太陽の子エステバン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索

太陽の子エステバン』(たいようのこエステバン、: Les mystérieuses cités d'or)は、日本スタジオぴえろフランスのDICによる共同制作のテレビアニメである。

目次

概要 [編集]

1982年制作のSF冒険アニメで、1話28分、全39話である。アニメーション制作はスタジオぴえろ。第7話からフランスのDICとの共同制作となり、当初なかったSF要素の強いメカニックを登場させる路線変更が行なわれた[1]。日本では1982年6月29日から1983年6月7日にかけてNHK総合で放送された。フランスではアンテンヌ2の子供向け番組Récré A2内で1983年9月28日より放送された。

1998年4月6日から1999年1月4日にかけてNHK衛星第2テレビジョン (NHK-BS2) で再放送されたが、オリジナルVTRをNHKが契約切れと共に消去してしまい、権利元のMK COMPANYも原版を紛失してしまったため、フランスからプリントフィルムを逆輸入して音声を再アフレコしている。主人公エステバンの声優以外はすべて変更されている[2]

新作企画 [編集]

2008年にフランスで『Les mystérieuses cités d'or』の新作の企画が発表された[3]アングレームBlue Spiritによる制作で、TF1系列の子供向け番組・TFOUにて2013年4月から放送中。

ストーリー [編集]

16世紀マゼラン隊の世界一周から10年後。スペインバルセロナで育った少年エステバンは、10年前に彼を難破船から救った航海士メンドーサの誘いで、その時行方不明になった父の手掛かりでもある黄金都市を探しに新大陸 (現・中南米) へ旅立つ。自分と同じペンダントを持つインカの少女シアやムー大陸文明の英知を受け継ぐ少年タオと出会い、共に旅を続けるが、彼らは黄金を狙って先住民を蹂躙するスペイン人や、黄金都市の真の宝であるムーの「大いなる遺産」を狙うオルメカ人の陰謀と闘うことになる。

登場人物 [編集]

(声優は初回放送時 / BS放送時)

  • 大コンドル
    ラ・ムー号と同じくムーの遺産の一つ。太陽光によるエネルギーにより飛行する。初登場時は自動操縦によりエステバン達を乗せて飛行したが、太陽が沈むのに合わせて着陸。着陸後、ペンダントを外そうとした際に黄金のコブラの形をしたコントロールスティックがコンソールに出現する。以降、エステバンをメインパイロットとして、物語中盤から後半にかけて活躍した。なお、武装はされていない。

その他の登場人物 [編集]

(声優は初回放送時 / BS放送時)

スペイン軍
インカ人
アマゾン
マヤ人
オルメカ人

スタッフ [編集]

☆印は、NHK BS2にて再放送時にはクレジット非表示。
★印は、NHK BS2にて再放送時のみクレジット表示。
  • 編集☆ - 森田編集室、坂本雅紀
  • BS再放送版プロデューサー★ - 由良岳彦(NHKプロモーション)
  • BS再放送版録音調整★ - 梨本亮子、平野延平
  • BS再放送版制作担当★ - 大沢わかな、植田裕子
  • 舞台・時代監修☆ - 寺田和夫(東京大学教授)
  • フランス側担当 - ベルナール・デリエス、エドワール・ダビド(DIC)
  • 制作協力 - ペルー大使館、コロンビア大使館★、メキシコ観光審議会★、ブラジル大使館☆、ベネズエラ大使館☆
  • アニメーション制作 - スタジオぴえろ
  • 共同制作 - ルクセンブルク放送会社
  • 製作 - MK COMPANY(製作担当 - 渡辺忠美)
  • 企画・制作 - NHK

主題歌 [編集]

オープニングテーマ - 「冒険者たち」
エンディングテーマ - 「いつかどこかであなたに会った[5]
作詞 - 阿久悠 / 作曲 - 大野克夫 / 歌 - パル(OP、EDとも)

各話リスト [編集]

# 放送日 サブタイトル
1 1982年
6月29日
なぞの黄金都市
2 7月6日 魔のマゼラン海峡へ
3 7月13日 大竜巻の恐怖
4 7月20日 魔の海の漂流
5 7月27日 世界の果ての島
世界の涯ての島(BS放送時)
6 8月3日 ラ・ムーの巨船
7 8月24日 巨大船の秘密
8 8月31日 はじめての新大陸
9 9月7日 ラ・ムー号の最後
10 9月14日 地下神殿の秘密
11 9月21日 魔境からの使者
12 9月28日 ペンダントの秘密
13 10月5日 父と母との伝説
14 10月12日 2つのペンダント
2ツのペンダント(BS放送時)
15 10月26日 最後の脱出
16 11月9日 巨人族の襲撃
17 11月16日 黄金の大コンドル
18 11月23日 大コンドルの秘密
19 11月30日 奪われた大コンドル
20 12月7日 新たなる旅立ち
あらたなる旅立ち(BS放送時)
21 12月14日 緑の魔境アマゾネス
22 12月21日 太陽の子と雨神の魔女
23 1983年
1月11日
マヤの神の怒り
聖なる泉の秘密(BS放送時)
24 1月18日 ヒスイ仮面の秘密
25 1月25日 黄金人間の祭り
26 2月15日 秘境 雨の神の沼
秘境 雨神の沼へ(BS放送時)
27 2月22日 解けた写本の謎
28 3月1日 秘密の土偶の森
謎の黄金都市の場所(BS放送時)
29 3月8日 謎のオルメカ人基地
30 3月15日 決死の大脱走作戦
31 4月5日 新しい太陽の村
32 4月12日 コンドル奪回作戦
33 4月19日 立ち上がったマヤの民
34 4月26日 オルメカ基地総攻撃
35 5月10日 オルメカ基地の秘密
36 5月17日 巨大兵器との戦い
巨石神像との戦い(BS放送時)
37 5月24日 扉を開く黄金都市
38 5月31日 黄金都市の危機
巨石神像の最後(BS放送時)
39 6月7日 新たなる冒険へ
未来へ!!(BS放送時)

DVD [編集]

  • 太陽の子 エステバン DVD-BOX1 ASIN: B0000A5B3R
  • 太陽の子 エステバン DVD-BOX2 ASIN: B0000AHLKG

出典・脚注 [編集]

  1. ^ 「路線変更の思わぬ効果……『太陽の子エステバン』第18話「大コンドルの秘密」より」『アニメージュ』1983年2月号
  2. ^ VTR映像で原版が制作されていた“前回までのあらすじ”、次回予告、解説コーナー「ドクトル順平のなるほど!百科」(出演は早稲田大学教授・寿里順平)など現存しないために割愛されている。
  3. ^ http://animeanime.jp/news/archives/2008/11/post_592.html
  4. ^ ただし、原作から用いたのは歴史・地理的背景や主要人物程度であり、SF要素等はアニメオリジナルである。
  5. ^ アニメ放送開始前の1982年4月に『みんなのうた』で紹介された。ただし映像にはエステバンたちは登場せず、船員たちが実写で登場した。

関連項目 [編集]

外部リンク [編集]

NHK総合 火曜19:30枠
前番組 番組名 次番組
太陽の子エステバン