平山夢明

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平山 夢明
(ひらやま ゆめあき)
誕生 1961年
日本の旗 日本神奈川県川崎市
職業 作家
国籍 日本の旗 日本
主題 ホラー
代表作 『独白するユニバーサル横メルカトル』
『ダイナー』
主な受賞歴 日本推理作家協会賞(2006年)
このミス 国内部門一位(2007年)
日本冒険小説協会大賞(2009年)
大藪春彦賞(2011年)
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平山 夢明(ひらやま ゆめあき、1961年)は、日本の作家ホラー小説、実話怪談のほか、監修、映画評論(デルモンテ平山名義)、映画監督、ラジオパーソナリティーなど、幅広く活動している。

経歴・人物[編集]

神奈川県川崎市生まれ。法政大学第二高等学校出身、法政大学中退。学生時代はホラー映画の自主制作に熱中し、一瀬隆重手塚眞犬堂一心等と知り合う。後にテレビ番組「三宅裕司のえびぞり巨匠天国」に、当時の作品「ペキンパーの男」を応募して「銀監督」賞を受賞。

一方、雑誌「週刊プレイボーイ」で「デルモンテ平山」名義でZ級ホラー映画のビデオ評論を大量に手がけた後、1993年より本格的な執筆活動を開始。実話怪談「「超」怖い話」シリーズ(※2008年『Μ』にて脱退)や、「東京伝説」シリーズ、「怖い本」シリーズ、「怖い人」シリーズなどで活躍するかたわら、短編小説も多数執筆する。

光文社刊『異形コレクションシリーズ/魔地図』に寄稿した「独白するユニバーサル横メルカトル」により、2006年日本推理作家協会賞短編部門賞を受賞。

同名タイトルの作品集にて、2007年度『このミステリーがすごい!』国内部門一位。

2009年、FM東京で自身がメインパーソナリティーを務めるラジオ番組「バッカみたい、聴いてランナイ!」が、京極夏彦をレギュラーゲストに迎えてスタート。 2010年、番組名を「東京ガベージコレクション」へ改題し、TOKYO FM発JFN全国33局ネット放送となったが、半年後にローカル放送へ戻っている。

同年、ポプラ社刊『ダイナー』で第31回吉川英治文学新人賞最終候補。第28回日本冒険小説協会大賞、第13回大藪春彦賞を受賞。大藪賞授賞式において大沢在昌北方謙三らから、年3冊の本を刊行を約束させられる。

2013年、3月31日放送分をもって、(前身番組を含め)約4年間続いた「東京ガベージコレクション」が終了。

同年、アウト×デラックスに、『女性の絶叫を聞きたくてたまらないホラー小説家』として出演。賽の目に切ったコンニャクに1~32までの番号を書いて飲み込み、翌朝、何番のコンニャクが排泄されてきたか確認。排出されたコンニャクを洗って、また飲み込みを繰り返し、何回で消化されるか?という自由研究を行ったエピソードや、それに対抗した同級生がキン消しを飲み込み、排出時にアシュラマンが引っかかっていたなどのエピソードを披露した(ただし、キン消し発売年に平山は既に成人を迎えており、作り話説がある)。

京極夏彦からは、「まるで水道の蛇口をひねるように嘘をつく」と表現されており、その手のエピソードは枚挙に暇がない。

作品[編集]

小説[編集]

  • 沈むもの sinker(徳間書店)
  • メルキオールの惨劇(角川春樹事務所)
  • 独白するユニバーサル横メルカトル(光文社)
  • 大江戸怪談草子 井戸端婢子(竹書房)
  • ミサイルマン(光文社)
  • 他人事(集英社)
  • DINER ダイナー (ポプラ社)
  • GANTZ/EXA(集英社)原案・構成として
  • 或るろくでなしの死(角川書店)
  • 暗くて静かでロックな娘(集英社)

小説原案[編集]

ノンフィクション[編集]

  • 異常快楽殺人(角川書店)

ブログ本[編集]

  • 日々狂々、怪談日和 ―「超」怖ドキミオン(竹書房)

対談本[編集]

  • 「狂い」の構造 〈春日武彦 共著〉(扶桑社新書19)
  • 無力感は狂いの始まり 「狂い」の構造2〈春日武彦 共著〉(扶桑社新書81)
  • 怖い話はなぜモテる〈稲川淳二 共著〉〈情報センター出版局〉
  • 狂気な作家のつくり方〈吉野朔実 共著〉 〈本の雑誌社〉
  • バッカみたい、読んでランナイ!(京極夏彦 共著) 〈TOKYOFM出版〉

エッセー[編集]

  • 非道徳教養講座 〈児嶋都 絵〉〈光文社〉
  • どうかと思うが、面白い(扶桑社)
  • 全身複雑骨折(扶桑社)

MOOK[編集]

  • 怪奇ドラッグ (英知出版):責任編集

参加アンソロジー[編集]

  • 「Ωの正餐」『世紀末サーカス』異形コレクション14〈廣済堂出版〉
  • 「卵男(エッグマン)」『ロボットの夜』異形コレクション16 〈光文社文庫〉
  • 「怪物のような顔(フェース)の女と溶けた時計のような頭(おつむ)の男」『夢魔』異形コレクション19〈光文社文庫〉
  • 「アナーキー・イン・ザ・UK」『キネマ・キネマ』異形コレクション23〈光文社文庫〉
  • 「けだもの」『獣人』異形コレクション25〈光文社文庫〉
  • 「実験と被験と」『教室』異形コレクション27〈光文社文庫〉
  • 「枷〈コード〉」『蒐集家』異形コレクション30〈光文社文庫〉
  • 「独白するユニバーサル横メルカトル」『魔地図』異形コレクション32〈光文社文庫〉
  • 「オペラントの肖像」『アート偏愛』異形コレクション34〈光文社文庫〉
  • 「それでもおまえは俺のハニー」『闇電話』異形コレクション35〈光文社文庫〉
  • 「ヤープ」『進化論』異形コレクション36〈光文社文庫〉
  • 「≒0.04%」『伯爵の血族 紅ノ章』異形コレクション37〈光文社文庫〉
  • 「祈り」『心霊理論』異形コレクション38〈光文社文庫〉
  • 「宇宙飛行士の死」『ひとにぎりの異形』異形コレクション39〈光文社文庫〉
  • 「幻画の女」『幻想探偵』異形コレクション42〈光文社文庫〉
  • 「ウは鵜飼いのウ」『怪物團』異形コレクション43〈光文社文庫〉
  • 「箸魔」『憑依』異形コレクション45〈光文社文庫〉
  • 「あるグレートマザーの告白」『Fの肖像―フランケンシュタインの幻想たち』異形コレクション46〈光文社文庫〉
  • 「異聞胸算用──其の弐」『江戸迷宮』異形コレクション47〈光文社文庫〉
  • 「顳顬(こめかみ)草子 蔵出し」『怪談実話系 書き下ろし怪談文芸競作集』〈メディアファクトリー文庫〉
  • 「きちがい便所」『厠の怪 便所怪談競作集』〈MF文庫ダ・ヴィンチ〉
  •  「異聞胸算用」 『伝奇城』 〈光文社文庫〉
  •  「人類なんて関係ない」 『ミステリ愛。免許皆伝!』〈講談社ノベルス〉
  •  「吉原首代売女御免帳」 『最新ベストミステリー 暗闇を見よ』〈カッパ・ノベルス〉
  •  「テロルの創世」 『NOVEL21 少年の時間―text.BLUE』(徳間デュアル文庫)

実話怪談&都市伝説系怪談[編集]

  •  鳥肌口碑(宝島社)

実話怪談[編集]

  • 新「超」怖い話(共著)(勁文社)※共著者としてこの巻より参加
  • 新「超」怖い話2(共著)(勁文社)
  • 新「超」怖い話3(共著)(勁文社)
  • 新「超」怖い話5(共著)(勁文社)※新「超」怖い話4は欠番で存在しない
  • 新「超」怖い話6(共著)(勁文社)
  • 新「超」怖い話7(共著)(勁文社)
  • 新「超」怖い話8(勁文社)※この巻以降Θまで三代目編著者
  • 新「超」怖い話Q(勁文社)
  • 「超」怖い話 彼岸都市(勁文社)※ここまで勁文社版


  • 「超」怖い話А(アー)(竹書房)※ここから竹書房版
  • 「超」怖い話Б(ベェー)(竹書房)
  • 「超」怖い話Γ(ガンマ)(竹書房)
  • 「超」怖い話Δ(デルタ)(竹書房)
  • 「超」怖い話Ε(イプシロン)(竹書房)
  • 「超」怖い話Ζ(ゼータ)(竹書房)
  • 「超」怖い話Η(イータ)(竹書房)
  • 「超」怖い話Θ(シータ)(竹書房)※この巻以降、夏のみ編著
  • 「超」怖い話Κ(カッパ)(竹書房)
  • 「超」怖い話Μ(ミュー)(竹書房)※この巻にて、シリーズ脱退


  • 怖い本1(角川春樹事務所) ※角川春樹事務所刊
  • 怖い本2(角川春樹事務所)
  • 怖い本3(角川春樹事務所)
  • 怖い本4(角川春樹事務所) ※この巻まで勁文社版「超」怖い話の再録集。以降書き下ろし
  • 怖い本5(角川春樹事務所)
  • 怖い本6(角川春樹事務所)
  • 怖い本7(角川春樹事務所)
  • 怖い本8(角川春樹事務所)
  • 怖い本9(角川春樹事務所)
  • 顳顬(こめかみ)草子 串刺し(メディアファクトリー)

実話怪談 監修 [編集]

※FKBシリーズとして実話怪談本の監修を開始。

  •  震〈黒木あるじ著〉(竹書房恐怖文庫)
  •  痕〈黒木あるじ著〉(竹書房恐怖文庫)
  •  黒丸ゴシック 人間崩壊〈黒史郎著〉(竹書房文庫)
  •  黒丸ゴシック 人間溶解〈黒史郎著〉(竹書房文庫)
  •  異聞フラグメント 切断 〈松村進吉著〉(竹書房恐怖文庫)
  •  FKB怪談実話 饗宴 (竹書房恐怖文庫) ※平山書き下ろしを含む実話怪談アンソロジー

都市伝説系怪談[編集]

  • 東京伝説 呪われた街の怖い話(角川春樹事務所) ※この巻のみ角川春樹事務所刊
  • 東京伝説 うごめく街の怖い話(竹書房) ※この巻以降、竹書房刊
  • 東京伝説 狂える街の怖い話(竹書房)
  • 東京伝説 死に逝く街の怖い話(竹書房)
  • 東京伝説 忌まわしき街の怖い話(竹書房)
  • 東京伝説 ゆがんだ街の怖い話(竹書房)
  • 東京伝説 彷徨う街の怖い話(竹書房)
  • 東京伝説 渇いた街の怖い話(竹書房)
  • 東京伝説 溺れる街の怖い話(竹書房)
  • 東京伝説 冥れる街の怖い話(竹書房)
  • 東京伝説 閉ざされた街の怖い話(竹書房)
  • 東京伝説ベストセレクション 壊れた街の怖い話(竹書房) ※うごめく街の怖い話〜ゆがんだ街の怖い話からの厳選
  • つきあってはいけない(角川春樹事務所)
  • ふりむいてはいけない(角川春樹事務所)
  • ゆるしてはいけない(角川春樹事務所)
  • 怖い人1(角川春樹事務所)
  • 怖い人2(角川春樹事務所)
  • いま、殺りにゆきます(英知出版) ※2007年に情報センター出版局から再版された。2012年12月15日に映画公開、監督千葉誠治、主演森田涼花
  • いま、殺りにゆきます2(英知出版) ※2007年に情報センター出版局から再版された。
  • いま、殺りにゆきます―RE‐DUX(光文社文庫) ※上記二冊から31篇を著者自選、更に3篇の書き下ろしを含め光文社から再再版された。

コミック化作品[編集]

  • 平成50の怪談(ワニマガジン社)
  • 恐怖の実話怪談(ワニマガジン社)
  • 「超」怖い話 怨念浮遊(竹書房)
  • 「超」怖い話 呪殺地帯(竹書房)
  • 「超」怖い話 死霊の宴(竹書房)
  • 東京伝説 狂気と戦慄の怪異譚(竹書房)
  • 狂気なやつら(竹書房)
  • 狂った街の超恐ろしい話 (竹書房)
  • 劇画 いま、殺りにゆきます(宙出版)

解説[編集]

  • 美神解体 篠田節子(角川文庫)

映像化作品[編集]

DVD[編集]

  • 「超」怖い話フィクションズ 平山夢明の眼球遊園(竹書房)
    • Episode1「大日本ノックアウトガール」(原作・監修・脚本・監督)
    • Episode2「ラムズスクワッド」(原作・監修)
    • Episode3「血族」(監修)

劇場公開作品[編集]

テレビドラマ[編集]

  • 「超」怖い話 TV完全版(竹書房)亀井亨監督

webシネマ[編集]

  • ハルキWebシネマネオホラーシリーズ vol.1(角川春樹事務所):原作
  • ハルキWebシネマネオホラーシリーズ vol.2(角川春樹事務所):原作
  • ハルキWebシネマネオホラーシリーズ vol.3(角川春樹事務所):原作
  • ハルキWebシネマネオホラーシリーズ vol.4(角川春樹事務所):監督
  • ハルキWebシネマネオホラーシリーズ vol.5(角川春樹事務所):監督

ドキュメント作品[編集]

  • ドキュメント「超」怖い話〜富士樹海編〜(竹書房):出演
  • ドキュメント「超」怖い話〜沖縄編〜(竹書房):出演
  • ドキュメント『超』怖い話 〜都市伝説編〜I(竹書房):出演
  • ドキュメント『超』怖い話 〜都市伝説編〜II(竹書房):出演
  • ドキュメント『超』怖い話 〜都市伝説編〜III(竹書房):出演
  • ドキュメント『超』怖い話 〜都市伝説編〜IV(竹書房):出演

ゲーム化作品[編集]

  • 「超」怖い話DS 青の章

ラジオ番組[編集]

デルモンテ平山でのスタイル時[編集]

ペンネームである「デルモンテ平山」を名乗る際は、ホラー小説の時と違う別の一面も持ち、面白おかしくふざけたような文章で映画等を茶化す。特に映画レビューや、雑誌「映画秘宝」での連載コラムではいかんなく発揮され、その方面でのファンも多い。

映画秘宝の『エド・ウッド サイテー映画の世界』に再録された、「週刊プレイボーイ」でのビデオ評からのセレクション「デルモンテ平山のゴミ映画ビデオ150選」では、オチャラけた文章で、どんなグロ映画やホラー映画でもまるでコメディーのような錯覚さえ起こさせるような文章で書かれている。

海外への翻訳[編集]

中国大陸(簡化字)[編集]

  • 独白的横向麦卡托投影地图 (刊行予定、吉林出版集团有限责任公司)
  • 导弹人 (刊行予定、吉林出版集团有限责任公司)
  • 杀手餐厅 (2011年12月、吉林出版集团有限责任公司)

台灣(繁體字)[編集]

  • 世界橫麥卡托投影地圖的獨白(小異出版)
  • 導彈人(小異出版)
  • 他人事(小異出版)
  • Diner-噬食者(新雨出版)

関連項目[編集]

外部リンク[編集]