週刊ヤングジャンプ

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週刊ヤングジャンプ
WEEKLY YOUNG JUMP
愛称・略称 ヤンジャン、YJ
ジャンル 青年漫画雑誌
刊行頻度 月2回刊 → 週刊(毎週木曜日)
発売国 日本の旗 日本
言語 日本語
定価 320円(税込)
出版社 集英社
編集部名 週刊ヤングジャンプ編集部
発行人 田中純(2013年7月現在)
編集長 中村泰造
刊行期間 1979年5月 -
発行部数 682,084部(2011年7月 - 2011年9月日本雑誌協会調べ)
レーベル ヤングジャンプ・コミックス
ウェブサイト 公式サイト
特記事項 1981年に週刊化。

週刊ヤングジャンプ』(しゅうかんヤングジャンプ、WEEKLY YOUNG JUMP)は、集英社が発行する日本週刊青年漫画雑誌1979年(昭和54年)5月に月2回刊誌『ヤングジャンプ』として創刊し、1981年(昭和56年)の週刊化に伴い誌名を変更。毎週木曜日発売。略称は「ヤンジャン」、「YJ」。

概要[編集]

1979年5月に創刊。週刊ヤング誌として最長の歴史を持つ。集英社は青年漫画誌として1969年(昭和44年)より『ジョーカー』を発行していたが同誌は半年で休刊となっており、10年振りとなる青年漫画誌であった[1]

創刊時の編集方針は「(性を内包した)暴力権力(からの解放)」。これは『週刊少年ジャンプ』の三大方針である「友情・努力・勝利」を受け継ぎつつ、少年漫画の枠を取り払った自由度の高い青年誌において何を描くかという視点から生まれたものであり、いずれも想定読者層である10歳代後半から20歳代前半の頃に誰もがぶつかる壁でもあった[1]

週刊少年ジャンプとは同じジャンプ系列の雑誌であるが、編集部同士の交流はほとんどない。西村繁男元・週刊少年ジャンプ編集長によると「週刊少年ジャンプと週刊ヤングジャンプは集英社内ではライバル関係であり、基本的に互いの編集方針や宣伝には関与しない」とのことである。

表紙は、創刊からしばらくは松下進によるMac Bearイラストであったが、その後1980年代後半には掲載作品、1990年代前半より女性アイドルグラビアに変わり、以降2014年現在に至るまで原則としてグラビアが表紙を飾っている[2]。また、表紙が男性の場合もある(桑田佳祐(1993年1号)、trf(1995年18号)、松坂大輔(2000年16号の第2表紙)、腐男塾の一員(2010年40号)など)。2000年代になるとしばしば掲載作品のカラーイラスト中心のデザインが用いられるようになった(「ローゼンメイデン」(2013年31号)、「All You Need Is Kill」(2014年15号)、「極黒のブリュンヒルデ」(2014年19号)など)。

漫画だけでなく、グラビア袋とじミュージシャンなどへのインタビュー記事なども豊富。また、広末涼子をデビュー直後からグラビアを掲載し、1996年頃から始まる「広末人気」を強く後押しした。その信頼関係から、1998年マスコミが広末の進学先の大学はどこなのか騒動になっているとき、『ヤングジャンプ』のみで心境を吐露した[3]

また、他メディアで取り上げられる作品も多く、「サラリーマン金太郎」「スカイハイ」「ホットマン」「ミステリー民俗学者 八雲樹」「夜王」「LIAR GAME」「ハチワンダイバー」などの作品はドラマ化、「エルフェンリート」「カッパの飼い方」「GANTZ」「少年アシベ」「B型H系」「キングダム」「極黒のブリュンヒルデ」などの作品はアニメ化、「ALIVE」「スカイハイ」「GANTZ」などの作品は映画化された。

掲載作は「ヤングジャンプ・コミックス」に収録される。

トレードマークキャラ[編集]

初代のMac Bearと2代目Buddy Bearがいる。いずれもクマをモチーフとして松下進がデザインを担当している。初代のデザイン時にモチーフがクマとなったのは、松下にデザインを依頼した角南攻副編集長(当時)の依頼に因る[4]

初代のMac Bearは松下にとって初めてとなるオリジナルキャラクターであり[5]、創刊からよりしばらくは毎号の表紙を飾っていた。

1999年の『YJ』20周年を期に2代目のBuddy Bearに交代。表紙をグラビアが飾る2014年現在においても表紙と裏表紙に必ず描かれている。

歴代編集長[編集]

  1. 中野祐介(1979年1巻1号 - 1983年?)
  2. 角南攻1983年 - 1992年) - 創刊スタッフの一人であり[6]、初代副編集長[4]
  3. 山路則隆(1992年 - 1995年)
  4. 日野義則(1995年 - 2000年)
  5. 古田秀樹(2000年 - 2004年)
  6. 田中純(2004年 - 2009年29号)
  7. 今井孝昭(2009年30号 - 2012年31号)
  8. 嶋智之(2012年32号 - 2013年47号)
  9. 中村泰造(2013年48号[注 1] - 現職)

連載中の作品[編集]

以下、2014年12月18日(2015年3号)現在連載中の作品。月1連載作品や不定期連載作品も含む。

作品名 作者(作画) 原作など 開始号 備考
りあるリアル いのうえ たけひこ井上雄彦 1999年48号 不定期連載
らいああけえむLIAR GAME かいたに しのふ甲斐谷忍 2005年12号 不定期連載
きんくたむキングダム はら やすひさ原泰久 2006年09号
うそくい嘘喰い さこ としお迫稔雄 2006年24号
へしやりくらしべしゃり暮らし もりた まさのり森田まさのり 2007年07号 週刊少年ジャンプ』より移籍
途中から不定期連載
ひひろつく日々ロック えのきや かつまさ榎屋克優 2010年27号 不定期連載
てすとろいあんとれほりゆうしよんデストロイ アンド レボリューション もり こうし森恒二 2010年47号 休載中
みなもとくんものかたり源君物語 いなは みのり稲葉みのり 2011年42号
こくこくのふりゆんひるて極黒のブリュンヒルデ おかもと りん岡本倫 2012年09号
てらふおおまあすテラフォーマーズ たちはな けんいち橘賢一(画) さすか ゆう貴家悠(作) 2012年22・23合併号 ミラクルジャンプ』より移籍
いのさんイノサン さかもと しんいち坂本眞一 あたち まさかつ安達正勝(出典) 2013年09号
ひもうとうまるちやん干物妹!うまるちゃん さんかくへつとサンカクヘッド 2013年15号
かくりよものかたりかくりよものがたり ふしさき りゆう藤崎竜 2013年32号
くんしよおせんき群青戦記 グンジョーセンキ かさはら まさき笠原真樹 2013年39号
きみはみたらなほくのしよおう君は淫らな僕の女王 よこやり めんこ横槍メンゴ(作画) おかもと りん岡本倫(原作) 2013年50号 ミラクルジャンプ』より移籍
不定期連載
ほくかあるボクガール すきと あきら杉戸アキラ 2014年02号
ようかいしようしよもんすか妖怪少女 -モンスガ- ふなつ かすきふなつかずき 2014年14号
もくささんもぐささん おおたけ としとも大竹利朋 2014年19号 となりのヤングジャンプ』より移籍
りくとうリクドウ まつはら としみつ松原利光 2014年20号
はあふるしきふパープル式部 ふおひとうん しふかわフォビドゥン澁川 2014年27号 連載前は不定期掲載シリーズ読切
ししゆんきさあかす思春期サァカス しいすりい いたG3井田 2014年28号
しらたまくんしらたまくん いなは そおへえ稲葉そーへー 2014年35号
こおるてんかむいゴールデンカムイ のた さとる野田サトル なかかわ ひろし中川裕(アイヌ語監修) 2014年38号
にしけんしやんひん二次元JUMPIN' たかはし つとむ高橋ツトム 2014年43号
とおきよおくうるりい東京喰種トーキョーグール:re いした すい石田スイ 2014年46号
かことにせたんていカコとニセ探偵 みつなか やすのり光永康則 2015年02号
ふんこBUNGO -ブンゴ- にのみや ゆうし二宮裕次 2015年03号

過去の連載作品[編集]

あ行[編集]

か行[編集]

さ行[編集]

た行[編集]

な行[編集]

は行[編集]

ま行[編集]

や行[編集]

ら・わ行[編集]

発行部数[編集]

  • 2004年(2003年9月 - 2004年8月) 1,136,666部[7]
  • 2005年(2004年9月 - 2005年8月) 1,081,459部[7]
  • 2006年(2005年9月 - 2006年8月) 1,006,875部[7]
  • 2007年(2006年9月 - 2007年8月) 967,250部[7]
  • 2008年(2007年10月 - 2008年9月) 939,896部[7]
発行部数(2008年4月以降)(社団法人日本雑誌協会
1〜3月 4〜6月 7〜9月 10〜12月
2008年 935,417 部 920,834 部 900,917 部
2009年 851,667 部 838,334 部 820,834 部 805,834 部
2010年 770,834 部 755,000 部 746,154 部 738,334 部
2011年 723,084 部 675,637 部 682,084 部 675,834 部
2012年 662,500 部 650,000 部 636,667 部 624,167 部
2013年 611,667 部 602,500 部 599,167 部 598,462 部
2014年 598,182 部 598,334 部 591,667 部

派生誌・増刊号[編集]

『YJ』は集英社における青年漫画誌の源流であり、同社の多くの青年漫画誌が『ヤングジャンプ増刊』として始まっている。このため派生誌の単行本もヤングジャンプ・コミックスレーベル下からの発行となっている。

ただし、青年漫画誌の中でも『スーパージャンプ』は『YJ』創刊後に『週刊少年ジャンプ』の増刊号として始まっており、『YJ』からの派生誌ではない。このため単行本もヤングジャンプ・コミックスからではなくジャンプ・コミックスからの発行となっている。

2011年1月13日、休刊した月刊ヤングジャンプに代わって、新たな兄弟誌『ミラクルジャンプ』が創刊された。

増刊号[編集]

派生誌[編集]

webYJ[編集]

『webYJ(Web YOUNG JUMP)』は、ヤングジャンプ公式サイトの略称。かつて、サイト内で本誌連載作品の新エピソード連載が行なわれていたが、現在は『となりのヤングジャンプ』にウェブ上での新作発表の場を譲り、webYJの「オンラインマンガ」は専ら本誌作品の試し読みおよびMANGAグランプリ入賞作品発表の場として運用されている。

以下は『webYJ』で連載された漫画作品の一覧である。

となりのヤングジャンプ[編集]

となりのヤングジャンプは、ヤングジャンプのウェブコミック配信サイト

新人賞[編集]

以下の2賞の新人賞を開催している。新原作大賞の募集は不定期であり、2011年末に締め切られた第6回の応募数は約500作[8]

  • ヤングジャンプ月例 MANGAグランプリ(漫画部門・GAG部門・プロネーム部門)
  • 新原作大賞 〜プロ漫画人への道〜

脚注[編集]

注釈[編集]

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出典[編集]

  1. ^ a b この段落は、角南攻「BEARS 30th LEGEND 週刊YJクロニクル 第2回」『週刊ヤングジャンプ』2009年7号(1月29日号、31巻5号、通巻1424号)集英社、434 - 435頁を参照。
  2. ^ この段落は、「BEARS 30th LEGEND 週刊YJクロニクル 第1回」『週刊ヤングジャンプ』2009年6号(1月22日号、31巻4号、通巻1423号)集英社、424 - 425頁を参照。
  3. ^ 週刊ヤングジャンプ1998年10月29日46号「REAL 広末涼子ロングインタビュー」より
  4. ^ a b 「BEARS 30th LEGEND 週刊YJクロニクル 第1回」『週刊ヤングジャンプ』2009年6号(1月22日号、31巻4号、通巻1423号)集英社、424 - 425頁。
  5. ^ ススム・マツシタ エンタープライズ (2004年2月10日). “『ヤングジャンプ』のカバーを飾り続けたMac Buddy Bearの軌跡!” (日本語). Susumu Matsusita Enterprise. 2009年1月27日閲覧。
  6. ^ 角南攻「BEARS 30th LEGEND 週刊YJクロニクル 第2回」『週刊ヤングジャンプ』2009年7号(1月29日号、31巻5号、通巻1424号)集英社、434 - 435頁。
  7. ^ a b c d e 社団法人日本雑誌協会JMPAマガジンデータによる該当期間中に発売された雑誌1号当たりの平均印刷部数。
  8. ^ 『週刊ヤングジャンプ』2012年28号406頁より。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]