NHK津放送局

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
NHK津放送局
所在地 514-8531
津市丸之内養正町4-8
北緯34度43分12.5秒 東経136度30分21秒 / 北緯34.720139度 東経136.50583度 / 34.720139; 136.50583座標: 北緯34度43分12.5秒 東経136度30分21秒 / 北緯34.720139度 東経136.50583度 / 34.720139; 136.50583
総合テレビ
開局日 1973年3月3日
放送対象地域 三重県
コールサイン JONP-DTV
親局 津 28ch (キーID 3)
Eテレ
親局 津 ※44ch (キーID 2)
FM
放送対象地域 三重県
コールサイン JONP-FM
親局 81.8MHz
主な中継局
ラジオ
 
特記事項:
※印は、名古屋局の中継局。
テンプレートを表示

NHK津放送局(エヌエイチケイつほうそうきょく)は、三重県放送対象地域とする日本放送協会(NHK)の地域放送局総合テレビFM放送で県域放送を行っている。

沿革[編集]

  • 1940年昭和15年)9月1日 - 名古屋中央放送局津出張所開設(この日を開局日としている)。受信機相談および料金業務などを行う[1]
  • 1942年(昭和17年)10月15日 - 上野臨時放送所を設置(呼出符号なし)。電波管制による措置として、100Wで県下初のラジオ第1放送の電波を発射[1]
  • 1945年(昭和20年)10月26日 - 上野臨時放送所、上野中継放送所に改称。
  • 1946年(昭和21年)9月1日 - 上野中継放送所に呼出符号JOCK4割り当て。
  • 1948年(昭和23年)5月1日 - 津出張所、津支局に改称。
  • 1948年(昭和23年)7月1日 - 上野中継放送所の呼出符号JOCTに変更。
  • 1950年(昭和25年)3月3日 - 津市大門町に局舎を新築、落成式を挙行[2]
  • 1951年(昭和26年)7月1日 - 津支局、津放送局に改称(送信施設なし)[1]
  • 1970年(昭和45年)4月6日 - FMラジオ放送(呼出符号JONP-FM)開局[3]
  • 1973年(昭和48年)
    • 3月6日 - 津市丸之内養正町に新築された津放送会館に移転。
    • 4月2日 - 総合テレビ(呼出符号JONP-TV)で県域ローカルの番組を開始[4]。先行開局していた三重県内の総合テレビ中継局を名古屋局から移管(教育テレビは引き続き名古屋局管轄)。
  • 2005年平成17年)4月1日 - 三重テレビとともに地上デジタル放送開始(津市に教育テレビの送信所を新設)。特別番組を共同制作。愛知・岐阜両県でも放送。
  • 2011年(平成23年)7月24日 - アナログ放送終了。翌日午前0時までに完全停波。
  • 2017年(平成29年)11月6日 - FM放送が終日ステレオ放送となった。
  • 2020年令和2年)12月25日 - 津市広明町にあった旧三重県立博物館[注 1]跡地の売却契約を締結。これにより津放送会館の移転新築が予定されている[5][6][7]
  • 2021年(令和3年)1月22日 - 旧三重県立博物館跡地の用地を三重県から取得[8]
  • 2023年(令和5年)
    • 4月1日 - 令和改革により、部制(放送部・営業推進部等)からセンター制に見直され、コンテンツセンター、経営管理企画センターへ再編された。
    • 4月3日 - 名古屋局と岐阜局の合同キャンペーンとして「I LOVE 東海」を開始している[9]
    • 5月29日 - NHKプラスで地域向けのテレビ番組の見逃し配信が開始[10]

チャンネル・周波数[編集]

  • 太字は親局、それ以外はすべて中継局。

デジタルテレビ[編集]

NHK総合のリモコンキーID
総合テレビ (リモコンキーID:3
Eテレ (リモコンキーID:2

FM放送[編集]

ラジオ第1放送[編集]

ラジオ第2放送[編集]

アナログテレビ[編集]

総合テレビ
教育テレビ

補足[編集]

  • リモコンキーIDはEテレは全国共通の2を使うが、総合に関しては1ではなく3を使用している。理由としては、親局のアナログ1chが民放(三重県愛知県岐阜県東海3県ではフジテレビ系列の東海テレビ放送)であり、そのような地域は全て当該民放がリモコンキーID「1」を選択していることが挙げられこの場合、NHK総合は「3」となっている。
  • 教育テレビとラジオ第1放送・第2放送は名古屋放送局(JOCK・JOCB)からカバー・中継されている[注 2]ただし、伊賀地方のラジオ第2は、大阪放送局(呼出符号JOBB 周波数828KHz)の放送エリアとなっている[要出典]
  • FM放送は2017年11月6日より終日ステレオ放送となった。それまではローカルニュースになるとモノラルであった。

支局[編集]

主な津放送局制作番組[編集]

現在[編集]

いずれも祝日は放送休止となる。

  • ちょこっと!みえ(平日11:50 - 12:00)
※NHK名古屋放送局では『さらさらサラダ』を引き続き放送(平日 11:30 - 12:00)する。
※11:54 - 11:57は、東京発の全国の気象情報を内包して放送する。
※NHK名古屋放送局では『まるっと!』を引き続き放送(平日 18:10 - 18:59 うち18:30までは東海3県共通内容)する。
  • みえDE川柳(FM 毎月最終金曜日 18:00 - 18:50)
  • ニュース・気象情報・お知らせ(FM 平日 18:50 - 19:00)
※土日祝日・年末年始は、名古屋局からの放送となる。

過去[編集]

総合テレビ
FM
BSプレミアム

アナウンサー・キャスター[編集]

氏名 前任地 担当番組 備考
アナウンサー
藤崎弘士* ラジオセンター アナウンスグループ統括
みえDE川柳
津市出身
菊田一樹 鹿児島 まるっと!みえ
(キャスター)
齋藤舜介 鳥取
三輪秀香 名古屋 津市出身
産休中
契約キャスター
太田磨理 大津
(契約キャスター)
まるっと!みえ
(キャスター)
津市出身
大橋和綺 まるっと!みえ
(キャスター)
ちょこっと!みえ
みえDE川柳
高橋美帆 愛知県
江南市出身
秋田紗千加 奈良
(記者)
まるっと!みえ
(スポーツキャスター・隔週)
ちょこっと!みえ
みえDE川柳
気象予報士
天川和菜子 テレビ神奈川 まるっと!みえ ウェザーマップ所属

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 現在は「三重県総合博物館」として三重県総合文化センター前に移転。
  2. ^ 教育テレビ・ラジオ第2放送は、全国放送扱いとなっている。

出典[編集]

  1. ^ a b c 『津市史 第五巻』p514
  2. ^ 「自慢の装備「郷土放送局」NHK津支局きょう落成式」『伊勢新聞』伊勢新聞社、1950年3月3日、2面。2020年12月30日閲覧。
  3. ^ 伊勢新聞 1970年4月1日付 8面 新聞広告
  4. ^ 「来月二日から放送 NHKの県域TV」『朝日新聞三重版』朝日新聞名古屋本社、1973年3月12日、13面。2020年12月30日閲覧。
  5. ^ “NHK津放送局、津波想定し移転 三重県立博物館跡地に”. 日本経済新聞. (2013年5月31日). https://www.nikkei.com/article/DGXNASFD3000T_Q3A530C1CN8000/ 2022年4月2日閲覧。 
  6. ^ 旧三重県立博物館敷地へのNHK津放送会館の移転にかかる基本合意を締結しました”. 三重県環境生活部文化振興課 (2017年5月26日). 2022年4月2日閲覧。
  7. ^ “三重県、NHKと売買契約 旧博物館敷地、津放送会館建設へ”. 伊勢新聞. (2020年12月26日). オリジナルの2020年12月26日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20201226233455/https://www.isenp.co.jp/2020/12/26/54273/ 2022年4月2日閲覧。 
  8. ^ 新津放送会館の建設基本計画について” (PDF). NHK経営委員会 (2021年5月25日). 2022年4月2日閲覧。
  9. ^ 「I LOVE 東海」”. 「I LOVE 東海」特設サイト. NHK名古屋放送局 (2023年4月3日). 2024年1月16日閲覧。
  10. ^ NHKプラスで地域のニュース配信を拡大”. NHK広報局 (2023年4月6日). 2023年5月6日閲覧。
  11. ^ 伊勢新聞 (2012年5月15日). “答志島舞台にBSドラマ NHK津放送局が制作、9月放送”. 47NEWS. 2012年12月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年12月9日閲覧。
  12. ^ 三重発地域ドラマ「ラジカセ」 - NHK津放送局
  13. ^ でんぱ組・夢眠ねむ、地元・三重が舞台のドラマを全力応援”. ORICON NEWS (2016年11月21日). 2022年4月2日閲覧。
  14. ^ 滝藤賢一:昭和家電収集家役の苦労は「くしゃみ」 監督から繰り返しダメ出し”. MANTANWEB (2016年11月24日). 2022年4月2日閲覧。

参考文献[編集]

  • 『津市史 第五巻』1969年3月15日発行、執筆者:西田重嗣、発行者:角永清(津市長)、発行所:津市役所

外部リンク[編集]