静岡空港
| 静岡空港 Shizuoka Airport |
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|---|---|---|---|
| IATA:FSZ-ICAO:RJNS | |||
| 概要 | |||
| 国・地域 | |||
| 設置場所 | 静岡県 島田市・牧之原市 |
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| 空港種別 | 商業 | ||
| 運営者 | 静岡県 | ||
| 標高 | 132 m・433 ft | ||
| 位置 | 北緯34度47分46秒 東経138度11分22秒座標: 北緯34度47分46秒 東経138度11分22秒 |
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| ウェブサイト | |||
| 滑走路 | |||
| 方向 | ILS | 全長×全幅 (m) | 表面 |
| 12/30 | Cat I | 2,500×60 | 舗装 |
| リスト | |||
| 国際空港の一覧 | |||
静岡空港(しずおかくうこう、Shizuoka Airport)は静岡県島田市と牧之原市に跨る地方管理空港である。
富士山静岡空港(Mt. Fuji Shizuoka Airport)という愛称がつけられているが、富士山は静岡県を代表する名所として名づけられた愛称[1]であり、当空港から富士山への近さや利便性を示すわけではない。[2]
目次 |
概要 [編集]
1987年、静岡県知事斉藤滋与史により島田市、旧榛原郡榛原町(牧之原市)への空港建設が決定された。1996年の運輸大臣亀井善之による設置許可を得て、整備が開始された。2009年3月開港予定だったが、空港近隣にある伐採対象外の樹木が航空法の制限(制限表面)に抵触する問題があることが2008年9月に判明し翌10月、暫定的に滑走路を短くする工事を行うことが決まった。そのため、延期されることが県より公式に発表され[3][4]、2009年6月4日に開港[5]。なお、2,500メートルへの延長工事は8月27日に完成した[6]。
総事業費は約1,900億円、そのうち空港本体の事業費は約490億円。空港整備特別会計からの国庫補助金は約245億円であり[7]、約1,655億円が静岡県の支出となる。国が離島以外の地方空港新設を抑制する方針を打ち出していることから、マスコミなどから「最後の地方空港」と呼ばれている[8]。
管理・運営 [編集]
空港運営会社 [編集]
- 富士山静岡空港株式会社
- 静岡県は空港運営会社に第三セクター方式による出資はせず、指定管理者制度等の枠組みを用いて空港の運営を民間会社に行わせる方針で、主に県内の民間企業12社の出資により設立された。
- 牧之原市の西原茂樹市長は、富士山静岡空港株式会社への出資の意向を表明した。その後、富士山静岡空港株式会社側も経営に関与しないことを条件に牧之原市から出資を受け入れることを表明した。
地上業務会社 [編集]
- 株式会社エスエーエス(旧社名・静岡エアポートサービス株式会社)
- 2008年3月6日、鈴与と静岡鉄道は共同で空港でのカウンター業務や機体誘導など地上業務を支援する新会社「静岡エアポートサービス(現・エスエーエス)」(葵区)を設立した。
歴史 [編集]
前史 [編集]
- 昭和30〜40年代: 地元有志により、「小笠山国際貨物空港構想」が提唱される。
- 1981年: 浜松商工会議所を中心とした浜松経済界有志が「浜松空港開設推進協議会」を設立し、航空自衛隊浜松北基地(当時)の民間共用化運動を行う。
- 1985年: 静岡県内の政財界有志が「静岡県民間空港開設研究会」を設立。
- 1986年: 静岡県民間空港開設研究会が静岡県に対し、「国際的多機能」という位置づけで空港が静岡県にもたらす社会・経済効果について調査し航空自衛隊浜松北基地・静浜基地の共用化を含めた空港適地の検討を行い、国に対し空港設置を要望することなどを提言。
- 1987年: 静岡県の新総合計画に空港整備の推進が盛り込まれる。
建設予定地決定前の前史については静岡政治経済特報「富士山静岡空港カウントダウン」1〜3[9]などを参照。
建設予定地決定以降 [編集]
- 1987年12月17日: 静岡県、空港建設予定地を榛原・島田に決定。
- 1993年8月: 静岡空港が第6次空港整備5ヶ年計画の新規事業となる。
- 1996年7月26日: 運輸大臣、静岡県に対し静岡空港の設置を許可。
- 1996年11月: 静岡県、静岡空港の用地買収を開始。
- 1998年11月20日: 静岡県、起工式を行い静岡空港の本体工事に着手。
- 2001年6月: 建設反対派、地方自治法の直接請求権に基づき住民投票条例の制定を請求。
- 2001年9月: 静岡県議会、住民投票条例案を否決。
- 2004年11月26日: 静岡県、国土交通省中部地方整備局長に対し土地収用法に基づく事業認定を申請。
- 2005年7月: 国土交通省中部地方整備局長、静岡空港について土地収用法に基づく事業認定を告示。
- 2006年1月: 日本語の愛称が「富士山静岡空港」(ふじさんしずおかくうこう)に決定。英文では使われない。
- 2006年2月: 静岡県、静岡県収用委員会に対し空港本体部について土地収用法に基づく権利取得裁決申請、明渡裁決申立を行う。
- 2006年7月: 静岡県、静岡県収用委員会に対し、空港周辺部について土地収用法に基づく権利取得裁決申請、明渡裁決申立を行う。
- 2006年10月: 静岡県収用委員会、空港本体部の畑部分について静岡県の申し立てた権利取得および明渡を認める裁決を行う。
- 2006年11月: 静岡県収用委員会、空港本体部の山林部分について静岡県の申し立てた権利取得および明渡を認める裁決を行う。
- 2006年12月: 明渡期限到来により、土地収用法に基づく申請を行ったうち空港本体部の畑部分について静岡県が権利を取得した。
- 2007年1月: 明渡期限到来により、土地収用法に基づく申請を行ったうち空港本体部の山林部分について静岡県が権利を取得。
- 2007年1月: 静岡県収用委員会、空港周辺部について静岡県の申し立てた権利取得および明渡を認める裁決を行う。
- 2007年1月: 建設反対派、静岡県の求めに応じ空港本体部の元収用地に残る反対派所有物件を自主撤去。
- 2007年2月6日: 未明に建設反対派の活動家が静岡県庁別館前の路上で焼身自殺(後述)。
- 2007年2月: 静岡県、反対派の自主撤去をうけて空港本体部における反対派所有物件撤去を目的とする行政代執行手続を中止。
- 2007年3月: 明渡期限到来により、土地収用法に基づく申請を行ったうち空港周辺部について静岡県が権利を取得した。これにより土地収用法に基づき県が申請した全ての権利を取得した。
- 2008年10月22日: 静岡県は滑走路近くの航空法に反する立ち木問題(滑走路西の約40本の立ち木が制限表面に抵触)を受け、滑走路を短くすることを正式に決定。これにより、工事完了と開港が遅れる可能性が浮上した。また誘導灯を少しずらすため、1億円の工事費も必要となった。
- 2008年10月29日: 静岡県は立ち木問題により滑走路短縮工事を実施することになり、11月1日に迫っていた工事完成予定期日までに間に合わないため当初予定していた2009年3月の開港予定を最大4ヶ月延期することを発表した。
- 2008年11月8日・9日: 『スカイ・レジャー・ジャパン&エアポートフェスタ 2008 in 静岡』開催。
- 2009年2月11日: 知事が立ち木の地権者と初の直接面談を行い、地権者が立ち木伐採の条件として知事の辞職を要求。
- 2009年3月25日: 知事が、臨時記者会見にて辞職する旨を表明[10]。
- 2009年5月11日 - 18日: 知事の辞職表明を受け、地権者が県と分担して立ち木を伐採[11]。
- 2009年5月19日: 立木が伐採されたことを受け、知事が辞職届を提出。辞職期日を明示しなかったため、地方自治法145条より辞職届提出から30日後に辞職(50日以内に知事選挙)。
開港以降 [編集]
- 2009年6月4日: 開港(暫定滑走路2,200m)。
- 2009年6月5日: 霧による、開港から初めての滑走路閉鎖。2便が中部国際空港へダイバートした[12]。
- 2009年6月20日: 中国東方航空が、新型インフルエンザ等が影響する需要低迷のため、2009年6月から8月は一部の便を欠航すると報じられた[13]。
- 2009年7月10日、7月14日: 予約低調のため、大韓航空がソウル便を欠航[14]。
- 2009年7月23日: フジドリームエアラインズ 就航。
- 2009年8月27日: 滑走路が2,500mに延伸、ILS運用開始。
- 2009年10月2日: 開港に先立ち、静岡県空港部が2月に、周辺の私有地の立ち木約100本を、地権者に無断で伐採していたことが判明する。
- 2010年3月31日: 富士急山梨バスの高速バス富士山静岡空港線廃止。これにより需要予測に計上されていた山梨県とを直接結ぶ空港アクセスがなくなる。
- 2010年4月1日: 日本航空グループが運航から撤退。フジドリームエアラインズが日本航空との共同運航で、札幌・福岡線の運航開始。
- 2010年5月19日: 静岡県は、増便方針のフジドリームエアラインズなどの航空会社の要望を受け、静岡空港の1日の運用時間を2011年4月1日から午前7時半〜午後8時半とする考えを示し、地元説明会を開始した[15]。
- 2011年3月26日: フジドリームエアラインズの小松・松本線がこの日をもって運休。
- 2011年7月31日: フジドリームエアラインズの熊本線がこの日をもって運休。
- 2011年10月30日: フジドリームエアラインズが減便。札幌線が毎日1往復から月・水・金の隔日1往復に、鹿児島線が毎日1往復から火・木・土・日の隔日1往復に、福岡線が毎日3往復から毎日2往復に変更。
- 2012年3月8日: ターミナル地区西側新駐機場(3スポット)供用開始。
- 2012年3月25日: チャイナエアラインの台北/桃園線(週3便)が就航開始。
- 2012年6月18日: 中国東方航空の上海/浦東経由武漢線(週4便)が就航開始[16]。
- 2012年10月28日: フジドリームエアラインズの静岡 - 福岡線を1日2便から1日3便に増便、静岡 - 鹿児島線を週3便から1日1便に増便、静岡 - 札幌(新千歳)線を週4便から冬季運休に変更。
- 2012年11月4日: 国際線の新搭乗橋(1番スポット)供用開始。
主な施設 [編集]
- 所在地
- 静岡県牧之原市坂口
- 面積
- 190ha
- 滑走路
- 長さ2,500m、幅60m
- 着陸帯
- 長さ2,620m、幅300m
- エプロン(バース数)
- 大型ジェット用2、中型ジェット用1、小型ジェット用5
- 旅客ターミナル
- 鉄骨3階建て 延べ床面積約1万1400平方メートル
- ガラス張りの中央吹抜部の向きを富士山眺望方向に向けてあるのが特徴。コンビニ、売店、フードコート等が入り、2階には無料で静岡茶を提供する呈茶コーナー等の静岡県情報発信スペースがある。また、ターミナル3階展望ホールにフライトシミュレーターが設置されている。
- ボーディング・ブリッジ
- 3本
- うちスポット1のボーディング・ブリッジには、飛行機との接続口を自動で上下し機体保護と搭乗客の安全を図るセンサーが全国98の空港の中で初めて取り付けられている。
- 駐車場
- 約2,000台(無料)
整備計画 [編集]
整備中
- 石雲院展望デッキの整備
中期的な整備計画
- 見学者用休憩施設の整備
- エアポート楽座[17]
- 国際線専用の駐機場の拡充
拠点・焦点都市としている航空会社 [編集]
1社の航空会社がこの空港をハブ空港(拠点都市)として運航している。
就航路線 [編集]
航空会社が2社以上の場合、最前(太字)の航空会社の機材・乗務員で運航する共同運航(コードシェア)便
国内線 [編集]
| 航空会社 | 目的地 |
|---|---|
| 全日本空輸 (ANA) | 新千歳空港、那覇空港 |
| フジドリームエアラインズ (FDA) | 鹿児島空港 |
| フジドリームエアラインズ (FDA) ・ 日本航空 (JAL) | 新千歳空港、福岡空港 |
かつての定期就航路線
国際線 [編集]
| 航空会社 | 目的地 |
|---|---|
| 仁川国際空港(ソウル) | |
| 仁川国際空港(ソウル) | |
| 上海浦東国際空港(上海)、武漢天河国際空港(武漢)(上海経由) | |
| 台湾桃園国際空港(台北) |
利用状況 [編集]
| 国際線 | 国内線 | 合計 | |
|---|---|---|---|
| 2009年 | 115,293 | 249,112 | 364,405 |
| 2010年 | 238,234 | 354,999 | 593,233 |
| 2011年 | 152,589 | 277,936 | 430,525 |
| 国際線 | 国内線 | 合 計 | |
|---|---|---|---|
| 開港年 | 32 | 106 | 138 |
| 開港後5年 | 34 | 108 | 142 |
| 開港後10年 | 36 | 111 | 147 |
各路線の動向 [編集]
国内線 [編集]
- 全日本空輸グループ(開港〜)
- 全日本空輸グループは、2007年7月に新千歳・那覇線へ各1便の就航を表明した。ANAの山元峯生社長は、2008年1月23日の記者会見で静岡 - 成田線の路線展開の可能性があると述べた。
- 2008年4月22日、札幌、沖縄便の運航計画、ダイヤ、機材が公表された[20]。沖縄、札幌を1往復するスケジュールでありボーイング737-500型機(126席)、またはボーイング737-700型機(120席)でエアーニッポンによる運航で就航している。
- 日本航空に対する搭乗率保証などについて、全日空は不公平であると主張していた。静岡県は、沖縄便の着陸料を減免することとした[21]。
- フジドリームエアラインズ(2009年7月〜)
- 鈴与は2008年6月、静岡空港を拠点とする地域航空会社、フジドリームエアラインズ(FDA)を設立した。
- 新千歳線と福岡線を各1日3便就航するとしていたが日航と全日空の同路線への就航表明を受け、競合する路線への就航を回避し仙台・成田・羽田・新潟・松山・小松・熊本・鹿児島など競合しない路線への就航を検討することとした[22]。
- 2008年7月、小松、熊本、鹿児島へ2009年夏を目処にエンブラエル 170(76席)で就航させることを発表した。
- 2010年1月、同年4月1日から日本航空が撤退する札幌と福岡へ就航することを決定した。当初は、札幌1往復、福岡3往復とし、福岡線については、4往復化を図るものとしている。
- その後、2007年7月の全日空就航表明を受け就航路線便数について再検討した結果、同年10月31日になって静岡県と改めて覚書を交わすことで合意したとの発表を行った。この中で静岡空港開港時から新規乗り入れを行うこと、予定路線および便数は静岡 - 札幌線1日1往復、静岡 - 福岡線1日3往復であることを明らかにした。当初、機材はマクドネル・ダグラスMD-90(クラスJ 18席・普通席132席)とエンブラエル170(普通席76席)を使用していたが、のちに福岡・札幌のすべての便を座席数の少ないエンブラエル170で運航することを決めた[24]。その後、2010年3月31日をもって、静岡空港から運航の撤退をした。なお、2010年4月1日から、福岡便、新千歳便ともに、フジドリームエアラインズの運航によるコードシェア便を飛ばしている。
国際線 [編集]
- 韓国
- アシアナ航空は2007年8月8日、静岡県庁で静岡 - ソウル(仁川)線の1日1便の就航を正式に表明した[25]。2008年6月27日、運航スケジュールを発表しエアバスA321-200(177席)にて定期便を運航することを公式発表した[26]。なお、好調のため、2010年3月28日〜10月30日の夏季ダイヤにおいて、毎週金曜日についてはボーイング767-300型(250席)での運航とした。
- 大韓航空も就航させる意向を表明し[27]、2008年12月22日に仁川国際空港へ1日1往復、ボーイング737-800(149席)で就航させることを決めた[28]。
- 中国
- 中国東方航空は2008年10月、上海から週4便の乗り入れを申請、12月に認可された。冬季は週2便、夏季は週4便の運航を基本とし、2012年6月18日からは武漢へ延伸された。
- 台湾
- 開港から2年間で112便の台湾行きのチャーター便が運航された。県はチャイナエアラインに対して定期便運航化を働きかけ、チャイナエアラインは2012年3月25日から静岡 - 台湾桃園国際空港線を週3便で開設した。
- チャーター便
- 開港2年目以降、釜山との定期チャーター便がアシアナ航空によって就航され、冬の季節運航へとつなげていくとする考えを示した[29]ことや、中国南方航空による長沙黄花国際空港との間で過去最多となる計78便運航するチャーター便が2012年1月に就航する[30]等、今後の伸びが期待されている。
空港アクセス [編集]
直線距離で静岡市中心部から約30km、浜松市中心部から約45km。
道路交通 [編集]
- 約2,000台収容の駐車場が設置されている。料金徴収設備は設置されているが、現在のところ無料開放されている。
- 金谷御前崎連絡道路(地域高規格道路)、県道静岡空港線、県道細江金谷線(富士山静岡空港交差点 - 空港入口交差点間)が建設された。
- 静岡県の試算では自家用車では静岡市から約40分、浜松市から約50分、沼津市から約1時間20分で空港に到着するとしている。東名高速道路の相良牧之原ICから10分、吉田ICから12分。新東名高速道路の島田金谷ICから15分。
バス [編集]
- しずてつジャストライン「静岡エアポートライナー」(相良・浜岡営業所)
- 富士山静岡空港静岡線
- 静岡空港 - 静岡駅(約48分) - 新静岡バスターミナル(約50分)
- 富士山静岡空港島田線(小型車両で運行される日および便があるため予約が推奨される<予約客優先となる>)
- 静岡空港 - 島田駅(約25分)
- 富士山静岡空港静岡線
- フジドリームエアラインズによる無料アクセスバス
- フジドリームエアラインズ便利用客向けに、同社が静岡空港とJR掛川駅を結ぶ無料アクセスバスを、静岡空港発着時間に合わせて運行。利用に当たっては予約は必要ないが、乗車時に搭乗券もしくは予約確認書の提示が必要[31]。
鉄道 [編集]
- 鉄道の最寄駅は金谷駅である(直線距離で静岡空港から約6km)。
- 静岡空港直下を東海道新幹線が通過しているため、川勝知事のもと、「静岡空港の魅力を高める有識者会議」が行われ、中長期的な課題として、新幹線新駅の実現が求められた[32]。JR東海静岡支社の浜田賢治支社長は新駅について、「われわれ自身が造るという考えはまったくない」としている。[33]
フェリー [編集]
- しずてつジャストラインが運行していた駿河湾フェリーへの接続便は、2013年3月末日にて廃止。
タクシー [編集]
- 県内各地から、定額運賃で利用できるサービスがある。
その他 [編集]
開港時に指摘された問題点 [編集]
静岡空港開港時に以下のような問題点が指摘された。2012年3月現在いずれも解決されている。
- 静岡県はJAL福岡便について、搭乗率が70%未満の場合運航支援金を支払う覚書を締結した。JALの福岡便は、搭乗率が64.6%のまま、2010年3月末で運休となった。このため、2010年5月にJALは、覚書に基づいて静岡県に対して運航支援金1億5,300万円の請求を行った。しかし、静岡県は、JALが一方的に静岡空港から撤退したにも拘らず支援金の請求をすることは信義に反するものとして、支援金の支払いを拒んだため、JALは、2010年11月10日に東京地方裁判所に、静岡県を被告として1億5,300万円の支援金の支払いを求める訴えを提起した[34]。その後、静岡県が1億4,984万円を支払うことで和解した。
- ILS(計器着陸装置)が設置されているが後述の立ち木問題による暫定的な滑走路短縮に伴い、2009年8月27日の滑走路延長まではILSは使用されていなかったため、霧や雨などによる悪天候が原因で、欠航やダイバート(主に中部、羽田)が頻発し、2009年7月31日までの就航率は93.9%に留まった[35]。ILSの運用開始後は、2010年3月6日まで、悪天候による欠航や到着地変更は起きなかった[36]。開港後1年間での就航率は、98.5%と大幅に回復した[37]。
- 空港への離陸、着陸が10〜13時ころに集中しており、狭い駐機場と空港ターミナルが混雑する。定期便運航の遅延が発生するために、全日空は時刻の変更を余儀なくされた[38]。このため、2012年3月にはターミナル西側に駐機スポットを増設した[39]。
利用促進の取組 [編集]
富士山静岡空港サポーターズクラブ
- 富士山静岡空港を応援するための個人会員組織である富士山静岡空港サポーターズクラブが、富士山静岡空港利用促進協議会により運営されている。
- 会員になるにはメールアドレスが必要で、会員登録をすることにより以下のような特典が受けられる。
- 協賛店等でのサービス
- 静岡空港発着パック旅行商品の割引
- 会員向け優待イベント
空港アクセスの改善
- 静岡空港アクセスバスへの支援
- 2009年9月12日より、静岡県の支援により県内主要駅からのアクセスバスの増便が図られた。
- アクセスバスを運行するしずてつジャストラインと遠州鉄道に採算割れが生じた場合、一定の範囲内で県が補填する。
- レンタカーへの支援
- 富士山静岡空港利用促進協議会により、空港にカウンターを設けているレンタカー会社に、利用料金の割引費について最大3,000円まで支援が行われている。
空港建設推進派と反対派 [編集]
双方の主張の詳細については、外部リンクにある各団体のウェブサイトやマスコミの報道記事を参照のこと。
推進派 [編集]
建設推進に関連する運動としては静岡県内の市町、市町議会、商工団体、業種団体等により「富士山静岡空港就航促進協議会」(旧・静岡空港建設促進協議会)が組織されている。また、静岡県議会の知事与党会派(自由民主党、平成21、公明党)により県議会静岡空港利活用促進議員連盟が作られている。その他空港周辺地域の各種団体や周辺住民を主な構成員とする団体として「富士山静岡空港と地域開発をすすめる会」、「静岡空港一番機へ乗る会」、「静岡空港の早期開港をめざすはいばら女性の会」、「富士山静岡空港友の会」などがある。推進派の活動の中心は静岡県内の団体や賛成派住民である。
反対派 [編集]
組織 [編集]
反対運動は主に「静岡空港・建設中止の会」(共産党系)と「空港はいらない静岡県民の会」(新左翼系や社民党、民主党の一部)の2グループにより行われている。反対派は推進派に比べ静岡県内の組織基盤に劣るため、劣勢を挽回するため田中康夫[40]、鳩山由紀夫[41]、菅直人[42]、保坂展人[43]、中村敦夫[44]、川田龍平[45]などの県外政治家の支援を受けたり県外国会議員に対し反対署名活動を行ったり、県外の各種反対運動の活動家からの支援を受けるなどしている。
反対運動の現状 [編集]
反対運動は、選挙・議員活動、訴訟、トラスト共有地・立ち木トラストなどの手法で行われており現状は次のとおりである。
- 選挙・議員活動
- 静岡県内選出国会議員12名のうち、反対派は民主党の渡辺周と細野豪志の2名。現在の静岡県議会議員74名のうち反対を表明しているのは共産党系無所属1名。近年、衆院選・参院選・県議選で反対派の有力議員が相次いで落選しており反対派の現・元議員で賛成に転じたり積極的に反対の姿勢を示さなくなった者もいる。県知事選挙については毎回反対派は立候補者を擁立するものの、いずれも落選している。地元市町長選挙についてはかつて反対派のリーダーが立候補したこともあったがいずれも落選しており、近年は反対派の立候補者擁立は見送られている。2007年4月に行われた静岡県議会議員選挙において共産党の候補者と無所属候補者の一部が空港反対を選挙公約としたが、無投票当選の1名を除いていずれも落選しており民主党公認・推薦候補者で空港反対を公約とした者はいなかった。
- 訴訟
- 反対派は空港設置許可取り消し、公金支出差し止め、土地収用法に基づく事業認定取り消し、権利取得裁決取り消し等の訴訟を起こしているが現在審理中のものを除き、いずれの訴訟も反対派の敗訴又は訴えの取り下げなどに終わっており今のところ反対派の勝訴した訴訟はない。
- トラスト共有地・立ち木トラスト
- 反対派は反対派の元々の地権者(本来地権者)の所有する空港予定地内の土地の一部を静岡県内のみならず県外や外国在住者を含んだ反対派数百名に譲渡し共有としたり、山林の立ち木の一本一本を別々の反対派活動家に譲渡するなどの行為を行い空港予定地の権利関係を複雑化し県の用地取得を妨害しようとした。静岡県が土地収用法に基づく手続きを行った結果、空港建設に必要な土地・立ち木に関するすべての権利について県の権利取得が認められたがトラスト共有地・立ち木トラストによる権利の細分化による事務の煩雑化のため、用地調査や補償金の支払事務手続に十数億円の経費を要することとなった。
- 前述の立木問題とは別に、2009年2月に同空港周辺の立木約100本を、地権者の同意無しに伐採していたことが、同年10月に判明し[46]、静岡県の隠蔽体質が問題視されている。
- 直接請求
- 2001年に反対派は静岡空港の是非を問う住民投票条例制定を求めるため、約27万人の署名を集め地方自治法に基づく直接請求を行ったが、住民投票条例案は県議会の反対多数で否決された。
- その他
- 2007年2月6日未明に、静岡市在住の反対派活動家が静岡県庁別館前の路上で焼身自殺した。付近には静岡市内の廃棄物不法投棄に関する静岡市の対応と静岡空港建設に抗議する内容のビラがあり、またビラと同じ内容が焼身自殺の直前にmixiに書き込まれていた。自殺後、反対派は追悼集会の開催、追悼VTR・DVDの発売などの活動を行っている[47]。また週刊ダイヤモンドは静岡空港について、無駄な大型事業の典型例とした特集記事を数多く掲載している。岩波書店発行の月刊誌「世界」は、鎌田慧の執筆による静岡空港に批判的な記事を掲載している[48]。
推進派・反対派の両方に対する批判 [編集]
静岡空港の近くにはプロペラ機であれば十分離着陸可能な1,500mの滑走路を持つ静浜基地が存在する。しかし、推進派は大型ジェット機が就航可能な2,500mの滑走路を持つ新空港の建設に計画段階から固執し、静浜基地の共用化については それほど検討される事が無かった。また、反対派最大派閥の1つである「空港はいらない静岡県民の会」は計画段階から静浜基地の共用化にも反対していた。その為、推進派・反対派の両方を批判する声が存在[要出典]する。
脚注 [編集]
- ^ 米子鬼太郎空港(美保飛行場)や高知龍馬空港(高知空港)などと同じ
- ^ 当空港(ターミナルビル)から富士山山頂までは直線距離で約80kmあり、この距離は、同山頂から神奈川県横浜市や東京都調布市(いずれも市役所を基準)等までの距離とほぼ同じである。
- ^ 【静岡空港】静岡空港近くに高さ制限超える立ち木 asahi.com(朝日新聞) 2008年9月12日[リンク切れ]
- ^ 【静岡空港】3月開港遅れも/空港滑走路短縮方針 asahi.com(朝日新聞) 2008年10月22日[リンク切れ]
- ^ 富士山静岡空港の開港予定日について 静岡県[リンク切れ]
- ^ 静岡空港:滑走路延伸へ飛行検査開始--国交省/静岡 毎日新聞[リンク切れ]
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石川知事あすにも辞表 立ち木除去作業が完了 中日新聞 2009年5月18日 - ^ 静岡空港:霧で2便欠航 立ち木問題影響、短い滑走路の懸念現実に asahi.com 2009年6月5日
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中国東方航空 9便欠航 7〜8月上海定期便、予約低迷で 読売新聞 2009年6月20日 - ^ 静岡空港:ソウル便4便欠航へ 予約低調で大韓航空/静岡 毎日新聞
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アシアナ航空(ソウル1日1便)の就航が決定!(静岡県空港部) - ^ 静岡-ソウル運航計画及び静岡支店開設準備室について(アシアナ航空)
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- ^ 大韓航空がソウル(仁川)線の運航を正式表明! 静岡県
大韓航空 富士山静岡空港 正式就航表明 〜定期便運航計画書 知事に提出〜 大韓航空 プレスリリース
大韓航空、仁川/静岡線の就航を正式に表明-イン・アウト双方の需要に期待 トラベルビジョン - ^ アシアナ航空、静岡/釜山間定期チャーターを計画-季節便化めざす TRAVELVISON 2010年11月11日付
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- ^ “静岡空港:濃霧で3便欠航 完全運用後初 /静岡”. 毎日新聞. (2010年3月7日)
- ^ 5月の富士山静岡空港利用状況 静岡県記者会見資料平成22年6月日付け
- ^ 富士山静岡空港発着便 運航ダイヤ変更のお知らせ 全日空
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- ^ 静岡空港:立ち木無断で伐採 県が100本「県有地と誤解」 2009年10月2日 毎日新聞
- ^ 井上さん追悼DVD完成!(空港はいらない静岡県民の会)
- ^ 「世界」2007年6月号目次(岩波書店)
関連項目 [編集]
- 高尾山 (静岡県島田市・牧之原市)
- 綜警ビルサービス : 消防・救難・警備を受託している企業
外部リンク [編集]
- 富士山静岡空港 - 富士山静岡空港株式会社
- 株式会社エスエーエス
- 富士山静岡空港サポーターズクラブ - 富士山静岡空港利用促進協議会
- 富士山静岡空港 - 静岡県
- 島田市空港振興課 - 島田市
- 牧之原市(静岡空港) - 牧之原市
- 静岡空港シティニュース - 島田市
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