中波

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中波(ちゅうは、MF(Medium Frequency)またはMW(Mediumwave, Medium Wave))とは、300kHz - 3MHz周波数電波をいう。 波長は1km - 10km、ヘクトメートル波とも呼ばれる。

概要[編集]

伝播の特徴として、電離層D層のあらわれる昼間は、D層に吸収されるという性質がある。このため、昼間は地表波のみ有効で比較的短距離(但し、超短波などに比べれば伝播距離は長い。)しか届かないが、夜間は、D層が消滅しE層で反射するため電離層反射波により遠距離まで到達する。 そのため、夜間は昼間より遠方に届く(電離層反射波のためフェージングなど品質は悪いが)のが利点となるが、混信が問題という欠点ともなる。

中波放送船舶無線・航空無線航行・アマチュア無線などに利用される。

中波放送[編集]

国際電気通信連合(ITU)は、放送用として526.5 - 1606.5kHzを分配 [1] している。

また、地域により差異はあるが2300 - 2498kHzの中から放送用にも分配できるもの[1]としている。

  • 熱帯地方の低周波数には空電による雑音が多いためで、搬送波間隔5kHzで国内放送に用いられる。

アマチュア無線[編集]

ITUは、地域により異なるが1800 - 2000kHzの中からアマチュア業務用として分配できるもの [1] としている。 日本では1810 - 1825kHzおよび1907.5 - 1912.5kHzが割り当てられている。 どちらも電信データ通信(ただし占有帯域幅100Hz以下のものに限る)専用の周波数である。 諸外国ではさらに広い周波数帯が割り当てられている場合も多い。

中波を使用する施設[編集]

脚注[編集]

  1. ^ a b c 総務省告示周波数割当計画 第2周波数割当表 第1表9kHz―27500kHz

関連項目[編集]