸川コナン:高山みなみ
- 工藤新一 / 怪盗キッド:山口勝平
- 毛利蘭:山崎和佳奈
- 毛利小五郎:神谷明
- 灰原哀:林原めぐみ
- 中森銀三:石塚運昇
- 服部平次:堀川りょう
- 遠山和葉:宮村優子
- 阿笠博士:緒方賢一
- 目暮十三:茶風林
- 白鳥任三郎:塩沢兼人
- 高木渉:高木渉
- 茶木神太郎:田中信夫
- 鈴木園子:松井菜桜子
- 鈴木史郎:松岡文雄
- 小嶋元太:高木渉
- 円谷光彦:大谷育江
- 吉田歩美:岩居由希子
※以上の主要人物の詳細は名探偵コナンの登場人物を参照。
[編集] オリジナルキャラクター
- スコーピオン
- ロマノフ王朝の遺産を狙う謎の連続強盗殺人犯。
- ICPOにより国際指名手配されているが、年齢性別共に不明。使用する拳銃はワルサーPPK/S。必要時にはサプレッサー、レーザーサイト、スコープなどを装備。理由は不明だが、射殺時には必ず標的の右目を撃ち抜く特徴がある。
[編集] 容疑者
- 香坂夏美(27歳):篠原恵美
- 沢部蔵之助(65歳):依田英助
- 香坂家執事。
- セルゲイ・オフチンニコフ(41歳):壌晴彦
- 乾将一(45歳):大塚周夫
- 美術ブローカー。
- エッグを8億円で買いたいと商談を持ちかけていた。
- 寒川竜(32歳):大塚芳忠
- フリーの映像作家。
- 浦思青蘭(27歳):藤田淑子
- 西野真人(29歳):宮本充
[編集] その他のキャラクター
- 香坂喜市
- ロマノフ王朝の宝石細工師で、夏美の曾祖父。
- ピーター・カール・ファベルジェの工房で職人として働いていた。ロシア革命後、ロシア人の妻と日本に帰国し45歳で死去。
[編集] キャスティング
- 香坂夏美役の篠原恵美は、『ママは小学4年生』でも、杉田なつみという同名のお嬢様の役を演じている。同様に、寒川竜役の大塚芳忠も、横島という本作と似たようなキャラを演じている。これは、両作品を担当していた音響監督の小林克良によるお遊びである。
- セルゲイ・オフチンニコフ役の壌晴彦は、『アナスタシア』ではラスプーチンを演じている。
- 浦思青蘭役の藤田淑子の出生地は、中国人と称していた青蘭の出身地と同様に、中華人民共和国である。
[編集] キャッチフレーズ
- 「世紀末最大の謎を解くのは誰だ!?」
[編集] スタッフ
- 原作:青山剛昌
- 監督:こだま兼嗣
- 脚本:古内一成
- 企画:諏訪道彦
- 音楽:大野克夫
- 絵コンテ:こだま兼嗣
- 演出:佐藤真人
- 演出補佐:矢野篤
- ストーリーエディター:飯岡順一
- キャラクターデザイン、総作画監督:須藤昌朋
- 作画監督:清水義浩、兵頭敬、山中純子
- エフェクト作画監督:糸島雅彦
- デザインワークス:山中純子、糸島雅彦
- 原画:牟田清司、宍戸久美子、とみながまり、村中博美、山本泰一郎、佐々木恵子、伊藤嘉之、本橋秀之、田中良、入好さとる、山中純子、芝美奈子、中澤勇一、千明孝一、青山剛昌ほか
- 動画チェッカー:山中純子
- 色彩設計:笠森美代子
- 色指定:菊池和子、長尾朱美
- 美術監督:渋谷幸弘
- 背景:Y.A.P.石垣プロダクション
- 撮影監督:野村隆
- 3DCGアニメーション:西山仁、大西博、中小原明典
- 音響監督:小林克良
- 音響効果:横山正和
- ミキサー:田中章喜
- プロデューサー:諏訪道彦、吉岡昌仁
- アニメーション制作:東京ムービー
[編集] 主題歌
[編集] 「名探偵コナン 世紀末の魔術師」製作委員会
[編集] 関連項目
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