NHK静岡放送局

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NHK静岡放送局
NHK logo.svg
NHK静岡放送局.jpg
NHK静岡放送会館
所在地 420-8721
静岡市葵区西草深町1番21号
公式サイト
総合テレビ
放送対象地域 静岡県
コールサイン JOPK-DTV
デジタル親局 静岡 20ch (キーID1)
Eテレ
放送対象地域 全国放送
名古屋放送局管轄)
コールサイン JOPB-DTV
デジタル親局 静岡 13ch (キーID 2)
ラジオ第1
放送対象地域 静岡県
コールサイン JOPK
親局 静岡 882kHz
ラジオ第2
放送対象地域 全国放送
(名古屋放送局管轄)
コールサイン JOPB
親局 静岡 639kHz
FM
コールサイン JOPK-FM
親局 静岡 88.8MHz
主な中継局
デジタルテレビ
熱海:総合 33ch 教育 13ch
伊豆の国:総合 20ch 教育 13ch
三島:総合 24ch 教育 16ch
富士宮:総合 24ch 教育 14ch
島田:総合 16ch 教育 14ch
藤枝:総合 20ch 教育 13ch
浜松:総合 20ch 教育 13ch
ラジオ
熱海:FM84.2MHz 第1 1161kHz
御殿場:FM 83.8MHz 第1 1026kHz
伊豆の国:FM 85.3MHz
芝川:FM 84.9MHz
島田:FM 83.0MHz
浜松:FM 82.1MHz 第1 576KHz 第2 1521KHz
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NHK静岡放送局(エヌエイチケイしずおかほうそうきょく)は、静岡県静岡市葵区にある日本放送協会(NHK)の地方放送局。テレビとラジオで県域放送を行っている。[1][2]

マスコットキャラクターとして「しずくん」を採用している。

概要[編集]

組織としては中部(東海北陸)となり、基本的に名古屋放送局の管轄下となっているが、独自番組や東京発の「管中」「ローカル」番組である『小さな旅』や『特報首都圏』などをネットすることもあり、比較的拠点局と距離を置き、東京管内との繋がりを強めている傾向がある。ただし、関東甲信越の番組を静岡でネットする場合、東京からの直受けではなく、一旦名古屋を経由して受ける特殊なネット方法となっている[3]。また、極稀に管内他局が名古屋からのニュース気象情報を放送している中、静岡だけ県内ニュース・気象情報に差し替えることもあった。

報道取材用として、ハイビジョン対応の取材ヘリコプターを静岡ヘリポートに常駐させている[4]。NHKにおいて、拠点局以外の地方局単独で取材ヘリコプターを保有[5]する例としては、静岡の他に新潟局高松局[6]鹿児島局沖縄局の計5局のみであり、地域的に特に重要視されていることがここからもうかがえる。

開局当初のラジオ送信所のアンテナ
現在は使われていないが鉄塔は健在
ラジオ塔。静岡市内、清水山公園

局舎について[編集]

現在の局舎(NHK静岡放送会館)は、静岡局としては3代目の建物となり、現在地へ移転した当時(1963年3月1日)のまま現在に至っている。

局舎内には3つのスタジオがあるが、テレビ用には第1(汎用であるが、実際には夕方のローカルニュース中心に運用)と第2(定時ニュース用)があり、ラジオ用には第3スタジオがある[7]。なお、テレビスタジオ用の副調整室は、ニュース用に整備された1か所で2つのスタジオを駆動している。

局舎自体は内部の改装は幾度となく行われているが、建物自体は全国のNHK放送局の中でも古い部類に入り、築年数が2013年3月時点で50年を迎えた。他地域の老朽化した放送局(放送会館)が順次建て替えを行う中にあって、静岡局については正式な新局舎建設の動きはこれまで見えてこなかった。[8]

新局舎建設については、数年来の不祥事に起因する一連の経費削減策の影響を受け、一旦白紙に戻った。しかしその後改めて移転計画が出されており、葵区紺屋町や同区七間町など[9]への移転が取り沙汰されたこともあったが、2010年12月に都市ガス供給会社の静岡ガスと、静岡市駿河区八幡一丁目の同社所有地[10]への移転について協議を開始した旨が発表され[11]、協議開始が伝えられてからおよそ3年後の2013年10月に、静岡ガスが同所の売却を発表した[12]。これによって、静岡局の建て替え及び移転計画が具体化することとなる。2017年度前半の新放送会館の竣工と、同年度後半の運用開始を予定している[13]

なお、放送機材については特にここ数年、他の地方局より先行して整備が図られている。これは東海地震などを念頭に、災害報道に特に力を入れるべき局との位置づけがなされているためであり、前述の取材用ヘリコプター常駐もその一環である。

沿革[編集]

  • 1931年(昭和6年)1月12日 静岡放送局に本免許交付(呼出符号:JOPK 周波数:778kc 出力:500W)。
  • 1931年(昭和6年)3月21日 社団法人日本放送協会静岡放送局呼出符号:JOPK)開局(全国13番目)。局舎を静岡市柚木に、送信所谷津山山頂に置く。
  • 1946年(昭和21年)9月1日 ラジオ第2(JOPB)放送開始。
  • 1950年(昭和25年)6月1日 放送法施行に伴い社団法人日本放送協会が解散。特殊法人としての日本放送協会が設立され一切の権利義務を継承。
  • 1954年(昭和29年)9月1日 放送局を静岡市追手町の静岡県民会館内に移転。
  • 1957年(昭和32年)6月1日 アナログ総合テレビ、5chで放送開始。
  • 1959年(昭和34年)4月1日 ラジオ送信所を静岡市宮竹に移転し送信開始。
  • 1959年(昭和34年)5月1日 アナログ総合テレビのチャンネルを9chに変更する。
  • 1962年(昭和37年)1月8日 アナログ教育テレビ放送開始。
  • 1963年(昭和38年)3月1日 現在地(静岡市葵区西草深町)に現局舎(NHK静岡放送会館)が完成し移転。
  • 1963年(昭和38年)12月16日 テレビのカラー放送を開始。
  • 1964年(昭和39年)4月1日 FM放送を開始。
  • 2005年(平成17年)6月1日 11:00(JST)静岡本局・浜松中継局同時に地上デジタル放送開始。開始記念番組を、同時に地上デジタル放送を開始した静岡放送と共同制作し、両局で放送。
  • 2006年(平成18年)4月2日 デジタル総合テレビのレギュラー編成としては全国初のマルチ編成を開始(『ゆうどきネットワーク』(011)と『ゆうどきネットワーク東海・北陸』(012))。
  • 2007年(平成19年)3月9日 改編に伴い夕方のレギュラーマルチ編成終了。同年4月からは夕方5時台のローカル枠が全て名古屋発となる(『ゆうどきネットワーク』は名古屋発の気象情報以外は東京からの分をそのまま放送)。
  • 2011年(平成23年)7月24日 正午をもってアナログ放送終了。24時の完全停波をもってアナログテレビ送信所廃局。

親局・中継局[編集]

テレビジョン放送[編集]

送信所
静岡市清水区草薙(日本平日本平デジタルタワー
中継局
遠州
中部
東部
伊豆

ラジオ放送[編集]

送信所
ラジオ第1放送 - 882kHz 10kW JOPK
中継局
  • 浜松 576KHz 1kW(JODG)[16]
  • 浜松佐久間(送電線放送)1341KHz 100W
  • 浜松水窪 1584KHz 100W
  • 御殿場 1026KHz 100W
  • 熱海 1161KHz 100W
ラジオ第2放送 - 639kHz 10kW(JOPB)
中継局
  • 浜松 1521KHz 1kW(JODC)
FM放送 - 88.8MHz 1kW JOPK-FM
中継局
  • 浜松 82.1MHz 250W
  • 浜松佐久間 84.8MHz 10W
  • 浜松大井(東佐久間)83.8MHz 3W
  • 浜松水窪 84.1MHz 1W
  • 浜松春野 84.5MHz 10W
  • 川根本町中川根 83.4MHz 100W
  • 島田 83.0MHz 100W
  • 富士宮(芝川)84.9MHz 10W
  • 御殿場 83.8MHz 10W
  • 伊豆の国(伊豆長岡)85.3MHz 100W
  • 熱海 84.2MHz 100W
  • 東伊豆 83.3MHz 10W
  • 河津 82.2MHz 3W
  • 下田 84.1MHz 10W

支局・報道室[編集]

支局
報道室

情報カメラ[編集]

臨時[編集]

河津
河津桜開花時期に限る。

東部[編集]

沼津
香貫山の展望台から沼津市街を映す。
足柄
東名高速及び足柄SAを映す。

伊豆[編集]

西伊豆
堂ヶ島至近地から駿河湾を映す。
熱海
ホテルニューアカオ屋上。相模湾越しに熱海市街地を映す。[17]
伊東1
伊東市役所屋上。
伊東2
小室山山頂
下田
下田ロープウェイ寝姿山山頂駅

中部[編集]

静岡1
NHK静岡放送局屋上。気象観測機器あり。
静岡2
静岡市役所から青葉通りを映す。
日本平
日本平デジタル放送所から清水区側。清水区市街地、清水港など。
由比
薩埵(さった)峠駿河湾及び国道1号線東名高速を映す。
焼津
かんぽの宿焼津屋上から駿河湾を臨む。
静岡空港
旅客ターミナル屋上

西部[編集]

御前崎
御前崎市役所屋上(御前崎市、旧・浜岡町)。
御前崎海岸 旅館八潮から、御前崎灯台遠州灘を臨む。
浜松1
NHK浜松放送会館屋上。
浜松2
浜松駅
駅北駐車場屋上浜松駅東海道新幹線ホームを映す。
浜松舞阪
舞阪文化センター屋上弁天島浜名湖など臨む。

主な静岡局制作番組[編集]

※いずれも総合テレビでの放送。ワンセグでは2007年2月まで、上記の番組を含め、同局送出番組はすべて名古屋放送局送出の番組に差し替えて放送していた。

  • おはよう静岡(平日7:45-8:00 祝日は休止)
    • 一部の時間帯は、東海・北陸ブロック放送。
  • ひる・しず(平日11:50-12:00 祝日は休止)
  • たっぷり静岡(平日18:10-18:59 祝日は休止)
  • ニュースしずおか845(平日20:45-21:00、祝日は休止)
    • 祝日は、東海・北陸地方向けの「ニュース845」を放送。
  • 静岡流(不定期、金曜日19:30-19:55または20:00-20:45 他)
  • ローカルニュース・気象情報
    • 平日:6:53-7:00、12:15-12:20
    • 土曜日・日曜日および祝日:12:10-12:15、18:45-19:00

※以下の時間帯は全て名古屋から東海・北陸地方のニュースを放送。(総合テレビ)

2014年4月現在

  • 平日
    • 6:25-6:30、15:07-15:12、22:50-22:55※祝日含む
  • 土曜日
    • 6:25-6:30、6:53-7:00、20:55-21:00、22:57-23:00
  • 日曜日
    • 6:10-6:15、6:55-7:00、7:40-7:45、20:55-21:00、22:57-23:00
  • 祝日
    • 6:10-6:15、6:55-6:59、7:25-7:30、20:45-21:00(月-金)
  • 年末年始
    • 6:10-6:15、7:15-7:20、20:55-21:00

気象情報について[編集]

  • 天気予報が表示される地域は静岡県に加え、愛知県東部、長野県南部、山梨県東部・富士五湖、神奈川県西部、東京地方、伊豆諸島となっている。2000年頃から伊豆諸島南部の天気予報が追加されている。2010年5月27日に実施された注意報・警報の細分化により隣接地域の注意報・警報は扱っていない。
  • 東京のNHK放送センターから送信される関東甲信越地域向けのローカルニュースでは、天気予報の中で静岡県内の予報も表示されている(天気マークのみ全県、気温や波・風予報などは県東部および伊豆に限る)[18]。これはこの地域の視聴者が東京の放送を受信できるためで、NHK静岡との2局が視聴可能となっている。[19]

天気ループ[編集]

  • 2008年8月よりマイナーチェンジされている。
  • おはよう日本』の時間帯に表示されるが、平日4,5時台は表示されない。
  • また、11:57と18:55の気象情報の放送が中止になった場合にも表示され、画面左上ではなく右上に表示されることもある。
  • 表示順は西部(マーク、降水確率)、西部(マーク、最高)、中部(マーク、降水確率)、中部(マーク、最高)、東部(マーク、降水確率)、東部(マーク、最高)、伊豆(マーク、降水確率)、伊豆(マーク、最高)の順。

アナウンサー・キャスター・リポーター[編集]

アナウンサー[編集]

キャスター[編集]

リポーター[編集]

  • 大下佳菜、剱持志保

気象予報士[編集]

  • 吉井明子

隣接地域のNHK放送局及び支局[編集]

静岡県内の民間放送局[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 県域放送は、総合テレビ・ラジオ第1・FM放送のみ。
  2. ^ Eテレ・ラジオ第2は、全国放送のため、コールサインをアナウンスする他、Eテレは、高校野球静岡県大会などスポーツ中継を放送する場合のみ。また、NHKワンセグ2では、静岡局のコールサインはアナウンスされない。
  3. ^ 静岡が名古屋局の管轄下に置かれているため、東京の放送センターからまず、拠点局である名古屋局を経由して静岡局へ配信される仕組みになっている。これによって例えば名古屋管内においては、通常の管内ローカル枠で東京の映像をカットして名古屋局が割り込むことが可能となり、東京からの映像はその時点で強制的に断ち切られる。ただし、東京からの映像も別回線で常に配信されており、かつてのゆうどきネットワークで行われていたマルチ編成や、小さな旅の放送についてはこちらの「別回線」を直受けして放送していた(いる)。
  4. ^ 基本的には静岡県内での空撮取材が主となるが、地理的条件から近接する山梨県や神奈川県西部、長野県南部、愛知県東部での応援取材も行うことがあるという。これは在静の民放テレビ各局も同様である。
  5. ^ NHKが自ら所有している訳ではなく、オールニッポンヘリコプターが保有するヘリコプターを年間契約で占有使用している。なお、NHKが使用しているヘリコプターはすべてオールニッポンヘリコプターの保有であるとされている。
  6. ^ 四国では、拠点局である松山局ではなく、高松局に配備されている。
  7. ^ 主にラジオ第1やFMのローカル放送で使用するが、ローカルニュースはアナウンサーの都合上テレビ第2スタジオから放送されることもある。
  8. ^ こういった問題は静岡局だけではない。例えば札幌局(本館)は、静岡局よりも更に古く、2013年2月時点で築54年を迎える老朽局舎であるが、移転計画を過去2回白紙撤回するなど、こちらも局舎の老朽化問題が不透明のままである。
  9. ^ NHK静岡放送会館の建て替え・移転計画については、2010年春、JR静岡駅北口に完成した再開発ビルの「葵タワー」へ入居・移転との噂も出ていた。また七間町への移転計画については、同地にある興行会社静活が運営する映画館の新静岡駅ビルへの移転(新築される新静岡駅ビルにシネマ・コンプレックス形式で開業させ、七間町で同社が運営していたすべてのスクリーンを閉鎖させる)計画を受け、移転(閉鎖)予定である「オリオン座」と周辺の土地を新たな局舎用地とする案を地元有志グループがNHKをはじめ関係各所に働きかけたものの、色よい返事を得られず頓挫したという経緯もある。
  10. ^ 静岡ガス本社の一部として、かつて建物が建てられていた土地。
  11. ^ NHK静岡放送会館の当社所有地への移転に関する協議について
  12. ^ NHK静岡放送局 新放送会館用地の売却について
  13. ^ NHK静岡放送局 新放送会館の用地取得について
  14. ^ 東京都大島町(伊豆大島)に設置された。
  15. ^ NHKラジオ第1は、当送信所が万が一送信できなくなった際の予備送信所が静岡市清水区に設置され、空中線電力100Wで送信される。
  16. ^ 静岡親局と同様、当送信所が万が一送信できなくなった際の予備送信所が浜松市中区(NHK浜松会館内)に設置され、空中線電力100Wで送信される。
  17. ^ 熱海の情報カメラは東京の放送センターでも常時モニターしており、地震などの災害時には静岡局を経由せず直ちに映像を放送することが可能である。余談であるが、在京局はNHK・民放問わず在静局が熱海市内に設置している情報カメラは常時モニターしているという。もともと在京局の放送エリアであることに加え、比較的地震が多い伊豆半島での初動対応のひとつとして使われているという。
  18. ^ 2010年春まで、全県の予報表示は『ゆうどきネットワーク』のローカル枠(17:54〜17:56、関東甲信越エリアのみ。静岡は名古屋発をネットするため未放送)であったが、2010年春から予報のみ全県を表示するように改められた。
  19. ^ 伊豆半島東岸および神奈川県と隣接した東部地域の一部地域は、直接受信が可能。
  20. ^ a b c 静岡県内向けの愛称。

外部リンク[編集]