ガラパゴスゾウガメ

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?ガラパゴスゾウガメ

サンタクルスゾウガメ Geochelone nigra porteri
保全状態評価
VULNERABLE
(IUCN Red List Ver.2.3 (1994))
ファイル:Status iucn2.3 VU.svg

G. n. abingdoni ピンタゾウガメ
G. n. ephippium ピンソンゾウガメ

EXTINCT IN THE WILDIUCN Red List Ver.2.3(1994)
ファイル:Status iucn2.3 EW.svg

G. n. becki ベックゾウガメ
G. n. chathamensis サンクリストバルゾウガメ
G. n. microphyes ウスカワゾウガメ

VULNERABLEIUCN Red List Ver.2.3(1994)
Image:Status iucn2.3 VU.svg

G. n. darwini サンサルバドルゾウガメ
G. n. guntheri ギュンターゾウガメ
G. n. porteri サンタクルスゾウガメ
G. n. vicina セロアスルゾウガメ

ENDANGEREDIUCN Red List Ver.2.3(1994)
ファイル:Status iucn2.3 EN.svg

G. n. huudensis エスパニョラゾウガメ

CRITICALLY ENDANGEREDIUCN Red List Ver.2.3(1994)
ファイル:Status iucn2.3 CR.svg
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 爬虫綱 Reptilia
: カメ目 Testudines
亜目 : 潜頸亜目 Cryptodira
上科 : リクガメ上科 Testudinidea
: リクガメ科 Testudinidae
: リクガメ属 Geochelone
亜属 : Chelonoides
: ガラパゴスゾウガメ G. nigra
学名
Geochelone nigra
(Quoy & Gaimard, 1824)
和名
ガラパゴスゾウガメ
英名
Galápagos giant tortoise

ガラパゴスゾウガメGeochelone nigra)は、動物界脊索動物門爬虫綱カメ目リクガメ科リクガメ属Chelonoides属に分類する説もあり)に分類されるカメ。もしくは複数種の総称。

目次

[編集] 分布

エクアドルガラパゴス諸島固有種。ガラパゴス諸島の由来はスペイン語でリクガメを意味する galápago からきている。

  • G. n. abingdoni ピンタゾウガメ

ピンタ島

  • G. n. becki ベックゾウガメ

イザベラ島(ウォルフ火山)

  • G. n. chathamensis サンクリストバルゾウガメ

サンクリストバル島

  • G. n. darwini サンサルバドルゾウガメ

サンチャゴ島

  • G. n. ephippium ピンソンゾウガメ

ピンソン島

  • G. n. guntheri ギュンターゾウガメ

イザベラ島(シェラ・ネグラ火山)

  • G. n. hoodensis エスパニョラゾウガメ

エスパニョラ島

  • G. n. microphyes ウスカワゾウガメ

イザベラ島(ダーウィン火山)

  • G. n. porteri サンタクルスゾウガメ

サンタクルス島

  • G. n. vandenburghi バンデルバーグゾウガメ

イザベラ島(アルセド火山)

  • G. n. vinica セロアスルゾウガメ

イザベラ島(セロ・アスル火山)

[編集] 絶滅亜種

  • G. n. nigra フロレアナゾウガメ

サンタマリマ島(フロレアナ島)

  • G. n. phantastica フェルナンディナゾウガメ

フェルナンディナ島

[編集] 形態

最大甲長130cmとリクガメ科最大種。体重300kg。背甲に筋状の盛り上がり(キール)は見られない。

鼻孔は円形で、アルダブラゾウガメと区別できる。

島毎にそれぞれ亜種が存在し、背甲にドーム型、鞍型、中間型の形状の違いが見られることが、チャールズ・ダーウィン進化論の着想を得るきっかけのひとつとなった。一般的に餌となる植物の多い場所にはドーム型が、少ないところには低木やサボテン等を食べるため背甲が反り返った鞍型が生息するとされる。しかし背甲の形態と生息環境の因果関係は未だ証明されていない。(食用とされた経緯から人為分布による、亜種間雑種が含まれるとされる。)

  • G. n. abingdoni ピンタゾウガメ

背甲は鞍型。背甲前部の反り返りは顕著。

  • G. n. becki ベックゾウガメ

背甲は鞍型。

  • G. n. chathamensis サンクリストバルゾウガメ

背甲は鞍型。

  • G. n. darwini サンサルバドルゾウガメ

背甲は鞍型。

  • G. n. ephippium ピンソンゾウガメ

背甲は鞍型。

  • G. n. guntheri ギュンターゾウガメ

背甲は中間型。

  • G. n. hoodensis エスパニョラゾウガメ

最大でも甲長80cm程の最小亜種。背甲は鞍型。

  • G. n. microphyes ウスカワゾウガメ

背甲は中間型。

  • G. n. porteri サンタクルスゾウガメ

最大亜種。背甲はドーム型。

  • G. n. vandenburghi バンデルバーグゾウガメ

背甲はドーム型。

  • G. n. vicina セロアスルゾウガメ

背甲は中間型。

[編集] 亜種

12-15亜種に分けられる。亜種を独立種とする説もある。

  • Geochelone nigra abingdoni Günther, 1877 ピンタゾウガメ Abingdon Island tortoise
  • Geochelone nigra becki Rothschild, 1901 ベックゾウガメ Volcan Wolf tortoise
  • Geochelone nigra chathamensis Van Denburgh, 1907 サンクリストバルゾウガメ Chatham Island toroise
  • Geochelone nigra darwini Van Denburgh, 1907 サンサルバドルゾウガメ James Island tortoise
  • Geochelone nigra ephippium Günther, 1875 ピンソンゾウガメ Duncan Island tortoise
  • Geochelone nigra guntheri Baur, 1889 ギュンターゾウガメ Volcan Sierra Negra tortoise
  • Geochelone nigra hoodensis Van Denburgh, 1907 エスパニョラゾウガメ Hood Island tortoise
  • Geochelone nigra microphyes Günther, 1875 ウスカワゾウガメ Volcan Darwin tortoise
  • Geochelone nigra porteri Rothschild, 1903 サンタクルスゾウガメ Indefatigable island tortoise
  • Geochelone nigra vandenburghi DeSola, 1930 バンデルバーグゾウガメ Volcan Alcedo tortoise
  • Geochelone nigra vicina Günther, 1875 セロアスルゾウガメ Volcan Cerro Azul tortoise

[編集] 絶滅亜種

  • Geochelone nigra nigra (Quoy & Gaimard, 1824) サンタマリアゾウガメ
  • Geochelone nigra phantastica  フェルナンディナゾウガメ
  • Geochelone nigra wallacei - ラビダ島 亜種かどうか疑問視する声もある。

[編集] 生態

草原森林、岩場等の様々な環境に生息する。(生息する島の環境にもよると思われる。)成体に自然界で天敵はいないと思われるが、卵や幼体の天敵としてはガラパゴスノスリや人為的に持ちこまれたイヌやネコ、ブタ、ネズミ等が挙げられる。以前は食用として乱獲されていたため人間も天敵の1つだったといえる。

食性は植物食で、樹木やウチワサボテン等の果実等を食べる。

繁殖形態は卵生で1回に3-30個前後の卵を数回に分けて産む。カメは声帯がなく、一般的に声を出さないが、本種のオスは交尾の際に呼吸する際の空気の摩擦で、うなり声のような声を発することが知られている。

[編集] 人間との関係

他のガラパゴス諸島の生物と同様に天敵が存在しなかったことから人間を警戒せず、捕鯨船の食用や燃料の油として大量に捕獲され、一時絶滅の危機に瀕した。

亜種ピンタゾウガメは長らく絶滅したと思われていたが、1971年に再発見され、ジョージと名づけられ、現在はチャールズ・ダーウィン研究所で飼育されている。事実上最後の一頭であり、ロンサム・ジョージと呼ばれている。亜種ピンソンゾウガメや亜種エスパニョラゾウガメは野生絶滅寸前まで減少したが飼育下繁殖させた個体を野生に戻すプログラムが進められ個体数は増加傾向にあるとされる。

[編集] 日本で飼育実績のある施設

日本では恩賜上野動物園で見ることができる。(タロウ、1969年2月21日から飼育されており推定年齢75歳以上で上野動物園の最長寿動物)

[編集] 参考文献

  • 『原色ワイド図鑑3 動物』、学習研究社、1984年、137頁。
  • 『爬虫類・両生類800図鑑 第3版』、ピーシーズ、2002年、195頁。
  • 『小学館の図鑑NEO 両生類はちゅう類』、小学館、2004年、79頁。
  • 山田和久 『爬虫・両生類ビジュアルガイド リクガメ』、誠文堂新光社、2005年、18頁。

[編集] 関連項目

ウィキメディア・コモンズ

[編集] 外部リンク