チャールズ・ダーウィン研究所
チャールズ・ダーウィン研究所(スペイン語: Estación Científica Charles Darwin, ECCD、 英語: Charles Darwin Research Station, CDRS)は、チャールズ・ダーウィン財団により運営される生物学的研究所である。研究所は、ガラパゴス諸島のサンタ・クルス島にあるプエルト・アヨラの東端に位置しており[2]、イサベラ島およびサン・クリストバル島のサテライト・オフィスでもある。
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[編集] 背景
ダーウィンの『種の起源』(1859年)が出版されてから100年目となる1959年、ベルギーの首都ブリュッセルに本部をおくチャールズ・ダーウィン財団が設立され、翌1960年には研究所の設立のため、ガラパゴス諸島に初代所長が派遣された。サンタ・クルス島の南沿岸のアカデミー湾に面する場所に建設が開始され、1964年1月21日、正式に研究所が発足した。[3][4]
サンタ・クルス島のプエルト・アヨラでは、エクアドルおよび海外の自然科学者が、ガラパゴスの陸上や海洋の生態系の保全に対する調査ならびに課題について常に研究している。1964年に設立されたチャールズ・ダーウィン研究所には、自然史展示館があり、またガラパゴス諸島の保全を後押しする教育プロジェクトを実施している。
[編集] 目的と研究
チャールズ・ダーウィン研究所の目的は、保全のための科学的研究ならびに環境教育を行うことである。研究所は、100名以上にのぼる世界中からの自然科学者、教育者、ボランティア、研究生、および補助スタッフからなる。
ダーウィン研究所における科学的調査およびモニタリング事業は、併せてその主要パートナーであり、ガラパゴスの保全および自然資源の問題を管理する主たる政府機関としての役割を果たすガラパゴス国立公園管理局(英語: Galápagos National Park Service, GNPS)と協同で行われる。
ダーウィン研究所の取り組みの主な目的:
- 生物学的法則の理解、生態系のより一層の理解、および諸島の自然資源の適正な管理に必須の科学的調査を推奨し、促進し、計画し、実行すること。
- ガラパゴス諸島の自然資源の保全および管理についてエクアドル当局に助言すること。
- 諸島の科学的調査および教育に関わるプログラムの実施において、エクアドルの機関と協同で取り組むこと。
- 科学的および自然科学および自然資源管理に特化した、エクアドルからの科学者および技術者の育成に寄与すること。
- 諸島の保全に関連する教育プログラムに寄与し協力すること。
- 科学的調査の結果および組織の他の活動の成果をまとめ、この情報を地域的、国内的、国際的に広めること。
2002年に、研究所はコスモス国際賞を受賞した。
[編集] 脚注
[編集] 参考文献
- 伊藤秀三 『新版 ガラパゴス諸島』 中央公論社〈中公新書〉、1983年。ISBN 4-12-100690-9。
- 藤原幸一 『ガラパゴス博物学』 データハウス、2001年。ISBN 4-88718-616-9。