カゲロウプロジェクト

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カゲロウプロジェクト
ジャンル 青春
小説:カゲロウデイズ
著者 じん(自然の敵P)
イラスト しづ
出版社 エンターブレイン
レーベル KCG文庫
刊行期間 2012年5月30日 -
巻数 既刊5巻
漫画:カゲロウデイズ
原作・原案など じん(自然の敵P)(原作)
しづ、わんにゃんぷー(キャラクター原案)
作画 佐藤まひろ
出版社 メディアファクトリー
掲載誌 月刊コミックジーン
レーベル ジーンコミックス
発表号 2012年7月号 -
巻数 既刊4巻
アニメ:メカクシティアクターズ
原作 じん
総監督 新房昭之
監督 八瀬祐樹
脚本 じん
キャラクターデザイン 阿部厳一朗
アニメーション制作 シャフト
放送局 #放送局参照
放送期間 2014年4月 -
テンプレート - ノート 
ウィキプロジェクト ライトノベル漫画アニメ
ポータル 文学漫画アニメ

カゲロウプロジェクト』は、音楽家[1]のじん(自然の敵P)(以下じん[注 1])によるマルチメディアプロジェクト。じんが2011年から発表している楽曲に加え、2012年に楽曲で描かれる物語を題材としたじん自身の執筆による小説、じんの原作を元にした佐藤まひろによる漫画が発表されている。また、アニメ化の企画も決定している。楽曲のボーカルには、IA初音ミクといったヤマハの歌声合成技術VOCALOIDを使ったボーカル音源を使用している。

シリーズ展開

1作目の公開

カゲロウプロジェクトの作品は、2011年2月にじんが動画共有サービスニコニコ動画で発表した曲「人造エネミー」に始まる[2]。じんは、友人の兄がニコニコ動画でVOCALOIDをボーカルにした楽曲を投稿していたことから、VOCALOIDに興味を持ち楽曲を発表することになったという[3]。この第1作目の「人造エネミー」はパソコンのソフトウェアからの主観とその主観からのメッセージを描いた曲で、後に発表される小説や漫画でも第1話に対応している[2]

また、「人造エネミー」に対するTwitterでのコメントをきっかけに、じんはイラストレーターのしづと交流を持っている[2]。2作目の「メカクシコード」では、しづが動画のイラストを担当し、その後もじんの動画のイラストの他、CDのジャケットイラストや小説の挿絵も手がけることになる[2]

1作目の公開後

1作目公開の後、じんは本格的に長い物語を作ろうと考え、登場人物たちの所属する「メカクシ団」を設定し、「目」をテーマに据えて、物語を描いた楽曲を次々と発表する[2]。なお、これらの楽曲は、作品世界の時系列とは異なる順序で発表されている[4]。こうした一連の楽曲の中でも、2011年9月に発表された3作目の「カゲロウデイズ」は、ニコニコ動画では翌2012年1月までに100万回以上の再生数を記録する大きな人気を集め、多くのファンを引き込むことになった[2][4]。「カゲロウデイズ」は、そのストーリー性を含んだ歌詞と世界観から、様々な考察[注 2]が行われた曲でもある[4]

5作目「想像フォレスト[注 3]」をはじめ、映像製作に携わるわんにゃんぷーは、ニコニコ動画で「【手描き】カゲロウデイズ【自己解釈PV】」を発表しており、この作品をきっかけにじんの作品の制作に加わることになった[2]。「カゲロウデイズ」をはじめとする関連動画の総再生数は2012年3月までに1000万回を超えた[5]

小説化・漫画化へ

2012年3月30日には、CDおよびじん自身の執筆による小説の発売、じんの原作を元にした漫画連載が発表され、楽曲発のマルチメディア展開が始動した[5]。2012年5月30日に、カゲロウプロジェクト関連曲を収録したCDの第1弾、アルバム『メカクシティデイズ』が発売。同日に小説の第1弾『カゲロウデイズ –in a daze-』も発売され、楽曲をつなぐ物語が始めて明らかとなった[2]

アルバムと小説はそれぞれオリコンの週間ランキングで、CDアルバム6位、文庫本10位にランクインしている。翌6月には月刊コミックジーンで漫画『カゲロウデイズ』の連載も開始された。同年8月15日発売のシングル「チルドレンレコード」は同月第四週のオリコンの週間シングルランキングで3位にランクインしている。

2013年5月25日20:00には「夕景イエスタデイ」や「マリーの架空世界」、「少年ブレイヴ」や「サマータイムレコード」などの2ndアルバムに入っている楽曲の一部をニコニコ生放送で公開した。

2013年2月17日にニコニコ動画に投稿された「夜咄ディセイブ」は投稿から20分後に8万回再生、投稿から約4時間59分で殿堂入りを達成。VOCALOIDを使った曲としては歴代2位の速さとなった。翌31日後にミリオン再生[2]

アニメ化の発表

2013年5月29日発売の『メカクシティレコーズ』にて、アニメタイトルが『メカクシティアクターズ』に決まったことが発表された。2013年8月15日に行われたじんのライブ「ライブ・イン・メカクシティ」のアフターパーティで、制作はシャフト、監督は新房昭之であることが発表され、その後、2013年12月25日に東京・名古屋・大阪の街頭ビジョンとアニメイト一部店舗にて公開された少年ブレイヴのPVの後に日程が2014年の4月ということが発表された。

その後2014年1月1日に発売された「MEKAKUCITYv's」(メカクシティブイズ)は1月8日のオリコンランキングで第2位を獲得。

2014年1月25日23時59分45秒に、アニメ「メカクシティアクターズ」の出演キャストとアニメビュアルの紹介が始まった。以後、毎週土曜に同時刻で続報を順次発表された。そこで4月12日0時からの放送となった

あらすじ

第一章

8月14日、引き篭もりの青年・如月伸太郎(きさらぎ しんたろう)は、パソコンに居ついている電脳少女・エネのいたずらのせいでマウスとキーボードを故障させてしまい、換えの品を購入するために止むを得ずエネと共に2年ぶりに外出するが、買い物に行った先のデパートで立て篭もり事件に巻き込まれ人質となってしまう。

一方、シンタローの妹で人気アイドルの如月桃(きさらぎ もも)は、ファンの人込みから逃れた先でメカクシ団の団長・木戸つぼみ(きど つぼみ)に出会いアジトに連れて行かれる。メカクシ団は目にまつわる能力を持つ人達の集まりで、間違いで連れて来られたものの自身の持つ「目を奪う」能力に苦しんできたモモは、能力の制御を身に着けるためメカクシ団に加わることを決意する。メカクシ団の少女・小桜茉莉(こざくら まり)の不始末によりモモの携帯電話が故障したため、キドの「目を隠す」能力によって姿を隠してメカクシ団全員で向かったデパートで、「たまたま」外出していたシンタロー、そして事件に遭遇する。

第二章

とある高校の学校祭準備期間。ある病気が理由で特別学級に所属する榎本貴音(えのもと たかね)と、そのクラスメイト・九ノ瀬遥(ここのせ はるか)。学校祭の出し物について話し合うも、学校から割り当てられた資金は担任・楯山研次朗(たてやま けんじろう)が私物購入のため既に使用してしまっていた。八方塞がりの中で貴音は、あるゲームを制作することを思いつく。

それから1年経ったある日、夕暮れ時の教室で貴音は地球の終わりを目の当たりにする。絶望して全てを諦めようとしたその時、ヘッドフォンから自分自身の声が聞こえるようになる。貴音はその声の指示を受け、生き残るため、そして遥にある想いを伝えるために丘の向こうを目指し走り出す。

第三章

都会から遠く離れた田舎町。クラスのアイドル・朝比奈日和(あさひな ひより)と、彼女をこよなく愛する「一流アサヒナー」の少年・雨宮響也(あまみや ひびや)。ヒビヤが落とした定期入れを偶然拾ったヒヨリは、ヒビヤがタッチパネル式の携帯を欲しがっていることを知り、義兄であるケンジロウからアイドル・モモのサインを貰うため、ヒビヤの望みを叶えることを条件に彼を付き人として連れ都会へ行く。かつてヒヨリの姉が住んでいた家には白髪の青年・コノハが住んでおり、到着した二人を出迎える。

メカクシ団が関わった一連の事件のせいでヒビヤの携帯を買うことは延期になり、その翌日に向かったヒヨリの姉・楯山彩花(たてやま あやか)の墓参りで、先に楯山家の墓に訪れていた少年・鹿野修哉(かの しゅうや)と出会う。その帰り、赤い目をした猫を追いかけて公園に行くも、二人を捜してやってきたコノハから逃げ出したヒヨリと、彼女を追いかけたヒビヤがトラックにはねられ、「カゲロウデイズ」に引き込まれる。

カゲロウデイズから抜け出したコノハとヒビヤを追いかけてきたメカクシ団は、ヒビヤの能力や能力取得のきっかけである「大きな口」の存在、モモの能力の制御など大きな進歩をする。その矢先メカクシ団最後の作戦となる「カゲロウデイズ攻略作戦」が始まる。

第四章

遠い昔、あるメデューサアザミが人間に襲われ、森に引きこもる。アザミはそこで出会った少年兵・ツキヒコと恋に落ち、やがて一緒に暮らすようになる。しかし、人間であるツキヒコが少しづつ歳を取り続けていることに怯え、永遠に一緒にいられる「終わらない世界」(キド達は「カゲロウデイズ」と呼んでいる)を創る。

一方、モモとヒビヤがヒヨリを探しに出かけていたその頃、アジトに残っていたシンタロー、キド、マリー、コノハは能力に関する手がかりを探すためにマリーの生家に向かった。深い森の奥にある古い家に辿り着いた一行は、そこであるメデューサの綴った一冊の日記を発見し、「カゲロウデイズ」が創られた理由を知る。

登場人物

はテレビアニメ『メカクシティアクターズ』でのキャスト。

メカクシ団

シンタロー(如月 伸太郎、きさらぎ しんたろう)【メカクシ団団員NO.7】
声 - 寺島拓篤
楽曲:人造エネミー/透明アンサー/ロスタイムメモリー
能力:不明
本作の主人公。引きこもりの18歳の青年。IQは168で、中学、高校と共にテストは常に満点の優秀な成績を修めていたが、親友・アヤノの自殺により高校を中退し、「自宅警備員」となってパソコンに入り浸るようになった。
所有しているパソコンに来た謎のメールの添付データから侵入した謎のソフト・エネに手を焼いている。ある日エネの悪戯のためにパソコンが使えなくなり、買物のため2年ぶりに外出したところ、強盗事件に巻き込まれ、そこでメカクシ団と接触を持ち、エネに脅されて半ば無理矢理入団することになった。
常識的だが、小心者でメカクシ団のメンバーに翻弄されている。また、コノハのことで元気がなかったエネを充電が少ないせいだと勘違いしたり、ドアが開いていたからとモモの部屋を勝手に覗いたりと、少々デリカシーに欠けている。引きこもる前はその知力の高さ故に、生意気で冷めた性格だった。聡明な反面、長年の引きこもり生活ゆえに体力は無い。
シンタローが中学3年の頃に、アヤノと共に訪れていた貴音の高校文化祭で貴音と出会う。「ヘッドフォンアクター」という殺戮シューティングゲームで対戦を行い本気で挑んでいた貴音にパーフェクトで勝利した。
18歳の時にエネを殺害。その直後、自身も頸動脈を断ち自殺。「カゲロウデイズ」に接触して目の能力を得たが、詳細は不明。
エネ(榎本 貴音、えのもと たかね)【メカクシ団団員NO.6】
声 - 阿澄佳奈[6][注 4]
楽曲:人造エネミー/ヘッドフォンアクター/エネの電脳紀行/夕景イエスタデイ
能力:目を覚ます
本作のヒロイン。シンタローのパソコンに居つく電脳体の少女。青髪のツインテールと足がノイズの様に欠けている姿が特徴。天真爛漫で悪戯好き。大体の電子機器へ移動することが可能で、ハッキングを得意とする。シンタローのパソコンに悪戯したりからかったりして楽しんでおり、迷惑を被っているシンタローが何度もデリートを試みるもネット上から復元され、失敗に終わっている。反面、「ロスタイムメモリー」では彼のことを気に掛けている。
元々は「榎本貴音」という名の生身の人間で、シンタローとアヤノより1年先輩。電脳体になる前は両親は海外で仕事をしていた為祖母と二人暮らしで、突然意識を失う病気を患っていた。当時は病気による眠気や学校のことで常に苛立っていたため、目つきが悪く性格も捻くれていた。高校1年の時はB組に在籍していたが、病気のため養護学級に通っており、教室は理科準備室にある。遥(後のコノハ)は唯一のクラスメイトで、無自覚に好意を抱いていた。愛用しているヘッドフォンは祖母が誕生日に贈ったものである。好物は祖母お手製の卵焼き。
オンラインFPS「DEAD BULLET -1989-」のヘヴィプレイヤーであり、全国2位の腕前を持つ。ゲーム上では「閃光の舞姫・エネ」を名乗り、独自のプレイスタイルに「夢幻円舞-ホーリィナイトメア-」と名付け、「閃光の輪舞-エターナルロンド-」というグループを作っていた。
高校2年生の時、ケンジロウの実験により薬品を投与されて死亡し「カゲロウデイズ」に干渉。肉体と精神を切り離され消滅しかけるも、「目を覚ます」能力を得て不老不死の精神を身につけ、思念だけが電子化して残った。それによって睡眠欲が無くなった為、躁状態になった。現在のエネとしての容姿は、学園祭の出し物として担任が作ったゲーム「ヘッドフォンアクター」のラスボス「貴音2号」がモデル。
自分が貴音であることを、シンタローや周りの人間には隠している。当初コノハと対面した時は2年ぶりの再会に心を躍らせて話しかけていたが、コノハが遥としての記憶を失っていることを知った際は彼を「ニセモノさん」と呼んで憤慨し、勢い余って元の口調に戻っていた。
「カゲロウデイズ」のことを知っている素振りがあり、危険に巻き込まれるという恐れから、「あの世界」を探ろうとするメカクシ団からシンタローやモモを引き離そうとしたが、紆余曲折の末に断念している。
モモ(如月 桃、きさらぎ もも)【メカクシ団団員NO.5】
声 - 柏山奈々美[6]
楽曲:如月アテンション/オツキミリサイタル
能力:目を奪う
シンタローの妹で、高校1年生の人気アイドル。シンタローのパソコンに居ついているエネとも顔見知りである。明るく世話好きな性格だが、メカクシ団に入る前は人一倍目立ってしまう特異体質故に周囲から疎まれやすく、友達もいなかった。
幼いころ父と海難事故に遭って溺死した際、「カゲロウデイズ」に接触したことで、自分自身や自分の作ったものが人の目を惹きつける「目を奪う」能力を身につけた。しかし制御できておらず、常に理由も理屈も関係なく目立ってしまうことから、当人はそれを疎ましく感じており、能力を抑えるために偶然出会ったメカクシ団に加わる。
兄のシンタローと違い、学力は壊滅的でファッションセンスと味覚もどこかずれている。反面、絵は上手く、能力もあって何度も入賞していた模様。かつては優秀過ぎる兄に劣等感を抱いており、目立ちたいと思っていた。好物はあたりめと炭酸入りおしるこ。
キド(木戸 つぼみ、きど つぼみ)【メカクシ団団員NO.1】
声 - 甲斐田裕子[6]
楽曲:メカクシコード
能力:目を隠す
メカクシ団の団長。いつもイヤフォンで音楽を聴いている。気が強く一人称を「俺」と言うなど中性的な少女。また、個性的な団員の統制に四苦八苦する苦労人である。しかし、料理上手で、リンスを変えたりこっそりフリルのスカートを買ったりと、女の子らしい一面もある。また、お化け屋敷やジェットコースターなどに怯える怖がり屋。
カノ、セトとは同じ孤児院出身で、共に楯山夫妻に引き取られた。元は裕福な家の次女だったが、愛人の子であったために浮いており、常に消えたいという願望を抱いていた。父親の会社が倒産したことで、父がヤケを起こして家に火を放ち一家心中を計ったことで死亡。その時に姉と共に「カゲロウデイズ」に接触し、自身や一定距離内のものの存在感を薄める「目を隠す」能力を手に入れた。能力中に対象者が大声を出しても気付かれることはないが、人にぶつかったり触れたりすると存在を認識されてしまう。
以前、貴音の学校の文化祭で貴音と殺戮シューティングゲーム「ヘッドフォンアクター」で勝負した。
カノ(鹿野 修哉、かの しゅうや)【メカクシ団団員NO.3】
声 - 立花慎之介[6]
楽曲:夜咄ディセイブ
能力:目を欺く
飄々とした性格の青年。常に笑顔だが、他人をからかうことが好きでその態度からモモやマリーに軟派だと思われている。しかし、いざというときには頼れる存在。
キド、セトとは同じ孤児院出身で、共に楯山夫妻に引き取られた。情緒不安定な母親に虐待されて育ち、それでも母親を庇いたいという願望から、自分の傷を隠したがっていた。ある日、強盗に押し入れられて母親と共に刺殺され、その際に「カゲロウデイズ」に接触し、他人の目に映る自身の姿を偽る「目を欺く」能力を手に入れた。彼が常に笑顔なのはこの能力によるものだが、痛みを感じると解除される。
以前、キドと一緒に貴音の高校の文化祭に訪れ、貴音たちの作ったシューティングゲーム「ヘッドフォンアクター」で戦う貴音とキドの様子を見物していた。
セト(瀬戸 幸助、せと こうすけ)【メカクシ団団員NO.2】
声 - 保志総一朗[6]
楽曲:少年ブレイヴ/空想フォレスト
能力:目を盗む
放浪癖のある青年。「~っす」という体育会系な口調で話す。森の奥で一人で暮らしていたマリーをメカクシ団に誘った張本人。 普段は様々なバイトをこなしている。
キド、カノとは同じ孤児院出身で、共に楯山夫妻に引き取られた。両親はおらず、周囲とコミュニケーションが取れなかったために虐められており、言葉がなくとも他人の気持ちが分かるようになりたいと思いながら、捨てられた子犬を唯一の友達としていた。しかし、その子犬が子供達に氾濫した川に投げ込まれてしまい、助けようとして氾濫した川に飛び込み死亡。その時に「カゲロウデイズ」に接触し、対象の情報を(心も含めて)読み取る「目を盗む」能力を手に入れた。しかし、この能力を周囲から忌み嫌われたため、「意思疎通もせず人目を盗むような嫌な能力」と思い、現在はこの能力を嫌い、使うことを避けている。
マリー(小桜 茉莉、こざくら まり)【メカクシ団団員NO.4】
声 - 花澤香菜[6][注 5]
楽曲:空想フォレスト/マリーの架空世界/群青レイン
能力:目を合わせる
メデューサと人間のクォーターの少女。白髪にピンクの瞳と、青と白のエプロンドレスが特徴。目を合わせた相手の動きを止める「目を合わせる」能力を持ち、童話のヒロインのような外見とは裏腹に年齢は140歳以上である[7]。メデューサは本来相手を石にする力を持つが、メデューサの血を1/4しか持たないマリーは、相手の動きを一定時間止めるのが限界である。非常に純粋だが、臆病な性格で、よくドジを踏むためカノから度々弄られている。体力も、シンタローより乏しい。カノ曰く「引っ込み思案の究極系」。
かつては母シオンと共に森でひっそりと暮らしていたが、ある年の8月15日に言いつけを破り外で遊んでいたところ、人間に見つかり拉致されかかる。母シオンは人間を石にしようとするも、間に合わずにマリーは撲殺され、力の反動でシオンも死亡。その際に祖母のアザミにシオンと共に「カゲロウデイズ」に引き込まれ、アザミに失った命の代わりにメデューサの力の核にして全ての蛇(能力)を統括する「目を合体させる」蛇を与えられ、メデューサの力を手に入れて蘇った。音楽編PVでは上述の話がやや異なる経緯で描かれている。小説版では「目を合体させる」能力を手に入れた際の記憶を失い、母親は人間に襲われた際にどこかへ連れて行かれたと思い込んでいる。
「目が冴える蛇」の陰謀と、メカクシ団とずっと一緒にいたいという思いから、現実世界を「カゲロウデイズ」化させてしまっている。
ヒビヤ(雨宮 響也、あまみや ひびや)【メカクシ団団員NO.8】
声 - 富樫美鈴[6]
楽曲:カゲロウデイズ/コノハの世界事情/オツキミリサイタル
能力:目を凝らす
ごく平凡な田舎に住む少年。クラスメイトのヒヨリに恋心を寄せており、彼女のコアなファンである一流の「アサヒナー」となっている。頭は良いが、子供ひとりでテレビすら見せてもらえない程の厳しい家で育ったため、流行などに疎くやや世間知らずになってしまっている。
ある偶然からヒヨリに「荷物係」を任命されることとなり、親を何とか説得し彼女と共に街を訪れ、その時に出会ったコノハに激しい嫉妬心を抱く。街を歩いていたところ、ヒヨリを助けようとして共にトラックに轢かれて死亡し、「カゲロウデイズ」に接触した。その後一人だけ助かってコノハと共に現実世界に戻り、遠方の事象や内容を俯瞰的に認識する「目を凝らす」能力を手に入れ、その能力でヒヨリを捜し始める。
良く言えば大人びた、悪く言えば生意気な性格で、モモを「おばさん」と呼び、彼女とは口論が絶えなかったが、「オツキミリサイタル」で和解した。
コノハ(九ノ瀬 遥、ここのせ はるか)【メカクシ団団員NO.9】
声 - 宮野真守[6]
楽曲:コノハの世界事情/アウターサイエンス/夕景イエスタデイ/サマータイムレコード
能力:目を醒ます
記憶喪失の白髪の青年。無表情だが、マイペースかつ好奇心旺盛。人並み外れた体力を持っている。
エネと同じく人造人間となる前は生身の人間で「九ノ瀬遥」という名の普通の男子高校生だったが、発作で命に関わる程の非常に重い病気を患っていたため、貴音(後のエネ)と同じ養護学級に在籍していた。細身で病弱な割に、大食漢。当時の性格は、温厚でおっとりしていた。成績優秀で絵も上手いが、病気のために欠席も多かった。先天的な病気の発作で死亡し、「カゲロウデイズ」に干渉したことで「自身の理想とする肉体」に作り替える「目を醒ます」能力を手に入れた。しかし、同時にケンジロウの実験で精神干渉系の人造人間に改造されたため、精神にダメージを受けたことで記憶の一部を失った。「コノハ」はかつて遥が作ったゲームのアバターがモデルになっている。
「コノハ」として生まれ変わった後は、ケンジロウの下でかつて楯山家が暮らしていた家で生活していた。ある夏の日に、自分が住んでいる家に泊まりに来たケンジロウの義妹・ヒヨリと、その連れであるヒビヤと出会い、ヒヨリから一目惚れされる。その後二人が目の前で死んだ時に共に「カゲロウデイズ」に入り込み、「終わらないセカイ」で繰り返されるヒビヤとヒヨリの惨劇を見続け、「選ばれた」ヒビヤと共に現実世界に戻り、メカクシ団と出会い加入する。
アヤノ(楯山 文乃、たてやま あやの)【メカクシ団団員NO.0】
声 - 中原麻衣
楽曲:透明アンサー/アヤノの幸福理論/ロスタイムメモリー
能力:目をかける
ケンジロウの娘で、シンタローとは中学からの同級生。真夏でもいつも赤いマフラーをしている。いつも笑顔で、明るく優しい少女。
中学時代ではテストでは満点を取ってしまい、変化の無い日々に飽き飽きしていたシンタローに積極的に話しかけて仲良くなる。シンタローと違い、テストの成績はかなり低かった。中学3年の頃に、ケンジロウの勤務する高校の文化祭で父の教え子の貴音と知り合い、後に遥も含めて先輩と後輩の間柄になる。
メカクシ団の最初の団長。孤児として楯山夫妻に引き取られたキド・セト・カノに何かと世話を焼き、3人の姉の様な存在だった。
母・アヤカが死んでから、父・ケンジロウの様子がおかしくなったことに気付く。大好きな家族が崩壊することを防ぐため、高校1年の夏に屋上から投身自殺した。その時に「カゲロウデイズ」との接触に成功し「目をかける」能力を得たが、その後の消息は不明となっていた。しかし、エネとメールのやり取りができていたり、ヒビヤと喋っていたりする描写がある。

関連人物

ヒヨリ(朝比奈 日和、あさひな ひより)
楽曲:カゲロウデイズ/コノハの世界事情
能力:なし
とある田舎の富豪の娘。小学生ながら美少女でクラスメイトからの人気も高く、ヒビヤも含め「アサヒナー」と呼ばれるコアな男子ファンが多く親衛隊までいる。しかし、本人はそのことを何とも思っておらず、非常に我侭かつ気分屋な性格で、ヒビヤのことも都合の良いクラスメイトとしか思っていない。アヤノの母・アヤカの年の離れた妹だが、実家と絶縁状態であった姉とは一切面識がなく、姉の葬儀に来た時に棺の中の姉と初めて対面したことをヒビヤに話している。
お盆前の夏の日、義兄であるケンジロウに電話で誘われて、モモのサインを目当てに親に内緒でヒビヤと共に夏期講習を名目に街を訪れた。その際ケンジロウにかつて姉一家が使っていた家を好きに使っていいと言われ、ヒビヤと共に着いた時にその家にいたコノハに一目惚れしている。その後、ヒビヤと共に街を歩いていたが、彼と言い争いになり思わず走った時に赤信号の横断歩道を渡ったことでトラックに轢かれて死亡。共に「カゲロウデイズ」に接触し、8月14日と15日の間を繰り返した。
シオン(小桜 紫苑、こざくら しおん)
楽曲:群青レイン
能力:目を合わせる
マリーの母でありアザミの娘、メデューサと人間のハーフ。父・ツキヒコと共に母の帰りを待ち続け、やがて父親が亡くなった後に人間の男性と恋に落ち、マリーを生んだ。両親に惜しみない愛情を注がれて育ち、娘のマリーにも惜しみない愛情を持って育てており、マリーがいつか外に出て世界を好きになることを、誰かを愛することを切に願っていた。
人間に襲われた際、マリーを守るために人間を石にする能力を使い、反動で命を落とす。その時娘と共に「カゲロウデイズ」に引き込まれ、母・アザミと再会。蘇るために「目を合体させる」蛇を与えられるが、その能力を娘に譲り、マリーだけを現実世界に戻した。
ケンジロウ(楯山 研次朗、たてやま けんじろう)
楽曲:デッドアンドシーク
能力:目が冴える
モモの担任であり、かつては貴音や遥の担任でもあった高校教師。担当科目は理科。厄介事には見て見ぬふりをしたり、学園祭の出し物の予算で珍海魚の標本を購入したりと、教師として問題のある行為が目立つため、貴音からは「THE人間のクズ」と見なされている。理事長に頭が上がらない模様。
問題行動は多いものの基本的には面倒見はよく、娘のアヤノや養子であるキド・セト・カノに対しては良き父であったらしい。三人の能力を解くために妻・アヤカと共にメデューサにまつわる伝承を調べていたが、共に土砂崩れに巻き込まれて死亡。「カゲロウデイズ」に接触し、かつてアザミに「カゲロウデイズ」の創造をそそのかした「目が冴える」能力を手に入れ現実世界に脱出したが、その後様子がおかしくなってしまった。
教え子である貴音と遥を使ってある実験を行っており、コノハとなった遥を自分の手元に置いていた。娘のアヤノが自殺してもいつも通り変わらずに生徒たちに接している。アヤノによれば莫大な資金を持ち、学校や警察や病院などの公共機関や組織を裏で操っている街の事実上の支配者とのこと。
アヤカ(楯山 彩花、たてやま あやか)
楽曲:アヤノの幸福理論
能力:なし
ケンジロウの妻で、アヤノの母親。夫とは大学の同級生であった。裕福な家庭に生まれたが、幼い頃から日本の限られた地域に伝わるメデューサの伝承に興味を持ち、実家を飛び出して考古学者となった。ヒヨリの年の離れた姉だが、実家と絶縁状態であったため、妹がいたことは知らなかった模様。大らかで優しい性格だが、怒ると怖いらしい。
孤児院を経営している同じ大学出身の友人の相談を受け、特殊能力を持つキド・セト・カノを引き取った。夫と共に三人の能力を解く方法を調べていたが、土砂崩れに巻き込まれて死亡した。
アザミ(薊、あざみ)
楽曲:シニガミレコード/カゲロウデイズ/ロスタイムメモリー
能力:目を合わせる/目を合体させる
数多の蛇(能力)を生み出したメデューサの女性。シオンの母親でマリーの祖母にあたる。
あらゆる生命が誕生する以前の暗い場所で自我が生まれ、変化し続ける世界に興味を抱く。その姿は生物とは程遠い黒い塊のような存在だったが、ある時人間に襲われたことを境に人間の少女のような外見に変化した。その後は自らが作り出した10の能力を駆使して生活しており、睡眠も食事も必要とせず不老不死に近いが、身体能力は非常に低く幼児にも負けると自負している。
「人間なんてすぐに死んじゃう」と呆れていたが、人間の青年・ツキヒコと恋に落ち、家族を作る。人間の寿命の短さからまた独りきりになることを恐れ、全ての蛇の力を使い「カゲロウデイズ」と呼ばれる一つの「終わらないセカイ」を創り、家族と共に過ごそうとしていた。しかし、その直後にツキヒコがメデューサに捕らわれていると思い込んだ人間たちの襲撃を受け、自分は人間を不幸にする存在であると思い、家族を置いて「終わらない世界」に引きこもった。
その後、ある年の8月15日に人間に殺された娘のシオンと孫のマリーを「カゲロウデイズ」に引き込み、マリーに命の代わりにメデューサの力の核にして全ての蛇(能力)を統括する「目を合体させる」蛇を与えた。そのことで「カゲロウデイズ」を統括できなくなり、「8月15日に死んだ命を引き込む」という指示を撤回できず、「カゲロウデイズ」は未だにその指示を実行し続けてしまっている。
ツキヒコ(つきひこ)
楽曲:シニガミレコード
能力:なし
アザミの夫である人間の少年兵。シオンの父親でマリーの祖父にあたり、シオンとマリーの白髪はツキヒコ譲りである。
生まれつき色素が薄かったため、村の人間たちから「化け物」として迫害されてきた。そのため、自分を「化け物」と呼ぶメデューサのアザミに彼女の孤独を察し、共に生きようと手を差し伸べた。小説版では戦力外通告され戦場から帰る途中だったところにアザミを見かけ、彼女に一目惚れして付いて行き、アザミの家(後にシオンとマリーも住むすることになる家)を作っていく中でアザミと打ち解け、結婚した。
アザミとの間にシオンが生まれて家族で幸せに過ごしていたが、自分がメデューサに捕らわれていると思い込んだ人間たちの襲撃を受け、結果アザミは独り「カゲロウデイズ」に引きこもってしまった。以降は娘のシオンと共に妻の帰りを待ち続けていた。
黒コノハ
楽曲:アウターサイエンス/チルドレンレコード/ロスタイムメモリー
能力:不明
コノハに瓜二つの姿をした謎の青年。黒髪で瞳と頬の模様が黄色になっている。
「メカクシティレコーズ」収録曲の「アウターサイエンス」の主人公にあたり、アザミを嘲笑しメカクシ団を次々と殺害している。さらに初回生産版のブックレットではメカクシ団を殺害した後にメデューサ本来の力を使ったマリーによって石にされている。(おそらく音楽編でのストーリーの方向はROUTE BADENDである可能性がある。)
漫画版のアナザーストーリーでは遊園地から帰るメカクシ団の前に突然現れ、何の躊躇いもなくメカクシ団を殺害する。メカクシ団を殺害しマリーにループを促しているその様子から、マリーに現実世界をカゲロウデイズ化させているとされる「目が冴える蛇」ではないかと思われているが、真相は不明。
目が冴える蛇
楽曲:不明
能力:目が冴える
アザミが生み出した「10の能力(蛇)」のひとつで、「目が冴える」能力を司る蛇。他のどの蛇(能力)よりも「カゲロウデイズ」の創世に関わっており、現在はケンジロウに能力として宿っている。
ツキヒコとの死別を恐れ悲しみに暮れていたアザミに初めて「夢」という形で干渉し、彼女に終わらないセカイ(カゲロウデイズ)の創造をそそのかした。アザミの日記には「目が冴える」能力として詳細が記載されているが、その内容を読んだシンタローとキドは他の能力と比べておよそ能力とは呼べない異質なものであり、生み出したアザミ自身ですら「能力」として認識していなかっただろうと語っている。
マリーが現実世界を「カゲロウデイズ」と化させていること自体が、この蛇の「謀略」であると言われており、エネやアヤノからも必ず倒さなければならない敵として認識されている。現在はアヤカに会いたいというケンジロウの願いを叶えるべく、ケンジロウとして暗躍している。
チルドレンレコードのジャケットの中央には、この蛇らしき蛇が描かれている。

用語

カゲロウデイズ
アザミが創り上げた「終わらないセカイ」。8月15日を繰り返している。
基本的には8月15日に2つの生命が共に死亡することで、この世界に接触することが出来る。これはかつて8月15日に死亡したシオンとマリーを引き込んだこと、それ以来アザミがその指示を撤回できなくなってしまったのが原因。迷い込んだ2人の内、8月15日を繰り返す中で選ばれた片方が現実世界に戻り、アザミの「蛇」に憑依されに関する特殊能力を身に付けている。ただし、蛇の口に飲み込まれて別の世界に行ったことは覚えているが、「カゲロウデイズ」の中での記憶は失われている(ヒビヤやケンジロウといった例外もいる)。反対にもう片方は遺体すら現実世界に戻らず行方不明のままになる。
殆どの者は「カゲロウデイズ」に接触することで能力を得ているが、エネとコノハだけは干渉することで能力を得ている。
「カゲロウデイズ」という名前はキドが命名したが、それよりも前にケンジロウも同じ名称で呼んでいる。
ヘッドフォンアクター
文化祭の出し物として、貴音のアイデアを基にケンジロウがプログラミングを、遥がイラストを手がけ完成させた2プレイヤー形式のシューティングゲーム。遥の画力により、貴音たちの住む街を模写したようなステージになっている。景品はケンジロウが出し物の予算を使い込んで購入した珍海魚の標本。
名称は、ヘッドフォンを着けたラスボス(モデルは貴音でカラーリングは青)が敵モンスターとして登場するぬいぐるみを操っていることから命名された。
特殊能力(目の能力)
本項では、作中の世界観について説明。カゲロウデイズから現実世界に戻った際に身に付ける特殊能力。作中では、どれも目に関する能力で、能力を発揮すると瞳が赤く輝く[注 6]
メデューサであるアザミの持つ蛇のひとつひとつに能力が宿っており、カゲロウデイズから脱出する時に蛇に憑依されることで能力を得ることができる。殆どの者は生前の「願望」に沿った蛇に憑依されている。メデューサの血族がもともと持つ「合わせる」を除けば能力は全部で10種類存在し、現時点で判明しているのは「隠す」「欺く」「盗む」「奪う」「凝らす」「覚ます」「醒ます」「冴える」「かける」の9種類。アザミが残した日記には、まだ判明していない最後の能力も含めた10種類全ての名称が記載されており、「覚ます」と「醒ます」以外の能力の詳細も書かれている。また、アザミはかつて全ての蛇を統率する「合体させる」を持っていたが、現在はマリーに宿っている。目の能力を持っている人物は目を隠す 欺くなどの能力をもった蛇に生かされているその蛇をすべて集めると目が冴える能力を持っている人物の願いを1つだけかなえてくれるらしい
メカクシ団
アヤノがキド、セト、カノと共に設立した団体。命名はカノ。元はアヤノが楯山夫妻に引き取られたがなかなか笑顔を見せないキド、セト、カノを元気づけるために、「秘密組織」「ヒーローごっこ」に見立てて始めたものだった。初代団長はアヤノで、アヤノが自殺した後はキドが団長になった。
カノ曰く、能力を用いて警察の目を盗む、ヤバイ施設からいろいろなものを拝借するなどの怪しい活動を行っている。倉庫あるいはシェルターのような建物にアジトを構えており、唯一存在するドアには「107」と番号が書かれている。107とはキド、カノ、セトが孤児院に居た時の部屋番号である。
上記の活動内容は機密事項であり、それを知ってしまったモモ、エネ、シンタローはメカクシ団に入団することになる。作中における現在のメンバーはキド、セト、カノ、マリー、モモ、エネ、シンタロー、ヒビヤ、コノハの9名。

ルート分岐

本作にはいくつかのルートが存在する。現在確認されているルートは次の通り。

楽曲ルート
アルバム『メカクシティデイズ』と『メカクシティレコーズ』、シングル「チルドレンレコード」に収録されている全26曲から構成されるルート。
「人造エネミー」を第1話とし、「アウターサイエンス」を最終話としている[要出典]。「サマータイムレコード」がエンディングテーマ[8]ただし、音楽編最終章として別に「マリーの架空世界」もある[要出典]
小説ルート
じん執筆の小説によって構成されるルート。各章には楽曲のタイトルが付けられているが、一部楽曲とは異なる点が存在する。
漫画ルート
現在も連載中の漫画によって構成されるルート。始めは小説と同じルートを辿っていたが、途中から別のルートを辿り始めた。
ROUTE 1
楽曲「ロスタイムメモリー」に登場するルートのひとつ。
後述のROUTE XXとの違いは、シンタローは赤いジャージを着用し、アヤノは赤いマフラーを身につけていること。また、シンタローが黒コノハの自殺を阻止する形で死亡していることである。
ROUTE XX
楽曲「ロスタイムメモリー」に登場するルートのひとつ。
こちらのルートでは、シンタローは黒いパーカーを着用し、アヤノはマフラーを巻いていない。また、シンタローはエネを殺害し、自身もその後に自殺をする。
ROUTE BADEND
楽曲「アウターサイエンス」に登場するルート。
マリーを除くメカクシ団のメンバー全員が、目が冴える蛇によって殺害される。

楽曲

デフォルトではCD収録順。

[9] 投稿日[9] タイトル サブタイトル[9] 初収録CD PV制作者
03 2011年09月30日 カゲロウデイズ 目も眩む話 メカクシティデイズ しづ
04 2011年12月15日 ヘッドフォンアクター 目を疑う話 メカクシティデイズ しづ
05 2012年02月01日 想像フォレスト 目を合わせる話 メカクシティデイズ わんにゃんぷー
- - エネの電脳紀行 目を覚ます話 メカクシティデイズ -
- - デッドアンドシーク 目が冴える話 メカクシティデイズ -
01 2011年02月17日 人造エネミー 目を背ける話 メカクシティデイズ みずた(作画)
- - 透明アンサー 目を逸らす話 メカクシティデイズ わんにゃんぷー
07 2012年05月27日 如月アテンション 目を奪う話 メカクシティデイズ わんにゃんぷー
02 2011年05月29日 メカクシコード 目を隠す話 メカクシティデイズ しづ(作画)
06 2012年03月30日 コノハの世界事情 目を醒ます話 メカクシティデイズ しづ、わんにゃんぷー
- - シニガミレコード 目を掛ける話 メカクシティデイズ -
OP 2012年07月21日 チルドレンレコード 目に物見せる話 チルドレンレコード しづ
08 - 群青レイン 目にいれても痛くない話 チルドレンレコード -
09 2013年02月17日 夜咄ディセイブ 目を欺く話 メカクシティレコーズ しづ
10 2013年03月30日 ロスタイムメモリー 目に焼き付いた話 メカクシティレコーズ しづ
11 2013年04月22日 アヤノの幸福理論 目に浮かぶ話 メカクシティレコーズ しづ
- - 少年ブレイヴ 目を盗む話 メカクシティレコーズ しづ
番外 2013年08月04日 夕景イエスタデイ 目つきの悪い話 メカクシティレコーズ しづ
2013年08月31日 アウターサイエンス 目は口ほどに物を言う話 メカクシティレコーズ しづ
番外 2013年07月02日 オツキミリサイタル 目を輝かせる話 メカクシティレコーズ わんにゃんぷー
- - マリーの架空世界 目を瞑る話 メカクシティレコーズ -
ED 2013年09月02日 サマータイムレコード 目が廻った話 メカクシティレコーズ しづ

CD

『メカクシティデイズ』

メカクシティデイズ
じん の スタジオ・アルバム
リリース 2012年5月30日
時間 42分49秒
レーベル IA Project
チャート最高順位
  • 週間6位(オリコン
  • 登場回数64回(オリコン)
ゴールド等認定
じん 年表
メカクシティデイズ
2012年
メカクシティレコーズ
2013年
テンプレートを表示

小説第1巻『カゲロウデイズ –in a daze-』と同時発売された。じんがニコニコ動画で発表した曲に加え、自主制作アルバムに収録していた曲、書き下ろし曲を収録している[5]。ジャケットイラストはしづ、DVD収録のPVはしづとわんにゃんぷーが手がけた。

  • CD
    1. ロスタイムプロローグ
    2. カゲロウデイズ
    3. ヘッドフォンアクター
    4. 空想フォレスト
    5. エネの電脳紀行
    6. デッドアンドシーク
    7. 人造エネミー
    8. 透明アンサー
    9. 如月アテンション
    10. メカクシコード
    11. コノハの世界事情
    12. シニガミレコード
    13. カイエンパンザマスト
  • DVD
    1. カゲロウデイズ
      • Directed by しづ
    2. ヘッドフォンアクター
      • Directed by しづ
    3. 空想フォレスト
      • Directed by わんにゃんぷー
    4. コノハの世界事情
      • Directed by しづ / Animation:しづ、わんにゃんぷー
    5. 透明アンサー
      • Directed by わんにゃんぷー

「チルドレンレコード」

チルドレンレコード
じん の シングル
B面 群青レイン
リリース 2012年8月15日
時間 16分55秒
レーベル IA Project
チャート最高順位
じん シングル 年表
チルドレンレコード
2012年
Sky of Beginning
(2012年)
テンプレートを表示

表題曲の「チルドレンレコード」は、これまでのように物語を描いたものではなく、『カゲロウプロジェクト』のテーマソングのような位置づけの曲である[10]。タイトルは「子供たち(=Children)の記録(=Record)」と、「子供たちが再び(=Re)理不尽に立ち向かう作戦(=Cord)を決行する」という二つの意味を持ち、この曲には「もし大人や社会に理不尽な目に遭わされたなら現状を受け入れてはいけない。納得できないなら立ち向かえ!」というメッセージが込められていると言う[10]

  • CD
    1. チルドレンレコード
    2. 群青レイン
    3. チルドレンレコード(Instrumental)
    4. 群青レイン(Instrumental)
  • DVD
    1. チルドレンレコード(Music Video)
    2. 如月アテンション(Music Video)

『メカクシティレコーズ』

メカクシティレコーズ
じん の スタジオ・アルバム
リリース 2013年5月29日
時間 46分54秒
レーベル IA Project (Sony Music Direct)
チャート最高順位
  • 週間1位(オリコン)
ゴールド等認定
じん 年表
メカクシティデイズ
2012年
メカクシティレコーズ
2013年
テンプレートを表示

「サマータイムレコード」「アウターサイエンス」「夜咄ディセイブ」「ロスタイムメモリー」「夕景イエスタデイ」「アヤノの幸福理論」「少年ブレイヴ」「オツキミリサイタル」「マリーの架空世界」に加え、「チルドレンレコード(Re Ver.)」「群青レイン(Re Ver.)」他2曲を収録した全13曲を収録[11]。またアレンジャーとしてNhato、中西亮輔ANANT-GARDE EYESを迎えている[12]。このアルバムでオリコン週間1位を獲得した。EXIT TUNESボカロコンピシリーズ以来の快挙である。

  • CD
    1. サマーエンドロール
    2. チルドレンレコード (Re Ver.)
    3. 夜咄ディセイブ
    4. 少年ブレイヴ
    5. 夕景イエスタデイ
    6. 群青レイン (Re Ver.)
    7. アウターサイエンス
    8. オツキミリサイタル
    9. ロスタイムメモリー
    10. アヤノの幸福理論
    11. マリーの架空世界
    12. クライングプロローグ
    13. サマータイムレコード
  • DVD
    1. チルドレンレコード
      • Directed by しづ
    2. 夜咄ディセイブ
      • Directed by しづ
    3. ロスタイムメモリー
      • Directed by しづ
    4. アヤノの幸福理論
      • Directed by しづ
    5. メカクシティレコーズ
      • Edited by IA PROJECT

小説

  1. 『カゲロウデイズ -in a daze-』 エンターブレイン〈KCG文庫〉、2012年6月11日初版発行(2012年5月30日発売)、ISBN 978-4047280595
  2. 『カゲロウデイズII -a headphone actor-』 エンターブレイン〈KCG文庫〉、2012年10月11日初版発行(2012年9月29日発売)、ISBN 978-4047283398
  3. 『カゲロウデイズIII -the children reason-』 エンターブレイン〈KCG文庫〉、2013年6月11日初版発行(2013年5月30日発売)、ISBN 978-4047289444
  4. 『カゲロウデイズIV -the missing children-』 エンターブレイン〈KCG文庫〉、2013年9月11日初版発行(2013年8月30日発売)、ISBN 978-4047290990
  5. 『カゲロウデイズV -the deceiving-』 エンターブレイン〈KCG文庫〉、2014年4月10日初版発行(2014年3月29日発売)、ISBN 978-4047295308

漫画

メディアファクトリーの『月刊コミックジーン』2012年7月号(6月15日発売)より漫画版の『カゲロウデイズ』が連載中。じんの原作としづ、わんにゃんぷーのキャラクター原案を元に佐藤まひろが漫画化している。

第4巻18話からじん書き下ろしのオリジナルシナリオが始まり、小説とは異なる展開となっている。

  1. 『カゲロウデイズ 1』 メディアファクトリー〈ジーンコミックス〉、2012年11月30日初版発行(2012年11月27日発売)、ISBN 978-4840147620
  2. 『カゲロウデイズ 2』 メディアファクトリー〈ジーンコミックス〉、2013年3月31日初版発行(2013年3月27日発売)、ISBN 978-4840150392
  3. 『カゲロウデイズ 3』 メディアファクトリー〈ジーンコミックス〉、2013年8月31日初版発行(2013年8月27日発売)、ISBN 978-4840153164
  4. 『カゲロウデイズ 4』 メディアファクトリー〈ジーンコミックス〉、2014年3月31日初版発行(2014年3月27日発売)、ISBN 978-4040665139

テレビアニメ

メカクシティアクターズ』のタイトルで、2014年4月12日よりTOKYO MXBS11niconicoほかにて放送予定。

1stシングル発売時にじん(自然の敵P)が自ら発表している。2ndアルバム発売時にタイトルが発表された。

スタッフ

  • 原作・脚本 - じん
  • キャラクター原案 - しづ、わんにゃんぷー
  • 総監督 - 新房昭之
  • 監督 - 八瀬祐樹
  • 音楽プロデュース - じん
  • 音楽制作 - 1st PLACE
  • キャラクターデザイン - 阿部厳一朗
  • アニメーション制作 - シャフト

放送局

放送地域 放送局 放送期間 放送日時 放送系列 備考
東京都 TOKYO MX 2014年4月12日 - 土曜 24:00 - 24:30 独立局
栃木県 とちぎテレビ
群馬県 群馬テレビ
日本全域 BS11 BSデジタル放送 ANIME+』枠
ニコニコ生放送 ネット配信
ニコニコチャンネル 土曜 24:30 更新
dアニメストア 2014年4月15日 - 火曜 12:00 更新
AT-X 2014年4月16日 - 水曜 22:00 - 22:30 CS放送 リピート放送あり

アンソロジー

  1. 『カゲロウデイズ公式アンソロジーコミック-UPPER-』 メディアファクトリー〈ジーンコミックス〉、2013年1月31日初版発行(2013年1月26日発売)、ISBN 978-4840147941
  2. 『カゲロウデイズ公式アンソロジーコミック-DOWNER-』 メディアファクトリー〈ジーンコミックス〉、2013年3月31日初版発行(2013年3月27日発売)、ISBN 978-4840147958
  3. 『カゲロウデイズ公式アンソロジーコミック-SUMMER-』 メディアファクトリー〈ジーンコミックス〉、2013年7月31日初版発行(2013年7月27日発売)、ISBN 978-4840150989
  4. 『カゲロウデイズ公式アンソロジーコミック-WINTER-』 メディアファクトリー〈ジーンコミックス〉、2013年11月30日初版発行(2013年11月28日発売)、ISBN 978-4-04-066130-8
  5. 『カゲロウデイズ公式アンソロジーコミック-SPRING-』 メディアファクトリー〈ジーンコミックス〉、2014年3月31日初版発行(2014年3月27日発売)、ISBN 978-4-04-066130-8

脚注

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注釈

  1. ^ 名義はCDでは「じん」、小説では「じん(自然の敵P)」となっており統一はされていない。
  2. ^ ASCII.jpの記事[3]では8月15日の終戦記念日をにおわせているところがあると分析している。
  3. ^ 想像フォレストはファースト・アルバム『メカクシティデイズ』では空想フォレスト、個人製作アルバム『メカクシティアクターズ』では妄想フォレスト。
  4. ^ アルバム「メカクシティレコーズ」、および小説2巻告知PVでのCVも担当。
  5. ^ アルバム「メカクシティレコーズ」、および同クロスフェードでのCVも担当。
  6. ^ ただし小説3巻で、能力を使用しているコノハの両目は薄いピンクに輝くと描写されている。また、エネが能力を使用する際の瞳の色は小説5巻時点で不明。

出典

  1. ^ プロフィールページ(じん OFFICIAL WEB SITE)”. 1st PLACE. 2014年3月30日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g h i 『ボカロplus vol.5』 徳間書店2012年、30-43頁。ISBN 978-4197203505
  3. ^ a b “平成生まれ、ボカロPの小説家「カゲロウデイズ」で衝撃デビュー”. ASCII.jp (アスキー・メディアワークス). (2012年6月9日). http://ascii.jp/elem/000/000/693/693213/ 2012年7月5日閲覧。 
  4. ^ a b c 『VOCALOIDをたのしもう Vol.8』 ヤマハミュージックメディア、2012年、22-23頁。ISBN 978-4636885538
  5. ^ a b c “「カゲロウデイズ」等、じん(自然の敵P)楽曲発メディア展開プロジェクト始動!”. PR TIMES. (2012年3月30日). http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000259.000001227.html 2012年7月5日閲覧。 
  6. ^ a b c d e f g h STAFF CAST”. 「メカクシティアクターズ」公式サイト. 2014年3月17日閲覧。
  7. ^ 『カゲロウデイズ解体新書』、エンターブレイン2013年4月15日、 5-33頁、 ISBN 978-4047288942
  8. ^ 【IA】サマータイムレコード【オリジナルMV】”. ニコニコ動画 (2013年9月2日). 2014年3月17日閲覧。
  9. ^ a b c じん. “~カゲロウプロジェクト~”. ニコニコ動画 マイリスト. 2014年3月29日閲覧。
  10. ^ a b “じん(自然の敵P)「チルドレンレコード」インタビュー”. ナタリー. (2012年8月17日). p. 5. http://natalie.mu/music/pp/jin/page/5 2012年8月28日閲覧。 
  11. ^ じんセカンド・アルバム「メカクシティレコーズ」&小説「カゲロウデイズⅢ - the children reason-」の発売決定しました!!”. IA PROJECT (2013年3月27日). 2013年3月30日閲覧。
  12. ^ “じん(自然の敵P)「メカクシティレコーズ」インタビュー”. ナタリー. (2012年5月29日). p. 2 
  13. ^ “話題のノベル「カゲロウデイズ -in a daze-」電子先行配信開始!”. PR TIMES. (2012年5月24日). http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000283.000001227.html 2012年7月5日閲覧。 

外部リンク