うたのおばさん
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うたのおばさんは、1949年8月1日から1964年4月4日まで、NHKラジオ第1放送で放送されていた幼児向けの歌番組である。平日の8時45分から9時まで放送されていた。
終戦直後の貧しい時代に、「歌」は最も重要な娯楽の一つだったが、いわゆる流行歌には、子どもの歌唱にふさわしくないものも多く、健全な子どものための音楽文化育成のために、番組が制作された。
安西愛子と松田トシがピアノ伴奏で歌唱し、歌遊びや歌唱指導もあった。團伊玖磨作曲の『ぞうさん』や中田喜直作曲の『かわいいかくれんぼ』など、この番組のために作られた歌もある。当時は、幼稚園や保育園に通う子どもはまだ少なく、団塊の世代とその前後の、多くの人たちがこの番組を聞いていた。「赤い鳥」が作った昭和初期の第一の童謡の黄金時代」と並ぶ「第二の黄金時代」を作った。
この番組ができた当時、安西・松田の2人はまだ30代前半で、「おばさん」呼ばわりされるには抵抗があったようだが、「長寿番組にしたいし、そうすればおばさんのほうが親しみやすい」というNHK担当者の説得で納得したという。
しかし、1960年代になると、テレビが普及してラジオの聴取者が激減したため、15年続いた番組も1964年に終了し、テレビのおかあさんといっしょ(うたのおねえさん)に引き継がれることになった。
クイズ日本人の質問で、この番組のタイトルの由来についてクイズとして出題されたこともある(無論正解は上記の理由によるものであるが、「本名大場さん」という一風変わった選択肢もあった)。