月刊少女野崎くん

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月刊少女野崎くん
ジャンル 4コマ漫画学園漫画
漫画
作者 椿いづみ
出版社 スクウェア・エニックス
掲載サイト ガンガンONLINE
レーベル ガンガンコミックスONLINE
発表期間 2011年8月25日 - 連載中
巻数 既刊4巻(2014年1月現在)
アニメ
原作 椿いづみ
監督 山崎みつえ
シリーズ構成 中村能子
キャラクターデザイン 谷口淳一郎
アニメーション制作 動画工房
放送局
放送期間 2014年7月 - 予定
テンプレート - ノート 
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ポータル 漫画

月刊少女野崎くん』(げっかんしょうじょのざきくん)は、椿いづみによる日本4コマ漫画作品。スクウェア・エニックスウェブコミック配信サイトガンガンONLINE』で2011年8月25日更新分より連載中。月2回(第2・第4木曜日)更新。

概要[編集]

男子高校生で人気少女漫画家の野崎梅太郎とアシスタントになった女子高校生の佐倉千代を中心に、彼らとその周囲を取り巻く人々をコメディタッチに描いている。白泉社で少女漫画家としてデビューした作者が初めて描いた4コマ漫画をガンガンONLINE編集部に持ち込んで採用となり[1]、ガンガンONLINEが2011年7月から実施している「毎週新連載16作品プロジェクト」の第9弾として連載が開始された。

キャッチコピーは「その恋は、少女マンガ化されてゆく。」。

インターネットラジオスクエニChan!』第31回放送内でパーソナリティ3人によるラジオドラマ企画として、安元洋貴が野崎、西明日香が佐倉、KENNが御子柴をそれぞれ演じた[2]

2013年6月26日ドラマCDが発売された。メインキャストは作者の希望で選ばれており、上記の3人も偶然イメージと一致していたということで続投している[3]

2014年1月発行の第4巻にて累計発行部数が100万部となる[4]

2014年3月にアニメ化が発表され、同7月から放送予定。

ストーリー[編集]

女子高生・佐倉千代は勇気を振り絞って無愛想な同級生・野崎梅太郎に告白する。ところが、野崎は佐倉の告白の意味を取り違えてその場でおもむろにサインを書いて手渡し、さらに「俺の家来る?」と誘って来た。予想外の急展開に戸惑いと期待が交錯する佐倉であったが、野崎の部屋に通されると漫画の原稿を渡され、訳がわからないまま野崎の指示に従ってベタ塗りの作業をさせられる。野崎のもう1つの顔は、売れっ子少女漫画家・夢野咲子だったのである。

登場人物[編集]

※担当声優は、ドラマCD版 / テレビアニメ版の順。

メインキャラクター[編集]

野崎 梅太郎(のざき うめたろう) / ペンネーム:夢野 咲子(ゆめの さきこ)
声 - 安元洋貴 / 中村悠一
普段は無愛想な男子高校生だが、もう1つの顔は「夢野咲子」のペンネームで活躍する売れっ子少女漫画家。学年クラスは2-B。繊細な心理描写の恋愛漫画で定評が有るにも関わらず、自身が描く漫画のストーリー内容は所詮妄想でもあり、本人は恋愛経験が皆無。漫画以外に関しては無趣味で、言動にもデリカシーが感じられない。少女漫画家であることは隠していないが、その性格から信じてもらえず学校で知っているのはアシスタントをしている友人しかいない。美術部に所属している佐倉が描いたポスターを以前に見たことでその技術を買っており、いずれアシスタントに採用したいと考えていた。中学時代はバスケット部のキャプテン[5]として活躍し、若松は当時の同じ部の後輩である。『月刊少女ロマンス』という雑誌に『恋しよっ』を連載している。背景を描くのが苦手で、まったく進歩する様子を見せていない。
佐倉 千代(さくら ちよ)
声 - 西明日香 / 小澤亜李
同級生の野崎に片思いをしている女子高校生。学年クラスは2-A。小柄で、頭の両側につけた大きな水玉模様のリボンがトレードマーク。思い切って告白したものの、この時に「ファンです」と言ってしまったために言葉の意味を取り違えられ、気が付くと野崎のアシスタントをさせられてしまっていた。もらった色紙には夢野咲子のサインが書かれており、それで野崎が漫画家と知った。美術部に所属していてメインは水彩画。ベタを塗るのが得意。
御子柴 実琴(みこしば みこと) / みこりん
声 - KENN / 岡本信彦
佐倉が加わる以前から野崎のアシスタントをしている男子高校生。学年クラスは2-G。少しワルそうな雰囲気を漂わせた美形だが、恥ずかしがり屋かつツンデレな一面を持つ小心者で残念なイケメンキャラ。そのような内面を持っているために野崎からは心の中で「みこりん」という愛称をつけられ、さらに野崎が描く漫画のヒロインのモデルにもされている。また、この話を聞いた佐倉からは直接「みこりん」と呼ばれている。以前は鹿島を一方的にライバル視していたが、御子柴の惨敗を経てすっかり打ち解ける。得意分野は花・小物・効果。女性との上手い接し方を学ぼうとした結果、ギャルゲーをプレイするようになり、その影響なのか美少女フィギュアにまで手を出すほどオタク化している。
瀬尾 結月(せお ゆづき)
声 - 沢城みゆき / 同左
佐倉の友人でクラスメイト。学年クラスは2-A。自意識過剰な上に、場の雰囲気も他人の感情も全く読めない性格で、常に誰かに怒られている[6]。運動神経が良くさまざまな部活の助っ人を頼まれるが、反則も辞さない自己中心的な酷いラフプレイを行うため、その実情は嫌な相手の仮想や反面教師が目的となっている。声楽部所属。天使の歌声と言われるほど、普段の性格からは想像もできない歌唱力を持つ。その落差から「声楽部のローレライ」の異名を持つ(正体を知り幻滅してしまうところまで含まれている)。
鹿島 遊(かしま ゆう)
声 - 松浦チエ / 中原麻衣
御子柴の親友でクラスメイト。学年クラスは2-G。見目良く勉強も運動もできトークが面白く度胸もある、とありとあらゆる男としてのモテ要素を網羅している女子。本人も素で女子ナンパ体質を持つため、主に男子から「学園の王子様」と評されている。その影響か、敬称付きの場合「鹿島くん」と呼ばれる。演劇部所属で、王子様役などのメインな役柄を任されることが多いが(主に女の子達と遊ぶために)遅刻とサボりの常習犯であり、その度に堀に力技(暴力)の折檻を受けている。しかし、堀を嫌う様子はなくむしろ慕っており、殴られるのも特別扱いされている証拠とポジティブにとらえている。酷い音痴で瀬尾に歌を教わっている。
堀 政行(ほり まさゆき)
声 - 間島淳司 / 小野友樹
演劇部の部長。学年クラスは3-C。よく部員である鹿島にバイオレンスな制裁を加えている。演技は上手いのだが、背が伸びず劇に出るには不向きだったため、大道具を担当している。本人の前では言わないものの、鹿島の顔自体はことあるごとに絶賛するほどに好きで、その様子は野崎や佐倉から「親バカ」と評されている。顔は好きだが特に鹿島に対して恋愛感情はない様子。実は野崎の漫画の手伝いに来るアシスタントで、背景を担当している。部活との関係上主に夜遅くに手伝いに来ている。アシスタントをする代わりに野崎に王子が主役の台本を書いてもらっており、そのことを鹿島に知られたくないので鹿島の親友の御子柴にはアシスタントなのは秘密にしている。野崎の漫画を持っているのを鹿島に目撃されて以来、少女趣味だと誤解されている。
若松 博隆(わかまつ ひろたか)
声 - 浪川大輔 / 木村良平
バスケット部員。学年クラスは1-D。中学時代の野崎の後輩。当時の野崎を格好いいと思っていたため、野崎が漫画に専念したことを少し残念に思っている。繊細な性格で、女子バスケ部の助っ人に出ていた瀬尾の影響で寝不足に陥っていたが、野崎から渡された瀬尾の歌を聞くことで安眠を得るようになった。しかしその歌声が瀬尾のものであることには気がついていない。瀬尾が苦手だが傍から見るとなついているようにしか見えないため、瀬尾からは気に入られている。一度文句を言おうと果たし状を送ったが、野崎の漫画を参考にした結果、見当違いな行動になったうえ声楽部のローレライをほめたので余計に気に入られる結果になり瀬尾の外出に付き合わされるようになった。瀬尾からは「若」と呼ばれている。たまに野崎の仕事場で消しゴムをかけている。アシスタントの中では一番器用で、後にトーンも貼るようになった。

サブキャラクター[編集]

宮前 剣(みやまえ けん)
野崎の担当の男性編集者。無愛想で仕事以外のことにほとんど興味を示さない上に会話嫌い。それが野崎にとってはクールに見えているらしく非常に慕っている[7]。仕事そのものには真面目で、メールでの素早い対応や野崎へのコメントなどは至極まっとう。ストレスで太るタイプで、特に学生時代からの知り合いである前野と付き合いがある期間はストレスが増えて太り、関係が切れるとスリムになる。前野と同じ職場になってしまいストレスが増大したため、再び太ってしまった。
前野 蜜也(まえの みつや)
宮前の前に野崎を担当していた男性編集者。物語開始時には都の担当になっている。美形だがかなりのナルシストで、誰でも言えるようなことを得意そうに提案してそれを自分の成果だと思い込んだり、意味もなくボツにしたり[8]、仕事をさぼって遊びに行ったり、原稿をなくしたり、ミスを犯すと開き直って逆に相手に謝らせたり、写真などの資料を頼んでも自分撮りばかりして来たり、タヌキが大好きで、担当している漫画に無理矢理タヌキを出没させるなどと[9]。漫画編集者として全く無能で、野崎に嫌われているが、本人は自分が有能だと思い込んでいる。『少女ロマンス』の編集部ブログも担当しているが、自分のことばかりを書く前野ブログと化している。
都 ゆかり(みやこ ゆかり)
少女漫画家で女子大学生。『別冊少女ロマンス』で連載している。ペンネームと本名は同じ。野崎と同じマンションの上の階に住んでいる。ファンタジーからミステリー調まで幅広いジャンルの少女漫画を描くことが出来るが、担当が前野なため、どんな作品にもタヌキを登場させられている。温和で自己主張が強くない性格のため、前野がどんな無茶を言い出しても律儀にそれに応じてしまっている様子。
野崎 真由(のざき まゆ)
野崎の弟。中学生。極度の面倒くさがりで、喋るのも面倒なため無口。野崎はなぜか読解できていたが、メールも変換もされていない単語のみで構成されている。初登場時佐倉から筆談を勧められるが、書くのが面倒になって結局普通に話し始めた。実家暮らし。野崎の一人暮らしに対しては、反対するのが面倒くさくなり反対するのをやめた。

『恋しよっ』(作中作)の登場人物[編集]

作中で野崎が月刊少女ロマンスで連載している少女漫画『恋しよっ』の中の登場人物。下記の2人の他、瀬尾と若松をモデルとしたサブキャラクターも登場している。

マミコ
声 - 田村ゆかり / 三宅麻理恵
「恋しよっ」の主人公。恥ずかしがり屋な女子高校生。鈴木に対して自分の気持ちを素直に伝えられない。上記の通り、性格のモデルは御子柴。
鈴木 三郎(すずき さぶろう)
声 - 浪川大輔[3] / 宮野真守
マミコの恋の相手。自転車通学をしているイケメン男子高校生。野崎が描きやすいお気に入りキャラ。

単行本[編集]

  1. 2012年4月20日発売 ISBN 978-4-7575-3566-4
  2. 2012年11月22日発売 ISBN 978-4-7575-3777-4
  3. 2013年6月22日発売 ISBN 978-4-7575-3985-3
  4. 2014年1月22日発売 ISBN 978-4-7575-4203-7

ドラマCD[編集]

2013年6月26日に、フロンティアワークスより発売。脚本は原作者椿いづみの書下ろし。

キャスト

テレビアニメ[編集]

2014年7月より放送予定。

スタッフ[編集]

脚注[編集]

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  1. ^ 椿いづみBLOG「お知らせ」。
  2. ^ スクエニChan! 2013年10月31日閲覧。
  3. ^ a b 椿いづみBLOG「月刊少女野崎くんがドラマCDになるよ!!」
  4. ^ 『ガンガンONLINE』 2014年1月13日閲覧。
  5. ^ 回想での背番号が4になっている。バスケットでは4番はキャプテンがつける。
  6. ^ 本人は自分のことを気を使う方だと思っており、実際に傘を忘れた佐倉に自分の傘を差しだしたり、カッターを欲しがっていた若松にカッターをプレゼントするなど空気は読めないが気が使えないわけでもない。
  7. ^ 前担当の前野がまともに仕事をしなかったので、しっかり仕事をしてくれるのも慕う理由になっている。
  8. ^ 後でまったく訂正しないで同じものを出しても気づかない。
  9. ^ 野崎の発言から自分の担当作品のキャラクターもほとんど覚えてないようである。

外部リンク[編集]