JR東西線
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| JR東西線 | |
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JR東西線のホーム(加島駅)
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| 路線総延長 | 12.5 km |
| 軌間 | 1067 mm |
| 電圧 | 1500 V 架空電車線方式 (直流) |
| 最高速度 | 90 km/h |
JR東西線(ジェイアールとうざいせん)は、大阪府大阪市城東区・都島区の京橋駅から兵庫県尼崎市の尼崎駅に至る西日本旅客鉄道(JR西日本)の鉄道路線(幹線)である。
「JR」も含めた「JR東西線」が正式な路線名である[1][2]。JR西日本管内において、路線名の愛称にJRと付けられている事例はあるが、正式な路線名にJRが入るのは当路線が初めてであり、現在唯一のケースである。
目次 |
[編集] 概要
JR西日本で初めての地下路線として1997年3月8日に開業した。大阪市街地の地下を東西に横断し、起点の京橋駅で片町線(学研都市線)と大阪環状線に、終点の尼崎駅で東海道本線(JR神戸線)・福知山線(JR宝塚線)に接続している。同社のアーバンネットワークの路線の一つとなっている。
京橋駅付近と神崎川から尼崎駅までの区間を除くすべての区間が地下線で、大阪城北詰 - 加島の各駅は島式ホーム1面2線の地下駅となっている。列車の運行・運営はJR西日本が行っているが、線路など鉄道施設は第三セクター会社の関西高速鉄道が保有している。地下区間では剛体架線を使用している。
ラインカラーは桜桃色(■)であり、選定理由は「沿線に造幣局・大阪城公園などの桜の名所を持つイメージ」とされている。
全線が大阪近郊区間および電車特定区間に含まれるが、運賃計算上の「大阪環状線内」には含まれていない。すべての駅で乗車カードとしてICOCAおよびこれと相互利用可能なICカードが利用可能となっており、またJスルーカードが自動券売機で乗車券に引き換えることで利用できる。
[編集] 路線データ
- 管轄(事業種別):西日本旅客鉄道(第二種鉄道事業者)・関西高速鉄道(第三種鉄道事業者)
- 路線距離(営業キロ):12.5km
- 軌間:1067mm
- 駅数:9駅(起終点駅含む)
- 複線区間:全線
- 電化区間:全線(直流1500V)
- 閉塞方式:自動閉塞式
- 保安装置:ATS-P
- 最高速度:90km/h
- 編成両数:7・8両
- ホーム最大編成両数:8両
- 運転指令所:新大阪総合指令所
全区間とも大阪支社の直轄である。
[編集] 運行形態
| 駅・施設・接続路線 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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「片町線#運行形態」も参照
全列車が京橋駅から片町線(学研都市線)に直通し、一部を除いて尼崎駅から福知山線(JR宝塚線)伊宝塚方面または東海道・山陽本線(JR神戸線)神戸方面と直通運転している。尼崎駅を始発・終着とする列車はあるが、JR東西線から京橋駅で折り返す列車はない。
2008年3月15日より朝夕におおさか東線・大和路線経由で奈良駅から直通快速が運転されている。尼崎駅での東海道線(JR神戸線)・福知山線(JR宝塚線)との乗り換えは、同一ホームでできるようになっている。
なお、種別上は快速・区間快速・直通快速が存在するが、JR東西線内では全列車各駅に停車する。
[編集] 神戸シーサイドレジャー号
神戸シーサイドレジャー号は、JR西日本が四条畷駅・放出駅 - 西明石駅間を片町線(学研都市線)・JR東西線・東海道本線・山陽本線(JR神戸線)経由で2000年と2001年の7月 - 9月の土休日に運行した臨時快速列車である。
停車駅は、四条畷駅(2001年の上りは放出駅終着) - 尼崎駅間各駅・芦屋駅・三ノ宮駅・神戸駅・須磨駅・垂水駅 - 西明石駅間の各駅であった。
神戸市西部の須磨海水浴場・マリンピア神戸(ポルトバザール)・アジュール舞子、明石市東部の大蔵海岸への客をターゲットとし、それらの施設の最寄駅に着くたび特別に車内放送(案内)が流されたが、宣伝不足のためあまり利用されず、その後、大蔵海岸とアジュール舞子で続けて砂浜が陥没する事故が起き、両海水浴場が共に閉鎖し、以後は運転されていない。
[編集] 使用車両
「片町線#使用車両」も参照
JR東西線は架線に剛体架線を使用しているため、電動車にパンタグラフを2基装備した電車しか走行できない。2基使用するのはJR東西線内のみでそれ以外の線区では京都・木津寄りの1基は下降している。京橋・尼崎両駅でパンタグラフの昇降を行っている。現在、JR東西線で定期運用されているのは207系、321系と223系電車6000番台(宮原総合運転所所属車)だけである。
[編集] 利用状況
京橋駅から北新地駅までの東半分に比べ、北新地駅から尼崎駅までの西半分の利用者が少ない。北新地駅の至近にある大阪駅から東海道本線(JR神戸線)で尼崎駅に行く方が(逆方向も同様)、所要時間も短く優等列車の本数も多いことが原因であるとされる。尼崎駅へ向かう場合、大阪駅からは新快速・快速で5 - 6分、各駅停車でも7 - 8分なのに対し、北新地駅からは10分前後かかる。
[編集] 乗車制度
北新地駅は大阪環状線・東海道本線(JR京都線・JR神戸線・JR宝塚線)の大阪駅、新福島駅は大阪環状線の福島駅の至近にそれぞれ存在するが、運賃は通し計算にはならないため、両駅間の乗り換えはあまり見られない。
なお、JR東西線に係わる旅客営業規則に定められた乗車制度の特例は次のものがある。
[編集] 他経路乗車の特例
旅客の利便性向上のため、大阪駅・北新地駅発着または経由の定期券・回数券については、次の通り他経路乗車が認められている(他経路区間での乗降はできない)。また、この制度を利用して乗り越しをした場合、乗客に有利な扱いを行っている。
| 原券記載の経路 | 乗車できる他経路 |
|---|---|
| 尼崎 - 大阪間を含む区間 | 尼崎 - 北新地間 |
| 尼崎 - 北新地間を含む区間 | 尼崎 - 大阪間 |
| 大阪 - 京橋間を含む区間 | 北新地 - 京橋間 |
| 北新地 - 京橋間を含む区間 | 大阪 - 京橋間 |
- (例1)「芦屋 - 北新地」の定期券の場合、大阪駅でも乗降できる。この定期券で新大阪駅で下車する場合、「北新地 - 新大阪」の運賃210円ではなく、「大阪 - 新大阪」の運賃160円を支払う。
- (例2)「芦屋 - 高槻」の定期券の場合、北新地駅でも乗降できる。この定期券で大阪天満宮駅で下車する場合、「大阪 - 大阪天満宮」の運賃170円ではなく、「北新地 - 大阪天満宮」の運賃120円を支払う。
[編集] 大阪市内発着の乗車券に対する特例
大阪市内発着となる乗車券については、次のような特例が認められている。
[編集] 大阪駅・北新地駅での乗り換え一時出場
大阪市内発着の乗車券では本来は大阪市内で途中下車すると前途無効になるが、大阪駅と北新地駅を当日中に徒歩連絡する場合に限り、両駅で途中下車(乗り換え)することができる。
[編集] 市外乗車の特例
大阪市内発着の乗車券は、大阪市内ではない尼崎で途中下車しない限り、乗り換えることができる。
- (例)東京(東京都区内) - 【東海道新幹線】 - 新大阪 - 【JR京都線・神戸線】 - 尼崎 - 【JR東西線・学研都市線】 - 加島(大阪市内)。
[編集] 建設の経緯
沿線の都市化が進んでいた片町線と福知山線を地下線で結ぶ片福連絡線として計画され、1971年(昭和46年)の都市交通審議会答申第13号で「新設すべき路線のうち緊急に実施すべき区間」とされたが着工されず、1981年に日本国有鉄道法53条第4号により「大阪環状線京橋 - 大阪間、東海道本線大阪 - 尼崎間線路増設(京橋 - 尼崎間に1複複線増線する)」として当時の運輸省から認可を受けたが、財政難から着工は見送られた。国鉄分割民営化後、片福連絡線の免許はJR西日本に承継された。
JR西日本単独での建設は困難なため、1988年に鉄道施設の建設・保有を行う第三セクター会社の関西高速鉄道が設立され、JR西日本が鉄道施設の貸付を受けて列車の運行を行うことになった。1989年には「(前略)片町線と福知山線を相互直通運転で結ぶことによって、東西方向の都心貫通型広域鉄道幹線を形成するために必要な路線、大阪環状線の混雑緩和にも資する路線」として再度位置づけられ、この年ようやく着工された。
当初は1995年春に開業予定だったが、海老江付近で出水事故が発生したため開業が2年遅れた。建設中の仮称駅名は、開業後すべて異なる駅名が採用された(建設時の仮称は、大阪城北詰:片町、大阪天満宮:南森町、北新地:桜橋、新福島:福島、海老江:野田阪神、御幣島:歌島橋、加島:竹島)。
[編集] ルートの選定
1980年に、1978年に発足した「片福連絡線調査委員会」がまとめた中間報告書によると、ルート案は以下の通り3つ挙げられた。いずれのルート案も京橋から北新地を過ぎて阪神高速道路と交差する付近までは同じである。
- A案:国道2号線を尼崎市内まで進み、阪神大物駅の北方付近から北上して東海道本線(JR神戸線)と交差したあと、福知山線(JR宝塚線)とつなぐルート(JR神戸線とは連絡していない)
- B案:阪神高速道路沿いに進み、淀川の手前で東海道本線(JR神戸線)と並走して尼崎に至るルート
- C案:B案よりもさらに国道2号線を進み、歌島橋交差点から北上して淀川を越えて神崎川の手前で東海道本線(JR神戸線)と並走して尼崎に至るルート
これらの案のうち、阪神野田駅・地下鉄野田阪神駅と接続し、歌島橋付近の新たな鉄道サービス、大阪市交通局のバスターミナルの統合といった交通計画や沿線開発のインパクトや、JR神戸線と直通運転が可能であること、建設費が他の2案の中間的なものであるから、C案を推進した。
尼崎駅構内の配線は当初、4面7線の構造で福知山線(JR宝塚線)の取り付け部を変更せず、JR東西線を上下内外側線の間から方向別に取り付ける形であったが、宝塚方面・JR東西線の直通運転を行う場合、外側線を横断して平面交差することから順方向のほとんどで同一ホームで乗り換えができるように構内配線を変更して、現在の配線に決定した。
[編集] 歴史
- 1988年(昭和63年)5月25日 関西高速鉄道が設立される。
- 10月28日 片福連絡線の第二種鉄道事業免許取得。
- 1996年(平成8年)5月 正式名称が「JR東西線」に決定。
- 9月25日 レール締結式が行われる。
- 1997年(平成9年)3月8日 京橋 - 尼崎間開業。片町線の京橋 - 片町間は京橋 - 大阪城北詰間に代替される形で廃止。ただし片町までの定期券などは、京橋 - 大阪城北詰間を利用できる乗車券としては継承されなかった。
[編集] 駅一覧
地下線区間である大阪城北詰 - 加島の各駅では、駅ごとに当地の歴史や地理を反映したシンボルが定められており、ホームの壁面に貼られている。
- 直通快速・快速・区間快速・普通:いずれもJR東西線内は全駅に停車。
:特定都区市内「大阪市内」の駅
| 駅名 | 駅間営業キロ | 累計営業キロ | 接続路線 | シン ボル |
所在地 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 直通運転区間 | ○学研都市線木津駅(一部のみ木津駅経由奈良駅)まで ○直通快速…おおさか東線経由大和路線奈良駅まで |
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| - | 0.0 | 西日本旅客鉄道:片町線(学研都市線)(直通運転)・大阪環状線 京阪電気鉄道:京阪本線 大阪市営地下鉄:■長堀鶴見緑地線 (N22) |
- | 大阪府大阪市 | 城東区 | |
| 0.9 | 0.9 | 瓢箪 | 都島区 | |||
| 1.3 | 2.2 | 大阪市営地下鉄:■谷町線(南森町駅:T21)・■堺筋線(南森町駅:K13) | 梅 | 北区 | ||
| 1.4 | 3.6 | 西日本旅客鉄道:東海道本線(JR京都線・JR神戸線・JR宝塚線)・大阪環状線(大阪駅[* 1]) 大阪市営地下鉄:■御堂筋線(梅田駅:M16)・■谷町線(東梅田駅:T20)・■四つ橋線(西梅田駅:Y11) 阪神電気鉄道:本線(梅田駅) 阪急電鉄:神戸本線・宝塚本線・京都本線(梅田駅) 京阪電気鉄道:中之島線(渡辺橋駅) |
稲穂 | |||
| 1.2 | 4.8 | 西日本旅客鉄道:大阪環状線(福島駅) 阪神電気鉄道:本線(福島駅) 京阪電気鉄道:中之島線(中之島駅) |
松 | 福島区 | ||
| 1.2 | 6.0 | 阪神電気鉄道:本線(野田駅) 大阪市営地下鉄:■千日前線(野田阪神駅:S11) |
藤 | |||
| 2.6 | 8.6 | 舟 | 西淀川区 | |||
| 1.7 | 10.3 | 波 | 淀川区 | |||
| 尼崎駅 | 2.2 | 12.5 | 西日本旅客鉄道:東海道本線(JR神戸線)(直通運転)・福知山線(JR宝塚線)(直通運転) | - | 兵庫県 尼崎市 |
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| 直通運転区間 | ○JR神戸線西明石駅(朝夕のみ加古川駅)まで ○JR宝塚線宝塚駅(朝夕のみ新三田駅・篠山口駅)まで |
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[編集] 関連項目
[編集] 脚注
- ^ 『データで見るJR西日本2007』西日本旅客鉄道、2008年、p.56 また、同書p.55の愛称線区のリストでJR東西線は「正式名と同じ」とある。
- ^ 国土交通省鉄道局監修『鉄道要覧』電気車研究会・鉄道図書刊行会
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