東京喰種トーキョーグール

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東京喰種トーキョーグール
ジャンル 青年漫画サスペンスホラー
ロー・ファンタジーバトルアクション
ネガティブ
漫画:東京喰種トーキョーグール(第1部)
東京喰種トーキョーグール:re(第2部)
作者 石田スイ
出版社 集英社
掲載誌 週刊ヤングジャンプ
レーベル ヤングジャンプ・コミックス
発表号 第1部:2011年41号 - 2014年42号
第2部:2014年46号 - 連載中
発表期間 第1部:2011年9月8日 - 2014年9月18日
第2部:2014年10月16日 - 連載中
巻数 第1部:全14巻
アニメ
原作 石田スイ
監督 森田修平
シリーズ構成 御笠ノ忠次
脚本 御笠ノ忠次
キャラクターデザイン 三輪和宏
音楽 やまだ豊
アニメーション制作 studioぴえろ
製作 東京喰種製作委員会
放送局 TOKYO MX
放送期間 第1期:2014年7月 - 9月
第2期:2015年1月 -
話数 第1期:全12話
テンプレート - ノート
ウィキプロジェクト 漫画アニメ
ポータル 漫画アニメ

東京喰種トーキョーグール』(トーキョーグール、Tokyo Ghoul)は、石田スイによる日本漫画作品。

概要[編集]

石田スイのデビュー作。現代の東京を舞台に、人の姿をしながら人肉を喰らうことで生きる怪人達「喰種」(グール)をテーマとしたダーク・ファンタジー作品。

集英社の『週刊ヤングジャンプ』にて2011年41号より連載開始。2014年42号まで連載された後、新編となる『東京喰種トーキョーグール:re』(トーキョーグール アールイー)が、同誌2014年46号より連載開始された。

2013年7月と2014年6月には十和田シンによる小説版が発売された。また、2013年8月から同年9月までデジタル漫画雑誌『ジャンプLIVE』にて番外編『東京喰種トーキョーグール [JACK]』(トーキョーグール ジャック)が連載された。2014年4月から6月にはアニメ版第1期が放映され、2015年1月より第2期が放映される予定である。

物語[編集]

東京喰種トーキョーグール[編集]

人間世界に紛れ込み、人を喰らう正体不明の怪人「喰種」が蔓延る東京。ある青年カネキは喰種・リゼに襲われ瀕死となるが、喰種の臓器を移植されたことで、半喰種となってしまう。それ以来、カネキは苦悩と恐怖に満ちた日々を送ることになる。

序章
読書好きの平凡な大学生・カネキは、好意を寄せていた少女・リゼに小説をきっかけに話しかけられ彼女とデートをすることになる。その際、カネキは喰種であったリゼに襲われ瀕死の重傷を負うが、直後にリゼが鉄骨落下事故に巻き込まれ即死状態となる。2人は病院に搬送され、医師の判断でカネキにリゼの臓器が移植される。
手術後、カネキは今まで食べてきた食物を口に出来なくなり、人に食欲をそそられるようになる。喰種のトーカ芳村に出会い人肉を受け取るが、腹を満たすことと人としての尊厳を守ることとの間で激しく葛藤する。カネキは精神的にも肉体的にも追い詰められていく中、同じ大学に通う喰種のニシキに目をつけられ、親友であるヒデが捕食されそうになる。辛くもニシキを撃退したカネキは暴走状態となるがトーカに救われる。芳村に「人と喰種のどちらの世界にも居場所を持てる」と諭されたカネキは、喰種としての生き方を学ぶためあんていくのメンバーとして勤務することになった。
アニメ版は、第1話から第3話として放送。
白鳩(ハト)の出現
カネキがあんていくに勤務して間もない頃、喰種の母娘・笛口リョーコヒナミが訪れる。自分で人を狩れない彼女達は、あんていくに食料を貰いに来ていた。そんな中、喰種対策局(CCG)に所属する人間である亜門真戸がリョーコを追いかけて20区に現れ、彼らによってリョーコはヒナミの目の前で駆逐されてしまう。この事件を受け、トーカはリョーコの仇を討つため、カネキは捜査官に対抗するために行動を起こす。
クインケの材料にするべくヒナミを狙う真戸は、ヒナミを守るために対峙したトーカを追い詰めるが、ヒナミの覚醒とトーカの攻撃で致命傷を負い死亡する。その一方、カネキは亜門と対峙し、辛うじて勝利するも亜門を殺さずに逃避した。カネキは亜門の「この世界は間違っている」という言葉を受け、自らの生き方を模索しつつ、世界を正す方法を探す決意をするのだった。
アニメ版は、第6話から第8話として放送。
月山登場
カネキとトーカがあんていくの勤務と訓練を行いつつ平穏に過ごしていたある日、月山があんていくに現れる。月山はそこで出会ったカネキに興味を持ち、彼との接触を試みる。
カネキはヨモの誘いを受け、イトリが経営するバーを訪れる。そこでカネキは、リゼは事故で死んだのではなく第三者によって殺されたという事実と、人間とグールのハーフである「隻眼の喰種」の存在を知る。カネキはリゼの死の真相を知るため、情報の交換条件として、月山が出入りする喰種のレストランの調査を行うこととなるが、月山に騙され喰種のレストランの「ディナー」として招かれてしまう。そこでカネキが「隻眼の喰種」であることを知った月山は、貴重な存在を独り占めするためカネキを危機から救う。
難を逃れたカネキの下に人間である貴未が恋人のニシキの容態について相談しに来る。貴未はカネキをおびき寄せるために月山に拉致され、カネキとニシキは貴未の救出のため月山と戦う。加勢に来たトーカを交え苦戦の末に月山を倒す。トーカは自分達の正体を知る貴未を口封じのために殺そうとするが、貴未の思わぬ発言に殺害を止め、一人呟くのだった。
アニメ版は、第4話から第6話として放送(喰種のレストランの調査部分はカットされた)。
アオギリの騒乱 / アオギリ編
月山撃退後、カネキはイトリからリゼに関する情報を入手する。その頃アオギリの樹の襲来による11区の支部の無力化に伴い、危険区域に指定された20区に篠原ジューゾーら本局の捜査官が派遣された。
ある日、リゼの知人であった喰種・バンジョーと彼の取り巻き達がリゼを探すためにあんていくに訪れる。同じくリゼを探しに来たアヤトヤモリニコが襲撃してくる。トーカの弟だったアヤトは彼女を圧倒し、仲間と共にカネキを拉致する。アオギリのアジトに囚われたカネキは、アオギリの幹部・タタラに「戦力にならない」とアヤトに下げ渡された後、アヤトの配下になっていたバンジョーとその仲間達と共に脱出を試みるが、失敗に終わる。それが原因で、カネキはヤモリから執拗な拷問を受け続け、生死と狂気の狭間を彷徨うが、その際に現れたリゼの幻影との対話を経て喰種の本質を受け入れ、ヤモリを撃破した。また、危険を承知でカネキ救出を行ったトーカとニシキをアヤトの猛攻から助け出し、アヤトを叩きのめした。
アオギリからの脱出後、カネキはあんていくのメンバーと再会するが、敢えてあんていくに戻らず、ある目的のためにバンジョーや、打算的な理由で手を組んだ月山と共に行動を起こそうとしていた。
アニメ版は、第9話から第12話として放送。ヤモリを撃破したシーンで終わった。
それぞれの動き / 新天地6区編
アオギリの騒乱から半年後、捜査官達はその戦いでの功績が認められ昇任する中、亜門は真戸の娘・アキラをパートナーとして迎え、ジューゾーは駆逐したヤモリの赫子を元に制作されたクインケを手に入れていた。
その頃、カネキはリゼの経緯を辿ってたどり着いた6区を拠点にすると、自らを喰種に変えた嘉納の情報を求め、嘉納と繋がりがあるとされるマダムAのいる喰種のレストランを襲撃する。そこでカネキは自分と同じ「リゼ持ち」である半喰種の少女・シロクロに出会い、彼女たちの妨害でマダムAの捕獲に失敗する。
あんていく襲撃
多くの葛藤の末、6区のアジトを解散し“ただの自分”を取り戻すため、あんていくに戻る決意をしたカネキ。だが同じ頃、SSS級駆逐対象“梟"の居場所を突き止めたCCGは、有馬も含めた歴戦のCCG捜査官をあんていく襲撃のために集結させ“10年前の戦い"を彷彿とさせる「梟討伐作戦」を開始してしまう。

東京喰種トーキョーグール [JACK][編集]

本編開始の12年前。13区の高校に通う不良少年・富良太志は幼馴染達をカボチャの仮面を被った人物に殺傷され、彼自身も殺されそうになるがクラスメイトの転校生・有馬貴将に助けられる。幼馴染の仇討ちを誓った富良は、有馬から仇が喰種という存在で、カボチャの仮面の喰種が“ランタン”と呼ばれていることを聞き、有馬と共にランタンの行方を追う。富良と有馬は順調に喰種を狩る中、ランタンの意外な正体を突き止める。

東京喰種トーキョーグール:re[編集]

CCGでは、一等捜査官となったアキラの元に佐々木三等捜査官が新たに着任する[1]2年後、物語は動き出す。

登場キャラクター[編集]

本作品の登場人物は特に必要とされる場合を除き、片仮名で呼称されるのが基本である。そのため、漢字の綴りが不明の者も少なくない。

主人公[編集]

金木 研(かねき けん) / カネキ / 眼帯の喰種 / ムカデ
声 - 花江夏樹
本作の主人公。男性。誕生日12月20日の射手座。血液型 AB型。上井大学国文科1年生で18歳であったが、6区を拠点にする喰種グループのリーダーとなった。元人間の半喰種。
20区内のマンションに一人暮らしをしていた。読書が趣味で主にミステリーを読んでいる。ミステリー作家の高槻泉のファンである。独白シーンではたびたび小説の引用で心境が語られている。
喰種のリゼに捕食されかけ瀕死になるものの、リゼが鉄骨落下事故に巻き込まれて九死に一生を得る。搬送された病院でリゼの臓器を移植されて生き延びるが、その代償で半喰種になり、喰種の世界に関わることになる。
半喰種化したことで苦悩していたが、あんていくのマスターに救われて区内に暮らす喰種の集まる場所でもある同店のメンバーとなる。そこで人間と喰種双方の苦悩に触れながら自らの生き方を模索するが、アオギリの樹からの拉致とヤモリの拷問を契機に、忌避していた喰種の本質を受け入れ、大切な人々を守るために戦う道を選ぶ。元来の性格は内向的かつ温厚で、亡き母の影響で自己犠牲を尊ぶ受け身な考え方を持っていたが、アオギリの騒乱による一連の事件を経て敵対者に容赦しない冷徹かつ攻撃的な一面を持つに至った。また、ヤモリの執拗な拷問が彼の思考や人格にパラダイムシフトをもたらしたためか、ヤモリの人格と癖を模倣し強い喰種を喰らうようになった。あんていく一行と合流しアオギリから脱出した後、ある目的のためにあんていくに戻らず離別した。半年間共喰いのみを行い、不完全ながら赫者となる。
半喰種であるため食性や身体能力は喰種と同じであるが、赫眼は左目だけに現れ、自分の意思で発現をコントロールできないため、外出時は眼帯をつけている。マスクは普段とは逆に赫眼のみを露出する構造になっている。赫子はリゼと同じ先端が鉤爪状になった鱗赫で、右の腎臓付近から発生する。
半赫者となった際には、百足のような赫子に、左顔を覆って胸元に向けて尖って伸びた一つ目の面が現れた(元々複数の赫包が発達しているのか、リゼの人格が現れたためかは不明だが、平常時の赫子が6本ある状態の赫子も出せる模様)。篠原を防戦一方に追い込みSS級認定を受けるほどの実力を発揮するが、その際に自我を失った錯乱状態となり、万丈を手にかけようとしたところで正気へと戻った。その後、あんていくでの芳村との会話、トーカからの叱咤から自分の間違いに気づき反アオギリを解散する。
CCGの「隻眼の梟」討伐戦では、芳村たちを助けに単身あんていくに向かう。途中、円児とコマを助けながらも、あんていくに繋がる道にて亜門と激戦を繰り広げ致命傷を負ってしまう。そのため極度の飢餓状態に陥り、リゼやヤモリの幻覚にうなされてしまう。しかし、逃げ込んだ地下道でヒデと再会する。ここから先の記憶はなく、ルートV14で逃げた喰種を全滅させた有馬と遭遇し、終始圧倒された末に両眼を貫かれて駆逐された。その後の行方は不明。
標準的な喰種に比べると体の堅牢さに劣るが、喰種からも異常と見られるほどの回復力を持つ。嗅覚の優れた喰種たちに言わせると喰種や人間とも違う体臭であると指摘されているが、リゼと面識のある者からは彼女の匂いを感じ取られている。Rc検査ゲートと呼ばれる喰種判別装置に反応せず、肉体的に人間的な要素が多く残されている描写がなされている。生きた人間の肉を食らった後に、リゼを思わせる人格が現れることがある。当初は黒髪だったが、ヤモリの拷問による後遺症で白髪となった。
幼くして母を亡くしたことで孤児になり、伯母一家に引き取られて暮らしていたが、伯母によるネグレクトに遭っていたため、親友のヒデが心の支えになっていた。

喰種[編集]

あんていく[編集]

霧嶋 董香(きりしま とうか) / トーカ / ラビット
声 - 雨宮天
本作のヒロイン。赫子は羽赫。清巳高等学校普通科の女子高生(2年生→3年生)で、右眼を前髪で隠している。苦手科目は古文。幼い頃は小鳥を飼っていたが、今は苦手になっている。放課後はあんていくでアルバイトをしており、カネキの先輩店員にあたる。ウサギのマスコットを好み、マスクもそれに合わせていることから、喰種対策局からは「ラビット」の呼称が付けられている。親友である依子の手料理を度々口にしているため戦闘能力を十全に発揮できず、赫子を片方の肩からしか出せない。
普段はか弱い者にも気遣いを忘れない心優しさを見せるが、感情的になると激情に駆られ、敵対した人間を躊躇なく殺すなど凶暴な一面を持っている。カネキはこの極端な生命観を喰種としての生き方から来ていると考えている。平穏な暮らしを営める人間を羨んでおり、元が人間であるカネキに対しては複雑な感情を抱いているが、彼の優しさに惹かれている。
既に両親はおらず、弟のアヤトと同居していたが音信不通となり、後に敵対関係となる。家族を失ったヒナミを引き取って同居していたが、アオギリの騒乱の後に彼女はカネキについていくことを選んだため、元の一人暮らしをしている。現在はカネキの通っていた上井大学を目指して受験勉強中。
CCGのあんていく襲撃をテレビで知り助けに行こうとするが四方に止められてしまう。その後、討伐戦の後に取り壊されるあんていくを見ながら、カネキがいつか帰ってくること信じ、四方とともに20区を脱出した。
芳村(よしむら) / 店長(てんちょう) / 梟
声 - 菅生隆之
あんていくの店長。初老の男性。温厚で優しい人物だが、感情に流されずに判断を下せる大局観を兼ね備えている。
半喰種化して思い悩むカネキを人間と喰種の「二つの世界に居場所を持てる唯一人の存在」と励まし、自分たちをもっと知ってもらうためにあんていくの仲間として迎え入れる。カネキとリゼが遭遇した事故の真相を本人に隠すなどの窺い知れない一面を持つ。
かつては「功善」という名で、孤独感に苛みながらもある組織の掃除屋として人間や同族すらも屠ってきた極めて強力な喰種であった。しかし正体を知りながらも自らと愛を育んだ人間の女性・憂那(うきな)との出会いと死を経て、人間と喰種の共存について考え始めている。「あんていく」という店の名は、憂那と出会った喫茶店から取っている。
SSSレートと同等の実力を持つ羽赫の赫者であり、肩のショットガンとブレード、ランス状の赫子による遠近の双方で隙の無い戦いを見せる。
「隻眼の梟」が我が子であることを確信しており、10年前とアオギリ戦ではCCGから庇うために自らが「隻眼の梟」に成り代わっていた。しかし、篠原と黒岩のビデオ検証により10年前とアオギリ戦とでは「隻眼の梟」マスクの形が微妙に異なることに気づかれた(最も顕著な点は口の形)。真戸暁をはじめ、この事情を知る一部の捜査官からは「不殺の梟」と区別されて呼ばれる。
CCGがカネキとあんていく周辺を嗅ぎまわっていることを察し、あんていく襲撃の日にCCGを迎え撃つ。多勢にも関わらず圧倒的な力で捜査官たちを倒していくが、最終的に法寺の「赤舌(チーシャ)」により致命傷を受け敗北する。しかし、直後に現れた本物の「隻眼の梟」によって連れ去られ、現在はリゼと同じように、嘉納によって赫包の培養器の中に入れられている。
西尾 錦(にしお にしき) / ニシキ
声 - 浅沼晋太郎(子供時代 - 阿久津秀寿
上井大学の薬学部薬学科2年生。眼鏡をかけた茶髪の男性。尾赫。本来は情に厚いが神経質で攻撃的な性格をしており、口の悪さが目立つ。同校に通うカネキの先輩にあたる。貴未の恋人でもあり、彼女とは相思相愛の関係となっている。親代わりの姉が人間の恋人に裏切られて駆逐された経験から他人を信用しておらず、徹底的な個人主義を貫いている。
喰場所に偶然居合わせたカネキをテリトリー荒らしと誤解し、報復でヒデを捕食しようとするが返り討ちにされて姿を隠す。後に再会した際、負傷のために14区で喰種の集団に共食いの餌食になりかけていたところをカネキに救われる。月山に拉致された貴未をカネキたちの協力のもとに救出し、以降はカネキの善意を受け入れ和解する。喰種である自分を受け入れてくれた貴未へのけじめから、人を殺さずに食物を得る生き方を選び、あんていくに勤務することになった。以降、不器用ながらもカネキとトーカを気にかけている。
あんていくが襲撃された際は、芳村たちを救出しに行こうとするカネキと言葉を交わし、月山とともに見送った。
四方 蓮示(よも れんじ) / ヨモ
声 - 中村悠一
男性。赫子は羽赫。店長の右腕的な人物。店の業務に関わることはなく、情報収集や自殺者の遺体集めといった実務を担当している。寡黙で無愛想だが誠実な人柄で、周囲からの信頼も厚い。
ウタやイトリとは4区で暮らしていた頃からの友人であるが、ウタとは4区を混乱に陥れるほどの敵対関係にあった[2]
幼少期に姉を有馬に殺されており、ウタとその仲間とともに有馬に復讐しようとするが返り討ちとなる。その際に店長に助けられたことで行動を共にするようになった。
トーカやカネキに格闘の手ほどきをしており、二人がかりでも軽くあしらうほど技量が高い。作中ではほとんど描写されていないが、多くの強力な喰種から警戒されるほどの実力をもつ。
嘉納のラボでカネキの前に現れ、意味深な言葉を残しリゼを連れ去る。
あんていく襲撃時には、あんていくに向かおうとしたトーカを悟し、ともに20区を脱出した。
古間 円児(こま えんじ) / 魔猿
声 - 勝杏里
あんていくの男性従業員。気さくな性格で、コーヒーを淹れ方では定評を持つ。かつては、各区の優秀な捜査官を殺しまわっていた猿面集団のリーダー「20区の魔猿」であり、事あるごとにその二つ名をひけらかしている。
あんていく襲撃時には、「魔猿」時代の仲間たちとともに捜査官たちを次々と倒していく。途中、捜査官の田中丸との戦闘で負傷するもカネキによって救出されルートV14から逃走するも、待ち伏せていた有馬によって仲間もろとも殺害された。
特等捜査官とも互角に戦うことから実力はSレート以上である。
入見(いりみ) / カヤ / 黒狗
声 - 大浦冬華
あんていくの女性従業員。羽赫。優れた探索能力を備えており、遠隔地の建物内の様子も足音や律動、内部の反響などを聞き分けて様子を窺い知る力をもつ。
「ブラックドーベル」という喰種集団の首領「黒狗」と呼ばれていた。SSレートの喰種。
あんていく襲撃時には、「黒狗」時代の仲間たちとともに捜査官たちを次々と倒していく。途中、因縁の相手である鉢川と戦闘中に、逃げ遅れた老婆を庇って負傷するも、カネキによって救出される。その後、ルートV14から逃走するも、待ち伏せていた有馬によって仲間もろとも殺害された。
ヘタレ
声 - 雨宮天
あんていくが保護しているインコ。名前は基本的に「ヘタレ」をよく言うことから。片羽に星のマークがついている。トーカの自宅のベランダに迷い込んだところをヒナミに拾われた[3]。ヨモからは「シューティングスターウィング(流星の翼)」と呼ばれている[4]

アオギリの樹[編集]

霧嶋 絢都(きりしま あやと) / アヤト /黒ラビット
声 - 梶裕貴(幼少期 - 高垣彩陽
アオギリの幹部。羽赫。トーカの弟。姉とよく似た美形と評されている。孤児になる原因になった事件の経験から人間を嫌い、力を遵奉するようになる。極めて粗暴かつ陰険な性格をした激情家だが、拉致したカネキに忠告を与えたり、戦闘でさりげなく姉を庇うなど、本来の優しさを垣間見せる。
トーカとは人間との関わり方について相違があり決別した後、都内各地で暴れ回っていた時にタタラと出会い、アオギリの樹に参加。数年後にあんていくの襲撃でトーカと再会するも、既に敵対関係にまで悪化していたが、今でも姉への屈折した愛情を抱いており、それをカネキに見抜かれていた。トーカの赫子を喰らって戦闘不能に追いやった後、トーカを救出したカネキと戦い、身体の骨の半分を折られ、文字通り「半殺し」にされた。
カネキにやられた傷が癒えた後もアオギリの樹で活動しており、「黒ラビット」として捜査官狩りや、嘉納の捜索をしていた。
羽赫特有の遠距離攻撃を中心に攻め立てる、羽根状の赫子を盾にしながら飛びかかり、そのまま赫子を開いて敵を切り裂くなど多様な攻撃方法を持つが、本人いわく最も得意なのは近接戦である。 
大守 八雲(おおもり やくも) / ヤモリ / ジェイソン
声 - 西凜太朗
アオギリの樹に所属する元13区の喰種。鱗赫。不完全な赫者。拷問が趣味で「食」より「遊」で殺しをするサディスト。極めて高い格闘センスを持ち、愛用のホッケーマスクと出身地の13区からCCGより「ジェイソン」の呼称で警戒されている。手の人差し指を曲げ、親指で押して鳴らす癖がある。
過去に母親を亡くしたことと、喰種収容所で受けた残虐な拷問によって今の人格になったと述懐している。カネキに執拗な拷問を行うが、覚醒したカネキの反撃に遭い瀕死の重傷を負う結果となり、直後に遭遇したジューゾーを捕食しようとしたが返り討ちにあい死亡し、彼のクインケにされた。
上述の通り性格は醜悪であるが、ニコとナキとは親しい関係にあり、ナキにはそれなりの気遣いを行っていた。そのためナキからは「神兄貴」と呼ばれ慕われていた。
『東京喰種トーキョーグール [JACK]』にも登場する。本編登場時とは違い黒髪で、彼も拷問により白髪になった模様。
タタラ
声 - 遊佐浩二
アオギリの幹部。鉄のマスクで口元を隠している。「隻眼の王」の側近で、他の幹部より上位の中心的な立場にいる。時折中国語を話す。
リゼ持ちであるカネキを拉致してアオギリに迎え入れようとするが、戦力にならないと判断しアヤトに下げ渡す。CCGを11区に陽動させた後、エトを含む本隊と共に23区の喰種収容所を襲撃した。
エト / 隻眼の梟
全身に包帯を巻いた外見をしている少女。羽赫の赫者。
CCGを11区に陽動させた後、タタラ率いる本隊と共に23区の喰種収容所を襲撃した。高い戦闘能力を持ち、万丈に全く気付かれずに彼の肋骨を切断した。
その正体はCCGよりSSS級駆逐対象に位置づけられ最も恐れられている隻眼の喰種「隻眼の梟」であり、アオギリの樹のリーダー「隻眼の王」。芳村と憂那の間に生まれた半喰種で、右眼のみ赫眼になっている。
赫者としての姿は十年前当時は偽装していた芳村のオリジナルの姿であったが、現在は元が人間の形をしていた喰種なのかということが疑わしいレベルなまでに巨大化した赫子で覆われ、怪獣と形容してもいい姿を持つ。
あんていく襲撃作戦の最中に突如出現し、多数の捜査官を戦闘不能に追い込んだ。その後芳村を飲み込み、嘉納の元へと連れ去った。
ノロ
アオギリの幹部。鼻と巨大な口の描かれたマスクを付けた巨大な男性。「隻眼の王」の側近であり、他の幹部とは一線を画す。終始無言で行動している。分類不明の環形動物のような赫子をもつ。極めて高い再生能力をもち、胴体を輪切りにされても傷口から湧きだした無数の赫子によって修復され、戦闘時には大口を開けた一本の巨大な赫子で敵を丸囓りにする。常に時計を持ち歩いており、タイマーが鳴ると戦闘を中断していずこかへ姿を消す。
瓶兄弟(びんきょうだい)
声 - (兄)藤原祐規 (弟)荒井聡太
アオギリの樹に所属する喰種の兄弟。両者とも尾赫。2人ともマスクを付けており、メンバーの中では比較的穏健な性格をしている。喰種対策局からは「しっぽブラザーズ」の呼称がつけられており、連携攻撃を得意とする。「隻眼の王」に忠誠を誓っており、アオギリの思想に心酔している。共に亜門の手にかかり死亡。
鯱(しゃち) / 神代 叉栄(かみしろ またさか)
元6区のリーダー。尾赫。23区の喰種収容所に収容されていたSSレートの喰種で、アオギリの樹の収容所襲撃の際に脱走した。屈強な体格をした硬派な人物で、漢字交じりの独特な口調で話す。
青年期から人間の道場で修業を積んだ武道の達人でもある。幼い頃のリゼを知っている模様。
脱走後は6区に戻らず、アオギリのメンバーとして嘉納を探している。その際にカネキと対決し、彼を完全敗北に追い込んだ。
赫子はシャチの尾のような形状をしており、これを利用することで常識をはるかに超えた動作が可能。
ナキ
元13区の喰種。甲赫。23区の喰種収容所に収容されていたS級の喰種で、アオギリの樹の収容所襲撃の際に脱走した。涙脆い性格でヤモリに心酔しており、彼をかばって収容されていた。また、ヤモリのことを「神兄貴」と呼ぶ。頭はあまりよくないが、仲間を身を挺して守るなど真っ直ぐな信念を持つ。
脱走後はアオギリの樹のメンバーとして嘉納を探しつつ、ヤモリの仇敵にあたるカネキを討つことを目的にする。
バンジョー一味[編集]
万丈 数壱(ばんじょう かずいち) / バンジョー
声 - 伊藤健太郎
反アオギリのリーダーを務める元11区の喰種。25歳。頑丈さだけが取り柄で、戦闘能力は極めて低い。羽赫。リゼに想いを寄せていた[5]
ハギに代わり、リゼの招いた混乱によって崩壊状態にあった11区の喰種社会を糾合するが、侵略してきたアオギリの樹に制圧される。11区の元リーダーとして不器用ながらも仲間想いで責任感もあり、カネキや反アオギリのメンバーから慕われている。そのため自分の弱さを嘆いている。
大半の仲間を亡くしながらもアオギリから脱出した後、助けられた恩からカネキの行動に協力する。自分の名前しか書けなかった[6]が、カネキに文字の読み書きを教えてもらっている[7]
エトに肋骨をくり貫かれ瀕死に陥ったが、それがきっかけで小さいが赫子を出せるようになり、その後、暴走したカネキに腹を貫かれた際も赫子による肉体修復が行われている。
イチミ、ジロ、サンテ
声 - 宮崎秋人(イチミ)・上田麗奈(ジロ)・ 荒井聡太(サンテ)
バンジョーの取り巻き。全員ガスマスクをつけている。アオギリからの脱出に失敗した後、バンジョーらと共に囚われていたが、カネキに助けられた。その後は助けられた恩からカネキの行動に協力する。
ウス
反アオギリの一員。アオギリからの脱出に失敗した後、バンジョーらと共に囚われていたが、カネキに助けられた。
モク、テツ
反アオギリのメンバー。アオギリからの脱出に失敗した直後、ヤモリに惨殺された。
コウト
喰種の少年。母親を守るために反アオギリに所属している。アオギリからの脱出に失敗した後、拷問を受けていたカネキの目の前でヤモリに殺された。
ケイ
喰種の女性で、コウトの母。アオギリからの脱出に失敗した後、拷問を受けていたカネキの目の前でヤモリに殺された。

道化師(ピエロ)[編集]

ウタ / ノーフェイス
声 - 櫻井孝宏
4区にて「HySy ArtMask Studio」という店を営んでいるマスク職人の男性。マイペースな性格で、ピアスタトゥーの出で立ちが特徴的なパンク・ファッションで装い、攻撃的な外見とは裏腹に対応は穏やかである。常に赫眼状態のため外出時はサングラスを着用している。かつては4区に集う喰種のリーダー格で、ヨモと敵対していた[2]。アオギリ戦ではあんていくのメンバーの仮面とマントを用意し、カネキ救出に参加した。
イトリ
声 - 高垣彩陽
14区で「Helter Skelter」というバーを営んでいる若い女性。ヨモやウタとは古くからの知人。くだけた性格であり巨乳の持ち主。情報網が広く、喰種の裏情報に通じている。鉄骨事故の情報に興味を持つカネキと情報提供の交換条件として喰種のレストランの調査を依頼した。その後もカネキに情報提供の協力を行っている。ニコは彼女のことを旧友と呼んでいる。
ニコ
声 - 津田健次郎
同性愛者の男性(オカマ)。嗅覚や聴覚が鋭く、きわめて高い再生力を有している。ヤモリに惹かれて一時的にアオギリに参加していた。残忍な性格で、ヤモリの生き方を「クール」だと絶賛しているが、子供殺しを強く諫めるなど母性的な一面を持つ。イトリのことを旧友と呼んでいる。
帆糸 ロマ(ほいと ロマ)
カネキに憧れて隣の19区から来たあんていくの女性従業員。皿を割ったり、喰種に人用の調味料を提供したりとそそっかしい。
実はピエロの一員だった。
宗太(そうた) / PG
男性。喰種のレストランの会員で、月山とも面識があり、亜美を食材として太らせレストランの解体ショーに誘い込んだ。ピエロマスクの一員。リゼに鉄骨を落としたのは彼である。
SS 級ピエロ
アオギリの樹の襲撃に乗じ、喰種収容所を脱走した3体のSS 級喰種の1人。イトリの台詞に登場するのみで本編には未登場。

嘉納の関係者[編集]

マダムA / 阿倍 麻衣子(あべ まいこ)
声 - 浅野まゆみ
喰種のレストランの会員。飼い人のタロちゃんを溺愛していたが、月山の交換条件を受け入れて食材に提供した。
実は嘉納とは関係があり、タロちゃんは彼から提供された人工喰種の失敗作だった。
金髪はウィッグであり、本来の髪はぼさぼさの黒髪である。
安久 黒奈(やすひさ クロナ)/ クロ
カネキと同じリゼから作られた半喰種である双子の少女の姉の方。縦縞のマスクに黒いフードという出で立ちをしている。マダムAの護衛を務めており、絶妙なコンビネーションで攻撃を行う。嘉納を「パパ」と呼び、彼を従っている。安久(やすひさ)という資産家の娘で、両親を喰種に殺された後はCCGに保護され施設で育ち、将来優秀な捜査官になると期待されていた。同じ施設にいたジューゾー、施設に講演に来ていた亜門と面識がある。
安久 奈白(やすひさ ナシロ)/ シロ
カネキと同じリゼから作られた半喰種である双子の少女の妹の方。横縞のマスクに白いフードという出で立ちをしている。マダムAの護衛を務めており、絶妙なコンビネーションで攻撃を行う。嘉納を「パパ」と呼び、彼を従っている。安久(やすひさ)という資産家の娘で、両親を喰種に殺された後はCCGに保護され施設で育ち、将来優秀な捜査官になると期待されていた。同じ施設にいたジューゾー、施設に講演に来ていた亜門と面識がある。ジューゾーとの交戦で致命傷を負った。

「20区」の喰種[編集]

神代 利世(かみしろ りぜ) / リゼ / 大喰い
声 - 花澤香菜
本作のキーパーソンとなる女性。鱗赫。カネキが喰種の世界に足を踏み込む原因を作った張本人。
趣味は読書。日頃はお淑やかで理知的に振る舞っているが、本質は奔放かつ貪欲で無差別に人を襲って食欲を満たしているため、他の喰種からも恐れられている。無分別な捕食が原因で以前暮らしていた11区にCCGの本格介入を招いてしまい、粛正に動いた有力喰種たちをも殺害してしまったために11区の喰種社会は混乱し、アオギリの樹を呼び寄せる遠因を作った。20区に移り住んだ後も行いを改めることはなく厄介者扱いされていたが、カネキを襲った工事現場にて鉄骨の落下事故に遭い一度は死亡したとされた。搬送された病院にて赫包を摘出され、彼女の赫包によってカネキは喰種となる。また、鉄骨落下事故も人為的に起こされたと複数の喰種たちが示唆している。
実は嘉納によって生かされており、半喰種を作るための赫包培養器として扱われていた。カネキと嘉納の前に突如現れたヨモによって連れ去られ、現在はコンテナに監禁されている。極度の飢餓状態のため食糧以外は認識出来ない。
笛口 雛実(ふえぐち ひなみ) / ヒナミ
声 - 諸星すみれ
十代前半の少女。性格はおとなしく、引っ込み思案。学校には通っていないため文字の読み書きなどはカネキに教えてもらっている。
登場以前に父親を駆逐されており、母親と共にあんていくから食料を受け取る生活をしていた。真戸に母親を駆逐されてから一時あんていくに身を隠していた。両親はともに喰種捜査官の真戸に殺されたが、憎しみよりも寂しさを感じる心優しい性格。故に戦闘向きの性格ではないが、真戸との戦闘では喰種としての能力の高さを見せた。両親から受け継いだ鱗赫と甲赫の赫子を持つ[8]。腕力や身体能力は突出していないが五感が鋭く、他のグールより聴覚と嗅覚が鋭い描写がある。アオギリの騒乱ではカネキの居場所を聞き当て、カネキについて行ってからは敵の進行方向や速度を把握、指示を出して敵を囲い込む参謀役に就くこともある。
ほとぼりが冷めてからはトーカの家で暮らしていたが、アオギリの騒乱後はカネキについていくことを選び彼らと行動を共にしている。
続編「東京喰種:re」ではアヤトともに行動している。
笛口 リョーコ(ふえぐち リョーコ)
声 - 折笠富美子
ヒナミの母親。赫子は甲赫。登場以前に夫を失い、あんていくから食糧を受け取る生活をしていたが、喰種捜査官に喰種と見抜かれてしまい、ヒナミを逃がすも駆逐され、真戸によってクインケの材料にされる。
月山 習(つきやま しゅう)/ 美食家(グルメ) / MM
声 - 宮野真守
東京20区に暮らす青年。晴南学院大学人間科学部社会福祉学科4年生。ファッションなどのコーディネートも好み、カネキに初対面でモデルを思わせた端正な美形である。言葉の端々にフランス語英語を混ぜることが多い。
捕食対象の特定部位を選り好みして食べるなど食事にはこだわりを持っており、喰種対策局からは「美食家(グルメ)」と呼称される。その実力は他のグールや捜査官にも一目置かれている、ゆえに駆逐対象として捜査官を20区に引き寄せてしまうため、トーカからは「20区の厄介モン」と称されている。リゼとは知り合いであったが、食に関するこだわりの行き違いから決別した。喰種のレストランの会員でもある。赫子は螺旋状の甲赫で、仮面は三日月を模している。
「隻眼の喰種」であるカネキに食材として異常な執着を持っている。貴未を人質に取りカネキを捕食しようとするが、本人とニシキ、トーカを相手に戦う羽目になり敗れる。その後、アオギリに拉致されたカネキを救出するために下心を持ちながらも芳村らとの利害の一致で協力関係を築いた。カネキ救出後、カネキとは打算を多く含む協力者となる。
反アオギリでは自分を「主(カネキ)の剣」と称し、月山家の力と後述の堀チエからの情報で積極的にカネキをサポートしている。反アオギリ解散後も下心はあるが、協力する姿勢を見せている。
あんていく襲撃時には、芳村たちを助けに行くカネキを赫子を用いて全力で止めようとするが、結局負けてしまう。行かないように懇願するも、カネキから「止めよとしてくれてありがとう」と言葉をかけられ、泣きながら見送った。
吉田 カズオ(よしだ カズオ)
声 - 丹沢晃之
フィットネスクラブに勤務する41歳の男性。普段は捕食を除いてごく普通の生活を送っており、芳村よりリゼの喰場を譲り受けるが、所有権を主張するニシキに殺害される。
なお、本編での登場は少ないが巻末のおまけ漫画では頻繁に登場している。小説版[日々]では彼が主役の話がある。
テレビアニメ版の第1話では未放送だったが、BD・DVD版の第1話の予告ミニアニメでは彼の死ぬまでの経緯がギャグ形式で描かれている。
近江(おうみ)
あんていくの常連客。男性。時々自制が利かなくなる性質がある。ヒデを狙っていたが逃してしまったところ、偶然通りかかった真戸に襲い掛かり、逆に駆逐された。
桃池 育馬(ももち いくま) / イクマ
ミュージシャンを目指してギターを片手に田舎から上京してきた男性の喰種。ミュージシャンとして曲を弾き始めの頃は客はいなかった。
上京初めの頃は母の仕送りだけで生活していた。仕送りが底をつき、崖で食料調達をしていた際、ヨモと遭遇。その後、月山に襲われて怪我をしたところをあんていくに助けてもらうも、あまりに稼ぐことが出来ずに餓えていた。最終的にはあんていくに助けてもらい、喰場も確保できるようになった。今も20区でミュージシャンを目指して励んでいる。
小説[日々][空白]にのみ登場する。
カイン
上井大学のオカルト研究会に顔を出すオカルト研究家。男性。捕食と口封じのためヒデとオカルト研究会のメンバーに襲いかかるが、ヒデの策略で返り討ちにされた。
小説[日々]にのみ登場する。

その他の喰種[編集]

笛口 アサキ(ふえぐち アサキ)
声 - 鳥海浩輔
ヒナミの父親。赫子は鱗赫。原作では既に真戸によって駆逐されており、本編には赫子しか登場しない[注 1]
アニメ版では喰種を診る医者として登場[注 2]。過去にジェイソンの仕事を手伝っていた時期があったが所帯を持ったことを期に手を引いていた。しかし再びジェイソンから何らかの道具(医療器具の製造技術を応用した拷問用の器具らしい)を作る仕事を半ば強制的に依頼され、身の危険を察知し妻と娘を「あんてぃく」に預ける。最終的にはジェイソンが彼に接触するとの情報を掴んだ真戸と亜門が彼の家を急襲。ジェイソンは取り逃がしたが、真戸により駆逐される。その赫子は真戸のクインケとなり、妻であるリョーコの殺傷に用いられた。
霧嶋 新(きりしま あらた) / アラタ / 骸拾い(ムクロひろい)
声 - 内田夕夜
トーカとアヤトの父親。甲赫の赫者。温厚な性格で人を襲うこともなく、人間との共存を図る生き方をしていた。死体を拾っていた途中でCCGに見つかり討伐されたがその後の生死は不明。ヒトの死体を拾う傍ら、大量の共喰いを行っていたようで、そのため完全な赫者である。なお、赫子は鎧を着込んだような姿に展開される。
ヒカリ
トーカとアヤトの母親。夫のアラタより先にCCGに発見されてしまい、消息を絶っている。
村松 キエ(むらまつ キエ) / アップルヘッド
声 - 土井美加
亜門が任官したばかりの頃に活動していた17区の連続殺人鬼。1年で50件以上の捕食殺害を起こしており、目撃情報による継ぎ接ぎだらけの丸い顔から「アップルヘッド」と呼ばれている。活動当時はマスクだと思われていた顔が、駆逐後に素顔と判明。赫子は鱗赫と思われる。亜門に襲いかかったところを真戸に駆逐された。
御手洗(みたらい) / TR
喰種のレストランの会員。男性。食通家として知り合った小鉢を食材として解体ショーに誘い込んだ。
ニシキの姉(仮称)
少女期からニシキの親代わりとして世話をしてきた。ある人間の男性と恋愛関係になるが、彼の通報でCCGに駆逐された。
ハギ
11区に集う喰種のリーダー。顔に傷痕を持つ男性。11区の治安を悪化させたリゼを始末するため幹部と共に襲撃するが、返り討ちに遭い死亡した。
ドナート・ポルポラ / 神父
声 - 井上和彦
23区の喰種収容所に収容されているレートSSのロシア系喰種。亜門の育ての親でもあり、収容所に入れられる以前は孤児院を営んいた。孤児院の小児を好んで喰っていたが亜門だけは喰わずにいた。
芥子(カイコ)
芳村がかつて所属していた喰種組織「V(ヴィー)」の一員。CCGに狙われる芳村を救う代償として隻眼の梟を差し出すよう要求するが、拒絶される。

人間[編集]

民間人[編集]

永近 英良(ながちか ひでよし) / ヒデ
声 - 豊永利行(子供時代 - 上田麗奈)
カネキと同じ大学に通う男友達。カネキが「人間」としての感情を持つ中で柱となっている人物。カネキとは正反対に活発な性格で、友好関係が幅広くなぜか周囲に喰種が多い。
小学生時代にカネキに話しかけたのがきっかけで親友となる。あんていくの常連客で、トーカに興味を抱いている。陽気でおおざっぱを振舞うものの、他者の微かな機微に気付く鋭い洞察力を持ち、真戸の殉職の件もほぼ完全な推理で事件の本質に辿り着いている。
喰種の事件に興味を持ち、新聞の切り抜きを集めたり、ヤモリに発信機を付け、「アオギリの樹」のアジトの場所を特定するなどして独自に捜査を行っていた。また、単独でカインを撃退している。
CCGにアルバイトとして働いており局員補佐として採用されたが、「アオギリの樹」のアジトの情報を匿名でCCGに提供をしたことが丸手に知られ、彼の判断で捜査官補佐となる。
「隻眼の梟討伐戦」では丸手の補佐として参加する。地下道で半赫者となったカネキと再会し、カネキが喰種であることに気づいていた事を明かし、もう一度だけ戦うよう励ました。その後の行方は不明となっている。
嘉納 明博(かのう あきひろ)
声 - 乃村健次
嘉納総合病院の医師で教授を務めている初老の男性。瀕死の重傷を負ったカネキを手術した後、カネキの担当医としてしばらく診察をし、その後姿をくらましていたが東京郊外の地下のラボに潜伏していた。
後にカネキと対峙し、ある目的のために一緒にアオギリの樹へ行くよう説くが断られ単身アオギリへと向かう。
元CCG解剖医で、回収したリゼを利用して秘密裏に様々な実験を行っていた。カネキやシロ・クロを半喰種化させた張本人で、アオギリの樹の目的に必要な重要人物とされている。
田口(たぐち)
声 - 上田麗奈
入院していたカネキの担当をしていた看護師。嘉納の裏の顔を知っていたためにアオギリの樹に拉致される。タタラに拷問され殺されたと思われる。
高槻 泉(たかつき せん)
ミステリー小説家。小柄な体型ではねた長髪の女性。作品の評価は高く、作品ではなく作家本人のファンもいるほどの有名人でもある。
著書は処女作の「拝啓カフカ」、カネキとリゼが出会うきっかけとなった「黒山羊の卵」、「小夜時雨」「虹のモノクロ」「なつにっき」「ルサンチメンズ」などがある。
サイン会に来たヒナミを「ちゃんヒナ」と呼んで気にかけており、喫茶店で再会した際はアドバイスを送るとともに連絡先を教えた。
捜査官も知らないようなCCGの情報を亜門に提供するなど謎の部分が多い。
西野 貴未(にしの きみ)
声 - 小堀友里絵
上井大学医学部医学科2年生の女子学生。ニシキの恋人。家族が旅行中の事故で全員死亡し、精神的に追い詰められたところをニシキに話しかけられたのをきっかけに恋人になる。ニシキが喰種であることを知っており、必要があればニシキの食糧になる決断ができるほど献身的な愛情を持つ。
小坂 依子(こさか よりこ)
声 - 赤﨑千夏
清巳高校の女生徒でトーカの親友。トーカのことを常に心配しているが、彼女の正体には気付いていない。調理師を目指しており、たびたび料理をトーカに食べさせている。
小倉 久志(おぐら ひさし)
自称:喰種研究家。他人を小ばかにした性格の男性。度々テレビに出演しており、喰種関連の著書も出版している。しかし、篠原特等から、「喰種の研究者ではなく、自分なりに掻き集めた情報を吹聴するだけの『喰種フリーク』であり、市井の人々に誤解を与える困った人」と評されている。
小鉢(こばち)
翔英社のグルメ雑誌「トーキョーグルメ」の編集者。御手洗に騙され喰種のレストランに連れ込まれた。ハプニングレストランだと信じていたため、最初に食材としてタロちゃんに解体されるまでほぼ無抵抗だった。
亜美(あみ)
肥満体の女性。宗太に騙されて喰種のレストランに連れて込まれた。本人曰くかつてインターハイにまで出たこともあるランナーだったらしい。しぶとく逃げ回るも捕えられ、食材としてタロちゃんに熱した鉄板に押し付けられた。
タロちゃん
声 - 武虎
本名不明。喰種のレストランで参加者たちを解体しようとした解体屋(スクラッパー)。マダムAの「飼いビト」。人間を手づかみできるほどの巨体であるが、知能は高くない。幼児語を使い、マダムAを「まま」と呼ぶ。ショーの最中にカネキを独り占めしたくなった月山に食材として殺害される。
実はリゼの赫包の移植によって変貌した人間であり、嘉納によって人為的に作られ存在でもある。上記の彼の他にも複数存在している。
巻末のおまけ漫画ではカズオと共に頻繁に登場している。
カネキの母(仮称)
夫(カネキの父)を早くに亡くし、女手一つでカネキを育てていたが、姉(カネキの伯母)からの金の無心に応じ続けていたこともあり過労死した。生前、カネキに自己犠牲を尊ぶように教えた。
浅岡(あさおか)
カネキの伯母。妹であったカネキの母が亡くなった後、間接的に死なせた償いからカネキを引き取るが、カネキの成績が息子を越えたことをきっかけに敵愾心を向けるようになり、彼に対して心理的虐待やネグレクトをするようになった。
浅岡 優一(あさおか ゆういち)
カネキの従兄弟。カネキと同じく内向的で、学力は良くない。間接的にカネキへのネグレクトに加担していた。
佐藤(さとう)
中年の女性。霧嶋一家と滝沢一家が暮らしていた住宅街の近所に住んでおり、トーカとアヤトからは「佐藤のおばちゃん」と呼ばれていた。霧嶋一家とは友好的な関係を築いていたが、CCGから一家の正体を知らされ、駆逐に協力した。
木山(きやま)
小説にのみ登場。上井大学のオカルト研究会の部長。気さくな性格をしたのっぽの男性。ヒデがカネキの異変に勘づいた頃に知り合い、強制的にヒデをオカルト研究会に勧誘した。独自に喰種の調査を行っている。カインに襲われるが、ヒデに助けられた。
三晃(さんこう)
小説にのみ登場。上井大学のオカルト研究会の一員。陰気な性格をした長髪の女性。木山と共に行動しており、喰種疑惑のある人物のリストを作成していた。カインの襲撃に遭うが、ヒデに助けられた。
掘 ちえ(ほり ちえ) / ホリチエ
月山が高校生時代に出会った人物。童顔の小柄な少女。飄々とした変わり者で、写真をとるのが好きなマニアでもある。月山が喰種だと知っても全く驚かなかった。
月山の食事風景を撮影したところを彼に見つかってしまい、月山と共に行動するようになる。「いい光景を見せる」という月山の言葉にひかれ、写真に収めるために夜の病院に忍び込む。その際、ある病室で看護師が老人の患者への虐待を行っている姿を目撃する。そこに月山が現れ、看護師が驚いてその場で腰を抜かすと、目の前で平然と老人の皮を剥いで見せた場面を写真に撮った。その後も月山との交流関係を持っている。
小説[日々][空白]に登場する。名前だけは本編にも出てきており、月山を通してカネキへの情報提供をしている模様。
憂那(うきな)
かつて「功善」と名乗っていた頃の芳村が出会った女性。正体を知りながらも功善と愛を育み、エトを産むため妊娠中に人間の肉を食らうほど彼を愛していた。しかし彼女の正体は功善の所属していた組織を追うジャーナリストであり(功善が組織に所属していたことは知らなかった)、それに気づいた組織の命令を受けた功善の手で殺害された。
最期の時ですら功善を恨まず、それどころか「自分が死ぬことでまた功善が一人になることが心配」と気にかけていた。

喰種対策局[編集]

幹部[編集]
和修 常吉(わしゅう つねよし)
総議長。アカデミーを卒業していないジューゾーを特例で喰種捜査官として入局させた。過去には有馬も特例入局をさせている。和修家はCCGに大きな影響力を持ち、批判するだけで潰されるといわれている。丸手によるとSSSレートの喰種を討伐したことがあるらしい。
和修 吉時(わしゅう よしとき)
総議長の息子で本局局長。丸手と親交がある。式典で亜門やジューゾーに昇任の辞令書を手渡した。「隻眼の梟討伐作戦」では作戦総指揮を務める。
特等捜査官[編集]
丸手 斎(まるで いつき)
声 - うえだゆうじ
男性。嫌味な性格で、自慢するために職場へハーレーで乗り付けたり、他者を見下す発言や陰口を繰り返すため、局員たちからの印象はあまりよくない。クインケを「オモチャ」と称し嫌っているが、戦士としての実力は確かである模様。
アオギリの11区襲撃事件に対処する11区特別対策班の指揮官を務めるが、23区の喰種収容所の襲撃を予測しなかった。
『東京喰種トーキョーグール [JACK]』にも登場しており、ランタンに襲われた富良から事情聴取をした。
有馬 貴将(ありま きしょう)
声 - 浪川大輔
多くの逸話を持つ捜査官で、新人時代の梟の撃退で名を馳せた。CCG内でも最高クラスの実力を持ち、両手でそれぞれ異なるクインケを自在に扱うなど並外れた戦闘能力を持つことから「CCGの死神」とも呼ばれる。
少年期から既に捜査官として活躍していた天才肌であり、面識のある者からは「天然」と評されている。『東京喰種トーキョーグール [JACK]』の主人公。学生時代、「ランタン」を追うため13区の学校に転校していた。
クインケは優れた防御性能を持ち遠隔起動も可能な甲赫の[IXA(イグザ)]、雷のような赫子を発生させる羽赫の[ナルカミ]を使用。JACK時代にはギターケースに入れた甲赫の[ユキムラ]を使っていた。
「隻眼の梟討伐作戦」では0番隊の隊長を務める。ルートv14にて地下に逃げた多数の喰種を討伐し、カネキを圧倒的実力で叩き伏せた。その後地上に上がり隻眼の梟を単独で撃退に成功する。
黒磐 巌(くろいわ いわお)
実戦経験豊富なベテラン捜査官。梟と二度の実戦経験を持つ。「うむ」が口癖。クインケは鱗赫の[クロイワSpecial]と甲赫の[アラタproto]→[アラタ]。
アオギリの11区襲撃事件に対処する11区特別対策班の副指揮官を務める。三度の梟との戦いに違和感を覚えている。
「隻眼の梟討伐作戦」では1番隊の隊長として芳村と戦い手傷を負わせるが、その代償として左腕を失った。
篠原 幸紀(しのはら ゆきのり)
声 - 仲野裕
人当たりのよい性格の人物。ジューゾーのパートナーで、彼の問題行動にも怒ることなく諭すように指導している。真戸の初代パートナーでもあり、アカデミー時代の亜門の教官も務めていた。トーカとアヤトの父であるアラタを生け捕りにした人物。堅実確実に結果を残すタイプであり、「不屈のシノハラ」と呼ばれている。クインケは尾赫の[オニヤマダ壱]→[オニヤマダ]と、甲赫の[アラタproto]→[アラタβ0.8]→[アラタ]。
ジューゾーをパートナーにした当初はジューゾーの奇行に手を焼いていたが、後に互いに信頼関係を築くようになる。
「隻眼の梟討伐作戦」では1番隊の副隊長として芳村と戦うが、その直後に現れた「隻眼の梟」に重傷を負わされ、右足を切断されたうえに植物状態となる。
田中丸 望元(たなかまる もうがん)
2区の支部長として、捜査官の職務と2区の統括役を兼任している。「ンン…ボーイ」が口癖。戦闘時にはクインケ名を叫ぶことが多く、戦いを喜劇として捉えている。あんていく戦では古間と交戦する。
クインケは衝撃波のような赫子を発生させ、モードの変更で遠近両用で対応できる羽赫[ハイアーマインド(高次元精神領域)]もしくは[天使の羽ばたき(エンジェルビート)]。
灰崎 深目(はいさき しんめ)
監獄長。「アオギリの樹」のコクリア襲撃による前任者の失態を経て副監獄長から昇進した。過去には尋問管を務めている。
安浦 清子(あうら きよこ)
初の女性特等捜査官。女性捜査官からの羨望を集めている。
准特等捜査官[編集]
法寺 項介(ほうじ こうすけ)
声 - 速水奨
滝澤のパートナー。真戸の二代目パートナーだった。准特等捜査官。目下にも敬語を使う穏やかで紳士的な性格だが、時折辛辣になることもある。13区の「ピエロマスク掃討戦」だけでなく、中国の「赤舌連(チーシャーリェン)」という喰種集団を相手にして功績を残す程の実力者である。クインケは羽赫の[ホロウ]と甲赫の[赤舌(チーシャ)]。
「隻眼の梟討伐作戦」では赤舌を使い、芳村に致命傷となる一撃を与えた。
千之 睦(ちの むつみ) / チノムツ
23区担当。眼鏡をかけた中年男性。クインケは尾赫の[サユリ壱]。「隻眼の梟討伐作戦」においてタタラと交戦後消息を絶ち、CCGには死亡と判断された。
有根(ありね)
7区担当の男性。「ピエロマスク掃討戦」で法寺と並ぶ成果を収めるほどの人物。黒ウサギのマスクを被ったアヤトにクインケを展開する暇もなく殺された。
宇井 郡(うい こおり)
4区担当。一人称が「私」の中性的な青年。准特等だが、4区の指揮権と特等会議への参加権を持っている。元・有馬班のホープ。
真戸 微(まど かすか)
本編開始時点で故人。真戸呉緒の妻であり、暁の母。28歳で准特等となり教官職まで務めた。丸手[注 3]を班長としたチームで24区の捜査中に隻眼の梟と遭遇し、チームのメンバーを逃がすために殿(しんがり)を務め殉職する。安浦の同期だと説明されている。
鉢川 忠 (はちかわ ちゅう)
あんていく討伐隊第3隊隊長。眼鏡をかけ、コートの襟で口元を隠した男性。クインケの名称は不明だが、羽赫と思われる。グールとの交戦の影響か、唇の肉が無く歯茎がむき出しになっている。民間人を平然と戦闘に巻き込むなど周囲を省みない性格。過去にカヤに師や同期を殺されており、復讐の機会を待っていた。
上等捜査官[編集]
亜門 鋼太朗(あもん こうたろう)
声 - 小西克幸
CCG側の狂言回しを務める人物。男性。26歳、身長191cm、体重94kgの偉丈夫で、常にトレーニングで体を鍛えている。力の無い喰種が相手であればクインケ無しでもある程度対処できるほどの格闘能力を持つ。そのため重量級の甲赫のクインケを得意とする。クインケは棍棒状の甲赫である[ドウジマ1/2]→二刀に分割する能力を持った大剣状の甲赫の[クラ][注 4]
初登場時は一等捜査官。真戸の最後のパートナーであり、彼の殉職に責任を感じている。アカデミーを主席で卒業したエリートで、喰種が歪めた世界は間違っていると考えており、この世界を変えるという信念の元に活動している。ワイシャツの襟もとに小さな十字架を下げている。基本は涙もろく正義感にあふれた好青年ではあるが、使命感からしばし暴走し、倫理や規則を無視した行動を取ることがある。かつては孤児である自身の育ての親だった喰種のドナートには複雑な感情を向けている。
真戸を追っている最中にカネキに足止めを食らい、追い詰められるも見逃されたことから「ドナートが自身を見逃した理由」を求めるために「眼帯の喰種」として行方を追っている。
アオギリの騒乱から半年後、上等捜査官に昇進し、真戸の娘のアキラとコンビを組む。
ドナートに育てられた経緯と、半赫者で暫定SSレートのカネキを捕獲・駆逐せずに見逃したことから、エトと嘉納に興味を抱かれる。
「隻眼の梟討伐作戦」ではカネキと再び相対。クラを破壊され地行が渡した[アラタ・弐<proto>]と[ドウジマ・改]で戦うが、カネキの一撃で右腕を失う。その後突如現れたタタラとノロに立ち向かうが、生死不明となる。
真戸 呉緒(まど くれお)
声 - 大川透
不気味な雰囲気を漂わす中年の男性で、常に手袋をはめている。喰種の駆逐を使命とし、妻の仇である「隻眼の喰種」への復讐を目指していた。
少々風変りではあるものの礼儀正しく、部下への気遣いと思いやりや、家族への愛情も深い人物。しかし、喰種が相手になると右目は丸く開かれ、左目は半眼になり、心身へ苦痛を与えるサディストに変貌する。クインケの収集に執着しており、職場内でも変わり者と見られていた。カネキを喰種として目を付け検査ゲートに連れ込むなど非常に勘が鋭く、「捜査で最終的に頼れるのは自身の勘」を信条としている。
クインケは鱗赫の[フエグチ壱]や甲赫の[フエグチ弐]、甲赫の[クラ]等多数所持していた。亜門に捜査官としての基礎を教えた人物でもあり、プロ意識も高い。笛口家全員をクインケにすべくヒナミを追いかけるがヒナミの赫子による反撃に遭い、トーカに止めを刺されて殉職した。
平子 丈(ひらこ たけ)
男性。21区担当。有馬とコンビを組んでいた。実力は確かで、多くの実績を上げるベテランではあるが、有馬の天才的な能力と言動に振り回されていた。クインケは鱗赫の[ナゴミ1/3]。過去において甲赫の[ユキムラ]を使用していたこともあった。
カヤ曰く「地味なのになぜか強いタイプ」「村人Bのような顔」。
田井中 寛和(たいなか ひろかず)
男性。23区担当。チノムツのパートナー。クインケは尾赫の[ロク1/3]。
富良 太志(ふら たいし)
男性。7区担当。有馬の友人。喰種レストラン突入チームにも参加している。
『東京喰種トーキョーグール [JACK]』の準主人公。校内で恐れられる不良だった。幼い頃は野球少年だった名残か、喰種探しの際に武器として釘バットを持ち歩いていた。
児張(にはる)
7区担当の男性。有根と共に黒ウサギのマスクの喰種に殺される。
磯山 重司(いそやま じゅうじ)
嘉納の隠れ処への突入に参加。篠原の指揮下で車谷と共に行動している。クインケは尾赫の[シャク]。
一等捜査官[編集]
真戸 暁(まど あきら) / アキラ
真戸の娘。アカデミーでは政道と同期で首席卒業。上等捜査官に昇進した亜門のパートナーとなる。上司といえども労力の無駄として敬語は使わない等、傲慢な面を見せる。女性らしく体重を気にする一面があり、夜の九時以降は食事をしないよう気を付けている。グラス一杯の酒を飲んだだけで泥酔してしまう程アルコールに弱い。
鞭状の尾赫と剣状の甲赫を融合させたキメラクインケの[アマツ]を使う。理屈っぽい話し方や喰種(赫子)をクインケの素材として見ていたりするなど父親との共通点が多い。
「隻眼の梟討伐作戦」にも参加し、作戦終了後はキメラクインケの実用性が認められたことで一等捜査官に昇進。有馬からメンターとして佐々木の教育を任される。
車谷 東吾(くるまたに とうご)
嘉納の隠れ処への突入に参加。篠原の指揮下で磯山と共に行動している。クインケは羽赫の[アブラガマ]。
穂木 あゆむ(ほぎ あゆむ)
幼い子供のような体躯をしており、前髪で頭部全体を隠した捜査官。俊敏で正確な攻撃を得意とする。
二等捜査官[編集]
鈴屋 什造(すずや じゅうぞう) / ジューゾー
声 - 釘宮理恵
篠原のパートナー。カネキと同年齢。中性的な容姿をした男性。アカデミーに入学することなく特例として喰種捜査官に就任し、アオギリの騒乱から半年後に二等捜査官に昇進。カネキと同様に喰種を惹きつける体臭を持つ。
クインケはナイフ状の尾赫の[サソリ1/56]×56[注 5] と、大鎌型鱗赫の[13's(ジューゾー's)ジェイソン]。
普段は無邪気で人懐っこい性格であるが、常識感とモラルが欠如しており、気軽に窃盗を行い、機嫌を損ねると障害が残る傷害を躊躇せずに行う残忍な面を持っている。
かつては「怜(れい)」と呼ばれ、クロナ、ナシロと同じ施設に居たため彼女らとは面識があり、交戦中には「同窓会のようですねえ」と発言している。
幼少期はビッグマダムと呼ばれる喰種の飼いビトとして過ごし、サーカスでの曲芸や解体屋を行っていた。その一方で執拗な虐待をされており、股間も潰されている。
「隻眼の梟討伐作戦」では芳村に手傷を与えようとするが、隙を突かれて右足を切断される。作戦終了後は後は植物状態となった篠原の前で再び捜査官として働くことを誓った。
滝澤 政道(たきざわ せいどう)
声 - 立花慎之介
喰種対策局の二等捜査官。アカデミーでは次席卒業。有馬と亜門に憧れており、スクラップ記事などを集めている。同期のアキラや昇進の早いジューゾーには劣等感を感じており、特にジューゾーを疎んでいる。クインケはパートナーの法寺から譲り受けた羽赫の[ドゥヒ]。
「隻眼の梟討伐作戦」ではタタラに果敢に立ち向かうが、ノロに左腕を食われた。その後の生死は不明。
五里 美郷(ごり みさと)
声 - 上田麗奈
女性。13区担当。クインケは羽赫の[エメリオ]。亜門に憧れているが、その裏返しとして彼に対して攻撃的に接してしまう。
三等捜査官[編集]
佐々木(ささき)
男性。「隻眼の梟討伐作戦」一等捜査官に昇進したアキラの部下。毛先は白髪、生え際は黒髪のツートンカラーである。アキラ曰く「他の捜査官と違う」との事。
局員捜査官[編集]
中島 康智(なかじま やすのり)
声 - 大黒和広
喰種対策教育所出身の局員捜査官。男性。後輩の草場とパートナーを組んでいたが、彼の殉職後は亜門とコンビを組むことになる。
草場 一平(くさば いっぺい)
声 - 村田太志
三等捜査官。男性。26歳。中島とコンビを組んでいた。亜門の正義感に触れ尊敬していたが、トーカに襲撃されて殉職する。
累沢(るいざわ)
喰種対策局の情報部職員。女性。人当たりの良い軽めの性格であるが、喰種であれば子供であっても駆逐されて当然という様な考えを持つ。
村田(むらた)
喰種対策局の喰種捜査官。男性。
捜査官補佐[編集]
永近 英良(ながちか ひでよし) / ヒデ
#永近 英良 / ヒデ」の項を参照。

用語[編集]

喰種(グール)[編集]

食性が人間のみに限定された肉食亜人種。反社会的な食性から公的に駆逐対象とされており、喰種対策局と呼ばれる専門の行政機関が設立されている。通常時は人間との外見的な差異が無く、条件付きで交配も可能であるなど限りなく人間に近い種として描かれている。

身体的な特徴
身体能力は極めて高く、数メートルを跳躍し、素手で人体を貫く筋力をもつ。個体差はあるが成体ではヒトの4~7倍の筋力を持つとされる。小さな切り傷程度であれば一瞬、骨折でも一晩程度で治癒する。感覚器官がきわめて優れており、遠方から近づく人物の体臭を嗅ぎ分けられ、人ごみの中から足音を聞き分けることができる。寿命は明言されていないが人間のように老化した喰種が登場しており、大怪我を負えば死ぬことから不老不死ではない。捕食もしくは交戦時には赫眼という状態になり、身体から赫子が発生するため人間と見分けやすくなり、喰種対策法でもこれらの確認を以て喰種と判断すると定められている。
赫眼(かくがん)
喰種が特殊能力を使う際に眼球を赤く変化させた状態の呼称。一般的には両眼が変化するが、ハイブリットは片眼のみが変化する。
Rc細胞
喰種に特殊能力を与える架空の細胞。微量だが人間の体内に存在しており、喰種は人肉の摂取によってこれを蓄積する。Rc因子が定義されており、医学検査の項目にRc値が定められている。Rc値が一定以上の数値になると喰種と判断される。
赫包(かくほう)
喰種の体内にあるRC細胞を貯めこむ嚢胞。喰種は人肉を摂ることで血中にRc細胞を蓄える。そのRc細胞はこの赫包に蓄えられる。蓄えられた細胞は意識的、あるいは精神の昂ぶりによって皮膚を突き破り放出される。これが赫子である。個体によっては複数の赫包を持つ。
赫包は喰種の種類によって場所が異なる。羽赫は肩まわり、甲赫は肩甲骨の下、鱗赫は腰のあたり、尾赫は尾てい骨付近にあり、喰種の相性は、上から羽赫、甲赫、鱗赫、尾赫の順に並べて、赫包の位置が一つ上の種に強く一つ下の種に弱いという形になっている。
赫子(かぐね)
喰種の身体より発生する捕食器官。Rc細胞によって構成されており、硬化と軟化を繰り返しながら自在に動く。特性によって分類されており、強力な喰種ほど多く発生させる。基本的に一種類の発生に限定されるが、稀に複数種を持つ喰種が存在する。
治癒能力が高い喰種ではあるが、赫子によって受けた傷は治癒が遅れがちになる。特に相性の悪い赫子から受けた傷は毒となり治癒が遅れる。
羽赫(うかく)
肩まわりからRc細胞が羽のように放出される赫子で、ガス状に出現する例が一般的。攻撃時には直接叩きつけたり固形化して射撃する例が確認されている。主にスピードを生かした瞬発系の攻撃を行う。Rc細胞を放出して戦うため持続時間が短く短期決戦型と見られている。
甲赫(こうかく)
肩甲骨の下あたりから現れる金属質の赫子。高密度のRc細胞の凝縮で赫子の中で随一の頑丈さを誇るが、重量のせいでスピードで劣り扱いづらい。
鱗赫(りんかく)
腰まわりから触手のような形状を持って現れる攻撃的な赫子。柔軟性に優れるため脆いが再生も早い。主に打撃や刺突で攻撃し鱗のような表面が破壊力を増している。
尾赫(びかく)
尾てい骨あたりから爬虫類の尾のような形状を持って現れる万能型の赫子。総合力が高く攻守共に水準以上でスピードもあり、特に弱点はないが、攻撃において決め手に欠けることが欠点。
食性と嗜好
水やコーヒーを除けば基本的に摂食できるのは人体のみであり、一度の摂食で数週間の活動ができる。常人が摂食する食品を喰種が口に含むと味覚に嘔吐中枢が刺激されるほど不快に感じ、無理に摂食すれば体調を壊すなどの不調が発生する。飢餓状態になると激しい頭痛や判断力の低下に陥り、親しい友人であろうとも捕食に躊躇しなくなる。経験者はこの苦痛を「地獄のような苦しみ」と表現している。なお、歯の生え揃っていない(捕食器官が未発達な)赤ん坊の場合は同種の母乳を飲むことで栄養が摂取できる。
精神的な特徴
生来の意識や感情は人間と変わらず、同じ社会性をもっているため、日常は人間社会に溶け込んで生活している。しかし、人間しか食べられない喰種としての苛烈な環境から、強弱はあるが心に闇をもつ傾向にある。大半は人間に対して複雑な感情を抱いたり、喰種である自分に苦しんだりする程度であるが、人間を単なる食べ物と考えるようになった喰種は気軽に捕食を行い、無秩序に起こす捕食殺人事件は社会問題に発展し、喰種対策局から注目を浴びることになる。健全な人格を備えた喰種も少なからずおり、人間が店舗で食材を買うように自殺者などを加工した食肉を入手して、人と変わらぬ生活を営んでいる。
生活や文化
社会的に存在が許されない立場から定住は極めて困難であり、頻繁に移り住む者も珍しくない。また同じ理由で姓名を頻繁に変えることも珍しくないが、親からつけられた名前は綴りを変えつつも同じ読み仮名を使い続ける者が多いとされている。幼少の頃から人間を装う訓練を受けるが、その中でも普通の食品を美味しそうに食べて、体内で消化される前に嘔吐する訓練が基本とされている。
喰場(くいば)
喰種が人間を捕食をする場所。人通りのない裏路地などが好まれる。喰種にとってのテリトリーであり、他の喰種が無断で使用すればテリトリー荒らしとみなされて殺し合いに発展する場合がある。20区ではあんていくが管理しており、実力行使による奪い合いを避ける努力がなされている。
マスク
喰種が捕食行動の際に着用する仮面。身元を隠し日常生活を守るために使用する。喰種捜査官に遭遇する可能性がある場合は必須とされている。一般的には口元を露出させたドミノマスクが基本であるが、あんていくのメンバーは口元まで覆っているタイプを着用しているものが多い。本来の目的と矛盾した個性的なマスクが好まれており、喰種対策局でもマスクの目撃証言を元に呼称を付ける例も多く見られる。
あんていく
20区に暮らす喰種たちが集まる喫茶店。詳細は東京の20区を参照。
喰種のレストラン(グールのれすとらん)
喰種専用の会員制レストラン。喰種の中でも特に深い闇に落ちた者たちが利用しており、人体を調理して提供している。生きた人間を惨殺する解体ショーを開催しており、解体したての食材を料理して会員たちに提供している。騙して連れてきた人間をシャワーや身だしなみを整えさせたのちに供するため、供されかけたカネキは「注文の多い料理店のようだ」と表現した。
解体屋(スクラッパー)
喰種のレストランで行われる解体ショーの解体役。什造も保護されるまでその役目を担っていた。
飼いビト(かいビト)
人間を食料品のように考える喰種が同居する人間に使う呼称。
亜種
隻眼の喰種(せきがんのグール)
人間と喰種のハイブリッドの総称。主に交雑によって生まれる雑種が一般的だが、カネキのように人間への外科手術によって後天的に変化した個体も出現している。母親が喰種であれば母体が胎児を吸収してしまうので生まれることはなく、人間であれば母親の摂取した通常の食べ物からの栄養を胎児が摂取できずに餓死してしまうので誕生するのは極めて稀である。雑種強勢によりきわめて強力な力を持つといわれている。片目だけが赫眼になることから、隻眼(せきがん)とも呼称されている。喰種の社会ではその希少さと高い能力から都市伝説と考えられており、特殊な背景から人を喰種を区別なく捕食することから不吉な存在として忌避されている。
赫者(かくじゃ)
共食いを繰り返した喰種の中から稀に発生する変態種。一般的な喰種に発生する捕食器官としての赫子とは別に、体を鎧のように覆う特殊な赫子が生じる。捕食した喰種から人肉とは比べ物にならない大量のRc細胞を取り込み、濃度が上がることで発生するといわれている。作中では芳村、梟とアラタが該当し、ヤモリとカネキは赫者への変態途上にあるため半赫者と呼ばれている。

喰種対策局(グールたいさくきょく)[編集]

喰種対策法を背景に活動する国の行政機関[9]。英語名「Commission of Counter Ghoul」の頭文字から通称「CCG」と呼ばれている。主な活動内容は喰種の捜索および駆逐で、捕食殺害事件で身寄りを失った児童の保護なども行っている。

喰種対策法(グールたいさくほう)
人命を脅かし反社会的な行動をとる喰種に対処するために作られた法律。同法では喰種を第I種特別警戒対象と定め「あらゆる法はその個人を保護しない」としている。
喰種捜査官(グールそうさかん) / 白鳩(ハト)
喰種対策局に所属し、喰種の捜査および駆逐を主任務とする国家公務員。作中では特定犯罪の取り締まりに従事する特別司法警察職員のように描かれており、銃器やクインケの所持も許されている。喰種たちからは鳩を模した胸章から通称「白鳩(ハト)」と呼ばれて恐れられている。捜査官たちは名前の下に官名をつけて呼び合っており、上位捜査官と下位捜査官がコンビでチームを組んで活動している。
階級(かいきゅう)
喰種捜査官は上位から「特等捜査官」「准特等捜査官」「上等捜査官」「一等捜査官」「二等捜査官」「三等捜査官」の6階級に分かれており、上位3階級を「上位捜査官」、それ以下を「下位捜査官」と呼ぶ。
クインケ
喰種捜査官に支給される赫子を利用した対喰種用の武器。通常はアタッシェケースに収められており、戦闘時に展開変形して使用する。駆逐した喰種の赫包を加工して制作し、電気信号によって赫子を発生させる。その非人道的な製法から存在は公にされていない。能力は元になった喰種に準ずる。赫子と異なり形状は固定されているが、試作品の中には限定的な形態変化が成功しているものがある。名称は材料となった喰種の名称を受け継ぐのが通例であるが黒磐や彼の流れをくむ捜査官は独自に命名している。
羽赫(うかく)
主に射撃武器として加工されているものが多く、エネルギーの消費は激しいが遠隔攻撃が可能なため俊敏性に優れた捜査官に好まれている。
甲赫(こうかく)
重く硬い特性から剣や金棒のような近接武器に加工されるのが一般的で、肉体派の捜査官に好まれている。
鱗赫(りんかく)
ギミックの組み込まれた特殊な武器が多く、操作に熟練を求められることから技巧派の捜査官に好まれている。
尾赫(びかく)
特に欠点もない代わりに優れた点もないが扱いやすいために主に新人捜査官に支給される。
キメラクインケ
異種の赫子を組み合わせた特殊なクインケ。技術的に結合が難しく試作品が存在するのみ。

東京(とうきょう)[編集]

現実の東京と似ているが、裏路地には人肉を狙う喰種が潜み、地下には「地下道」と呼ばれる喰種によって築かれた広大な迷宮が広がる危険な都市である。区部は24区までが確認されており、区名は実世界でいうところの市町村コードで呼ばれている[10]

1区
千代田区に相当。喰種が多く暮らすが、喰場の奪い合いが日常的に行われている危険な地区。
喰種対策局本部(グールたいさくきょくほんぶ)
各地にある喰種対策局の本部、内部では通称「本局」と呼ばれている。
2区
中央区に相当。1区と同様に喰種が多く暮らし、喰場の奪い合いが行われている危険な地区らしい。
3区
港区に相当。1区と同様に喰種が多く暮らし、喰場の奪い合いが行われている危険な地区らしい。
4区
新宿区に相当。1 - 3区と変わらぬ危険な地区であるが、かつてウタとヨモが抗争を繰り広げていた頃よりは落ち着いている。
HySy ArtMask Studio
マスクアーティストのウタが開いているオーダーメイドのマスク店。主に喰種が使うマスクを制作しているが、人間の客も訪れている。
5区
文京区に相当。喰種捜査官を育成するアカデミーがある。
6区
台東区に相当。アオギリの騒乱後、リゼの足跡を辿ったカネキ達が拠点としている。かつてシャチが仕切っていた区である。
7区
墨田区に相当。喰種レストランがある。最近、捜査官狩りが横行しているようだ。
11区
大田区に相当。比較的に安定した地区であったが、かつてリゼが無差別に暴食を繰り返した影響で喰種対策局の活動が活発化し、喰種社会は混乱を極めている。その後、さらにアオギリの樹が進出し、喰種捜査官を全滅させた。そのため対策局では緊急対策をとっている。
13区
渋谷区に相当。喰種にとっては血の気が多くて怖い地区とされている。『東京喰種トーキョーグール [JACK]』の舞台でもある。
14区
中野区に相当。共喰いが流行しており、衰弱していたニシキが襲われたことがある。
Helter Skelter
イトリが経営するバー。喰種の社交場を兼ねており、様々な情報が集まっている。
20区
練馬区に相当。作品の主な舞台となる地区で、主人公たちが暮らし、あんていくもここに存在する。あんていくが取り仕切っているため争いも少なく、喰種にとっては穏やかで暮らしやすい地区とされていた。
喰種対策局からは、捕食件数は他の区より低いものの、以前から単体で強力な喰種が多いことから指定危険区とされていた。「大喰い」「美食家」「ラビット」などが危険視されている。
あんていく
広義には芳村が中心となって運営している喰種の互助組織で、20区に暮らす喰種の自治組織のような側面も持っている。狭義には組織の窓口を兼ねた社交場として開かれている喫茶店の名称である。知らずに利用している人間もいるが、暗黙の了解で客の捕食は控えられている。個人主義的な喰種からはよく思われていないが、喰場の管理や捕食の隠蔽、自殺者を利用した食材加工と分配などといった積極的な活動によって20区の喰種は目立たたなくなっており、その甲斐あって20区は喰種対策局からも放置気味であった。
喰種対策局20区支部(グールたいさくきょく20くしぶ)
20区の喰種駆除を担当する支部。喰種の活動がおとなしい地区であったため活動も緩やかであったが、リゼ(大喰い)の大量捕食殺人事件で状況が変わり、トーカ(ラビット)の捜査官狩りで捜査官が命を落としたことで激変した。本局から重点地区と指定され、優秀な捜査官が派遣されている。
上井大学(かみいだいがく)
カネキやヒデ、ニシキ、キミなどが通っている大学。学部は文系から理系まであり、ニシキの通う薬学部は難関だといわれている。原作では青山学院大学の青山キャンパスがモデル。
清巳高等学校(きよみこうとうがっこう)
トーカや依子が通っている共学の高校。生徒は男女ともにブレザーを着用。
23区
江戸川区に相当。喰種収容所(コクリア)がある。
24区
正式な区名ではなく、東京の地下に広がる喰種が掘り拡げた大迷宮の最深部にあり大量の喰種が潜んでいると考えられている場所。CCGでも存在を掴みかねており、探索が続けられている。喰種にとっては糞溜めと評されるほどに過酷な環境ではあるが、追われている喰種が隠れるには最適な場所だと考えられている。

書誌情報[編集]

漫画本編[編集]

小説[編集]

読切[編集]

連載版の原型となった作品。「第113回MANGAグランプリ」で準優秀賞を受賞し、『ミラクルジャンプ』のNo.2(2011年4/12号)に読み切り作品として掲載された。単行本には未掲載ではあるが、それらの要素は2巻から3巻にかけて再構成され、演出や台詞、テーマなども人物や場所を変えつつ再現されている。

ストーリーは、喰種の喫茶店員カネキと彼の正体を暴こうと来店する喰種捜査官の篠原を中心に繰り広げられる捜査劇で、正体を見ぬかれたカネキが篠原を捕食して決着をつけるなどピカレスク要素の強い作品であった。

登場人物は連載版と共通しているが、設定は著しく異なっていた。カネキは生来の喰種ではあるが食人本能に苦悩しているなど本作のトーカに近い描かれ方をしており、篠原は喰種を憎悪するなど真戸に近い人物として描かれていた。トーカもまた後輩店員として登場するが、天真爛漫に捕食殺人を繰り返すなどリゼに近い描かれ方をしていた。

テレビアニメ[編集]

2014年7月より9月までTOKYO MX他にて第1期が放送された。2015年1月より第2期が放送予定。

スタッフ[編集]

  • 原作 - 石田スイ集英社週刊ヤングジャンプ」連載)
  • 監督 - 森田修平
  • シリーズ構成・脚本 - 御笠ノ忠次
  • シリーズ構成補 - 田中仁
  • キャラクターデザイン・総作画監督 - 三輪和宏
  • プロップデザイン - 関川成人
  • スタイルコンセプト - いさお
  • セットデザイン・美術設定 - 山田勝哉、曽野由大、Ryota-H
  • 美術監督 - 永井桂介、武藤正敏
  • 色彩設計 - 濱岡幸治
  • 撮影監督 - 佐藤勝史
  • 編集 - 柳圭介
  • 音響監督 - 原口昇
  • 音楽 - やまだ豊
  • 音楽プロデューサー - 飯干紗妃、千田耕平、Koyo Sonae
  • エグゼクティブプロデューサー - 中山晴喜、小野寺廉、本間道幸
  • プロデューサー - 丸山創、団野喜人、曽我秀忠、萩野賢
  • アニメーションプロデューサー - 堀田哲史
  • アソシエイトプロデューサー - 平尾有希、神田亮太
  • アニメーション制作 - studioぴえろ
  • 製作 - 東京喰種製作委員会(マーベラスTCエンタテインメント、ぴえろ)

主題歌[編集]

  • 曲名後の( )内は、テレビ放送版で標準的な使用をされた放送回の話数。
オープニングテーマ「unravel」(第2話 - 第11話)
作詞・作曲・編曲 - TK / 歌 - TK from 凛として時雨
  • テレビ放送版は、オープニング曲パートの無い第1話と最終話(第12話)ではエンディングテーマとして使用。BD・DVD版は、第1話でもオープニング曲パートで使用。
  • 通常回 (#02-11) のオープニングアニメーションは、絵コンテ演出 - 嶌田惣一、作画監督 - 三輪和宏。
エンディングテーマ「聖者たち」(第2話 - 第11話)
作詞 - Hirofumi Hatano / 作曲・編曲・歌 - People In The Box

各話リスト[編集]

話数 サブタイトル 絵コンテ・演出 作画監督
第1期
第1話 悲劇 森田修平 三輪和宏
第2話 孵化 松尾慎 牙威格斗
阿部晃瑳詩
第3話 白鳩 嶌田惣一 今木宏明
第4話 晩餐 松林唯人 斉藤雅和
第5話 残痕 京極義昭 和田高明
第6話 驟雨 嶌田惣一 栗原学
第7話 幽囚 松林唯人 津幡佳明
矢吹智美
永川桃子
第8話 円環 松尾慎 清水厚貴
第9話 鳥籠 京極義昭 和田高明
金奉徳
第10話 青桐 松林唯人 丸藤広貴
佐藤寿子(原画)
第11話 衝天 松尾慎 今木宏明
栗原学
第12話 喰種 森田修平 清水厚貴
矢吹智美

放送局[編集]

放送地域 放送局 放送期間 放送日時 放送系列 備考
第1期
東京都 TOKYO MX 2014年7月4日 - 9月19日 金曜 0:00 - 0:30(木曜深夜) 独立局 同年10月より再放送中
愛知県 テレビ愛知 2014年7月5日 - 9月20日 土曜 3:05 - 3:35(金曜深夜) テレビ東京系列
福岡県 TVQ九州放送 2014年7月6日 - 9月21日 日曜 2:25 - 2:55(土曜深夜)
大阪府 テレビ大阪 日曜 2:35 - 3:05(土曜深夜)
日本全域 GyaO! 日曜 12:00 更新 ネット配信
AT-X 2014年7月7日 - 9月22日 月曜 23:00 - 23:30 CS放送 リピート放送あり
バンダイチャンネル 2014年7月8日 - 9月23日 火曜 12:00 更新 ネット配信
ニコニコ生放送 2014年7月10日 - 9月25日 木曜 0:00 - 0:30(水曜深夜)
ニコニコチャンネル 木曜 0:30(水曜深夜) 更新
Dlife 2014年7月12日 - 9月27日 土曜 2:00 - 2:30(金曜深夜) BS放送 2012年の開局以来、初の深夜アニメ放送作品
石川県 北陸放送 2014年10月9日 - 木曜 1:43 - 2:13(水曜深夜) TBS系列

BD / DVD[編集]

発売日 収録話 規格品番
BD DVD
第1期
1 2014年9月26日 第1話 - 第3話 TCBD-0385 TCED-2340
2 2014年10月31日予定 第4話 - 第6話 TCBD-0386 TCED-2341
3 2014年11月28日予定 第7話 - 第9話 TCBD-0387 TCED-2342
4 2014年12月26日予定 第10話 - 第12話 TCBD-0388 TCED-2343

webラジオ[編集]

ラジオ『東京喰種トーキョーグール』-グルラジ-
2014年7月9日より音泉にて配信中のWebラジオ番組。毎月第2、4水曜日更新。パーソナリティは花江夏樹(金木研 役)、豊永利行(永近英良 役)。
  • 第4回 :宮野真守(月山習 役)
  • 第6回 ゲスト:浅沼晋太郎(西尾錦 役)
  • 第7回 ゲスト:小西克幸(亜門鋼太朗 役) / 大川透(真戸呉緒 役)

関連項目[編集]

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 厳密に言うと2巻収録#013[白鳩]と3巻のおまけに登場するが、本編の捜査資料にある写真とおまけに出てくる後ろ姿は似ていないため参考にならない。
  2. ^ 名前はアニメのキャストにて判明した。
  3. ^ 当時はI課に居た。
  4. ^ [ドウジマ1/2]がカネキに壊されてしまったため、アオギリのアジトへ突入の際は真戸の遺品である[クラ]を使用した。
  5. ^ ただし、「くすねてきた」もののため恐らく常時使用ではない。

出典[編集]

  1. ^ 「東京喰種」2大発表 原作続編は新たな主人公 アニメ2期はオリジナル原案”. 2014年10月12日閲覧。
  2. ^ a b 単行本4巻に収録されている本編とおまけ漫画より。
  3. ^ 単行本4巻のおまけ漫画より。
  4. ^ 単行本5巻のおまけ漫画より。
  5. ^ 単行本6巻に収録されている本編とおまけ漫画より。
  6. ^ 単行本6巻のおまけ漫画より。
  7. ^ 単行本9巻のおまけ漫画より。
  8. ^ 東京喰種トーキョーグール ―解体「真」報―より。
  9. ^ 単行本5巻189ページの警察官の台詞。
  10. ^ 「東京喰種」、『週刊ヤングジャンプ』2012年44号、集英社、2012年9月27日
  11. ^ 7月19日(金)発売『東京喰種 [日々]』の新刊情報ページを更新!小説版の表紙を公開!”. JUMP j BOOKS. 2014年4月18日閲覧。
  12. ^ 6月19日(木)発売!ノベライズ第2弾『東京喰種[空白]』のカバーイラストを公開!!”. JUMP j BOOKS. 2014年5月28日閲覧。
  13. ^ ねじまきカギュー×東京喰種のコラボマンガ、新刊発売記念で”. コミックナタリー. 2013年4月25日閲覧。

集英社BOOK NAVI[編集]

以下の出典は『集英社BOOK NAVI』(集英社)内のページ。書誌情報の発売日の出典としている。

  1. ^ 東京喰種トーキョーグール/1|石田 スイ|ヤングジャンプコミックス”. 2013年8月17日閲覧。
  2. ^ 東京喰種トーキョーグール/2|石田 スイ|ヤングジャンプコミックス”. 2013年8月17日閲覧。
  3. ^ 東京喰種トーキョーグール/3|石田 スイ|ヤングジャンプコミックス”. 2013年8月17日閲覧。
  4. ^ 東京喰種トーキョーグール/4|石田 スイ|ヤングジャンプコミックス”. 2013年8月17日閲覧。
  5. ^ 東京喰種トーキョーグール/5|石田 スイ|ヤングジャンプコミックス”. 2013年8月17日閲覧。
  6. ^ 東京喰種トーキョーグール/6|石田 スイ|ヤングジャンプコミックス”. 2013年8月17日閲覧。
  7. ^ 東京喰種トーキョーグール/7|石田 スイ|ヤングジャンプコミックス”. 2013年8月17日閲覧。
  8. ^ 東京喰種トーキョーグール/8|石田 スイ|ヤングジャンプコミックス”. 2013年8月17日閲覧。
  9. ^ 東京喰種トーキョーグール/9|石田 スイ|ヤングジャンプコミックス”. 2013年10月18日閲覧。
  10. ^ 東京喰種トーキョーグール/10|石田 スイ|ヤングジャンプコミックス”. 2014年1月17日閲覧。
  11. ^ 東京喰種トーキョーグール/11|石田 スイ|ヤングジャンプコミックス”. 2014年4月18日閲覧。
  12. ^ 東京喰種トーキョーグール/12|石田 スイ|ヤングジャンプコミックス”. 2014年6月19日閲覧。
  13. ^ 東京喰種トーキョーグール/13|石田 スイ|ヤングジャンプコミックス”. 2014年8月20日閲覧。
  14. ^ 東京喰種トーキョーグール/14|石田 スイ|ヤングジャンプコミックス”. 2014年10月17日閲覧。

外部リンク[編集]