センチメートル波

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センチメートル波(センチメートルは)とは電波の周波数による分類の1つであり、波長が1cm から10cm、周波数が3GHzから30GHzの範囲の電波電磁波)のことである。英語では super high frequency と言い、略してSHFとも呼ばれる。極超短波UHF)などとともにマイクロ波の一部である。

電波の中では比較的波長が短い方であり、直進性が強いのでエネルギーを集中させやすい上にアンテナ類も小さくできるが、ほとんど回折しないので電波遮蔽物の後方に回り込むことは少なく、電波の到達範囲が限定される。ミリ波に比べると雨や霧による影響が少ない。発信器/受信器とアンテナの間の伝送路として電線はあまり向かず、特に大電力の伝送では導波管が用いられることが多い。また、発振や変調といった装置類も比較的高度な技術が要求される。

利用[編集]

センチメートル波は、BSCSなどによる衛星放送や、近距離での電波によるコンピュータ・ネットワークである無線LAN[1]、さらにはETCレーダーなどにも用いられている。[2]

脚注[編集]

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  1. ^ 無線LANの他にも、Wireless USBでも使用されている。
  2. ^ 地上アナログテレビジョン放送において建造物によって本局電波が受信しにくくなった地域への受信対策として障害となる建造物保有者負担により仙台市(仙台市の「ニューワールド中山中継局」のみ2012年3月31日まで送信された)・東京都区部横浜市神戸市兵庫県南あわじ市にはSHFのテレビ中継局が設置されていた。過去には東京都足立区足立保木間局)や愛知県岡崎市岡崎明大寺局)にも設置されていた。受信側では正規のチャンネルに変換される。

関連項目[編集]