音楽館

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株式会社音楽館
ONGAKUKAN Co.,Ltd.
種類 株式会社
本社所在地 郵便番号:141-0022
東京都品川区東五反田一丁目10番8号
五反田S&Lビル7階[1]
設立 1985年9月
業種 情報・通信業
事業内容 音楽制作
ゲームソフトの企画・開発・制作
代表者 代表取締役社長 向谷実
資本金 10,000,000円
外部リンク http://www.ongakukan.co.jp/
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株式会社音楽館(おんがくかん)は、音楽制作ならびにゲームソフトの企画・開発・制作を主な事業内容とする日本の企業。

概要[編集]

カシオペア」の向谷実により1985年に設立された株式会社。本社は東京都品川区東五反田にある[1]。代表取締役社長を向谷自身が務めている。

主な業務内容は、業務用録音機材リース業、音楽制作、ゲーム制作、シミュレータ制作、インターネットサイト運営、タレントマネジメントである。

設立当初はプロ用レコーディングスタジオ向けの録音機材賃貸を主としていたが、1993年に映像と音楽を融合させたCD -ROMソフト「Touch the Music by Casiopea」を制作。

1995年8月より、向谷の幼い頃からの夢であった電車運転を題材にしたPCソフトTrain Simulator』を発売。WindowsMacintoshでシリーズ展開した。

2001年PlayStation 2用ソフト『Train Simulator Real THE 山手線』を発売。2005年には、PlayStation Portable用ソフト『Mobile Train Simulator+電車でGO! 東京急行編』を発売。家庭用ゲーム機(PlayStation 2、PlayStation Portable)版Train Simulatorシリーズを発売し、シリーズはPC版と通算して31作品を数える。

2005年10月1日から、鉄道ファン向けサイト「レールファン」の運営を東京急行電鉄から引き継いだ。

2006年からは業務用シミュレータの製作を開始。『Train Simulator』シリーズの技術力を買われ、東京急行電鉄および東急テクノシステムから、実際の乗務員養成に用いられるシミュレータ開発を受注、制作した。そのシミュレータには人身事故を想定して、人が線路に飛び込む表現ができるなど非常時のシミュレーションも可能になっている。

同年、プラットフォームをPlayStation 3に移し、『Railfan』を発売。同社運営サイト「レールファン」から名前を取り、それまでの「TrainSimulator」からタイトルを変更したものであるが2作品で終了。

2007年7月には、台湾を含むアジア地域限定にて『Railfan 台湾高鉄』を発売。日本語版は11月に発売された。

その後は家庭用ゲーム機の開発が止まり、博物館向けのシミュレータ制作にシフトするようになる。

同年鉄道博物館向けにD51形式蒸気機関車シミュレータを制作。世界初ともなる本格的な蒸気機関車のシミュレータ開発には約3年もの日数を要した。動揺装置による揺れも再現し、機関士の運転の他、機関助士による投炭、給水も体験できるようになっている。

その後は2009年2月に、電車とバスの博物館8090系電車シミュレータを、4月に、鉄道博物館の209系シミュレータ、211系シミュレータをリニューアルした。続いてキッザニア甲子園及び東武博物館の各シミュレータの開発を行った。 更に、2010年4月に鉄道博物館集合研修型鉄道運転シミュレータを納入。25人同時に、運転操作を学ぶことができる。最新作は、2014年3月くずはモールSANZEN-HIROBAの3505号車デジタル動態保存、8000系シミュレータ、2600系シミュレータの3台。

2012年にカシオペアを脱退したことに伴い、向谷自身関連のマネジメント業務も請け負う。

2013年1月21日に、本社を東京都世田谷区上馬から品川区東五反田に移転した[1]

作品[編集]

Train Simulatorシリーズ[編集]

PC[編集]

PlayStation 2[編集]

PlayStation Portable[編集]

  • Mobile Train Simulator+電車でGO! 東京急行編
  • Mobile Train Simulator 京成・都営浅草・京急線

Railfan[編集]

PlayStation 3[編集]

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周辺機器[編集]

  • USBシリアル変換ケーブル(Master ControllerⅡ for Train SimulatorとPlayStation 2を接続するケーブル)

ニンテンドーDS[編集]

  • 鉄道ゼミナール -JR編-(タイトーからの制作請負)
  • 鉄道ゼミナール -大手私鉄編-(タイトーからの制作請負)
  • 山手線命名100周年記念 電車でGO!特別編 ~復活!昭和の山手線~(スクウェア・エニックスからの制作請負)

音楽CD[編集]

向谷実#ディスコグラフィーも参照。

  • 京阪電車 発車メロディCOLLECTION(向谷が2007年に制作した京阪電車の発車メロディを収録。)
  • 海幸・山幸BGM集(付録九州新幹線BGM集)(向谷が2009年に制作したJR九州の日南観光特急『海幸山幸』のミュージックホーン、車内BGMと、九州新幹線の発車メロディ、車内チャイムを収録。)
  • さくら~九州新幹線全線開業記念BGM(向谷が2011年に制作した九州新幹線の車内チャイム、発車メロディなどを収録。)
  • 勝手に発車メロディ東急線篇(2011年東急百貨店で行われた「鉄道フェスティバルin SHIBUYA 2011」のために制作された櫻井隆仁アレンジによる発車メロディ風の音源などを収録。駅では使用されていない。)
  • 向谷倶楽部の奇蹟(向谷の音楽活動の新しい試み『向谷倶楽部』の楽曲を収録。)
  • A列車で行こう(向谷が2012年に制作したJR九州のあまくさみすみ線観光特急『A列車で行こう (列車)』の車内BGM、車内チャイムを収録。iPadによる再生装置ごと同社により開発・納品されている。)
  • ニコニコ生レコーディング2013(向谷のニコニコ生放送により制作過程のすべてが可視化されながら出来たCD。同社では初の全国流通。)[2]
  • 京阪電車 発車メロディCOLLECTION 2013(2007年に発売された京阪電車の発車メロディを収録したものに、新曲と未発表音源が加えられたもの。)[3]

業務用シミュレータ[編集]

2008年5月2日から5月7日まで東急百貨店東横店で限定公開。特急 自由が丘渋谷、急行 自由が丘→中目黒、各停 菊名元住吉、特急 横浜元町・中華街の4つ区間で、5050系9000系Y500系の車両が運転できた。
入館者が順番を待つ客室部分には、211系は車体を製造したメーカーの銘板の下に、音楽館のロゴマーク入り改造銘板が取り付けられ、209系は実車に倣い、車両番号ステッカーに同社のロゴマークが追加されている。
E233系を基に、基本走行を学ぶ『初級』、信号や速度制限を学ぶ『中級』、定時運転や乗り心地の良い運転を学ぶ『上級』の3つのコースで運転の仕方が体験できる。モデル線区は高崎線 大宮→籠原。
映像発生装置や内容を改修。音声と表示で運転をガイドする『ビギナー』、表示のみでガイドする『ノーマル』、ガイドは一切無くATSの確認操作が要求される『プロフェッショナル』と3つのモードを選択できる。
九州旅客鉄道の信号保安装置―ATS-DKの動作を模擬した乗務員の研修用シミュレータを担当。[4]
  • 鉄道フェスティバル 2012 in SHIBUYA向け 東横線シミュレータ
2012年5月3日から5月8日まで東急百貨店東横店で限定公開。当時、東京メトロ副都心線との相互直通運転に向けて地下化工事中だった東横線代官山~渋谷間を図面や取材を基に作成したCG版シミュレータ。[5]
くずはモールの南館「ヒカリノモール」内に設けられたSANZEN-HIROBAに、京阪旧3000系(3505号車)の「デジタル動態保存」、8000系シミュレータ、2600系シミュレータを設置。デジタル動態保存とは、車両そのものは動かない(静態保存)ものの、映像や音声などを使い、あたかも動いているかのように見せる、臨場感のある展示方法。3505号車デジタル動態保存は、インターネットによる事前受付制で運転体験をすることができる。[6]

脚注[編集]

外部リンク[編集]