荒川アンダー ザ ブリッジ

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荒川アンダーザブリッジ』(あらかわアンダー ザ ブリッジ)は、中村光による漫画作品。2004年よりヤングガンガンで連載中の電波系ギャグ・ラブコメディ作品。

月刊ガンガンWING」に連載されていた『中村工房』のキャラが多数出演している。

目次

[編集] あらすじ

主人公・市ノ宮行は世界のトップ企業社長の御曹司。幼い頃から父に「他人に借りを作るな」と教えられ、その教え通りに借りを作らずに生きてきた。

しかし、ひょんなことから溺れかけた際、荒川河川敷に住むニノに命を救われる。「命の恩人」という余りに重すぎる借り。ニノが行に要求したのは「私に恋をさせてくれないか?」という事だった。こうして行はニノの恋人となり、自身も橋の下で生活することになる。

荒川の橋下では常識から外れた人々がいっぱい住んでいた。行は「リクルート」という名前を与えられ、橋下の住人の一人として暮らす事に……。


[編集] 登場人物


注意以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。


[編集] 荒川河川敷の住人

市ノ宮 行(いちのみや こう)=リクルート(通称「リク」)
大財閥「市ノ宮グループ」の御曹司であり、大学生ながら自身も多数の会社を設立している若きエリート。22歳。172cm。56kg。乙女座。A型。
とある出来事で命の恩人となったニノに借りを返す為、ニノの恋人となり、名前も「リクルート」(命名は村長)に改めて河川敷に住む事になる。ニノを始めとする荒川河川敷を住処にする住民達の(常識というピントが外れた)マイペースさに振り回される日々を送っている。
他人に作った借りを返さないとストレス喘息を引き起こしてしまう体質だが、河川敷に来てからは殆ど起こさなくなった。幼い頃から英才教育を受けてきた為、多数の楽器を扱える、子供の頃空手で黒帯を取った、花火師の資格を持つなど得意分野は多岐に亘る。
荒川の破天荒な住人達との生活の中でガチガチに凝り固まった常識を覆され、「常識」とは何であるかを改めて考えさせられるようになる。本人は気付いていないまたは認めようとしないが、ニノだけでなく他の住人達との生活もだんだん楽しく思うようになり、特にニノの事は心底大切に想うようになっていく。
過去のトラウマや悲しい記憶から父親の積をずっと恐れていたが、彼が提案した荒川の再開発計画で立ち退きせざるを得なくなった時、恐れていた積に立ち向かおうとする勇気を見せた。
頭脳明晰・容姿端麗なため学生時代から相当モテて、バレンタインに贈られるチョコの数も3桁にまで及んだが、他人とは最低限の関わりしか持ってこなかったせいで恋愛レベルに関しては中学生以下。しかし21歳にして恋人とのファーストキスを迎え、その後しばらくは不気味なほど舞い上がっていた。ニノを巡って星とは犬猿の仲だが、今まで心にもないお世辞やおべっかばかり使う「友達」に囲まれて暮らしてきた彼にとって、言いたい放題・やりたい放題な星とは、悪友の様な関係になりつつある。ニノの故郷(?)の金星に皆で付いて行く事が決定してからは、荒川の川底に宇宙ステーション(後に村長の別荘と判明)を作ったり、協調性のテストをしたり、割と具体的な訓練を積み重ね中。(だが、本人はニノの金星関連の話は、いまだ「電波」として認識している。)
当初は橋下における仕事をしておらず、ヒモ呼ばわりされていたが、教える事が得意という才能を生かして、ニノ・鉄人兄弟・ステラ・アマゾネス(?)を相手に先生の仕事をしている。本作品におけるほぼ唯一のツッコミであり、荒川河川敷の住人のボケに対応するのは殆どリク一人である。また逆に彼がボケた時は、荒川住人のほぼ全ての人にツッコミを入れられる。
ニノ
荒川河川敷に住む謎の少女。とても可愛いらしい電波さん。自称「金星人」。リクを自分の恋人にする。159cm。43kg。作者は彼女をアヴリル・ラヴィーンの若い頃をモデルにして書いた。男性(命令)口調(当初は自分の一人称が「」だったが、後半からは「」になった。理由はリクの為に勉強して、『彼女』にジョブチェンジしようした為)で喋る。仕事は魚を獲る事。
名前の由来は着用しているジャージのゼッケン「2-3」からだと思われる。物忘れが激しく、リクに河川敷に住まうように言ったのも彼の顔を忘れない為。家はダンボールハウスだが、中には唯一豪華なビロード張りのベッドがある。しかし寝る時は、そのベッドに備え付けてある引き出しの中で寝る。夢遊病の気があり、睡眠中快適な場所を求め彷徨い歩く事もしばしば。また眠っている最中に限り、シスターから伝授された護身術(合気道)を使いこなす事が出来る。当初は無表情で淡白な態度と口調が目立ったが、リクと付き合い始めてから笑顔をよく見せるようになる(シスター曰く、リクが来るまで笑った事がなかったらしい)。
両親からの送り物と思しき大量のカセットテープを保管しており、その内の1本にニノの素性を示す重大なメッセージがあったのだが、星がその上から歌を重ね録りしてしまった為、分からずじまいとなってしまった。彼女の心からの願いは「ずっとみんなといっしょにいること」だが、もうすぐ故郷(?)の金星に帰らなければならないらしく、その事を告白する際、リクに自分と一緒に来て欲しいと頼み込み、その話を聞き付けた他の皆も付いて来る事になった。リクの恋人を宣言する割には「デート」という行為を知らなかった。その反面リクから渡されたウェデングドレスを一人で完璧に着こなして見せた(リクは前にもこういう衣装を着る機会がニノにあったのではないかと推測する)り、「キス」という単語を知っていた上でリクに平然とキスしたりと、ちぐはぐな言動も多い。隊長がニノをストーキングした漫画「ドキュメント・オブ・ヴィーナス」のネームの絵によると、何の装備もなしに1時間以上も荒川の川底に立っていられたらしく、少なくとも普通の人間でない事は確か。
村長(そんちょう)
河川敷の村長で自称河童。見かけによらず人望があり、住人(荒川河川敷に住むホームレス)達を仕切っている。自称620歳。(7巻巻末のプロフィールでは江戸時代あたりから生きているとの記述もある。)176cm。85kg(甲羅含む)。
新しい住人が来ると見た目の雰囲気等から(主に適当な)名前を付ける。大物の片鱗を覗かせる事があり、根拠のない「大丈夫」でも人を安心させられる部分がある。ニノの事情に精通していて、彼女の両親から定期的に送られてくる(と思われる)カセットテープは村長を介してニノへ届けられる。
自分を河童であると言い張っているが、ポリプロピレン素材の着ぐるみを着たれっきとした人間(リク以外は皆、本物の河童だと思っている)。中の人はジーンズが似合う好青年らしい。また無駄にいい声らしく劇中では「明夫ボイス」と紹介された。スーツには小型のファンを仕込んである為、夏でも平気。
恋愛事に関してはリクと同じかそれ以上に鈍く、P子の自分への想いに全く気付いていない。ニノの母星へ行く為の宇宙訓練と偽ってリク達に川底に別荘(通称「かぱちゃんハウス」)を造らせ、そこで快適な暮らしを営んでいる。
星(ほし)
橋の下のアーティスト。本人曰く「星だけにスター」。定期的にコンサートを河川敷で開いているが、披露する曲は珍妙な内容のものが殆ど。星の形をした被りもの(実際は満月の形をした被りものの上に、顔の部分に穴の開いた五角形の星を被っている)をしている。24歳。179cm。61kg。牡牛座。B型。
ニノの事が好きで、彼女の恋人であるリクをライバル視している。その為リクによく低次元な嫌がらせをするが、何だかんだでリクとは気が合い、台詞や考えがシンクロする事も多々ある。心底ショックを受け落ち込んだ時(主にニノ関連)は、マスクを裏側に被り自らを「ヒトデ」と称する。河童とは違い人外と言い張るつもりはなく、マスクを外して橋の上にあるコンビニへ買い物に行く事も。中の人は結構美形。髪の色は赤っぽい茶髪。ヘビースモーカーで、特にセブンスターを好んで吸う。
4年前まで売れっ子ミュージシャンだったらしく、サードアルバムはオリコンで1位を取るほどだった。しかし彼自身に作詞・作曲の才能はなく、自分とは違って才能の塊だったプロデューサーに作詞・作曲してもらっていた。そのジレンマによる苛立ちで、使わせてもらえなかった、またはストレスをぶつけただけの即興の歌をよく荒川で歌っていた所をニノと出会い(ちなみに当時の彼は、「プロデューサーという太陽がなければ歌えない、自分の力で光れない情けない衛星」という意味を込めて三日月のマスクを被っていた。本人曰く、ミュージシャンには昔から自傷癖のある奴が多いのと同じ意味らしい)、自分の歌に素直に称賛を貰った事で彼女に惚れた。その時、「お前はぴかぴかの一等星だろ」と言われた事がきっかけで星型のマスクを被り始め、それ以来、河川敷でトレーラーハウスに住んでいる。「いいとも」に出た事があるらしいが、ジョン・レノンに電話を貰った、自分の回ではエルヴィス・プレスリーに電話したなどと言っている為、真偽は定かではない。
シスター
修道女の格好をした屈強な大男で、河川敷の教会で毎週日曜にミサを執り行っている。修道服の下は軍服。29歳。208cm。92kg。A型。水瓶座。国籍はイギリス
お気に入りの銃はシグサワーP226。好きな匍匐前進は第二匍匐。得意料理はオクローシカ[1]身につけている十字架は八端十字架
容姿が整った美青年だが右頬に大きな傷がある。元傭兵であり、大量の銃火器を所有していたり、反射的に反撃してしまったり、そこかしこにトラップを仕掛けたりと傭兵時代のクセが抜けていない。クッキーやケーキなどのスウィーツ作りが得意であったりと家庭的な面もあるが、常に第3次世界大戦に備えている・教会の地下が核シェルターになっている(梅雨による増水の時にも水没しない)・ミサイルなどの単語に異常な素早さで反応するなどのことから、リクからは「戦場に飢えたなんちゃって聖職者」「ウォーキングハザードシスター」などと称されることも。本名は不明だが、リクの部下を演じた時はフランツと名乗った。
昔マリアの「戦場鋏術奥義 サ●エ’Sファーザー」で波平カットにされて以来、その鮮やかな手際に一目惚れしてしまう。マリアの毒舌が数少ない弱点で、傍から見ればマリアの毒舌にもノーダメージに見えるが、それは昔拷問に耐える為に無表情でいる訓練を行ったため。顔に出てないだけでその実しっかり傷付いており、マリアからの毒舌が限界値を超えると頬の傷が開き血が噴き出る。(マリアが他の男への好意を匂わせた場合などにも同様に出血する。)また、ポーカーフェイスの原因はそれだけではなく、波平頭にされて部隊に戻った時の隊員たちの止まない嘲笑に傷付き、そこから表情が無くなったという元来の繊細さの為でもある。
ちなみに某国のスパイだったマリアとは三年間連れ添い、結婚まで考えていたために敗戦の決め手となるような機密情報を漏らしてしまったという過去もある。村長に恩があるらしく、彼に対してだけは敬語を使う。冬には拳で語り合ったという熊・アレキサンドラの毛皮を被って防寒する。本人は「弾の当たるもの以外信じない」主義だが、一応シスターらしく幽霊は見えているようである。
コミックス3巻にてとてもカッコいいポーズで表紙を飾り、本作のキテレツな内容を知らない多くの未読購入者をペテンに掛けた。読者間ではNo.1の人気を誇り、京都で行われたサイン会で同時に行った人気投票では同様に人気なリク・ニノ・星を追い抜かしただけでなく、投票の結果の棒グラフが彼だけ折り返した。
訪問者のリクエストに応える作者公式HPの企画では、作者から以下のコメントがつけられていた。[2]
・「シスターはトランクスかボクサーパンツでしょうか」(リクエスト【ふんどし姿のシスター】)
・「タバコは吸いませんが、傭兵時代は吸ったんじゃないかな・・」(リクエスト【頭にかぶっているのをとって、喫煙中なシスター】)
モデルは作者が小学生の頃お気に入りだったというパンチングシスター人形。作者が中学生の頃からできていたキャラで、その当時はすぐに人を撃つキャラだったらしい。
シロ
常に白線を引きつつ、その上を移動するおじさん。本名は「白井通(しらい とおる)」。43歳。176cm。65kg。蟹座。O型。
本人曰く、うっかり出張先で「白線から落ちたら妻が、白色コーニッシュになってしまう」というルールで白線渡りを始めてしまってから、実に6年間白線渡りを続けている。それ以来、妻(名前は「白井薫」)と娘(高校生)の待つ北海道の家には数年に亘って戻っていない。自らのルールを盾にして勝負事では大人気ない一面を見せる。
実は気立ての良い一流企業の元営業マンで、その頃に培った品格・教養・雰囲気は衰えておらず、高井が引き抜こうとしたり島崎が勝手にラブ・トラップに引っかかったりと、「ワタラー」要素を除いた素地は悪くないようだ。
普段は腕と足の部分に穴の開いた寝袋を着込んでいる。「ホワイトライン オーストラリア杯」に出場する為に毎回妻に保証人になってもらっていて、6年も下らない理由で離れているにも関わらず妻と娘からは愛されている。
ちなみに橋の下では何も仕事をしていない。
鉄人兄弟
鉄のマスクを常にかぶっている子供の兄弟(恐らく双子)。90cm。40kg。O型。双子座
仮面を外せば、超能力が使えるらしい(本人たち曰く「空も飛べるし、時空も超えられる」)。超能力関係の事になるとキャラが変わる。
仕事はドラム缶風呂屋。毎日のようにお揃いの服を着ており、夏の間はセーラー服を、冬の間は黒いパーカーを着てジーンズを穿いている。3年前までとある研究所にNo.29、No.30という番号で収容されていたらしく、「地獄のようなその場所」から脱走し河川敷に流れ着いた。その頃のトラウマで年に一回は疑心暗鬼の発作が起こり、住人達を研究員の変装だと思い込み大騒ぎする。しかし住人達も、彼等に付き合って大掛かりな演技を行い楽しんでいる。(ただし初めてその発作に遭遇したリクは、一人酷い目にあった。)その研究所にいた頃に都内JR線の駅名を電極を直接脳に挿して覚えさせられ、脱走した今でもそれらの駅名を寝言で言うようになってしまった。それにより「鉄ちゃん」の「鉄」から取って「鉄人」という名前を付けられたらしい。
当初は彼等もニノに好意を抱いており、星と同じくリクを敵視していたが星の様にリクに嫌がらせをする事はなく、リクから泳ぎを教わったのを最初にそれ以降もリクが教師を始めるなどしてから、彼によく懐くようになった。5巻のカバー裏で、兄の名前が鉄朗。弟の名前が鉄雄である事が判明。だが区別はつかない。
P子(ぴーこ)
河川敷住人の食べる野菜を作っている少女。葉っぱを思わせるアホ毛がある。22歳。130cm。体重は秘匿。魚座。A型。
殺人的なドジっ娘である事を除けば、面倒見が良く住人の中では一番協調性が高いなど、割合マトモな性格をしており、リクにツッコミを入れる事も多い。葉っぱを思わせるアホ毛はしばらくすると真ん中から新芽(?)が生えてしまう為、3日に一度はラストサムライの元へ通っている。
野菜をこよなく愛しており、河川敷の住人達の好みに合わせて育てている。P子自身の大好物の野菜はピーマンで、リクに初めて会った際に「ごめん俺ピーマン嫌い」と言われた時は激しく取り乱した。冬の間は野菜の種や苗を探す旅に出ている。上記の通り年齢に反してかなり小柄かつ幼児体型で、その事は当人にとって大きなコンプレックスとなっている。村長に恋している為、彼の好物のキュウリを特に多く栽培している。アタックを仕掛けた事も多々あるが、村長が鈍いため中々気付いて貰えない(星、リク、ニノなどの住人達は知っている)。
ステラ
シスターを追ってイギリスからやってきた孤児院育ちの少女。髪型はツインテール。260cm、210kg(拳王時)。獅子座。O型。
シスターが好きで、一度マリアに勝負を挑んだが敗北。その事がキッカケでマリアと仲良くなる。銃を構えたシスターの首を抑えられる数少ない人物。身体能力は高いが、実はカナヅチ。
性格に裏と表があり、「表」は素直で無垢な少女だが、「裏」の時は広島弁で喋るほぼヤクザである。中盤以降、怒りや嫉妬などから体が巨大化(通称拳王)することもしばしば。夢は橋の下のみんなで「家族(ファミリー)」になること(ただし狙っているのはファーザーの座)とシスターを守れるくらい大きくなること。荒川王座決定戦では「マリアにお母さんになってもらう」という願い事もしていた。鉄人兄弟と仲が良く、彼等を舎弟に置いている。
マリア
牛、馬、羊、鶏などの家畜を飼育している女性。河川敷住人の食べる卵・乳製品を作っている。168cm。85kg(暗器含む)。AB型。蠍座
人を怒らせるのが大好きな毒舌美人さん。極度の(というか病的な)サディストで、特に寝起きの時は酷く、シスター曰く「寝起きのマリアはSの化身」。そのドSさで、立ち退きの要求に来た横柄な交通省の役人を、完膚なきまでに「醜い豚」へと調教したこともある。女性は苛めない主義だが、数日間誰も苛めないでいると女性でも容赦なく苛める(今のところ限界は6日間)。それ以外の場合ではニノを気にかけたりステラに対してお母さんがわりを容認するなど、庇護的態度を見せる面も。
シスターに好かれている(某国の元スパイらしく、シスターとは戦場で出会った。その頃の異名は「美しきミサイル迎撃装置」)が、全く気にしていない。というか、それを知っていてわざとシスターに毒舌を吐く。華奢な体躯からは想像も出来ない位強く、拳王状態のステラが軽くあしらわれる程である。シスターとの実力差は作中の記述によると「風神雷神のごとく拮抗」。ただし荒川王座決定戦ではシスター自ら重しを着て戦い「ハンデだ」と宣言したり、逆にシスターはマリアの毒舌が一番の弱点であることから、実際の実力差は容易には計れない。(ちなみに、荒川王座決定戦ではトラウマ&毒舌攻撃のコンボによりマリアが圧勝した。)彼女の過去はシスターもよく知らないが、マリア本人は「今までの人生からじゃ考えられない位 今がとても幸せ」と言っている。
過去に女スパイとしてシスターにハニートラップを仕掛け、三年間連れ添った挙句に「敗戦の決め手となった」(シスター談)機密情報を獲得した過去があるらしい。それを含め、スパイであった過去は度々シスターに(実力行使で)口止めしている。
ラストサムライ
髷を結ったTシャツ姿の青年。一人称は「拙者」で、語尾に「ござる」を付ける。178cm。68kg。O型。山羊座
仕事は美容師で、鋏のかわりに日本刀で髪をカットする。剣術の達人で、彼の髪を切るスピードはまさに神速である。実家は武家の血筋。
河川敷に来る以前はカリスマ美容師として主に女性に持て囃されたイケメン青年で、あのマリアにすら「悪くない」と言わしめた。その人気は女性客が彼を目で追わないように、カットの時は目隠しをしていた程であった。しかし女の子達の言いなりに店を動かしていく内に自分のしたいカットが分からなくなり、一族に代々受け継がれる刀を心を落ち着ける為に河川敷で振り回していた時に村長と出逢った。村長の言葉で自分が本当にやりたいことを見つけ、河川敷に来てからは己の信念を象徴する「まげない」という言葉の書かれたTシャツをいつも着ている。
一度自分のセンスに自信をなくし、住人達の手でかつてのカリスマ美容師の姿へ戻ったが、再び自分の信念を取り戻し二刀流となった。それ以来以外の最新トレンドは認めなくなっている。
ビリー
オウムの青年。「ビリー」はロカビリーの略。タイハクオウム4歳。180cm。74kg。獅子座。A型。
オウムの覆面を被った硬派な男。渋そうな雰囲気を漂わせており、事あるごとにリクや星も惚れてしまうほど男らしい一面をのぞかせ「アニキ」と呼ばれている。夏でも常にスーツ着用している。
元は関東最大最強の組織「国鳥会」の伝説的なヤクザだったが組長の女(ジャクリーン)に手を出し、2人で逃げて現在に至る。そして彼女を奪い取った記念日に組長の元へ行き、ケジメをつけた(風切羽をつめた)。
ジャクリーン
ビリーの恋人。女王蜂。彼女曰く、巣には3万匹の子供と1万匹のダンナが居るらしい。仕事はエステティシャン。165cm。47kg。射手座。B型。年齢はビリーより年上。
上記の通り元はビリーが所属していた組の組長の女だったらしく、その頃に着ていた着物を今でも持っている。ツバメからの報告を受けビリーを助けに行こうとするが、「女王蜂の命と引き換えの一度きりの毒を使わせないために必ず帰ってくる」という記念日の約束を守ったビリーと無事再会を果たした。

[編集] その他

市ノ宮 積(いちのみや せき)
リクの実父であり市ノ宮カンパニーの社長。「他人に借りを作るべからず」という家訓のもとでは、たとえ息子であっても容赦しない厳格な男。リクにとってはよりも怖い人物。高井のことを苦手に思っており、島崎の報告から高井は消してほしいと思っている。175cm。59kg。天秤座。A型。
リクの河川敷暮らしを島崎から知らされ、その生活をやめさせるべく荒川の再開発計画を立ち上げるが、謎の青年がかけた圧力により中止を余儀なくされる。その後河川敷にリクの様子を見に行き、その時リクが自分の携帯に電話してきた事から、結局は電話を取らなかったものの、リクが自分に抗議しようとするまでに成長した事を知り、当分は様子見に入る事にした模様。ちなみにその時ニノに出会っており、第1話のリク同様エキセントリックな子供たちにズボンを奪われ、橋の上に引っ掛けられたズボンを彼女に取って貰った(家訓に倣って受け取りはせず、その後パンツ一丁でいた所を警官に補導される。その取り調べの最中、パンツ一丁で警官を圧倒する威圧を放ち鎮座していた)。その際誰かの面影をニノに見ている。
高井 照正(たかい てるまさ)
リクが外で経営する会社の社員で、役職は秘書。リクを(傍目から見ると気味が悪いほど)溺愛している。51歳。174cm。59kg。A型。山羊座。
10年前、仕事しか頭になかった事が原因で妻に逃げられており、茫然自失となっていた彼にとっては、仕事の合間に送られてくる当時小学生のリクの指示のメールを読むのが心の支えだった。リクを孤独から救ってやりたいと思い、父子のようになりたいと思ってさえいたが、リクが昔と違い1人ではない事、色んな表情が出来るようになった事を、積とは違い感涙の涙を流すほど喜ばしく思っている。ニノには感謝しているが、時折嫉妬のあまり姑の様な態度を取る事も。
島崎(しまざき)
リクの会社「GOES」の社員。クールな雰囲気の美女。32歳。169cm。50kg。A型。蟹座。
表向きは高井と同じくリクの会社の社員だが、実際はリクの父、市ノ宮積からの命を受けリクの動向を探っている。現在は積の命令でニノのことも探っているが、調査を続ける内にニノの持つ『莫大な価値ある物』について探り当て、己の野心のために積にそれを隠し続け、河川敷の監視を続けている。
シロに初めて会って以来彼に好意を抱いており、アマゾネス達が監視する荒川上流周辺を探りに来たはずがシロの隠し撮りに没頭したり(しかもそれ以前から、『白井様お気に入りショット集』という写真集を作っている)、住人たちの健康診断のために高井と再び河川敷を訪れた時は、「再検査の必要あり」と嘘の診断をしてまで後日彼と2人きりになろうとしたりなど、だんだん当初の目的を忘れ暴走してきており、シロが既婚者であることは知らないまま彼といい感じになりつつある。以前よりも雰囲気が柔らかくなったと周囲から好評価を受けているが、シロにあやかって彼女も白線渡りをしているため、奇異な目で見られてもいる。
謎の男
積による再開発計画を裏で阻止した、神出鬼没な謎の人物。大臣曰く、「素性を知らない方がいい」らしい。

常に和装に身を包んでおり、アマゾネスからは「ボス」と呼ばれている。ニノの事は大切に思っており、彼女の事を探る島崎を脅した事もある。第222話の回想シーンによると、かなり以前にニノの両親からニノを託されたらしく、その時の「約束」に従って彼女と彼女の「家」である河川敷を守り続けている。

地球防衛軍隊長(漫画家)
萌え系の少女漫画『ぴーなっツインズ』を描いている青年漫画家。ペンネームは「くわばらぽてち」。28歳。162cm。48kg。B型。双子座。
単行本は大売れでアニメ化もしたが、本人自身はSF漫画を描きたがっている。しかし「流行らない」と担当編集者に言われ苦悩していた。
ある時、荒川河川敷へ行き村長と星に出会い、抑圧していたSFへの情熱を解放され「地球防衛軍隊長」を名乗り始める。その後何度か河川敷彼を訪れており、村長や星、シスターなどと電波同士波長が合ってしまう。リクが彼の住人化を阻止しようと嘘をついた所為で、リクとニノを金星人と思い込み、ニノを警戒してる節もある。
「Pファンタジー」という週刊誌で念願のSF漫画(読み切り)を描かせてもらう事になったが、知らないうちに何故か連載になってしまい現実逃避して河川敷のリクの家に逃げ込み、河川敷の住人達がそれぞれ主人公の同人誌を賄賂として渡し住人になろうとしていた。しかし、リクから連絡を受けた担当と村長に諭され仕事場へ帰って行った。
その後無事SF漫画「ギャラクシーアンダーザブリッジ」を連載する。内容は住人達に渡した同人誌の内容をそのまま詰め込んだ意味不明のSF漫画だが、読者から意外な支持を得て人気が沸騰。ただし、謎の男の手回しによる「“萌え”が銀河を救う」との各惑星からの手紙を信じ込み、現在は萌え漫画に復帰しているようだ。
アマゾネス
シスターが河川敷の男性たちによる野球試合でカッ飛ばしたボールをリクが取りに行った(正確には行かされた)時、埼玉の河原で出会った屈強な(一応)少女。初登場時の口調はいわゆる“片言”だったが、自分の正体をごまかすためとリクに対するアプローチのため、初登場の回のラストから女子高生口調の片言へと変化した。見かけによらず意外と病弱。普段は化粧をしているが、実は素顔は美少女。17歳。198cm。体重は自称りんご2個分。A型。牡牛座。
歴史上のアマゾネスそのまままの格好をしており、天狗の面を着けた男3人を従えている(アマゾネス曰く、「全てメス天狗のアマゾネス)」)。好物のアイス「ガリガリ様」の当たりを一発で引き当てたのと、元々美形だった事もあってリクに惚れてしまい、天狗たちが催眠術を使ってまで彼女とリクをくっ付けようとしたが、その直前で星の妨害もあってリクが自力で催眠を解いたのと、ニノのリクへの想いの強さに敗れ、ひとまずはリクの事を諦めた。その後はリクへの愛が諦めきれないが故に、体力増強のため取り敢えずビリーズブートキャンプを買った。今度は河川敷の縁日にて再登場しリクにアプローチを仕掛けるが、結局はニノに敵わない事を自覚し涙する。しかし星に「あのバカの事が大好きで一生懸命なお前は結構カワイイと思った」という言葉を掛けられ、彼がガリガリ様の当たりを引き当てた事もあり星に心変わりした。
実は謎の男の命令で荒川上流の地下にある宇宙ステーションの様な施設にあるロケット(?)を守る為、周辺を24時間監視している。
天狗3人衆
アマゾネスと共に『秘宝』を守る、黒髪2人、金髪1人の青年たち。ビキニの上部分と「恥じらい」「Cカップ」などど描かれた変なTシャツを着ている。
アマゾネスの事は大切に思っており、「アマゾネスの恋応援計画」を成功させようとして、催眠術を使って彼女とリクをくっ付けようとした。アマゾネスが星に惚れた後は、「俺達のことは『お兄さん』でいい」「ガリガリ様に認められた第2の男」などと気さくな態度で接していた。
ツバメ
国鳥会に所属する、ビリーの弟分。ジャクリーンにビリーの危機を報せに来た。高井がリクを溺愛するのと同じレベルで、ビリーに心酔している。

以上で物語・作品・登場人物に関する核心部分の記述は終わりです。


[編集] 単行本

雑誌に掲載されたカラー4ページを収録。

  1. 2005年8月25日 ISBN 4757514816 表紙はニノ。
  2. 2005年12月25日 ISBN 4757515766 表紙は星。
  3. 2006年5月25日 ISBN 4757516835 表紙はシスター。
  4. 2006年12月25日 ISBN 4757518366 表紙は市ノ宮積。
  5. 2007年5月25日 ISBN 4757520182 表紙は村長。
  6. 2007年12月25日 ISBN 9784757521629 表紙はマリア。
  7. 2008年5月25日 ISBN 9784757522671 表紙はシロ。
  8. 2008年12月25日 ISBN 9784757524309 表紙はP子。

主人公であるにもかかわらずリクは一度も表紙を飾ったことは無い。

[編集] 脚注

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  1. ^ サイン会にて配布された『荒川河川敷住民票』より。
  2. ^ 作者公式HPに設置されていた『5000hitリク絵用BBS』にて記載。

[編集] 外部リンク