伏見区
| ふしみく 伏見区 |
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|---|---|
| 国 | |
| 地方 | 近畿地方 |
| 都道府県 | 京都府 |
| 市 | 京都市 |
| 団体コード | 26109-2 |
| 面積 | 61.62km² |
| 総人口 | 283,712人 (推計人口、2012年1月1日) |
| 人口密度 | 4,600人/km² |
| 隣接自治体 隣接行政区 |
京都市(山科区、東山区、南区)、 向日市、長岡京市、八幡市、宇治市、 乙訓郡大山崎町、久世郡久御山町、 滋賀県:大津市 |
| 伏見区役所 | |
| 所在地 | 〒612-8511 京都府京都市伏見区鷹匠町39番地の2 |
| 外部リンク | 京都市 伏見区役所 |
| ウィキプロジェクト | |
伏見区(ふしみく)は、京都市を構成する11の行政区のひとつである。
京都市内屈指の住宅地であり、11区の中で最大の人口を擁する。伏見城城下町の伝統を受け継ぐ商業拠点である一方、京都市中心部や大阪方面へのベッドタウンとしての性格をもつ。
目次 |
[編集] 歴史
- 532年(欽明2年) - 欽明天皇、山城一帯に勢力があった秦大津父を紀郡深草里に探し右腕とする。
- 711年(和銅4年) - 秦伊呂具によって深草稲荷神社が創建されるという。
- 861年(貞観4年) - 藤原北家の藤原良房が貞観寺を創建。深草は藤原氏の領地であったとされる。
- 874年(貞観16年) - 聖宝が上醍醐に一寺を建立、醍醐寺となす。
- 952年(天暦6年) - 醍醐寺の五重塔が建立される。
- 延久年間 - 橘俊綱が伏見山荘を営む。
- 1186年(文治2年) - 後白河院が伏見殿御所に移る。
- 1221年(承久3年) - 後鳥羽上皇、伏見城南寺に流鏑馬揃えと称し倒幕の兵を上げる。
- 貞治年間以降、崇光院が伏見山荘を栄仁親王代々の相伝地とし伏見宮家が創設。
- 1426年(応永33年) - 丹波猿楽の矢田座が伏見御香宮の楽頭職を得る。
- 1441年(嘉吉1年) - 伏見など京都近郊の諸村が徳政一揆を起こして洛中に押し寄せる。
- 1594年(文禄3年) - 豊臣秀吉が伏見城の城下町として町割、開発を行ない、町の原型が形作られる(現在も区内に残る地名や鍵状に曲がった道路には城下町の特徴が色濃く表れている)。
- 1598年(慶長3年) - 豊臣秀吉、醍醐にて花見を行う。
- 1600年(慶長5年) - 伏見城にて激戦が行われ炎上、関ヶ原の戦いの火ぶたが切られる。
- 1601年(慶長6年) - 伏見城下に銀座が置かれる。
- 1603年(慶長8年) - 徳川家康が伏見城にて将軍宣下を受ける。
- 1607年(慶長12年) - 松平定勝が伏見城代となる。
- 1608年(慶長13年) - 銀座が京都に移される。
- 1613年(慶長18年) - 京都二条と伏見の間に高瀬川が開通する。
- 1617年(元和3年) - 伏見城代が廃止される。
- 1624年(寛永1年) - 伏見城が廃城となる。以後、伏見は奉行が支配する。
- 1625年(寛永2年) - 松平(久松)定綱が淀藩の藩主となる。
- 1694年(元禄7年) - 御香宮神社例祭の芝居・見世物が始まる。
- 1698年(元禄11年) - 伏見奉行・建部内匠頭、伏見舟200艘の新造を許可。
- 1736年(元文1年) - 伏見指物町の銭座で銭貨が作られる。
- 1785年(天明5年) - 伏見騒動が起こる。
- 1786年(天明6年) - 伏見町の人口が4万人を数える。
- 1862年(文久2年) - 寺田屋事件が起こる
- 1864年(元治1年) - 長州藩が兵を率いて伏見に入る(禁門の変)。
- 1867年(慶応3年) - 伏見奉行が廃止される。
- 1868年(慶応4年) - 鳥羽・伏見の戦いで伏見城下が戦場となる。
- 1879年(明治12年) - 郡区町村編制法により伏見区が設置される。
- 1881年(明治14年)1月 - 伏見区が廃止される。
- 1889年(明治22年)4月1日 - 町村制施行により紀伊郡伏見町が発足する。
- 1895年(明治28年)2月1日 - 京都駅前(七条)と伏見下油掛の間で、営業用としては日本初の電車である京都電気鉄道開業(後の京都市電伏見線、1970年廃止)。
- 1905年(明治38年)7月18日 - 旧日本陸軍第16師団が深草に置かれる。
- 1929年(昭和4年)5月1日 - 伏見町が京都府下で2番目に市制を施行して伏見市が誕生する(京都市への編入合併前提での市制施行であった[1])。
- 1931年(昭和6年)4月1日 - 伏見市、紀伊郡深草町、下鳥羽村、横大路村、納所村、堀内村、向島村、竹田村、宇治郡醍醐村の1市1町7村が京都市と編入合併し、伏見区が新設される(右京区と同日)[2]。
- 1950年(昭和25年)12月1日 - 乙訓郡羽束師村および久我村を編入する。
- 1957年(昭和32年)4月1日 - 久世郡淀町を編入する。
- 1967年(昭和42年) - 伏見港公園が都市計画決定。港湾としての歴史に名実ともに終止符を打つ。
[編集] 地理
詳細は「京都市伏見区の町名」を参照
[編集] 行政
[編集] 区役所・支所
区役所のほか、2つの支所が設置されている。なお、住民登録や行政事務はそれぞれで独自に行われており、区内相互間で住所地を移した場合でも管轄区域をまたぐ場合は転出入に関わるそれぞれの区役所または支所・出張所で手続きをする必要がある[3]ほか、証明書についても管轄の区役所または支所・出張所でしか発行できない物もある。
区役所・支所および出張所と管轄区域は以下のとおり[4][5]。
- 伏見区役所 - 各支所・出張所が管轄しない地域を管轄する。鷹匠町に所在。
- 深草支所 - 深草を管轄する。深草向畑町に所在。
- 醍醐支所 - 醍醐・日野・石田・小栗栖を管轄する。醍醐大構町に所在。
- 神川出張所 - 久我・羽束師を管轄する。久我御旅町に所在。
- 淀出張所 - 淀・納所および葭島渡場島町・向島又兵衛を管轄する。淀池上町に所在。
[編集] 分区問題
伏見区は、東京特別区を除く全国の政令指定都市の中で、横浜市港北区、横浜市青葉区、福岡市東区に次いで人口の多い行政区である。
人口が多いことや区域が広いこと、区域内での繋がりが必ずしも深くはない[6]ことなどから、昔から分区構想が出ては消えている。
区内の行政管轄は区役所の直轄区域を除くと深草支所・醍醐支所・神川出張所・淀出張所に分かれているが、主な分区構想では、このうち深草支所と醍醐支所管内を伏見区から分離させるものである。しかし、深草支所管内および醍醐支所管内とも人口は10万人にも満たない(それでも東山区よりは人口が多い)ほか、両地域は隣接してはいるものの地域的な結びつきが希薄であることもあって、分区の機運が盛り上がらない要因の1つとなっている。
なお、醍醐支所管内は伏見区中心部よりも地形的に山科区との結びつきの方が圧倒的に強いため、同管内のみを分離して山科区と合併する方が合理的とする考え方もある。
[編集] 教育
[編集] 小学校
- 京都市立池田東小学校
- 京都市立春日野小学校
- 京都市立日野小学校
- 京都市立石田小学校
- 京都市立醍醐西小学校
- 京都市立北醍醐小学校
- 京都市立伏見板橋小学校
- 京都市立伏見南浜小学校
- 京都市立伏見住吉小学校
- 京都市立下鳥羽小学校
- 京都市立横大路小学校
- 京都市立納所小学校
- 京都市立向島小学校
- 京都市立向島藤の木小学校
- 京都市立向島南小学校
- 京都市立向島二の丸小学校
- 京都市立二の丸北小学校
- 京都市立神川小学校
- 京都市立久我の杜小学校
- 京都市立羽束師小学校
- 京都市立明親小学校
- 京都市立美豆小学校
- 京都教育大学附属桃山小学校(国立)
- 聖母学院小学校(私立)
[編集] 中学校
- 京都市立春日丘中学校
- 京都市立小栗栖中学校
- 京都市立栗陵中学校
- 京都市立桃陵中学校
- 京都市立向島中学校
- 京都市立向島東中学校
- 京都市立洛水中学校
- 京都市立大淀中学校
- 京都教育大学附属桃山中学校(国立)
- 聖母学院中学校(私立)
- 立命館中学校(私立)
- 京都橘中学校(私立)
[編集] 高等学校
- 京都市立伏見工業高等学校 - 高校ラグビー強豪校。テレビドラマ『スクール☆ウォーズ』のモデル。
- 京都府立京都すばる高等学校
- 京都府立桃山高等学校
- 京都府立東稜高等学校
- 京都府立洛水高等学校
- 京都教育大学附属高等学校(国立)
- 京都橘高等学校(私立)
- 聖母学院高等学校(私立)
- 立命館高等学校(私立)
[編集] 大学
[編集] 特別支援学校
[編集] 隣接している自治体・行政区
- 京都府
[編集] 産業
[編集] 農業
伏見区の西部・南部に水田が広がる。
[編集] 工業
伝統的な日本酒の名産地として知られるほか、先進的なエレクトロニクス産業やそれをサポートする資材製造の事業所が見受けられる。
油小路通(通称は「新油小路通」「新堀川通」)にはパルスプラザ(京都府総合見本市会館)があり、様々な業種による見本市や発表会が頻繁に開催されており、京都の産業を対外的にPRする拠点として重視されている。
先端技術分野の世界的企業である京セラおよび村田機械の本社が所在している。
以下は、区内に所在する日本酒の蔵元の一覧である。なお、この中には全国に販路を持つ企業も複数ある。 ※日本酒の銘柄一覧#京都府も参照。
- 「英勲」 - 齊藤酒造
- 「黄桜」 - 黄桜
- 「月桂冠」 - 月桂冠
- 「松竹梅」 - 宝酒造
- 「招徳」 - 招徳酒造
- 「玉乃光」 - 玉乃光酒造
- 「月の桂」 - 増田徳兵衛商店
- 「富翁」 - 北川本家
- 「桃の滴」 - 松本酒造
- 「神聖」 - 山本本家
[編集] 商業
小規模の店舗は旧来からの街区に多い。一方、国道1号や油小路通沿線には郊外型の大規模小売店および飲食店や娯楽場が多く立地している。
[編集] 郵便
日本郵政グループのうち、郵便事業会社の集配拠点および担当地域は以下のとおり。
- 伏見郵便局 - 伏見支店が所在。郵便番号は、612-00xx,-08xx,-09xx,-80xx,-81xx,-82xx,-83xx,-84xxである。
- 伏見東郵便局 - 伏見東支店が所在。郵便番号は、601-13xxである。
- 久御山郵便局 - 山城八幡支店久御山集配センターが所在。同センターは伏見区外にあるが、区内のうち公称町名の冒頭に「淀」がつく地域(かつての淀町)を担当している。郵便番号は、613-00xx,-08xx,-09xxである。
[編集] 交通
[編集] 鉄道
[編集] 路線バス
- 京都市営バス - 運行は委託先の各社による。 ※詳細は、京都市営バス横大路営業所を参照。
- 京阪バス・京阪シティバス
- 京阪宇治バス
- 近鉄バス
- 阪急バス
- 京都らくなんエクスプレス
- 醍醐コミュニティバス
- 奈良交通
[編集] 高速自動車国道
- 名神高速道路
- 京滋バイパス
- 久御山淀インターチェンジ(一部が伏見区にまたがる)
[編集] 都市高速道路
[編集] 一般国道
区内の一般国道の全てを国土交通省が直轄管理している。
[編集] 主要地方道
市内の主要地方道は81号八幡宇治線を除き京都市が、81号八幡宇治線は京都府(山城北土木事務所)がそれぞれ管理している。
- 京都府道7号京都宇治線 - 京都外環状線の一部を成す。
- 京都府道13号京都守口線
- 京都府道15号宇治淀線
- 京都府道35号大津淀線
- 京都府道36号大津宇治線
- 京都府道68号南インター竹田線
- 京都府道79号伏見柳谷高槻線 - 京都外環状線の一部を成す。
- 京都府道81号八幡宇治線
- 京都市道188号観月橋横大路線 - 京都外環状線の一部を成す。
[編集] その他の府道
市内の一般府道は、全線を京都市が管理している。
- 京都府道201号中山稲荷線
- 京都府道202号伏見向日線
- 京都府道203号志水西向日停車場線 - 京都外環状線の一部
- 京都府道204号奥海印寺納所線
- 京都府道241号向島宇治線
- 京都府道782号醍醐大津線
- 京都府道801号京都八幡木津自転車道線
[編集] 受賞・選定
- かおり風景100選 - 「伏見の酒蔵」
- 行ってみたい、歩いてみたい、日本の100か所
- 遊歩百選 - 伏見地区
- 京都百景
- 京都美観風致賞・特別賞(1987年)
- 重要界わい景観整備地域(1997年)
- 京都市自然100選 - 「伏見濠川の柳並木」
[編集] 名所・旧跡
- 伏見稲荷大社 - 稲荷神社の総本宮。
- 伏見桃山陵
- 伏見桃山城
- 御香宮神社
- 伏見港(伏見港公園、伏見みなと公園)
- 京都競馬場
- 城南宮
- 羽束師坐高御産日神社
- 醍醐寺 - 「古都京都の文化財」の一部として世界遺産に登録。
- 伏見の日本酒醸造関連遺産 - 近代化産業遺産
- 京セラ美術館
- キザクラカッパカントリー
- 長建寺
- 十石舟・三十石船 - 濠川の遊覧船。
- 寺田屋 - 伏見港の船宿、寺田屋事件の舞台。
- 大黒寺 - 寺田屋事件烈士の墓および、宝暦治水事件で自刃した平田靱負(薩摩藩家老)の墓が所在。
[編集] 出身者
- 青松敬鎔(プロ野球選手、千葉ロッテマリーンズ所属)
- 赤松真人(プロ野球選手、広島東洋カープ所属)
- ANARCHY(ヒップホップMC)
- 天野由梨(声優)
- 泉里香(モデル・女優)
- 伊藤薫(女子プロレスラー、元全日本女子プロレス所属)
- 岡島秀樹(プロ野球選手、ボストンレッドソックス所属)
- 加藤和彦(音楽プロデューサー)
- 境直行(中央競馬調教師)
- 鈴木えみ(モデル・女優)
- 武邦彦(競馬評論家) ※出生は北海道函館市。
- 武豊(中央競馬騎手)
- 戸山為夫(元中央競馬調教師。旧淀町出身)
- 名高達男(俳優)
- 西阪慶眞(いけばな作家)
- 西垣仁貴 - プロバスケットボール選手(bjリーグ、富山グラウジーズ所属)
- 西村和彦(俳優)
- 長谷川一夫(俳優)
- 濱田達也(地方競馬騎手)
- 枡田慎太郎(プロ野球選手、東北楽天ゴールデンイーグルス所属)
- 倖田來未(歌手)
- misono(歌手・タレント)
- 村上春樹(作家)
- 遊佐浩二(声優)※出生は大阪府
- 吉田敬(お笑いタレント、ブラックマヨネーズメンバー)
[編集] 脚注
- ^ 京・伏見学叢書第3巻『伏見の現代と未来』(聖母女学院短期大学伏見学研究会編)あとがき ISBN4-7924-0577-7 (参考リンク - 清文堂出版)
- ^ この時、京都市は宇治郡宇治村にも合併を打診していたほか、同郡笠取村は京都市への編入を希望していたが、いずれも実現しなかった。※詳しくは、宇治市#宇治市成立へ向けての合併と京都市への編入議論を参照。
- ^ 他区から伏見区へ転入した来られた方、伏見区内で転居された方 - 京都市 伏見区役所(2011年1月13日閲覧)
- ^ 区役所・支所・出張所の管轄区域 - 京都市 伏見区役所(2011年1月13日閲覧)
- ^ 伏見区役所・支所各課案内 - 京都市 伏見区役所(2011年1月13日閲覧)
- ^ 区内の各地域は、京都市への編入前には4つの郡に属していた。※詳しくは、#歴史を参照。
[編集] 関連項目
- 伏見宿
- 専慶流 - いけばな伝統流派の家元が所在。
- 銀座
- 淀川(宇治川)、巨椋池 - 巨椋池は、かつて宇治川の南側に存在した池。後に干拓事業が行われて農地が形成されると同時に、現在の宇治川の河道が確定した。
- 竹田の子守唄
- 東灘区 - 神戸市の区の一つ。同じ酒どころとしてまちづくりプロジェクト事業を連携。
- 伏見町 (津山市) - 京町 (津山市)の東にある(伏見:京の東にある)ことに由来。
[編集] 外部リンク
- 京都市 伏見区役所 - 京都市情報館(京都市公式サイト)
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