NHK北九州放送局

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NHK北九州放送局
NHK logo.svg
Riverwalk building.JPG
リバーウォーク北九州。手前の「D」型のビルの中にNHK北九州放送局がある。
放送対象地域 福岡県
北九州地方・筑豊地方
所在地 803-8555
公式サイト
総合テレビ
コールサイン JOSK-DTV
デジタル親局 北九州 40ch (キーID3)
アナログ親局 北九州 6ch
Eテレ
コールサイン JOSB-DTV
デジタル親局 北九州 42ch (キーID 2)
アナログ親局 北九州 12ch
ラジオ第1
コールサイン JOSK
親局 北九州 540kHz
ラジオ第2
コールサイン JOSB
親局 北九州 1602kHz
FM
コールサイン JOSK-FM
親局 北九州 85.7MHz
主な中継局
デジタルテレビ
本文参照
特記事項:
1963年2月10日、小倉放送局から北九州放送局に局名変更
管轄地域の詳細
北九州市中間市遠賀郡行橋市京都郡豊前市築上郡田川市田川郡直方市宮若市鞍手郡
飯塚市嘉麻市嘉穂郡
山口県西部でも視聴者が多い。山口県下関市は報道エリアとなっている)
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NHK北九州放送局(エヌエイチケイきたきゅうしゅうほうそうきょく)は、福岡県の北九州市、遠賀、京築、筑豊地方を放送対象地域に持つNHK地方放送局である。

概要[編集]

4Fエントランス
4F職員通用口側。画像右側の写っていない部分にはスタジオ内を覗くことができる窓があるが、最近はカーテンが閉められていることが多い
  • 1931年(昭和6年)12月に九州の放送局としては3番目に開局。NHK放送局としては小規模であるが、放送エリアとしては北九州・遠賀・京築筑豊地域に加え、山口県西部と大分県北部を含み、およそ200万人が視聴している。
  • 同じ福岡県内にはNHK福岡放送局があり九州沖縄地区を統括している。
  • 1988年、NHKは放送局網を整理。主に県庁所在地以外に設置されていた放送局のほとんどを支局または報道室に格下げしているが、北九州放送局だけは福岡局に統合されることなく存続し、現在に至る(日本放送協会放送局の一覧を参照)。
  • ローカルニュースを始めとして独自番組も制作・放送しているが、それらはローカル枠のごく一部にすぎない。
    • 例えば、総合テレビ早朝とお昼のローカルニュースは北九州局から放送せず、福岡局から福岡県内のニュースとして伝えている。
    • 福岡局と随時リンクしており、重大な事件や事故などのニュースが入った場合は、福岡局からのニュースに切り替える。北九州局エリアで起きた事件であっても状況により福岡局発のニュースに切り替えることがある。
  • 報道エリアは業務管轄区域と異なっている。
    • 筑豊地域(特に飯塚市嘉麻市桂川町)での事件・事故などのニュースは福岡局が取材・報道する。またこれらの地域からは原則として福岡局のアナウンサー、記者が登場する。
    • 逆に、宗像地域のニュースで場所的に福岡局がすぐ対応できない場合は、北九州局が取材・報道することがある。
    • 選挙・相撲関連についても、福岡局が対応することが多い。

放送局と報道室[編集]

  • 4Fの一部を視聴者公開スペースとして解放しており、生放送用の設備が整えられている。
  • テレビ用の汎用スタジオもあるが、実質ニュース専用スタジオとなっており、このスペースもスタジオとして位置づけられている。視聴者公募により「リバスタ」の愛称がつけられている。
  • リバーウォーク北九州は、大型複合施設のため、NHK棟も専用ビルではなく、NHKの下は販売店舗と公開空地、上は北九州芸術劇場中劇場となっている。
  • このほか行橋市行橋報道室飯塚市飯塚報道室(福岡局が委託方式で開設)が置かれており、北九州放送局のエリアのうち前者は京築地方、後者は筑豊地方の報道取材を行っている。
  • ローカルニュースでは、北九州地域以外にも下関地方のニュースも盛り込んで流されることが多い。これは、下関が山口放送局の管轄ではあるが、下関支局が北九州から見える対岸の位置で近いという地理関係にあるうえ、両市の地域間交流も深いためである。

沿革[編集]

  • 1931年(昭和6年)12月10日 - 小倉放送局に本免許交付(呼出符号:JOSK 周波数:735kc 出力:1kW)。
  • 1931年(昭和6年)12月21日 - 社団法人日本放送協会小倉放送局小倉市日明でラジオ放送開始(呼出符号:JOSK)。
  • 1947年(昭和22年)3月20日 - ラジオ第2放送開始(呼出符号:JOSK)。
  • 1948年(昭和23年)7月1日 - 全国一斉のラジオ第2独自呼出符号付与により、小倉第2放送はJOSBとなる。
  • 1950年(昭和25年)6月1日 - 放送法施行に伴い社団法人日本放送協会が解散。特殊法人としての日本放送協会が設立され一切の権利義務を継承。
  • 1957年(昭和32年)5月29日 - 総合テレビジョン放送開始(JOSK-TV)。
  • 1962年(昭和37年)1月8日 - 教育テレビジョン放送開始(JOSB-TV、九州初)。
  • 1963年(昭和38年)2月10日 - 北九州市発足に伴い、北九州放送局に名称変更。
  • 1964年(昭和39年)5月1日 - FM実験放送開始。
  • 1966年(昭和41年)3月22日 - 小倉区大門に旧北九州放送会館完成
  • 1969年(昭和44年)3月1日 - FM放送の本放送開始(JOSK-FM、全国一斉)。
  • 1970年(昭和45年)1月 - 福岡発テレビニュース全面カラー放送開始。
  • 1971年(昭和46年)5月 - 福岡局発定時ローカル番組が全てカラー化。
  • 1974年(昭和49年)4月1日 - 小倉区の南北分区により、所在区が小倉北区となる。
  • 1990年(平成2年)1月 - ラジオ放送所を開局の地日明(住居表示後の地名は緑ケ丘一丁目)から響ラジオ放送所に移転。
  • 2001年(平成13年)12月21日 - 開局70周年。
  • 2003年(平成15年)8月18日 - 現在地に移転(一般公開は26日から)。
  • 2006年(平成18年)9月1日 - デジタルテレビジョン放送の「準備放送」(サイマル放送)開始。
  • 2006年(平成18年)10月1日 - デジタルテレビジョン放送開始。
  • 2007年(平成19年)1月22日 - デジタルテレビジョン放送、定格出力となる。
  • 2010年(平成22年)2月7日 - ニューステロップシステムの完全ハイビジョン対応化完了、夕方のテレビニュースで運用開始。それまでは簡易システムと別のハイビジョン対応システムを併用していた。
  • 2011年(平成23年)7月24日 - アナログ放送終了。

主なチャンネルと周波数[編集]

呼出符号(コールサイン)[編集]

  • 総合:JOSK-DTV
  • Eテレ:JOSB-DTV
備考
※2011年7月24日に終わったアナログテレビには「-TV」、デジタルテレビには「-DTV」、総合のみのFMには「-FM」が、それぞれ後ろにつく。
※デジタル放送の呼出符号はデジタル試験放送時画面表示されていた。北九州局は本放送開始時の付与を申請していたが、法的には福岡局の中継局の扱いである[1]こと以上に、当初エリア全体をカバーできていなかったことから、2007年1月末のフルパワー放送開始まで保留されていた。一方、北海道の函館・旭川・帯広・釧路・北見・室蘭の各放送局の地上デジタル放送では2007年10月の本放送開始当初からコールサインが付与されている。

テレビチャンネルと空中線電力[編集]

※主要地域の中心となる局のみを掲載。

局名 デジタル アナログ
(2011年7月24日に運用終了)
送信所
総合
ID:3[2]
Eテレ
ID:2
空中線電力 総合 Eテレ 空中線電力
(映像/音声)
(北九州)八幡 40ch 42ch 1kW[3] 06ch 12ch 1kW/250W 皿倉山
行橋 10W 49ch 46ch 100W/25W 大坂山
鞍手 1W 25ch[4] 44ch 10W/2.5W 六ヶ岳
(田川)後藤寺 36ch 38ch 金国山
苅田 55ch 58ch 50ch 62ch 向山公園
(豊前)大河内 50ch 53ch 58ch 55ch 3W/750mW 大河内南方高地
筑前山田 17ch 13ch 53ch 51ch 10W/2.5W 熊ヶ畑山
備考
完全デジタル化後のデジタルチャンネル変更予定
  • 苅田 総合→50ch(元アナログ) Eテレ→33ch
  • 大河内 Eテレ→23ch

中波放送[編集]

※中波放送は福岡局ともども中継局が存在しない。このため、京築・筑豊の一部に難聴取地域が存在する。

  • 周波数
    • ラジオ第1:540kHz(JOSK)
    • ラジオ第2:1602kHz(JOSB)
  • 空中線電力:1kW
  • 送信所:若松区響町 響ラジオ放送所

FM放送[編集]

  • 北九州局:85.7MHz 250W(皿倉山)(JOSK-FM)
  • 門司局:82.2MHz 100W(風師山南峰)
  • 行橋局:83.6MHz 30W(大坂山)
  • 筑前山田局:82.9MHz 10W(熊ヶ畑山中腹)

補足[編集]

  • ラジオ第1・第2はエリア最北端の響送信所より送信されており、かつ、福岡局同様中継局が存在しないため、エリア南部の京築地域では特に夜間、外国からのラジオ放送の混信の影響で聴き取りにくくなっている。このため京築地域では、NHK山口第2放送(1377kHz)やNHK大分第1放送・中津中継局(981kHz)の聴取者も少なくない。
  • 京築地域で皿倉山からのEテレアナログテレビを受信していた際には、大分局親局も同じ12chでEテレアナログを放送していたため、同局からの電波と混信し、受信障害が起こることがあった。
  • 宗像地域では、福岡局のEテレアナログテレビと北九州局の総合アナログテレビが同じ6chで放送されていたため、福岡局親局からの電波と混信し、受信障害が起こることがあった。
  • 北九州・行橋以外の地上デジタル中継局については、2008年度以降必要な地域に順次整備されているが、これまでのアナログ中継局の全てがデジタルに置き換えられるわけではない。

ケーブルテレビ再送信局[編集]

※以下のケーブルテレビではテレビが再送信されている。

山口県
ケーブルネット下関(J:COM下関)

主な北九州局制作番組[編集]

現在[編集]

※エリア内の名所などを映像とBGMのみで紹介。
  • きたきゅうのうた 冨永裕輔『ひまわりの花』(5分、随時)
※制定自体は2011年であるが、2013年が北九州市50年であることから、ほぼ1年を通してスポットとして放送される。
  • NHKニュース(総合テレビ 土・日・祝日 18:45 - 18:58.55)

過去[編集]

ニュース番組
その他
※2006年度は『なんしよ〜ん!?北九州』の金曜日のコーナーとして放送されていた。2010年度から『きたきゅうたいむ』内包。
※2006年度は『なんしよ〜ん!?北九州』で「こちらJOSKです」コーナーとして放送されていた、北九州局の広報番組。

北九さんとハレピョン[編集]

北九州放送局の歴史を語る上で欠かせない存在がマスコットキャラクターの「北九さん」「ハレピョン」である。

北九さん
  • 一軒家に顔が付いたような感じで、北九州弁を話す。壁は黄色で、玄関ドアがない代わりに口が開いている。性別は女性で(理由は以下参照)、口紅などの化粧をしている。
  • 元々は「なんしよ〜ん!?北九州」のキャラクターとして2004年4月に登場したが、その後北九州局のマスコットキャラクターの地位にまで上り詰めた。北九州局のお局様と化した重松亜紀が「業務の一環として」発案したといわれている。
  • NHK他局のマスコットキャラクターと異なる点は、どーもくんななみちゃんのように“生きている”ことである。通常は女性1人で声と北九さん操作を担当する。
  • ちなみに前述の「中の女性」の違いによって微妙に声が違う。最終的には3人が担当したことが確認された。
  1. 基本系。主に月・火・金を担当。まったり基本の中に風刺が効いている。
  2. “猛毒”系。主な出没日は水・木。最初から“毒”全開で、酒好き(酒好きであることを重松とのやり取りで明かしている)。ただし2005年4月〜9月と2006年10月以降は担当者本人の事情からか登場していない。
  3. まったり系。“猛毒”系が出られないときのバックアップで登場。2006年10月11日以降、1年ぶりに登場した。キャラクターは基本系よりもまったりしていたが、他の担当者に影響されて、2005年のときよりも“毒”が強くなった。
  • 2006年4月からは、最終水曜「来てっちゃ!中継」で中継地に出張。その際は、通常スタジオで使用するものと異なり、小型で、腕・脚も金属ではなく太い糸製の2号「モバイル北九さん」が使われた。
  • 北九州局が2006年9月に実施したデジタルテレビ試験放送では、総合テレビのデータ放送で10月1日の本放送開始をPRするために登場。また、本放送開始後は、総合テレビデータ放送のトップ画面に登場した。
  • 2006年12月の一時期、上記の中の人のシフトは1.と3.が隔週交替で担当するように変わったことがあった。
  • 『なんしよ〜ん!?』終了で放送から姿を消したが、2007年9月までデータ放送のトップ画面で引き続き登場していた。10月以降は完全にフェードアウトし、北九ななみちゃんに置き換えられた。
ハレピョン

ハレピョンは開局80周年を記念し、2011年に小倉出身のリリー・フランキーが制作したウサギをモチーフにしたキャラクター。制作自体は前年末に発表されていたが、お披露目は東日本大震災の余波で遅れた。

  • 前脚がないという致命的欠陥を抱えている。
  • 右耳は途中でくびれている。これにより、耳全体で「80」を表現している。
  • ウサギである理由は2011年が卯年だからだ。

アナウンサー・キャスター[編集]

アナウンサー[編集]

氏名 前任地 主なジャンル 担当番組 備考
後藤理 東京アナウンス室 地域報道 ニュース、中継 など 2008年春、4年ぶりに再赴任。
戸部眞輔 福井 不定 ニュース、スポーツ中継
原口雅臣 宮崎 地域報道、
アナウンス統括
ニュースブリッジ北九州』、
きたきゅうたいむ』編責

キャスター[編集]

氏名 前職他 主な担当番組
猪崎由華 きたきゅうたいむ
笠井美穂 鹿児島讀賣テレビ契約アナウンサー 『ニュースブリッジ北九州』
坂本麻美 『ニュースブリッジ北九州』 リポーター

天気カメラ設置場所[編集]

公開イベント[編集]

北九州放送局では現在地に移転以降、「リバスタ」を活用したイベントを定期的に行っている。

現在行われているイベント[編集]

サンデーコンサート
※毎週日曜日の午後行われるミニコンサート。エリア内の音楽家はもちろん、将来が有望視される学生演奏家なども登場する。
※『リバスタ音楽館』で、前回分のダイジェストと放送当日開催以降の分の予告を放送。
ギャラリーリバスタ
※期間を区切り、リバスタの常設コーナーを全て休止し、小さな美術画廊にするイベント。

終了したイベント[編集]

朗読フェスティバル
※原則毎月第1土曜日に開催。2006年6月異動で東京へ戻った迎康子元アナが企画。もともとラジオ畑を歩んできた迎が、「日本語の美しい響きをもっと広めたい」という思いから立ち上げた。
※北九州局アナウンサーはもちろん、北九州市内や近郊の読み聞かせグループなどが出演し、朗読を行う形をとっていた。2008年4月5日の開催を最後に終了した。
北九州市立文学館開館後は、市立文学館と連携したイベントも展開していた。[5]

その他[編集]

北九州放送局の地上デジタル放送開始が福岡放送局に比べ半年遅れた理由は、地勢的要因が影響している。地上デジタル放送は、原則としてエリア外で受信できないようにしなければならないとされているが、北九州市の北には、小倉北区藍島馬島があり、さらに下関市六連島が非常に近い場所にある。また、下関市本土も門司区の目の前であり、厳密に福岡県内に電波を絞り込むことが難しくなっている。

これに加え、物理チャンネルの設定が

  • 39ch:下関総合アナログ中継局
  • 40ch:北九州総合デジタル親局・同行橋デジタル中継局
  • 41ch:下関Eテレアナログ中継局
  • 42ch:北九州Eテレデジタル親局・同行橋デジタル中継局
  • 43ch:FBS福岡放送行橋アナログ中継局

となっているため、始めるにあたっては下関市内などでのアナログ波受信に対する影響を最小限にしなければならない事情があった。

これらの要因のため、北九州放送局の地上デジタル放送開始日は、他の中国地方の一斉開始日に合わせざるを得なかった。また、当初は1%の出力で始めその後徐々に増力したが、これは、電波が微弱であってもエリア内の共同受信施設などで障害が発生するおそれがあり、その対策を行う必要があったためである。実際にデジタル放送では山口県豊浦地域でのエリアがアナログに比べ大幅に狭まり、下関市の旧市街地でも受信しづらいエリアがかなり多くなった。

同様のことは久留米中継局にも当てはまる。地上デジタル放送で佐賀県の親局となる鳥栖中継局が同じ九千部山に置かれており、互いの県への漏れ電波を最小限度にする調整やアナログ局への影響抑止の観点から、開局日が佐賀親局と同じ日に設定された。

アナログテレビ放送は2011年7月24日に終了。一連の動きは、影響が出る地域同士でデジタルの放送開始日を揃えることにより、デジタルテレビ放送への早期かつ円滑な移行を促す狙いがあるものとみられた。

隣接地域のNHK放送局[編集]

エリア内のその他の放送局[編集]

福岡県[編集]

山口県[編集]

コミュニティ放送局など[編集]

脚注[編集]

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  1. ^ 基幹放送用周波数使用計画(昭和63年郵政省告示第661号)
  2. ^ 九州朝日放送テレビのアナログ放送が福岡市で1chとなっているため、「同一都道府県同一番号」の原則に基づき同様のケースがある他地域の例に漏れず決まったもの。
  3. ^ 2006年10月1日開始。最初の1か月間は10Wで運用し、11月1日から翌年1月21日までは100W。
  4. ^ いわゆる“アナ・アナ変換”前は42chで、デジタル教育に転用された。
  5. ^ 2006年12月に開催の「文学館の集い」にアナウンサーが参加して朗読を行った。

公式サイト[編集]