やくしまるえつこ

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やくしまるえつこ
基本情報
別名 ティカ・α
TUTU HELVETICA
職業 歌手作詞家作曲家音楽プロデューサー
担当楽器 ボーカル
活動期間 2006年 -
レーベル みらいrecords
スターチャイルド
commmons
共同作業者 相対性理論
公式サイト やくしまるえつこ YAKYSHIMRU ETSUKO WEB SITE

やくしまる えつこ1987年6月3日 - )は、日本女性歌手作詞家作曲家音楽プロデューサー。ミュージシャンとして相対性理論、TUTU HELVETICA[1]、やくしまるえつことd.v.d、熱海のピンチョン、ひらくし°などのユニットで活動するほか、イラスト、朗読、ナレーション、CM音楽などの幅広い芸術活動を行っている。作詞・作曲を行う際の別名義はティカ・α[2]

坂本龍一鈴木慶一近田春夫高橋幸宏砂原良徳栗コーダーカルテット大友良英Giulietta Machineジム・オルーク、d.v.d、菅野よう子simメルツバウECDドラびでおフィッシュマンズら数々のアーティストとの共作や共演を行い、ポップソングから、ジョン・ゾーンのコブラのような即興セッションへの参加まで、ボーダーレスな活動が特徴的である。

人物・エピソード[編集]

  • やくしまるが「相対性理論」と命名した由来は、やくしまるの父親の職業が科学者であることから[3]
  • 相対性理論よりも以前は「熱海のピンチョン」という活動をしていた[4]
  • 相対性理論」などのプロジェクトのコンセプトを立案・掌握するプロデューサーである[5]
  • 「LOVEずっきゅん」のPVには、やくしまるによって「年月が経って氷解するような暗号」が3つ仕込まれている[6]
  • レコーディングエンジニアによると、小さな声で話しても遠くまでよく聴こえるほど、倍音成分が非常に多い特殊な声質の持ち主である[7]
  • スチャダラパーのBOSE曰く、「気がついている人も多いと思うが、世界は去年ぐらいから完全に、やくしまるさんを中心に回り始めている。」[8]
  • エンジニアのZAKによると「彼女の声を聞いていてコトダマというコトバ(文字と音)を思い浮かべた。それくらい声(口から発せられる音)が純化している」[9]
  • ライブ中のMCは一言だけで、演奏の合間にゆっくりと水を飲み、演奏中にiPhoneを見ていることもある[10]
  • やくしまるの声による時報サイト"TOKEI Tick Endless"や、真鍋大度との3Dサイトなど、メディアアーティストとのWEB作品も多い[11][12][13]
  • ファッションブランドとの企画やファッション誌の連載などでモデルとしての活動も行う[14][15]
  • 漫画や小説を読むのが趣味で、好きな作品に『ヴィンランド・サガ』、いがらしみきお作品、トマス・ピンチョンJ・G・バラードの小説などを挙げている[16][17][18]
  • ボーカル以外にも「EOG演奏」という自分自身の生体データを用いた独自の演奏や、やくしまるえつこオリジナル楽器dimtaktの開発・演奏、Oculus Riftを使用したステージコントロールも行う[19][20][21]
  • 相対性理論でもお馴染みのキャッチーなメロディーだけに留まらず、それに更に変則的(変態的)な展開が加わるのが「やくしまるえつこ」の曲の大きな特徴のひとつとされる[22]
  • 相対性理論として到達した言葉と音の関係が「COSMOS vs ALIEN」で更に遥か先へと更新され、「ノルニル・少年よ我に帰れ」では一つの大きな到達点を迎えたとされている[23]
  • 自身の作品を全てセルフプロデュースで作りながら、いくつもの姿を巧みに使い分けるようなその姿勢は「自分自身の実在性/非実在性と自由に戯れ、時に細胞分裂を繰り返しては、そのイメージを一作ごとに更新し続けるアーティストとしてのやくしまるえつこ、当事者でもあり、自分とそっくりの似姿を生み出しもし、さらにはすべてを支配するプロデューサーでもあるやくしまるえつこ」と評される[24]
  • SPUR.JPにて、本人によるエッセイを書き下ろした「きょうの三面鏡」。を連載している。

来歴[編集]

相対性理論での活動は該当記事を参照

ディスコグラフィ[編集]

ソロ名義の作品を記載。相対性理論のリリース作品は該当記事を参照

シングル[編集]

リリース日 タイトル 規格品番
1st 2009年10月21日 おやすみパラドックス/ジェニーはご機嫌ななめ KICM-1296
2nd 2010年5月26日 ヴィーナスとジーザス KICM-1312
3rd 2010年11月17日 COSMOS vs ALIEN[31] KICM-1323
4th 2011年5月25日 ルル/ときめきハッカー KICM-1340
5th 2011年10月5日 ノルニル・少年よ我に帰れ KICM-3238
6th 2012年9月26日 ヤミヤミ・ロンリープラネット RZCM-59131
7th 2014年1月29日 X次元へようこそ/絶対ムッシュ制 VTCL-35175

アルバム[編集]

リリース日 タイトル 規格品番
1st 2013年4月10日 RADIO ONSEN EUTOPIA XNMR-01225
RZCM-59360/B

配信シングル[編集]

  • 坂本龍一+やくしまるえつこ『adaptation 05.1 - eyrs 〜 adaptation 05.2 ballet m_canique - eyrs』[32]
  • やくしまるえつこ『チア・チア』 [33]
  • やくしまるえつこ『やくしまるえつこ車内放送 大月⇔河口湖』 [34]

その他[編集]

  • やくしまるえつこ『朗読CD』 (STUDIO VOICE 2009年7月号特別付録)
    1. 森の神 (作 夢野久作)
    2. 奇巌城 アルセーヌ・ルパン (作 モーリス・ルブラン Music ECD)
    3. 山のコドモ (作 岡本かの子 Music Merzbow)
  • やくしまるえつこメトロオーケストラ『ノルニル・少年よ我に帰れ』リミックスCDノルニル・少年よ我に帰れ先着購入者特典)
    1. ノルニル remixed by Ametsub
    2. 少年よ我に帰れ remixed by DJ BAKU
  • やくしまるえつこ (2009年9月14日) - 着うた配信限定[26]
    1. 分解くんの歌
    2. 宇宙ちゃんの歌
  • やくしまるえつこ「きりきり舞い」 (「新・人間万葉歌〜阿久悠作詞集」収録)
  • やくしまるえつこ「ピーターラビットとわたし」 (『大貫妙子トリビュート・アルバム -Tribute to Taeko Onuki-』収録)
  • やくしまるえつこ「乙女のポリシー」 (「美少女戦士セーラームーン THE 20TH ANNIVERSARY MEMORIAL TRIBUTE」収録)

参加ユニット[編集]

  • 「やくしまるえつこ と d.v.d」

- 2010年4月7日に1stアルバム「Blu-Day」をリリース。 - 2011年12月に2ndアルバム「Gurugle Earth」をリリース。

参加作品[編集]

  • detune. 「sono」 - コーラスとヴォイスで参加。
  • オムニバス 「ウクレレ手塚治虫」 - 「栗コーダーカルテット&やくしまるえつこ」として、「バンパイヤ」をカバー。
  • ジム・オルーク 「All Kinds of People 〜Love Burt Bacharach〜 produced by Jim O'Rourke」 - 「Anonymous Phone Call」に参加。
  • 鈴木慶一 「Keiichi Suzuki:Music for Films and Games」 - 「Smiles and Tears」に参加。
  • YAMP KOLT 「yes」 - 「おひさまは太陽」に参加。
  • 大島輝之 「The Sounds Fur Klastar Point」 - オペレーターとして参加。
  • 湯浅湾 「浮波」 - DISC2『ミミズ』に参加。
  • 新・人間万葉歌〜阿久悠 作詞集 - 「きりきり舞い」(編曲・演奏 Giulietta Machine)をカバー
  • コーネリアス 「NHK デザインあ サウンドトラック」 - 「やじるしソング」に歌唱で参加。[35]

楽曲提供[編集]

展覧会[編集]

  • 2012年
    • やくしまるえつこ「ミオデソプシア | myodesopsia」TALION GALLERY、東京
    • アートアクセスあだち「音まち千住の縁」東京
  • 2013年

イラスト提供[編集]

  • GAINAX 「SF百景」 - [37]
  • 菅野よう子×手嶌葵 「Because」 - ジャケットイラストを担当。
  • HMV ONLINE 「HMVアニメ!」 - オリジナルキャラクター「えっちゃん店長」を描き下ろし。[38]
  • 今日マチ子とのコラボマンガ[39]
  • 『公式版 すばらしいフィッシュマンズの本』(INFASパブリケーションズ) - やくしまるえつこ 描き下ろしイラスト「大雨洪水警報」掲載
  • スペース☆ダンディ - ED宇宙人イラスト
  • ユリイカ2012年10月号 特集ジョン・ケージ 鳴り続ける〈音〉 生誕100年/没後20年 - 「彼女は本当に泥棒だった」を寄稿 [40]
  • Moit Beats - ジャケットのインナーイラストを担当[41]
  • 相対性理論、やくしまるえつこの全作品のイラスト。

執筆・寄稿[編集]

  • SFマガジン やくしまるえつこ「あしたの記憶装置」(隔月連載)[42]
  • ヘンリー・ダーガー 非現実を生きる』(平凡社コロナ・ブックス) - 詩を寄稿[43]
  • いがらしみきお 「泣きたい日のぼのぼの」 - やくしまるえつことの特別インタビュー企画収録[44]
  • ユリイカ 2011年11月号 特集 やくしまるえつこ - やくしまるえつこ書下ろし短篇「寿堂」[45]
  • ユリイカ 2012年10月号 特集ジョン・ケージ 鳴り続ける〈音〉 生誕100年/没後20年 - 「彼女は本当に泥棒だった」を寄稿 [46]
  • 週刊ヤングジャンプ 増刊「アオハル bitter」 - やくしまるえつこ描き下ろしマンガ『美食戦隊グルメシヤ』[47]

CM出演[編集]

  • インテル 「分解くん」と「宇宙ちゃん」 - CMソングを担当。
  • 江崎グリコ 「プッチンプリン」 - 「プッチン大統領/記者会見篇」でCMソングを担当。
  • サッポロビール 「シルクヱビス」 - CMソングを担当。
  • 資生堂 「マシェリ」 - CMソングを担当。
  • 東京エレクトロン 「いつも、そばに」 - CMソング・ナレーションを担当。[48]
  • 花王 「ソフィーナ jenne」 - CMソングを担当。[49]
  • ウィルスバスター「クラウド少女」 - webCM音楽の作詞・作曲・歌唱を担当。[50]
  • JT桃の天然水」 - CMソングを担当。
  • ロッテ「小梅」-「わたしの恋もいつかきっと篇」でCMソングを担当。[51]
  • 村田製作所チアリーディング部テーマソング - 作詞・作曲・編曲・歌唱を担当。 やくしまるえつこ『チア・チア』[52]

テレビ出演[編集]

ナレーション
  • NHK番組たまご「モノゴコロ」(2013年8月31日、NHK)
  • 久保ヒャダこじらせナイト(2012年12月1日、2013年4月4日・6月1日、フジテレビ)えとこえ(イラストとナレーション)を担当
  • 久保みねヒャダこじらせナイト(2013年10月19日 - 、フジテレビ)えとこえを担当

脚注[編集]

  1. ^ やくしまるえつこ.com >>TUTU HELVETICA 「やくしまるえつこによる、流動的なメンバーで形成されたグループ」
  2. ^ サウンド&レコーディング・マガジン 雑誌『サウンド&レコーディング・マガジン』2010年5月号より
  3. ^ [1] 雑誌「真夜中 No.12」より
  4. ^ [2] 雑誌「真夜中 No.12」より
  5. ^ [3] 雑誌「ミュージックマガジン 2011年4月号」より
  6. ^ [4] 雑誌「真夜中 No.12」より
  7. ^ サウンド&レコーディング・マガジン 雑誌「サウンド&レコーディング・マガジン 2010年5月号」より
  8. ^ [5]「COSMOS vs ALIEN」 (2010年) より
  9. ^ [6] 雑誌 「ユリイカ11月号特集 やくしまるえつこ」より
  10. ^ COSMOS vs ALIEN
  11. ^ TOKEI Tick Endless
  12. ^ YAKUSHIMARU 3D SCAN | TIME-OF-FLIGHT CAMERA
  13. ^ COSMOS vs ALIEN シューティング
  14. ^ 「感じる服 考える服:東京ファッションの現在形」
  15. ^ [7]
  16. ^ 『このマンガがすごい!2011』
  17. ^ [8] 雑誌「真夜中 No.12」より
  18. ^ [ぼのねっと http://www.bonobono.jp」より
  19. ^ [9] 雑誌 「ユリイカ11月号特集 やくしまるえつこ」より
  20. ^ [10]
  21. ^ [11]
  22. ^ [12] 雑誌 「ユリイカ11月号特集 やくしまるえつこ」より
  23. ^ [13] 雑誌 「ユリイカ11月号特集 やくしまるえつこ」より
  24. ^ [14] 雑誌 「ユリイカ11月号特集 やくしまるえつこ」より
  25. ^ HONDAのINTERNAVIサイト「002 DRIVE LAPSE」より
  26. ^ a b インテル-Sponsors of Tomorrow.(TM)-好奇心が未来をつくる
  27. ^ 販売元スターチャイルド。「おやすみパラドックス
  28. ^ COSMOS vs ALIEN特設ページ
  29. ^ [15]
  30. ^ やくしまるえつこ特集の雑誌「ユリイカ」に豪華な面々が寄稿
  31. ^ COSMOS vs ALIEN特設ページ
  32. ^ OTOTOY 坂本龍一+やくしまるえつこ
  33. ^ みらいストア
  34. ^ みらいストア
  35. ^ Cornelius制作「デザインあ」サントラにやくしまる歌唱新曲
  36. ^ 山下智久「愛、テキサス」でやくしまる&永井聖一とコラボ
  37. ^ GAINAX NET|Toppage Gallery|
  38. ^ 「HMVアニメ!」
  39. ^ やくしまるえつこ×今日マチ子のコラボマンガ公開中
  40. ^ 2012年10月号 特集ジョン・ケージ
  41. ^ Moit Beats
  42. ^ [16]
  43. ^ ヘンリー・ダーガー 非現実を生きる』(平凡社コロナ・ブックス)
  44. ^ *いがらしみきお 「泣きたい日のぼのぼの」 - やくしまるえつことの特別インタビュー企画収録
  45. ^ ユリイカ2011年11月号 特集 やくしまるえつこ
  46. ^ 2012年10月号 特集ジョン・ケージ
  47. ^ やくしまるえつこ描き下ろしマンガ『美食戦隊グルメシヤ』
  48. ^ 東京エレクトロン
  49. ^ 花王ソフィーナ jennne
  50. ^ クラウド少女
  51. ^ 小梅
  52. ^ 村田製作所チアリーディング部

外部リンク[編集]

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