ガラパゴス諸島
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座標:
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ガラパゴス諸島の衛星写真
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| (英名) | Galapagos Islands | ||
| (仏名) | Iles Galapagos | ||
| 面積 | 7,665.14km² | ||
| 登録区分 | 自然遺産 | ||
| 登録基準 | 自然遺産(7),(8),(9),(10) | ||
| 登録年 | 1978年 | ||
| 拡張年 | 2001年 | ||
| IUCN分類 | II | ||
| 備考 | 危機遺産登録(2007年-) | ||
| 公式サイト | ユネスコ本部(英語) | ||
| 地図 | |||
| 世界遺産テンプレートを使用しています | |||
ガラパゴス諸島(ガラパゴスしょとう、西:Islas Galápagos)は、南東太平洋上にあるエクアドル領の諸島。エクアドル本土より西約900kmにあり、123の大小の島と岩礁からなる。最も北のダーウィン島と南のエスパニョーラ島の間は220km離れている。最大のイサベラ島の面積は4640平方km。5~10百万年前の火山活動(ホットスポットの活動)で出来た諸島で、現在も火山活動が続いており、2009年4月にフェルナンディナ島で噴火した。イサベラ島のウォルフ火山は海抜1707m。Islas Galápagos は「ゾウガメの島」という意味。正式名称はコロン諸島(Archipiélago de Colón )、行政面ではガラパゴス県にある。
目次 |
[編集] 動物
各大陸とは隔絶された独自の進化を遂げた固有種が多く存在する。天敵になるような大型の陸棲哺乳類が存在しない。
- ガラパゴスゾウガメ - 大型のリクガメ。甲羅がドーム型のものと鞍型のものに分けられる。島ごとに多くの亜種に分かれるがそれを独立種とする説もある。
- ガラパゴスペンギン - 世界で2番目に小さく、唯一の熱帯性種であるペンギン。フンボルト海流から流れる魚類を餌にしているが、近年のエルニーニョ現象により餌が減り、個体数も減少した。
- ガラパゴスリクイグアナ - サンタフェ島にはConolophus pallidusが、その他の島にはConolophus subcristatusが生息していたが、既に絶滅した島もある。主にウチワサボテンを食べるが、移入されたヤギによって食料が奪われ、存続が危ぶまれている。
- ウミイグアナ - 海岸に生息し、海草などを食べる。
- ヨウガントカゲ - 各島に1種、全部で7種が生息する。
- ガラパゴスアシカ
- ガラパゴスオットセイ
その他の鳥類はガラパゴス諸島の野鳥一覧を参照。
[編集] 歴史
1535年、スペイン人の司教フレイ・トマス・デ・ベルランガが、インカ帝国が征服された地へ伝道師として向かう航海の途中、偶然に発見した。その後ガラパゴス諸島は、スペイン船の金などの積載物を狙う海賊の隠れ家として利用され、海賊の中には地図を作ったり、島を命名した者もいた。海賊は食料のヤギを島に放した。
大航海時代には捕鯨船によるゾウガメの捕食やヤギの繁殖が起こり、1832年にエクアドルが領有を宣言すると、次々と入植されていった。
やがて航空路や横断道路が建設されると欧米を中心に観光客が訪れるようになり、環境破壊も深刻になった。今ではダーウィン研究所や国立公園管理事務所の設置、世界遺産への登録、観光客に対するナチュラリストガイド制度などの厳重な自然保護対策を講じている。観光客は、足を洗ってからでないと上陸させないほどの保護体制を取っているが、未だ存在する入植されたヤギや、近年のエルニーニョ現象など問題もある。
最近の調査ではウミイグアナとガラパゴスリクイグアナの共存関係が崩れだし、ウミイグアナとガラパゴスリクイグアナの交尾によって生まれた子供は、両方のDNAを持つに至った。そのため、ガラパゴスリクイグアナには無い爪が生えたハイブリッドイグアナと称される新種のイグアナがみられる様になった。 また前記にあるエルニーニョ現象の影響で、体長が25%も短いイグアナが発見され問題視されている。
[編集] 進化論
チャールズ・ダーウィンが測量船ビーグル号に乗船し進化論の着想を得ることになった航海で訪れたことは有名である。ダーウィンは航海の後半、1835年9月15日から10月20日まで滞在した。その間ビーグル号は初めて諸島の地理調査を精密に行った。当時の記録は、彼の『ビーグル号航海記』で読むことが出来る。英名チャサム、チャールズ、オーグマール、ジェームズなどの島々で観察した動物相は、南米での調査の経験と共に、進化論のヒントとなった。航海でもっとも印象に残ったことの一つとして、ガラパゴス諸島の動植物が南米のものによく似ていることを挙げている。そして諸島滞在時には気づいていなかったが、イギリスに帰国後、生物の種とは当時信じられていたように不変な物ではなく、変化しうるのではないかと考えるようになった。島には彼を記念した研究所「チャールズ・ダーウィン研究所」が1964年に開設され、現在でも、野生生物の保護・調査に当たっている。
また、このような経過から、特異な生物相を持つ島嶼のことを「○○のガラパゴス」と呼ぶことがある。日本では琉球列島や小笠原諸島がそう呼ばれるが、琉球列島はかつて大陸や日本列島と陸続きで、そこから侵入した生物相が元になっている点、海洋島へ漂着した生物を起源とするガラパゴスのそれとは性格が異なる。したがって、その意味では小笠原をこう呼ぶ方が理にかなっていると言える。
[編集] 比喩表現
詳細は「ガラパゴス化」を参照
さらに、比喩としての用法は生態系以外でも使用され、特定の分野において、外部と隔絶された進化を遂げた地域を指して使用されることもある。 例えば、「日本は携帯電話のガラパゴス」などに用いる。
[編集] 世界遺産
1978年に世界遺産(自然遺産)として登録された。2001年には、ガラパゴス海洋保護区も含めた登録となった。
[編集] 登録基準
この世界遺産は世界遺産登録基準における以下の基準を満たしたと見なされ、登録がなされた。
- (7) ひときわすぐれた自然美及び美的な重要性をもつ最高の自然現象または地域を含むもの。
- (8) 地球の歴史上の主要な段階を示す顕著な見本であるもの。これには生物の記録、地形の発達における重要な地学的進行過程、重要な地形的特性、自然地理的特性などが含まれる。
- (9) 陸上、淡水、沿岸および海洋生態系と動植物群集の進化と発達において進行しつつある重要な生態学的、生物学的プロセスを示す顕著な見本であるもの。
- (10) 生物多様性の本来的保全にとって、もっとも重要かつ意義深い自然生息地を含んでいるもの。これには科学上または保全上の観点から、すぐれて普遍的価値を持つ絶滅の恐れのある種の生息地などが含まれる。
[編集] 危機遺産への登録
1990年代以降の急速な観光地化、それにともなう人口の急増により、直接的な環境汚染や撹乱、外来生物の繁殖、横行する密漁など多くの問題が持ち上がっている。これらに対して有効な対策を講じられていないと判断され、2007年6月、危機遺産として登録された。
[編集] その他
- ガラパゴス諸島の中のフロアレナ島のポスト・オフィス・ベイには、無人の郵便局が存在する。郵便局とは名ばかりで木製のポストが置いてある簡素な郵便局であり、手紙を回収にくる郵便局員も居ない。大航海時代の船乗り達がこのビーチに樽を置いて郵便を投函しておくと、立ち寄った別の船が自国宛ての郵便があれば持ち帰って届けてくれた習慣からビーチの名前が由来している。今でも観光客が真似てこの郵便局に手紙を残し、残した数だけ自国宛ての手紙を探して持ち帰り、帰国した際に切手を貼って送る慣習になっている。
[編集] 構成島
19の主な島と小さな島や岩礁から成る。
- サンタクルス島
- バルトロメ島
- サンクリストバル島
- サンタフェ島
- エスパニョーラ島
- フロレアナ島
- イサベラ島
- フェルナンディナ島
- トゥルトゥーガ島
- サンティアゴ島 (ガラパゴス)(ジェームズ島)
- プラサ島
- ピンタ島
- マルチェナ島
- へノベサ島(タワー島)
- ノースセイモア島
- バルトラ島
- ピンソン島
- ラビダ島
他
[編集] 関連項目
- ガラパゴス諸島の野鳥一覧
- 世界遺産の一覧
- ロンサム・ジョージ -推定85~100歳と推定されるガラパゴス諸島、ピンタ島に生息するガラパゴスゾウガメの最後の生き残り
[編集] 外部リンク
- 日本ガラパゴスの会ガラパゴス自然の保護協力
- 在エクアドル日本国大使館
- ガラパゴスフォトギャラリー 各島の動植物の写真集

