オルメカ
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オルメカ(Olmeca、オルメカ文化、オルメカ文明)は、メキシコ湾岸のベラクルス州南部からタバスコ州を中心としてメソアメリカ全域に先古典期の紀元前1250年頃から紀元前後にわたって栄えた文化、文明の名称。もともとはナワトル語で、「ゴムの地の人」という意味でスペイン人到来時に、メキシコ湾岸南部に住んでいた人々を指した。しかし、アステカ時代である後古典期にその地に住んでいた人々がオルメカ文明の担い手であったわけではなく、この名称が先古典期にメキシコ湾岸で繁栄した文明の呼称として一般的に広く定着しているために「オルメカ」の名称を用いている。
特徴として、メキシコ湾岸のサン=ロレンソ(San Lorenzo)、ラ・ベンタ(La Venta)、トレス=サポーテス(Tres Zapotes)に見られるネグロイド的風貌の巨石人頭像(Colossal Head)、球戯者の像、レスラーのような格闘技を行なう者の像、「ジャガー=人間」の神、ベビー=フェース像と呼ばれる石彫やレリーフに見られる像である。ベビー=フェース像は、しばしば、頭蓋変形をなされた細い頭で表現される。また翡翠や蛇紋岩製の磨製石斧を並べたり、ラ=ヴェンタでは、ジャガー神の顔を表現したと考えられる敷石遺構が見られる。これらは、翡翠の象徴する水、斧の象徴する焼畑農耕、雷、雨神を表し、一種の儀式に用いられたと考えられている。
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