田淵智也

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田淵智也
基本情報
出生名 田淵智也
出生 1985年4月26日(29歳)
出身地 日本の旗 日本 東京都
血液型 B型
ジャンル ポップ・ロック
ロック
アニメソング
J-Pop
職業 作詞家
作曲家
ベーシスト
担当楽器 ベース
ギター
活動期間 2004年 -
レーベル トイズファクトリー
事務所 ソニー・ミュージックアーティスツ

田淵 智也(たぶち ともや、1985年4月26日[1] - )は、日本ミュージシャン作詞家作曲家ベーシスト

スリーピース・バンドUNISON SQUARE GARDENベースとコーラスを担当しており、同バンドのほぼ全ての楽曲の作詞作曲を手掛けている。また、近年では他のアーティストへの楽曲提供も行っている。

人物[編集]

音楽[編集]

キャッチーなメロディーを数多く生み出すメロディメーカーのひとり。アレンジ次第でロック、ポップ、アニメソングまで変化する。

作詞面では、~でしょう、~です、~な、~よ、~だよ、~だろ、~よね、~じゃん、など語尾が特徴的。

「日本で一番見切れるベーシスト」とUNISON SQUARE GARDENのボーカル&ギター斎藤宏介が評する通り、ステージを縦横無尽に駆け巡る。 正確には決まっていないが、同バンドのリーダーの役割。上述の通り、同バンドのほぼ全ての楽曲の作詞・作曲を手掛ける。

他のバンドメンバーの2人とは同い年で、ボーカル&ギターの斎藤宏介とは高校・大学の同級生、ドラムの鈴木貴雄とは小学校の同級生という間柄であり、付き合いは長い。

2014年2月14日にテレビ朝日系商業音楽番組「ミュージックステーション」にバンドとして初出演を果たし、自身のクレジットが放送された。と同時に、キャッチーなメロディでアニメ界とロック界から注目されているバンドと紹介された。カメラの前では普段と変わらない振る舞いを披露し視聴者の話題を掻っ攫った。

近年ではLiSAミュージックレイン所属声優歌手を中心に楽曲の提供などを行っているほか、漫画・テレビアニメ『夜桜四重奏 〜ヨザクラカルテット〜』にはバンドとしても個人としても携わっている。 高垣彩陽に提供した「夢のとなり」(作詞・作曲を担当)では約6分に及ぶ楽曲の中に最多のメロディを詰め込んでいる。 アレンジは黒須克彦であり、対談した「田っ智レディオ 第109回 (19:31~)」にて同曲を振り返り、黒須によりサビの3小節目のコード進行に手が加えられていたことに対し、「ココ入れてきたね、コッチきたら気持ちいいよね」と作曲者として出来上がった曲を聴いて嬉しかった、ニヤリとしたと発言している。

アニメアニメソング、アニメソング作家、声優の知識があり、アニメソングファン。アニメソング専門雑誌「リスアニ!」では田淵による連載コーナー「呼び水なんてごめんだ」がある[2]

演奏楽器にベースを選択した理由は、とにかくバンド活動がやりたかったがベースをする人がいなかったのと、ギターをする人には上手い人が多かったからと語っている。[3]

田淵が好きなアニメソング作家のひとり、一と自身也によるインターネットラジオポッドキャスト)「田っ智レディオ」を2011年4月から毎週日曜更新している。詳しくは後述。

家族[編集]

父親はソーシャルメディアリスク研究所代表を務めるライターの田淵義朗。 父親の影響か定かではないが、インターネットという常時接続可能なコミュニケーション空間の利用について良い面も悪い面もあることを熟知しており、一定の距離を保っている。 スマートフォンの利用にも否定的な考えをもっており、ガラケーを支持・使用している。 ガラケーが虐げられている現状にキャリアへの不満を露わにしている。

嗜好[編集]

鶏の唐揚げが好きである。

アニメ・漫画[編集]

劇場版ドラえもんが好きである。インターネットラジオ「田っ智レディオ」では、その最新作について熱く語ることが毎年恒例になっている。

このマンガがすごいから読め大賞[編集]

近年、漫画をよく読み、漫画家とその作品に詳しい。 同インターネットラジオでユニゾン田淵のこのマンガがすごいから読め大賞を独自に発表している。 「このマンガがすごい!」「マンガ大賞」の予想も兼ねて、田淵イチオシの漫画を粗筋とイチオシポイントを交えて紹介している。 この田淵が漫画をオススメする放送回は再生回数が多いという。 以下に、それぞれの放送回で田淵の口から発せられた漫画作品を列挙する(初登場時のみ、順不同)。

2014/01/12付 第144回放送[編集]
  • 坂本ですが? - 佐野菜見の学園ギャグ漫画。カドカワ「ハルタ」連載。
  • さよならタマちゃん - 武田一義。講談社「イブニング」連載。
  • ひきだしにテラリウム - 九井諒子。イースト・プレス。
  • ケンガイ - 大瑛ユキオの恋愛漫画。小学館「月刊!スピリッツ」連載。
  • 喰う寝るふたり 住むふたり - 日暮キノコのラブコメディ漫画。徳間書店「月刊コミックゼノン」連載。
  • モンクロチョウ - 日暮キノコの漫画。講談社「週刊ヤングマガジン」連載。
2013/01/13付 第92回放送[編集]
2011/12/04付 第33回放送[編集]

制作方針[編集]

田淵はCDの制作、リリースにあたってその方針、考え方を公言している。今後変わることもある。

カップリング収録曲[編集]

カップリング曲[4]だから俗に言う捨て曲と判断されるのはおかしい、と発言しているようにシングルにおいて2曲目以降も力を抜かない、最高と言えるものを届けたいとしている。だからリスナーにも聴いてほしいという。 できた曲順に収録していくわけでは当然なく、ふさわしいタイミング、ふさわしい組み合わせでリリースしているという。

UNISON SQUARE GARDEN では今のところカップリング曲は、タイアップのついた「カウンターアイデンティティ」を除き[5]、オリジナルアルバムに再収録されたことは一度もない。それとは対照的に、タイアップ付きのシングルタイトル曲は必ずオリジナルアルバムにも再収録されている。 また、トイズファクトリーでのメジャーデビュー以降もリリースされていない未音源化曲を自身のライブで先行披露することも多い。

ノンタイアップシングル「流星のスコール」では直前までシングルタイトル曲がどれになるか決まっていなかったという。 つまり、カップリング収録されたさよならサマータイムマシン誰かが忘れているかもしれない僕らに大事な001のことにもシングルタイトル曲になる可能性が直前まであったということである。

収録曲順[編集]

曲順というのは最終的に、この順番でしか聴けないというぐらいにリスナーに魔法をかけること、と述べている。 田淵は曲順を決めるに当たって大事にしているポイントを次の4点挙げている。[6]

  • オープニング曲(1曲目)をどうするか
  • CDショップの試聴機対策をどうするか
  • 曲の繋ぎ(曲間)をどうするか
  • アルバム総収録時間、各曲時間をどうするか

オープニング曲(1曲目)をどうするか[編集]

オープニング曲は導入として短い曲やインスト曲を採用したり、アーティストによってさまざまであるが、田淵はシングルもしくはシングルに相当するパンチのある曲をもっていきたいとしている。

CDショップの試聴機対策をどうするか[編集]

CDショップに足を運んでCDを購入する人は減少しているが、音楽制作をビジネスとしてやっている以上、やはり試聴機でまず聴かれる冒頭3曲は大事という。勝てる曲、掴み曲を配置したいという。

曲の繋ぎ(曲間)をどうするか[編集]

田淵は曲順の他にも曲間の無音時間[7]にも強いこだわりを持っているミュージシャンの一人である。 アルバムではそれが顕著に見られる。

トイズファクトリーからリリースされた UNISON SQUARE GARDEN の4枚のオリジナルアルバムでは#1~#3までが何れも曲間ゼロ秒、プリギャップゼロ(ギャップレス)で収録されている[8]

またアルバムの途中にも、プリギャップゼロのまとまりをもたせている部分もある。例えば、「Populus Populus」の#6 スカースデイル~#10 カウンターアイデンティティまでがそうである。

反対に、曲の雰囲気が変わる時など、リスナーに間を入れるために約500ミリ秒単位でプリギャップを変更している。 この無音時間が最も長いのは、シングルでは「harmonized finale」収録の#3 三月物語~#4 I wanna believe、夜を行く5.6秒、アルバムでは「JET CO.」収録の#4 cody beats~#5 気まぐれ雑踏3.5秒である。

アルバム総収録時間、各曲時間をどうするか[編集]

オーディオCDは仕様上約70分の音声をCD一枚に収録できるが、田淵はリスナー(聴き手)としての自分は60分のオリジナルアルバムは長いと感じる、理想は40分と発言している。[9]

楽曲[編集]

トイズファクトリー[編集]

  • UNISON SQUARE GARDEN
  • 夜桜四重奏 〜ヨザクラカルテット〜 関連(アルバム「桜新町の鳴らし方。」)[10]
    • V・りら・F(茅野愛衣) - 種も仕掛けもありふれて(作詞・作曲)
    • 比泉秋名(梶裕貴) - ハレーションローテーション(作詞・作曲)
    • 岸恭助、岸桃華(小野大輔戸松遥) - 超力buddy!(作詞・作曲)
    • 館林水奈(高垣彩陽) - 足並み揃って selfish open heart!(作詞・作曲)
    • 槍桜ヒメ(福圓美里) - 約束のヴェール(作詞・作曲)
    • 篠塚英二(小野友樹) - holy sensation(作詞・作曲)
    • 東鈴(又吉愛) - ただいま、sweet home(作詞・作曲・編曲)
    • 七海アオ(藤田咲) - 適材適所サテライター(作詞・作曲)
    • 岸桃華(戸松遥) - let me say!!(作詞・作曲)
    • 五十音ことは(沢城みゆき) - MIRAI インストール(作詞・作曲)
    • 士夏彦雄飛(松本さち) - 神のみぞ知らない(作詞・作曲)
    • 岸恭助(小野大輔) - phaser braver(作詞・作曲)
    • 槍桜ヒメ、七海アオ、五十音ことは(福圓美里、藤田咲、沢城みゆき) - かしましかしまっ!(共作詞・共作曲)[11]
    • 槍桜ヒメ、比泉秋名、七海アオ、五十音ことは、岸恭助、岸桃華、V・じゅり・F、V・りら・F
      (福圓美里、梶裕貴、藤田咲、沢城みゆき、小野大輔、戸松遥、大久保藍子、茅野愛衣) - またねとまたね(作詞・作曲)
    • 槍桜ヒメ、比泉秋名(福圓美里、梶裕貴) - 鳴り響け!桜新町賛歌(作詞・作曲)

アニプレックス[編集]

  • LiSA
    • 妄想コントローラー(作曲、アルバム「Letters to U」)
    • confidence driver(作曲、シングル「oath sign」)
    • now and future(作曲、アルバム「LOVER"S"MiLE」)
    • ROCK-mode(共作詞・作曲、アルバム「LOVER"S"MiLE」)
    • ジェットロケット(作詞・作曲、アルバム「LOVER"S"MiLE」)
    • best day,best way(作詞・作曲、シングル「best day,best way」、アルバム「LANDSPACE[12]
    • say my nameの片想い(共作詞・作曲、アルバム「LANDSPACE」[12]
    • Rising Hope(共作詞・作曲、シングル「Rising Hope[13]

ミュージックレイン[編集]

ランティス[編集]

  • 梶裕貴
    • Hello!(作曲、シングル「Hello!」)[18]
    • ジャイキリ(作曲、シングル「Hello!」)[18]

A-Sketch[編集]

  • みみめめMIMI
    • サヨナラ嘘ツキ(プロデュース[19]、シングル「サヨナラ嘘ツキ」)

ポニーキャニオン[編集]

  • 内田真礼
    • ギミー!レボリューション(作曲、シングル「ギミー!レボリューション」)

田っ智レディオ[編集]

田っ智レディオ
ジャンル トーク
放送方式 録音
放送期間 2011年4月24日 -
放送時間 毎週日曜
放送回数 164
パーソナリティ 田代智一、田淵智也
出演 畑亜貴徳永愛、他
テーマ曲 なんてこった林檎(徳永愛)
ディレクター 小寺寛志
公式サイト 公式サイト
特記事項:
インターネットラジオポッドキャスト
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田淵が好きなアニメソング作家のひとり、一と自身也によるインターネットラジオ(ポッドキャスト)である。 2011年4月に始まり、毎週日曜日更新している。閉塞感を打破するのが目的。主に田代宅で収録している。一回の放送時間は30~40分前後。

通常回で主に扱う話題は投稿メッセージへの対応、時事ニュース、サブカルチャー(アニメ、漫画など)、音楽(ポップス、アニメソング、楽曲制作)が多い。 内容はエピソードタイトルで大まかにわかるようになっている。

キャスト[編集]

メインパーソナリティは田代智一と田淵智也。 合間にこのインターネットラジオ番組の構成作家、ディレクターの小寺寛志(愛称:デラさん)がコメントすることがある。

投稿コーナー[編集]

リスナーが投稿できるコーナーがあった。 現在は感じた閉塞感、二人に話してほしいこと、してもらいこと、感想の投稿を募集している。 専用のメールアドレスへのメールもしくは公式サイトのフォームから投稿できる。不定期で投稿メッセージだけを特集した回もある。

とっても大好きドエムもん(終了)
ドMなエピソードを投稿してもらうコーナー
アンジェリーナ・不条理(終了)
生きていて不条理に思ったことを投稿してもらうコーナー
田っ智ディクショナリー(終了)
専門用語を二人に教えるコーナー
お願いギブ・アンド・テイク(終了)
もしも願いが叶うなら、これを諦めるということを投稿してもらうコーナー
キュンとしてブー(終了)
他人には理解されず、自分だけがキュンとすることを投稿するコーナー

ゲスト[編集]

ゲストが出演する際は前編後編の2回に別れることが慣例になっている。

  • 畑亜貴(第43,44回) - アニメソングを数多く手がける作詞家。
  • 徳永愛(第49,50回) - 声優、歌手。オープニングテーマを歌っている。
  • 奥井亜紀(第68,69回)‐ 女性シンガーソングライター。
  • 野間勤(第71,72,126回) - 図書館司書(一般人)
  • リタ・ジェイ(第97,98回)- 芸人、イラストレーター。
  • 黒須克彦(第108,109,134回)- 同じベーシストでありアニメソングライター。
  • イズミカワソラ(第123,124回)‐ 女性シンガーソングライター。
  • 新井弘毅(第136,137回) - プライベートでも仕事でも関わりがあるミュージシャン。
  • やしきん(第151,152,153回) - プライベートでも仕事でも関わりがあるミュージシャン。
  • 鈴木このみ(第154,155回)- 最年少ゲスト。女子高生アニメソングシンガー。1stシングルが田代智一、畑亜貴提供。
  • 常見陽平(第161,162回) - 人材コンサルタント、評論家。

テーマソング[編集]

オープニングテーマソング[編集]

オープニングテーマソングとして「なんてこった林檎」が第1回から使用されている。田代智一が作曲した。 当初、タイトルや歌詞はなくインスト曲だったが、田代智一が詞を畑亜貴に、歌を徳永愛にそれぞれ依頼し快諾、制作された。 作詞した畑亜貴がゲスト出演した第43回(2012年2月12日)にて楽曲が初披露、制作エピソードが披露された。

新曲の「Uターン」と「なんてこった林檎」の英語歌唱版「Anti-gravity VIEWS!」がカップリング収録されたCDシングルが2012年12月12日に田代智一のインディーズレーベルCHMONOTH COM.(くものすこむ)よりリリースされた。 一般のCDショップでは販売・取扱しておらず、通信販売のアマゾンエクレアでのみ販売している。 また、Gumroadでデジタル配信もしている[20]

  1. なんてこった林檎 [3:20]
    作詞:畑亜貴、作曲・編曲:田代智一、歌:徳永愛
  2. Uターン [2:33]
    作詞・作曲・編曲:田代智一、歌:徳永愛
  3. Anti-gravity VIEWS! [3:20]
    作詞:畑亜貴、英訳詞:Anastasia Moreno、作曲・編曲:田代智一、歌:徳永愛
  4. Uターン [off vocal]
  5. なんてこった林檎 [off vocal]

エンディングテーマソング[編集]

タイトル不明。第1回から使用されている。田淵智也が作曲した。テーマは「おうちへ帰ろう」。インスト曲。歌詞は未定。

脚注[編集]

  1. ^ http://www.toysfactory.co.jp/artist/usg
  2. ^ http://www.lisani.jp/2012/04/24/1614
  3. ^ 第8回
  4. ^ シングルタイトル曲以外の曲。抱き合わせ曲。古くはB面曲。
  5. ^ Twitter 田淵智也 2011年5月17日付
  6. ^ 第153回
  7. ^ パソコンに音楽CDを取り込んだ場合、プリギャップ部分は前曲の末尾に与えられる。
  8. ^ なお、JET CO.は#1~#4までプリギャップゼロ収録。全曲手がけた夜桜四重奏キャラクターソングアルバムにもこの特徴は見受けられる。これに関し、「本当はクロスフェードにしたかったけれどキャラクターソングアルバムなので断念した。」と語っている。
  9. ^ だが、実際に作り手としてリリースしている作品は徐々に長くなっている。
  10. ^ http://yozakura-anime.jp/music.html
  11. ^ 作詞は畑亜貴と、作曲は田代智一との共同制作。編曲も黒須克彦が手がけており、田っ智レディオファミリー(出演者)による初の楽曲である。
  12. ^ a b http://www.sonymusic.co.jp/artist/lisa/info/430236
  13. ^ http://www.sonymusic.co.jp/artist/lisa/info/437868
  14. ^ http://www.sonymusic.co.jp/artist/harukatomatsu/info/406595
  15. ^ http://www.sonymusic.co.jp/artist/ayahitakagaki/info/422878
  16. ^ http://www.sonymusic.co.jp/artist/akitoyosaki/info/429691
  17. ^ a b http://www.sonymusic.co.jp/artist/minakokotobuki/info/430703
  18. ^ a b http://www.lantis.jp/release-item2.php?id=33e008ccd7a41919ee654dd651c0c0d0
  19. ^ 作詞、作曲、編曲は田淵ではない。
  20. ^ なお、こちらで試聴することが可能。

外部リンク[編集]