暗殺教室

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暗殺教室
ジャンル 少年漫画教師漫画
風刺漫画ブラック・コメディ
クライム・サスペンス
漫画
作者 松井優征
出版社 集英社
掲載誌 週刊少年ジャンプ
レーベル ジャンプ・コミックス
発表号 2012年31号 -
巻数 既刊10巻(2014年7月現在)
ラジオドラマ:VOMIC
原作 松井優征
放送局 テレビ東京
番組 サキよみジャンBANG!
収録時間 3分
話数 全8話
アニメ
原作 松井優征
監督 岸誠二
シリーズ構成 上江洲誠
キャラクターデザイン 森田和明
アニメーション制作 Lerche
放送局 フジテレビ
放送期間 2015年1月 -
テンプレート - ノート

暗殺教室』(あんさつきょうしつ)は、松井優征による日本漫画作品。『週刊少年ジャンプ』(集英社2012年31号より連載中。

概要[編集]

作風としては『魔人探偵脳噛ネウロ』の系統を継承した少年漫画。テーマが「暗殺」と「主人公たちの担任教師を殺すこと」であり、他の漫画とは一風変わったコメディ漫画でもある。

話数カウントは「第○話」で、サブタイトルは毎回「○○の時間」となっている。ただし、同名サブタイトルの場合は「○○の時間・○時間目」となったり、「の」が語法上ないこともある。

松井によると「この作品の着想は、第1話2〜3ページ目の“生徒が一斉に先生に銃を突きつけるシーン”が思い浮かんだことから」だという。思い浮かんだ後は、そのシーンが成り立つための世界設定やキャラクターを当てはめていった。「離れ校舎のE組」という設定も、「前述のシーンが周囲の目などがある大きな校舎の中では成立しづらいので、『周囲の目がない離れ的な校舎が望ましい、それに合った設定は…』という流れで考えて自然に決まっていった」などと語っている[1]

2012年11月2日には単行本1巻が発売され、それを記念して同日から56時間の殺せんせーによるジャンプ公式サイトのジャックが行われた[2]。また、テレビ東京系の集英社ジャンプ系列誌の情報番組『サキよみ ジャンBANG!』2012年11月9日放送分の「今週のテーマ」で取り上げられ[3]、登場キャラクターの殺せんせーの「食」をテーマに、世界の珍しい料理の紹介や作中で出てきた食べ物に関するゲームについて放送された[4]

各単行本には、何らかのおまけが描かれており本編の補足や登場人物の詳細が描かれている。

2013年7月にアニメ化が発表され、「ジャンプスーパーアニメツアー2013」にて上映された[5]

2014年6月には『COMIC NEWS no.189』(2014年7月号、集英社)にて、2015年のフジテレビによるテレビアニメ化と実写映画化が発表されている。

あらすじ[編集]

ある日突然、進学校「椚ヶ丘中学校」の落ちこぼれ組・3年E組の元に政府の人間と、人間ではない謎の生物がやって来た。マッハ20で空を飛び、の7割を破壊して常時三日月の状態と化してしまった危険な生物は「来年3月までに自分を殺せなければ地球を破壊する」ことを宣言したうえ、「椚ヶ丘中学校3年E組」の担任教師となることを希望した。

政府は最後の手段としていくつかのルールを設けつつ、3年E組の生徒に「謎の生物の暗殺」を依頼。生徒たちは最初こそ戸惑うが、「成功報酬100億」のために殺る気を出す。その生物=殺せんせー(ころせんせー)の存在とその目的を把握しているのは、日本をはじめ各国の首脳陣といったほんの一部の人間のみで、「殺せんせーの存在や殺せんせーの暗殺に携わっていることを、第三者へ絶対に口外してはならない。口外した場合は“記憶消去処理”を施される」「殺せんせーは、3年E組の生徒に危害を加えてはいけない。ただし、その家族友人は対象外」というルールのもとに生徒たちは殺せんせーを様々な手段で暗殺しようと試みるが、いつも殺せんせーの素早く謎に満ちた行動で阻止され、逆に殺せんせーによる手入れを受けることになってしまう。

しかし、いざ授業が始まってみると、暗殺を狙う者たちと狙われる者という異常な状況ながら、多くの生徒たちは殺せんせーの指導と手入れによってこの暗殺教室を楽しみ、今までの学校中から差別された底辺学級としてではない前向きな学校生活を送るようになっていく。その一方、生徒の他にも殺せんせーを暗殺するため、世界中から暗殺者が送り込まれてくるのだった。

登場人物[編集]

の項はVOMIC版 / ジャンプスーパーアニメツアー2013(JSAT2013)版の順。1人しか記載がない場合は特記ない限りJSAT2013版のキャストとする。

主人公[編集]

殺せんせー(ころせんせー)
声 - 小野坂昌也 / 関智一
本作の主人公。本人は「名乗るような名前はない」と語っているが、後述の通り「殺すことができない先生」という意味で、生徒からは「殺せんせー」と呼ばれるようになった。月の7割を爆破して常時三日月の状態にした上、1年後に地球を爆破すると宣言しており、報酬100億円(夏休みの普久間島での暗殺の結果から、集団で暗殺に成功した場合は総額が300億円となる)の暗殺対象となっている。ある女性との約束で椚ヶ丘中学校3年E組の担任と授業を受け持つことになり、英会話と体育以外の教科を担当し、家庭科ではゴマ油派。授業中はアカデミックドレスを着用。
丸顔で何本もの触手を持つ正体不明の生物で、見た目だけで言うならタコに近く、自身もタコをネタにしたギャグを持っている。外見からは判断がつかないが男性らしく、彼の弟を名乗るイトナからは「兄さん」と呼ばれており、巨乳好きで女子大生と仲良くなる妄想をするなど、一般的な成人男性のような性的嗜好をしている。
初登校時には宇宙人と生徒から言われもしたが、自身は「生まれも育ちも地球」であり、イトナ&シロの最初の襲来時には人工的に作られた物だと語った。作中の回想や修学旅行での烏間の発言から、かつては手足が2本ずつあった事実が示唆されている。
顔色は作者曰く「完全フリー」で、普通の時は黄色、相手を舐めてかかっているときは黄と緑の縞模様、生徒の回答が正解なら明るい朱色、間違いなら暗い紫色、並の怒りは真っ赤でこめかみに怒りのマークが浮かびMAX突き抜けたド怒りの時は真っ黒など感情によって変化し、一部分の色を変えて○や×などの記号や数字、人間の顔を表示することもできる。皮膚は粘液で覆われており、衝撃から身を守ったり、ネバネバにして動きを止める、周囲の水を固めて浸透圧を調整する等、用途は多岐に渡る。普段は見えないが鼻と耳もあり、目と鼻と耳の穴の位置は地図記号茶畑、または約物の「(ゆえに/すなわち)」のように並んでいる。
劇毒物を飲んでも表情や顔の形が変わるのみで死にはせず、鉛の銃弾を受けても体内で全て溶かしてしまう。国が開発した対先生用の特殊な材質のナイフやBB弾で触手にダメージを与えることが可能だが、数秒で再生・回復する。月に一度脱皮し、抜け殻は奥の手として囮や防護壁などに利用される。しかしこの再生や脱皮はかなりのエネルギーを消耗するため、その直後は動きが鈍くなる。また、「マッハ風圧や特殊な圧力光線を浴びると体がダイラタント挙動を起こす」「水分を含むと身体がふやけ動きが鈍くなる」などの弱点が存在する。またネクタイの真下には急所である心臓が存在し、そこに攻撃を当てれば一発で絶命するらしい。「自分は絶対に殺されない」という自信を持っているもののドジを踏むことも多く、そのような時の反応速度は人並みになる。
普段の物腰は柔らかく、E組生徒達に対しても敬語で話し1人1人への気遣いも見せる。全教科の知識があり、授業も分かりやすく生徒それぞれに合わせた問題を作れるが、体育は自身の身体能力を基準とした無茶かつ容赦のない動きを要求するため不評であった。前述の弱点の一つにより、水泳はできない。
生徒に対しては立派な暗殺者になるための教育も兼ねている場合もあり、基本的に寛容だが卑劣な行為や命を顧みない危険を冒す者に対しては顔の色が真っ黒に変化して激怒し、ドスのきいた声色で忠告する。一時期、暗殺報酬のみを見越して学習意欲を欠きはじめたE組生徒達の卑屈な言動と態度に呆れ、まず学生としての一義を軽んじるものに暗殺の資格なしとしてE組を見捨てようとしたこともある。教師にあるまじき行為の認識や羞恥心を有しており、理性が本能に負けたりすると真っ赤になり触手で顔を隠して恥ずかしがる。
趣味は暗殺者への報復としての「手入れ」で、対象は人の心身・物品にまでおよぶ。どんなに精密な作業も一瞬のうちにやってのけてしまうことが可能で、暗殺決行中に攻撃を避けながら手入れすることも度々ある。ボールペンやマグカップ、唐揚げにしたポケットティッシュなどを咀嚼している場面もあるが、基本的には食べるものは人間と同じで、麻婆豆腐を食べに四川省に行ったりと美味しいものを求めて休み時間にマッハ20で世界中を飛び回ることもある。学校から支払われる教師としての給与のみで生活しており、その食や生徒らに対する「手入れ」へのこだわりにより金欠状態になることがあるため、授業で生徒に買わせたお菓子を食べたりして生徒達に呆れられることもある。笑い声は「ヌルフフフ」。「にゅやッ!」という独特の奇声を発することがある。
完全防御形態
殺せんせーの奥の手中の奥の手。透明の球体の中にオレンジ色の顔のみの球体が入った形をしている。肉体を小さく縮め、その分余分となったエネルギーで外側を固定している。外側の透明な部分は高密度に圧縮されたエネルギーの結晶体で覆われており、水や対先生物質等、いかなる攻撃も跳ね返す効果を持つ。但し24時間で自然崩壊し、その瞬間にエネルギーを吸収して元の身体に戻る。一方で全く身動きが取れずに無防備になり弄り放題という欠点も存在する。
この技の応用として、全身ではなく触手の一部を圧縮してエネルギーを取り出すことが出来る。

E組[編集]

連載開始時の在籍は26人だったが、暗殺を伴う転入生が入り、男子15名、女子13名の計28名で構成されている。本項では各メンバーを分割して記述する。

主要生徒[編集]

潮田 渚(しおた なぎさ)
声 - 山本希望 / 東山奈央
本作のもう一人の主人公兼狂言回しの役割を担っている中性的な男子。ビックテールのような髪型をしている。ド草食で人当たりの良い性格の持ち主。殺せんせーを追い詰めて暗殺する過程で観察力を養い、常に殺せんせーの特徴や弱点をメモしている。身長は159cm、体重は48kg。誕生日は7月20日
勉強に付いていけなかったことからE組に落とされるが、それ以上に元同級生達や元担任の大野から掌を返すように見放され、期待も警戒もされず誰にも認識すらされなくなった自分に絶望した。E組になったコンプレックスから自身の命さえも軽視していたが、殺せんせーへの自爆テロ未遂を経て、そのコンプレックスは以前よりは少なくなった。肝心な所でスペルミスを犯す癖があるが、一学期中間テストの英語で学年27位、同期末テストで学年6位を取った。
身長が低いことが悩みであり、賞金を手に入れたら「身長を買いたい」と望んでいる。また、同級生の女子からも女性的と見られるほど少女然とした容姿の持ち主でもあり、女装をすると男子に好まれるほどの魅力を持つ美少女になる。当人の精神面は男性らしく、自分を女性として扱われることを嫌がっている。
上述の性質を持ち、見た目は華奢な印象をかもしだす細身で小柄な体系をしているため、力もあまり強くないが、烏間曰く「殺気を隠し、自然な体運びで対象に近付く才能」「殺気で相手を怯ませる才能」「『本番』に物怖じしない才能」など暗殺の才能に非常に長けている。見た目が弱そうなことも、相手を油断させ、上記の才能が発揮されるのに役立っている。烏間も育てて良いものか躊躇する暗殺の才能をロヴロも高く評価し、夏休みに特別講師として訪れた彼により猫騙しを応用した必殺技を伝授され、鷹岡に仕掛けられた復讐戦でも再び勝利している。
赤羽 業(あかばね カルマ)
声 - 島﨑信長 / 岡本信彦
フランクな性格をした赤髪の少年。作品開始時には暴力事件などを起こし、停学となっていた。渚の親友の1人で、彼とは3年間同じクラスになっている。インドかぶれの両親がいる。身長は175cm、体重は60kg。誕生日は12月25日
根は善良な優等生だが、己の「正義」を優先するため、他人とぶつかり合うことが多い。喧嘩の腕っ節も強く、暴力的な高校生を倒すほどである他、頭が切れ器用なため、「凶器やだまし討ちの基礎なら群を抜いている」と渚に評されている。また他者が披露する防御技術を見て習得し、実戦に取り入れるなど、E組生徒の中でもとりわけ戦闘面のセンスに優れている。作中で初めて殺せんせーにダメージを与えた人物でもある。
元々素行不良でありながら、成績は優秀なため以前の担任の大野からも認められていたが、当時のE組の生徒を他クラスの暴力行為から救ったことで大野から掌を返すように責められ、彼の保身のためにE組に落とされた。そのため教師の存在を不信感から見下すようになり、殺せんせーについても命以上に、社会的精神的に「教師として殺したい」と望んであらゆる手を使って殺そうとし、最終的には崖から身を投げながら殺せんせーを狙うも、殺せんせーの驚異的な能力と教師としての責任感に救われ、殺せんせーに「健康的でさわやかな殺意」と評される明るい表情を見せるようになった。また、出題範囲通知外の設問が含まれる定期テストで学園内4位の成績を取った後も、「暗殺に従事している方が楽しい」という理由からE組に残留を望んだ。
一学期期末テストでは慢心から努力を怠り、得意科目だった数学の学年順位が2位から10位に落ち、学年順位も総合4位から13位にまで下がるという挫折を味わうが、それにより敗北者の立場を知ったことで精神的成長を遂げ、普久間島では「相手を侮らず、敬意を持って警戒する」隙の無さでグリップとの戦いに勝利する。
茅野 カエデ(かやの カエデ)
声 - 大地葉 / 竹達彩奈
陽気な性格の少女で、E組担任教師に「殺せんせー」のニックネームを付けた張本人。普段はツーサイドアップのような髪型をしている。渚とは席が隣同士ということもあってか仲が良い。身長は146cm、体重は39kg。誕生日は1月9日
貧乳であることに強いコンプレックスを抱いているためそれらの話には敏感であり、賞金を手に入れたら「(筋肉でもいいから)胸囲を買いたい」と望んでいる。そのこともあって水泳に強い苦手意識を持っており、カナヅチである。巨乳の女に憎悪の念を抱いているものの、矢田に関しては、リゾート回で彼女が独自に築いた技術力を目の当たりにし認めているため、対象からは除外されている。
プリンを初めとした大の甘いもの好きで、ケーキの飾りは最後に食べるタイプ。暗殺に関しては普段はサポート系だが、プリンを使った暗殺作戦では暗殺用プリン作りの指揮を執った。
修学旅行の際、有希子と共に不良グループによる拉致被害に遭ったが、殺せんせーと渚達に救助された。それをきっかけに、有希子とは親友の間柄になっている。

寺坂グループ[編集]

寺坂を筆頭とするE組の同級生のグループ。当初は4人だったが、9月よりイトナが加わり5人になる。

寺坂、村松、吉田の3人はE組におけるいじめっ子といえる位置付けであり、烏間やイリーナからは「悪ガキ集団」と称されている。渚に強要して自爆テロをさせることで暗殺を図ったが失敗し、その手段の卑劣さにより殺せんせーの怒りを買ったりもしている。暗殺に対して消極的だったが、体格の良さや行動力により、烏間からは意欲さえ出せば戦力になると評価され、数々の経験を経て、クラスにも殺せんせーにも馴染んでいく。

一学期期末テストでは殺せんせーに一泡吹かせるために協力し、挟間を含む4人そろって家庭科で学年1位を取った。

寺坂 竜馬(てらさか りょうま)
声 - 小池謙一(VOMIC版)
粗暴な性格をした刈り上げの少年。誕生日は4月10日
殺せんせーに対し反抗的な態度を示す数少ない生徒であり、E組における不遇な境遇から脱出したいと願っている。授業態度も不真面目で不得意科目が多いため、中間試験前には特別授業「NARUTO」を受講させられた。
小学生の頃から典型的なガキ大将で、体格の良さと粗暴さで弱者を支配し、自分のステータスを保っていた。しかし椚ヶ丘中学校に入学してからはそのやり方が通用しなくなりクラスでも孤立し自身の存在の小ささに絶望。E組に落とされてから再び支配欲を取り戻すものの、超生物である殺せんせーの存在により野望を砕かれたため、E組の中でも浮いた存在になった。その心理をシロに利用され、殺せんせー暗殺にクラスメイトを巻き込み危険な目に合わせてしまったが、カルマに叱責されたことで深く後悔しながら改心し、カルマと共闘して殺せんせーの援護に向かい見事な戦術でイトナとシロを撤退させ、結果的にクラスメイトとも打ち解けるようになる。後にイトナが自分同様に利用され見限られたときには、自ら世話を買って出て彼を諭している。
村松 拓也(むらまつ たくや)
声 - 宮本誉之
寺坂の取り巻きの1人。軽い性格をしている。誕生日は8月25日
実家はラーメン屋であり自身も料理が得意で、E組の男子では一番の腕前。ただし実家のラーメンは頑固な父の影響で不味いままであるため(イトナ曰く「四世代前の昭和のラーメン」)、殺せんせーに経営学を勧められ、将来店を立て直すことを目標にしている。
寺坂に黙って殺せんせーの勉強の補習を受けたことで全国模試の成績が上がり、反抗心は薄れた。
吉田 大成(よしだ たいせい)
寺坂の取り巻きの1人。粗野な性格をしており、不良気取りでドレッドヘアをしている。誕生日は8月19日
実家はバイク屋で、自身も実家の敷地やサーキットでマシンを乗り回すバイク好き。殺せんせーとバイク友達になったことで反抗心は薄れた。
狭間 綺羅々(はざま きらら)
声 - 坂本あすみ
目つきの悪い黒髪のウェーブヘアの少女。陰気な性格をしており、ネガティブな話題を好んでいる。子供のころから夜道で会うと恐れられていたらしく、当時のあだ名が「ミス肝試し日本代表」。ペットに大型タランチュラを飼っている。
寺坂とその取り巻き同様に殺せんせーへの反抗心を持っていたため、彼らと行動を共にすることが多い。殺せんせーが積極的にE組の環境改善を行ったことから反抗心は薄れている。
堀部 糸成(ほりべ いとな)
律に続き、暗殺目的でE組に送り込まれた転校生。通称「イトナ」。自らを「殺せんせーの弟」と名乗り、保護者であるシロとのコンビで殺せんせーを追い詰めた。
正体は、触手を後天的に得た人間。海外企業に技術者を買収されたことで倒産した町工場「堀部電子製作所」の一人息子で、倒産やそれによる両親蒸発を原因にイジメを受けるなどして荒みきっていたところをシロに拾われ、記憶操作や触手細胞移植などの改造を施され対殺せんせー用の暗殺戦士に仕立てられた。兄弟やスイーツ・巨乳好きといった記憶も「設定」としてシロに刷り込まれたものである。実家倒産やイジメといった出来事から「弱さへの憎悪」と「強さへの執着」が極めて強く、原動力となっていた。
度重なる作戦失敗の末シロに見限られ触手の暴走から死の危機に瀕するも、殺せんせーやE組の生徒達に救われ「強さへの執着」や触手からの呪縛からも解放、改めてE組の生徒として迎え入れられた。その際、特に寺坂達が尽力したこともあって彼らとは良く一緒にいるようになっている。
少々筋肉質で、シロの配下にいた頃は触手細胞の影響で力のみを追求していたため、知力が低下していたが、元来は頭が良く手先も起用で、触手除去と共にそれらも取り戻している。特に家業だった電子工作の技術を修得しており、その力を暗殺に取り入れている。

その他の女子生徒[編集]

奥田 愛美(おくだ まなみ)
声 - 荒川美穂
眼鏡をかけた三つ編みの女子生徒。クラスメートにも常に丁寧な口調で接する。純朴で素直すぎる性格のため、嘘がつけず騙されやすい。誕生日は11月7日
自ら水酸化ナトリウム酢酸タリウム王水等の劇薬を生成できるほど化学の才能に非常に長けているが、その他の科目、特に国語が非常に苦手でE組に落とされた。「せんせーを騙すため、ひいては将来的に理科の才能を活かすためにも、人に物事を効果的に伝えるための国語力を身につけること」という殺せんせーの指導を受け、それまで以上にクラスメイトとの親交関係を深めるようになった。「怪しげな薬とか作れそう」という理由からカルマに好感を持たれている。
理科の一学期中間テストで学年17位、同期末テストで1位を取っている。
片岡 メグ(かたおか メグ)
声 - 福原綾香 / 後藤香織
責任感と統率力がある端正な顔立ちの少女。E組の学級委員を務める生徒の1人。球技大会ではその統率力で女子チームを引っ張った。文武両道で人望が厚く男前なことから、「イケメンのメグ」を略して「イケメグ」というあだ名を持つ。ナイフ術の成績は岡野と並び女子一位。誕生日は6月15日
前年の夏頃、泳ぎを教えていた同級生の多川心菜が、練習を怠ったため海で溺れて救助されるという事態に見舞われる。その一件で彼女から逆恨みされ償いとして勉強の手伝いを強要させられることになり、それが続いている間に自身の方が苦手科目をこじらせ成績が落ちてしまいE組に落とされた。その後も心菜に勉強の手伝いをさせられていたが、殺せんせーのお蔭で彼女を突き放す決断を下す。
神崎 有希子(かんざき ゆきこ)
声 - 佐藤利奈
清楚な雰囲気をした黒髪ロングの美少女。E組きってのマドンナで、男女ともに支持されている。おしとやかな笑顔が特徴。男子の「クラスで気になる女子ランキング」は第1位。誕生日は3月3日
下記の経緯により、ゲームに関しては滅法強く、成績も比較的優秀である。複雑な家庭の事情から父との確執を持つ。また、父を始めとする男性からの災難に遭うことが多いため、周囲から男運が悪いと思われている。
かつては成績優秀な生徒だったが、虚栄心が強い父からのプレッシャーに耐え兼ね、2年生時の夏休みに姿を変えてゲームセンターでの遊びに没頭したためE組に落とされ、「肩書き」による後悔の念を抱くようになる。修学旅行の際、茅野と共に不良グループに拉致されるという危機に陥ったが、殺せんせーと渚達の救助を受け、素の自分を大切にする術を身に着ける。それ以降、介護士を志すため、進路を巡り弁護士になることを望んでいた父と喧嘩したり、暴力的圧力に負けずに鷹岡の授業を真っ向から拒絶したりと、かなり胆の据わった一面も見せるようになった。
一学期中間テストではクラス女子2位になっており、国語は学年23位。同期末テストでは2位を取っている。
岡野 ひなた(おかの ひなた)
声 - 内村史子 / 飛野かなこ
ショートカットの女子生徒。元体操部であり暗殺訓練でも意表をついた動きができる。ナイフ術の成績は片岡と並び女子一位。上記の経歴から身体能力が非常に高く、絶壁を軽々と登ることができる。
倉橋 陽菜乃(くらはし ひなの)
声 - 福山綾夏
天真爛漫な性格の美少女。男子の「クラスで気になる女子ランキング」は第3位。イリーナのテクニックを伝授している女子生徒の1人。高い美術センスを持つ。生き物好きで生物の知識にも強く、普久間島ではイルカショーの技術を利用した奇襲を行った。烏間に好意を持っているのか、イリーナが告白しようとしたときは嫉妬していた。
中村 莉桜(なかむら りお)
声 - 田端美保
茶髪ロングの女子生徒。勝気でさばさばした性格をしている。誕生日は8月24日
渚を気に入っており、彼にセクハラめいた言動をしつつ気にかけている。英語の成績が非常によく、一学期中間テストでは学年11位、期末テストでは1位を取っている。
速水 凛香(はやみ りんか)
声 - 優木かな / 森嵜美穂
ウェーブのセミロングとまつげが特徴の女子生徒。射撃術女子1位。手先の器用さと動体視力のバランスが良く、動く標的を仕留めることに優れている。球技大会の前後から髪を後ろで2つに束ねており、時折ツンデレな一面を見せることもある。誕生日は7月12日
言い訳をしない芯の強さを持つが、感情を表に出さない性質が災いし、元同級生からの雑用の強要が原因で成績が落ちE組に落とされた。また、成績が落ちたことで母親との確執を持つようになっていた。
夏期講習では暗殺作戦の失敗に意気消沈するも、ガストロとの戦いで殺せんせーやE組の「仲間」との信頼関係を再認識して自信を取り戻し、戦いを勝利に導いた。
原 寿美鈴(はら すみれ)
声 - 山根希美
大柄でふくよかな体型の女子生徒。射撃の成績は女子2位。家庭科が得意で、女子の中で一番料理が上手い。「動けるデブ」を自称しており、怒ると寺坂もたじろぐほどの迫力を見せる。
不破 優月(ふわ ゆづき)
ボブカットの女子生徒。律の名付け親。 父、兄と三代続くジャンプっ子で、好きな言葉は「友情」「特殊能力」「勝利」。誕生日は2月9日
二次元にのめり込む傾向があり、妄想癖が激しい。また、さりげなくステマを取り入れた発言をする等、メタな言動を見せる。『ジャンプ』だけでなく『サンデー』や『マガジン』にも精通しており、特に推理ものを好んでいる。それらの影響により観察眼が非常に高く、リゾート回ではE組のメンバーの命を狙う犯人の正体を見破った。
矢田 桃花(やだ とうか)
声 - 戸田めぐみ
控えめな巨乳の美少女。男子の「クラスで気になる女子ランキング」は第2位。イリーナのテクニックを伝授している女子生徒の1人。髪をポニーテールにしている。
ビッチ先生から接待術・交渉術を積極的に学んでおり、社会に出たときに有効なスキルになると考えている。瀬尾・土屋への報復作戦の時や、普久間殿上ホテル潜入時に交渉術を活用し、作戦をスムーズに進行させることに貢献している。
(りつ) / 自律思考固定砲台(じりつしこうこていほうだい)
ノルウェーからE組に送られてきた暗殺目的の転校生。本体は機械でありながら、れっきとした「生徒」として登録されている。愛称は「律」。誕生日は1月1日
劇中で描かれたフリチョフ・ナンセン級フリゲートを始め世界中の科学・軍事技術を集めて作られた人工知能を搭載している新型兵器で、等身大の黒い直方体の胴体を持ち、正面にあるモニターには、両サイドの長い房を結んだミドルヘアの美少女の顔が映され、人間とも自由に会話ができる。特殊なプラスチックを体内で自在に成形する機能があり、多数の銃火器を成形して攻撃し、そのデータを基に自らを改造して進化していく。「固定砲台」であるがゆえに本体は教室から動けないが、クラスメイトたちの携帯に自分の端末であるモバイル律ダウンロードさせることで、間接的ではあるが外出は可能。防寒着やチアガール、スクール水着など、イベントに応じて頻繁に着替える。
当初は「殺せんせーを殺す」ことしかプログラムされておらず、授業中でもかまわず暗殺を実行しようとしてクラス全体に迷惑をかけたため、厄介者扱いされ寺坂によってガムテープで拘束されてしまうが、殺せんせーからE組での暗殺を成功させるには他の生徒たちとの協調が必要不可欠であることを諭され、生徒たちと協調するための機能を付けるために殺せんせーの手で様々な改造を施され、クラスに溶け込んでいく。後日、開発者の手で強制的に元の状態に戻されたかに見えたが、殺せんせーの手で最初に組み込まれていた「生徒たちと協調するためのプログラム」だけは自らの意志でバックアップしており、機械でも人間と同じ自我を持つ生徒であると認定されて、E組の正式な仲間として迎え入れられた。
にせ律
律のネット授業を受けた少女。本来は公立中学の女子生徒で、烏間の直属の上司の娘でもある。口は固く詮索もしない寡黙な性格。律の髪形のカツラをかぶっているのを除けば、ふくれた頬にニキビの鼻といった律とは似ても似つかぬ顔付きをしている。
一学期期末テストで人工知能である律のテスト参加を理事長が認めなかったため、烏間が彼と交渉した上で彼女のテストを受ける代役として連れてきた。律が機械だとバレないようにするため、期末テスト後の1学期終業式にも同じく律の代役として出ている。

その他の男子生徒[編集]

磯貝 悠馬(いそがい ゆうま)
声 - 本橋大輔 / 上村祐翔
いわゆるアホ毛が特徴の美少年。E組の学級委員を務める生徒の1人。E組のまとめ役を務める万能な優等生で、度胸と動体視力もクラス屈指。ナイフ術の成績の男子1位。射撃の成績は2位。誕生日は11月13日
中間テストではクラスでカルマに次ぐ2位、その内社会は学年14位。実家はかなりの貧乏であるため、アフリカの貧困に共感して調べていた時に殺せんせーに実際に現地に連れて行かれた事でさらに興味が深まり、結果的に一学期期末テストでは社会で学年1位になる。
岡島 大河(おかじま たいが)
声 - 中務貴幸
丸坊主カットの男子生徒。フォトグラファーを趣味にしている。誕生日は6月9日
自他共に認めるエロ大王であり、エロの話題には敏感である。好みのタイプは巨乳。殺せんせーが自分と同じく巨乳好きであることを利用し、大量のエロ雑誌を用意して殺せんせーを誘い寄せ貶めるための罠を考案したことがある。
木村 正義(きむら まさよし)
声 - 橋田旭弘
ぼさぼさの黒髪の男子生徒。E組一の俊足の持ち主。病院と聞くと動きが止まる。
菅谷 創介(すがや そうすけ)
三白眼の男子生徒。手先が器用で絵や造形の腕が群を抜いており、変装グッズの製作やメヘンディ英語版、模写などが得意。殺せんせーの付け鼻の改良も行った。
2年生の時に芸術面で悪目立ちしたことが原因で素行不良扱いされ、元は成績不振であったことも合わせE組に落とされた。殺せんせーの対応に満足しており、殺せんせーが入ってきた後に得たE組の「自由」を楽しむようになる。
期末テストでは隣の席がにせ律だったためテストに集中できず、その結果E組内では最下位になってしまうが、学年順位では中位の成績を取った。
杉野 友人(すぎの ともひと)
声 - 本城雄太郎
元野球部の投手の男子生徒。球速は早くはないが、カーブ、スライダー、チェンジアップが得意。野球以外の特技にイラストを描くのが得意。渚の親友の1人でもあり、彼と共に行動することが多い。誕生日は8月23日
E組に落とされる前後の経験から投手としての自分に自信が持てなかったが、ニューヨークにスポーツ観戦に行って来た殺せんせーの触手を張った指導のお陰で再び野球に前向きになる。後に市のクラブチームに入団しており、野球自体は続けている。
竹林 考太郎(たけばやし こうたろう)
丸眼鏡を掛けている男子生徒。普段は無口で影が薄いものの、E組のブレーンとして活躍することがある。二次元を愛するオタク。メガネの下の素顔は端正な容姿をしている。寺坂とは当初確執があったが、彼と一緒にメイド喫茶へ行くほど親友として仲良くなっている。
実家は代々病院を経営しており、兄2人も揃って東大医学部という家庭である。彼自身も豊富な医療知識を持つが、「家一番の出来損ない」と言われ、家族からは全く相手にされていなかった。そのため、家族に認められたいという強い思いを持っていたが、暗殺の授業でも伸び悩んでいた。2学期開始直前に理事長から本校舎復帰を勧められた際にはそれに応じて3-Aに移籍し、創立記念集会でE組を侮辱するスピーチをするようにとの理事長の依頼を引き受けるが、E組の生徒たちが自分を心配して様子を見に来てくれたことや殺せんせ―に諭されたことで考えを改め、集会のスピーチでは自分の本当の想いを全員の前で打ち明け、再びE組に復帰する。その後は新たに導入されることになった爆発物の使用責任者として暗殺にも意欲的に取り組むようになる。
千葉 龍之介(ちば りゅうのすけ)
前髪で目が隠れている男子生徒。射撃術男子一位。空間計算に長けており、遠距離射撃の腕前はクラス屈指である。誕生日は5月20日
成績不振になりクラスでも孤立していたことからE組に落とされた。また、言い訳をしない芯の強さを持つが、感情を表に出さない性質から両親の無理解を受けていた。
夏期講習では速水同様暗殺作戦の失敗に意気消沈するも、ガストロとの戦いで殺せんせーやE組の「仲間」との信頼関係を再認識して自信を取り戻し、戦いを勝利に導いた。
前原 陽斗(まえはら ひろと)
声 - KENN
髪を明るくした爽やかな美少年。行動派の美男子でもあり、スポーツも万能なため、女子からモテる。その一方、かなりのマセガキで、E組に落とされた境遇を甘んじて受け入れるなど、極めて大人びた一面も見せる。ナイフ術成績の男子第二位。
過去にC組の土屋果穂と付き合っていたが、E組に落ちた事を理由に彼女から見切りをつけられ、生徒会議長の瀬尾と二股をかけられていた。それを知った時も果穂からE組の件を理由に逆に見下された上、瀬尾とその友人達に足蹴にされてしまい、「人は皆こうなのか」と悲しみ落ち込んだ。しかし、その翌日E組の生徒たちと共に果穂と瀬尾に報復を仕掛けた後、殺せんせーから励まされ考えを改めるが、その後も女癖の悪さは治らず、自身も二股交際などをしている。
三村 航輝(みむら こうき)
声 - 山口智大
マッシュルームカットの男子生徒。ひょうきんな性格をしている。誕生日は2月1日
校舎裏でのエアギターが趣味。映像編集も得意で、普久間島では殺せんせーの恥ずかしい映像を記録したフィルムをナレーション付きで編集した。

E組教師[編集]

烏間 惟臣(からすま ただおみ)
声 - 鳥海浩輔 / 諏訪部順一
防衛省臨時特務部所属の男性。E組に殺せんせーを担任として連れてきた人物であり、殺せんせーの監視、E組と暗殺者の調整やバックアップを行なっている。28歳[7]。誕生日は8月15日
教員免許を持っており、途中からE組の副担任になったが、公としては担任である。担当科目は体育。授業では暗殺の基礎を教える。生徒達からは「烏間先生」と呼ばれている。堅物で常に厳しい表情をしているが、整った容姿をしているため女生徒からは「カッコいい」と評されている。恋愛に関しては凄まじく鈍感でイリーナに好意を寄せられていることに全く気付いていない。E組における暗殺、教育双方に於いて異常な事態に対するツッコミ役に回ることが多い。殺せんせーを名前で呼ぶことはなく、「おまえ」やその場に合わせた呼び名で呼ぶことが多い。
陸上自衛隊第一空挺団→総合情報部→臨時特務部という経歴を持つ戦闘のプロであり[7]、殺せんせーには通用しないものの本作の人間キャラの中ではトップクラスの格闘能力を持つ。殺せんせーの暗殺の任務が最優先ながらも、生徒達にはなるべく普通の学生生活を送ってもらいたいと考えており、国からの命令とE組の環境との板挟みになることもある。冷たい印象を持たれがちな一方、生徒からは信頼を寄せられており、ときには遊びに誘われたりと関係は良好である。
イリーナ・イェラビッチ
声 - 浅野真澄 / 堀江由衣
殺せんせーを暗殺するために教師という名目で派遣された腕利きの暗殺者。世界を股に掛け、8年間で計11件の暗殺を成功させているという。20歳。身長170cm、体重50kg、スリーサイズはB97 W60 H91[8]。誕生日は10月10日
スラブ系の金髪女性で、日本語も含めて10ヶ国の外国語を操る語学力を持ち、妖艶な美貌とスタイルを武器にターゲットやその周辺人物と親密な関係になり、至近距離で殺害する暗殺を得意とする。ただし格闘能力はそれほど高くなく、得意の色仕掛けやハニートラップが通用しない相手の前ではほとんど無力になってしまうのが弱点。しかし、語学力や暗殺術、及び暗殺に役立てるための技能や教養は本人の努力の賜物であり、E組赴任後も対殺せんせー用の自主訓練を行っている。怒るとデリンジャーを構える癖がある。
民族紛争が激化した国の出身。12歳の時に略奪に来た敵の民兵に家族を殺害され、その際に父親の銃でその兵士を殺害し、敵が去るまで死体と共に地下の蔵に一晩隠れていたという壮絶な過去を持ち、「担任教師を殺害する」任務に関して無邪気な様子の生徒達に複雑な表情をみせることがある。
最初は生徒達をターゲットである殺せんせーを殺すためだけの駒としか思わず冷たく当たっていたが、結局は殺せんせーに作戦を見破られて暗殺に失敗し、その苛立ちから生徒達を罵倒したため彼らの反感を買い学級崩壊の危機に陥ってしまう。しかしそれを見かねた烏間に諭されてからは素直に態度を改め、生徒達と親しく接していくようになる。そのため生徒達との心の距離は縮まっているが、授業内容を始め、コミュニケーション手段は自身が得意とするところのお色気中心である。生徒達からは苗字を省略する形でビッチ先生と呼ばれており、当初は嫌がっていたのだが、徐々に気にする素振りは見せなくなっている。同僚である烏間には仕事を通して好意を抱くようになり、E組の面々にも応援されているが、肝心の烏間が非常に鈍感なため想いが伝わっていない。
担当科目は英語だが、受験のための英語は殺せんせーに任せているため、実用的な英会話を教えている。生徒との仲や人気を気にしている節があり、生徒との関係は実年齢が近いこともあってか姉や友人に近く、色仕掛けによる交渉術テクニックを教わっている女子生徒もいる。また、軽口を叩かれては怒り出すという子供染みた面を見せることも多い。その一方、金持ちばかりに近付いて殺してきたせいで庶民的な感覚からは極めてかけ離れており、たびたび周囲から浮いた行動を取ることがある。

本舎[編集]

生徒[編集]

田中 信太(たなか のぶた)、高田 長助(たかだ ちょうすけ)
本舎の生徒で共に渚の元同級生。ニキビが特徴の小太りの男子生徒が田中で、眼鏡をかけた細身の男子生徒が高田。
二人で事あるごとにE組に落ちた渚に嫌味を言っていじめているが、当の渚や別のE組のメンバーからの反撃でほとんど失敗している。
土屋 果穂(つちや かほ)
本舎のC組に所属する女子生徒。普段はおしとやかにしているが、本性はしたたかかつ強情な性格。
過去に陽斗と付き合っていたが、E組に落ちた陽斗に見切りを付けており、本舎の生徒会員の瀬尾と付き合い、当初は二股をかけていたが、二股を知られたことをきっかけに豹変し陽斗を手酷く振った。しかし、その現場を見ていた殺せんせーとE組の生徒達から報復を受けて大恥をかかされ、その際に瀬尾とあさましく争って彼とは別れることになり、別の本舎の男子に狙いを定めることとなった。
進藤 一考(しんどう かずたか)
本舎のA組に所属する男子生徒。野球部の主将にしてエース。杉野の旧友で、彼からエースのポジションを奪った張本人。体育会系なスポーツマンらしく熱血で爽やかな性格だが、根底ではやはり理事長の洗脳を受けており、E組に落ちた杉野を見下している。持ち球はストレートカーブのみだが、140km/h台を誇る豪速球を投げるため、ほぼストレートだけでエースに上り詰めた実力者。
球技大会の「余興」でE組と対決するが、暗殺のための訓練を応用したE組の連続バントプレーに翻弄されてしまう。直後、監督が理事長に交代し、洗脳に近い指導で一時的に勢いを盛り返すことに成功するが、打者目前まで迫るE組の前進守備に思うように力が出せず、結果的に敗北する。試合後、杉野とは打ち解け合い、笑顔で雪辱を誓った。期末テスト期間中には杉野らE組のことを心配し、棘のある言い方ではあるがA組に気をつけるよう警告した。またその際の五英傑の説明時にはナレーション口調になり、期末テスト直前ではその状況のナレーションもやるなど、コミカルな一面を見せた。
多川 心菜(たがわ ここな)
本舎の女子生徒でメグの元同級生。メグの腰巾着的存在でもあり、彼女に異常なほど執着している。
前年の夏頃、当時のクラスメイトであったメグに頼んで泳ぎを教えてもらうも、反復練習を嫌いたった一回のトレーニングを受けただけで練習に行かなくなり、その結果海で溺れて救助沙汰にまでなるという悲惨な目に遭う。以後メグをその一件の原因として逆恨みするようになり、償いとして頻繁に呼び出しては自分の勉強の手伝いをさせ、そのために彼女がE組に落とされた後もそれを続けていた。しかしそれを見かねた殺せんせーによって夢の中と思わせられた上でE組専用のプールへ連れて行かれ、水泳の猛特訓を受けたことで見事に泳げるようになり、結果的にメグとも決別した。

五英傑[編集]

成績優秀者が選りすぐられた特進クラスであるA組の中でも、特に成績の良い5人の生徒たち。テストの順位も常に上位で、クラスの中では音頭を取る中心メンバーとなっている。表面上は仲の良い友人として交流している。

浅野 学秀(あさの がくしゅう)
椚ヶ丘中学の生徒会長。理事長の一人息子でもあるが、理事長とは互いに「浅野君」「理事長」と呼び合うほど険悪な関係にある。全国模試一位の秀才で、中間試験でも学年1位であった。表向きは爽やかな優等生を演じており周囲からの信頼も厚いが、本性は傲岸不遜で腹黒い戦略と支配欲を巡らせており、実の父である理事長さえも自分が支配しようと企んでいる。しかし、実際は家族でも容赦ない制裁行動をとる學峯を恐れており、二学期に自分の意思でE組に戻っていった竹林にも、そのことを指摘されている。
期末テストでは理事長からの指示でA組の自主勉強会を開いて成績を更に向上させるよう努めていたが、その一方で理事長が必要以上にE組に介入していることや、不審者(=殺せんせー)がいるとの噂から、理事長が何かを隠していると疑念を抱いていた。その後荒木たちがE組に持ち出した賭けを利用し、それに勝ってE組を自分たちA組の奴隷にして隠し事が何かを突き止めて理事長の弱みを握り、支配しようと目論んだ。しかし、期末テストでは自身こそ学年で総合1位を取ったものの、荒木たち4人が足を引っ張ったため結局はE組との賭けに負け、そのことで理事長からも侮辱されることになった。それ以降、E組に敵愾心を抱くようになる。
荒木 鉄平(あらき てっぺい)
放送部部長。中間試験総合2位。マスコミ志望。丸顔の眼鏡男子。普段は気さくで親切な少年だが、E組のことは見下しており、公衆の面前でE組に嫌味を入り混ぜた嫌がらせを行っている。
一学期期末テストの勉強の際、図書館でE組のメンバーに絡んだが、逆に返り討ちに遭った。期末テストでは磯貝が社会で学年1位、浅野が2位を取っており、順位は不明。
榊原 蓮(さかきばら れん)
生徒会書記。中間試験総合3位。髪型は刈り上げで、切れ長の目をした美少年。詩人と称されており、女子生徒にはキザなナンパ口調で接する。文才があり、人文系コンクールを総ナメにしている。
期末テストの勉強の際、図書館で有希子に目をつけて口説くが拒絶された。期末テストでは浅野、有希子に次いで国語で学年3位となる。
小山 夏彦(こやま なつひこ)
生物部部長。中間試験総合5位。陰険な風貌と下劣な性格の持ち主で、厚眼鏡と乱杭歯を晒した下品な笑い方が特徴。1年の頃は寺坂と同じクラスであり、当時は成績がクラスで最下位だった彼の事を見下していた。中間試験で自分から4位を奪い取ったカルマに対抗心を抱いている。
期末テストの勉強の際、図書館でE組のメンバーに絡んだが、逆に返り討ちに遭った。期末テストでは奥田、浅野に次いで理科で学年3位となる。
瀬尾 智也(せお ともや)
生徒会議長。中間試験総合6位。底意地の悪い性格で口も悪いが、親の仕事の関係でロサンゼルスに1年間住んでいたことがあり、その時に基本的な会話を覚えたため語学力に優れている。
C組の土屋果穂と付き合っていたが、同じく彼女と付き合っていた陽斗を荒木達と共に足蹴にしたため、その現場を見ていた殺せんせーとE組の生徒達から報復を受けて大恥をかかされ、その際に果穂とあさましく争って彼女と破局した。以降、果穂とは犬猿の仲になっている。
期末テストの勉強の際、図書館でE組のメンバーに絡んだが、逆に返り討ちに遭った。期末テストでは中村、浅野に次いで英語で学年3位となる。

学園関係者[編集]

浅野 學峯(あさの がくほう)
声 - 石川英郎(VOMIC版)
椚ヶ丘中学校理事長を務める理知的な男性。徹底的な合理主義をもって創立10年でこの学校を全国指折りの優秀校にした敏腕経営者。浅野学秀の父親でもあるが、彼に支配者としての英才教育を施した上で互いに支配しようとするなど、親子の概念がないほど険悪な関係になっている。
表向きは柔和な対人態度であり、生徒を励ますような言動も示しているが、その一方で人を畏怖させる冷徹な威圧感を放っており、校内関係者の中には彼に怯える者も少なくない。この二面性を巧みに使い分けることで、短時間で勉学の知識を叩きこんだり、運動性能を向上させるなど教育者としても非常に高い技術を持っている。自身が掲げている「E組の生徒をあくまで差別に相応しい対象として存在させる」という合理的運営方法のためには手段を選ばない。とはいえあくまで教育理念を優先しているため、結果的にE組の利益となるような行動にも躊躇はないが、その場合も自身の支配性の優位は崩さない。
殺せんせーの出自の事情に関する意味深な発言を投げている。また、そのことについて口止めされていることを仄めかす発言もしている。
校長
椚ヶ丘中学校の校長を務める中年男性。理事長を強く支持していることもあって、他の生徒や教師と同様E組の事を見下しており、全校集会ではE組に対しての嫌味を入り混ぜた演説を行ってる。
大野(おおの)
椚ヶ丘中学校の3年D組担任の男性教師で、自己中心的な事なかれ主義者。渚やカルマを問題のある生徒と見下してE組に落とした張本人でもあり、E組に対しても傲慢な態度を取っている。

防衛省関係者[編集]

烏間 惟臣(からすま ただおみ)
#烏間惟臣」の項を参照。
園川 雀(そのかわ すずめ)
特務部暗殺サポート班所属の女性。基本的にE組の教室に顔は出さないが、烏間と同様外部の暗殺者の手引きなどをしている。氏名はコミックス10巻にて判明。
鶴田 博和(つるた ひろかず)
特務部暗殺サポート班所属の男性。烏間より上の上司の命令に逆らえず不本意ながらシロの作戦に加担し、殺せんせーに様々な濡れ衣を着せるなどの手引きをした。後にその件で烏間の怒りを買い、鉄拳制裁を受ける羽目になった。
本部長
情報部の本部長で烏間の直属の上司。殺せんせーの暗殺には手を焼いており、度々烏間に苦言を呈している。公立中学に通う娘がおり、彼女を律の替え玉としてE組に送り込んでいる。娘が律の授業で成績が上がったことに関しては感謝している。
鷹岡 明(たかおか あきら)
烏間の補任としてE組に赴任してきた防衛省特務部所属の男性。甘党のぽっちゃり体型で、舌を出す癖がある。表向きは温和でお人好しな態度を装っているが、本性は極めて暴虐な人物。
教育方針は「恐怖(ムチ)9割、愛情(アメ)1割」で、表向きは部下や生徒たちを「家族」に喩えるも、自身は独裁的な「父親」として振る舞い、逆らう者には徹底的に制裁を加える。この教育方針に基づく訓練により短期間で忠実な精鋭を育ててきた実績を持つが、その性格ゆえ同じ防衛省の者からも「極めて危険な異常者」と見られている。烏間の空挺部隊時代の同期で、自分よりも優秀だった烏間に対抗心を持っていた。烏間ほどではないが体術の心得もあり、ナイフを持った素人を素手で返り討ちにできる程度の実力はある。
当初はE組の生徒たちにも友好的に接していたが、自分のやり方に異を唱えた生徒に暴行するなど、恐るべき本性を表す。生徒達を完全に服従させるため、烏間が選んだ生徒との勝負を提案。渚と勝負をすることになり、彼の表面的な柔弱さを侮っていたが、予想外の才能に翻弄されあっけなく敗北する。さらに烏間に力負けしたことで暴力教師としての存在意義を完全に失い、浅野の手で解雇され防衛省に戻った。
その後、渚に負け、E組の教育に失敗したことから上層部からの評価が下がって立場をなくし、敗北のトラウマと屈辱から自らの顔を引っ掻いて傷を付けることが癖になるほど精神的に追い詰められていった。そして渚やE組全体への逆恨みから暗殺用の機密費を盗んで防衛省を出奔、普久間島での特別夏季講習を舞台として殺し屋を雇い、正体を伏せて卑劣な方法で復讐劇を展開したあげく、自分に辿り着いた生徒達の前で正体を明かして渚を屈服させようとしたが、渚に再び敗れ復讐は完全に失敗し、自身は部下共々防衛省に逮捕されるという結末を迎える。

学外関係者および暗殺者[編集]

レッドアイ
声 - 三木眞一郎
サングラスをかけた長身の男性。腕利きの狙撃手で、中東の砂嵐の中でも2km先の標的を仕留められるという実力の持ち主。彼の持つ銃のスコープに映った標的が血で赤く染まらないことはなかったという噂から、「レッドアイ」の通称で呼ばれている。暗殺歴は8年、過去の殺害人数は35人。
烏間からの依頼により、京都の修学旅行中に殺せんせーを暗殺しようとするが、いずれも失敗してしまい、殺せんせーの言動にキレのあるツッコミを残している。その後、狙撃を見破り接触してきた殺せんせーとの会話で殺せんせーの教師らしさを知り、自身の無力さを認めて任務を辞退。その後は一人で京都観光を楽しむことにした。
ロヴロ・ブロフスキ
「殺し屋屋」と呼ばれる初老の男性。59歳[9]。イリーナの師匠で、E組の暗殺者として彼女を日本政府に斡旋した人物でもあり、日本語にも堪能。会社員→傭兵→職業暗殺者→暗殺者育成・斡旋業という経歴を持つ[9]。かつては凄腕の暗殺者として名を馳せたが、現在は自身の後継者となる若手の暗殺者たちを育成し、彼らを斡旋することで利益を得ている。現在は暗殺家業を引退しているとはいえ、その実力は侮れるものではなく、弟子のイリーナを簡単にねじ伏せるほどの格闘能力を誇っている。過去の暗殺人数は191人。孫がいる[9]
E組での教師生活に馴染んでしまったイリーナを見かねて彼女を連れ戻しに来たが、「E組での暗殺は彼女こそ適任」と主張する殺せんせーの提案により、烏間を標的にイリーナと模擬暗殺の勝負をさせられることになる。最初は彼が圧倒的優勢と見られていたが、予想を上回った烏間の実力を見せつけられ、手を負傷したこともあり殺すのは不可能と判断しイリーナよりも先に脱落した。その後、殺せんせーを殺すための訓練で烏間に不意打ちを食らわせたイリーナの成長を認め、彼女がE組に残ることを許可した。それ以降も生徒達の知らない所で度々殺し屋を送り込んでいたが、全員悉く失敗している。
夏休みでは訓練の特別講師としてE組の下を訪れる。その際に手持ちで有望だった殺し屋数名が突然連絡が取れなくなった事実を生徒達に告げ、渚に「必殺技」を授ける。その後、夏休み最終日に死神に襲撃されて倒れる。
シロ
堀部イトナの保護者を名乗り、全身白ずくめの装束に白覆面をしている謎の人物。本名や素顔は不明。
非常に狡猾で悪知恵がはたらき、目的を果たすためなら平気で生徒を巻き添えにする非情な人物。その一方で警戒心が強く、作戦が失敗した場合には速やかに撤退する、潔い面も持つ。E組の生徒たちが全く知らされていない殺せんせーの様々な弱点や攻略法を知っており、殺せんせーの体にダイラタント挙動を生じさせて動きを鈍らせる圧力光線を放つ小型の銃や麻酔銃などの秘密兵器を白装束の中に仕込んでいる。殺せんせーに対しては激しい憎悪の感情を見せる。自分以外は捨て駒としか見ておらず、敗北を重ねたイトナも利用価値が無いと判断し切り捨てた。
死神(しにがみ)
地球上で最高の殺し屋と評される人物。現時点では顔が隠れた状態で登場。「死神」は仇名で本名は不明。神出鬼没、冷酷無比で夥しい数の屍を積み上げ、「死」そのものと呼ばれるに至った男。生徒達がこのまま殺せんせーを殺しあぐねているといつかは姿を現すとロヴロは語っている。夏休み最終日にロヴロを襲撃する。
スモッグ
中年の東洋人風の男性。「毒殺」にこだわる。使用する毒はすべて自作であり、洗練された実用性にこだわるあまり、専用の研究室まで作っている。毒を噴射するスプレー型の武器を使った戦法を行う。
普久間島に来たE組にウェイターに扮して毒を盛ったトロピカルジュースを提供しており、その工作を不破に見抜かれる。普久間殿上ホテルでは烏間に麻痺ガスを喰らわすも、彼の常人離れした身体を完全に止めきれず、膝蹴りの返り討ちに遭った。鷹岡が倒された直後にグリップ、ガストロと共に生徒達の前に現れ、今後のリスクを考えて食中毒菌を改良した無害なウイルスを仕込んでいたことを生徒達に明かし、栄養剤を提供する。その後他の二人と共に自分達なりの捨て台詞を生徒たちに残して防衛相に連れられて去って行った。
グリップ
セミロングのウェーブヘアの外国人男性。素手で窓にヒビを入れる驚異的な握力の持ち主で「素手」での暗殺にこだわる。「武士の口調になる」と聞いてやたらと語尾に「ぬ」をつけて話す。
普久間殿上ホテルではカルマと対峙し、彼をスモッグの麻痺ガスで騙し討ちするも、それを警戒していたカルマに同じ麻痺ガスを喰らい、寺坂らに拘束される。敗北後はカルマに手痛い悪戯を受けた。
ガストロ
逆立てた髪が特徴の長身の男性。「銃殺」にこだわる。「銃うめぇ」と言って銃を咥える癖を持つ。また「その日一番美味い銃が一番手に馴染む」という理由で、実弾入りの銃に色々な食材をつけて咥えながら味わうという奇妙な趣味を持つ。鷹岡に雇われた殺し屋の中では唯一軍人上がりで、その経験から隠れた敵をその行動まで瞬時に見抜く戦闘の勘を持つ。
普久間殿上ホテルではコンサートホールにてE組全員と対戦。殺せんせーの攪乱作戦と人形の罠に惑わされ、千葉と速水の銃撃を受け敗北した。

その他[編集]

リュウキ
声 - 手塚ヒロミチ
とある不良高の男子生徒で、典型的な不良グループのリーダー格。「エリート」に関しては敵愾心を持っており、数々の悪行を行ったため犯罪なれしている。修学旅行にて観光していた渚達を仲間達(声 - 合田慎二郎)と襲撃し、有希子とカエデを拉致して性犯罪を企てるが、そこに駆け付けた殺せんせーと渚達に制裁され失敗した。
雪村(ゆきむら)
E組が始まる2学年の3月だけ担任だった人物。優しい性格で生徒達からも慕われていたが、彼らが3年に進級した際には学校から姿を消しており、その後の消息は不明。

用語[編集]

椚ヶ丘中学校(くぬぎがおかちゅうがっこう)
東京にある学校法人椚ヶ丘学園が設立した名だたる進学校の私立中学校偏差値は66。「くぬどん」というマスコットキャラクターがいる。前身は浅野が開いていた私塾で、彼の教育方針が徹底されている。
椚ヶ丘高校
椚ヶ丘中学校が付属する私立高等学校。偏差値は71。椚ヶ丘中学校の生徒は椚ヶ丘高校へ無試験で進学できるが、E組生は2学期までにE組を抜けなければ進学は出来ない。
椚ヶ丘中学校特別夏季講習
成績優秀クラスに与えられる特典。毎年夏に沖縄離島・普久間島で2泊3日で行われるが、実際は余裕のない生徒達は個別で勉強し、余裕のある生徒達は独自に旅行に出かけるため毎年半数も参加していない講習になっている。
本来は3-Aに与えられるはずの特典だが、作中ではE組がA組との賭けに勝った事でE組に与えられている。
3年E組 / 3-E
正式名称は「椚ヶ丘中学校特別強化クラス」。本校舎の他のクラスと異なり、2年の3月から開始される。成績不良と素行不良者で構成される落ちこぼれクラス。校舎は椚ヶ丘中学校の古びた旧校舎で、本舎から1㎞離れた山の上にある。学食もなく、トイレも汚く、劣悪な環境で勉強させられる上、部活動への参加も禁止され、学校行事も低待遇での参加となる。このことから「エンドのE組」と呼ばれている。E組の生徒達は本舎の生徒や教師から見下されて、いじめや嫌がらせを公然とされているが、「校内での物理的心理的な差別状況を作り出すことによって『成績が落ちるとE組に落とされる』という危機感を与えることを目的としており、落ちまいと頑張るという合理的な仕組みの学校」と作中で説明されている。3-E落ちしても良好な成績を修め、元の担任がクラス復帰を許可すれば本舎に戻ることも可能とされているものの、条件達成を阻む環境となっているため、実現は非常に困難。E組に流された生徒達は殺せんせーが来るまで、あまり前向きな学園生活を送っていなかった。
対先生物質
国が開発した特殊素材。人間には無害だが、殺せんせーに対しては触れただけで細胞を溶かし、ダメージを与える事ができる。ナイフとBB弾がE組生徒に支給されており、ナイフはゴムのように柔らかい。「ナイフを細かく切り刻む」「BB弾を粉末状にする」等形状や大きさを変化させても効果は失われない。シロはこれを繊維として用いた白装束を着用している。この素材は殺せんせーの細胞(触手)に対して有効なため、同じ触手を持つイトナにも同様の効果がある。
普久間島(ふくまじま)
沖縄の離島にあるリゾート島。毎年夏に椚ヶ丘中学校の成績優秀クラスが特別夏季講習を行っている。表向きは普通のリゾート島でほとんどのホテルは普通だが、島の山頂にある「普久間殿上ホテル」のみは例外となっており、警察からも「伏魔島」としてマークされている。
普久間殿上ホテル(ふくまでんじょうホテル)
普久間島にある山の山頂にあるホテル。他のリゾートホテルとは違い、国内外のマフィア勢力やそれらと繋がる財界人らが頻繁に出入りしている。立地や建築構造からセキュリティが極めて高く、ホテルの警備員の他に利用客の私兵もおり、違法な商談やドラッグパーティによる乱倫が行われているが、権力者や政府高官ともパイプがあるため迂闊に警察も手が出せない。テロリストに占拠されないために複雑な設計にしているというテレビ局のような込み入った内部構造になっている。10階建で7階から上はVIPフロアとなっており、ホテル側の警備員以外に宿泊客が雇った私兵も警備にあたっている。
触手細胞
シロが開発した細胞。殺せんせーの触手を構成する細胞と同じ細胞であるため、対先生物質でダメージを与えることが出来る。この細胞でできた触手を一ヵ月維持するためには火力発電所3基分のエネルギーが必要であり、人間の肉体に移植して使用するには様々なリスクを伴う。移植をした者は毎日のように適合処置をしなければ地獄のような拒絶反応に苛まれ、触手が激痛で神経を蝕んでいき、常人なら3日ほどで狂い死ぬと言われている。

評価[編集]

売上・発行部数
1巻の初版は30万部だったが、わずか半年でヒットの指標とされる累計発行部数100万部を超えた。メディアミックスなしでの累計100万部突破は異例とされている。
シリーズ累計の発行部数は6巻発売の時点で610万部。6巻の初版は100万部を突破している[10]
受賞・ノミネート・ランキング

書誌情報[編集]

表紙は全て殺せんせーの顔のアップで、顔色と表情は各巻にて異なり、カバー裏に顔色の解説と触手語録(古今東西の格言に触手を絡めたパロディ)が書かれている。

ラジオドラマ(VOMIC)[編集]

ジャンプ専門情報番組「サキよみ ジャンBANG!」にて、2013年1月に原作第1話[17]、2013年6月に原作第12話から第14話にあたるストーリーが放送され、2013年2月から集英社ヴォイスコミックステーションサイト「VOMIC」で配信。

アニメ[編集]

JSAT2013にて「修学旅行編」が上映された。本作は単行本第7巻特別版付属OVAに収録された。スタッフは、テレビアニメ『戦国コレクション』を手がけたメンバーが中心となっている。

スタッフ[編集]

  • 原作 - 松井優征集英社週刊少年ジャンプ」連載)
  • 監督・演出・絵コンテ - 後藤圭二
  • キャラクターデザイン・作画監督 - 柴田勝紀
  • 作画監督補佐 - 石井久美、進藤優
  • 脚本 - 新井輝、金澤慎太郎
  • 色彩設定 - 原田幸子
  • 美術監督 - 秋山健太郎
  • 美術監督補佐 - 本庄雄志
  • 撮影監督 - 萩原猛夫
  • 編集 - 内田恵
  • 音楽 - 菊谷知樹
  • 音響監督 - 山田陽
  • チーフプロデューサー - 足立聡史
  • 企画 - 近藤裕、渡辺直樹
  • プロデューサー - 稗田晋、三條場一正
  • アニメーションプロデューサー - 常葉みどり
  • 制作 - Brain's・Base
  • 製作・著作 - 集英社

テレビアニメ[編集]

2015年1月よりフジテレビにて放送予定[18]

スタッフ(テレビアニメ)[編集]

映画[編集]

2015年に実写映画化される予定である[18]。主演は未定。

関連項目[編集]

  • 斉木楠雄のΨ難 - 『少年ジャンプNEXT!』2012秋号と2013夏号にて本作品とのコラボレイト作が掲載[19][20]。2012秋号掲載作は単行本の2巻巻末に収録されている。
  • 黒子のバスケ - 本作品と同時に初版100万部を突破した作品。描き下ろしペーパーによるコラボが行われた。

脚注[編集]

注釈[編集]

出典[編集]

  1. ^ 『日経エンタテインメント!』「現場に聞いた! 面白マンガBEST15」内インタビュー。日経BP社、2013年3月号。
  2. ^ コミックナタリー |「暗殺教室」殺せんせーがジャンプサイトを56時間ジャック
  3. ^ テレビ東京|あにてれ|サキよみ ジャンBANG!今週のテーマ 2012年11月20日閲覧。
  4. ^ コミックナタリー |松井優征がジャンプ番組出演、激レア料理を食べ歩く 2012年11月20日閲覧。
  5. ^ 「暗殺教室」アニメ化、高速で動くヌルヌル触手を映像で”. コミックナタリー. 2013年7月21日閲覧。
  6. ^ a b c 第1巻(第1話-第7話)
  7. ^ a b 1巻プロフィールより。
  8. ^ 4巻プロフィールより。
  9. ^ a b c 9巻プロフィールより。
  10. ^ 週刊少年ジャンプ2013年44号3頁
  11. ^ マンガ大賞2013ノミネート作品発表 2013年1月21日閲覧。
  12. ^ 毎日新聞デジタル | マンガ大賞 :「暗殺教室」「俺物語!!」など11作品がノミネート | 2013年01月21日 2013年1月21日閲覧。
  13. ^ マンガ大賞2013 |【速報】マンガ大賞2013決定!プレスリリース配信! | 2013年03月21日 2013年3月27日閲覧。
  14. ^ 日販「全国書店員が選んだおすすめコミック2013」発表
  15. ^ 書店員が選ぶランキングに暗殺教室、テラフォ、野崎くん
  16. ^ 「このマンガがすごい!」1位は暗殺教室&さよならソルシエ”. コミックナタリー. 2013年12月11日閲覧。
  17. ^ 松井優征「暗殺教室」VOMIC化、殺せんせー役は小野坂昌也”. コミックナタリー. 2013年1月5日閲覧。
  18. ^ a b c d e f 松井優征「暗殺教室」2015年にTVアニメ&実写映画化”. コミックナタリー. 2014年6月29日閲覧。
  19. ^ コミックナタリー | 夢コラボ!暗殺教室・殺せんせーと斉木楠雄が袋とじで対決
  20. ^ コミックナタリー | 殺せんせーvs斉木楠雄の戦い再び、ジャンプNEXT袋とじで

以下の出典は『集英社BOOK NAVI』(集英社)内のページ。書誌情報の発売日の出典としている。

外部リンク[編集]