大阪市営地下鉄御堂筋線

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大阪市営地下鉄 御堂筋線
御堂筋線で運行される大阪市交通局車両新大阪駅にて 10系(左)、21系(右)
御堂筋線で運行される大阪市交通局車両
新大阪駅にて 10系(左)、21系(右)
大阪市営地下鉄御堂筋線の路線図
路線番号 1
路線総延長 24.5 km
軌間 1435 mm
電圧 750 V第三軌条方式直流
最高速度 70 km/h

御堂筋線(みどうすじせん)は、大阪府吹田市江坂駅から大阪市内を経て大阪府堺市北区中百舌鳥(なかもず)駅までを結ぶ大阪市営地下鉄の路線。正式名称は高速電気軌道第1号線大阪市交通局では大阪市高速鉄道第1号線と称し、『鉄道要覧』では1号線(御堂筋線)と記載されている。駅番号を表す際に用いられる路線記号は「M」。北大阪急行電鉄南北線相互直通運転を行っている。

路線愛称の由来は大阪市のメインストリート御堂筋の地下を走ることから。ラインカラーは都市の大動脈をイメージした臙脂色(えんじいろ、、クリムゾンレッド ■ )である。

概要[編集]

大阪初の地下鉄、かつ日本初の公営地下鉄として1933年昭和8年)に梅田駅(仮) - 心斎橋駅間が開業して以来、大阪市の交通の大動脈となっている。東京では都心環状路線の山手線が主要な都市交通機関であり、大阪にも大阪環状線という都心環状路線があるものの、新大阪駅 - 梅田駅 - 難波駅 - 天王寺駅を直線的に結ぶ御堂筋線が大阪の主要な都市交通機関である。また、梅田駅 - 淀屋橋駅間は日本の地下鉄では最も利用者が多い(国土交通省駅間断面交通量調査から)。

町人地に加えて広大な武家地が江戸城を取り囲む東京市街と違って、僅かな武家地と大坂城が東端に位置し、中央に町人地が碁盤目状に広がる大阪市街には環状路線は向いておらず、市街近接地に早期にターミナルを構えた「私鉄王国」と言われる関西大手私鉄の路線網と、市街地を直線的に走る大阪市電の路線網が支持された。このような背景を持つ大阪市街において、南北のターミナルである梅田駅・難波駅・天王寺駅を直線的に結んだ御堂筋線は、開業以来大阪都心部の大動脈として不動の地位を築いた。大阪市電が順次廃止され、1964年(昭和39年)に東海道・山陽新幹線との乗り換え駅である新大阪駅が加わると、御堂筋線の重要度はさらに増し、御堂筋線と接続していなかった私鉄線も、まず京阪本線1963年4月に、次いで旧大軌近鉄奈良線難波線)が1970年3月に御堂筋線の駅まで延伸された。

これにより、御堂筋線は、梅田駅で阪急線阪神線に、淀屋橋駅で京阪線に、難波駅で南海線近鉄線(旧大軌)と阪神線[1]に、天王寺駅で近鉄線(旧大鉄近鉄南大阪線大阪阿部野橋駅)に接続し、大阪市内にある関西5大私鉄の本線・幹線の起終点駅すべてを経由することになった[2]

谷町線と同様、大阪市外の駅を起点もしくは終点としている。

2016年度以降の導入を目指し、ホームドアの導入が検討されている。2009年度から調査に着手する[3]

路線データ[編集]

  • 路線距離(実キロ):24.5 km営業キロ(運賃計算キロ)も同じ)
  • 軌間:1435 mm
  • 駅数:20駅(起終点駅含む)
  • 複線区間:全線
  • 電化区間:全線電化(直流 750 V第三軌条方式
  • 閉塞方式:自動閉塞式
  • 地上区間:江坂駅 - 中津駅間
  • 保安装置:WS-ATC
  • 最高速度:70 km/h
  • 編成両数:10両(1996年 - )
  • ホーム最大編成対応両数:10両
  • 車内案内装置設置率:100%〔43編成/43編成〕(10系・10A系:100%〔22編成/22編成〕、21系:100%〔18編成/18編成〕、30000系:100%〔3編成/3編成〕)
  • 混雑率(江坂・千里中央方面行き):114.1%(2012年度:難波駅→心斎橋駅間)[4]
  • 混雑率(なかもず方面行き):139.7%(2012年度:梅田駅→淀屋橋駅間)[4]

沿線概況[編集]

地上を走る御堂筋の建設目的と同様に梅田難波船場島之内経由で結ぶ他、天王寺新大阪の鉄道結節点も経由して、大阪市のほぼ中央を南北に縦貫している。

江坂駅から中津駅の手前までの地上区間は、直通運転先の北大阪急行線から続いて新御堂筋国道423号)の中央部を走行する。両側にビルが建ち並ぶ江坂駅を出ると、神崎川を渡り吹田市から大阪市に入り東三国駅、新大阪駅と続く。新大阪駅では東海道・山陽新幹線の真下にホームがあり、日中の半数の列車が天王寺方面から折り返す。

阪急京都本線との接続駅である西中島南方駅のすぐ先で淀川を渡り、右にカーブして新御堂筋と別れ、地下に向かって降り始める。トンネルの入口のすぐ先で梅田貨物線と交差して、中津駅に到着する。この駅から天王寺駅までの始発列車も多数発着している。

この先は中百舌鳥駅まで地下区間で、梅田駅 - 難波駅間は御堂筋、天王寺駅 - 我孫子駅間はあびこ筋、我孫子駅以南の堺市内区間はときはま線の地下を走っている。

大阪随一のターミナルである梅田駅を発車するとすぐに急カーブの連続となり、中之島大阪市役所の最寄り駅である淀屋橋駅、船場の中心で船場センタービルのある本町駅、島之内の心斎橋筋商店街の最寄り駅である心斎橋駅、南海・近鉄(奈良線)・阪神なんば線のターミナル駅である難波駅に到着する。難波駅を過ぎると御堂筋から離れ、四つ橋線との接続駅である大国町駅に着く。その後東に向きを変えて新今宮駅新世界天王寺動物園最寄り駅の動物園前駅、御堂筋線で屈指の規模の駅である天王寺駅に到着する。この駅では半数以上の列車が折り返す。

天王寺駅を出ると日中1時間あたりの運転本数も半減し、さらに路線も再び南に向きを変え、昭和町駅西田辺駅長居陸上競技場キンチョウスタジアム(大阪市長居球技場)のある長居公園の最寄り駅である長居駅、我孫子駅を過ぎると地下で大和川を潜り堺市に入る。その後イオンモール堺北花田の最寄り駅北花田駅、新金岡駅を過ぎると、南海高野線泉北高速鉄道線と接続する中百舌鳥駅に着く。

運行形態[編集]

相互直通運転を行っている北大阪急行線と一体的なダイヤが組まれている。千里中央駅 - 中百舌鳥駅間の直通(通称・大運転)と新大阪駅 - 天王寺駅間(朝夕の一部と深夜帯は中津駅や我孫子駅または新金岡駅で折り返す)折り返し列車(通称・小運転)の2つの運転系統があり、それぞれ朝は約4分、日中は平日約8分・土休日約7分半、夕方は約5分、夜は約10分間隔で運転される。原則として交互に運転されるため、重複する新大阪駅(または中津駅) - 天王寺駅間はその半分の運転間隔となり、朝のピーク時は2分間隔での運行となる。起点である江坂駅折り返し列車は早朝と深夜のみに限られる。なお、新大阪駅 - 天王寺駅間の往復運転系統は局内では通称「中運転」として取り扱っている[5]

運転本数がほかの路線より格段に多く、中津駅 - 天王寺駅の各駅で掲示されている時刻表では平日のおおむね7時30分 - 9時30分の部分は「←この間2 - 4分間隔→」などと運転間隔だけが書かれ、具体的な時刻掲示はされていない。ただし、配布されている時刻表にはすべて掲載されている。また、中津駅 - 天王寺駅でも情報コーナー(時刻表・出口案内・乗車位置案内・路線図を一体にして案内)で更新されている駅の時刻表はすべての列車の時刻を掲載している。

1970年に開催された日本万国博覧会会場アクセスのため、同年に江坂から北大阪急行電鉄東西線(会場線)の万国博中央口駅まで相互直通運転を開始した。万博終了後は東西線が廃止されたため、直通運転区間は千里中央駅までとなった。なお、運転士車掌については江坂駅で北大阪急行電鉄の社員との交代が行われている。

2013年(平成25年)3月23日に、大阪市営地下鉄全線でダイヤ改正が行われ、御堂筋線では線内の終電の発車時刻が最大で26分程度遅くなった[6][7]

2013年3月23日改正時点の運転間隔
平日
時間帯 江坂 - 新大阪 新大阪 - 中津 中津 - 天王寺 天王寺 - 我孫子 我孫子 - 中百舌鳥
早朝 10分 10分 10分 10分 10分
朝ラッシュ 4分 2分 - 4分 2分 2分 - 4分 4分
日中 8分 4分 4分 8分 8分
夕ラッシュ 5分 2分30秒 - 5分 2分30秒 2分30秒 - 5分 5分
深夜 10分 10分 5分 10分 10分
土休日
時間帯 江坂 - 新大阪 新大阪 - 中津 中津 - 天王寺 天王寺 - 我孫子 我孫子 - 中百舌鳥
早朝 10分 10分 10分 10分 10分
朝ラッシュ 6分 3分 - 6分 3分 3分 - 6分 6分
日中 7分30秒 3分45秒 3分45秒 7分30秒 7分30秒
夕ラッシュ 6分 3分 - 6分 3分 6分 6分
深夜 10分 10分 5分 10分 10分

客扱終了合図の表示[編集]

御堂筋線は他の大阪市営地下鉄と同様に発車メロディ・接近メロディが使用されているが、先述したとおり、この路線は終日にわたって激しく混雑する区間があるため、新大阪駅 - 天王寺駅間の各駅にはこれらのほかに客扱終了合図表示器が設置されている。駅係員が所持しているワイヤレスマイクにリモコンキーが付いており、発車メロディ鳴動後、客扱いが終了した時と電車のドアが閉まり、荷挟まり等もなくホームの状態が安全であることを確認した時にそれぞれリモコンを操作する。なお駅係員がホームにいない時およびいる場合でも手合図で対応する場合(この時は表示機上部のオレンジの逆三角形部分が消灯)は表示機を使用せず、発車メロディが鳴り終わった後、車掌の判断でドアの取り扱いを行う。

  • 客扱い終了時の合図は、表示器に橙色で「」と表示される。2011年3月までは同時に「扉が閉まります」という駅自動放送が流れていたが現在はカットされている。
  • 安全確認ができ、発車してよいときの合図は、表示器に緑色で「」と表示され、同時に「電車が発車します。ご注意願います」という駅自動放送が流れる。

女性専用車両[編集]

2002年11月11日から編成中程の6号車が女性専用車両となっている[8]。導入当初は平日ダイヤの始発から9時までの設定だったが、2004年9月6日から平日ダイヤの終日に設定されている。

なお、大阪市交通局保有車両の6号車には車体広告が掲示されており、遠くからでもこの車両が女性専用車両であることがわかる。相互直通運転を行っている北大阪急行の車両はステッカーのみの掲示である。また交通局所有の車両においても一部、ステッカーのみの車両が存在している。

女性専用車両
← 中百舌鳥
江坂・千里中央 →
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10

車両[編集]

自局車両[編集]

乗り入れ車両[編集]

過去の自局車両[編集]

期間は御堂筋線での運用期間。形式は運用当時のもの。

過去の乗り入れ車両[編集]

利用状況[編集]

御堂筋線は、日本全国の公営地下鉄で最も黒字額が大きいドル箱路線である。2012年度決算における経常収益は約343億円、営業収益は約370億円、営業係数が43.1であり[12]、大阪市営地下鉄の中でも収益の4割以上を占める。

また、2009年度の1日平均輸送人員は約1,122,000人で、第2位である谷町線(約482,000人)の倍以上の輸送人員を記録している。これは大阪市営地下鉄のみならず、全公営地下鉄でも最多の輸送人員である[13]

ラッシュ時の最混雑区間は梅田駅→淀屋橋駅間(2005年度までは難波駅→心斎橋駅間)であり、混雑率は139.7%(2012年度)[4]と、過大な輸送人員に対して混雑率は低めに抑えられている。関西地区の混雑緩和目標は150%のため、目標を達成している。1960年代は混雑率が260%を越えるなど、関西屈指の悪名高い混雑路線であったが、編成が矢継ぎ早に増備されて1996年からは全列車が10両編成になり、並行路線(四つ橋線・堺筋線・谷町線)へのシフトが進んでいることから混雑緩和が進んだ。それでも混雑路線には変わりなく、特に千里中央発の中百舌鳥行きは非常に混雑する。ダイヤが乱れた場合などは、駅員による押し込みが必要な場合もある。

建設時の逸話[編集]

御堂筋線は、昭和初期の不況のまっただ中で着工したこともあって、失業対策や景気対策も兼ねて作業員には可能な限り多数の失業者を雇用、トンネル掘削なども極力人海戦術を用いる方針が採られた。しかし、厳しい肉体労働故に採用された労働者が定着せず(重労働の割には低賃金であったことも原因)、工程管理上深刻な問題となった。

また、梅田駅付近の地質は非常に悪く、その上当時の土木技術は未熟であったため、梅田駅建設時の崩落事故や淀屋橋駅北側の漏水による崩壊事故など大規模な事故に見舞われた。さらに沿線のビルがいくつか傾斜・沈下し、所有者から莫大な補償金を要求された。加えて土佐堀川長堀川道頓堀川などの運河が機能していたため、それらを封鎖せずに建設する技術が求められるなどかなりの難工事であったという[14][15]。とは言え、こうした難工事が結果として日本の土木技術の向上に大きく貢献することとなった[14]

1933年、トレーラークレーンがない当時、製造された車両は梅田駅(貨物)から人力または牛に牽かれ、御堂筋の平野町3交差点付近(淀屋橋 - 本町間)に開けた搬入口から徐々に降ろされ搬入された。

開業当初、御堂筋線はわずか1両編成での運転だったにも関わらず、当時からすべての駅のホームが、将来を見越して 17 m 級車による8両編成に対応するように建設されていた。当初は 17 m 級車の12両編成対応で建設が進められたが、あまりに過剰投資が過ぎるとして中津以北および大国町以南については8両編成対応に計画変更された。このため2008年現在でも、地下設備についてはほとんど手直しなしで当時よりやや大型の 18 m 級車による10両編成で運行を行っている。ただし、乗降客数が過大でホーム面積の拡大が求められた梅田駅および難波駅については、大規模な工事を実施し北行と南行を分離した(梅田駅の拡張には谷町線用のトンネルが転用された)。また、中津以北および大国町以南の各駅については障害となる各種施設の移動やホームの延伸工事を段階的に実施し、最小限の手直しで10両編成対応化が実現している。

トンネルの断面積は天地方向に余裕を持って決定された。これは、開業時の延伸計画の中に郊外区間は架線を使って運行するプランがあり、そのため地下線にパンタグラフを折り畳んだ車両が入ってくる可能性があったためである。この構想は実現しなかったが、後の冷房化では広いトンネル断面が大きな貢献をしている。

梅田駅ホームの天井と照明

最初に開業した梅田駅 - 心斎橋駅の各駅のホームはドーム状の高い天井とシャンデリア風の蛍光灯照明を有している(本町駅のみ支柱のある天井)。御堂筋線の特徴であるが、混雑緩和のためホームと天井の間に中二階のコンコースが作られ、現在では高天井のまま残っている部分が少なくなっている。

戦時中、大阪市は限界に達していた梅田地下検車場に代わる我孫子検車場の用地を購入していたが、肝心の天王寺駅 - 我孫子駅間の工事が中断したままであった。やむなく西長居駅(現在の長居保線基地)に検車場を建設して、大鉄線(現在の近鉄南大阪線)との交差地点以南からは仮線を地上に敷設する計画を立てた。1943年11月26日に大阪市は、「天王寺西長居仮線敷設・西長居町仮設車両修繕設備設置の件」と申請書を大阪府に提出した。しかし翌1944年9月に、内務省側から南海平野線の平面交差の問題点や第三軌条の踏切における安全性などの措置についての照会が出され、大阪市はそれらの課題を解決できぬまま、資材不足もさらに深刻化するなどの要因が重なり実現は困難と判断。1944年11月申請を取り下げた。なお、1950年5月に大阪市は阿倍野区三明町(現在の阿倍野区役所の位置)に阿倍野検車場を建設、1954年の長居検車場完成まで使っていたが、阿倍野検車場以北に踏切を1か所設けていた。また、1951年の昭和町および1952年の西田辺への延伸時には、予算や資材の不足などから南海平野線以南は開溝(掘割)方式で建設され、駅部分を除いては天井が省略された(その後1958年のあびこ筋建設に伴い、開溝方式で建設された区間も通常の地下トンネルに改築された)。

中百舌鳥への延伸時、当初は泉北高速鉄道と乗り入れる構想もあったが、両社局の軌間(御堂筋線は 1435 mm、泉北高速は 1067 mm)・集電方式(御堂筋線は第三軌条、泉北高速は架線式)・電圧(御堂筋線は 750 V 、泉北高速は 1500 V)および車両規格の相違などから見送られた[16]

歴史[編集]

開業の頃の御堂筋線(淀屋橋駅) 開業の頃の御堂筋線(淀屋橋駅)
開業の頃の御堂筋線(淀屋橋駅)
  • 1933年昭和8年)5月20日:1号線 梅田駅(仮) - 心斎橋駅間 (3.1 km) が開業。当初は1両編成の単行運転。
  • 1935年(昭和10年)
    • 10月6日:梅田駅本駅が開業。 (+0.1 km)
    • 10月30日:心斎橋駅 - 難波駅間 (0.9 km) が開業。2両編成運転開始。
  • 1938年(昭和13年)4月21日:難波駅 - 天王寺駅間 (3.4 km) が開業。3両編成運転開始。
  • 1945年(昭和20年)3月13日14日大阪大空襲。異例の駅開放と避難列車の運行で市民の避難を助けたとされる[17][18]
  • 1951年(昭和26年)12月20日:天王寺駅 - 昭和町駅間 (1.8 km) が開業。梅田駅 - 昭和町駅、梅田駅 - 天王寺駅の2系統運転となる。
  • 1952年(昭和27年)10月5日:昭和町駅 - 西田辺駅間 (1.3 km) が開業。
  • 1953年(昭和28年)8月1日:4両編成運転開始。
  • 1957年(昭和32年)4月1日:5両編成運転開始。
  • 1958年(昭和33年)5月1日:6両編成運転開始。
  • 1960年(昭和35年)7月1日:西田辺駅 - 我孫子駅間 (2.5 km) が開業。7両編成運転開始。
  • 1963年(昭和38年)6月1日:8両編成運転開始。
  • 1964年(昭和39年)9月24日:新大阪駅 - 梅田駅間 (3.5 km) が開業。梅田駅 - 天王寺駅間の系統が中津駅 - 天王寺駅間での運転となる。
  • 1968年(昭和43年)8月29日:30系電車の運用開始。
  • 1969年(昭和44年)12月6日:愛称が御堂筋線に決まる。
  • 1970年(昭和45年)2月24日:江坂駅 - 新大阪駅間 (2.9 km) が開業。全線ATC化、打子式ATS廃止。前日までに50系電車と旧型車の運用を終了。北大阪急行電鉄と相互直通運転開始。
  • 1971年(昭和46年)4月1日:列車集中制御装置 (CTC) 導入。
  • 1975年(昭和50年)5月8日:ラインカラーを導入。
  • 1976年(昭和51年)2月16日:10系試作車が谷町線から転入。
  • 1979年(昭和54年)4月:10系量産車が運用開始。
  • 1986年(昭和61年)7月1日:北急8000形電車が運用開始。
  • 1987年(昭和62年)
    • 4月18日:我孫子駅 - 中百舌鳥駅間 (5.0 km) が開業し全通。9両編成化開始。
    • 8月24日:9両編成化完了。
  • 1990年平成2年)4月1日:昼間の中津駅 - 天王寺駅間の系統を新大阪駅 - 天王寺駅での運転とする。当初、国際花と緑の博覧会開催に伴う措置であったが、乗客に好評であったため定着した。
  • 1991年(平成3年)5月14日:21系電車が運用開始。
  • 1993年(平成5年)
    • 冷房化率100%達成。非冷房車で最後まで残っていた30系の3014編成・3022編成、乗り入れ車両の北急2000形が運用終了。
    • 12月31日:大晦日の終夜運転開始。
  • 1995年(平成7年)12月9日:10両編成化開始。朝ラッシュ時にも新大阪駅 - 天王寺駅間の系統を運転開始。梅田行最終(北行)を0時台に導入。
  • 1996年(平成8年)9月1日:10両編成化完了。
  • 2002年(平成14年)11月11日:平日朝ラッシュ時に女性専用車両を導入[8]
  • 2004年(平成16年)9月6日:女性専用車両の時間帯を平日終日に拡大[8]
  • 2005年(平成17年)3月26日:運転指令機能を輸送指令所に移転・統合(谷町線に次いで2路線目)。駅構内放送を更新。
  • 2006年(平成18年)3月18日:新大阪駅 - 天王寺駅間系統の運転時間帯を21時台まで拡大。
  • 2011年(平成23年)12月10日:30000系電車が運用開始[9]
  • 2013年(平成25年)3月23日:ダイヤ改正により、なかもず発梅田行き終発において、梅田→新大阪間で回送していたものを営業運転に変更。新大阪までの終電を約26分延長し、梅田駅0:19発とする。
  • 2014年(平成26年)4月28日:北急9000形電車が運用開始[11]

※上記のキロ数は実キロ

未完の構想・答申・計画路線[編集]

区間は構想・答申・計画が出された時点において未完のものを示す。

  • 大阪市交通協議会(内務省と大阪市の合同構想)(1925年10月20日)
    • 区間:榎阪 - 南方
  • 都市交通審議会答申3号(1958年3月28日)
    • 区間:江坂(垂水) - 千里山付近
    • 答申内容:慎重な考慮を加える必要がある路線
    • 区間:我孫子 - 堺市東部
    • 答申内容:慎重な考慮を加える必要がある路線
  • 都市交通審議会答申7号(1963年3月29日)
    • 区間:江坂 - 千里山
    • 答申内容:新設すべき路線(1975年度までに実現)
    • 区間:我孫子 - 堺市東部
    • 技術的問題、その他に付きさらに検討の上で決定すべき路線
  • 都市交通審議会答申13号(1971年12月8日)
    • 区間:梅田 - 難波
      ※新しい技術形態の輸送施設の建設
    • 答申内容:可能な限り需要の多様化と高度化に応えるための路線

駅一覧[編集]

全駅大阪府に所在。

駅番号 駅名 駅間
キロ
営業
キロ
接続路線 地上/地下 所在地
M11 江坂駅 - 0.0 北大阪急行電鉄南北線千里中央駅まで直通運転〉 地上区間 吹田市
M12 東三国駅 2.0 2.0   大阪市 淀川区
M13 新大阪駅 0.9 2.9 東海旅客鉄道東海道新幹線
西日本旅客鉄道山陽新幹線東海道本線JR京都線
M14 西中島南方駅 0.7 3.6 阪急電鉄京都本線南方駅 (HK-61)
M15 中津駅 1.8 5.4   地下区間 北区
M16 梅田駅 1.0 6.4 大阪市営地下鉄■ 谷町線東梅田駅 (T20)、■ 四つ橋線西梅田駅 (Y11)
阪神電気鉄道本線 (HS 01)
阪急電鉄:神戸本線宝塚本線・京都本線 (HK-01)
西日本旅客鉄道:東海道本線(JR京都線・JR神戸線JR宝塚線)・大阪環状線大阪駅JR東西線北新地駅
M17 淀屋橋駅
市役所前)
1.3 7.7 京阪電気鉄道京阪本線中之島線大江橋駅 中央区
M18 本町駅
船場西
0.9 8.6 大阪市営地下鉄:■ 四つ橋線 (Y13)、■ 中央線 (C16)
M19 心斎橋駅 1.0 9.6 大阪市営地下鉄:■ 長堀鶴見緑地線 (N15)、■ 四つ橋線 …四ツ橋駅 (Y14)
M20 難波駅[* 1] 0.9 10.5 大阪市営地下鉄:■ 四つ橋線 (Y15)、■ 千日前線 (S16)
南海電気鉄道南海本線高野線 (NK01)
近畿日本鉄道難波線大阪難波駅
阪神電気鉄道:阪神なんば線 …大阪難波駅 (HS 41)
西日本旅客鉄道:関西本線大和路線) …JR難波駅
M21 大国町駅 1.2 11.7 大阪市営地下鉄:■ 四つ橋線 (Y16) 浪速区
M22 動物園前駅
新世界
1.2 12.9 大阪市営地下鉄:■ 堺筋線 (K19)
西日本旅客鉄道:大阪環状線・関西本線(大和路線) …新今宮駅
南海電気鉄道:南海本線・高野線 …新今宮駅 (NK03)
阪堺電気軌道阪堺線新今宮駅前停留場 (HN52)
西成区
M23 天王寺駅 1.0 13.9 大阪市営地下鉄:■ 谷町線 (T27)
西日本旅客鉄道:大阪環状線・関西本線(大和路線)・阪和線
近畿日本鉄道:南大阪線大阪阿部野橋駅
阪堺電気軌道:上町線天王寺駅前駅 (HN01)
阿倍野区
M24 昭和町駅 1.8 15.7  
M25 西田辺駅 1.3 17.0  
M26 長居駅 1.3 18.3 西日本旅客鉄道:阪和線 住吉区
M27 我孫子駅[* 1] 1.2 19.5  
M28 北花田駅 1.9 21.4   堺市北区
M29 新金岡駅 1.6 23.0  
M30 中百舌鳥駅[* 1] 1.5 24.5 南海電気鉄道:高野線 (NK59)
泉北高速鉄道泉北高速鉄道線 (SB01)
  1. ^ a b c 旅客案内上は、平仮名表示が多用されている

輸送実績[編集]

大阪市営地下鉄御堂筋線利用分[編集]

調査年月日 乗車人員(人) 降車人員(人)
定期利用 定期外利用 合計 定期利用 定期外利用 合計
1998年11月10日 569,685 549,945 1,119,630 566,286 557,398 1,123,684
2007年11月13日 570,088 710,171 1,280,259 571,134 719,068 1,290,202

相互直通運転区間利用分[編集]

以下は、大阪市営地下鉄御堂筋線との相互直通運転区間である北大阪急行電鉄南北線の江坂 - 千里中央間を利用した輸送人員である。

調査年月日 乗車人員(人) 降車人員(人)
定期利用 定期外利用 合計 定期利用 定期外利用 合計
1998年11月10日 41,895 36,575 78,470 38,658 37,307 75,965
2007年11月13日 38,142 41,152 79,294 36,925 38,299 75,224

駅別乗降人員[編集]

1998年11月10日調査結果
駅名 乗車人員(人) 降車人員(人) 備考
定期利用 定期外利用 合計 定期利用 定期外利用 合計
江坂 22,773 24,806 47,579 23,766 24,954 48,720  
東三国 9,476 8,251 17,727 9,531 8,386 17,917  
新大阪 17,116 36,313 53,429 20,173 34,504 54,677  
西中島南方 13,752 16,134 29,886 13,872 15,388 29,260  
中津 10,958 13,521 24,479 12,383 11,637 24,020  
梅田 113,632 113,042 226,674 108,733 114,783 223,516  
淀屋橋 61,074 51,595 112,669 63,706 56,717 120,423  
本町 47,158 38,924 86,082 48,733 39,803 88,536  
心斎橋 34,499 42,195 76,694 35,012 41,400 76,412  
難波 71,624 71,418 143,042 68,369 72,777 141,146  
大国町 5,032 5,321 10,353 5,244 4,986 10,230  
動物園前 2,085 4,517 6,602 2,158 4,173 6,331  
天王寺 51,577 42,743 94,320 54,922 45,788 100,710  
昭和町 6,241 4,888 11,129 6,189 4,797 10,986  
西田辺 7,489 6,330 13,819 7,136 5,867 13,003  
長居 8,617 7,415 16,032 7,573 7,115 14,688  
我孫子 10,343 7,248 17,591 9,384 7,124 16,508  
北花田 4,956 3,127 8,083 4,409 2,883 7,292  
新金岡 5,712 3,879 9,591 5,273 4,209 9,482  
中百舌鳥 23,676 11,703 35,379 21,062 12,800 33,862  
2007年11月13日調査結果
駅名 乗車人員(人) 降車人員(人) 備考
定期利用 定期外利用 合計 定期利用 定期外利用 合計
江坂 23,282 26,915 50,197 22,827 27,106 49,933  
東三国 8,749 8,864 17,613 8,620 8,817 17,437  
新大阪 19,498 46,124 65,622 20,935 46,019 66,954  
西中島南方 12,450 17,449 29,899 12,334 16,024 28,358  
中津 8,925 11,685 20,610 9,294 11,936 21,230  
梅田 97,789 132,961 230,750 98,872 131,237 230,109  
淀屋橋 50,421 59,469 109,890 51,502 66,200 117,702  
本町 51,802 62,542 114,344 53,986 64,738 118,724 四つ橋線・中央線を含む
心斎橋 39,334 57,857 97,191 40,715 62,127 102,842 四つ橋線(四ツ橋駅)・長堀鶴見緑地線を含む
難波 77,790 105,241 183,031 77,109 110,913 188,022 四つ橋線・千日前線を含む
大国町 5,031 6,656 11,687 5,050 6,226 11,276 四つ橋線を含む
動物園前 3,764 9,087 12,851 3,484 8,372 11,856 堺筋線を含む
天王寺 66,290 69,732 136,022 64,688 68,315 133,003 谷町線を含む
昭和町 5,938 5,327 11,265 5,861 4,962 10,823  
西田辺 6,943 6,826 13,769 6,818 6,530 13,348  
長居 8,201 8,277 16,478 7,956 7,832 15,788  
我孫子 8,861 8,459 17,320 8,563 8,334 16,897  
北花田 6,362 5,394 11,756 6,276 5,282 11,558  
新金岡 5,676 4,474 10,150 5,502 4,456 9,958  
中百舌鳥 24,840 15,680 40,520 23,817 15,343 39,160  

関連商品[編集]

音楽館より御堂筋線の中百舌鳥駅から北大阪急行の千里中央駅までの全線をゲーム化したソフト「Train Simulator 御堂筋線」が発売されている。プレイステーション2DVD-ROM

御堂筋線を走る全車種(大阪市営10系・21系、北大阪急行8000系)を選択することが可能でシリーズ唯一の夜間運転ができる(ただし夜間ダイヤは江坂まで。北大阪急行線での夜間運転はゲーム中にない)。車内放送は駅ナンバリング制度導入前のものだが、走行中にリアルに流れる。またダイヤによってなかもず駅および千里中央駅の発着番線や天王寺駅・難波駅・梅田駅など主要駅の構内アナウンスが変わるのも特徴である。地下区間の映像(新金岡 - 中津間)はどのダイヤを選択しても同じ映像が使われている。2008年現在、シリーズで唯一の非一般販売ソフトで、大阪市交通局および北大阪急行から直接購入できる。

脚注[編集]

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  1. ^ 阪神なんば線2009年(平成21年)3月より。
  2. ^ 接続していないのは支線級の南海汐見橋線阪急千里線のみ(近鉄大阪線も一部の特急をのぞき大阪上本町駅発着のため、直接は乗り換えられない)。
  3. ^ 大阪・御堂筋線、駅に転落防止柵 事故多数、市が調査費 - 朝日新聞 2009年1月15日
  4. ^ a b c 平成24年度 地下鉄・ニュートラム 交通調査の結果について (PDF) - p.11、大阪市交通局、2014年4月5日閲覧。
  5. ^ 1990年3月末まで日中の小運転は通常中津 - 天王寺間の折り返し運転であったことと、現在もラッシュ時や土日の一部時間帯に大運転との間に中津折り返し系統と交互(大 - 中 - 大 - 小 - 大…のパターン)に運転される時間帯が残っているため。
  6. ^ 大阪地下鉄の終電、最大30分延長 3月23日から - 日経電子版、2013年2月7日21:49配信、2013年2月8日閲覧。
  7. ^ 大阪市営地下鉄、8路線で終電10〜30分延長へ - 朝日新聞デジタル、2012年12月27日05:17配信、2013年2月8日閲覧
  8. ^ a b c 大阪市交通局:よくあるご質問〜地下鉄・ニュートラム〜 - 大阪市交通局
  9. ^ a b 12月10日、御堂筋線に新型車両「30000系」がデビューします - 大阪市役所 2011年12月6日
  10. ^ 新型車両 9000形を平成26年春より導入します。〜「やすらぎ」と「省エネルギー」を追求〜(北大阪急行電鉄) (PDF) - 阪急阪神ホールディングス、2013年12月11日。
  11. ^ a b 新型車両9000形「POLESTARⅡ」営業運転開始および記念式典について (PDF) - 北大阪急行電鉄、2014年3月26日
  12. ^ 大阪市交通局平成24年度決算 (PDF) - 大阪市
  13. ^ 営業路線の現況 - 大阪市 - 日本地下鉄協会
  14. ^ a b 大阪市交通局 (1980). 大阪市交通局七十五年史. 大阪市交通局. 
  15. ^ NHK連続テレビ小説ごちそうさん』で大阪市役所に勤める主人公の夫が工事事務所で作業員などを相手に悪戦苦闘する場面が描写されている。
  16. ^ 鉄道ファン1986年11月号より。
  17. ^ 開業前にはロンドン市のように防空壕代わりの利用を認める構想があったが、実際の空襲では米軍が1トン爆弾を多用したため地下構造が直撃で崩壊する恐れも出たので空襲の際は全面運休・閉鎖する決まりになった(岩村潔『大阪市地下鉄の歩み』市政新聞社、1970年)。大阪市交通局は戦争末期の市営交通の記録を終戦直後廃棄したため、駅の開放や避難列車についての公式記録は残っていない(『市営交通と大阪大空襲』公営交通研究所編・刊行、1999年)。1997年の毎日新聞の報道と大阪交通労働組合の調査、2007年のフジテレビNONFIX』において証言の採取や検証が試みられたが、運行側からの決定的な確証は得られなかった。
  18. ^ 2014年3月4日放送のNHK連続テレビ小説ごちそうさん』で、主人公らが心斎橋から避難列車で梅田方面に向かうする場面があり、保存されている開業時の車両100形を使って撮影が行われた。参照:NHKの公式サイト

参考文献[編集]

関連項目[編集]