大津市

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おおつし
大津市
Otsu montage.jpg
左上から: 比叡山延暦寺石山寺大津祭満月寺浮御堂、大津市街
大津市旗 大津市章
大津市旗 大津市章
日本の旗 日本
地方 近畿地方
都道府県 滋賀県
団体コード 25201-8
面積 464.10km²
総人口 342,070
推計人口、2014年5月1日)
人口密度 737人/km²
隣接自治体 草津市栗東市甲賀市高島市
京都府京都市宇治市
綴喜郡宇治田原町
市の木 ヤマザクラ
市の花 エイザンスミレ
市の鳥 ユリカモメ
大津市役所
所在地 520-8575
滋賀県大津市御陵町3番1号
北緯35度1分4.1秒東経135度51分17秒
大津市役所
外部リンク 大津市(公式サイト)

大津市位置図

― 市 / ― 町

特記事項 市章は1958年10月1日制定
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大津市(おおつし)は、滋賀県の南西端に位置するで、同県の県庁所在地である都市中核市に指定されている。

概要[編集]

天智天皇近江大津宮遷都して以来1300年以上の歴史を持つ古都であり、太平洋戦争時の戦災も少なかったことから、延暦寺世界遺産)、園城寺(三井寺)、日吉大社石山寺などの古社寺をはじめ多くの国宝重要文化財建築物や史跡、旧町屋が所在する。また滋賀県随一の規模と歴史を持ち、第1回地域ブランドに認定されたおごと温泉も所在している。

市域は、琵琶湖の主要な港湾である大津港を擁し東海道宿場でもあった大津を中心に、膳所藩の城下町だった膳所比叡山の門前町や港湾として栄えた坂本、湖上交通の拠点だった堅田などからなる。滋賀県の県庁所在地かつ最大の人口を擁する都市ではあるが、県の南西端に位置し京都市に隣接することから、同市の衛星都市としても発展してきた。

湖畔エリア(文化施設が整備されたなぎさ公園周辺)は、比叡山琵琶湖に囲まれ自然と都市が融合した良好な都市景観となっており、都市景観100選及び関西自然に親しむ風景100選に選ばれている。又、ラ・フォル・ジュルネ創始者のルネ・マルタンは、「水辺の風景としてウィーンプラハに共通する美しさがある」と語った[1]


平成22年国勢調査によると、人口集中地区(DID)人口密度は約7,000人/km2となっている[2]。市内では併用軌道路線(路面電車)と専用軌道を含む京阪電気鉄道石坂線京津線)が存在する。

地理[編集]

夜明けの大津市街
大津市中心部周辺の空中写真。1987年撮影の18枚を合成作成。国土交通省 国土画像情報(カラー空中写真)を基に作成。

位置[編集]

大津市の市域は、琵琶湖の南西岸から南岸にかけて南北に細長く広がっている。その名の通り、琵琶湖の水上交通の要衝であった。西隣の京都市との境には比叡山が南北に走り、山を挟んで向かい合う同市との関係が深い。

なお、都道府県庁所在地同士が隣接している例は日本では両市のほか、仙台市山形市福岡市佐賀市の計3例があるが、この中でも格段に近接しており、両市の中心部からの距離が約10kmしか離れていない(仙台市と山形市の中心部の距離は約62km、福岡市と佐賀市は約53km)。JR西日本新快速では大津駅から京都駅までわずか10分、大阪駅まで40分で到着する。

隣接する自治体・行政区[編集]

滋賀県

京都府

地形[編集]

気候[編集]

内陸性気候、それに併せて市南部は瀬戸内海式気候、市北部は日本海側気候を示す。豪雪地帯の旧堅田町は冬季雪が多い。

気象庁などの発表する滋賀県の天気予報北部南部の2つの一次細分区域に分けて発表されているが、当市はこの一次細分区域をまたいでいる。北部は伊香立支所、小野支所、葛川支所、木戸支所、小松支所及び和邇支所管内、南部は左記以外の管内である(このように一次細分区域をまたいでいる市区町村の例としては、今でこそ平成の大合併により他に仙台市五條市などがあるが、平成の大合併以前にこのような状態であったという点では、大津市は全国でも珍しい例である)。


広袤(こうぼう)[編集]

国土地理院地理情報によると大津市の東西南北それぞれの端は以下の位置となっている。

  北端
北緯35度17分05秒 東経135度52分58秒 / 北緯35.28472度 東経135.88278度 / 35.28472; 135.88278 (大津市最北端)
 
西端
北緯35度02分43秒 東経135度48分53秒 / 北緯35.04528度 東経135.81472度 / 35.04528; 135.81472 (大津市最西端)
市役所
北緯35度01分04秒 東経135度51分17秒 / 北緯35.01778度 東経135.85472度 / 35.01778; 135.85472 (大津市役所)
東端
北緯34度57分37秒 東経136度02分36秒 / 北緯34.96028度 東経136.04333度 / 34.96028; 136.04333 (大津市最東端)
 
南端
北緯34度52分17秒 東経135度53分31秒 / 北緯34.87139度 東経135.89194度 / 34.87139; 135.89194 (大津市最南端)
 

歴史[編集]

行政区域の変遷[編集]

  • 1889年明治22年)4月1日 - 町村制施行により、滋賀郡大津町(大津元会所町・大津御蔵町・大津湊町・大津橋本町・大津坂本町・大津新町・大津白玉町・大津鍋屋町・大津南保町・大津上堅田町・大津下堅田町・大津上平蔵町・大津下平蔵町・大津甚七町・大津肥前町・大津中堀町・大津丸屋町・大津柳町・大津太間町・大津玉屋町・大津猟師町・大津伊勢屋町・大津材木町・大津九軒町・大津高見町・大津和泉町・大津了徳町・大津上京町・大津中京町・大津上小唐崎町・大津下小唐崎町・大津井筒町・大津八幡町・大津大工町・大津後在家町・大津蛭子町・大津葭原町・大津鍛冶屋町・大津境川町・大津笹屋町・大津上栄町・大津下栄町・大津上博労町・大津下博労町・大津松屋町・大津葛原町・大津布施屋町・大津金塚町・大津寺町・大津上百石町・大津下百石町・大津四宮町・大津北町・大津西町・大津南町・大津関寺町・大津清水町・大津上関寺町・大津下片原町・大津上片原町・大津大谷町・大津一里町・大津追分町・大津船頭町・大津鍵屋町・大津菱屋町・大津石川町・大津七軒町・大津石橋町・大津上馬場町・大津土橋町・大津下馬場町・大津小川町・大津上北国町・大津中北国町・大津桝屋町・大津蔵橋町・大津西山町・大津川口町・大津中保町・大津水揚町・大津東今颪町・大津西今颪町・大津今堀町・大津下北国町・大津鹿関町・大津上大門町・大津下大門町・大津北保町・大津観音寺町・大津尾花川町)・馬場町・松本村・東浦村・藤尾村・別所村・神出村の区域をもって大津町が発足。
  • 1898年(明治31年)10月1日 - 滋賀郡大津町が市制施行して大津市となる。
  • 1932年昭和7年)5月10日 - 滋賀郡滋賀村を編入。
  • 1933年(昭和8年)4月1日 - 大津市が滋賀郡膳所町石山町と合併し、改めて大津市が発足。
  • 1951年(昭和26年)4月1日 - 滋賀郡坂本村雄琴村下阪本村栗太郡大石村下田上村を編入。
  • 1967年(昭和42年)4月1日 - 滋賀郡堅田町・栗太郡瀬田町を編入。
  • 2006年平成18年)3月20日 - 滋賀郡志賀町を編入。

人口[編集]

平成22年(2010年)国勢調査より前回調査からの人口増減をみると、4.30%増の337,629人であり、増減率は県下19市町村中で4番目、都道府県庁所在地の中では東京都区部、福岡市に次いで3番目に高い。

Demography25201.svg
大津市と全国の年齢別人口分布(2005年) 大津市の年齢・男女別人口分布(2005年)
紫色 ― 大津市
緑色 ― 日本全国
青色 ― 男性
赤色 ― 女性
大津市(に該当する地域)の人口の推移
1970年 181,164人
1975年 201,599人
1980年 228,982人
1985年 250,715人
1990年 277,290人
1995年 295,574人
2000年 309,793人
2005年 323,719人
2010年 337,629人
総務省統計局 国勢調査より

行政[編集]

行政機構については、大津市役所を参照。

市長[編集]

歴代 氏名 就任年月日 備考
初代 西村文四郎 1899年(明治32年)1月24日 大津町長から転身
2代 酒井岩造 1901年(明治34年)8月29日
3代 村田虎次郎 1902年(明治35年)4月9日
4代 西川太治郎 1908年(明治41年)4月9日
5代 田村善七 1911年(明治44年)2月18日
6代 小川静次郎 1913年(大正2年)1月16日
7代 藤沢弥三郎 1915年(大正4年)11月1日
8代 服部慶太郎 1917年(大正6年)7月25日
9代 今屋友次郎 1918年(大正7年)9月11日
10代 中井荘七 1922年(大正11年)10月7日
11代 奥野英太郎 1926年(大正15年)11月6日
12代 西田与三郎 1930年(昭和5年)11月22日
13代 堀田義次郎 1933年(昭和8年)6月21日
14代 早川清三 1942年(昭和17年)11月19日
15代 森建一 1946年(昭和21年)12月14日
16代 森田象一 1947年(昭和22年)4月7日
17代 佐治誠吉 1949年(昭和24年)9月9日
18代 上原茂次 1952年(昭和27年)10月14日
19代 西田善一 1964年(昭和39年)10月6日
20代 山田耕三郎 1972年(昭和47年)10月6日
21代 山田豊三郎 1980年(昭和55年)6月15日
22代 目片信 2004年(平成16年)1月25日
23代 越直美 2012年(平成24年)1月25日 現職

立法[編集]

大津市議会

  • 定数:38名
  • 任期:2011年(平成23年)5月1日 - 2015年(平成27年)4月30日[4]
  • 議長:園田寛(湖誠会、3期)
  • 副議長:鷲見達夫(湖誠会、2期)
会派名 議席数 議員名(◎は代表者)
湖誠会 14 ◎竹内照夫、青山三四郎、北村正二、近藤眞弘、竹内基二、鷲見達夫、園田寛、武田平吾、津田新三、中野治郎、八田憲児、伴孝昭、桐田真人、横田好雄
市民ネット21 6 ◎奥村功、礒田英清、河井昭成、杉山泰子、草川肇、船本力
日本共産党大津市会議員団 6 ◎塚本正弘、岸本典子、黄野瀬明子、杉浦智子、石黒賀津子、佐々木松一
公明党議員団 5 ◎濵奥修利、佐藤弘、清水ひとみ、髙橋健二、藤井重美
清正会 2 ◎山本哲平、谷祐治
大志会 2 ◎泉恒彦、仲野弘子
1 古尾谷雅博
新世代・滋賀大津 1 藤井哲也
惻隠 1 伊藤茂

経済[編集]

産業[編集]

伝統産業として、大津絵大津算盤松本瓦(桟瓦、簡略瓦)・膳所焼湖南焼などがあるほか、以下の特筆すべき品目がある。

  • 食用菊
  • 膳所茶 - 黒船来航時、船上でペリーに供されたさいに気に入られ、のち対米輸出品目第1号となった。

主な企業[編集]

商業[編集]

主な商業施設[編集]

金融機関[編集]

本店を置く金融機関
営業拠点を置く主な金融機関

漁業[編集]

  • 堅田港
  • 瀬田漁港

姉妹都市[編集]

国内[編集]

海外[編集]

地域[編集]

公共機関[編集]

警察[編集]

消防[編集]

医療[編集]

その他[編集]

教育[編集]

小学校[編集]

  • 滋賀大学教育学部附属小学校(昭和町)
  • 大津市立青山小学校(青山)
  • 大津市立伊香立小学校(伊香立生津町)
  • 大津市立石山小学校(石山寺)
  • 大津市立仰木小学校(仰木)
  • 大津市立仰木の里小学校(仰木の里)
  • 大津市立仰木の里東小学校(仰木の里東)
  • 大津市立大石小学校(大石東町)
  • 大津市立逢坂小学校(音羽台)
  • 大津市立雄琴小学校(雄琴)
  • 大津市立小野小学校(小野水明)
  • 大津市立堅田小学校(本堅田)
  • 大津市立葛川小学校(葛川中村町)
  • 大津市立上田上小学校(平野)
  • 大津市立唐崎小学校(際川)
  • 大津市立木戸小学校(荒川)
  • 大津市立小松小学校(南小松)
  • 大津市立坂本小学校(坂本)
  • 大津市立志賀小学校(南志賀)
  • 大津市立下阪本小学校(下阪本)
  • 大津市立晴嵐小学校(光が丘町)
  • 大津市立膳所小学校(中庄)
  • 大津市立瀬田小学校(大江)
  • 大津市立瀬田北小学校(大将軍)
  • 大津市立瀬田東小学校(一里山)
  • 大津市立瀬田南小学校(三大寺)
  • 大津市立田上小学校(里)
  • 大津市立中央小学校(島の関)
  • 大津市立長等小学校(大門通)
  • 大津市立南郷小学校(南郷)
  • 大津市立比叡平小学校(比叡平)
  • 大津市立日吉台小学校(日吉台)
  • 大津市立平野小学校(馬場)
  • 大津市立藤尾小学校(茶戸町)
  • 大津市立富士見小学校(富士見台)
  • 大津市立真野小学校(真野)
  • 大津市立真野北小学校(緑町)
  • 大津市立和邇小学校(和邇中)

中学校[編集]

高等学校[編集]

大学・短期大学[編集]

その他の教育機関[編集]

  • 滋賀県立甲南高等養護学校(甲賀市甲南町)

交通[編集]

鉄道[編集]

路線バス[編集]

道路[編集]

高速自動車国道[編集]

一般国道[編集]

    • 志賀バイパス
      • 志賀インターチェンジ
      • 比良ランプ
      • (南小松ランプ) ※工事中
      • (北小松ランプ) ※工事中

主要地方道[編集]

一般県道[編集]

港湾[編集]

大津港は滋賀県が、その他の港湾は大津市が管理[5] している。

  • 大津港
  • 膳所港
  • 雄琴港(おごと温泉港)
  • 堅田港
  • 南小松港(近江舞子港)

マスメディア[編集]

新聞
テレビ局
ラジオ局

名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事[編集]

滋賀県立近代美術館
延暦寺(横川中堂)
日吉大社(東本宮)
三井の晩鐘(近江八景のひとつ)
琵琶湖疏水の夜桜
大津港に入港するミシガン

自然・公園[編集]

文化施設[編集]

神社[編集]

寺院[編集]

遺跡・城跡・景勝地など[編集]

レジャー[編集]

温泉[編集]

1929年、雄琴温泉で最初に営業を始めた湯元舘

近江八景[編集]

1500年に選定された日本初の八景である。

祭事・イベント[編集]

  • 山王祭(中心神事:毎年4月12〜14日)
  • 船幸祭(船上渡御:毎年8月17日)
  • 大津祭(本祭:毎年10月体育の日の前日)- 湖国三大祭の一。滋賀県指定無形民俗文化財。
  • びわ湖大津夏祭り
  • びわ湖大花火大会(毎年8月8日)
  • ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポンびわ湖(毎年ゴールデンウィークの前半2~3日間)
  • 滋賀B級グルメバトル(毎年8月上旬の2日間)
  • 牛肉サミット(毎年8月下旬の2日間)
  • 大津ジャズフェスティバル(毎年10月中旬の2日間)

スポーツ[編集]

主なスポーツクラブ・スポーツチーム[編集]

競技会[編集]

出身有名人[編集]

歴史上の人物
政治家・学者・文筆家など
芸術家など
タレント・アーティストなど
スポーツ

その他[編集]

脚注[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

行政
観光