中波

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中波(ちゅうは、MF (Medium Frequency) あるいはMW (Mediumwave, Medium Wave))とは中波帯 (300kHz - 3MHz) の周波数電波をいう。波長は100m - 1km。

概説[編集]

伝播の特徴として、電離層D層のあらわれる昼間は、D層に吸収されるという性質がある。このため、昼間は地表波のみ有効で比較的短距離(ただし、超短波などに比べれば伝播距離は長い)しか届かないが、夜間は、D層が消滅し電離層E層で反射するため電離層反射波により遠距離まで到達する。そのため、ラジオ放送などでは、夜間は遠方の局も聞こえる(電離層反射波のためフェージングなど品質は悪いが)ため、利点でもあるが、混信が問題という欠点でもある。

このような伝播特性を有することから、国際的な調整により周波数と空中線電力が定められる。また、近隣の諸国への国際放送に使用されることもある。

日本においては、この周波数帯は主にAMラジオ船舶気象通報・航空無線航行などに利用されている。

日本ではアマチュア無線の周波数帯の一つとして1,810 - 1,825、1,907.5 - 1,912.5kHzが割り当てられている。どちらも電信データ通信(ただし占有帯域幅100Hz以下のものに限る)専用の周波数である。諸外国ではさらに広い周波数帯がアマチュア無線用に割り当てられている場合も多い。

中波を使用する施設[編集]

関連項目[編集]