ギャートルズ
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『ギャートルズ』は、架空の原始時代の原始人たちが繰り広げる、おおらかかつ突飛な日常を描いた園山俊二原作のギャグ漫画である。
目次 |
[編集] 概要
テレビアニメとテレビドラマにもなり、その独特のユーモアや世界観で大人気を博した。
この作品により定型化した代表的なギャグやネタに、「大声が文字の形の石になって飛んでいく」「輪切りの肉」「マンモスの群れの突進(その結果人間が踏みつぶされてぺらぺらになる)」「鉄コン筋クリート[1]」などがある。
作中で原始時代にもかかわらずなぜか貨幣経済が浸透しており、巨大な石の貨幣を用いている描写が見られるが、もちろんフィクションであり、このように使われる巨大な石の貨幣は歴史上存在しない。オセアニアにこのような巨大な石の貨幣は実在するものの、人間が持ち運ぶものではなく所有権だけが移るという性質のものである。
単純で印象深いアニメのオープニングや、エンディング『やつらの足音のバラード』(作詞:園山俊二、作曲:かまやつひろし)の主題歌も、長く親しまれている。なお、地球の始まりから人類の誕生までをシンプルかつ奥行きある形で描いた『やつらの足音のバラード』は、後に小泉今日子やスガシカオらによってカバーされ、その都度オリジナルも注目を浴びている。
主な登場人物は、「ギャートルズ平原(架空の地名)」に暮らすクロマニョン人の少年ゴンと、ゴンの父ちゃんをはじめとする彼の家族、そして相棒であるゴリラのドテチンである。彼らの日々の生活は波瀾万丈でエピソードに富み、個性的な隣人や生き物たちが絡んで騒動を繰り広げる。
- 英語圏では「Hajime Ningen Gon (GON, THE STONE-AGE BOY)」として紹介されている。
[編集] 原作
- ギャートルズ
- はじめ人間ゴン
- 2作目、学習研究社の学習雑誌に1966年から連載、読者層に合わせて本作より主人公として少年ゴンが登場する。
- はじめ人間ギャートルズ
- 3作目、アニメの放送に合わせて小学館の学年誌に1974年から連載。
[編集] はじめ人間ギャートルズ(テレビアニメ)
1974年10月5日から1976年3月にわたりABCをキーステーションに当初 TBS 系、1975年4月からはNET (現在のテレビ朝日)系[2]で放送、全77回放送。アニメを制作した東京ムービーの文芸部に所属した山崎敬之によると、東京ムービー社長の藤岡豊と園山俊二が隣家であり、夫人同士の仲が良かったためにアニメ化が実現したとある[3]。2008年1月7日からCS放送アニマックスで放送。
[編集] キャスト
- ゴン:丸山裕子
- とうちゃん:肝付兼太
- かあちゃん:花形恵子
- ドテチン:立壁和也
- ピー子ちゃん:吉田理保子
- 死神:増岡弘
- ヒネモグラ
- マンモー
- その他:作間功、恵比寿まさ子、野本礼三、滝口順平、千々松幸子、山田俊司、松金よね子、鈴木清信、加藤治、杉山佳寿子、高田竜二、山下啓介、根本好章、三浦理江、水鳥鉄夫、沢りつお、永井一郎、雨森雅司、矢田稔、千田光男、北川智絵、井上真樹夫、徳丸完、畠山洋子、藤本譲、森功至、島田彰、北村弘一、曽我部和行、野沢雅子、上田敏也、峰恵研、新島慶子、富山敬、緒方賢一、高坂真琴、中谷ゆみ、池水通洋、飯塚昭三、細井重之、山本圭子、浅井淑子、白川澄子、田の中勇
[編集] スタッフ
- 原作:園山俊二
- 脚本:金子裕、山崎晴哉、城山昇、伊東恒久、九十英夫、川石光、井上知士、松岡清治、山本優、安藤豊弘、鶴見和一、荒木芳久、松崎行雄、今村文人、福富博
- 演出:吉田茂承、岡部英二、御厨恭助、坂本竜、波多正美、さきまくら、福富博、岡崎稔、永丘昭典
- 作画監督:香西隆男(「香西隆」名義もあり)
- 美術監督:小林七郎
- 撮影監督:三沢勝治
- 録音監督:千葉耕市
- 音楽:かまやつひろし、藤沢守(現:久石譲)
- 原画:中村英一、青木悠三、山田道代、児玉兼嗣、百瀬義行、内山正幸、北原健雄、川尻善昭、近藤喜文、山口泰弘、本多敏行、椛島義夫、芝山努、小林治、前田実 他
- 美術設定:竜池昇
- 背景:曽我元、橋本三郎、他
- 制作協力:Aプロダクション、東京アニメーションフイルム、映音、東京現像所
- 製作著作:ABC、東京ムービー(朝日放送のクレジットは、ネットチェンジ後も宋朝体の旧ロゴを使用。現在は「製作・著作 トムス・エンタテインメント」 と差し替えられて朝日放送のクレジットは表示されない。)
[編集] 主題歌
- 『はじめ人間ギャートルズ』(作詞:園山俊二、作曲:かまやつひろし、唄:ザ・ギャートルズ)
- 『やつらの足音のバラード』(作詞:園山俊二、作曲:かまやつひろし、唄:ちのはじめ)
[編集] サブタイトル
- 「ハジメンカリーンの巻/マンモギャーの巻」
- 「ピカピカイシンの巻/キビキビシラーの巻」
- 「ロングロングアゴンデーの巻/ツキビジョンウィーの巻」
- 「ネツンアッチクタバリーンの巻/マンモペットカウーンの巻」
- 「マッリーンソワソワンの巻/イレバーンジジの巻」
- 「ギギガップの巻/ハルカーンドンドンの巻」
- 「ニキニキビーンの巻/ジゴクラクーンの巻」
- 「トリカエッコンの巻/コモリーンコリゴリの巻」
- 「カカッターンの巻/スキスキフラレタンの巻」
- 「ウシロスガタイイの巻/オーギャーティフルの巻」
- 「ブーメランルーの巻/サムサムンクションの巻」
- 「オオカミーンの巻/クタビレモウケーンの巻」
- 「バラバランチズの巻/バイバイワニーンの巻」
- 「アケボノーの巻/ポンポコカヌシヤマの巻」
- 「ホカホカマンモケーの巻/トンデッタコタコンの巻」
- 「ネンネコロリーンの巻/イシーの巻」
- 「エンヤコラハチンの巻/オンギャハーンの巻」
- 「ハルンイッチバンの巻/ビンボーカミーンの巻」
- 「キラララドーンの巻/ハルカゼナーの巻」
- 「ネムネムハルーンの巻/ピカーリルンペの巻」
- 「ネボケーンクマンの巻/ウラナナラーンの巻」
- 「ピカリロデドーンの巻/エンギギカッグーンの巻」
- 「クルクルマワールラー!の巻/マケルモカチーンの巻」
- 「ヘンテコテコムシンの巻/モテモテンキザーの巻」
- 「ナミジハルバルーンの巻/ラブラブレターンの巻」
- 「スキライダーメ!の巻/カエルーンテンテンの巻」
- 「マンモスゴーンの巻/イソガシガリーンの巻」
- 「ナクナクンゴリラッペの巻/ポンポコムーンの巻」
- 「オボロンヅキブハーの巻/イキカエッタドーンの巻」
- 「タイガーギャーの巻/ウホウホヤッホーの巻」
- 「ピーコピーコピーコロリンの巻/ラララーコイビトの巻」
- 「アタッターンの巻/シニガミーンダメダメの巻」
- 「ココーンポンポコの巻/チヤホヤモテモテンの巻」
- 「オトコハキビシインラーの巻/カビカビカビラの巻」
- 「エレキーンシビラの巻/ハルバルーンケモノミチの巻」
- 「星にのった王子さまの巻/ハラペコファミリーの巻」
- 「腹がペコペコペコペコだの巻/とりとりかえっこの巻」
- 「ガマー見ろ!の巻/あたまをつかえゴンの巻」
- 「ミエミエケシキーンの巻/ドラゴンの玉をうばえの巻」
- 「だまされたゴンの巻/いかがなされた旅の人の巻」
- 「イテテテムシバーンの巻/ゴンと父ちゃん狩の旅の巻」
- 「すばらしいおじいさんの巻/父ちゃんの過去の巻」
- 「類人猿のガキ大将の巻/出た!しょぼくれドラゴンの巻」
- 「カッパにねらわれた父ちゃんの巻/ジャイアンツ山の大巨人の巻」
- 「大当り!星うらないの巻/やって来た子連れカミナリの巻」
- 「死ね死ねにっくきガイコツの巻/あっ透明マンモス!?の巻」
- 「原始人のテーブルマナーの巻/追い出された父ちゃんの巻」
- 「はらはらナマズの大地震の巻/さっそう!風仙人の巻」
- 「対決!!死神とゴン/人間と動物は友達なんだの巻」
- 「なまいきオウムケータくんの巻/突撃!キバキバ戦車の巻」
- 「母ちゃんの原始美容体操の巻/巨人国からの侵入者!?の巻」
- 「ジャジャーン!天邪鬼登場の巻/生きかえった吸血鬼の巻」
- 「ゴンの地底大冒険の巻/女ごころとピー子ちゃんの巻」
- 「森のポンポコ死神の巻/天邪鬼の親さがし月旅行の巻」
- 「魔法使いマホバばあさんの巻/大戦争!ゴリラ対類人猿の巻」
- 「腹立ちハゲワシの復しゅうの巻/大天狗のプレゼントの巻」
- 「雪女につかまったゴンの巻/巨人の泣きどころの巻」
- 「生きかえった冷凍恐竜の巻」
- 「ゴンの天国地獄大旅行の巻」
- 「孤独のカタキバオレの巻」
- 「白馬争奪猛レースの巻」
- 「臆病を吹き飛ばせ!の巻」
- 「大平原の水が消えた!の巻」
- 「ガラガラオロチをさがせ!の巻」
- 「父ちゃんのおへそが消えた?の巻」
- 「死神にとりつかれたの巻」
- 「バラバーラの大来襲の巻」
- 「母ちゃんに弱いマグマ大王の巻」
- 「オヨヨ・白魔大王だーっの巻」
- 「さる酒のんでウッホッホ!の巻」
- 「ご先祖さまが現れたの巻」
- 「ゴム風船で天国旅行の巻」
- 「死神の息子が恋をしたの巻」
- 「父ちゃんがぬけがらになったの巻」
- 「モグリドラゴン現る!の巻」
- 「星からの訪問者の巻」
- 「やつらの足音が聞こえた!の巻」
| ABCテレビ 土曜19時台前半枠 | ||
|---|---|---|
| 前番組 | 番組名 | 次番組 |
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はじめ人間ギャートルズ
|
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| TBS系列 土曜19時台前半枠 | ||
|---|---|---|
| 前番組 | 番組名 | 次番組 |
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はじめ人間ギャートルズ
【この番組までABC製作】 |
||
| NET系列 土曜19時台前半枠 | ||
|
はじめ人間ギャートルズ
【この番組からABC製作】 |
||
[編集] はじめ人間ゴン(テレビアニメ)
1996年、NHK-BS2の衛星アニメ劇場の枠で、『はじめ人間ゴン』としてリメイク版を放送、全39回。本放送では1回に3話放送だが、後にNHK教育で再放送されたときは、10分枠になり1回に1話のみ放送となる。
[編集] キャスト
- ゴン:大谷育江
- とーちゃん:緒方賢一
- かーちゃん:一城みゆ希
- ドテチン:茶風林
- ピーコちゃん:川上とも子
- マンモス、サーベルタイガー:大黒和広
- 死神:石井康嗣
- 星の王子:矢島晶子
- その他:青森伸、安西正弘、石森達幸、稲葉実、岩永哲哉、上田敏也、大塚明夫、大友龍三郎、柏倉つとむ、亀山助清、喜田あゆ美、桜井敏治、佐々木るん、高木渉、滝沢ロコ、氷上恭子、平松晶子、広瀬正志、宝亀克寿、松井菜桜子、南央美、森川智之、吉田小南美、北村弘一、山口由里子
[編集] スタッフ
- 企画:布川ゆうじ(スタジオぴえろ)
- プロデューサー:朴谷直治(スタジオぴえろ)
- シリーズ構成:浦沢義雄
- 脚本:浦沢義雄、杉原めぐみ、阪口和久
- アニメーションキャラクターデザイン:岸義之
- オープニングアニメーション:古瀬登
- 作画監督:岩根雅明、敷島博英、室井ふみえ、松下佳弘、山田浩之、岡田敏靖、桜井美智代、林一哉、宮川治雄、臼田美夫、増谷三郎、早川淳一、二宮常雄、古瀬登、山本哲也、井坂純子、佐久間しげ子、新田靖成、飯飼一幸、井上栄作、林千博、香川浩、志村隆行、新井豊
- 美術監督:池田祐二(スタジオワイエス)
- 動画チェック:豊島光子
- 撮影:池上元秋、白井久男(不定期)
- 色彩設計:いわみみか。
- 音響監督:清水勝則、鈴木祐子
- 音響制作:ザックプロモーション
- 音楽:本間勇輔
- 効果:依田安文(わいわいサウンド)
- 音楽プロデューサー:大川正義 (MEDIA.REMORAS.INC)
- 監督:香川豊
- コンテ:香川豊、小柴純弥、鴫野彰、岩鷹明、山崎隆、池上和誉、横山広行、岩根良明、池端隆史、都留稔幸、神谷純、高田耕一、山崎たかし、たかやしまさき、わだへいさく、織田美浩、大畑清隆
- 演出:香川豊、池端隆史、山崎隆、池上和誉、横山広行、岩根良明、大畑清隆、わだへいさく、村田雅彦
- 製作協力:国際メディア・コーポレーション、丸紅、学習研究社
- 制作:スタジオぴえろ
[編集] 主題歌
[編集] 前後番組の変遷
| BS2衛星アニメ劇場 水曜18:00枠 | ||
|---|---|---|
| 前番組 | 番組名 | 次番組 |
|
はじめ人間ゴン
|
||
[編集] テレビドラマ
1994年3月21日にNHK-BS2にて、『ギャートルズ 旅立ち』のタイトルで放送。「これは、漫画ギャートルズの子孫の物語を創作したものです。」と但書が付く。
[編集] スタッフ
- 脚本:下川博
- 演出:松岡孝治
- 制作統括:広田建三
- 音楽:渡辺俊幸
[編集] キャスト
- リンダ:滝沢涼子
- アリャ:生瀬勝久
- コリャ:酒井敏也
- ルイカ:平田満
- ヌシャ、語り:鈴木光枝
- 中国ガクシャ:笹野高史
- マイタリ:小高恵美
- 女王:高畑淳子
- 将官ロシ:ベンガル
- フクバンバ:今井和子
- オタスケメ:崎田美也
- 山の大女:アジャ・コング
- 鹿角男:天田益男
- 従者:中川あゆむ
- 将:重松収、川原和久
- 兵:村田暁信
- 農民:江藤茂利、上原恵子
- リンダ スタント:藤波靖子
[編集] その他
- 1980年代、神楽酒造の麦焼酎「ひむかのくろうま」の CM のキャラクターに採用。しばらくの間途絶えていたが、2008年から再登場した。
- サイサン環境保全基金のガスブランド「GasOne」の CM のキャラクターに採用。
- 2005年秋、大一商会からパチンコ機化され、「CRギャートルズ」として登場。声優などはリメイク版の「はじめ人間ゴン」に基づいているが、ラウンド中のBGM曲は1作目の「はじめ人間ギャートルズ」であった。
- とうちゃんが、一旦、死んでしまい、天国に上っていくシーンでフォーク・クルセダーズの大ヒット曲『帰って来たヨッパライ』この曲が流れている。
- 学習研究社の学習雑誌に連載中「未来人間ゴン」というタイトルのスピンオフ作品が掲載された。
- エスケー食品より初回限定生産本数1300本で「ギャートルズ肉」が発売されたが、瞬く間に完売となり、次回生産待ちで予約を受け付けている。もちろんマンモス肉ではなく、長めの骨に牛肉の薄切りを何重にも巻きつけ、下味をつけて加熱した食品である。
[編集] 外部リンク
[編集] 脚注
- ^ 同名の漫画作品が存在するが、作者がここから取ったかは不明。
- ^ MBSとのネット交換による腸捻転解消によるネットチェンジによって。なお、山口県では当時TBS・NET系だったテレビ山口(フジテレビ系との3系列クロスネット)ではなく、山口放送(日本テレビ系)で放送された。
- ^ 山崎敬之『テレビアニメ魂』p.134より


