ゴンゾ

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株式会社ゴンゾ
GONZO K.K.
Gonzo company.png
種類 株式会社
市場情報
東証マザーズ 3755 2009年7月30日上場廃止
本社所在地 日本の旗 日本
176-0013
東京都杉並区成田東5-17-13
ハーモナイズビル1階
設立 2000年2月29日
(株式会社GDH)
業種 情報・通信業
事業内容 アニメーションの企画・制作ならびに開発、グループ企業の経営戦略および企画制作策定・実行、版権管理等
代表者 代表取締役副社長 石川真一郎
資本金 33億6,147万円
発行済株式総数 23万3,743株
売上高 連結:1,393,388千円(2012年3月期)
営業利益 連結:222,045千円(2012年3月期)
経常利益 連結:168,012千円(2012年3月期)
純利益 連結:113,489千円(2012年3月期)
純資産 連結:2,566,893千円(2012年3月期)
総資産 連結:882,465千円(2012年3月期)
従業員数 42人(2012年3月)
決算期 3月31日
主要株主 いわかぜ1号投資事業有限責任組合
#大株主も参照
主要子会社 株式会社ゴンジーノ
関係する人物 村濱章司(創業者、元取締役)
柄澤哲夫(執行役員社長 兼CEO)
外部リンク http://www.gonzo.co.jp/
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株式会社ゴンゾ: GONZO K.K.)は、アニメーションの企画・制作ならびに開発を主な事業内容とする日本企業日本動画協会正会員。

会社組織としては1992年に設立された有限会社ゴンゾを汲むものと、2000年に設立された株式会社GDHの流れを汲むものがある。前者は2009年4月に親会社である株式会社GDHと合併し、組織上は解散したが、GDHがゴンゾを吸収合併した後、GDHをゴンゾに社名変更することで、ブランドとしてのゴンゾを維持している。

概要・沿革[編集]

旧ゴンゾ時代(1992年 - 2009年)

※GDHに吸収合併されるまで

1992年、ガイナックスを退社した村濱章司前田真宏山口宏樋口真嗣によってクリエイターの事務所として発足。同年9月11日、村濱が有限会社ゴンゾを設立。法人としてのゴンゾは村濱個人の企業であり、前田、山口宏、樋口らは役員ではなくフリーとしてゴンゾに出入りしていたという[1]。社名は樋口の発案でイタリア語で「馬鹿」を意味する「gonzo」から変に賢くなることがないようにと付けられたもの。村濱によると樋口の発案なのは同様だが、ハンター・S・トンプソンの呼称「ゴンゾ・ジャーナリスト」から取られたとしている[2]。イタリア語で「馬鹿」を意味するのは後で知ったことである。

1994年末に発売されたCD-ROMを搭載するプレイステーションセガサターンのいわゆる次世代ゲーム機の登場によりスタジオの方向性をデジタルアニメに見定める。1996年に発売されたセガサターンのゲームソフトウェア『ルナ ザ・シルバースター』のムービーパートが評判となり、それによりビデオゲームのイベントムービーの発注が舞い込むようになった。その上で、ゴンゾが物語性を持って1本の作品として完結する作品を作れることを証明すべく、1998年に放ったOVA青の6号』でフルデジタルアニメのスタジオとしてその名を一躍知られるようになる。これにより、デジタルアニメーションの先駆者的存在としてのゴンゾのブランドが定着した。

1999年5月、株式会社に組織変更。2000年2月にボストン・コンサルティング・グループ出身で、株式会社ディジメーション代表取締役の石川真一郎を迎えて持株会社「株式会社ゴンゾ・ディジメーション・ホールディング」を設立。ゴンゾとディジメーションを完全子会社とし、経営の基盤を整える。GDHグループを形成し、ゴンゾ(GONZO)は単独の社名としてだけでなく、グループ全体のブランド名にもなった。

2002年4月、ゴンゾとディジメーションを合併し「株式会社ゴンゾ・ディジメーション」に商号変更。2004年7月に「株式会社ゴンゾ」に再び商号変更。併せて「株式会社ゴンゾ・ディジメーション・ホールディング」を「株式会社GDH」へ商号変更した。同年11月、GDHは東京証券取引所マザーズ市場に上場を果たした。

2000年からテレビアニメの制作にも乗り出し、2005年に放送されたテレビアニメ『BLACK CAT』はマニア向けの作品の印象が強かったゴンゾにとって初の少年漫画誌「週刊少年ジャンプ」連載の漫画を原作とする作品であった。

2006年には初の劇場作品銀色の髪のアギト』を公開した。ゴンゾは創立当初から世界進出を目標に掲げ、実写映画を手がけることも視野に入れ活動を行っていた。またこの年は創立15周年にあたり、記念作品『マルドゥック・スクランブル』を制作していたが制作中止となった。同じ15周年記念作品である『アフロサムライ』は米国で2010年4月時点で約40万枚のセールスを達成し、続編やゲームソフトウェアも制作された。

新ゴンゾ時代(2009年 -)

※GDHに吸収合併された後

2009年4月1日、GDHグループの経営不振による改善の一環として、ゴンゾは持株会社であるGDHに吸収合併され、GDHは「株式会社ゴンゾ」に商号変更した。これにより、1992年に設立された法人としてのゴンゾは消滅した。同年6月3日、会計監査人(ビーエー東京監査法人)が「債務返済資金の確保に困難が生じる可能性があると共に再建計画の達成に不確実性がある」として、2009年3月期決算書類を監査意見不表明とした[3]。6月29日に上場廃止が決定され、7月30日に上場廃止処分となった[4]。相前後してグループの経営難により、デジタル制作部門・グループ企業の整理・売却、制作スタジオの分社独立が行われた。2009年の『シャングリ・ラ』、『アラド戦記 〜スラップアップパーティー〜』、『咲-Saki-』以降、主にビデオゲームのPVや他社作品のグロス請けなどを行い、2010年はテレビアニメやOVAの元請制作作品がなかった。また上記3作の放送終了後、元請制作作品がないという意味では約1年10か月のブランクが生じたが、2011年には久々の新作として、『にゃんぱいあ The Animation』、『ラストエグザイル-銀翼のファム-』、『こぴはん』の3作品が発表された。

代表者[編集]

※GDHに吸収合併されるまで(1992年 - 2009年)。

2009年4月以降は、持株会社であるGDHからの吸収合併により、「1992年に設立された」ゴンゾは組織上解散した。 同時にGDHがゴンゾへと社名変更したため、組織上「2000年に設立された」新たなゴンゾ(GDH)が生まれた。

主な作品[編集]

テレビアニメ[編集]

2000年

2001年

2002年

2003年

2004年

2005年

2006年

2007年

2008年

2009年

2010年

2011年

2012年

2013年

2014年

Webアニメ[編集]

OVA[編集]

劇場アニメ[編集]

ゲーム[編集]

実写映画[編集]

テレビドラマ[編集]

特撮[編集]

その他[編集]

PV

  • Linkin Park - Breaking the habit(2004年)
  • Perfume
    • エレクトロ・ワールド(2006年)
    • Twinkle Snow Powdery Snow(2006年)
    • ポリリズム(2007年)
  • BLOOD STAIN CHILD - FREEDOM(2007年)

テレビCM

PRアニメーション

大株主[編集]

※2012年3月31日現在

順位 大株主 所有株式数(株) 全株式を占める割合(%)
第1位 いわかぜ1号投資事業有限責任組合(いわかぜキャピタル 188,458 80.62
第2位 石川真一郎 4,014 1.71
第3位 株式会社サン・クロレラ 1,600 0.68
第3位 サン・クロレラ販売株式会社 1,600 0.68
第5位 梅本隼三 1,298 0.55
第6位 栗原真一 1,000 0.42
第7位 山本健三 869 0.37
第8位 鈴木成典 502 0.21
第9位 菱川克是 500 0.21
第9位 株式会社ホリプロ 500 0.21

関連人物[編集]

所属する人物[編集]

所属していた人物[編集]

その他[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 『現代視覚研究Vol.3』三才ブックス、2009年、41頁 - もりたけしの発言。
  2. ^ 村濱章司 『オタクバカ一代』 角川書店、2006年
  3. ^ ゴンゾ<3755.T>、会計監査人が09年3月期決算書類に監査意見不表明”. ロイター (2009年6月3日). 2013年7月2日閲覧。
  4. ^ ゴンゾの上場廃止が正式決定”. ITmedia (2009年6月29日). 2013年7月2日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]