NHK京都放送局

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NHK京都放送局
NHK logo.svg
NHK-kyoto.jpg
放送会館局舎の上にラジオ第1放送を送信するためのT字型アンテナがある
所在地 602-8501
京都府京都市上京区智恵光院丸太町下ル主税町964番地
公式サイト
総合テレビ
放送対象地域 京都府
コールサイン JOOK-DTV
デジタル親局 京都 25ch (キーID1)
Eテレ
放送対象地域 全国放送
大阪放送局管轄)
ラジオ第1
放送対象地域 大阪放送局管轄
コールサイン JOOK
親局 京都 621kHz
ラジオ第2
放送対象地域 全国放送
(大阪放送局管轄)
FM
コールサイン JOOK-FM
親局 京都 82.8MHz
主な中継局
デジタルテレビ
○総合
福知山25ch
舞鶴25ch
宮津25ch
峰山25ch
亀岡25ch
山城田辺45ch
中舞鶴19ch(垂直偏波)
久美浜25ch(垂直偏波)
野田川19ch(垂直偏波)
伏見桃山25ch
山科47ch
和束30ch
宇治田原39ch
ラジオ
○第1
舞鶴585kHz
福知山1026kHz
宮津999kHz
特記事項:
ラジオ第2放送JOOBは1973年に廃止
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NHK京都放送局(エヌエイチケイきょうとほうそうきょく)は、京都府放送対象地域とする日本放送協会(NHK)の地方放送局。テレビとラジオで京都府域向けの放送を行っている。

概要[編集]

1925年(大正14年)に大阪放送局の出張所として開設され、昭和天皇の即位礼開催に合わせスタジオが設置された。1932年(昭和7年)にこれらを統合して京都放送局となった。1972年(昭和47年)からアナログ総合テレビ放送が開始され、2005年(平成17年)4月1日より地上デジタル放送を開始した。

地上デジタル放送では郵便番号設定により京都府内では京都放送局に優先設定され、京都盆地で受信される大阪放送局24ch(地域により摩耶山から届く神戸放送局22ch・松尾山から届く奈良放送局31chも)には枝番が付く(神戸放送局アナログ28ch、奈良放送局アナログ51ch(または生駒中継局の58ch)を受信可能な地域もあった)。

現放送会館の老朽化が著しいことから移転が検討されていたが、本部レベルで地下鉄烏丸線東西線が交差する烏丸御池駅近くの土地を取得したことが発表され、2014年の移転を予定している[1]。しかし、現在局舎内に置かれているラジオ第1放送の送信所の処遇に関する問題が残ったままである。

沿革[編集]

  • 1925年(大正14年)7月16日 - 受信相談窓口として四条河原町社団法人大阪放送局京都出張所開設。
  • 1928年(昭和3年)11月5日 - 京都駅前の百貨店「物産館」(後の近鉄百貨店京都店・プラッツ近鉄→2007年閉店、現在の京都ヨドバシ)に大阪中央放送局京都演奏所(スタジオ)開設、ラジオ番組制作を開始。開設の目的は、昭和天皇即位の礼の中継を行うためであった。
  • 1932年(昭和7年)3月20日 - 社団法人日本放送協会関西支部京都支所開設(出張所から昇格)。
  • 1932年(昭和7年)5月25日 - 京都放送局に本免許交付(呼出符号:JOOK 周波数:960kc 出力:300W)。
  • 1932年(昭和7年)6月24日 - 出張所と演奏所を統合し、京都放送局呼出符号JOOK)開局、ラジオ第1放送開始。
  • 1948年(昭和23年)12月1日 - ラジオ第2放送(呼出符号JOOB)開始。
  • 1950年(昭和25年)6月1日 - 放送法施行に伴い社団法人日本放送協会が解散。一切の権利義務は特殊法人としての日本放送協会が継承。
  • 1965年(昭和40年)3月 - 京都放送会館が改築竣工。テレビ番組制作を開始。
  • 1971年(昭和46年)3月27日 - FM放送開始。大阪放送局の大電力化に伴い、ラジオ第1放送と第2放送の廃止が計画されていたため、府域FM放送用に新しい呼出符号(近畿圏の他局のパターンにそろえたJOTP-FM)が割り当てられたが、計画変更によりラジオ第1放送の存続が決まったため、1972年、沖縄復帰により呼出符号の変更を余儀なくされた前橋放送局に「JOTP」を譲り、現在のJOOK-FMとなった。
  • 1972年(昭和47年)3月13日 - 総合テレビ(アナログ)のローカル放送(呼出符号JOOK-TV、UHF波)開始。
  • 1973年(昭和48年)3月20日 - ラジオ第2放送廃止。
  • 1997年(平成9年)8月 - 京田辺市に学研都市報道室を開設。
  • 2004年(平成16年)7月 - 舞鶴市に丹後舞鶴報道室を開設。
  • 2005年(平成17年)4月1日 - デジタル総合テレビ(呼出符号JOOK-DTV)開始。[2]
  • 2011年(平成23年)7月24日 - アナログ放送終了。
  • 2014年(平成26年) - 烏丸御池付近に、新たな放送会館が完成する予定。[3]

送信施設概要[編集]

テレビ放送
系統名 コールサイン チャンネル 空中線電力 ERP 放送区域内世帯数
総合
リモコンキーID:1)
JOOK-DTV 25ch 1kW 6.6kW 約113万世帯
Eテレ
リモコンキーID:2)
京都中継局 40ch 20W 360W 約53万7千世帯
アナログ総合 JOOK-TV 32ch 映像10kW/
音声2.5kW
映像66kW/
音声16.5kW
-

※2011年7月24日廃局。

ラジオ放送
系統名 コールサイン 周波数 空中線電力 ERP 放送区域内世帯数 送信所置局住所
ラジオ第1 (JOOK) 621kHz 1kW - - 京都放送会館内
FM放送 JOOK-FM 82.8MHz 1kW 1.95kW 京都市西京区大原野南春日町1411(小塩山

放送送信所に関する補足[編集]

  • 総合テレビのアナログ親局は和歌山局も同じ32chを使用していた。
  • 総合テレビのリモコンキーIDは1都2府32県で共通の「1」を使用。
  • 京都局のラジオ第1放送送信所は京都放送局局舎内にあり、現在国内の中波ラジオ放送用としては唯一のT字型アンテナを使用している。
  • 放送エリア内の京都府南部でも、出力が弱いために受信しにくい地域があることや(これは後に設置された在阪民放AM局の京都中継所でも同様)、大出力の大阪局と良好に受信できる地域が重複する。
  • 滋賀県南西の平野部では、京都局のテレビおよび地上デジタルテレビは、本来のエリアである大津局より電波が強く受信状態が良い地域がある。これは主幹送信所が京都府・滋賀県県境の比叡山にあり、標高も大津局より高い所にあることと、出力も大津局の10倍高いためである。ただ、滋賀県側のスピルオーバーを少なくするため、指向性を付けているため、同じ所に主幹送信所のある、KBS京都よりは、滋賀県側の受信エリアは狭くなっている。[4]
  • 全国のJO*Kの放送局の中で唯一アナログ総合テレビもUHF局であった。
  • Eテレとかつて行われていたラジオ第2放送は、現在は近畿広域圏扱いとして大阪局からカバー・中継されている。そのためJO*Kの局では唯一、JO*B(京都局の場合JOOB)が割り当てられていない。
  • アナログ総合テレビに関して京都盆地など、生駒山からの電波が届く地域では、直接受信に限れば大阪局2chを受信している家庭が多かった。ただし、兵庫県阪神地域と同様にケーブルテレビの普及とともに大阪総合の区域外受信世帯は減少した[5]。このため、アナログ時代には一部府内向け番組の公式サイトでは、「府内のUHFチャンネルにて放送」などと注意を促していた。これはラジオ第1放送でも京都市内でも大阪局が高出力のために問題なく受信出来る地域が大半であることからも同様の傾向が見られる。

ラジオ第1中継局[編集]

舞鶴以外では、送信周波数が近い近畿広域局であるABCラジオ(周波数1008kHz)が受信困難となっている。

FM中継局[編集]

  • 京都京北 87.9MHz / 10W
  • 舞鶴 84.2MHz / 100W
  • 峰山 83.5MHz / 100W
  • 福知山 84.8MHz / 50W
  • 宮津 86.1MHz / 10W
  • 丹波美山 83.6MHz / 10W
  • 綾部八津合 81.9MHz / 3W

報道室・通信部[編集]

報道室
  • 学研都市
1997年(平成9年)開設。京田辺市に所在。なお、同報道室からリポートなどを中継で伝えることから、スタジオの設備があるものと思われる。
  • 丹後舞鶴
2004年(平成16年)7月開設。舞鶴市に所在。同市ほか府北部の取材拠点として利用されている。[3]
通信部
  • 福知山

情報カメラ[編集]

※SDはハイビジョン非対応のカメラ。

主な京都局制作番組[編集]

京都の歴史と伝統や文化を伝えるための単発番組を数多く制作し、日本全国向けに放送している。なお、京都競馬場で開催される中央競馬GI競走の中継は大阪放送局の担当。

総合テレビ[編集]

ラジオ[編集]

  • ニュース・気象情報・放送局からの告知など - いずれも平日のみ放送されており、土日・祝日及び年末年始は大阪から放送している。
  • 放送時間は以下のとおり(※印は第1放送およびFM放送で、無印は第1放送のみで放送)。
    • ※11:50 - 12:00
    • ※12:15 - 12:20
    • 13:55 - 13:58
    • 15:55 - 15:58
    • ※18:50 - 19:00

スポーツ中継[編集]

過去の番組[編集]

事件[編集]

2002年(平成14年)1月18日、京都局内で立てこもり事件が発生したが、犯人が立てこもっていたロビーに総合テレビが映ったテレビが設置されていたため、関西のNHK(大阪局制作)では犯人を刺激しないための配慮から、NHKニュース7NHKニュース9NHKニュース10で立てこもり事件を放送する際には大阪局から別の関西のニュースに差し替えたほか、関西845などの関西ローカルのニュース・天気を拡大して放送するなど、当該事件のニュースを犯人に視聴させないようにした[6]。また、午後8時前に全国向け特設ニュースが当該事件を放送した際にも関西ローカルのニュースに差し替えて放送するなど、事件が解決するまで同様の対応をとった。

アナウンサー・キャスター・リポーター[編集]

アナウンサー[編集]

キャスター・リポーター[編集]

補足[編集]

  • アナログ時代において関西他県も共通であるが、大阪放送局を受信しない(できない)家庭では、チャンネルポジションを2に設定する場合が多かった。また、府内のケーブルテレビ局で、大阪放送局を再送信しない場合でも、総合テレビを1chで再送信する局も少なくない。なお、みやびじょんでは、大阪放送局再送信廃止後、従来の11chから2ch(経過措置期間は両チャンネルで並行送信)に、KCN京都も大阪放送局再送信廃止と同時に従来の9chから2chに変更された。
  • 大規模な選挙の際の選挙開票速報では、大阪放送局より数秒遅らせて放送している。
  • アナログ放送では大阪放送局と区別するため、アナログ表示の上下に線を表示していた(大阪放送局は単に「アナログ」、京都放送局は上下に線が表示される「アナログ」の表示)。
  • NHK総合の県域放送が開始される前は、NHKニュースが府域民放局の近畿放送で放送されていた。[7]
  • かつて、専属の室内管弦楽団「OKサロン・アンサンブル」が設置されていた。
  • 地上デジタル放送においては大阪放送局より0.5秒のタイムラグが発生している。

関連人物[編集]

関連項目[編集]

隣接地域のNHK放送局[編集]

その他の京都府の放送局[編集]

府域民放[編集]

コミュニティ放送局[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 新会館建設について - NHK京都放送局(2010年6月24日付、2011年2月10日閲覧)
  2. ^ 比叡山テレビ放送所はデジタル放送については2010年春まではNHK京都総合とKBS京都テレビのみ配信されていたが、2010年(平成22年)夏に近畿広域圏4局(府域放送のテレビ大阪を除く)とNHK大阪教育の配信も開始された。 ※参考:2010年7月24日、比叡山に地上デジタルNHK教育テレビ、在阪民放4局が開局しました (PDF) - NHK京都放送局(2011年1月26日閲覧)
  3. ^ a b 京都局のあゆみ - NHK京都放送局(2011年1月26日閲覧)
  4. ^ ただ、地デジの場合はアナログに比べると受信エリアは広いらしく、主送信所より40~50km離れた滋賀県湖東地域でも条件(アンテナを主送信所方向に合わせる事や障害物がない場合など)によっては受信可能。
  5. ^ ただし、みやびじょんでの大阪アナログ総合の再送信廃止は2005年とデジタル放送が開始されてからだった。
  6. ^ 当時はテレビによる定時の京都府域向け番組が中断されていた時期で、事件発生当時も関西広域向けのニュース番組をそのまま放送していた(詳しくは「イブニングネットワーク」を参照)。現在の「ニュース610 京いちにち」「京都ニュース845」にあたる府域番組の開始はこれより後のことだった。
  7. ^ 同様の放送は、岐阜放送サンテレビサガテレビおよび、本土復帰前の沖縄テレビでも実施していた。

外部リンク[編集]