大阪市交通局30000系電車
| 大阪市交通局30000系電車 | |
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御堂筋線用30000系(2011年11月)
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| 編成 | 御堂筋線:10両編成 谷町線:6両編成 |
| 営業最高速度 | 70 km/h |
| 起動加速度 | 御堂筋線:3.0km/h/s 谷町線:2.5 km/h/s |
| 減速度 | 3.5 km/h/s(常用最大) 4.0 km/h/s(非常) |
| 車両定員 | 先頭車130人 中間車140人 |
| 全長 | 先頭車18,900mm 中間車18,700 mm |
| 全幅 | 先頭車2,890mm 中間車2,880 mm |
| 全高 | 先頭車3,745mm 中間車3,735 mm |
| 車両質量 | 25.5t(T') 33.0t(Tec1) 36.0t(Mb1'・Ma2・Mb2) |
| 軌間 | 1435 mm |
| 電気方式 | 直流750V(第三軌条方式) |
| 主電動機 | かご形三相誘導電動機 |
| 主電動機出力 | 140kW/基 |
| 制御装置 | IGBT-VVVFインバータ制御(ベクトル制御) |
| 台車 | モノリンク式インダイレクトマウント空気ばね台車 DS-300 |
| 制動方式 | 回生ブレーキ併用電気指令式電磁直通ブレーキ OEC-4M |
| 保安装置 | WS-ATC |
| 製造メーカー | 近畿車輛 |
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この表について
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大阪市交通局30000系電車(おおさかしこうつうきょく30000けいでんしゃ)は、2009年(平成21年)3月18日に大阪市交通局の高速電気軌道(大阪市営地下鉄)谷町線、2011年(平成23年)12月10日に御堂筋線で営業運転を開始した通勤形電車である。
目次 |
概要 [編集]
車両の開発企画は大阪オリンピックの誘致計画の頃に持ち上がり、2006年に開発許可が降りた[1]。車体は軽量ステンレス構体で、レーザー溶接組み立てのビードレス外板となっている。前頭形状は従来の切り妻形から丸みを帯びた形状に改められている。台車はインダイレクトマウント・モノリンク式台車であり、23系23613Fで試験的に用いられたものをベースとしたDS-300形台車[2] が採用されている。冷房装置は従来と同様1両につき2基搭載され、中央へ少し寄せられている。全般的には新20系をベースに最新技術が取り入れられている。
谷町線においての新型車両の投入は22系の投入以来19年ぶりで、同線で運行されている30系を順次置き換える予定であり、置き換えが完了した時点で大阪市営地下鉄の営業車両はすべて回生ブレーキ装備となる。また、御堂筋線においての新型車の投入は21系の投入以来20年ぶりで、同線で運行されている10系チョッパ車を順次置き換える予定であり、置き換えが完了した時点で大阪市営地下鉄の営業車両はすべてVVVFインバータ制御車両に統一される。(ただし堺筋線には阪急電鉄からの直通車に3300系、5300系などの抵抗制御の車両が残っている。)
- 補助電源装置は第3軌条方式5路線では初めてとなるSIVを搭載している。
- 行先表示器は、80系まで前面・側面とも70系の側面(これはLED式)を除き幕式であったが、本系列ではLED式を本格採用した。
- 車体には号車番号が大きく表記されている[3]。
- 大阪市交通局の車両としては初[4] の液晶ディスプレイ (LCD) による車内案内表示装置を設置し、次駅案内や4カ国語(日本語、英語、中国語、ハングル)の運行案内などを知らせる。
- 価格は6両1編成で約8億9千万円(1両あたり約1億4,830万円)である[5]。
- 第2編成以降は、前面の行先表示器に大阪市営地下鉄初となるフルカラーLEDを採用している。なお試作車の第1編成については、第2編成の入線と同時に量産化改造が行われ、3色LEDからフルカラーLEDに改造された[6]。なお、側面の行先表示器は第2編成以降も含めて3色LEDである。
- 第1編成のドア開閉ランプは左側に設置されているが、第2編成以降の量産車は中央に設置されている。
- 御堂筋線用30000系は2011年5月に第1編成が近畿車両で完成し報道公開されている。なお近畿車輌のホームページ上では、御堂筋線用30000系を31系電車と表記している[7]。谷町線用の車両とは車内、先頭車の前頭形状、カラーリングなどが異なっており、谷町線用の車両の直線的なデザインから曲線的なデザインに変わっている。
路線ごとの相違点 [編集]
谷町線・御堂筋線とも車体構造などは基本的に同一であるが、以下の点で異なっている。
- 前面下部のライン
- 谷町線では直線状だが、御堂筋線では曲線状になっている。
- 車体側面上部
- 御堂筋線では赤色のラインが太くなり、上部のラインの下部に新しく白色のラインがデザインされた。
- 内装
- 谷町線は単純な白系であるが、御堂筋線では御堂筋をイメージするイチョウと銀杏の柄を内装パネルなどに採用することで、親しみやすい車内空間を演出している。
- 窓
- 御堂筋線では近い将来、可動式ホーム柵の設置を予定していることから、可動式ホーム柵対応機器を搭載した。それにより、運転台背後の窓が小さくなっている。
- その他の御堂筋線仕様の特徴
- 座席の配置を工夫することで、一部の乗降口横のスペースを拡大(1両に4か所)し、大きな荷物を持つ利用客にも利用しやすくしている。
- 座席の形状を工夫し、着席状態から立ち上がりやすくしている。また、座席モケットの色は赤色となり、素材やクッションの量も変更されている(優先座席は他路線と同様に青色)。
- 荷棚高さを40ミリメートル下げている。
- 地上区間を長時間走行することから、フリーストップ式カーテンが取り付けられた(谷町線仕様は準備工事でカーテンレールのみ設置)。
- 扉上部の車内案内表示装置は両線とも液晶式だが、谷町線は4:3の画面幅で独自のデザインに対し、御堂筋線では16:9の画面幅に、東京地下鉄16000系や8000系更新車とほぼ同じデザインである(なお、市営交通のお知らせは谷町線と同様に画面下部でスクロールされる)。右側のディスプレイの駅名表示は、漢字→ひらがな→ローマ字→漢字…を回転させながらアニメーションのような表示をする。ホーム案内も、進行方向から向かうような感じで表示している。これは、三菱電機が開発したIPコア「セサミクロ」によて実現したものである。
- 2011年度以降に製造された谷町線用車両への御堂筋線用車両での変更点の反映
- 扉横の手すりを下方向へ拡大し、小さな子供が手すりを握ることができるようにした。
- 準備工事で取り付けられていたカーテンレールは2010年度製造の第4編成までは従来の窪みに金具を引っ掛けて止めるタイプであったが、フリーストップ式カーテンが取り付けられるよう、フリーストップタイプに変更。
- 内装パネルの貼り付け面積を拡大し、新たに扉上部にも貼り付けた。
なお、これらの変更点は2011年度以前に製造された編成には反映されていない。
- 袖仕切の横棒が2段になっている。(第7編成までは1段)
なお、これらの変更点は2012年度以前に製造された編成には反映されていない。
- 谷町線増備車のオリジナルの仕様変更点
- 2012年度の増備車から扉付近の枕木方向へのつり革の新設
運用 [編集]
谷町線仕様は2008年10月に導入が発表され、2010年11月からの約5か月間、試運転が行われた。試運転は谷町線のほか、中央線でも行われた[8]。2009年3月15日に開催された試乗会では同線の森ノ宮駅からコスモスクエア駅までを走行し、その後は営業開始日に関する詳細な事前予告もなく、3月18日から谷町線で営業運転を開始した。
御堂筋線仕様は2011年4月25日に導入が発表され[9]、6月からの約半年間に及ぶ御堂筋線・四つ橋線での試運転[10][11]のほか、乗り入れ先の北大阪急行に貸し出されての試運転[12]も行われた。なお、北大阪急行への貸し出しの際、普段は大阪市交車が入線しない桃山台車庫にも入線している[13]。営業運転開始日と初日の運用については12月6日に事前の告知[14]がなされ、12月10日より御堂筋線・北大阪急行線で営業運転を開始した[15][16]。
脚注 [編集]
- ^ 30000系誕生物語 - 大阪市交通局『ノッテオリテ』 2009年3月25日
- ^ メーカー形式FS578。
- ^ 後に、新20系・70系の更新車でも同様の処理が施されている。
- ^ 大阪市営地下鉄に乗り入れる車両としては阪急7300系のリニューアル編成も搭載している。
- ^ 新型車両「30000系」導入へ 大阪市営地下鉄谷町線 - 大阪日日新聞(2008年10月25日時点のアーカイブ)
- ^ 新型車両(30000系)が2列車になりました - 大阪市交通局 2010年4月8日(2010年4月12日時点のアーカイブ)
- ^ 編集長敬白: 地下鉄御堂筋線用30000系登場。 - ネコ・パブリッシング 2011年5月19日
- ^ 大阪市交通局30000系 中央線で試運転 - 交友社『鉄道ファン』railf.jp鉄道ニュース 2009年2月25日
- ^ 新型車両30000系を市営地下鉄御堂筋線に導入します - 大阪市役所 2011年4月25日
- ^ 大阪市交通局30000系が御堂筋線で試運転 - 交友社『鉄道ファン』railf.jp 鉄道ニュース 2011年8月19日
- ^ 大阪市交 御堂筋線用30000系が,四つ橋線で試運転 - 交友社『鉄道ファン』railf.jp 鉄道ニュース 2011年11月16日
- ^ 大阪市交通局30000系,北大阪急行線内で試運転 - 交友社『鉄道ファン』railf.jp 鉄道ニュース 2011年9月30日
- ^ 大阪市交通局30000系が桃山台車庫へ - 交友社『鉄道ファン』railf.jp 鉄道ニュース 2011年9月30日
- ^ 12月10日、地下鉄御堂筋線に新型車両「30000系」がデビューします - 大阪市役所 2011年12月6日
- ^ 御堂筋線に新型車両「30000系」がデビューしました - 大阪市交通局 2011年12月14日
- ^ 大阪市営地下鉄:20年ぶり新車両 御堂筋線で運行開始[リンク切れ] - 毎日新聞 2011年12月10日
参考文献 [編集]
- 『KS World 2009-近畿車輌技報 vol.16-』新製品紹介/30000系地下鉄電車
外部リンク [編集]
- 大阪市交通局殿向け 新型30000系車両 2009年春デビュー! 近畿車輛(製造メーカー)による紹介
- New Product 30000系地下鉄電車 (PDF) - 近畿車輛
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