エピックレコードジャパン

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エピックレコードジャパン
Epic Records Japan
親会社 ソニー・ミュージックレーベルズ
設立 1978年8月
設立者 丸山茂雄
販売元 ソニー・ミュージックマーケティング
ジャンル J-POP
日本の旗 日本
公式サイト http://epic-jp.net/

エピックレコードジャパンEPIC Records Japan)は、ソニー・ミュージックレーベルズレコードレーベル

概要[編集]

EPICの名は1953年コロムビアレコードが傘下に設立した、ジャズクラシック音楽部門を販売するためのサブレーベル名 (エピック・レコード)にその起源をもつ。なお、現在の中心レーベルである「Epic Records」については、会社名とは異なり「Japan」の表記はない。

2001年10月にソニー・ミュージックエンタテインメントの製作部門からソニー・ミュージックレコーズキューンレコードソニー・ミュージックアソシエイテッドレコーズと共に分離、現在の形となる。エピックのレーベルは、ソニー・ミュージックレコーズに次いで二番目に歴史が古い。商品の規格品番に記載されてあるESは旧名称であるエピック・ソニーの名残である。

沿革[編集]

  • 1971年7月 - CBSソニーレコード株式会社から新レーベル「EPIC」が発足。
    • 10月 - EPICレーベルの邦楽第一弾として、ハイソサエティーの「不思議な恋の物語/君を奪いたい」を発売。
  • 1976年3月 - EPICレーベルの邦楽部門を廃止。CBSソニーレーベルに統合。
  • 1978年8月 - 株式会社EPIC・ソニーを設立(但し、CBSソニーから発売されたEPICの邦楽音源(浅田美代子麻生よう子他)はCBSソニーが引き続き管理)。
  • 1988年3月 - CBSソニーに吸収合併。同時期よりCDの背面ジャケット等に「EPIC/SONY RECORDS」の表記が使用される様になった。
  • 1991年 - CBSソニーが現在のソニー・ミュージックエンタテインメントに商号変更した際にレーベルロゴを変更。「Epic/Sony Records」に改称する。
  • 1994年6月 - 株式会社アンティノスレコード(Antinos Records)が設立される。CDの販売をSMEに委託しており、同グループの一員となる。社名は「アンチソニー」の意味(Antiと、sonyの文字を逆読みしたもの)。A&Rシステムを本格導入した会社である。
    • 10月 - Epic/Sony Records内に新レーベル「dohb discs」を設立(2000年5月頃にソニー・ミュージックアソシエイテッドレコーズ傘下に移管後、同年7月にレーベル運営終了)。dohbはepicのスペルを前にずらした造語で、時代の一歩先を常にリードしていくという意味がこめられていた。制作部もエピックと異なり下北沢に設置するなど、独自性の強い展開がなされた。
  • 1998年10月 - 「Epic/Sony Records」から「Epic Records」へレーベル変更。
  • 2001年10月 - SMEの製作部門から分離、再度独立。同時にレーベルロゴを変更する。洋楽部門はソニー・ミュージックジャパンインターナショナル(SMJI)へ移行。
  • 2002年7月 - アンティノスレコードを吸収合併する。アンティノスはエピック内の一レーベルとなる。
  • 2003年2月 - 会社設立25周年を記念したイベント「LIVE EPIC 25」を開催。
  • 2004年3月 - 会社合併により2002年7月以降経営を行っていた「アンティノスレコード」が運営終了。「アンティノスマネージメント」も「ソイツァーミュージック」と合併し「ブルーワンミュージック」となる。
  • 2005年 - 新レーベル「kowalski」(コワルスキー)設立。
  • 2014年4月1日 - ソニー・ミュージックレコーズがレーベルビジネスグループの7社を吸収合併し、株式会社ソニー・ミュージックレーベルズが発足[1]。エピックレコードジャパンは同社の社内レーベルとなる。

レーベル[編集]

  • エピックレコード(Epic Records・メインレーベル)

かつて存在したレーベル[編集]

  • BOOGIE WOOGIE(ダウン・タウン・ファイティング・ブギウギ・バンド竜童組所ジョージプライベートレーベル。宇崎竜童の離脱と共に消滅)
  • コワルスキー(Kowalski、現在は運営停止)
  • アンティノスレコード(Antinos Records・2002年 - 2004年)
  • SO What? RECORDS(1999年 - 2000年、ロゴマーク$をもじったもの)
  • dohb discs(1994年 - 2000年)
  • MINT AGE
  • mf(佐野元春プライベートレーベル。佐野の独立とともに消滅)
  • NeOSITE DISCS(もともとはエピックレコードのレーベルであったがソニー・ミュージックアソシエイテッドレコーズ(2000年)を経てキューンレコード(2001年 - )のレーベルへと移行した)
  • Robin Discs (福岡智彦がプロデュースした音楽レーベル。かつては松谷卓等も所属した。現在はEpic Recordsに統合)
  • Cha-DANCE(東京パフォーマンスドールのプライベートレーベル。TPDの活動休止に伴い廃止。)

アンティノスレコード[編集]

1994年6月、ソニー・ミュージックエンタテインメント副社長丸山茂雄により設立。同年にTMNの活動を終了し、音楽プロデュース業に力を入れ始めていた小室哲哉のソニー側受け皿となるよう、従来型と異なるレーベルが必要とされたことが設立のきっかけである。差別化として具体的には、欧米風A&Rを導入し人的プロモーションに注力することを特色として挙げていた(社名の由来である「アンチ・ソニー」もこれらの経緯に由来する)。関連会社として芸能プロダクションアンティノスマネージメント、音楽出版社アンティノスミュージック(のちソイツァーミュージックに改称)を設立しアンティノスグループを形成。またアメリカにも支社を設立している。商品の流通販売には関わらず、それらはソニー・ミュージックエンタテインメントに依頼していた。

しかし、レーベルの芯となるはずだった小室哲哉はエイベックスとの関係を深めていき、結局アンティノスレコードからのリリースは小室のプロデュースによるシングル・ライブアルバム各1枚とプレイステーション向けゲームのみであった。レーベル初期は丸山の人脈で他レーベルより移籍したTHE MODSGAKU-MCフラワーカンパニーズなどが主なメンバーとなり、知名度は高めなものの当時セールスが低迷していた彼らの再起を狙うのが当初の目標とされた。

1996年5月、浅倉大介プロデュースによりT.M.Revolutionがデビュー。1997年から1998年にかけてシングル・アルバム共にミリオンセラーを果たすなど、以降レーベル末期まで経営の柱となる。1999年には浅倉が自身の参加するユニットIcemanと共にエピックレコードから移籍。藤井隆Fayrayコタニキンヤ等の新人も浅倉にプロデュースを依頼するなど、レーベル全体として浅倉への楽曲依存が高まり、リリースの大半は浅倉の手掛ける作品となった(ただし浅倉のプロデュースしたアーティストが全てアンティノスに在籍したわけではなく、他社のアーティストもプロデュースしていた)。

2002年7月、会社機能がエピックレコードに吸収され、同社の一レーベルという扱いになり、以降は流通販売もエピックレコードが担当。2004年3月、ソニー・ミュージック内の会社再編に伴いアンティノスレコードは解散。アンティノスマネージメントとソイツァーミュージック(旧アンティノスミュージック)は合併し、2004年4月付でブルーワンミュージック(現ソニー・ミュージックアーティスツ)となる。これによりアンティノスグループは2004年3月を持って終了した。

ロゴマークは設立当初から1997年頃まで、上がくり抜かれた円の中にAと書かれたもの(下に「antinos」と表記されている)、1998年頃から終了までは握り拳で棒状の物体を真っ二つに打ち砕く姿をモチーフにした物が使用されていた(握り拳で打ち砕かれて2本に分かれた棒状の物体には「ANTINOS」「RECORDS」の文字が刻まれている)。

現在所属しているアーティスト[編集]

五十音順[編集]

1〜0、A〜Z[編集]

かつて所属していたアーティスト[編集]

1971年10月から1976年3月までCBSソニーの邦楽部門の一レーベルとして存在していたEPICレーベルのアーティストについては、

あ〜か行[編集]

さ〜な行[編集]

は〜わ行[編集]

発売していたゲームソフト[編集]

かつて、任天堂ファミコンなどコンピュータゲーム産業にも手がけたことがあった。主に同社に所属するアーティストを題材にしたキャラクターゲームが多かった。現在は撤退している。ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)がソニー系列のコンピュータゲームメーカーとして存在している。

ロゴマークの変遷[編集]

  • 初代(1978年8月 - 1991年3月):筆記体の「Epic」の表記で、躍動的で跳ね上がったイメージのロゴとなっている。1988年3月迄は連綿で「ES」のロゴの下部に「EPIC/SONY」のロゴも併用されていた。当時発売されていたCDに於ける背表紙のロゴマークは正方形[3]で、此れは当時のCBSソニーでも使用されていた。1988年3月からは前述の連綿の「ES」ロゴに代わり、「EPIC/SONY RECORDS」の表記が使用される様になった。
  • 2代目(1991年4月 - 1999年12月):アルファベットの「E」を模ったロゴマーク(3本の細い楕円に左に斜線が入っているサイバーチックな幾何学的なロゴ)に下部に小文字で「epic」の表記。背表紙のロゴマークも正方形から楕円に変更されている。この頃から背表紙にも「Epic Sony Records」の表記[4]が使用される様になった。
  • 3代目(2000年1月 - ):大文字の「EPIC」の周囲に楕円型に放射線状の線が飾られている。

脚注[編集]

  1. ^ グループ会社再編および商号変更に関するお知らせ (PDF)”. ソニー・ミュージックエンタテインメント (2014年2月17日). 2014年4月3日閲覧。
  2. ^ 2009年9月までBMG JAPANの一レーベル、同年10月から新設されたアリオラジャパンの一レーベルとなっており、事実上SMEに復帰したこととなる。
  3. ^ 1988年迄は黄色の正方形が使用されていたが1989年から1991年3月迄は赤色の正方形が使用されていた(親会社のCBSソニーも1988年迄は黄色の正方形だったが1989年から1991年3月迄は青色の正方形が使用されていた)。
  4. ^ 1998年10月以降は「Sony」の部分が取れて「Epic Records」の表記に変更されている。

外部リンク[編集]