シュモクザメ

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シュモクザメ
Sphyrna lewini school2.jpg
 群泳するシュモクザメ
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 軟骨魚綱 Chondrichthyes
亜綱 : 板鰓亜綱 Elasmobranchii
: メジロザメ目 Carcharhiniformes
: シュモクザメ科 Sphyrnidae
和名
シュモクザメ撞木鮫
ハンマーヘッド・シャーク
英名
Hammerhead shark
Sphyrnidae distribution map.svg
シュモクザメの生息域

シュモクザメ撞木鮫、英名:Hammerhead sharkハンマーヘッド・シャーク)とは、メジロザメ目シュモクザメ科Sphyrnidae に属するサメの総称。

特徴[編集]

真上から見たシュモクザメ

頭部が左右に張り出してその先端に目と鼻孔があり、や鉦(和楽器)を打ち鳴らす丁字形の撞木(しゅもく)のような頭の形をしていることから「撞木鮫」、英語では頭を金槌に見立てて「Hammerhead shark」(金槌頭のサメ)と呼ばれている。この横に張り出た部分にはロレンチーニ器官と呼ばれる微弱な電気を感知する器官があり、シュモクザメは他種のサメに比べて非常に発達したロレンチーニ器官を持っている。

通常のサメとは違い、体の側面から大きく飛び出した位置に目があるため、人間同様に立体視が可能になっているが、左右の目が離れ過ぎているために正面方向には視野の死角があり、自分の真正面にある物は視認できないという欠点があるという[1]

なお、極端に張り出した頭部の形状から遊泳時の水の抵抗が大きそうで不便にも見えるが、頭部が飛行機の前翼(カナード)と同様の役割を果たしており、力学的な理に適った形状となっている。[要出典]

シュモクザメはサメとしてはめずらしく群れを成して行動する。その数は時には数百匹の単位に及ぶことがある。

シュモクザメ, ガラパゴス諸島.
シュモクザメ, ガラパゴス諸島.

単性生殖[編集]

単性生殖で出産したシュモクザメがいる事が確認された(2007年5月23日付「Biology Letters」電子版による)。

  • アメリカネブラスカ州の動物園「Henry Doorly Zoo」の中にある水族館において、メスだけで飼われていた3匹のシュモクザメのうちの1匹が2001年12月に出産(3年間、オスと接触していない)。
    • なお、サメのメスは、オスの精子を6カ月以上体内に保存している事が可能である。
  • 生まれた子どもは別の魚に殺されてしまったが、残された細胞のDNAを分析したところ、父親のDNAの形跡は全く存在せず、母親のDNAだけ引継いでいた。
  • 以上は、フロリダ州のNova Southwestern Universityと、北アイルランドのQueen’s University Belfastの研究者らの共同研究によるもの。
  • 共同研究者の一人で、フロリダ州Nova Southwestern UniversityのGuy Harvey Research InstituteのMahmood Shivji所長は、「これまでにも、オスのいない環境でサメが出産した事例が何件か報告されていた」と述べている。

人との関わり[編集]

人を襲った記録はそれほど多くないが、日本では死亡事故が報告されている。日本でも、少し沖に行けばシュモクザメなどの鮫は珍しい存在ではない。21世紀に入り、報道される機会が増加している。

2001年夏に、鳥取県福岡県などの海水浴場近くにシュモクザメが出没したため、海水浴場を閉鎖して漁船水産高校の実習船などを出動させ駆除を行った。その後、海水浴場はサメ除けネットを張って再開したが、客足は戻らず海の家など観光関係者が大打撃を受けた。

2007年8月1日に福岡県古賀市の海岸で沖合いにシュモクザメやエイが数百匹出没したため、県職員がパトロールする事態になった。同月4日、5日には静岡県伊東市の宇佐美海水浴場に出現。同市は遊泳禁止の措置を執り、5日に地元の漁船11隻がサメを捕獲した(伊東市はサメよけネットを張り海水浴場の一部を開放するとした)。

2010年7月16日に長崎県長崎市の海水浴場の沖合にシュモクザメが確認された。定置網に10匹ほどシュモクザメがかかっていた。同市は遊泳禁止の措置を執った。[1]

食材としては美味とされている。ダイビングではウォッチングの対象として人気があり、与那国島神子元島ココアイランドラヤンラヤンなどが有名ポイント。

分類[編集]

アカシュモクザメ Sphyrna lewini

シュモクザメ科 Sphyrnidae は2属10種。

脚注[編集]

  1. ^ http://www.nagasaki-np.co.jp/kiji/20100717/03.shtml
  2. ^ The Carolina hammerhead, a new species of shark, debutsサウスカロライナ大学公式サイト 2013年11月8日付(英語)

関連項目[編集]