シドニアの騎士

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シドニアの騎士
ジャンル SFアクション
漫画
作者 弐瓶勉
出版社 講談社
掲載誌 月刊アフタヌーン
レーベル アフタヌーンKC
発表期間 2009年6月号 -
巻数 既刊12巻(2014年3月時点)
アニメ:シドニアの騎士(第1期)
シドニアの騎士 第九惑星戦役(第2期)
原作 弐瓶勉
監督 静野孔文
シリーズ構成 村井さだゆき
キャラクターデザイン 森山佑樹
音楽 朝倉紀行
アニメーション制作 ポリゴン・ピクチュアズ
製作 東亜重工動画制作局、MBS
放送局 #放送局参照
放送期間 第1期:2014年4月 - 6月
話数 第1期:全12話
テンプレート - ノート
ウィキプロジェクト 漫画アニメ
ポータル 漫画アニメ

シドニアの騎士』(シドニアのきし)は、弐瓶勉による日本漫画作品。『月刊アフタヌーン』(講談社)にて連載。英語表記は「Knights of Sidonia」。

2013年5月にアニメ化が発表され、2014年4月から6月まで放送された[1]

また最終話のCMスポットにて第二期『第九惑星戦役』の制作がアナウンスされている。[2]

概要[編集]

作者が『月刊アフタヌーン』での連載としては、実質的なデビュー長編作品である『BLAME!』(1997年 - 2003年)以来約5年ぶりとなる。過去の作品同様SF漫画であることを踏まえながらも、「ロボットもの」「ラブコメ要素」等、作者にとって新機軸を盛り込んだ王道的な構成は、弐瓶への尊敬を公言[3]する諫山創も「今までそんな引き出しは持っていらっしゃらないと思っていたのに、非常に質の高いラブコメ」「ラブコメ的日常と、それが明日なくなるかもしれない緊張感とのバランスが絶妙」と評する[4]など、台詞や背景設定への解説が少ないことが特徴だった過去作品と比較するとより王道的な構成となっている。一方で、綿密な世界観設定、感情の起伏が少ない登場人物、複雑に入り組んだ巨大構造物、スターシステム的なガジェット名など、作者の定番要素も継承されている[5]

連載開始当初から情報開示が積極的に行われており、雑誌掲載時には「あらすじ」の紹介があるほか、単行本では章の間に「設定メモ」などが挿入され、各話の扉では「シドニア百景」として内部世界の紹介が設けられているなど、読者の情報欲求へフレンドリーな対応が成されている。これに付随し、2013年10月発刊の単行本第11巻からはオビにマンガ家の赤松健が提唱・運用している同人マークを赤松以外の著作物では初めて付ける[6][注 1]など、常識範囲内の二次創作についても寛容な姿勢を見せている。またメディアへ露出が少なかった作者が、巻末のオマケ漫画で作者自身をキャラクターとして登場させた製作日誌などを公開したり、アニメ化に際したWebラジオへの出演も行うなど、作者の経歴でも特筆すべき作品である。

ストーリー[編集]

太陽系が奇居子(ガウナ)と呼ばれる謎の生命体によって破壊されてから1000年後の世界。地球脱出に成功した人類の一部は、種の存続を賭けて繁殖と生産を維持しながら宇宙を旅する播種船を建造、奇居子から逃れつつ植民可能な惑星を探していた。

播種船の一つシドニアの最下層部で誰にも知られずに生活していた谷風長道は、共に暮らしていた祖父の死から3年後のある日、尽きてしまった食料探しのため、祖父の遺言を破り上層部へと向かうが、そこで拘束され、自身に船員として登録記録がなく祖父も15年以上前に死亡扱いになっていたと知らされる。谷風は事情を知るシドニア艦長小林の庇護の下、人型兵器衛人の操縦士訓練生として抜擢され、星白閑科戸瀬イザナら同期の仲間と共に正規操縦士を目指すことになったが、そこに100年ぶりとなる奇居子が襲来する。

登場人物[編集]

衛人操縦士[編集]

谷風 長道(たにかぜ ながて)
- 逢坂良太
本作の主人公。シドニアの最下層部(地下)で、祖父の斎藤ヒロキと二人きりで生活していた。祖父の死後3年が過ぎた頃、食料の備蓄が尽き、祖父の遺言を破って上層部に向かい、食糧庫から米を盗もうとして捕らえられる。その後、シドニア艦長の庇護の下、衛人操縦士の第628期訓練生となった。出生等に関する素性は極秘扱いとされ、ごく限られた人間しか知らない。
現行のシドニア人と異なり光合成ができないため、頻繁に食物の摂取を必要とする。その一方、瀕死の重傷を負い心肺停止の状態に陥っても短時間で蘇生、骨折も数日で完治する驚異的な治癒能力を持つ。
歴史的名機である「継衛」を訓練生ながらに与えられ、同機の専属操縦士として実戦を経験する。戦闘では判断力と行動力に優れ、独断専行気味ながらも多数の戦果を挙げてシドニアのエースとなる。機体番号は「704」、認識番号「谷-704」(訓練生時はTS谷-028)《機体番号と認識番号は同じ番号で統一されている》。
その正体は「第四次奇居子防衛戦」の英雄で、祖父を自称していたヒロキのため、14年前に小林の指示で作られた換装用クローン。遺伝子を操作されたことにより、不死の船員会のような薬によるものではない、生まれついての不老である。ヒロキは自身の換装用としてのクローンの存在を良しとせず、成長途中の長道を奪って居住区外へ逃亡。以後長道はヒロキによって育てられることになった。
衛人の操縦士としての技術をヒロキから教え込まれ、6歳の時点で仮象訓練装置では師であるヒロキの記録を超えるまでに成長していた。
不死の船員会以外の者が不死であってはならないため、生還率の低い対ガウナ戦への全参加を条件づけられている。長道をそのように生み出させた当人であり事情を知る数少ない人物である小林からは、不憫に思われ色々と手助けされているが、本人はその事情を知らない。
長い間ヒロキと二人で隔絶した環境で暮らしていたため、シドニアでの生活における基本的な知識が無く、性格も子供のように純朴。同年代の同性、異性と交流した経験もなく、他者の心の機微に鈍感な面があり、気の遣い方も下手を通り越している。だが、仲間が危機に陥ったときには我が身を省みずに助けようとする勇敢さの持ち主でもある。
星白 閑(ほしじろ しずか)
声 - 洲崎綾
第628期衛人操縦士訓練生副代表。長道らと同時に正規操縦士に任命される。機体番号は「702」(訓練生時はTS星-336)。
長道が初めて上層部に出たとき以来、たびたび顔を合わせる。カビザシ回収任務の際にガウナの攻撃で乗機が暴走してしまい、シドニアへの自力帰還が不可能になる。自らも帰還不能になることを承知で助けに来た長道と共に、数日間の漂流生活を余儀なくされた。この一件をきっかけにして長道に淡い恋心を抱き、関係を深め始める。
連結型ガウナの討伐戦の際、岐神に陥れられた長道を助けようとしてガウナに捕食され戦死した。その死は長道の心に深い傷を残す。
エナ星白
ガウナがエナで再現した星白、外見だけでなく内部も再現されており、構造は人間と同じになっている。また、星白の記憶や人格の再現もされているらしく、長道の姿に反応する。現在までに2つの個体がシドニアに確保されている。一体は自由浮遊ガス惑星を破壊した際に出現した衛人型ガウナ(ガ491)から長道が切り離して回収、後に岐神開発にて融合個体の母体にされている。もう一体は惑星ナインにて偵察部隊救出の際に、長道機のコックピット内に侵入してきた紅天蛾(ガ490)の個体を、隔離・本体破壊することで確保、先の個体同様母体への転用が検討されるも、こちらは東亜重工にて厳重に保管中。
科戸瀬 イザナ(しなとせ --)
声 - 森谷里美[注 2] / 豊崎愛生(TVアニメ)
衛人操縦士訓練生。長道らより少し遅れて正規操縦士に任命される。機体番号は「723」(訓練生時はTS科-291)。
上層部で暮らし始めた長道にできた最初の友人。男性でも女性でも両性具有でもない、相手に合わせて性別が変化する「中性」と呼ばれる性別未分化者。容姿も中性的。制服は女子用に準じているが(スカートの代わりにキュロットを着用)、更衣室は男子用を使用(仕切り板はある)。身を挺して仲間を守る勇気と優しさを持っている。
原作においては正規操縦士昇格後の初の戦闘で右腕と左足を失い、生体再生には時間がかかるとの理由で機械式の義手と義足を付ける。付けた当初は調整不足のため長道の腕を握りつぶしたりもしていたが、後には義手の指を増やして(10本指になる)器用に操ることもできるようになった。
長道を異性として意識している星白や緑川纈を前にして、複雑な心境を覗かせる。長道にアプローチする緑川纈とバッティングすることが多い。イザナから見て鈍感らしい長道本人は、そうした恋の鞘当てに気付いていない。
後に外周壁にある長道の家に同居するようになる。ユレ曰く「遅いほう」だったが、惑星「ナイン」で長道に助けられて以来、体が女性化し始めている。
岐神 海苔夫(くなと のりお)
声 - 櫻井孝宏
第628期衛人操縦士訓練生代表。長道らと同時に正規操縦士に任命される。機体番号は「701」(訓練生時はTS岐-001)。
衛人の仮象訓練装置における成績は第1位。訓練生時代から作戦時には班のリーダーを務めていた。
上層部に出てきたばかりの長道を裏拳の一撃で昏倒させたこともある。かねてより継衛に思い入れがあったらしく、突然現れて同機の操縦士となった長道とはたびたび衝突する。
名門の出身でプライドが高く選民思考。岐神家は岐神開発を経営する有力者で、海苔夫は9代目に当たる御曹司。外面は優等生的な体裁を取り繕っているが、その実高慢で陰謀家。長道やイザナに対し「亜人種ども」と罵るなど差別意識も見られる。また女性同伴のときが多く、プレイボーイの側面も窺える。
正規操縦士に任命された際にはこれまでのことを水に流す素振りを見せるが、内面では継衛を駆って活躍する長道に嫉妬しており、連結型ガウナの討伐戦の最中に長道を陥れた。
後に、岐神の姓には邪神を止める意味が込められており、岐神家は過去に大事件を引き起こした落合の知識が保存された「落合の補助脳」を代々守ってきたことを知る。父の死を受けて衛人操縦士を辞め岐神開発の経営を引き継ぐが、復活した東亜重工に追い抜かれる状況に葛藤する中、岐神家の者でも立ち入りが許されない落合の研究室の封印を解いてしまい、落合に意識を乗っ取られる。
緑川 纈(みどりかわ ゆはた)
声 - 金元寿子
衛人操縦士訓練生。長道らの正規操縦士任命と期を同じくして、第628期訓練生に途中編入された。訓練生時の機体番号はTS緑-256。赤井班の緑川(後述)の妹。
戦死した兄の仇を討ってくれた長道に並々ならぬ興味を抱き、露骨なまでの好意と大胆な行動でアプローチするが、空回りに終わることが多い。長道と親しいイザナをライバル視している。
兄に代わって衛人操縦士になりたいとの強い願望を抱いていたが、過去に例のない適性の高さにより操縦士訓練生から司令官補佐(司令補)に抜擢される。艦長の下で対ガウナ戦の指揮を執ることになり、往々にして厳しい選択を迫られる。その任務柄ガウナの位置がいつも気になるため、特注のレーダー画面付きの携帯端末を使用している。
司令補だけに高い権限を持ち、並の船員では居住できない外周壁にある長道の家に押しかけ強引に住み着く。
プラモデルの製作が趣味で、部屋には箱が山積みになっており、新作の発売日にはシフト終了後模型専門店に直行する。
山野 栄子(やまの えいこ)
声 - 森なな子
衛人操縦士訓練生。努力を重ね訓練生に選抜されたことから、特殊な条件(中性である等)で訓練生になった長道やイザナに反感を持っている。掌位のジンクス払拭のためにイザナが提案した握手を拒否した。機体番号はTS山-290。
氷塊採掘任務において、突如出現したガウナに捕食され戦死。

仄シリーズ[編集]

人工羊水と圧縮知育で急速に成長させた、クローン人間の11人姉妹。全員が衛人操縦士訓練生。見かけ上の年齢や知能は他の訓練生と同程度だが、実年齢は5歳ぐらい。クローンであるために全員が同じ容姿をしており、他人には区別がつかない。遺伝子改造もされているらしく、非常に高い身体能力を持っている。後に11人が追加され、22人姉妹となった。好きな食べ物はオムライス。

アニメでは全員の声を喜多村英梨が担当するが、僅かに変化をつけて演じられる。アニメ公式サイトでは「仄 姉妹」と表記されている。

仄 焔(ほのか えん)
衛人操縦士訓練生。仄姉妹の長女。姉妹の中でも気が強い。訓練成績も一番優秀であり、衛人仮象訓練にて岐神、星白に次ぐ3位。長道らと同時にいち早く正規操縦士に任命された。機体番号は「703」(訓練生時はTS焔-203)。
まだ船内に不慣れな長道が不用意に女子光合成室へ入り込んだ際に裸を見られ、顔面に肘を打ち込んで鼻を折り失神させたことがある。連結型ガウナの討伐戦で重傷を負うが、後に回復。その直後、またもお見舞いに来た長道に裸を見られ、ドアごと蹴りつけ失神させたことがある。本人も謝りたいと思っているが、なかなかうまくいかない。水城でも姉妹で光合成していたところ、励まそうと訪問した長道に過失で裸を見られ、袋叩きにしたことがある。
仄 煉(ほのか れん)
衛人操縦士訓練生。焔の負傷による戦線離脱後に正規操縦士に任命された。機体番号は「706」(訓練生時はTS煉-206)。
仄姉妹の中では長道に対して好意的に接する人物で、戦闘中もお互いに庇いあうシーンなどが最も多く描かれている。長道と焔の間を取りなそうとするがうまくいっていない。
アニメでは衛人仮象訓練5位の成績。
仄 烽(ほのか ほう)
衛人操縦士訓練生。煉と共に正規操縦士に任命された。機体番号は「705」(訓練生時はTS烽-205)。
自由浮遊ガス惑星を破壊した際に出現した紅天蛾と交戦し、煉と連携攻撃をかけるが、これをかわされ戦死した。
アニメでは炉に代わり、衛人仮象訓練4位の成績。
仄 炉
衛人操縦士訓練生。衛人仮象訓練では4位の成績。
後に正規操縦士になったらしく、オカリナ攻略戦に参加している姿が見られる。
アニメでは連結型ガウナ討伐戦後、煉らと共に正規操縦士に任命され、小惑星に突入し帰還した。機体番号は「707」。
仄 燿
アニメで新しく判明した仄シリーズの一人。
アニメでは連結型ガウナ討伐戦後、煉らと共に正規操縦士に任命され、小惑星に突入し帰還した。機体番号は「708」。
初出時は耀だったが、後に発表されたドラマCDのキャスティングでミスだったことが判明。
仄 炒(ほのか しょう)
22番目の姉妹。衛人操縦士。姉妹の中でも優秀と言われていたが実戦においては情緒不安定な面を見せ、初陣でシュガフ船に取り込まれてしまう。
仄 爆/煌/燈/燠/燎/煽/燻/燐/燧/炯/燃/燥/燭/熾/烙/燗
コミックス13巻特装版付録ドラマCDのキャスティングで名前が判明した仄シリーズ残りの16人。声優は他の仄シリーズ同様、全員喜多村英梨が担当。
原作では衛人仮象訓練の3から12位までを仄シリーズが占めていた(13位以下は不明)。

赤井班[編集]

模擬戦において上位を独占しシドニア最強と呼ばれたチーム。第三話のガウナとの戦闘がガウナ討伐戦の初陣となったが、敢えなく全滅した。搭乗機はそれぞれのパーソナルカラーに塗装されている(原作のみ)。

赤井 持国(あかい もちくに)
声 - 斉藤壮馬
衛人操縦士。討伐隊のリーダー。パーソナルカラーはレッド、機体番号は「001」。
衛人による模擬戦「重力杯」13連覇および最年少記録保持の実力者である。ちなみに13連覇を達成した最終戦の相手は岐神であり、岐神はこれに敗れたことで最年少記録更新の可能性を絶たれた。
ガウナ討伐を控えて長道とイザナを「ラピュタ」での食事会に招待するなど、気さくな人物。一時の休息を得た翌日のガウナとの戦闘で戦死した。
アニメ版ではガウナに捕まった百瀬を助けた瞬間に死亡する描写が追加されている。
百瀬 日向(ももせ ひなた)
声 - 五十嵐裕美
衛人操縦士。討伐隊のメンバーで唯一の女性。パーソナルカラーはピンク、機体番号は「002」。
赤井とは恋人同士。赤井が戦死した姿を見て錯乱し、戦死した。
青木 柏手(あおき はくしゅ)
声 - 松本忍
衛人操縦士。討伐隊のメンバー。パーソナルカラーはブルー、機体番号は「003」。
アニメ版重力杯の対戦画面で「アオキ ハクシュ」と明記されている。緑川と連携してカビザシによる攻撃を試みるが、胞手に両断され戦死した。
緑川 出雲(みどりかわ いずも)
声 - 鈴木裕斗
衛人操縦士。討伐隊のメンバーで纈の兄。パーソナルカラーはグリーン、機体番号は「004」。
衛人の模擬戦闘におけるヘイグス粒子砲の撃ち合いにかけては随一の腕前だったらしい。ヘイグス粒子砲でガウナ本体の露出に成功したが、カビザシを持つ青木が既に撃破されてしまっていたため止めを刺せなかった。ガウナに追いすがる百瀬を庇って戦死した。

サマリ班[編集]

赤井班に次ぐ実力を持つ班。原作では紅天蛾登場の頃から登場するが、アニメではそれ以前に重力祭りで赤井班との交流が描かれているほか、漂流する谷風・星白の救出シーンにも登場している。アニメでは機体にピンク色のラインが描かれている。

サマリ・イッタン
声 - 田中敦子
衛人操縦士。サマリ班のリーダー。機体番号は「005」。
男勝りの女丈夫で、男性操縦士の間で人気が高いが、当人には全くその気がない。「戦闘でアシストを3回成功させるとサマリと二人きりで光合成する権利を得られる」という噂が一部で広まっており、実現に燃える操縦士もいる。本人は事実無根と否定しているが、噂を信じたい操縦士達にはあまり効果がない様子。弦打に冗談のネタにされるなど、作中では数少ない巨乳。
ガウナとの激戦にて自信を無くしていた際に長道に慰められ、「光合成したくなった」と漏らすも長道が眠ってしまったために気付かれなかった。
弦打 攻市(つるうち こういち)
声 - 鳥海浩輔
衛人操縦士。サマリ班に所属。機体番号は「007」。
お調子者で軽口を叩くことが多く、サマリ、つむぎ、佐々木らに対し下品な冗談を飛ばしては、その都度手痛いしっぺ返しを食らっている。
サマリが出撃できないときには班長を務めたり、優れた射撃の技量を発揮したり、水城出港後の戦闘では一九式として(谷風・つむぎを除いて)最多撃破数を誇るなど、実力は相当なもの。
アニメでは重力杯では海苔夫に敗北するシーンがある。また土浪(弟)に代わってヘイグス粒子砲の名手という設定を持ち、小惑星との戦闘後ではヘイグス粒子残量が最も少なかった。
土浪(となみ)
声 - 下山吉光
衛人操縦士。サマリ班に所属。機体番号は「006」。
先に戦死した緑川に次ぐ砲撃戦の名手を自負するが、ヘイグス粒子砲を跳ね返され戦死。
兄もサマリ班であったが、長道がサマリ班に配属された際にサマリ班から外されている。土浪(弟)の死後、サマリ班もしくは右田班として戦線に復帰。
アニメでは台詞や出番の殆どが弦打に振り替えられており、キャスティングでも「サマリ班操縦士」とモブに近い扱いとなっている。

その他の衛人操縦士[編集]

右田
衛人操縦士。右田班のリーダー。機体番号は「164」。
直接ストーリーに関わることはないが、度々戦闘に参加し、サマリや谷風と共闘する。
サマリとの光合成を狙う一人。
宅、緒
アニメオリジナルの衛人操縦士。本名は不明。機体番号は「167」と「314」。
モブとして小惑星との戦いを生き残った。前者は小惑星内に突入し生還、後者は小惑星に突入できず煉とともにイザナを捜索していた。

融合個体[編集]

ガウナの細胞に人間の遺伝子を導入させることで、ガウナの強靱な肉体と人間の心を併せ持つに至った究極の生命体。過去に落合が作り出した個体はシドニアを滅ぼしかける暴走事件を起こしたため、岐神を乗っ取った落合が新たに作り出した個体は外部から意識を乗っ取れるようになっている。単体でも行動は可能だが、戦闘の際は操縦士として人間を乗せている。また、過去に落合が作った個体は頭をくり抜かれ、人工カビを生産する母体に利用されている。

白羽衣 つむぎ(しらうい つむぎ)
声 - 洲崎綾
エナ星白の卵子、そして落合がデザインした人工の人間の精子を使うことでガウナと人類の融合に成功した個体。圧倒的な戦闘力を誇り、対ガウナ戦で目覚ましい活躍を見せる。デビュー戦で敵と勘違いした衛人に攻撃され危機に陥った際、長道に助けられたためか長道を慕うようになり、長道を通してイザナや緑川纈とも友好的な関係を築く。結果的にこれがつむぎの幼い精神を安定させることになる。当初は安全装置としての意味も含めて操縦士が乗っていたが、話が進んでいくにつれてつむぎの精神も大人びてきたため、操縦士なしで行動することが許されるようになった。心臓を持っており、ここが唯一の弱点。人間の味覚が分からないらしく、料理は上手くない。
性格は温和で優しく、礼儀正しい。口調は丁寧で大人びているが、寂しさのあまり長道らに強引に会いに来る。その際にはシドニアに張り巡らされた古い配管を通して触手を伸ばし、その先端でコミュニケーションを取る。そのため長道は彼女といつでも会えるように、旧管が入り乱れている外周壁の物件に引っ越した。科戸瀬家の猫とは仲良し。
触手は自身の意志である程度好きな形に変化させることが可能。
かなた
つむぎで成功した落合が続いて科戸瀬ユレの協力を得て作り出した個体。ガウナ本体と同等の強靱さを持ちながらカビという弱点のない素材で構成されている。頭には落合の研究していた重力子放射線射出装置を埋め込まれている。
落合の本当の目的は、究極の生命を創造し、その意識を乗っ取ることで自らが究極の生命へ転生することにある。そのため落合はつむぎのような情操教育は度外視し、かなたの自我を抑えつけていた。結果、シドニアに取り付いたガウナの存在に気づいたかなたは友達を求めて触手を伸ばし、自分の母体であるエナ星白を見つけて暴走を起こす。外部からの制御を受け付けなくなったかなたは、重力子放射線射出装置を発射してガウナを消滅させ、惑星「ナイン」の衛星も半壊させた。その後、頭を杭で打ち抜かれ停止させられる。

シドニアのスタッフ[編集]

小林(こばやし)
声 - 大原さやか
第二十八代シドニア艦長の女性。シドニア軍総司令でもあり、戦闘時には総指揮を執る。不死の船員会と呼ばれる最上位船員の一員。
冷静沈着で的確な判断力を備え、シドニアの存続を常に最優先とし冷徹な処置をとることにも躊躇しない。一般船員の前では能面のようなマスクを着け素顔を隠しているが、長道には素顔で接している。船内移動時には、同様のマスクを着け黒いスーツを着た護衛を従えている。人類が存続するためにはガウナを撃滅せねばならないとの強い信念を持つ。
唯一の楽しみは一般船員に紛れることで、保健室医や宿屋の女将に扮して長道の前に現れることもある。
落合(おちあい)
特殊な事情の人物であり、作中では複数の落合が存在している。
落合(オリジナル)
ガウナ研究を進めていた優秀な科学者。
6世紀前に小林達と共に衛人隊の指揮をして、カビを発見したことで不死の船員会の一員となった。また身体改造主義者であるため、眼球を始めとする身体各所を機械式にしており、ヘルメットなしでも宇宙空間に出ることが出来る。頭はモヒカン刈りにしている。
100年前の「第四次奇居子防衛戦」末期に独断で起動した融合個体が暴走、カビザシを宇宙に投棄した結果、シドニアにガウナの侵入を許した大惨事を引き起こす。さらにシドニアのライブラリを「補助脳」と呼ばれる記憶装置に複製した後に消去した。最終的に生け捕りにされ、記憶を消した脳が落合自身のクローンに移植された。
落合(クローン)
声 - 子安武人
艦長の個人的な秘書のように振舞う男性。
役職は不明だが、調査や監視活動などもこなしている。艦長の護衛と同様に黒いスーツを着ているが、マスクは着けていない。長道の身元引受人となった艦長の代理として長道の面倒を見ており、空腹に苦しむ長道に山菜おこわを奢ったりもした。また整った顔立ちをしており、水城艦内で行われた「第1回水城乗員人気投票」では女性からの人気1位となっている。
その正体はの落合(オリジナル)の脳を記憶を消去した上で移植したクローン。「補助脳」から情報を引き出すには落合の生身の脳が必要なため、「降ろしの儀」の鍵となる人物である。
落合(補助脳)
補助脳内に記録されている落合。
落合(クローン)が「降ろしの儀」を行う際にのみ表れて小林に許しを乞うが、いまだ許されていない様子。
落合(岐神 海苔夫)
落合(オリジナル)のコピーであり、研究室に侵入した岐神を「シドニア血線虫」で乗っ取った落合。
周囲の人間は乗っ取られれていることを知らないため、海苔夫として接しており、海苔夫の立場を利用して、岐神開発を拠点とした新たな融合個体の開発を行っている。また「シドニア血線虫」を使用して、手駒を増やしていた。かなたの暴走により重傷を負い、意識不明の重体となる。過去に融合個体を撃破し自分を捕縛したヒロキのクローンである長道のことは、若干苦手な模様。
斎藤 ヒロキ(さいとう --)
声 - 小山力也
長道と共に暮らしていた男で祖父を自称していた。第一話の時点で既に故人であり、長道によれば3年前に死亡している。シドニアの行政上は17年前に死亡扱いとなっていた。
その正体は6世紀前に小林・落合・ヒ山と共に謎の構造物を探索中、ガウナの本体部分を貫通する「カビ」と遭遇、同時に人類初のガウナ討伐に成功した人物。また「第四次奇居子防衛戦」でシドニア内部に侵入したガウナを継衛で撃破した「撃墜王」の正体でもある。この戦闘で自身の換装用クローンを失うが、新たなクローンを作ることを拒み失踪。第一話の14年前、小林が発見した時点では老化が進行しており、小林の判断で脳移植のための換装用クローンが作られたが、赤子のクローンを奪って居住区外に逃亡、自身のクローンを谷風長道として育て、自身の操縦技術を伝授した。
不死の船員会の一員である事に加え逃亡事件を起こしたためか、シドニアを救った英雄でありながら公開されているプロフィールは偽造されており、一般には操縦士の一人としてしか認知されていない[注 3]
ヒ山 ララァ(ひやま --)
声 - 新井里美
衛人操縦士や訓練生が暮らす寮の寮母。人語を話す二足歩行の熊の姿で、服を着て人間と同様の生活をしている。実は熊の毛皮は生命維持装置で、中に本当の体が入っている。単行本には人間の姿がイラストで載っている(第6巻136ページ)。
カビ発見当時の負傷で失った右腕に機械式の義手を着けている。普段は温厚な性格で、何かと長道ら訓練生の世話を焼いている。名前で呼ばれることを嫌がっており、名前で呼ばれると「野生が剥き出しになる」(激怒する)。
元は衛人操縦士で、不死の船員会の一員だった。ヒロキとは親しい間柄にあり、長道を奪って逃亡するのを助けた。そのためか船員会への発言権を奪われた模様。長道の素性を知る数少ない人物。
基本的に戦闘へ参加はしないが、ヘイグス機関の使えないテルルの救出作戦では、既に操縦できる人間がいなくなった一五式衛人を操りこれを支援した。
勢威 一郎(せいい いちろう)
声 - 坪井智浩
戦闘指揮官補佐。当初はシドニアの本部より衛人隊の指揮を執っていた。
件のサマリに関する噂を流した張本人。どうやら士気を高めるため本人に無断でデマを流したようである。
後に人手不足の操縦士を補うため適性のある纈を司令補に推薦、自身は操縦士として戦闘に参加する。機体番号は「026」。操縦士の中で唯一フルフェイスタイプのヘルメットを着用する(アニメ版では他の操縦士と同型のヘルメット)。
科戸瀬 ユレ(しなとせ --)
声 - 能登麻美子
科学者であり、「外生研」の所長を務める。「第四次奇居子防衛戦」で激減した人口を100年で50万人に増やす計画を立案した中心人物。食糧問題を解決するため人類が光合成できるよう改造した。その能力を評価され、不死の船員会の一員となった。
イザナの祖母であるが、自分の正体は明かしておらず、非常な長生きとだけ思われている模様。
田寛 ヌミ(たひろ --)
声 - 佐藤利奈
「外生研」の女性スタッフ。ガウナにエナで再現された星白の調査を担当する。後に落合に乗っ取られた岐神に「シドニア血線虫」なる寄生生物で脳を乗っ取られ、研究を手伝わされる。融合個体かなたの暴走時に、岐神(=落合)の命令で小型ガウナを放置していた責任をクローンの落合に問われて、拳銃自殺を遂げた。
山野栄子と共に、同居する家族の描写がなされた数少ない人物。サマリと並んで数少ない巨乳。
佐々木(ささき)
声 - 本田貴子
東亜重工開発主任兼衛人整備士。女性ながらかなりの長身。
10年前から密かに東亜重工で一八式衛人後継機(後の一九式衛人)の開発を続けてきた。歴史的価値のある継衛をボロボロにした長道を痛めつけて以来、長道から恐れられている。一九式衛人以外の兵器開発全般にも携わっている。
ユレとは古い仲。若い頃には一緒に派手な服を着て遊んでいた模様。
小林艦長が仮面を付けずに接していることからそれなりに地位の高い人物だと考えられている。また10年間でほとんど顔の変化がないこと、ユレと若い頃からの友人であることなど、不死の船員会らしき描写もあるが明言されてはいない。その場合、丹波の知人は彼女自身の可能性がある。
丹波 新輔(たんば しんすけ)
声 - 阪脩
職人気質の技術者。佐々木は知人の孫に当たるらしい。
以前東亜重工で働いていた経験を持ち、10年前から佐々木と共に一八式の後継機となる衛人の開発を続けてきた。対ガウナ戦で活躍する長道を認めている。
鈴木(すずき)
6世紀前に小林・落合・ヒ山と共に謎の構造物の調査を行うが、出現したガウナに捕食され死亡。
高橋 亮子
声 - シャーメイン・タン
シドニアの管制官。

その他[編集]

岐神 海蘊(くなと もずく)
声 - 佐倉綾音
岐神家の一員であり、海苔夫に仕えている。
立入禁止の落合の研究室に海苔夫と共に入り、小さな機械人形に殺害されるが、「シドニア血線虫」に乗っ取られる形で復活し、落合に乗っ取られた海苔夫に引き続き仕える。落合からは「トクシーヌ」と呼ばれることもある。
市ヶ谷 テルル(いちがや --)
声 - 田村ゆかり[注 4]
非武装主義者の人工生命研究者(市ヶ谷太郎)により造られた人工生命体。
ガウナによって壊滅させられたレム星系移住者の生き残り。長道らによって救助され、紆余曲折の後に谷風宅に同居することになる。同時にそれまで嫌悪していた長道に無自覚に好意を抱くようになったため、イザナ達からやや警戒されている。人工生命体故の非常識と頑固さから周囲とよく軋轢を起こすが、根は素直で寂しがり屋。内蔵知識は豊富で一般に公開されている情報であれば、料理から重力制御まで様々なスキルを習得している。見た目は人間と全く見分けがつかないが、感情が高ぶると機械の表情が露わになる。
皮膚にあたる素材は自律神経(ある程度自分の意思でも制御可能)に連動して硬化し殻を形成でき、髪は伸縮して飛行用の翼とすることも出来る。パーツの殆どが東亜重工に発注して製作されているため、谷風達との同居後は東亜重工で修理やメンテナンスをしてもらっている。その縁で後に戦術防巡艦「水城」の操舵士に採用され、一般船員資格も獲得した。水城帰還時はシドニアのブリッジオペレータを務めている。
非武装主義者の老人
声 - 納谷六朗
シドニア艦長が数代にわたって同一人物であり、ガウナとの戦争もでっち上げだと主張する男。居住区の路上でプラカードを持ち演説を行っている。
小林が不死者であるなど主張の一部は真実であるが、大半のシドニア人には相手にされていない。
氏名は不明だがアニメのクレジットでは「老人」となっている。

用語[編集]

メカニック[編集]

播種船(はしゅせん)
移民・戦闘用の世代宇宙船[注 5]。ガウナによって地球を失った人類により、シドニアを含め約500隻が建造され、出航していった。
シドニア(Sidonia)
本作の主な舞台となる播種船。
共通紀元2384年8月2日に出航。小惑星ほどの岩塊を八角柱が貫通した形状をしており、表面は厚い氷の層に覆われている。長期にわたって航行・戦闘を続けているため、表面には衝突痕などが無数にある。船体中心部を貫通する主砲身の長さだけでも28kmに達する程の大きさであり、内部の居住塔と呼ばれる居住スペースなどに50万人程度の船員を収容できる。惑星ナインでの補給後は、採取した資源を船外に板状に並べており、まるで追加装甲が施されたような外観に変化している。
小規模ながら経済活動があり、通貨(円)も存在する。文化面では、文字表記に漢字、ひらがな、カタカナが各所で用いられている他、人名や商業施設等全般に日本的な要素が多く見られる。政治体制の詳細は不明だが、艦長や一部の上級船員に強い権限が付加されている。最大の目的は「人類の播種」であるため、植民可能な惑星と5万人以上の希望者という条件が揃えば物資と技術を提供する原則がある。
ガウナの侵攻以降、多数の播種船が太陽系脱出に成功したが、シドニア出航紀元1009年(共通紀元3394年)11月25日現在、シドニアは完全孤立状態にある。第1話時点では「レム恒星系」に向けて航行を続けてきたが、ガウナとの遭遇を事前に回避するため進路を変更することもあり最終的な到達目標は未定。
アポシムズ
最も近い位置を航行していた恒星間宇宙船。2691年2月26日に届いた通信を最後に連絡が途絶えており、消息不明。シドニアとは異なった外観をしている。

衛人(もりと)[編集]

シドニアに配備されている、人型の主力戦闘機の名称。シドニア出航後も開発が継続しているため、特徴は時代によって異なるが、開発時期の早い(古い)順に漢字で「XX式」と、数字が加算されていくという命名規則は共通している。
基本的には単座であるが、一七式以降の操縦席の後部には1名が入るスペースが存在。非常時にはコックピットを展開して透明なパネルを引き出すことで、スペースの拡張と外光の取り入れが行える。通常は非与圧だが、内部を与圧してスキンスーツを脱ぐことも可能。宇宙での運用が前提のためサバイバリティが高く、長期間の漂流に備え2ヶ月分の酸素や水、レーション(ただし、シドニア人の光合成前提)、ろ過装置なども搭載されている。ヘイグス粒子が無くなっても補助動力により生命維持等の各種機器を操作することが可能。ヘイグス粒子捕集膜を展開し宇宙空間から粒子を収集することも出来るが、ヘイグス機関を始動させる量を集めるには時間を要する。
物語当初は、固定武装ではガウナ本体を破壊できなかったため、エナを引き剥がした後に「カビザシ」を用いた格闘戦で止めを刺す戦法をとっていた。後に人工カビの登場により、GCPDSを用いた遠距離戦でのガウナ撃破が可能となった。
作者へのインタビューでは、ネームが完成する前にバンダイから発売されていたガンダムエクシアの1/100スケールモデル等から取り出した白いパーツを部品として利用した作画用の継衛を作成していた[7]コトブキヤから販売された1/100モデルは、作者が新たに描き起こした三面図をベースにしているため、足の長さなどが作画用とは若干異なる。
シドニアでは歴代衛人のプラモデルが存在しており、模型好きの緑川纈が模型店で購入したり自室で組み立てるシーンが度々登場する。
五式衛人
6世紀前に稼動していた衛人。
現用の衛人に比べて小さく、楔形の箱に手足を付けたような構造をしており、ケーブルで母船とつながっている。両腕に実体弾兵器を装備している。一五式衛人以前の機体は、基本的にヘイグス機関は搭載されていないが、謎の構造物を探査した際にはヒ山が搭乗した機体にだけ試作の「ヘイグス粒子加速器」を装備している。謎の建造物でカビを発見、初めてガウナの撃破に成功する。
一五式衛人
ヒ山が現役時代に操縦していた衛人。
一八式とは操縦方法が大きく異なるのか、現在の操縦士ではまともに操縦できない。人型ではあるがヘイグス機関やヘイグス粒子砲は装備していない。そのためガウナに探知されない利点があり、テルルの救出作戦にて使用される。その分稼動可能な時間は短く、戦闘力も低い。
一七式衛人 白月
第一話の100年前に配備されていた衛人。
本編には実機が登場しておらず、継衛の改造ベースであることや補修部品も既に払底しているといった断片的な情報のみが語られている。 一八式に比べ操縦の自動化率が低い分、熟練者であればより高度な挙動も可能とされる。無重力環境での運用が前提のため、重力下ではバランスを崩して転倒しやすい。その対策として、四足歩行形態に変形が可能(継衛や一八式も同様)。
継衛(つぐもり)
長道が搭乗する衛人。一七式の特別改修機で、正式名称は「一七式衛人 白月改 継衛」。
かつて「撃墜王」と呼ばれた斎藤ヒロキの乗機で、「第四次奇居子防衛戦」で活躍した歴史的意義のある名機であるため、退役後には保存・展示されていた。ベースとなった一七式の情報が少ないため、どの程度の改修が行われたのかは不明。なお長道の乗機とする際に展示されていた状態からも改修されており、一八式にできて継衛にできないことはない。背部のヘイグス機関や頭部のヘイグス粒子砲など、全体的なシルエットは一八式と同じだが、頭部両側面の鋏形のパーツや楔形の胸部装甲、右腕に装備された実体弾兵器、対ヘイグスビームコーティングなど、若干仕様が異なっている。
一部のパーツは一八式や一九式と互換性があるが、戦線復帰に併せてパーツの再生産が始まっている。一九式と同様の胸部装甲材への換装や人工カビの追加など、武装や装備のアップグレードや本体の近代化が随時行われており、改修を続けながら今後も使用される。
継衛 テルル救出作戦時
テルルを救出さするために惑星「セブン」に向かったときの仕様。
衛星軌道に大シュガフ船がおり、ガウナに見つかれば生存の可能性はないため、一五式衛人のパーツを用いて、頭部ヘイグス粒子砲の除去、背部ユニットの非ヘイグス機関への換装など、徹底的にヘイグス粒子と人工カビに関係する装備を排除して、ガウナに探知される可能性を低くしている。ヘイグス機関を持たないため出力もかなり低下しており、動作も重い。エネルギー消費の少ない武装を装備しているものの、カビを装備していない本機ではガウナを倒せないため、交戦は一切禁止されている。
一八式衛人(いちはちしきもりと)
衛人操縦士および訓練生が搭乗する現用(第1話時点)の衛人。
生産は岐神開発。鋭角的なフォルムは類似しているが、高性能だが高コストという一七式から開発思想を転換し、機能や装備を簡略化することで大量生産を可能にした。また操縦の一部を自動化することで訓練時間の短縮も実現した。外装の白色は塗装ではなく非金属系素材の色で、関節部分だけはヘイグス焼け防止の塗装が施されている[7]。操縦士のナンバーと同じ機体番号が、左肩前面と右肩後面にマーキングされており、赤井班のように特別にパーソナルカラーが与えられることもある。なおアニメ版では機体色が薄いブルーに変更されている。総数は不明だが、カビザシ回収任務の時点では守備隊の256機と回収チームのうち長道の継衛を除く3機を合わせて少なくとも259機が稼動状態にあった。長らくガウナとの交戦がなかったため、資源の採取や回収作業にも利用されており、一九式衛人の配備開始後も併用されている。
隼風(はやかぜ)
一八式衛人のために開発された自律支援機。
「高速自律支援装甲」とも呼ばれる。細長い四角錐型をしており、4機の衛人をその装甲内で連結できる。中心となる芯の先端には人工カビを装備し、十分な速度が出ていればガウナの2、3体は貫通できる他、加速後に芯を分離してガウナにぶつけることも可能。4枚の装甲は分離後も各衛人に残り、大気圏突入用の筏となるほか、滑空用の膜状の翼を展開できる。
一九式衛人 (いちきゅうしきもりと)
一八式の後継機として開発された新型衛人。生産は東亜重工。一八式より強化された装甲を持ちながら軽量化されており、4騎掌位の一八式を抜き去るほどの加速力を有する。また重力下でも二足歩行が可能。
二零式衛人
東亜重工で開発中の新型衛人。継衛の正当な後継機を目指しているため、「継衛マークⅡ」ともよばれる。
高コスト実験機
「特殊新型実験機」とも。二零式衛人の開発に当たり、先行して開発された実験機。
生産コストは一九式の100倍にも達する。実験機であるためか、今までの平面や直線で構成された衛人と異なり、まるでフレームむき出しのような外見が特徴で、背部のヘイグス機関も巨大な四角錐型のユニットから四枚羽の翼型のユニットに変更されている。落合によるガウナ研究の成果である新素材や新型ヘイグス機関を使用しており、従来機とは比較にならないほど軽量(巨大なパーツを人の手で持ち上げてしまえる)であり、惑星に墜落しても壊れないほど頑丈で恒星の莫大な熱量にすら耐えるフレーム(それでも二零式の目指す純度99.999%に対して純度30%以下)、従来機とは比較にならない機動性を持っており、融合個体に匹敵するスペックを持つ。準慣性制御装置や耐熱、放射線や太陽風などの電磁波を遮断するバンアレンシールドなどのパイロットの保護性能も極めて高い。反面、素材の生成や成型には膨大な時間とコストを必要とし、いったん成型したパーツの改造も難しい。そのためテルルの救出作戦では、一五式のパーツを組み込むなどの改造が出来ないため、ベースには継衛が使用された。また、搭載機器や武装は開発が継続中であり、戦闘中に既存素材で作ったパーツが壊れたり、武装の精度が使用するたび落ちたりするなどの問題点もある。開発過程で得られた技術は、既存の衛人にもフィードバックされ始めており、水城配備の一九式は、コックピットの防護殻に本機と同様の新素材を用いたことで、パイロットの生存性が格段に向上した。この措置は水城が帰還する頃には、随時シドニア配備の一九式と一八式にも適用されている。
継衛改ニ
二零式衛人の開発が遅れている(内部機器の開発が遅れているのと、新素材による一九式と一八式の改装が優先されているため)こともあり新たに製造された機体。フレームの純度は二零式と同等ながら、シドニア設備への対応やハードポイントの設置など急増品であった高コスト実験機の不備を改良している。外観は兄弟機である高コスト実験機に比べ平面のパーツが多くなり、既存の衛人の外観(特に継衛)に近くなっている。
今までの衛人には無かった新兵装として全身に人工カビで出来た黒い刃を装備しており、この刃はパイロットの判断で射出も可能。
水城(みずき)
正式名称「鶴音(たづがね)型 戦術防巡艦 水城」。衛人の量産と平行し、大シュガフ船との決戦を想定して建造された新造艦。艦長は設計にもかかわった纈が務める。全長は723mで、24機の衛人と1000名の乗員を擁し、補給なしでシドニアから離れて、長期間航行することが出来る。武装も充実しており、120センチ重質量砲2基、46センチ重質量砲4基、高出力ヘイグス粒子砲1基、20ミリ機関砲12基と新兵器「対ガウナ誘導飛翔体(同時16目標対応)」を装備している。また、通常推進のほかに、消えた様に見えるほどの加速を起こす特殊加速が可能となっている。通常時は纈と操舵士のテルルを含む6名のブリッジクルーで操船を行うが、戦闘時には纈が一括して航行と火器を管制して戦うことも出来る。
カタログスペックではオカリナ級のシュガフ船を5隻同時に相手にしても勝てるとされているが、実際は初戦だったことやガウナの想定外の行動があったとはいえ、1隻相手に船体の損害と衛人の損失を出している。また大シュガフ船を相手にするには千隻必要と推定されている。
輸送船
惑星「セブン」に向かう際に利用した輸送船。衛人を二機搭載し、重質量砲や誘導飛翔体など若干の武装も施されている。ヘイグス機関が使えないことから来るエネルギー不足から、大シュガフ船の近くをスイングバイしたが、この時大シュガフ船を詳細に観測、予測より高密度であり本体数が当初予測の5~10倍になる可能性が判明した。
カビザシ
カビを穂先に使用した槍形の武器。
長さは衛人の1.5倍程度。カビは通常のいかなる物質にも定着せず加工もできないが、ガウナのエナにのみは親和し定着するため、カビと柄をエナで繋ぎ合わせた構造となっている。: 基本的には各班のリーダー機が装備し(「槍手」と呼ばれる)、他の機体がヘイグス粒子砲等でエナを引き剥がし、露出した本体をカビザシで仕留めるという戦法が取られる。シドニアには第1話時点で28本が現存するのみであり、出撃する衛人に対して限られた本数しか使用許可が下りない。装備した衛人が撃破された際には可能な限り回収され、その場での回収が困難な場合でも別途回収作戦が行われるなど、重要度は非常に高い。
なお原作第1話の仮象訓練装置内の継衛は、人工カビ実用化を想定した全体がカビで出来た刀(後の人工カビ刀)を装備してガウナを撃破していたが、アニメではカビザシに変更されている。
衛人腕部
一見するとシールド付のシンプルな腕部だが、接近戦用のカッターや高速速射砲、ミサイルなど多数の武装を収めたウェポンプラットホームとなっており、後の人工カビザシや弾体加速装置、射出手を装備するハードポイントともなっている。
ヘイグス粒子砲
ヘイグス粒子を用いたエネルギー砲。衛人の頭部や戦闘艦に搭載されている。エナを引き剥がすことは出来るものの、ガウナ本体を破壊することは出来ない。ガウナ本体を破壊するには「カビザシ」を使う必要がある。 アニメでは衛人側が青色、ガウナ側は赤色で描写される。
重質量砲
大質量の実体弾を射出する兵器。シドニアや防巡の主砲。シドニアの砲は船体側面の各所に埋め込む形で格納されており、使用時に展開されて目標に向けられる。円筒形の弾体は衛人より大きいが、ガウナを直撃しても遠方に弾き飛ばすだけで、倒すことは出来ない。GCPDS登場後は、その威力を遺憾なく発揮して、小シュガフ船クラスのガウナすら数発で破壊できるようになった。
大重質量砲
重質量砲の上位に当たる兵器で、シドニアの船体中心を貫く全長28kmの弾体加速装置により実体弾を射出する。船体を後退させるほどの強い反動があり、安易には使えない。
対惑星ミサイル
惑星を破壊する威力を持つ誘導兵器。シドニアに接近する小惑星の破壊などに使われるが、動きの大きい目標への命中率は低い。別名「プラネットバスター」。
アニメでは名称が「対惑星誘導飛翔体」に変更されている、
収納型人工カビザシ
腕内に収納されている人工カビを用いた小型のカビザシ。
GCPDS(ガウナ本体貫通弾)
質量弾と人工カビを組み合わせた複合弾。弾体加速装置や質量砲から射出され、着弾の物理エネルギーでガウナのエナを吹き飛ばした後、人工カビが本体に穴を開けガウナを倒す。これの登場によりガウナを遠距離から倒すことが可能になった。
弾体加速装置
衛人の右前腕に接続される質量砲。GCPDSの登場により、対ガウナ戦の主力武器となっている。
超高速弾体加速装置
弾体加速装置に追加砲身を取り付けたもので、衛人の4倍以上の長さを持つ。GCPDS初使用はこの状態で行われた。
人工カビ刀
人工カビを刃とした格闘兵装。高コスト実験機装備のものは、エナごと本体を破壊できるが、まだ試験装備であり、使うごとに切れ味が急激に低下する。後に改良型が開発され継衛改ニの全身に装備されている。
重力子放射線射出装置
落合が数百年にわたって研究していた兵器。融合個体のエナを使って完成されたが、内部の仕組みなどは不明。その威力は凄まじく、ガウナを消滅させ、惑星「ナイン」の衛星を半壊させた。カビ以外で唯一ガウナを倒すことができた兵器でもある。機械的な装置としての開発は成功しなかったがシドニアでは一般にも知られていたらしく、纈の行きつけの模型店に完成予想図から起こしたフルスクラッチのモデルが衛人に装備された状態で展示されていた。名称は作者の複数の作品に登場する究極兵器で、一種のスター・システム的なガジェット。

歴史・文化[編集]

本編前の歴史
  • 2109年 太陽系外にて地球外生命体(ガウナ)とファーストコンタクト
  • 2371年 衆合船が地球に接近し、46体のガウナが地球に降下、ほぼ同時期に人類がヘイグス粒子の運用を実用化する
  • 時期不明 ガウナにより地球破壊、播種船による太陽系脱出開始
  • 2384年 8/2 シドニア出航
  • 2513年 11/6 - 2691年 2/26 最も近い距離の播種船アポシムズとの最後の交信、内容は「さよならシドニア」
  • 2700年頃(シドニア出航紀元500年頃) 知的生命体の建造したと思われる謎の建造物を発見
調査中に遭遇したガウナを建造物内で発見した謎の物質(カビ)により撃破
史上初のガウナ討伐の功績により、調査隊の隊員である小林やヒ山達は不死の船員会メンバーとなる
  • 時期不明 ガ273のエナの一部を回収
  • 時期不明 落合、回収された人型エナを解剖中、人間の子宮に酷似した器官を発見する
  • 3300年頃 第四次ガウナ防衛戦
斉藤ヒロキにより融合個体とガウナは撃破されるも、シドニア船員は不死の船員会24名(落合を含めた場合25名)、一般船員392名まで減る
落合、メインコンピュータの中央記録を補助脳に移し、元のデータの大半を破棄する。事件後、ヒロキにより逮捕される
ガウナの侵入時に食糧プラントを失ったため、食糧危機に陥る
科戸瀬ユレ、遺伝子操作により光合成能力を得る方法を提案、実行される
落合を使い補助脳からデータを安全に抽出する技術を確立
ユレ、能力を評価され不死の船員会となる
ヒロキ、シドニア中央の意向に反感を持ち逃亡、隠匿生活に入る
  • 時期不明 主力衛人、岐神開発の一八式へ移行。東亜重工は下請けへ
  • 3380年 ヒロキ、発見されるも不老薬を摂取していなかったため老衰
小林により初めから不死の機能を組み込んだヒロキの換装用クローン(谷風長道)が造られる
ヒロキ、幼い長道を連れて再度逃走、ヒ山はヒロキの逃亡を幇助したことで不死の船員会メンバーより解任
  • 3391年 ヒロキ死亡
  • 3394年(シドニア出航紀元1009年) シドニア出航から約千年、食料を探しに地上に出た長道、発見される
第四次奇居子防衛戦
第1話の100年前に発生したガウナとの大規模戦闘。
戦闘末期に落合が起動した融合個体が暴走しカビザシを投棄してしまったため、シドニア居住区内にガウナ2体の侵入を許し、人口の99%が失われた。カビザシを回収し戻った斎藤ヒロキの活躍により全滅は免れたが、残ったのは417名という大打撃となった。この危機から早期に立ち直るため、科戸瀬ユレにより少ない食料でも生きられる光合成能力を付加する遺伝子改造が実施された。またこれ以降はガウナとの遭遇を回避することに徹していたため、第1話時点では最後の直接戦闘でもある。原作では回想としてのみ語られているが、アニメ第一巻のBD特典として書き下ろし漫画「シドニアの騎士 前日譚 第四次奇居子防衛戦」が収録される。
シドニア人
第1話時点での一般的なシドニア人は、長道のような例外を除き、遺伝子改造により光合成が可能になっている。このため大量の食料を必要とせず、食事は週一回程度で活動することが出来る。また、男性でも女性でもない「中性」やクローン人間も存在しており、銭湯・光合成室・更衣室などには男女用以外に中性用が存在する。遺伝子改造に対する禁忌は見られないが、一部には偏見がある模様。機械による身体改造を行う者もいる。死亡後は有機転換炉と呼ばれる施設で身体が分解されシドニア内で再利用される。また地球を離れてかなりの年月がたっているため、星の重力を知る者は少ない。
衛人操縦士
シドニア軍で衛人を操縦する戦闘要員。正規操縦士は、各種施設の優先利用権や大がかりな葬儀等の特権を与えられている。一方で生還率は半分以下、初陣では更に低いとされており、慢性的に人手が不足している。物語中盤以降はGCPDSの登場や一九式衛人の配備、長道の要請によるコックピットの新素材化などにより、生存率も上がりベテランパイロットも増えているが、それでも一定数の死者が出ている。そのほか、操縦士は幹線移動機関のそばに住まなければならない。このため、長道も基地直通エレベータが設置されている近くの物件を選んでいる。
光合成
現行のシドニア人が遺伝子改造によって得た能力。小型のライトでも可能である。現実の葉緑体を用いた光合成と異なるようでシドニア人の肌は緑色ではない。基本的に裸で行うため、相手を光合成に誘うことは食事に誘う以上の意味を持っている。
重力
シドニアでは地球は離れて千年近くなるため、本物の重力を知らないことからくる憧れや安定の象徴として、いろんな行事や物の接頭語として使われている。
重力祭り
シドニアで開かれる大規模なお祭り。当日は街路にヘイグス灯篭が灯される中灯屋台が並び、人々は着飾って遊ぶ。
重力杯
重力祭り最終日に行われる衛人による模擬戦闘。カビザシを模した槍で武装し、相手から一本を先取した方が勝ち。一対一の個人戦と班同士の集団戦がある。
重力麺
自動販売機で売られている即席カップ麺。蛇腹状に折りたたまれたカップを上下に引っ張るとすぐ食べられる。その手軽さから長道も良く食べている。

組織[編集]

東亜重工
有力な開発・生産企業で、衛人を始めとする各種兵器、操縦服などの装備類、船内の設備・備品や日用品に至るまで様々な研究開発と生産を担っている。一八式衛人の生産を岐神開発に奪われたため規模を縮小していたが、一九式衛人の開発で復活する。名称は作者の複数の作品に登場する企業名で、一種のスター・システム的なガジェット。
岐神開発
有力な兵器開発企業で一八式衛人の生産を行ってきたが、後継機は東亜重工が開発した一九式衛人とされたため、その下請けに回ることになる。後に岐神海苔夫を乗っ取った落合の下で、融合個体を作り出す拠点となる。
不死の船員会
シドニアの意思決定権を握る最上位船員の集まり。
ブリッジの上に専用室がありメンバーはそこに集合し、設置された機械に入っている。「各人の持つ知識と経験は個人のものではなくシドニアのもの」という誓いを立てており、勝手に死ぬことは許されない。そのため老化を抑止する薬を使用して不老を保つのを許され、換装用のクローンも用意されている。ただし、例えば頭を撃ち抜かれれば他の人間同様に死ぬので、完全な意味での不死ではない。また斎藤やヒ山のように権限を剥奪された者も存在する。その存在は限られた人間にしか知らされておらず、一部で噂が流れる程度で都市伝説化している。最上位船員は一般船員の前では仮面を着けており、その身分が明らかになる形で素顔を晒すことはない。
非武装主義者
ガウナは「カビザシ」に引き寄せられてやって来る「カビザシ=ガウナ連動論」を唱え、シドニアが「カビザシ」を放棄してこちらから攻撃しなければ、ガウナも襲ってこないと考える集団。また、長道が現れてからガウナの出現が頻発したため、長道がガウナを呼び寄せていると考える勢力もいる。一部がガウナとの戦争を続けるシドニアから降り、非武装で「レム恒星系」へ植民しようとするが壊滅。ガウナがヘイグス粒子に反応することが確認されてからは、非ヘイグス船を建造してシドニアから出て行こうとするが、植民の原則を守っていた艦長にも呆れられ、船内での立場も消失した。

施設・舞台[編集]

居住塔
居住区の大空間の中心を貫く巨大な塔状の建造物。
内部の各住居・施設は、入り組んだ通路や階段で結ばれた立体的な構造をしており、外周壁との間には空中回廊が渡されている。居住区内は「ヘイグス灯」で照らされ、季節も再現されている。現在はヘイグス粒子温存のため冬モードになっており、熱利用の効率化を図るためにも、出来るだけ集まって暮らすことが推奨されている。居住区の下層部は廃棄物などが投棄されるスペースであるため行き来は可能だが、居住区よりも複雑に入り組んでいるため、逃げ込んだ斎藤ヒロキは発見されなかった。
外周壁
シドニアの外壁の最も内側の土地で、居住塔とは向かい合った形となる。シドニアでは高級物件であり、ある程度上級の船員でないと居住許可が下りない。長道は無制限居住許可書を所持しており、つむぎ本体の部屋に近く、訪れるのに都合の良い旧配管の多い家物件を借りている。
ラピュタ
居住区の大空間に浮遊する岩塊。ウミガメのような海棲生物の生息する小規模な海岸や、滝、桟橋に付随したボートハウス、中世ヨーロッパの古城を模した宿泊施設等が点在するリゾートエリア。正規操縦士等でない者が入るには、その招待が必要。
ヘイグス誘導海中浮遊槽
シドニア内部の4分の1を占める海水層内を、透明なカプセルに入って漂う娯楽施設。海水層には大型のイカクラゲ等の海棲生物が生息している[注 6]。正規操縦士1名につき、同伴者1名が利用を許される。
千秋郷
シドニアが地球を周回した際に、初代艦長が造らせたという景勝地。桜の名所。巨大な展望ドーム内の無重力対応風呂もある。かなり上位の船員しか入れないらしい。
外生研(がいせいけん)
正式名称は「外宇宙生命体研究所」。ガウナの研究を行っており、回収した胞衣(エナ)を収容する施設がある。いざとなれば切り離せるようシドニア外殻上の船外にあり、船内とは直接繋がっていない。長道が回収した、ガウナがエナで再現したエナ星白も、ここへ運ばれた。
MSCF(最厳重警備隔離施設)
最上位船員でなければ近づくことも許されない施設。過去に落合が生み出した融合個体が保管されていた。ユレの管轄下にあるらしい。
謎の建造物
6世紀前にシドニア付近を漂流していた構造物。表面には多数の穴が開いている。
斎藤や小林らが内部を探査中にカビを発見、同時に人類初となるガウナの撃破に成功した。
地球
1000年以上前に崩壊しているため、現行のシドニア人は歴史としてしか知らない。
レム恒星系
シドニアが植民のために向かっていた恒星系恒星レムを中心とし、現在9個までの惑星が確認されている。
惑星「セブン」
レム恒星系7番目の惑星。 豊かな水を持つ惑星で衛星も持っている。シドニアからの非武装主義の植民者が、惑星のテラフォーミングのために衛星に前哨基地を設けたが、大シュガフ船に衛星ごと破壊された。
惑星「ナイン」
レム恒星系9番目の惑星。ガス大気の惑星で、惑星大気内には多数の浮遊大陸が存在し、といくつかの衛星を持っている。大シュガフ船との対決を決めたシドニアが向かい、ガウナとの戦闘の末に掌握、環からの資源調達や訓練などを行っている。衛星のひとつは、重力子放射線射出装置により破壊されてしまった。

技術[編集]

ヘイグス粒子
本作における重要なエネルギー源で、宇宙空間に無尽蔵に存在する。推進用の「ヘイグス機関」や固定武装の「ヘイグス粒子砲」、通信用の「ヘイグス通信」から、艦内の明るさの調整を行う「ヘイグス灯」など、幅広い分野に不可欠。ガウナにとってもエナの生成に必要であり、本体に蓄積されている他、宇宙空間にあるものを使ってエナを幾度も再生することが可能。長道と星白が漂流した際も、捕集膜を展開することでヘイグス粒子の捕獲が試みられた。干渉すると爆発する性質があるため、ガ487戦で長道はこの性質を利用し、一撃でエナを引き剥がした。
安全帯
シドニア船員に必須の個人装備で、腰部ベルトとそれに命綱で結ばれたフックから構成される。私服やスーツを着ている場合でも常時装着が義務付けられており、シドニア船内の人工重力が停止する場合や急加速が行われる場合などには(重力警報が発令される)、船内各所にある安全手摺りに接続して身体を確保する。実際の重力停止や急加速の際には、安全帯の接続が間に合わなかったり構造物自体が崩壊したりして、多数の死傷者が出る。安全手摺りの強度確認は操縦士の懲罰としても行われている。
補助脳
落合の脳の補助記憶装置。落合の発明品。落合がシドニアのライブラリの大半をこの補助脳に複製した後、元のライブラリを消去してしまったため、落合の知識とシドニアが保存してきた全記録がこの中に封じ込められることになった。単体では機能せず、情報を引き出すには落合本人の脳を経由する必要がある。外部に漏れないよう岐神家が代々管理している。
スキンスーツ(操縦士服)
衛人操縦士が着用する、体に密着するタイプの宇宙服。負傷時の鎮痛機能や蘇生機能の他、生体尿管カテーテルで採取した尿から水分を濾過する機能、いざというときの自爆機能などを備えている。靴底は床に吸着して歩ける仕様になっている。滅多なことでは新調せず、修繕を重ねて代々受け継がれているため外装には多数の傷が付いているが、生体尿管カテーテルなどの生体パーツは交換される。
訓練生の場合はほぼ白一色で、左上腕部に名前のみ記載されている。ヘルメットは正規操縦士とは異なる球状のもので、各人のデザインの差はない。
正規操縦士の場合も白一色なのは共通だが、左上腕部と左胸に名前とナンバー(機体番号と共通)が記載され、ヘルメットの額部分にも同じナンバーが入っている。各人によって細かなデザインの違いがある。
カビ(「穎」)
ガウナ本体の中枢系組織が拒絶反応を起こす物質で、これで本体に穴を開けることで、ガウナを倒すことができる。これが発見されるまで、人類にはガウナを倒す手段がなかった。謎の建造物から見つかった物質のため数が限られ、人工カビが生産されるまでは非常に貴重なものだった。
人工カビ
融合個体を利用して人工的に生産されたカビ。落合によるガウナ研究の成果。色は赤色。ガウナ本体貫通弾、人工カビ刀など、衛人の装備に使用される。非常に貴重だったカビを使い捨てにすることを可能にし、対ガウナ戦を一変させた。脆いという弱点があり、接近戦武器への使用には欠点があったが、後に重量がかさむものの脆さを改善した黒色の新型人工カビが登場した。
仮象訓練装置
衛人の訓練用操縦シミュレータ。
単なる操縦だけでなくシナリオに沿ったモードが用意されており、第一話での「第二開拓局防衛」以外にも「居住区内戦闘」があるという。またその訓練成績を数値化しランキングする機能も備えている。一八式用は大型計算機を思わせる大きな箱形だが、長道が地下で使用していた一七式用は潜水艇の耐圧殻のような球形をしている。これは一九式の開発計画が始まった頃に作られたものらしく、一九式用の完成品とよく似た形状で、後々開発が予定されていた人工カビ製の武器や超高速弾体加速装置といった当時未実装の装備の訓練も登録されていた。
掌位(しょうい)
移動時に複数の衛人が腕を交差して手を握り合い一体化すること。これにより加速力を高めることができる。掌位を組む衛人の機数Xによって「X騎掌位」と呼称される。基本的に班ごとに組むが、機数が増えるほど加速性能が高まるらしく、近くの機体が集まって組んだり、出撃全機が巨大な輪になって組んだりすることもある。生身で触れたことのない相手と掌位を組むと事故が起きるというジンクスがあり、事前に握手しておくのが慣例となっている。
対ガウナ戦
ガウナ一体に対し、アシスト役がヘイグス粒子砲で本隊を露出させ、カビザシを持った「槍手」がとどめを刺す。ガウナとの接近戦は危険度が格段に高いため、「槍手」に高い技量が求められる。星白の記憶により戦術を把握し、衛人に類似した動きをする紅天蛾には効果がない。
衛人の戦闘時における最小戦術単位。
カビザシを使った戦闘では集団戦が基本となるため、出撃後すぐに班単位で集合・行動する。カビザシを装備した「槍手」がリーダーとなる。また「赤井班」「サマリ班」など、槍手となる操縦士の名前で呼称される。

奇居子[編集]

奇居子(ガウナ)
共通紀元2109年に太陽系外宙域で人類が遭遇した外宇宙生命体。
シドニアでは、「ガXXX」のようにガの後に発見順の番号を振った(物語最初に登場したガウナの場合ガ487)識別番号が付けられ、場合によってはさらに個体名が付与される。名称は作者の複数の作品に登場する怪物で、一種のスター・システム的なガジェット。
人類がヘイグス粒子を扱い始めるのとほぼ同時期に現れた。2371年に太陽系に侵入した衆合船(シュガフせん、下記参照)は、46体のガウナを地球に投下し地球を破壊するなど、人類に壊滅的打撃を与えた。人類が太陽系から脱出した後も執拗に追跡・攻撃を続けている。
丸い本体を外皮である胞衣(エナ)が包んだ構造をしている。エナの形状は一定ではなく、捕食した人間の遺伝子情報や衛人を再現することもある。完全に撃破するには、エナを排除した上で露出した本体をカビで破壊しなければならないが、エナは急速に再生するため複数機で連携して攻撃する必要がある。本体を破壊されるとエナは制御を失って泡状に分解するが、本体破壊前に切り離されたエナは、エナ星白のようにそのままの形を保つ場合もあり、シドニアにも何点か保存されている。また、そうしたエナが単独で人間を襲った事例は、少なくともシドニアにはない。
ヘイグス粒子とカビを集中的・優先的に狙う性質があり、それらがない場合はガウナの探知範囲に入らなければ発見されない。ガウナの力は非常に強く、組み付かれれたり、触手で掴まれた場合、僚機に救出してもらうしか衛人(最新式の継衛改ニの機力でも)では脱出方法はない。
衆合船(シュガフせん)
無数のガウナの集合体で、ガウナの巣および母船として機能する。規模の小さなものは小シュガフ船と呼ばれる。
大シュガフ船
長道が地上に出たのと同じ頃、シドニアから3光年先に発見されたシュガフ船。惑星に匹敵する大きさを持つ。
オカリナ
シドニアが自由浮遊ガス惑星を破壊した際、残留ガス塊から出現した小シュガフ船。「小シュガフ船二一」と呼称されていたが、緑川纈が識別のため命名した。推定内包ガウナ数は5000体。
紅天蛾(ベニスズメ)
星白閑の操縦していた衛人から再現された衛人型ガウナの中でも、極めて高い戦闘力をもつ個体。シドニアが自由浮遊ガス惑星を破壊した際に出現し、当初は「ガ490」と呼称されていた。
幾度となくシドニアの前に現れ、シドニア軍に甚大な損害を与える。登場する度に姿を変えるが、いずれも星白機の機体番号だった「702」の文字が入っている。内部には人語を発する、星白を再現したエナが存在する。捕食した星白の記憶から情報を引き出し、これまでのシドニア軍の対ガウナ戦における戦術を完全に把握している。
作者の読み切り作品に『戦翅甲蟲 天蛾(せんしかっちゅう すずめが)』[注 7]があり、類似したデザインの存在が登場する。当初の構想では次回作をこの作品に近いものにしようとも考えていたが、最終的には王道的な内容(本作)に変更したという[7]

書誌情報[編集]

弐瓶勉 『シドニアの騎士』 講談社アフタヌーンKC〉 既刊12巻(2014年3月時点)

  1. 2009年9月23日初版発行 ISBN 978-4-06-314597-7
  2. 2010年2月23日初版発行 ISBN 978-4-06-310633-6
  3. 2010年7月23日初版発行 ISBN 978-4-06-310680-0
  4. 2010年12月22日初版発行 ISBN 978-4-06-310716-6
  5. 2011年5月23日初版発行 ISBN 978-4-06-310753-1
  6. 2011年10月21日初版発行 ISBN 978-4-06-310783-8
  7. 2012年3月23日初版発行 ISBN 978-4-06-387812-7
  8. 2012年7月23日初版発行 ISBN 978-4-06-387833-2
  9. 2012年12月21日初版発行 ISBN 978-4-06-387853-0
  10. 2013年5月23日初版発行 ISBN 978-4-06-387886-8
  11. 2013年10月23日初版発行 ISBN 978-4-06-387928-5
  12. 2014年3月20日初版発行 ISBN 978-4-06-387965-0

テレビアニメ[編集]

2014年4月から6月までMBSTBSCBCBS-TBSアニメイズム』B1にて放送された。制作を担当するポリゴン・ピクチュアズの設立30周年記念作品であり、日本のテレビアニメへの本格的な初参入でもある。ポリゴン・ピクチュアズが得意とする3DCGが利用されているものの「アニメ感を強く出すため」として背景など一部に手書きが併用されており[8]厳密にはフル3Dアニメではない。監督の静野孔文は本作を「2Dを活かしつつ3Dを中心に制作した作品」「デジタルアニメーション」と定義している[8]

放送当日の納品などスケジュールの遅延が常態化している日本のアニメ業界であるが、本作品は放送の2カ月前に納品が完了するなど、海外基準の制作速度が確保されている[9]

衛人のCGモデルのベースは、コトブキヤが模型化する際に作成した図面を利用している[7]が、表面のキズや汚れを単にモデリングするだけでなく、機体毎にキズのパターンを変えたり、部隊ごとに担当エリアが異なるという設定を追加し、一八式は部隊ごとに異なる配色にしたり腕章のデザインを変えるなどの演出がなされている[10]

BD / DVDでは3Dの利点を活かし、放送版とは異なるアングルからの映像が特典として収録される。またBDではリニアPCMの2ch音声に加えてドルビーTrueHDによる5.1chサラウンド音声が収録されている[注 8]。スターチャイルドから発売されているBDによるTVアニメ作品においては本作が初めてである[注 9]

キャラクターデザインを担当する森山佑樹は当初、原作の絵柄と近年(2010年代)のアニメで主流となっているデザインの中間案を提示したが、監督は原作と違う作品になってしまうと判断し、最終的に原作のデザインに近いCGモデルと森山のデザインをモーフィングした「原作50%と今風50%」の案を選定した[8]

原作では外来語を避けて極力日本語を使っている[5]が、アニメでも「対惑星ミサイル」を「対惑星誘導飛翔体」と言い換えたり、サブタイトルを漢字二文字に統一するなど、原作の方針を踏襲している。

ポリゴン・ピクチュアズは2013年にインドネシアシンガポールで開催された「ANIME FESTIVAL ASIA」において、谷風役の逢坂などが審査員となった声優のオーディションを開催。選ばれたシンガポール人のシャーメイン・タンが11話で管制官役として参加した[11]

一部登場人物の名前や勢威の配置転換の理由など、アニメで初めて明かされた設定も多い。

第12話の放送において第2期『シドニアの騎士 第九惑星戦役』制作決定が発表された。

スタッフ[編集]

  • 原作 - 弐瓶勉講談社月刊アフタヌーン」連載)
  • 企画 - 森山敦、鈴木伸育、塩田周三
  • 監督 - 静野孔文
  • 副監督 - 瀬下寛之
  • シリーズ構成 - 村井さだゆき
  • プロダクションデザイナー - 田中直哉
  • キャラクターデザイナー - 森山佑樹
  • コンセプトアーティスト - 千賀智恵、川田英治
  • グラフィックデザイナー - 長藤寛和、宮澤聖二、桑原竜也
  • 美術監督 - 西野隆世
  • 色彩設計 - 野地弘納
  • 造形監督 - 片塰満則
  • CGスーパーバイザー - 上本雅之、長崎高士
  • アニメーションディレクター - こうじ
  • 演出 - 安藤裕章
  • バトルアニマティクス - 大串映二
  • 編集 - 吉平直弘
  • 音響監督 - 岩浪美和
  • 音楽 - 朝倉紀行
  • 音楽制作 - スターチャイルドレコード
  • エグゼクティブプロデューサー - 中西豪、松下卓也、守屋秀樹、丸山博雄
  • プロデューサー - 山中隆弘、山崎慶彦、石丸健二、橋本龍
  • 制作プロデューサー - 鈴木和裕
  • アソシエイトプロデューサー - 樫村勉、武智恒雄
  • アニメーション制作 - ポリゴン・ピクチュアズ
  • 製作 - 東亜重工動画制作局、MBS

主題歌[編集]

第1期
オープニングテーマ「シドニア
作詞 - atsuko / 作曲 - atsuko、KATSU / 編曲 - KATSU / 歌 - angela
エンディングテーマ「掌 -show-
作詞 - 喜多村英梨河合英嗣 / 作曲・編曲 - 河合英嗣 / 歌 - 喜多村英梨

各話リスト[編集]

話数 サブタイトル 脚本 ストーリーボード
第1期
#01 初陣 村井さだゆき 安藤裕章
大串映二
#02 星空 末田宜史
大串映二
#03 栄光 増井壮一
#04 選択 山田哲弥 亀井隆
#05 漂流 村越繁 安藤裕章
#06 敬礼 村井さだゆき
#07 覚悟 村越繁 阿部記之
#08 不死 山田哲弥 森田宏幸
#09 眼差 村井さだゆき 城所聖明
#10 決意 村越繁 安藤裕章
#11 衝突 山田哲弥 森田宏幸
#12 帰艦 村井さだゆき

放送局[編集]

放送地域 放送局 放送期間 放送日時 放送系列 備考
第1期
近畿広域圏 毎日放送 2014年4月11日 - 6月27日 金曜 1:49 - 2:19(木曜深夜) TBS系列 製作局
字幕放送
関東広域圏 TBSテレビ 2014年4月12日 - 6月28日 土曜 1:55 - 2:25(金曜深夜) 字幕放送
中京広域圏 CBCテレビ 土曜 2:37 - 3:07(金曜深夜)
日本全域 BS-TBS 2014年4月13日 - 6月29日 日曜 0:00 - 0:30(土曜深夜) TBS系列
BS放送
GyaO! 日曜 12:00 更新 ネット配信
バンダイチャンネル 2014年4月14日 - 6月30日 月曜 0:00 更新(日曜深夜) 見放題サービス利用者は全話見放題
dアニメストア[12] 月曜 12:00 更新
ニコニコ生放送 月曜 22:00 - 22:30
ニコニコチャンネル 月曜 22:30 更新
AT-X 2014年4月22日 - 7月8日 火曜 23:00 - 23:30 CS放送 リピート放送あり

BD / DVD[編集]

発売日 収録話 規格品番
BD DVD
第1期
1 2014年5月28日 第1話 - 第2話 KIXA-90429 KIBA-2116
2 2014年6月25日 第3話 - 第4話 KIXA-90430 KIBA-2117
3 2014年7月23日 第5話 - 第6話 KIXA-90431 KIBA-2118
4 2014年8月27日予定 第7話 - 第8話 KIXA-90432 KIBA-2119
5 2014年9月24日予定 第9話 - 第10話 KIXA-90433 KIBA-2120
6 2014年10月22日予定 第11話 - 第12話 KIXA-90434 KIBA-2121

Webラジオ[編集]

ラジオ シドニアの騎士〜綾と綾音の秘密の光合成〜』のタイトルで2014年3月28日より音泉にて配信中。毎週金曜更新。出演は洲崎綾(星白閑 役)、佐倉綾音(岐神海蘊 役)[13]

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ なお、同人マークの有効範囲は本作第1巻に遡って全話で適用される。
  2. ^ Webラジオにて配信されているコラボムービーにて演じた。
  3. ^ 纈が17式のプラモデル発売時に「斎藤専用機の色」について悩むシーンがあるが、「継衛で第四次奇居子防衛戦を戦った」のは「撃墜王」とされている。
  4. ^ コミックス13巻特装版付録ドラマCD。アニメ1期は未登場。
  5. ^ 一般のハードSFでの播種船英語版 (EIS:Embryo carrying Interstellar Starship) とは、長期間の航行と効率の観点から、凍った状態の人間やそのを惑星間輸送する宇宙船に対して使われることが多い。
  6. ^ 海水層は、地球の海に生息していた生物の「ノアの箱舟」としての役割を担う(Webラジオより)。
  7. ^ 短編集の「ブラム学園! アンドソーオン」(ISBN 978-4063145311)に収録されている。
  8. ^ 本編のみ。DVDでは2chのみの収録となる。
  9. ^ 劇場用作品ではヱヴァンゲリヲン新劇場版等においてライバル規格であるDTSDTS-HDマスターオーディオが採用されている。

出典[編集]

  1. ^ 弐瓶勉の正道ロボットSF「シドニアの騎士」がアニメ化”. コミックナタリー. 2013年5月22日閲覧。
  2. ^ SFアニメ『シドニアの騎士』第2キ制作決定”. 2014年7月2日閲覧。
  3. ^ 進撃の巨人インタビュー|マガメガ|週刊少年マガジン
  4. ^ honto - 進撃の巨人 著者 諫山創インタビュー
  5. ^ a b 『シドニアの騎士』弐瓶先生インタビュー - 電子書籍ストア BookLive!
  6. ^ 弐瓶勉『シドニアの騎士』に「同人OK」マークが付きました!”. アフタヌーン公式サイト「モアイ」(講談社). 2013年10月23日閲覧。
  7. ^ a b c d 「シドニアの騎士 弐瓶勉の世界」、『電撃ホビーマガジン』2013年9月号、アスキー・メディアワークス2013年7月25日
  8. ^ a b c 『シドニアの騎士』静野孔文監督インタビュー「アニメ業界の『革命』を見逃さないでほしい」 | アニソムニア
  9. ^ [ http://wired.jp/2014/07/11/cha2014-2/ 日本のクリエイティヴは「製造業」たりえるか?:『シドニアの騎士』にみるCGスタジオの起死回生 « WIRED.jp] - WIRED
  10. ^ TVアニメ『シドニアの騎士』、そのコダワリに迫る記事を「CGWORLD」誌から特別掲載! 第2回はメカデザインに迫ります。 - アフタヌーン公式サイト - モアイ
  11. ^ コミックナタリー - 「シドニアの騎士」制作のポリゴン・ピクチュアズに潜入
  12. ^ シドニアの騎士”. ドコモ・アニメストア. dアニメストア. 2014年6月24日閲覧。
  13. ^ ラジオ シドニアの騎士〜綾と綾音の秘密の光合成〜”. 音泉. 2014年4月21日閲覧。

外部リンク[編集]

毎日放送 アニメイズム B1
前番組 番組名 次番組
鬼灯の冷徹
※1:35 - 2:05
シドニアの騎士