嘘喰い

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嘘喰い
ジャンル ギャンブル漫画
青年漫画
バトル漫画
漫画
作者 迫稔雄
出版社 集英社
掲載誌 週刊ヤングジャンプ
レーベル ヤングジャンプ・コミックス
発表期間 2006年24号 - 連載中
巻数 既刊34巻(2014年8月現在)
OVA
監督 富沢和雄
発売日 2012年10月19日
その他 単行本26巻の限定版に付属
テンプレート - ノート

嘘喰い』(うそぐい)は、迫稔雄(さこ としお)による日本漫画作品。2006年24号から『週刊ヤングジャンプ』(集英社)にて連載中。コミックスは2014年8月19日発売の第34巻まで刊行中。累計発行部数は430万部以上[1]

概要[編集]

ギャンブルを題材としている。実在・オリジナルを問わず、幅広い種類のギャンブルやゲームが取り上げられ、全体的にはシリアスな漫画であるが、叙述トリックや言葉遊び、時折挟まれるシュールなやりとりや、単行本に収録されるギャグパートなども存在する。

駆け引きなどが重要視される「頭脳バトル漫画」には珍しく、肉体的な「暴力」も大きなテーマの1つとなっている。これは、ギャンブルに勝利する知力があっても、自らを守れる程度の暴力(正当防衛の能力)がなければ逆上した(または最初からまともに勝負する気がない)相手に殺されるだけであり、お互いに対等の暴力を持っていて初めて勝負が成り立つという現実的な展開に基づいている。

あらすじ[編集]

パチスロで偶然出会った青年・梶とギャンブラー・貘。梶の助言で儲けさせてもらった礼に、貘は梶の借金返済を手伝うことにする。そしてこの後、梶は貘と共に、賭博の世界で生きていくことになる。

登場人物[編集]

の項はVOMIC版 / OAD版の順。相違しない場合は省略。

主要人物[編集]

斑目 貘(まだらめ ばく)
声 - 森川智之 / 勝杏里[2]
通称、嘘喰い。15歳の時、謎の賭博組織・倶楽部「賭郎」のメンバーを瞬く間に蹂躙した天才ギャンブラー。その存在は裏社会で一種の伝説となっている。ウェーブのかかった銀髪と碧眼、スーツ姿が特徴。彼の容姿に関しては男色家の眼にかなったり、緒島に初対面でモデルと誤解を受けたりと、美形である事を思わせる描写が散見される。好物は「かり梅」カリカリ梅)で、箱買いするほどはまり込んでおり、梶がその箱から1つとって食べようとした時には、話をそらして箱を隠すなど、子供っぽい執着も見せる。伽羅曰く、貘の思惑が順調に進んでいる時かり梅を喰べるらしく、彼がかり梅を口にするシーンは、例えピンチのように描かれていても、彼の策略がひそかに成功している(あるいは順調に進行している)事を示すものとなっている。血液型はB型。
瞬時に高度かつ緻密な策を構築する悪魔的なまでの洞察力と頭脳、何ともいえない魔力の如き魅力を持つ男。また、声帯模写も得意で電子音も使用可能。ただしパチンコなどの機械相手のゲームは苦手。また体力・運動能力は常人を遥かに下回り、数m走る・階段を数階分上がるだけで完全に息が上がり、常人には軽い違和感を覚える程度の低酸素状態でも激しく悶えて失神するなど、こちらもまた異常といえるレベル。素手での殴りあいでは何故か「北斗神拳」に拘る(もちろん常人にすら当たらない)。一方で、Q大郎との廃ビル勝負では奪った拳銃で正確な射撃を行っており、体力を使わない分にはある程度の技量はある模様。但し、帝国タワーでの勝負の際に左目を負傷しており、以後は『かり梅』のロゴがプリントされた眼帯を着用する様になっている。
2001年4月9日に賭郎のお屋形様に挑む屋形越えにて敗れ、以後数年間姿を消していた。ある日パチンコ屋で梶と出会い、パチンコで儲けさせてもらった礼に彼の借金を帳消しにする手伝いをした事から物語は始まる。廃ビル勝負にてマルコを仲間に引き入れ、梶を賭郎会員にし、自らもハングマン勝負の後賭郎会員に復活。その後、雪井出との0円ギャンブル・天真一味との実物大ラビリンスを経て、自らに掛った「命の取り立て」を引き渡すと共に、多額の金と権力者達の罪状を隠蔽した『Lファイル』を獲得。それに記された情報をドキュメンタリー番組『KY宣言』で暴きつつ、他の権力者達に「自分の罪を暴かれたくなければ賭郎の人員を受け入れよ」という脅しをかける事で『搦手』(後述)を賭郎に献上。加えて専属立会人となった妃己壱が零號になった事で、新たな屋形越えの権利を手にした。しかし、直後にアイデアルによって500億を奪い取られてしまっている。その後、ジャルード号の一件でアイデアルのボス、ビンセント・ラロと接点を持った切間創一(蜂名)と接触。彼を介して貘とラロの全てを賭けた『卍』勝負に突入する。
卍の張られたプロトポロス内では『まだらめBK』のHNで参戦。奴隷の立場から一気に百万ビオス近くを手にするなど着々と攻略に向けて動き出している。
作中の描写を見る限り、現時点での最終目的は不明である(妃古壱に尋ねられた際には「世界平和」と答えている。冗談か本気かは不明)。
梶には「悪人ではないが善人でもない」、マルコには「悪人の一種だが、悪人にも色々ある」、門倉には「破滅を飼い馴らし撒き散らす悪魔」、クレイグには「触れるもの全てを破滅に導く死神をその身に宿している」と称される。その印象通り、人を喰ったような言動で相手を翻弄する場面が多く、また勝負事において危険に惹かれる姿が散見され、本心を推し量り難い部分が多々ある人物。だが、梶の母親や天真といった利己的に他者を踏み躙る人間には嫌悪感を露わにする反面、マルコや雪井出のような孤独の中に生きてきた人間に対しては優しさを見せるなど、人の本質を見抜いた上での判断力に長けている。また、自らは莫大な金を手にしているものの「金は血の通った人間よりも薄っぺらい」と、金に心を乱されない信念の持ち主である。
勝負において、相手のイカサマやトリックを逆手に取ることは多いが、それはどれも使わなければフェアな条件での勝負に展開しており、梶の母親から梶の処遇を奪う際に賭郎勝負を介するなど、一方的な搾取を行うことはしない。
「嘘喰い」という異名は、「相手のブラフ(嘘)を全て喰い尽す」ということから来ており、彼が敵のトリックを見破った際に投げかける「あんた、嘘つきだね」は、この作品の決め台詞となっている。
梶 隆臣(かじ たかおみ)
声 - 神原大地
闇金消費者金融に追われていた青年。ひょんなことから貘と出会い、以後彼と共に行動するようになる。貘と行動する内に自分も貘のような人間になりたいと思うようになり、ギャンブラーとしての道を歩み始める。貘と共にQ大郎との廃ビル脱出勝負に生き残った後、貘によりQ大郎が持っていた賭郎会員権を譲られ会員となった。雪井出との0円ギャンブル敗北後、貘の策により拉致され、潜伏生活を送る伽羅・カールと出会う。そこで自らがアリバイを取られ、奥多摩で起こった凶悪殺人事件の犯人として冤罪を着せられる可能性が高い瀬戸際の状況に陥っているという事を認識する。その後伽羅・カールと共にアジトを脱出、カラカルとの戦いを経て、百鬼夜行に身を落ちつける。
貘とマルコが迷宮で戦っている間、自分への冤罪の脅威を解消する為、真犯人である羽山の邸宅にカールと共に乗り込む。そこで羽山郁斗と犯罪の証拠を賭けて「ファラリスの雄牛」を使用した命懸けの勝負に身を委ねる事となり、郁人のイカサマを見破った上でそれを利用し、見事勝利する。
当初はごく普通の青年に過ぎなかったが、様々な修羅場を乗り越えていくと共に精神面で成長。鮫丸のようなヤクザや、伽羅や夜行といった強者相手にも臆さない程の度胸を身につけていき、KY宣言のマキャベリストゲームでは貘を利用して勝負を優位に持っていくまでに成長する。ただし、成長後も調子に乗りすぎて痛い目を見ていることがしばしばある。お人好しな性格で悪意には怒りを見せるが、決して断罪的にではなく「雄牛の子宮編」で郁斗に何度も自首を促した。
貘には「梶ちゃん」と呼ばれ、彼が機転を利かせる場面は稀に「キモ冴える」などと表現される。貘に強運と宣言され、彼の行動が貘のプラスになることも多いが、間が良いのか悪いのか状況を二転三転させる乱入者に遭遇する偶然が多い。また、カールに擬態の素質があると見込まれ、要所で見事に演技をこなしている。
ラビリンス編で屋形越え失敗を雪出に譲渡にするまで貘は「次なる屋形越えは(表向きには)彼に挑んでもらう」と発言していた。
貘とビンセント・ラロの決戦の舞台となったプロトポロス編では、マルコと共に貘の協力者としてテイパーに入卍。同じく貘のもとに集ったチャンプやりゅうせいと共に戦っていく事になる。卍内での専属立会人は門倉雄大。プロトポロスでのハンドルネームは『カジ』。
誕生日は11月5日、年齢は23歳。
マルコ / ロデム
通称「廃ビルの悪魔」。Q大郎に“息子”と呼ばれる青年で、彼の切り札。もともとは戦地の原住民であったが、Q大郎に住んでいた集落を襲撃された折りに連れ去られ人体実験を受ける。Q大郎が行ってきた多くの実験体の中で唯一の成功例。薬物投与などによる肉体改造を受け常人離れした身体能力を手に入れたが、脳に影響を与える実験であったため知能を失い、精神年齢・知能的には子供のままである。また、度重なる実験のストレス副作用からか、体に注射を受けると殺人鬼の別人格「ロデム」が現れるようになった。なお、そのために治療で麻酔注射が必要な際などは「どっか行く」と表現して、即座に眠りに入れる特技を持つ。廃ビル脱出勝負でQ大郎共々貘に敗北するが、以後貘と行動を共にすることになる。貘からは「マーくん」と呼ばれる。夢は全ての動物を自分の物にして、動物王国を築きあげる事。
マルコとしての人格は、敵の命にすら気遣い闘うほどの優しさと、悪行を憎む正義感、人を疑えない純真無垢な心を持つ。人格がマルコの状態でも非凡な戦闘能力を持つが、殺す覚悟の無さにより、自分より格下の相手にも惨敗を喫することがある。伽羅との戦いの中で覚醒しかけるロデムを抑え込んだ事をきっかけに飛躍的な戦闘能力を身につけるが、純粋な戦闘能力については、いまだロデムには遠く及ばない。逆に、様々な問題や不条理を正面から受け止め、苦悩しているため、ロデムよりも精神的に強く、どんな苦境にあっても屈しない。
ロデムとしての人格は、人を殺す事を心から楽しんでおり、自分の人格の中に形成した「仮想Q大郎」の指示に従って行動する。Q大郎の下で殺戮を繰り返してきた時の癖で、仮面をかぶって戦う事を好む。Q大郎によって改造された頑強な肉体と、殺人に全く抵抗を感じない凶悪な精神を兼ね備えており、作中でも最高クラスの戦闘力を誇る。ただし、圧倒的な戦闘能力で一方的な殺戮を楽しんでばかりだったため、傷を負う事を知らず、ダメージに対して非常に脆いという弱点がある。互角の暴力を持つカラカルとの闘いではこの弱点が露呈し、痛みを感じず向かってくるカラカルの前に心が折れてしまった。
ラビリンスによる負傷で前歯を一本失い、女性歯科医に治療される過程で「何か」を奪われた結果、若干ながら大人びた。また、貘のかり梅のお使いの釣銭で飴を買い、嗜好品を知ったことで「この世の何でも手に入る金額」と称して切間撻器のローラーシューズや捨隈の持つ情報を50円で買収しようとするようになった。しかし、現在はかり梅の値下げで小遣いが倍の100円となって今まで以上に贅沢を知ったことで自分の負の面を悟るようになった。
賭郎が卍を貼った勝負において、貘の協力者として任命される。現在貘の協力者の中で唯一卍内での専属立会人が描写されていない。(363話において、アズラの砦に攻め入ったプレイヤーが7人なので{確認できるプレイヤーが梶、マルコ、チャンプ、りゅうせい、門倉、フロイドの護衛の6人}なので立会人自体は存在している。)プロトポロスでのハンドルネームは『マルコ』
伽羅(きゃら)
賭郎の元零號立会人。かつては貘の専属立会人であり、貘が屋形越えに敗れた後に賭郎を抜け、「生きて抜ける事は不可能」というルールのある賭郎を抜けた事で、現在は賭郎に追われる立場である。古今東西の武術を習得し、香港の暗黒街でその暴を振りかざしていた所を能輪に立会人としてスカウトされ、「伽羅」と名付けられたことが夜行丈一との回想で語られている。
廃坑編で姿を現した際には来日したIdeal側の武器商人・カールのボディーガードをしており、貘の敵としてマルコとレオの2人と対決。左目にある火傷のような傷は貘の専属立会人であった当時、嘘喰いに大勝負をさせるために酸を浴びて負ったものである。非常に頑強な肉体と超人的な力を持ち、その強さはマルコやレオを一時は圧倒し、カラカルと夜行丈一の二人を相手に互角に渡り合うほど。また、過去に夜行丈一の顔に傷をつけた張本人である。
賭郎会員に復帰した貘の言葉に応じ、元の雇い主であったカールを保護し、潜伏生活を送りながら貘を影からサポートする。
常に凶暴な雰囲気を醸し出し、容姿も恐ろし気だが、信頼している人間には意外なほど面倒見が良く、特に梶には若干ツンデレ的な行動をとる事が多い。(カールには、弱い存在でありながら強くなろうとする健気さに苛立つと分析を受け、別れ際に梶にその愚直さを認める言葉を暗にこぼしている)
雄牛の子宮編では勝負後に滑骨を殺害するが、それがもとで彼と契約していたキョンホジョンリョの殺害対象とされ、行方をくらましていた。が、実はそのジョンリョと長きにわたって水面下で戦い続けていた。
賭郎が卍を貼った勝負において、貘の協力者として任命される。卍内での専属立会人は三鷹花。プロトポロスでのハンドルネームは『キャット』
カール・ベルモンド
声 - 藤吉浩二 / なし
佐田国と取引していた武器商人。名前の通りにカールした口髭が特徴的で、感情の具合によって髭が動く。口癖は「エクセレント」だが、本来の意味以外でもその言葉を用いる。佐田国に視覚再建技術のツテを提供し、佐田国が賭郎勝負で勝った場合、得た金でミサイルを売る約束をしていた。Idealの指示であるミサイル攻撃による株価暴落誘発に失敗、制裁を恐れ樹海へと逃げ去ったが、その途中で伽羅に保護される。しかし制裁の恐怖からは逃れられず、いくら酒を飲んでも酔えない程の錯乱状態に陥っていた。現在は伽羅と共に潜伏生活を送っており、迷宮ギャンブルに敗北し、冤罪の瀬戸際で自分と同じく逃亡生活を強いられる梶と同行する事となり、似た境遇にいる彼にはフレンドリーに接する。
17歳の頃から 死の商人という生き死の近い世界で生きてきただけに、世界は善も悪も交じり合っていると認識し、恐れているクレイグと対峙しても人を食った対応をする胆力(梶曰く涙ぐましい虚勢)があり、情けない姿が多いが、マルコに不意打ちで投げ飛ばられたにも関わらず見事に着地したり、雄牛勝負で優れた時間計測能力を見せるなど、常人よりは優れた部分が散見される。
憐れな子供に同情し施しを与える程度の人間味は持っていたが、矛盾を抱えた自らの生き方を、己の哲学の中に半ば無理矢理封じ込め生きていた。人の死に対して「残念・・・だったね」と、頭上に不幸にも爆弾が落ちただけの残念なことと言い聞かせているが、それも実際は自分の罪の意識や死への恐怖の裏返しである。雄牛に入る寸前に自分の悔恨の念に気付き涙を零すなど、「武器を売る」点を除き、根っからの悪人ではない。
雄牛の子宮編では羽山邸に赴く梶に同行し、賭郎弐拾號立会人を名乗って梶のイカサマ勝負に加担するが、すんでのところでレオと蘭子に正体を暴かれる。その後梶と共に雄牛勝負に身を委ねる事となり、勝負中盤で12分もの間ファラリスの雄牛で蒸し焼きにされる。死亡したかに思われたが、伽羅が滑骨の部下に影で圧力をかけてペナルティの時間を短縮させていた事と、衣類を駆使して可能な限り雄牛に焼かれぬように生存の努力をした事により辛うじて死を免れ、伽羅の呼んだ救急車で搬送され一命を取り留めた。
帝国タワー編では貘達に協力し、電波ジャックとその司会進行を請負っていたが、賭郎勝負と號奪戦が決着した直後、500億円の横取りを狙っていたIdealの配下の者に襲撃され重傷を負う。再度入院した際の偽名は「迦亜流」(単行本では迦の字のしんにょうに一つ点が足りず、誤字である)。

倶楽部「賭郎」[編集]

お屋形様[編集]

切間 創一(きるま そういち)
賭郎の21代目お屋形様。オールバックと眉間にある黒子が特徴。自分が勝ち続ける事を「天命」とまで言い切り、自身の行動に揺らぎ無い自信を持つ男。一方で、自分でも何をするか分からないほどに気まぐれで、夜行丈一に宇宙人の声マネで自己紹介をさせたり、棟耶とゴルフをプレイしている時にボールをぶつけて妨害するなど、子供じみた行動に走る事もある、捉え所のない人物。
膂力においては作中で登場する暴力を持つ者には及ばないが、ナイフを足の指で持って片足立ち、ゴルフの打ちっぱなしで他人のショットを自らのショットで打ち落としたり、走行するバイクのタンデムシート上と言う不安定な状態からバイクで走行中の引ったくりをビリヤードキューで仕留めたり、ルービックキューブを両手に1つずつ持って同時に解く事も簡単にやってのけるなど、忍の末裔に相応しい人並み外れた技量・身体能力を有している。
記憶力も非常に優れており、幼い頃から一度読んだ本を(著者や発行年月日まで含めて)完全に暗記してしまう程だが、同時に突発性の健忘症を患っており、不定期に記憶を失ってしまう。何時、どれ位の量の記憶を失うかは誰にも分からないため、「お館様付き」と呼ばれる世話役が常に側に控えており、発症の際には失った記憶を入れ直す事で混乱を防いでいる。この症状の事は創一本人と父親の撻器、古参の一部の立会人しか知らない極秘事項である。
かつて貘の挑んだ屋形超えに勝利したが、賭けられた貘の「全て」の中で命の取り立てのみ保留していた。貘と佐田国のハングマン勝負の後、再び貘の前に姿を現す。
表の顔として蜂名 直器の名前で内閣情報調査室に所属しており、廃坑編では月に一度のゲームと称して腐敗した警察を監視し、政治家・並びに国家すらも動かす新組織の結成を狙い、高級官僚・新聞社などのエリート達と会合を行っていた。そして最終的に佐田国のミサイルテロをきっかけに利用する事でエリート達の協力を取り付け、賭郎を超法規組織・暗諜(用語解説を参照)へと昇華させる事に成功した。
帝国タワー編ではタワー内での賭郎勝負に対する警察の介入を防ぐ為に自らも動き、笹岡副総監に賭郎勝負を申し込んでこれに勝利。密葬課をも賭郎に組み込む事に成功するが、その直後にこれまでにない規模の量の記憶を失ってしまう。何とか覚えていた栄羽の忠告に従い、大船を利用して棟耶らを振り切り賭郎から離脱。蜂名として大船の仕事に協力する事となる。その過程で、アイデアルのボスと通話を介して自分の現状を把握。更に貘と邂逅し、ビンセントを交えた会談の機会を設ける。その後名目上貘の協力者としてプロトポロスに入卍する。(貘、ラロのどちらとも敗北させ、賭郎の総取りとするため)卍内での専属立会人は真鍋匠。
なお、かつて記憶を失っていた時期に十代の斑目貘と出会い、彼と一時期一緒に暮らしていた事がある(後述のハルの項を参照)
先代お屋形様
賭郎20代お屋形様。詳細は立会人の切間撻器の項を参照。
先々代お屋形様
賭郎の19代目お屋形様。2巻と11巻の巻末のおまけ漫画『取立人 夜行妃古壱』に登場。若い頃の能輪美年、夜行妃古壱、夜行丈一にコロンビアの麻薬王の命取立てを命じる。11巻では原宿王になる野望を持ち、喫茶「YAKATANカフェ」を開業するも妃古壱に悉く閉店に追い込まれ、自身は持病の心臓病の発作を起こし倒れる。
シルエットのみの登場ではあるが、筋骨隆々な恵まれた体躯を持ち、髪型は鉄拳三島平八サリーちゃんのパパの様な尖ったスタイルである
切間 陽炎ノ助(きるま かげろうのすけ)
賭郎創始者にして初代お屋形様。凄腕のであり、賭場を取り仕切って負けを踏み倒す輩を成敗し、「確実な取立て」という賭郎の基礎を築いた人物。織田信長と賭けをし、本能寺の変にて彼の首を取り立てた事もあるという。
江戸期のお屋形様
19巻、搦手の解説の際に登場。何代目かは不明。町方の同心としての表の顔を持ち、寺社奉行に接近して部下の岡っ引きを搦手の人員として送り込み、幕府の力の介入し難い寺社とその中で密かに行われる賭場での権力を手に入れた。

立会人[編集]

切間 撻器(きるま たつき)
賭郎の零號弐號元零號立会人。左耳にイヤーカフスや逆さ十字のピアスを着けた、優男風の外見をしている。感情が昂ぶると「ぐはぁ」と感嘆する口癖がある。革靴型のローラーシューズを左足に履いており、そのローラーで片足滑走して移動する。(ローラーシューズで助走をつけたとは言え)片足の踏み込みだけで人の背丈ほどもジャンプしたり、軽めの蹴りで人の死体を十数mも飛ばすなど、立会人に相応しい高い身体能力を持つ。
現お屋形様である切間創一の父親であり、先代お屋形様。なので、かつての部下である夜行や現お屋形の切間創一のことも呼び捨てにしている。零號立会人の不在と創一の號奪戦ルール改定に伴い、伽羅の後釜として零號立会人となった。先代の頃より、立場があった事で自由を羨望しており、伽羅との遭遇で己の業を自覚する。お屋形様の座を譲って自由を手にしてからか、回想の時より容姿が若返っている。しかし、戦闘の際は狡猾で獰猛な「先代」の一面が現れ、顔が老化する。常より鷹揚で砕けた性格だが、「強い男が好き」だと語り、夜行や伽羅など、自分が認めた強者には特に寛大。ただしそれは「自分より強くない男に限る」というものであり、たとえ立場上だけでも自分よりも上=強いと思った者に対しては冷徹な殺意を露わにする。すなわち、自分より弱い者に対してのみ好意を抱ける。
刺繍が非常に得意で、號奪戦を挑まれた際には渡された夜行のハンカチの「弐號」の文字の上にXマークを、その上に「零號」の文字を即座に刺繍して返却するという芸当(又はトリック)を披露している。
帝国タワーにおいて貘と捨隈が搦手と500億円を賭けて賭郎勝負を行うにあたり、捨隈の専属立会人である亘が別の勝負の立会中であった事からその代理として勝負に立ち会うが、勝負の最中、零號を狙う妃古壱に號奪戦を挑まれる。最初は「號奪戦は立会人の本分ではない」と消極的だったが、妃古壱の挑発に乗って號奪戦を決意。強い男は好きだが自分より強い男の存在は許せないという性格に則り、「『自分よりは弱いが十分強い男』である妃古壱の頼みに応えて零號を譲ったが、それによって『自分より高い地位=強い男』となった妃古壱が憎い」という動機付けを行った上で挑戦を了承した。妃古壱の実力を惜しみ、彼に蘇生の余地を残すため意図的に攻撃を胴体に集中させながらも圧倒するという驚異の実力を見せるも、結果として僅差で妃古壱に敗北する。
後に一族代々の火葬場で火葬されたが、己を殺した妃古壱について恨み言一つ残さず、「はしゃぎ過ぎた」と苦笑しながら息子の行く末を案じ、そして羨望しながら灰となっていった。
磨黒 燥滋(まくろ そうじ)
賭郎の元零號立会人(伽羅の前任)。伽羅が立会人になるにあたり、与えられる弐拾伍號と言う號数に不満を示した伽羅に號奪戦の相手として指名された。その時は夜行丈一が伽羅に突っかかった事により戦うことは無かったが、貘が初めて賭郎勝負に臨んだ時には零號の地位を伽羅に奪われている。「KY宣言」編では能輪巳虎との號奪戦に敗れて心肺停止の状態に陥るが、後の撻器の発言から決着後の蘇生措置で蘇生に成功した模様。
巳虎のセリフによれば、能輪美年のお気に入りだった模様。
外伝で遭難中の彼は巳虎と合流したが、美年に気に入られる理由を探ろうとする巳虎の言葉でストレスを感じて倒れる。
伽羅(きゃら)
賭郎の元零號立会人。主要人物を参照。
能輪 美年(のわ みとし)
賭郎の壱號立会人。立会人の中では夜行 妃古壱と同じく最古参の人物。禿頭の小柄な老人で、壱號立会人とは言うものの作中では全ての移動を車椅子で行っており、「號奪戦」を含めた「暴力」の行使及び自衛の全てを部下に行わせている。世界中の様々な情報を蓄積した天才的頭脳を持っており、些細な情報からも相手の価値を値踏みしたり正体を探り出す事ができる優れた分析力と高い知能を持っており、賭郎の人材発掘や敵対者の分析など立会人以外の役割も持つ。内心では体裁や面目に拘らず、智と暴入り乱れた戦いを見る事を渇望している。
外伝では夜行 妃古壱と同期であり、彼のことをライバル視していた事が判明。取り立ての相手が同じだったためコロンビアで妃古壱と出会うが、出会い頭に手刀で気絶させられ、復讐を考えるが敵わないと悟って早々に帰国している。この他にも仕事を抜け出してロシアを旅行している時に賭郎を抜けようとしていた妃古壱に偶然出会った事から脱走者として確保されたり、先々代お屋形様の指示に躊躇うような返事をした為に制裁を受けて車椅子生活になったりと、度々悲惨な目に遭っている。なお、若かりし頃には立会人に相応しい高い暴力を有しており、体を動かすのは苦手と言いつつも銃撃を避けながら頭突きで相手を吹き飛ばす様子が描かれている。26巻のおまけ漫画で彼が車椅子生活になった別の経緯(乳母車の子どもを庇いトラックに撥ねられる)が描かれている。何故か無人島で若かりし頃の容姿と力を取り戻し、常々弱弱しい自分に軽侮の視線を送っていた弥鱈 悠助に制裁を加えている。車椅子生活になる前の渾名は「チュパカブラを超えた男」だった事が明らかになっている。
現お屋形様創一の秘密を知る4人のお屋形様付きの一人。
夜行 妃古壱(やこう ひこいち)
声 - 稲葉実 / 野中秀哲[2]
賭郎の弐號零號立会人。能輪と同じく、賭郎最古参の立会人。立会人としてのみならず、賭けの代償を取り立てる「取立人」としても凄腕であり、また立会人同士の「號奪戦」では無敗を誇る事などから人主達に「無敵の死神」「完璧(パーフェクト)取立人」と称されている。外見は口髭を生やした物静かな白髪の老紳士で、巻いた眉尻が特徴的。37話の描写を見るに、好物の寿司ネタは玉子。
性格は紳士的で相手が誰であっても敬語を使うが、勝負後に種明かしを求める好奇心旺盛な面や戦闘の時には凶暴な一面を見せる。廃ビル編では九重をQ大郎と通称で呼びかけて訂正したり、「ガタガタぬかすな!」と一喝したこともある。また、コーヒー勝負(後述)で敗北した際は、そのショックで腑抜けた情けない姿を見せている。また、かつての貘と伽羅の姿に、立会人として頂点を求め、惹きつけられる自分を抑えていたが、屋形越えに挑む貘の説得により零號となるべく切間撻器に挑戦する。
表の世界では執事カフェ百鬼夜行」のオーナーをしている。店で出すコーヒーにはかなりのこだわりを持っており、自らコーヒーミルで豆を挽く熱の入れようであるが、その味は伽羅からは「殺人コーヒー」「コーヒーで賭郎を潰す気か」とまで言われるほど不味く、断りきれずに飲み続けた結果ノイローゼとなり辞めていった立会人は伽羅の知る範囲でも二桁に上ると言われ、弥鱈も影で不味いコーヒーを強要する爺さんとプロトポロス住人に愚痴っていた。また、かつての主である切間撻器にもお前が死んだら、誰があの不味いコーヒーを入れる?といじられている。外伝ではその悪評が広く知れ渡っており、「死人が出た」「目蒲や門倉がコーヒーの犠牲になった」「客を殺すつもりだ」との噂までたっていることが明かされている。だが、伽羅(および梶)とのコーヒー勝負での敗北が相当ショックだったらしく、梶が郁斗との勝負に出向いている間に試行錯誤を重ねた結果、戻って来た梶が「美味しいです」と思わず褒めるほどの物を作れるようになった。
貘と梶の廃ビル脱出勝負に立ち会った事で、ハングマン勝負では梶の専属立会人を務めるが、決着後に貘が再び賭郎会員になった事で、貘の専属立会人も兼任する事になる。0円ギャンブルに敗北した梶達が警察権力から逃亡した際は、不満を言いながらも隠れ家として自分の店を提供していた。前述のコーヒー勝負に敗北した際は「敗者は勝者の言う事を聞く」という取り決めを守り、梶が濡れ衣を着せられた事件の真犯人である羽山郁斗に関する情報や、自身の名入りハンカチを渡した。
帝国タワーにおいては、切間 撻器と共に貘と捨隈の勝負に立ち会う。撻器の問いに対して貘の敗北を望んでいると答えてはいたが、貘がこの先何を成そうとしているのかを見届ける為、撻器に奪號戦を挑んだ。その際に撻器から零號の座を譲られ、それによって地位が低くなった撻器から號奪戦を挑まれるという形で挑戦を了承されることとなる。終始圧倒されながらも、相打ちで砕き絡み合い、開放骨折した拳で喉を突く奇策により頚動脈を裂き、なんとか號奪戦に勝利した。
本来貘の専属立会人であったが前述の號奪戦の負傷のせいかプロトポロスに入卍していない。
単行本にはオマケ漫画として、夜行が主人公となっている外伝『取立人 夜行妃古壱』が掲載されている他、月刊ヤングジャンプ2009年7月号にはスピンオフ作品として夜行の日常を描いた読切『嘘喰い特別編 夜行さん』が掲載された。外伝では、棟耶を「いつかやる」と言ったり、自分のコーヒーを飲まなかった門倉や巳虎に恨み言を言ったり不幸を願う腹黒い性格も伺える。就寝時はフンドシ一丁。
現お屋形様創一の秘密を知る4人のお屋形様付きの一人。
棟耶 将輝(とうや まさてる)
賭郎の参號立会人。通称「判事」。
賭郎の関わった勝負で立会人が下した判断を「判例」と表現し、それを基に他の立会人が自身の裁量で判断しかねる問題について判断を下す立場にある。作中では、貘と雪井出のラビリンス勝負にて「『屋形越えに敗北した=命を取り立てられる身である』という事実を賭ける事は可能か」という問題について門倉から相談を受けており、妃古壱の下した判断を基にして回答している。単行本のオマケ漫画では夜行とは「将輝さん」「妃古壱さん」と呼び合う仲であるが、妃古壱の事をボケじいさん呼ばわりしており、夜行も裏で参號のじじい、あいついつかやってやんよと門倉の前で陰口を叩いている。
古参の立会人で現お屋形様創一の秘密を知る4人の現お屋形様付きの一人。
間紙 ボロ(まかみ -)
賭郎の肆號立会人。不気味な雰囲気を帯びた隻腕の老人で、手裏剣や自作の日本刀「歯ぎしり」を武器として携帯している。プロトポロス編では、フロイドリーの専属として入卍している。
ヰ近 十蔵(いこん じゅうぞう)
賭郎の伍號立会人。性格・外見共に豪快・豪傑を絵に描いたような筋肉質の巨漢。『ばははははっ』と大声で笑うのが特徴。
パラシュートで空中から入卍する、(背が高くドアを通れないので)ドア上の壁を頭で破壊しながら入室するなど、終始豪快でインパクトのある言動を見せている。強い覚悟を見せた者や決意を示した者を高く評価する傾向がある。
プロトポロス編では貘の専属として入卍し、卍内初のギャンブル「四神包囲」の立会を務めた。
亜面 真琴(あめん まこと)
賭郎の七號立会人。オールバックにちょび髭を生やした中年の立会人。弥鱈がプロトポロスでの卍戦に入卍させた、立会人の1人。
能輪 巳虎(のわ みとら)
賭郎の八號立会人。壱號立会人の能輪美年の実の孫。ルールに従い他人に一応の礼節を保つ他の立会人とは違い、自分を咎める一般人を惨殺する事も厭わない。また、祖父に認められるため強い顕示欲を持ち、自分より格下と見なした相手は同じ立会人であっても見下すなど、総じて非常に冷酷かつ独善的な性格である。號奪戦にて磨黒燥滋に圧勝している事から高い戦闘能力を持つ事が窺える。迫撃以外にも、暗殺用のパームピストルなどを所有している。
マキャベリカードゲームにてCパネルに隠されていた「沖縄リゾートカップル神隠し事件」の(冤罪で捕まった)犯人のアリバイが警察の迷宮ギャンブルにより賭郎の取立て対象となっていたことから、その事実を暴こうとする番組を潰すためにテレビ局に派遣され、祖父である能輪美年の配下である黒服の部下を貸し与えられた。テレビ局での弥鱈との戦闘では序盤は圧倒していたが、それは弥鱈が性癖を満たす為の演技であり、本人の言葉から磨黒戦で多少の手傷は負っていたようだが本気を出した弥鱈にあっさりと敗れた。
外伝では、テレビ局派遣の前に、妃古壱に呼ばれて彼が努力の末に作り上げた珈琲(恐らくは梶が褒めていた、本当に美味いもの)の試飲を進められたが、妃古壱の鬼気迫る様相に気圧され、また彼の殺人珈琲への恐れを振り切る事ができず逃亡した。結果、妃古壱は涙を流しつつ「お前には後に大きな災いが降りかかるだろう」と恨み言を吐いていた。26巻の外伝では彼が幼い頃に祖父が事故に遭い車椅子生活になった様子が描かれていた。立会人の慰安旅行で磨黒と合流。祖父に気に入られる理由を探ろうとする。
目蒲 鬼郎(めかま きろう)
声 - 岡崎雅紘 / 中國卓郎[2]
賭郎の拾號立会人。テロリスト・佐田国の専属立会人を務めた。才に恵まれたが故に無気力・無感動な彼自身とは正反対のテロリスト佐田国に魅かれ、彼の専属立会人となってからは立会人としての職務を超えて佐田国の賭郎勝負・イカサマの手助けをしていた。ハングマン勝負終了後、妃古壱に「號奪戦」を挑むが敗北。佐田国のイカサマに加担していた事と、お屋形様が復活させた「號奪戦」古来のルールのもと、佐田国と共にハングマンで処刑される。
その風貌から貘に「鬼太郎君」と呼ばれている。
外伝では妃古壱のコーヒーを飲まされ続けて何かが壊れてしまったと語っており、仲が良かった門倉にコーヒーを飲まないよう助言したり、コーヒーによる次の犠牲者を出さない為、妃古壱の殺害を企てていた。立会人の慰安旅行で、遭難中に食料強奪を図る櫛灘と、彼に従う門倉の襲撃を受ける。なお、その際に櫛灘が夜行を騙っていたため、襲撃者を誤解している。
銅寺 晴明(どうじ はるあき)
賭郎拾壱號立会人。プロトポロス編にてロバートKの専属として入卍。同一人物との会話でも立会人の領分に関わる内容では敬語を使い、それ以外では(戦闘中でも)極端にくだけて子供っぽい口調となる。ラロの目的を果たすため、島に残ろうとするロバートKの追放処分を亜面の指示によって取立てる。取立てに抗うロバートKと戦う内に彼自身の真の目的を知り、協力を確約することで彼を思いとどまらせ、島外への情報流出を防いだ。
門倉 雄大(かどくら ゆうだい)
賭郎拾陸號弐號立会人。梶、貘と雪井出のラビリンスに立会人として立ち会う。ボリュームのあるリーゼントと、長ランを思わせる異様に丈の長いスーツ、時折見せる不謹慎な笑顔が特徴。立会いに関しては中立公正を基本としており、ラビリンス2回戦終了後に雪井出が門倉の方針を批判し勝負無効を主張した際、態度が豹変し、雪井出と警視庁の迷宮ギャンブルを暗に批判し恫喝するなど、自身の立会人としての確固たる矜持を持っている。また、雪井出から命の取り立てを行おうとした際に漠から「(嗜眠性脳炎を発症して)もう死んでいるも同然」と止められた際にも「そのような解釈は嫌いではありません」と情けのある発言をするなど、義侠心の強い人物だが、プレイヤーの無様な姿を見るために中立の立場に支障が無い範囲でミスを装う意地の悪い面もある。他の立会人同様常に標準語・敬語で話すが、本来の口調は広島弁交じりのヤンキー口調で、南方のような旧知の男や激怒したときなどは本来の口調で喋っている。
回想シーンでは元不良であった事が明らかになっており、16歳にして同級生らを纏め上げて街を裏で支配する程の組織を作り、同じ目的を持つ南方と街の覇権を賭けて河川敷で一騎打ちを行っている。一度は南方に敗れるものの、その直後とラビリンス戦の最中に1戦交え、敗北を知ったことによる成長と立会人としての重責からくる強さ故か、いずれも一撃で南方を下している。
ラビリンス編終盤にて貘と箕輪の最終勝負に立ち会い、ルール違反を犯した箕輪を粛清。自身もこの戦いにおいて胸部を強打されたのに加え、頭皮を抉られ頭蓋骨を破損する程の重傷を負うが、朦朧とする意識の中で貘の勝利を告げ倒れる。長らく生死不明であったが、夜行に敗れ死亡した切間撻器の後任の弐號立会人として、髪を下し、眼帯を付けた姿で再び梶達の前に現れる。プロトポロス編では梶の専属としてついており、梶とフロイドリーの賭郎勝負においてルール内の範囲でサポートをしていた。
また外伝では、目蒲とは「メカ」「門っち」と呼び合う程仲が良く、目蒲の忠告に従い妃古壱のコーヒーを飲まなかったが、そのことで妃古壱から恨みを買っている。また、ストIIのプレイヤーでもあったようである。立会人の慰安旅行で遭難中に記憶を失い、櫛灘の虚言によって彼に従ってしまう。
南方 恭次(なんぽう きょうじ)
賭郎拾陸號立会人。門倉とは過去に因縁がある。ラビリンス編で門倉に敗北して従うようになり、箕輪と共倒れになった門倉の拾陸號立会人を受け継いだ。警視庁にて、切間と副総監との勝負を立ち会う。
プロトポロス編では、ラロ側の専属として入卍したような描写がなされている。
鷺田 糟谷(さぎた そうや)
賭郎元弐拾伍號立会人。伽羅の回想に名前だけ登場。伽羅は当初立会い中に死亡した鷺田の號を得る予定であった。
弥鱈 悠助(みだら ゆうすけ)
賭郎弐拾八號立会人。無造作に伸びた髪と無気力な顔つき・口調が特徴で、相手と目を合わせることを嫌う。また、自分のシャボン玉を作って飛ばすクセがある。TVディレクターに扮した貘からは「弥鱈ちゃん」の意で業界用語風に「ちゃんみだ」と呼ばれる。
幼い頃、厳格だった父親がヤクザめいた男達相手に這いつくばっている姿を目にし、その父親の姿に対する慰めの想いと、その時の父親の顔に強い魅力を感じた事から、「絶対的強者が崩れ落ち歪み這いつくばる顔が見たい」という願望に異常なまでに取り憑かれる事になる。その顔を見る為には手段を選ばず、戦闘中においても相手の抱く「強者としての自負」を極まらせる為に故意に劣勢のふりをしたり、泣き言を言って相手の嗜虐感情を煽る行為に走る姿も見受けられる。逆に、そういった場面に遭遇できそうも無い勝負には興味を示さない。しかし職務には非常に忠実で立会人としての矜持も持ち合わせており、興味のない勝負でも手を抜く事はない。
作中での戦闘描写においては足技を多用する場面が目立ち、また周囲の道具を利用することも多い。
貘が緒島ケンタ司会の報道番組上で紹介する犯罪を、番組終了までに犯人をあげて立証出来るか否かを、番組出演のゲストコメンテーターと賭けを行うため、貘の要請で賭郎立会人として、また暗諜の一員として勝負を立会う。番組終了後は「血塗れの貘を見たかった」と理由をつけて梶と共に帝国タワーに同行し、そこで妃古壱と撻器の號奪戦を見届けた。
創一が失踪した際には、棟耶から創一の記憶障害について知らされており、お屋形様捜索を密かに命じられていたが、その直後に貘に呼び出された先に創一とラロが同席していたため、『嘘喰い、お屋形様、アイデアルのボスが一同に会している』という異様な現場に遭遇する。そこで創一から貘とラロの全てを賭けた『卍』の話を持ちかけられ、卍勝負の総指揮を任される事となる。
あまり知られていないが実はオフプロの経験者であり、仲間うちでは憂鬱の魔法使い『ダミアン』と呼ばれているらしい。
真鍋 匠(まなべ たくみ)
賭郎弐拾九號立会人。元警視庁密葬課の長。詳細は後述の密葬課参照。
三鷹 花(みたか はな)
賭郎参拾號立会人。元警視庁密葬課。詳細は後述の密葬課参照。
亘(わたり)
賭郎参拾伍號立会人。捨隈の専属立会人として名前のみ登場。別の勝負の立会い中だった為、帝国タワーの勝負には来られなかった。
櫛灘 鉄馬(くしなだ てつま)
賭郎九拾號立会人。立会人歴4年で、手加減ができない性格。梶の母親と貘のポーカー勝負に立ち会った。勝負終了後、より優れた立会人を自らの専属としたい貘から「勝負をして貘が勝ったら面識が無かったことにする(=専属立会人にならない)」という提案を受け了承。直後、背後から忍び寄った伽羅の一撃を受け失神、敗北した。
伽羅の不意打ちで倒されはしたが、拳による一撃でポーカー用のテーブルを大破させるなど立会人として必要な暴力は有しており、貘も「決して無能なわけではない」とフォローしている。しかし、その頃からIdealにマークされていたらしく、その後クレイグらによって捕らえられ、グランドキャニオンに拉致され賭郎会員の情報を流すよう強要された。
「沖縄リゾートカップル神隠し事件」の取立てを担当している。
コミックスのおまけ漫画『取立人 夜行妃古壱』では回想でお屋形様に門倉立会人の過失(お菓子の所持限度オーバー)を密告して罰を受けさせたり、遭難後に再会した門倉をおだてて食料をせびるが、門倉が記憶喪失に陥っている事に気付くや偽りの情報を与えて彼を従え、更に自身を夜行と騙って濡れ衣を着せつつ賭郎と零號を手に入れようと画策する姑息かつ卑劣な面を晒し出す。
最上 妙子(もがみ たえこ)
賭郎九拾壱號立会人。通称クイーン。鞍馬蘭子の専属立会人を務める。巻いて針のように頭頂を尖らせた髪と眉の両端に施した針を出した蜂の腹部の様なメイクが特徴的な女性立会人。YAMAHA製バイクVino2007年モデルによく似たバイクに乗っている。ある特定の一人を除いてこの世の全ては自分に利用されるためにあるとして、多くの人を深く味わいたいと望む両性愛者。彼女の配下は全員女性で、部下として従わせているというより侍らせている。
栄羽(えば)
號数不明の賭郎立会人。故人。片眼鏡をつけている老人。大学教授と言う表の顔を持つ。
幼い創一のお傅役、および初代創一付き立会人。更に創一の記憶障害に最初に気づいた人物でもあり、創一が記憶障害を起こした際には彼の身柄を保護し、失われた記憶の補完を行っていた。
創一のお傅が高じて、周囲に秘密で「栄田晴夫」の名で絵本『はちの王子さま』を著作しており、その本はマニア垂涎の希少品になっているらしい。
創一が貘の代理として梟と命がけの勝負を行う事になった際には、正体を隠して創一側の暴力として同席し、敗北した創一を守るために頭にペイント弾を打ちこみ死んだように見せかけた。だが、栄羽自身も同席時に被弾しており、何事もなかったかのように振る舞うよう創一にメッセージを残し死亡した。
無名立会人
號数・姓名不明の賭郎立会人。過去編に登場した酒井社長の息子の専属立会人。貘と酒井社長の息子のBig or small勝負に伽羅と共に立ち会う。
二人の勝敗が決した後、伽羅に號奪戦を挑もうとして制止され思いとどまるも、貘の嘘に引っかかり醜態を晒す。

掃除人[編集]

夜行 丈一(やこう じょういち)
賭郎のS級掃除人。風貌は夜行妃古壱に非常に似ているが、髪型や、顔に斜めの傷が入っている、性格や言動が粗暴などの相違点がある(梶曰く凶暴な方の夜行、「夜行B」)。 また伽羅に妃古壱の弟呼ばわりされた際には「あの男と兄弟になった覚えはない」「あえて言うなら自分が兄(うえ)」と強く否定している。
紳士的な妃古壱と違い、性格は傲慢で高圧的。年長者である能輪や賭郎外務卿の泉江に対しても敬語を使わず、クレイグや佐田国をゴミ呼ばわりするなど、お屋形様以外の人間を見下した発言が多く見られる。顔の傷は伽羅が立会人として選ばれた際に伽羅と諍いを起こして付けられたものであり、その時の恨みと賭郎を抜けた粛清の為に現在も伽羅を追っている。
廃坑編終了前後まではお屋形様付き(切間創一の従者)の任に就いていたが、Idealと賭郎の最初の抗争の際には掃除人として召集され、一歩遅れて交渉場所に到着。クレイグとほぼ互角の闘いを展開するが決着はつかず、警察が交渉場所に向かっている連絡を受け、倒された李と龍を回収して引きさがった。
帝国タワー編では切間創一と副総監の勝負のため嵐童と対戦。対戦中、上空から落下してきた雹吾の影響により1回戦は敗北してしまうが、李の敗北後に復活し再戦、嵐童を下す。
6巻巻末の「取立て人 夜行妃古壱」では夜行妃古壱と取り立ての相手が同じという事で出会うが、その際にはお互い面識が無かったかのような発言をしている。
現お屋形様創一の秘密を知る4人のお屋形様付きの一人である。
グリス 李(グリス リー)
賭郎のA級掃除人。立会人能輪の兵であり、次期立会人候補No.1の麒麟児。かつては世界で十指に入る暗殺者だった。指弾などの中国武術を用いて戦う。
マンションカジノにて敗北した鮫丸と孫六の身柄確保を命じられ、それを制止しようとしたマルコと交戦し、マルコの「殺意なき暴力」を物ともせずに彼を昏倒させる。しかしその直後、マルコ確保の際に現れてしまったロデムの殺意に満ちた暴力を受け、顔を負傷する。
その後、泉江とIdealが接触する際に再登場(前述の負傷により、顔にマスクを付けている)。泉江、龍と共に交渉の場に臨み、マーティン・ブルース・ホワイトと対決。彼を一蹴した後、泉江を援護するためクレイグに挑むが、クレイグの手で首を180度捻転させられ敗れた。そこで死亡したものと思われていたが、第231話にて再登場。SATに紛れ込んでいた密葬課の嵐童相手にまたも敗北しており、やられ役が定着しつつある。
龍(ろん)
賭郎のA級掃除人。立会人能輪の兵である。アイザックの「ブルース・リーにでもなったつもりか?」という言葉に「私はブルース・リーの生まれ変わりだ」と答えるなど、ジョークの心得もある模様。李同様、指弾などの中国武術を用いて戦う。泉江がクレイグらと接触した際に能輪の指示で李と共に同行した。
Idealとの接触でギルバート・アイザックと対決し秒殺。その後クレイグに挑むも、李とともにクレイグの手で首を180度捻転させられ敗北。李は再登場を果たすものの、以後の生死は不明。

外務卿[編集]

泉江 夕湖(みずえ ゆうこ)
賭郎の外務卿を務める女性。賭郎内で外部組織との接触に関わっている。戦闘の際は俊敏な動きとハイヒールに装着した刃物、流星錘などを用いた攻撃を行う。
Idealの交渉人として現れたクレイグと接触し、お屋形様の判断に従いIdeal側の要求を突っぱねる。そのままクレイグと交戦し一時優位に立つが、遅れて到着した夜行丈一と交代し、更に警察が交渉場所に向かっているという連絡を受けたため、その場を退いた。
帝国タワー編においては暗謀を率いてSATと対峙する。

構成員・黒服[編集]

暁舟(ぎょうしゅう)
賭郎の黒服で、立会人能輪の兵。梶と鮫丸のポーカー勝負の際、骨折した孫六に代わってディーラーを務めようとするが、梶に止められた。
門倉の部下
拾陸號立会人、門倉の兵として迷宮編に登場した男性黒服。門倉を「雄大くん」と呼び慕う。後の業の櫓編にも暗謀の一人として登場している。
迷宮編では貘にある仕込みの為、服の交換を通じて利用されている。
髭の黒服
拾陸號立会人、門倉の兵として迷宮編に登場した男性黒服。容貌が廃坑のテロリスト編の敵役、佐田国一輝に酷似している。佐田国との違いは眼鏡をしていない。
業の櫓編終盤の夜行妃古壱と切間撻器の號奪戦では仕切り役を務めている。
相馬 千聖(そうま ちさと)
九拾壱號立会人、最上の兵。最上の他の部下と同じく女性で、上司である彼女を強く尊敬している(これは他の黒服も同じ)。船長室から叩き出された梶と横井を監視していて、ジャルード号出航直前には彼に自分の携帯を貸していた。但し、この携帯は水没しており、更にはマルコの手で無残にも分解されてしまっている。
親分
江戸期のお屋形様の部下である岡っ引き。賭郎が寺社に対する権力を掌握する為の搦手の人員として寺社奉行に近づく。
墓守
賭郎の者が葬られる深山の御霊屋を管理する一族の男性。切間撻器を荼毘にふした。

Ideal構成員[編集]

ビンセント・ラロ
Idealの指導者。通称「ボス」。基本的に人前に姿を見せないスタイルのため、彼の容貌と正体を知っているものはごくわずか。ラロという名前も本人が名乗っているに過ぎず本名か定かではない。
ミサイル発射(を利用した金儲け)の為にクレイグにカールを脅迫させ、次いで賭郎乗っ取りの為にクレイグを日本に派遣した。
その後、ジャルード号の事件を介して切間創一と電話越しに会話を交わし、最終的に貘と創一の前に自ら姿を現した。そして、奪った500億と自らの全てを賭けて賭郎主催の『卍』に参加する事になる。
作中では「書記官」とも呼ばれている。尚、賭郎乗っ取りのために会員権を二つ所持しており、一つはラロが、もう一つはクレイグの手に渡った。ただし、クレイグの会員権は梟との八百長試合によって捨隈悟が引き継いだ。
また、劇中ではダイヤモンドに対して異常な固執を持っている事が示されており、電話越しに彼と会話した創一も幾度となくダイヤの事を持ち出していた。
オフプロでは、梟やジョンリョをはじめとした協力者と共にアズラに入卍。初日からビオスを荒稼ぎし、貘に並ぶ快進撃を続けている。
捨隈 悟(すてぐま さとる)
Lファイルによる脅しを受けた猫登が連れてきた男。黒のロングヘアーをオールバックにしている。28歳で、血液型はA型。
捨隈悟は偽名であり、実際は中国人。黒孩子であり、物心つく前後から奴隷を飼育・出荷する「人間牧場」で労働力や男娼として扱われてきたが、13歳の時に管理者の一人を殺害して逃亡。浮浪者として過酷な環境で「生きる事」のみを追求していくうちに、強靭な精神と自分が勝てる人間・勝てない人間を見極める異能を身に付けていき、大人になってから人間牧場の主であった党幹部を殺害して復讐を果たしたという経歴を持つ。
その異常な生い立ちによって培われた精神力は貘の観察力を持ってしても全く本心を見抜けない程であり、貘自身から「まるで鉄」と評された。ただ、同時に「自分が憐れで不運な存在である」と盲目的に信じており、安易なやり方を徹底して避け、目前にある勝利すら全く信じないという偏った思考回路を持っている。
当初は鞍馬組の矢面に立って屋形越えを狙う者だと思われていたが、その正体はIdealの人間であり、Idealが鞍馬組自体を屋形越えのための隠れ蓑として使う為に送り込まれた人物。梟との賭郎戦で圧勝したのも、貘にニセの癖を信じ込ませるため、そして鞍馬組に彼の強さを認めさせるために行われた八百長であった。
帝国タワー編にて猫登の代打ちとして登場するも、貘がそれを了承した途端に猫を殺害。帝国タワーに対する賭郎の干渉を妨げる事を条件に搦手と500億円を賭けて賭郎勝負を申し出る。パスワードの答えとなる珠の合計値を小さく探り合う裏で自分側の入力権を1回捨て、自分の本当の珠の数をカモフラージュするという大胆な手に打って出るが、前述の安易な道を徹底して避ける癖が災いし、最後には貘に出し抜かれ蘭子の銃撃を受けた。銅寺の言葉によればその後、鞍馬組にいる模様。
ビリー・クレイグ
ビンセント・ラロの側近。左耳にの縞の様な黒い痣がある事から、能輪に「カラカル(黒耳の捕食獣)」と呼ばれる。人を食ったような言動やユーモラスな一面をよく見せるが、その本性は凶暴そのもの。人の首を簡単に180度捻転させ、伽羅や夜行丈一と互角に渡り合う程の高い戦闘力と、常に自分が有利になるよう場をコントロールする智謀を兼ね備えており、能輪からは「嘘喰いと暴力が一体となったような男」と称されている(ただ、ギャンブルは嫌いらしい)。口癖は「DIE YOBBO(死ね、弱者)」。アジア系の人間をかなり見下しており、常時猿呼ばわりしている。食事の際にはスポークを愛用し、名称を知ってからは自分用のスポークを常に携帯している。飛行機を利用する際、その便のファーストクラスの席を買い占めて独占するという拘りを持つ。
米国大使館3等書記官としての身分を持ち、CIAにも籍がある。そのため、日本での行動が警察に制限されることはほぼない。日本語も堪能で、登場当初は「○○デース」「ハァーイ」「イェース」など、いかにも日本漫画に登場する外国人といった感じの話し方をしていたが、回を経るにつれその様な描写は減っている。
ショートスリーパーであり、即座にノンレム睡眠状態になる体質の持ち主である。更に、眠る事によって夜驚症夢遊病に似た状態となり、痛覚や意志疎通能力、発症中の記憶の喪失といった症状を呈するが、それに加えβエンドルフィンドーパミンノルアドレナリンなどの物質が体内で異常分泌される事で極めて高い凶暴性と身体能力を発揮するようになり、周囲の人間全てを虐殺する理性なき怪物へと変貌する。このため、クレイグはショートスリーパーである事に加え、自身の強い意志で眠りを抑制し、殆ど眠らないように努めている。なお、ノンレム睡眠時のみならず、麻酔薬を投与された際にもこの症状は発現する。
ビリー=クレイグは偽名であり、その正体はかつてマーティンが手にかけたとされていたニコラである。詳細は不明だが、クレイグの夢の中で、マーティンとの一連の出来事により精神的なショックを受け、前述の異常体質へと変化した事を示唆する描写がある。
賭郎乗っ取りを目論むラロの命により、Ideal側の交渉人として来日。泉江らと接触するも交渉が決裂に終わった事で戦闘を行う。泉江をあしらいながら李と龍を瞬殺して戦闘力の高さを見せつけ、遅れて到着した夜行丈一とも互角の実力を見せた。しかし、この接触はあくまで賭郎の力量と、暴力による賭郎乗っ取りの可否を推し量るのが目的であった為、最後は警察を交渉場所に呼び寄せて賭郎を撤収させ自らも引き下がった。以降、暴力による乗っ取りは不可能であると判断し、より現実的な屋形越えを用いた乗っ取りのため、そして乗っ取りの足がかりの口実とした「佐田国のミサイルテロに乗じた株の仕手計画」失敗の一端を作ったカール抹殺のため暗躍を始める。
乗っ取りの下準備の一つとして警察からLファイルを盗み取るがそれを暴かれ、密葬課の監視・粛清対象となる。しかし、伽羅が仕掛けた襲撃に乗じて脱出し、更に偶然発見したカールを追って地下道で対峙する。カールの護衛である伽羅と交戦し、更に加わった夜行丈一と三つ巴のバトルロイヤルを繰り広げたが、旗色が悪くなったため、密葬課を装った部下を用いて自分が殺されたかのように芝居を打つ事でその場を逃れた。また、同時期に貘という人間を見極める(その結果無価値・危険と判断すれば殺害する)ため接触を試み、宣戦布告をしている。
帝国タワー編ではマーティンと共にタワー内に出没し、鞍馬組に対し戦闘を仕掛ける。雹吾とレオの二人を相手に善戦するもやがて劣勢となり、蘭子にフレシェット散弾を撃ち込まれるが、それにより前述の異常状態へと変貌。圧倒的な戦闘力で雹吾を瞬殺し、蘭子とレオに死を覚悟させた所へマルコが到着したためマルコと交戦する。腕を骨折しながらもロデムとなったマルコと互角以上に渡り合い、最終的に極限状態でロデム状態から更に覚醒し、自我を取り戻したマルコと相討ちになる形でタワーから落下し重傷を負う。それでも何とか存命しており、その場にやって来たマーティンに救援を求めるも、カラカル=ニコラである事を知っていたマーティンの手により、その場で止めを刺された。
マーティン・ブルース・ホワイト
Idealの構成員。表面的には犯罪行為を悪と認識して罪悪感も抱く良識があり、また献身的で人懐こくも気弱な性格をしている。しかし、その裏には殺害する対象を自らの親近者や友人などに見立てて殺害し、その哀しみを欲する、マゾヒズム的な快楽殺人者。通称「グリーフ(悲しい)マーティン」と呼ばれるアメリカの殺人鬼。
その殺人癖は、幼い時に病弱だった親友のニコラに頼まれ、彼のほう助殺人を行おうとした経験が発端となっている。しかし前述の通りニコラとはクレイグの正体であり、心のどこかでそれに気付いており、その上で彼を再び殺そうと狙い続けていた。
賭郎との接触時は李と対決。李を友人に見立てて殺害しようとするが、拒絶され一蹴された。
帝国タワー編ではクレイグと共にタワーに侵入し、鞍馬蘭子と交戦。AEDを利用して感電させようとするが、蘭子の策に嵌まり自分が感電してしまい重傷を負う。瀕死の体を引きずって重傷を負ったクレイグの元へ現れ、彼を殺害。そのまま力尽き、共に死亡した。
ギルバート・アイザック
Idealの構成員。元米国陸軍軍人。快楽殺人者で仲間と反りが合わず除隊した後Idealに拾われる。クレイグ、マーティン・ブルース・ホワイトと共に泉江らと接触。交渉決裂となり龍と対決するが一蹴される。
ジャック・リーパス
クレイグに同行した4人の殺し屋の一人。クレイグのボディチェックを行おうとして殺害された賭郎の2人を海に捨てていた。
キルスティン・ハワード
クレイグに同行した4人の殺し屋の一人。クレイグのボディチェックを行おうとして殺害された賭郎の2人を海に捨てていた。

プロトポロスにおける協力者[編集]

梟(ふくろう)
ビンセント・ラロの三人目の協力者。捨隈の回想に登場した元賭郎会員。
ポーカーの達人で、病によって崩れた顔を「表情を読む事ができない」という利点として勝利を重ねており、嘘喰いですら彼との勝負は避けていた(実際は、貘自身は伽羅に言われるまで梟との勝負の事など知らなかったらしい。なお、この勝負は六本木の蟻塚ビルで行われており、そこに現れたのはハルと栄羽だった)。
捨隈に大敗した末に賭郎会員権を奪われるが、実はアイデアルの息が掛かった人物であり、捨隈との勝負はカラカルの指示による八百長であった。
ロバートK
ビンセント・ラロによって招聘された協力者の1人。ラロ曰く「最善の切り札」に相応しい人物で、上位の立会人にすら匹敵する戦闘能力を有している。
オフプロ内では市民からのアンタッチャブル志願という形で『アンタッチャブルライン』に出場。実力のあるハンターたちを次々に撃破していった。その最中、同じくアンタッチャブルとして出ていた伽羅との戦闘に突入。戦いの末に敗れ、島外追放処分となった。
しかしその敗北はラロの予定していたものであり、追放処分となった後から本当の目的のために動き出していく。
正体は捨隈の実兄。アイデアルにより二重スパイと言う危険な橋を渡っている弟に会う為に今回ラロに協力した。
その後、運営により実力を見込まれ「調整者」として働くことを打診され、受諾。島から追放と言う約定に反すると言うことで銅寺立会人と激闘の末粛清される。
卍内での専属立会人は銅寺晴明。
キョンホジョンリョ
韓国語で「護衛の終わり」を意味する呼び名を持ち、伝説のボディーガードとして恐れられている裏社会の住人。通称「ジョンリョ」。その存在は一種の都市伝説となっている。
ボディーガードとはいえ契約者を直接護衛する事はなく、契約者に対し常に密かに付き従い、契約者を殺害した者が現れた場合のみ、その実行犯と依頼者を全て殺害する。そのため契約者の殺害を目論む者にとっては抑止力となり、結果的に契約者はキョンホジョンリョに守られる事になる。伽羅に気配を悟らせず接近し少なからず恐れを抱かせたこと、その後伽羅が行方を眩ます際に手傷を負っていた描写のあることから、戦闘能力の高さが窺える。
いずれは世界中の人間と契約することで誰も相手を殺害したり危害を加えたりすることが出来ない世を作る為、自らのルール「我が世の教え」を広めるためにその様な契約を繰り返していると言う。しかし己の使命に基づき護衛を行う一方で「どうせならばなるべく強い奴を殺したい」という考えも持っており、そういった人間に狙われる可能性の高い狡猾で往生際の悪い人物と契約を交わすようにしているという。
滑骨の部下によれば、韓国では広く認知された存在であり、誰かを殺す時にはその人物がジョンリョと契約していないか必ず調査が行われる程恐れられているというが、日本では一部の人間を除いてあまり知られていないため「契約者がすぐに殺されてしまう」とジョンリョ本人が愚痴をこぼしている。
全身は描写されず、暗闇にまぎれて登場したため、眼鏡と筋肉質な肉体だけがおぼろげに描写されている。伽羅からは「夜メガネ」と呼ばれている。
雄牛の子宮編ラストで登場し伽羅と対決、伽羅とジョンリョのその後の消息は不明となる(死んではいない)。が、実際は標的である伽羅と長きにわたって攻防戦を続けており、卍が張られた時にはこれまでの水面下からの攻撃からタンクローリーを使った大胆な攻撃方法に移行していた(それでも伽羅は傷1つ負っていない)。
ビンセント・ラロは彼を友人と言っているが、アイデアルとの間にどのような関連性があるのかは現段階では不明。
卍内での専属立会人は番台薫。
フロイド・リー
米国において指名手配されている危険人物。国家機密やスキャンダルと言った隠蔽する秘密を暴いたり敵対者に売りつけてしまう事から非常に警戒されており、各国の諜報部や警察から常に追われている。今回ラロ側の協力者として招聘された人物の1人。狡猾だが義理堅い性格で「(賭郎に)興味をもった所にいきなり現れてくれた礼」としてボロにラロが自分を協力者に指名した理由を話した。
アズラの砦に攻め入った梶やチャンプ達の前に突如として現れ、梶と命懸けの賭郎勝負を展開する。
卍内での専属立会人は間紙ボロ。

官公庁・暗謀[編集]

蜂名 直器(はちな なおき)
切間創一が賭郎以外の場で動く時の名前。公の立場として内閣情報調査室の所属となっている。
尾野神 真(おのかみ まこと)
検事総長。廃坑編の最中(劇中時間)に行われていた切間創一と官僚や新聞社のエリート達の会合に登場。切間をお屋形様と呼ぶ。暗謀設立に関与する。
大船 額人(おおふな がくひと)
防衛省に所属する人物で、切間創一が「蜂名」である時の知人。通称「ガクト」。
マネーロンダリングを遡り、軍用試作兵器の密輸犯とその黒幕の依頼人を追っている最中に、警視庁で記憶を失った創一と合流。記憶を失い、栄羽を捜す彼に利用されて賭郎と警察から彼を連れ出す。その後、三日間創一を匿った恩と義理で共に密輸犯を追っていく。創一の補助でジャルード号に辿り着き、密輸出を防ぐために偶然その場に居合わせ、捕らえられている梶の代打ちとしてレーシィと賭郎勝負を挑むこととなる。序盤は創一に頼りきりだったが、覚悟を決めてからは最後まで諦めずにその胆力でレーシィの精神を追い詰め、土壇場での創一と梶の援護で勝負を五分に持っていった。ゲームの類は苦手であるが、最上に化けたとすら言わせた。
しかし結局、レーシィの土壇場での足掻きが災いしてバトルシップゲームには敗北。それでも自分の信念に従って船の出航を取りやめさせようとしたが、最上によって気絶させられ、船倉に放り込まれてしまう。その後、コンテナごと蜂名の手で船から降ろされるが表向きは死んだことにされてしまい、その後は彼の協力で水面下で黒幕の操作を続けていく事になる(バトルシップ編以降は、ベレー帽とマスクを着用して現れている)
人並みの弱さや臆病さを持ちながらも、それを自覚し克服して突きつけられた困難にも命を懸けられる強靭な信念と覚悟の持ち主。その一方で、その信念に蜂名を巻き込むまいとする高潔さや優しさを持つ。
実家はあまり豊かとは言えないようで、両親への仕送りを気にしている場面もあった。
当初は「蜂名」に対して中途半端に敬語を使ったりと付き合いの距離を測りかねているような態度だったが、次第に敬語は使わなくなり彼に対し友情を感じるようになる。しかし未だに彼がなにを考えているのかまでは読めないところもあり、それに対しては複雑な思いの様子。
横井(よこい)
朝毎新聞の記者で、切間創一が「蜂名」である時の知人。カールの使いとして現れた梶を『鹿臣高司』と同一人物だと看破する眼力の持ち主で、職業柄か強い探究心を持ち、バクスター効果など雑学に通じている。不正に立ち向かうジャーナリストとして強い信念を持つが、真実追求のために他者を巻き込む傍迷惑な面がある。港でコンテナを受け取るために停泊していた密輸船「ジャルード号」に入った時、梶共々レーシイ船長に捕まってしまう。
最終的にはレーシィに誘導されつつ逃走、拘束の憂き目に遭うものの、賭郎によって助け出され、梶と共に命からがら船から脱出した。
なお大船および横井は廃坑編のエリートたちの会合でも登場している。
外務省所属の男
廃坑のテロリスト編に登場。上記の人間と共に暗謀設立に関わる。
検察庁所属の3人
尾野神の支持で大船、横井、外務省の男、そして蜂名と密談を重ね、暗謀結成のお膳立てをした検察庁所属の若きエリート。

警察[編集]

警視庁関係者[編集]

笹岡(ささおか)副総監
警視長(過去編)→副総監。密葬課の元締めで創設者。警視庁内において密葬課とLファイルを取り仕切るキャリアの一人。賭郎と暗謀の存在を疎ましく思っており帝国タワー編で切間創一と対峙、賭郎勝負を行う。
嵐童が敗北した際、賭郎立会人となった南方によって拷問器具「レッドドラゴン」に繋がれてしまう。そこで自らの血が抜かれていく恐怖(実際には血は流れていなかったが)に耐えかねて死亡してしまう。その遺体を見下ろした創一は、副総監を「自分が助かりたい一心、しかも思い込みで死んだ以下」と切り捨てていた。
死後、今まで警察上層部が抱えていた不祥事はすべて彼に押し付けられ、密葬課は解体されて賭郎の傘下となった。
天真 征一(あまこ せいいち)
警視長。密葬課(作中の警視庁における架空の課)を率い、迷宮ギャンブルに関わる警視庁内の人物。無表情で重厚そうな印象とは裏腹に非常に醜悪で狡猾な性格の持ち主。キャリアである自身を強者、民衆を平和ボケした弱者と蔑んでおり、部下である箕輪さえも内心では凡夫と見下している(ただし、その暴力に関しては信頼している)。雪井出の父の元同僚で、嗜眠性脳炎発症前の雪井出とも少なからず面識があった。実は雪井出の父親に冤罪を着せた張本人。息子がロボットのように心を持たない人間になってしまったことを父親は悔い、天真に「一緒に変わろう、天真さん」と警視庁へ反旗を翻そうとしていた。しかし、天真は協力する振りをして話をあわせ、ビールに付着した指紋を利用して雪井出の父親に冤罪を着せた。
雪井出が目覚めた際には迷宮ギャンブルに手を染めるように言葉巧みに誘導した(手紙まで偽造するという手の込んだ完璧主義を披露)。雪井出の前では人の良い父親の同僚を演じていたが、本心では道具としか見ておらず、勝負に敗れ嗜眠性脳炎が再発した雪井出をゴミの様に扱っていた。
貘と雪井出の迷宮ギャンブルが終わった直後に現れ、真実を知る貘の殺害と勝ち金11億円の奪還を狙うが、マルコが現れたことと賭郎側が貘の勝ち金を保護したことによりそれを断念。貘の提案を呑み、Lファイルを賭けて警視庁の地下にある「実物大の迷宮」を用いた賭郎勝負を行う。共感覚の持ち主で、色聴という特殊な感覚を駆使する。その能力と箕輪とのモールス信号のやり取りで得た情報を元に迷宮内部を掌握し、一時は圧倒的優位に立ったが、自身の傲慢な性格が仇になり、貘の策に嵌り大敗。命乞いの為に貘の靴を舐めるという最大の屈辱を味わい、キャリアとしての尊厳を完全に打ち砕かれた。その後、トラブルで展開がもつれ、箕輪と遭遇するが、負傷とそれに起因する空腹で精神の均衡を失った箕輪に喰い殺される。
南方の裏切りによって色聴を封じられ、最後は箕輪の裏切りによって幕を閉じた。雪井出の父を裏切ったように、最後は天真自身が部下によって裏切られることとなった。
南方 恭次(なんぽう きょうじ)
警視正。天真の部下として実物大のラビリンス勝負で暗躍。賭郎立会人の門倉と因縁を持つ。高校時代に門倉と同様にヤクザ顔負けの組織を作り上げ、街を支配していた。後に門倉と出会い、河川敷で一騎打ちを行う。ラビリンス内の構造を利用し密かに罠を仕掛けるものの、それに勘付いた門倉と再び相まみえる。過去一度門倉に勝利しているが、それは門倉が立会人となるに当たり、「敗北を知る」ためにわざと敗北した勝負であったため、改めて行った一騎打ちでは全く歯が立たなかった。その後、貘との勝負に敗北した天真を見限る。以後は不良だった頃の流儀に従ってか、門倉の下で動く。(立会人の項目も参照)
雪井出 薫(ゆきいで かおる)
賭郎会員。甚平を着用している。オンラインネットゲームサイト「Gゲーム」の将棋コーナーにおいて、アラビア語で「番犬」という意味の「カルブ・ハフィール」のハンドルネームで待ち構えており、同じくアラビア語で「流浪者」という意味の「ムタシャッリド」のHNを使用し接触して来た者を警視庁地下に招き入れ、大金を対価に「ラビリンス(迷宮)」というゲームで挑戦者の「体験」を賭けての勝負を持ちかける。雪井出本人は相手の「体験」を欲する理由を「嗜眠性脳炎を患った事で記憶に10年ほどの空白があり、それを埋める為に他人の思い出が欲しい」と答えているが、実際に求めているのは賭けた日のアリバイであり、アリバイを奪われた敗者はその日に起きた未解決事件の容疑者に仕立て上げられる。
父親は元警察準キャリアで前述の迷宮ギャンブルを行っていたが、「秩序」を守る為に警察上層部の不祥事を自ら被る形で失脚、母親も薫の幼少時に同じ形で闇に葬られている。雪井出はその前後に嗜眠性脳炎が発症した事により意識不明となり、十数年ぶりに眠りから目覚めた彼は、天真の誘導によって父親が失脚前に行っていた迷宮ギャンブルに手を染める。嗜眠性脳炎から覚醒直後のIQ数値は190を超えていた。幼少時に父親から受けた教育の影響で、「秩序を乱す者」と認識する相手を「」と呼び侮蔑する癖がある。父親ですら「お前も同じ蟻だ」とミクダしている。
本人いわく、誕生日は梶と同じ11月5日。
梶や摩周と対戦し、勝利。そのアリバイを得て摩周を殺人事件の容疑者に仕立て上げた。貘との対戦時に嵌められる形で彼が持つ「命の取り立て」を自分自身に移されてしまい、その雪辱戦で迷宮のトリックを看破され完敗。今まで「秩序を守る為」と信じて行ってきた冤罪ギャンブルを貘に「秩序ではなく卑な行為」と完全論破され、彼自らも己の行為の過ちを認める。
引き金に幼少時の記憶を完全に取り戻し、本当は「隊列を乱した蟻を助けようとして失敗し潰してしまったこと」を悔いて泣く優しい少年だったこと。本当は父親と母親の三人での暮らしを望む少年だったことを思い出し、涙を流した。
敗北後、命の取り立てが行われる直前で再び嗜眠性脳炎による深い眠りに落ち、貘から「もう死んでいるようなもの」という判断がなされ、門倉もその解釈を受け入れた事で一命を取り留める。その後病院において、生まれ変わったような面持ちで目を覚ます。
貘は彼に同情あるいは好感を抱いたらしく、「ユッキー」と呼び、彼の部屋に置かれていた「オカエリナサイ」と鳴くインコのオモチャと、貘・マルコ・雪井出の描かれた一枚の絵を彼の病室に置いていき、入院後も見舞いに出向いている。また、マルコは部屋中に散乱した彼の絵を見て「自分と同じ」と発言しており、自らの境遇と似たものを彼に見出したようである。
雪井出の父
警視。天真の同僚。迷宮ギャンブルの関係者であり秩序を維持する為には自身の妻を犠牲にする事も厭わない。栗栖曰く、盲信した権力の尖兵。息子の薫にも幼少の頃から己の信じる「秩序」を教え込んでいたが、成長した息子の瞳に宿った闇に気付き、己の行為の罪深さを悔い全ての真相を明かし警察の罪を正すべく天真に協力を請うも、逆に天真に嵌められてしまい無実の罪を着せられて失脚、刑務所に送られる。以後の消息は不明。
栗栖 恵介(くりす けいすけ)
賭ける側は負けてもノーリスクで勝てば大金を得られるギャンブルができると言う賭場への案内人。目や口がとても細い。インターネットを通して接触を試みた梶の前にリムジンで現れ、雪井出のもとへ案内した。迷宮ギャンブルにおいては絆創膏に仕込んだ発信機を標的に仕込む役割であり、秩序を盲信する雪井出親子の思想に付いていけない旨をリムジンの運転手の前で語っている。

密葬課[編集]

真鍋 匠(まなべ たくみ)
警視庁密葬課を束ねる長。左頬に獣毛性色素性母斑のような毛の生えた優男風の外見をしている。バロットが好物で、普通の日本人には食べるのを躊躇われるそれを平然と食す様には、撻器も眼を丸くして驚いていた。
賭郎を「世の秩序を乱す、存在してはならない統率の取れたバッファローの群れ(絶対に瓦解しない、倒せない組織のたとえ)」と評しており、そこへの加入に対しては罪悪感と嫌悪感を示していた。また、警察の上に立つ存在があってはならないとも述べている。
戦闘では突きを主体とした戦いを行い、撻器の突きを弾き返すほどの威力を持つ。またバロットを弾丸のように発射しての攻撃も行った。撻器をして「好きか嫌いかわからない(どちらの方が強いかわからない)」とまで言わしめた実力者。
賭郎が行った帝国タワーの電波ジャックを阻止するため、嵐童の賭郎勝負で得た2名分の突入権利を行使し、鷹と共に車ごとタワー内部へと突入。「密葬課が勝てばタワー内を自由に行動できるが、負けたら賭郎が密葬課を接収する」という内容の賭郎勝負を受け入れ、車の後部座席にて撻器と対決する。互いに相打ちを覚悟する程の好勝負を繰り広げたが、この勝負の本当の狙いはほぼ成功しかけていた搦手が完全に成功するまでの間の時間稼ぎであり、更に勝負自体にも敗れてしまった為、約束通り賭郎の人員となった。
プロトポロス編では密葬課結成以前に因縁の有ったハル(切間創一)の専属としてショウドに入卍。ハルが自身の好物の卵を仕入れて来た際には礼を述べると同時にその時の事を思い出していた。また、その回想からハルよりも年長者と考えられる。
おまけ漫画「密葬課」では、密葬課の課長でありながら部下である筈の三鷹花に振り回される一面が描かれている。
三鷹 花(みたか はな)
警視庁密葬課の一人。課長の乗る車のトランスポーターを務める。課長からは「鷹さん」と呼ばれている。小柄で鷲鼻の老婆だが、男物の制服(一応、女性警察官の制服にもズボンタイプのものはある)と独特の風貌により、一見では性別が判断し辛い(妃古壱も「貴女?」と疑問符をつけていた)。撻器や妃古壱のことを「BOY」扱いし、取るに足らない相手と見下している。
「気が充実している」という発言や指弾・軽身功など、中国関係の武術に長けている描写が多々見られる。相当の実力者であり、妃古壱が「受ければ腕ごと持っていかれる」と判断する程の攻撃力を持つ。ガードもできない攻撃の嵐に妃古壱も苦戦を強いられた。
賭郎が行った帝国タワーの電波ジャックを阻止するため、嵐童の賭郎勝負で得た2名分の突入権利を行使し、課長と共に車ごとタワー内部へと突入。その後、長と共に車内での賭郎勝負を受け入れ、前部座席にて妃古壱と対決する。車内の備品や弾丸を弾いて遠隔攻撃を活用した戦いを繰り広げるも、最後は妃古壱のエアバッグを利用した防御により拳を砕かれてしまい、更に副総監の敗北により戦闘続行が無意味になった事を知らされたため、敗北を認め約束通り賭郎の人員となった。賭郎に接収された後は参拾號立会人になる。
香港で少年時代の伽羅の世話を焼いていたようで、伽羅を今回の卍の島まで連れてきた。
かぶる帽子に拘りがある様で、香港でのウェイトレス時代、密葬課時代、賭郎立会人就任と、描かれる時節と所属に応じて帽子が変わっている。
31巻から始まったおまけ漫画、嘘喰い外伝「密葬課」では、密葬課の中心人物として活動する彼女の活躍?と、振り回される密葬課の面々の日常が描かれている。
嵐童 公平(らんどう こうへい)
警視庁密葬課の一人。巨漢の男。機動隊に属するが、正体は密葬課の尖兵。
容姿や言動に異常な雰囲気を帯びている。通称「ランペイジ」。相手の発言を繰り返し、「そう言うと、踊り続けました」及び「それがお前の最後の言葉でいいか?」と問う癖がある。これまで多くの事件に関わり、その全てが血生臭いものであると噂されている。
帝国タワーでの賭郎と警察の勝負において、警察側代表として夜行丈一と戦闘。突然の雹吾の落下により、夜行丈一の不意を突いて勝利する。その後、復活した夜行丈一との再戦では、敵の素早い動きを捕えることが出来ず、両耳を抉られて顔面を粉砕されて完全敗北した。敗北の際、嵐童の過去が回想されている。
幼い頃から周囲の人間に暴力を振るっていたが、母親は常に彼の味方だった。学生の頃にチーマーに絡まれていた女性を助けるも、行き過ぎた暴力が原因で周囲の人間に怯えられていた。その後、彼に恨みを抱いた連中の手で母親が暴行を受ける。その際に聞かされた母親の自分に対する恨みの言葉が、彼の心に深い傷を刻み付けている。また、幼少時代から何かしらの障害があるかのような描写がある。
箕輪 勢一(みのわ せいいち)
警視庁密葬課の一人。天真の「暴力」として行動を共にしており、警視庁の地下迷宮を用いた賭郎勝負に参加する。貘と天真の明晰な2人に埋もれているが、登場時に金を守ると言う相手の不利を見抜き、貘の時は失敗に終わるが、貘とマルコとの迷宮での遭遇時に有効な策を打つ、分析力と強かさを備えている。
ミオスタチン(筋肉の成長抑制因子)遺伝子の突然変異と高密度に圧縮された生来の筋骨により異常なまでの力と頑強な肉体を持つ。一見すると中肉中背かそれ以下の体格でありながら体重は100kgを超え、その筋力はマルコの拳の直撃をものともせず、蹴りの一撃で彼を天井まで打ち上げる程であり、かつて賭郎勝負の立ち会いで彼の戦いぶりを見た能輪からは「超人」と評されている。
ラビリンス内にてマルコと遭遇し、騙し討ちに近い形で重傷を負わせる。その後、復活したマルコとの再戦においてその圧倒的な力でマルコを追い詰めるものの、内なるロデムを乗り越えたマルコに敗れ、重傷を負う。その後、マルコへの復讐心で重傷の身体を引きずって迷宮を彷徨う(また、前述の異常体質で常時の高カロリー摂取を必要とするため、出血を伴う重症を負った上に携帯食料のチョコバーを食べつくしてから後は、相当の飢餓状態であったことが示唆される)。天真と合流した際には、天真の指示に従えば勝利できていたにもかかわらず、敗北のショックで精神の均衡を失っていた上、南方の罠を知らされていなかった怒りから天真を殺害し捕食。まさに迷宮で遭遇した者を襲う「ミノタウロス」と化した。最期はMPの提示で自分が負けているのを無視して貘に襲い掛かったため、悪質なルール違反を犯したとして門倉から粛清を受ける。一瞬の隙を突いて拳で門倉の頭部を抉るも逆に頭を潰されて死亡した。
彼の回想では、母に選ばれた存在として過度のプレッシャーを受けており、食事を食べ続ける事を強要されていた。その生活への拒否を母に望んだ時、虐待を受けている(食事と一緒に勉強道具を投げ捨てられた)。
32巻のおまけ漫画「密葬課」では本編では描かれなかった彼の意外な一面が描かれている。

暴力団関係者[編集]

鞍馬 蘭子(くらま らんこ)
声 - なし / 宇乃音亜季[2]
暴力団鞍馬組の女組長。賭郎会員であり、カジノクラブ「クララ」のオーナー。普段は部下のレオを引き連れている。着物を着て日本髪を結い、煙管を手にした姿で登場することが多い。凄む際に見せる爬虫類のような表情が特徴で、回想ではその本性は「蛇」と語られている。独特の勝負勘と「普通ではない人間」を見抜く眼を持っている。基本的には極道らしい冷酷な性格だが、「善人や女子供、弱者には手をかけない」という自分なりの矜持も併せ持つ。夜行妃古壱に心惹かれており、彼のハンカチを見た際は乙女の様にときめく姿を見せている。また、彼女本人かどうかは不明だが百鬼夜行の予約に「鞍馬」なる人物がいた。
廃坑編序盤で佐田国に自身のカジノを荒らされた因縁から、彼を破滅させるために貘に10億円を投資した。羽山邸では梶の来訪に偶然居合わせ、梶・カール・郁斗の雄牛勝負の立会を務め、その影で人を動かし羽山の会社の利権を奪うことに成功した。
業の櫓編において駒として捨隈を送り込み、自身も裏で策動する。タワー編では普段の着物から蝋人形館の人形が着ていたタキシードスーツに着替え、売店の木刀を武器に動いている。しかし、雹吾の死を経て嘘喰い側と結託。自分を謀り、提示した回答を間違えた捨隈を処刑した。
本作品連載前の読み切り作品では、カジノ「賭郎」のオーナーとして登場。貘と勝負を行うも敗北。暴力に物を言わせて貘を殺害しようとするが、貘の策略により有り金全てを巻き上げられる事となった。
レオ
蘭子の部下。様々な武器の使用に長け、マルコを倒した伽羅と対戦した際に強さは立会人クラスと評された。プロ意識が強い。蘭子曰くまともな性格の持ち主で、彼女の暴走を止めるストッパーとしての役割を果たすことも多い。蘭子にまともと言われているだけあり、冷静沈着で面倒見のいい性格をしている。伽羅のことを「優しい」と評したり、怪我の程度などを見切るなど、洞察力も鋭い。
蘭子が鞍馬組の跡目となる前から雹吾と共に蘭子の「牙」として動いており、蘭子以外の者の命令を聞く事なく、鞍馬組の勢力拡大の為に尽力していた。
鞍馬 雹吾(くらま ひょうご)
業の櫓編に登場。鞍馬蘭子の弟。長いもみあげ(マルコからは「モミー」と呼ばれた)とショートヘアが特徴。レオと同じく高い暴を有しており、過去にQ大郎と接触した際にはそのCQCの能力の高さを評価された。姉である蘭子に対しある種の畏敬の念を抱いており、彼女に褒められるよりも叱責される事を望む傾向がある。
帝国タワーでの賭郎勝負に、捨隈の相方として参加する。タワー内でレオと共にマルコと交戦した際、マルコの攻撃によりタワーから転落するが、落下地点でSATの嵐童と戦闘していた夜行丈一をクッションとして利用。丈一敗北の原因を作った。
タワー内において突如襲来したカラカルを相手にレオと共闘し、一度は撃退するが、後にある理由でより凶暴と化したカラカルに一方的に打ちのめされ、首を捻転してタワーから放り投げ出され、死亡。
二階堂 鮫丸(にかいどう さめまる)
暴力団集英組の幹部。両耳の上端が欠けているのが特徴で、マルコには「ネズミに耳をかじられてる」と言われていた。Q大郎が死亡したことによる裏世界の混乱に乗じて他組織のマンションカジノを乗っ取り、客として現れた梶から一時3000万円近くを奪ったが、賭郎を呼ばれてからは自らの策に溺れる形で敗戦。負け分が払えなくなったため孫六共々命を取り立てられそうになるが、マルコの制止により取立てを免れる。
再登場時には外資系企業の社員を装って融資を引き出すという詐欺行為を企てていたが、孫六の失態により未遂となった事に憤慨していた。その際に同じレストランで食事をしていたクレイグに絡んだ事で、左手首を脱臼させられた(この時、スポークの名称を知らなかったクレイグにその名称を教えている)。
特別編『夜行さん』ではオレオレ詐欺グループの元締めとして登場。夜行に顎を砕かれ、傍にあった定規で両耳をえぐられている。
賭郎立会人・能輪によると、人間としての価値は100万円。
孫六(まごろく)
鮫丸の舎弟で力自慢の巨漢。必殺技は「ギャラクティカ孫六」(ただのパンチ)。鮫丸の命令、または彼を守るため以外には暴力を振るわず、言動は幼稚だが温厚な性格。マルコを殴った際に逆に手を負傷し、その治療をマルコに施された事からマルコとの間に友情が芽生えた。鮫丸と共に賭けの負け分の代償を埋める為に李の取立対象となるが、マルコの制止により取立ては免れる。
滑骨 種美(なめりぼね たねみ)
髪も眉も髭も一本も毛が無い容姿の滑骨組組長。言葉巧みに相手の懐へと入り込み、弱みを握って相手をしゃぶり尽くす悪党であり、その悪辣さには同業者の蘭子も「人畜有害の強悪ウィルス」「この世で最も人に害をなす極道」と強く嫌悪している。郁斗の犯罪隠蔽に手を貸すことで羽山家に取り入ると同時に、脅迫のために犯罪の証拠を保管していた。
「滑らか」な物に偏執的に執着しており、部下の男にフライドチキンを肉片一つ残らず食べさせ、残った骨の滑らかな部分をしゃぶる癖がある。郁斗と梶のギャンブルに立会い、郁斗が敗北したら自首する約束をしていたが、郁斗の敗北後には持論で煙に巻いて立ち去ろうとし、激昂した梶に犯行の証拠を賭けた殴り合いの勝負を挑まれると梶を叩きのめして証拠を持ち去る。直後に部下に証拠の隠滅と羽山邸にいる人間の殲滅を命じようとしたが、伽羅に手刀で首をへし折られて死亡する。生前は後述のキョンホジョンリョと呼ばれる人物と契約関係にあった。
滑骨の部下
滑骨につき従う部下。デブとも呼ばれている。モヒカン頭でオニギリみたいな頭をしている。常にフライドチキンを携帯しており、滑骨から合図を送られると肉のみを食べて骨を滑骨に渡している。そういった生活をしている為か、羽山郁斗の回想ではごく普通の体型であったが、現在は肥満体となってしまっている。ファラリスの雄牛勝負では裏で伽羅に圧力をかけられた事で密かに火力を抑え、カールのペナルティ時間を短縮して積極的に外へ連れ出して救急車へ搬送させるなど、カールの生存に一役買った。
ファラリスの雄牛勝負後は、滑骨を殺害した伽羅に加担していた事と滑骨の死体に蹴りを入れていた為にキョンホジョンリョに首を捻じ切られて殺害される。
ゲイだったのか、滑骨の死体に蹴りを入れる際、「あたしの身体こんなにしてくれちゃって」「あんなデブに入れ込んじゃって」など、オネエ言葉で滑骨に対する怒りと嫉妬を露わにしていた。
羽山 紀明(はやま のりあき)
大手金融会社「ハヤマルナローン」の社長。政界やその筋の者達とも繋がりがある財界の顔。蘭子と繋がりがある。蘭子曰く「肝心な部分を掌握出来ていない人間」で、自身が窮地に陥った時、救いの手となる存在がどこにもいない。
自宅を訪れた蘭子から息子の凶行と裏で暗躍する滑骨の陰謀を知らされ、息子を自首させるように促されるが、計画をぶち壊しにされた滑骨からは蘭子も裏で会社を乗っ取ろうとしていた事を知らされ、自らがどう転んでも財産を剥ぎ取られる状況にあることに気付く。
それでもなお二人が梶・カール・郁斗の雄牛勝負の立会で席を外した隙に部下に連絡をとって体勢の立て直しを図るが、連絡のつく部下は蘭子がすでに抱き込んでいた為、蘭子の策にまんまと嵌まる形となった。
羽山 郁斗(はやま いくと)
羽山紀明の一人息子。傲慢不遜で周りの人間を「貧乏人」と見下し、自分の非を認められない。梶が擦り付けられた「奥多摩廃屋猟奇殺人事件」の真犯人。自身が殺した者の歯を持ち去り自分の入れ歯にしている。頭はあまりよくないため、一見部下のように従う滑骨の持ち上げに乗って父の会社を窮地に追い詰めているが、当人はそのことに気づいていない。
裏社会の問題解決人を装った梶と賭郎立会人を装ったカールの芝居に騙されて証拠の一つであった入れ歯を渡すが、そこに蘭子と滑骨が割って入ってきたことで梶達の企みを知り、入れ歯より証拠能力の高い遺体の一部(切り取られた耳)を賭けてファラリスの雄牛を使ったデスマッチを挑む。
若者以外には聞き取れないモスキート音を利用したカウント音を密かに部屋に流す事で高スコアを叩き出し、カールを雄牛の犠牲にするが、トリックを見破った梶が策を弄して逆にカウントを利用し、同時に郁斗のカウントを阻害したことにより敗北した。
梶は何度も自首を促すが、心を改める事を条件に自分を見逃す様に申し出る一方で過去に雄牛で焼き殺した人間の話をさも楽しげに語る、謝ってるんだから許すのが当然だろうと声高く梶に要求するなど、身勝手で本当の意味で反省出来ない態度に梶も「お前の事がほんの少しも分からない」と涙を流しながら説得を諦めた。結局再戦の可能性に賭けて雄牛に入るが、カールの細工で外気を吸う事を封じられ焼死した。雄牛の中では今までに殺された者達が一斉に郁斗に襲い掛かる姿が描かれており、死体の全身には顔や手の跡のような火傷が無数に刻まれていた。
千代火(ちよび)組長
鞍馬組の属する広域暴力団幹部で武闘派の組として知られる千代火組の組長。存命当時、構成員10数人のしがない3次団体でしかない鞍馬組を継いだばかりの鞍馬蘭子が自分より上の杯を受けた事を恨み、雹吾とレオを自らと組織の威を笠に挑発するがその数日後、多数の護衛と共に高層ビルから謎の投身自殺をした。
小花(おばな)
廃ビル脱出勝負で偶々ビルの外に居たヤクザ。人を呼ぼうとした梶に愛車のベンツを傷つけられ、ビルに乗り込もうとするも賭郎の黒服に排除された。尚、この小花と言う名は作中で暴力団ないしはその関係者の名として度々出てくる。
神山 秀樹(かみやま ひでき)
263話に登場。広域暴力団、神保組6代目会長。16歳の鞍馬蘭子を先代鞍馬組長に紹介された2年後、蘭子が18歳で組の跡目を継ぐと、蘭子の後見役となり当時弱小組織だった鞍馬組に若頭としての杯と地位を与える。
鞍馬組先代組長
263話に登場、蘭子と雹吾の実父。本名は不明。

賭郎会員[編集]

斑目 貘
主要人物を参照。
梶 隆臣
主要人物を参照。
九重 大郎(ここのえ たろう)
通称・Q大郎(きゅーたろう)または廃ビルの怪人。九重郎およびQ郎の表記は誤り。元傭兵快楽殺人者で生の渇望を断ち切ることに快楽を見出すため、相手が死を覚悟したら相手に希望を与えて死の恐怖を蘇らせる。それから殺害するという異常者。
年老いてからは都会に根を張る不動産王として君臨する。自身の所有する廃ビルに、カジノなどで見つけた人間を誘っては1000万とその人間の命を賭けた脱出ギャンブル(ほぼ一方的な虐殺)に興じていた。息子のマルコ(実子ではなく、集落を襲って手に入れた子供)に実験と実戦訓練を行い、結果、偶然からマルコの別の人格である殺人鬼「ロデム」を誕生させる。マルコに自分の持つ殺人術のすべて伝承し、大勢の猛者たちを殺害させていた。マルコの師ともいえる人物。
カジノで貘たちに近づいて自身のビルに招き、自身の賭郎会員権+1000万と、貘と梶の命を賭けた廃ビル脱出ギャンブルを貘と行う。廃ビル内にめぐらせたトラップと完全武装した殺人者達を使い貘達を追い詰めるが、その上を行く貘の謀略で最終兵器ロデムまでも奪われて敗北。全てを失った上に、九重を疎んでいた賭郎会員・鞍馬蘭子に惨殺された。
マルコに対しても彼なりの愛情はあり、嘘喰いに殺されたと思った時は怒りを覚えていた。死後もマルコが窮地に陥る度、マルコの意識に現れたり悪夢として、九重とマルコの過去の記憶が回想されている。
佐田国 一輝(さだくに いっき)
声 - 小山剛志 / 松本大[2]
国際手配されているテロリスト。2年前に賭郎会員となった。国外(作中では北と言われている)に亡命していたが、帰国してからは資金調達のため5人の賭郎会員と賭郎勝負を行い、その財産(そのうち2人は命までをも)奪い取った。尚、政治的な思想反映について語る事は殆ど無く、描かれた目的はテロ行為による不要な命の排除である。
貘と霊峰富士にて命を賭けたハングマン勝負に挑む。近眼と称しているが実は全盲で、カメラに映し出された映像を脳に送ることで物を見る人工視覚を用いてこれをイカサマにも使っていた。貘に全てのイカサマを看破されたことにより敗北。
ハングマン執行の際、落ち着き払った態度で執行を受けるが貘の言葉と視界を映していたメガネを壊されたことで、克服していた死の恐怖を取り戻してしまい、「死にたくない」と壮絶な絶叫を上げ続け醜態を晒し、心酔していた目蒲を落胆させ、二人そろって未練を残したまま死亡した。
ちなみに外観のモデルは作者が理髪師として働いていた時の先輩である[3]
鞍馬 蘭子(くらま らんこ)
暴力団関係者を参照。
政治家の男
伽羅の回想に登場。政界でも有名な男色家であった。「貘の身体」の代償として200万を提示し、貘と賭郎勝負を行う。その勝負が縁で、貘に代打ちを頼むようになるが、最後には全てを貘に奪われるハメとなった。
その後、最後に残った土地で基地成金となって以前より財をなし貘に禊と称したイカサマ勝負を挑むも敗北。禊の後、再び賭郎勝負を行い再び全てを奪われた。
雪井出 薫
警視庁関係者を参照。
捨隈 悟
Ideal構成員を参照。
ビンセント・ラロ
Ideal構成員を参照。

「KY宣言」関係者[編集]

緒島 ケンタ(おしま けんた)
ぞんざいな口調で国民的人気を誇る番組司会者で、通称「オッシー」「オシケン」。緒島ケンタは芸名で、本名は蔵野健市。自身の報道番組「KY宣言」にて、「空気を読まずに真実の報道を」というキャッチフレーズで世に起こっている犯罪の内情を報道している。実は3年前にひき逃げを起こし、その際に社長に電話相談して「こちらでもみ消すから絶対に出頭するな」という命令を受けており、事件が警察により揉み消された代わりにLファイルに自身が登録された経緯がある。Lファイルが天真との賭けに勝った貘の手に渡ったため、貘の指示に従う羽目になった。
貘の指示に従いつつも、番組上でコメンテーターの犯罪を暴く行為に恐怖を抱いており、圧倒的な知力や暴力を見せる貘や立会人の弥鱈を恐れている。
社長命令で自らの事件は揉み消したものの、その後番組内において轢き逃げ事件に対する異様な執着心を見せたり、被害者の母親の言葉に涙を浮かべたりと、自らの罪に対しては強い罪悪感に苛まれている。
「KY宣言」の特番で、ついに自分の罪と向き合う覚悟を決めたことで最後で轢き逃げ犯人が金子だったことを知り、金子と共に堕ちる道を選び、自ら番組内で轢き逃げ事件を隠匿したことを明らかにした。
金子 島夫(かねこ しまお)
「KY宣言」チーフプロデューサー。緒島とは「オシ」「金子ちゃん」と呼び合う懇意の中で、出会った当初から意気投合して番組を作り上げてきた。貘に嵌められた結果「生放送で出演者の犯罪を暴く」という前代未聞の番組を指揮させられる羽目になる。番組内でかつて緒島が犯した罪を知り、緒島の身を守るため番組を強制終了させるべく奔走する。
番組の最後に開いたパネルで、緒島の車での轢き逃げ事件の犯人だったことが暴露される。実は3年前に酔い潰れて車を運転しようとしていた緒島を寝かしつけ、代わりに自分が車を運転して緒島の家に向かう最中に女性をはねてしまっており、緒島は酔って寝ていたために事実を知らないため轢き逃げを起こしていたと勘違いしていただけだった。
金子は緒島と二人で望んでいた「KY宣言」の番組を続けたいがために自首ができず(しかし明確な証拠を残し、救急車も呼んでいたため、逮捕されることは覚悟していた)、緒島が事件翌日に揉み消し依頼したため逮捕されることもなかった。金子自身はそういった工作があったことは知らず、警察の捜査の手がゆるくなっていたことをずっと不思議に思っていた。
みーちゃん
緒島の助手として番組の進行役を務めるパッツン黒髪ロングの女性。緒島とは愛人関係で彼に捨て身の愛情を抱いている。言動はやや軽薄だが、洞察力は高い。番組の意図に気付いてからは彼を守る為に貘に暴行を加えて失神させ、放送事故で番組を強制的に止めようとカメラの前で上半身のヌードを晒すなど活躍したが、弥鱈によって阻止され粛清(縛られて倉庫に監禁)される。
その後貘の手で解放され、緒島が轢き逃げ事件の真相を求めていることを知らされると共にパネル操作の機械を貘に託される。緒島の望みを叶えようとEのパネルを開くが、それにより真犯人が金子である事が明らかとなってしまった。
鹿臣 高司(かおみ たかじ)
「KY宣言」緊急特番ゲストの1人。肩書きは「犯罪人相学研究所」所長兼名誉会長。バンダナにサングラスのHIPHOPスタイル。その正体は緒島を守る条件でゲストに送り込まれた梶で、彼の名前は梶の名前のアナグラムとなっている。
ちなみにこの番組を見ていた横井は、初対面の梶を『鹿臣 高司』だと早々に見破っていた。
吉野 秀樹(よしの ひでき)
「KY宣言」緊急特番ゲストの1人。37歳。被害者への強い共感意識で人気を集める元検事のタレント弁護士。強姦事件の犯人に対し怒りを露にしていたが、実は自分がその犯人であり、なおかつ覚醒剤の使用者でもあった。ゲームが始まる前に見せしめとして罪が暴かれ、逃亡を図るもニトロがやられて賭郎の黒服に囲まれた恐怖で失禁。覚醒剤検査の為のサンプルを提供する羽目となった。
ニトロ・優(まさる)
「KY宣言」緊急特番ゲストの1人。総合格闘家で、暴力訴訟を数多く抱えている危険な男。担当弁護士である吉野に容疑がかかったのに怒りを覚え、番組を投げ出して吉野ともども帰ろうとするが、弥鱈の蹴りの一撃で昏倒。ゲーム1ターン目を気絶したまま終了する。2ターン目に入り目を覚ましたが、前述の蹴りの影響か言動がいささか幼稚なものと化している。しかし、状況を知らなかったにも関わらず場の空気を読んで武田から3億をせしめ、梶の扇動があったとはいえ1ターン目の未使用カードを隠し持つなど、実は印象以上に強かに立ち回っている。ゲストの中で、梶以外に唯一明確な罪が暴露されていない。
松山 仙吉(まつやま せんきち)
「KY宣言」緊急特番ゲストの1人。SNSベンチャーCEO。38歳。常に皮肉めいた言動の人物であり、他者を寄せ付けない雰囲気をかもし出す。「俺は常に時間と金を操り、ゲームを勝ち抜いてきた」と自信たっぷりに独白している。
マネーゲームを勝ち抜く事には絶対の自信を持っている。かつてAV界で多くの少女に手をかけ「Mr.ローリー」と呼ばれており、罪状は児童への性的暴行
番組の意図に気付いて集英テレビの筆頭株主である集英新聞社を買収し、集英テレビもろとも番組を自分の物にする事で番組を潰し事実隠蔽を図ろうとするが、番組放送前からそれを見抜きLBOを用いて集英新聞をすでに保有していた貘の策に嵌り、500億もの損失を被る羽目になる。ちなみに500億とは集英新聞のオーナーの代理会社との交渉で出た額で、松山は「どう見積もっても300億だ」と吹っかけられたことを忌々しそうにしていたが、後の利益を考えた結果、そして最低でも集英新聞株の25%は売り払えると見て購入を決意。集英テレビの社長に脅しをかけテレビ株と新聞社ごと高く売りつけるつもりだった。
貘が松山の策略に気づいて電話を掛けるシーンがあるが、次のコマでは梶が電話を受け取っている。これは貘が梶に電話をしたように見えるシーンだが、実は梶のシーンは過去の回想であり、貘の指示で事前に集英テレビ株が買われており、「その株を担保に外資系投資銀行から借りた350億で集英新聞をのっとり、更に担保の集テレ株を銀行に売却して350億を返済」していた。
つまり松山が買い取った集英新聞は貘がテレビ株を横流しして手に入れたスッカスカのゴミ会社であり、「届出は五日以内に済ませればいい」という利点を利用し、短期間で購入したため集英テレビの社長すらもこの事実は知らなかった。よって貘に500億を見事に売り飛ばされ、「マネーを使ったゲームはこっちもプロですから」と自信を完全に粉砕された。
鴉山の策略に気付いてからはニトロ・梶と結託して鴉山を潰そうとするが、力及ばず罪を暴かれる。
武田 和重(たけだ かずしげ)
「KY宣言」緊急特番ゲストの1人。トレーダー。資産家である85歳女性の投資顧問であったが、デリバティブの失敗から多額の損失を抱え、その発覚を防ぐためにその女性宅に押し入り現金を奪おうと画策。だが番犬の反撃にあっており、その際の負傷が罪発覚の決め手となる。罪を暴かれまいとマキャベリカードの投票捜査のためにゲスト勢に自らの資産の殆どをバラ撒くが、金子の策と疑心暗鬼に囚われた末、自滅。なお彼が直接殺害したのはその番犬であり、資産家の女性は事件の失意の中自殺している。
鴉山 貴志(からすやま たかし)
「KY宣言」緊急特番ゲストの1人。元総務官僚・山口県知事。48歳。センター分けの長髪。厳しい顔つきの男性で殆ど表情を変えることがなく、ゲストの中でもひときわ冷徹な雰囲気をかもし出す人物。
実は、パネルに隠されていた事件の中で一番凶悪な沖縄リゾートカップル「神隠し事件」の犯人。
マキャベリストゲームのルール全貌を把握し、自分の罪を公表されないように知略を駆使する。一度は梶や他のゲストたちを欺いた強敵。「カードを使用しなかった場合、自動的に一枚使用となる(ただし手元にカードがあってもそれはマイナスとして扱われる)」というルールを利用し、自分の手元にカードを隠していた。
梶の策略で「全員がカードを一枚使用する」ことで殺人犯の事件が明かされるパネルにズドンを移動させようとしたのを逆手に取り、密かにカードを二枚使用。そして「全員のカードをチェックする」という行動を装ってカードを奪い取り、同時にカード枚数が一枚ではなかったため殺人犯であることが判明した。その際に梶らを「お前らが馬鹿で助かった」とあざ笑っている。
殺人犯であることを燻り出された後は初見の雰囲気を一変。常に狂人じみた笑みを張り付かせた本性を現した。
梶と一騎打ちとなり、頭脳戦の果てに敗北して罪を暴露されてしまう。さらに、事件内で警察が嘘の証拠を捏造して、関係ない人間を犯人に仕立て上げたことも世間に公表されてしまう。
皮肉にも、Lファイル被害者であった梶によって破滅させられることとなった。

「プロトポロス」関係者[編集]

奴隷
チャンプ
本名「土屋剛」。オンプロでNo1プレイヤーとなり、運営から無料で市民待遇で招致されていたが、つね男の裏切りによりビオスを全て失い奴隷に堕ちる。頼母子講ではりゅうせい、みのると組んでイカサマを働くもりゅうせいに裏切られる。四神包囲では、最後は奴隷一丸となって貘に挑むも敗北。その後、ヰ近から200ビオス借りていた取り立てとして闘技場の奴隷に堕ち、アンタッチャブルラインに参加。何とか勝ち残り、無事闘技場から開放され晴れて市民に返り咲き、貘の協力者となっている。
オフプロに来る前は鬱屈した環境でひたすらプロトポロスにのめり込んでおり、そのせいで上記の様に他人に出し抜かれる事も少なくなかった。しかし貘の協力者になって以降はこれまでの弱い自分から脱却し、苦難に立ち向かって全てを手に入れようとする貘や梶を本気で応援するようになる。危険な自己犠牲を貫こうとした梶を叱咤する事もあった。
りゅうせい
本名「大山のぶ男」。甘やかされて育った為、ちょっとした叱責を受けると激怒する。頼母子講の効率についてチャンプに提案したところ、チャンプに窘められたことに腹をたて裏切りを決意する。四神包囲ではみのる、パチャンガ、トラボルタと組んで不敗法を編み出すが、貘に敗北。チャンプの事は裏切ったとはいえ尊敬しており、四神包囲で敗北した際、周りが攻め立てる中一人チャンプの事を弁護していた。チャンプ同様、闘技場の奴隷としてアンタッチャブルラインに参加後、貘の協力者となっている。
トラボルタ
かつてチャンプにオンプロで助けられた事がある男。チャンプ、メンマと組み、四神包囲に挑むが貘に敗北。アンタッチャブルライン参加後、市民となり無事島から帰還する。
パチャンガ、トビ太
四神包囲で、りゅうせい達と組んでいた奴隷。アンタッチャブルラインに参加し、その後市民となり島から帰還する。
みのる
チャンプ、りゅうせいと組んでいた奴隷。四神包囲で所持ビオスを全て失うも、ヰ近からビオスを借りていたわけではなかったためその後も普段通りの生活をしている。
メンマ
チャンプ達と組んでいた奴隷。みのる同様、四神包囲で所持ビオスを全て失ったが、ヰ近からビオスを借りていたわけではなかったためその後も普段通りの生活をしている。
運営
ペルペス
闘技場支配人。運営側ではあるが、実世界では会社を倒産させ、借金を背負っている所謂「ワケあり」。連日大穴を出されて上から苦言を呈される。娘のためにとリアルマネートレードを行っており、そこに目をつけた貘により貘の協力者とならざるを得ない状態になった。
荻野目(おぎのめ)
アズラ班長。進行スピードSレベルのラロに目をつける。
倉敷(くらしき)
テイパー班長。3日で100万ビオスを稼ぎだした貘に目をつける。
藤壺(ふじつぼ)
ショウド班長。アズラ、テイパーで何かが動いてるのに対しショウドでは何も起こっていないことに焦りを感じている。
円堂(えんどう)
中立地帯班長。都合の悪い事が起きると、双眸に横線が入る事がある。
台馬 洋海(だいば ひろみ)
管理者。荻野目曰く「いつも笑顔だが作り物みたい」。外斜視でかつ片方ずつで上斜視と下斜視になっている。弥鱈と接触し、21日間賭郎立会人の治外法権を確約する。
調整者(コーディネーター)
ああああ
アンタッチャブルラインに参加していた調整者。マルコと戦闘するも実力では勝てないと悟り、ゲームの仕組みを用いてマルコを無力化した。翌日のアンタッチャブルラインでロバートKに瞬殺された。
ベロニカ
伽羅が参加したアンタッチャブルラインの配当を賭けて運営が用意した殺人に特化したシングルタスク。顔に火傷のような痕がある。「人は飽きた」と、虎に漂流者を襲わせ、人の味を覚えた虎始末する、と言う狂気染みた性格の持ち主。その危険過ぎる性格故に島を追放されたと思われていた。伽羅と対戦し、善戦するも敗北する。
その他プレイヤー
つね男
チャンプを奴隷に堕とした男。アンタッチャブルラインのハンターとして登場したが、強い結束を見せた梶やチャンプ達によって返り討ちにされる。その後伽羅によって自国のプレイヤーのPKをさせられ、服を奪われた挙句にお尋ね者として捕まってしまう。
のぶ子
ショウドの上級職の女性。アウトローに襲われたところを創一に助けられ、以後創一を護衛として側に置く。

その他[編集]

Q大郎(九重大郎)の私兵
廃ビル脱出勝負でQ大郎の駒として貘と梶の脱出を阻止すべく4人が登場している。人間狩りを目的にQ大郎と組み、自称プロだが貘曰く「多勢で無ければ弱者をいたぶることも出来ない戦闘マニア」。最終的にはQ大郎に用無しと切り捨てられ、参戦したロデムによって皆殺しにされた。
1人目は貘達を弱らせる目的で投入された男で、ベレッタやナイフまきびし等の武器を所持している。1人で屋上に向かうも貘の作戦で装備を奪われ、罠と仲間の情報を流してしまった上に気絶させられる。そのまま屋上に放置されていた所を、ロデムの蹴りで首をへし折られ死亡。
2人目は熱くなりやすい性格で、梶が落とした銃を見て慎重さをなくし、更に通路の入口近くの罠が解除されていた事で「この通路の罠はすべて解除されている」と思いこんで突撃した結果、貘が残しておいた罠で片足を失い戦闘不能となる。一命は取り留め廊下に座り込んでいたが、ロデムに首を切り裂かれ死亡。死体はその後、ロデムが貘達の仕掛けた罠から身を守るための盾として使われた。
3人目は私兵の中で最も大柄で、慎重派。付けている仮面にそっくりの顔をしている。2人目とペアで動き、貘達を挟み撃ちにしようとするが、2人目が貘達の罠にはまった事に気付かずに攻め込んだために背後から銃を突きつけられ、装備を奪われた上で人質にされる。そのまま貘達と行動を共にしていたが、外からドアを蹴破って飛び込んできたロデムにより、ドアと壁に挟み潰されて死亡。
4人目は2人目と3人目が貘達を探している間、万が一に備えて下階で待機していたが、3人目が貘達に銃と人質を取られた事で中々手を出せずにいた。しびれを切らしたQ大郎がロデムを参戦させた事を知って狩りを放棄し、貘達と共にビルを脱出しようとするが、そこにロデムが飛び込んできたため戦闘を決意。マシンガンを全弾乱射するも全て避けられ、窮地に陥る。命乞いもむなしく、ロデムに切断された首を自分で抱きかかえたバケツに落とし込まれるという哀れな最期を遂げた。飛び込んできたロデムが3人目を圧殺したのを目の当たりにした際、自分が流れ的にこの漫画のやられ役ではないかと怯えていた(事実やられ役であった)。
他に回想で雹吾単独に殺されたメンバーもいる。
節雄グループ総帥
第37話に登場した、節雄グループ総帥の太った男。寿司屋「獣兵衛」の寿司が好物で、特にトロが好き。
本人曰く「暇つぶし」で賭郎会員と自身の命を賭けた勝負を行い、敗北。暴力団と見られる「集英会」に助けられその場は逃れたものの、後日夜行妃古壱の取立てを受けて護衛の集英会団員もろとも殺害される。夜行曰く「命を賭ける資格のない肥えた豚」。
梶の母親
梶の母親。下の名前は不明だが、ラビリンス編で梶が夢の中で見ていたニュースでは「梶ママ」と紹介されている。
息子の名義で借金を繰り返しては自らの遊興費などに充てていた。更に息子である梶に金目当ての生命保険まで掛けており、彼を事故死に見せかけるべく、何度も海へ出かけては飲酒を誘っている(梶の2004年の誕生日に実行しようとしたが、背中を押す寸前に梶が小銭を拾おうとかがんだ事でよけられ、自分が海に落ちてしまった。なお、以降に梶はその悪意に気付いている)。
梶が債務整理を行ったために彼名義での借金ができなくなった事に怒り、自身の愛人であろう若い男と共に梶の前に現れるが、梶に手切れ金として(前2回の賭郎勝負における彼の取り分)2500万円を渡され、引きさがる。その後カジノで会った貘とポーカー勝負を行うが、高役を得ながら賭け金が不足した為、生命保険を掛けている梶を呼び出して不足の代価とする。しかし、この勝負自体が梶と母親の縁を切って梶を自身の物とするための貘の策略であり、貘に敗北。梶から「貘の許しが出るまでお別れだ」と告げられ、金も息子も失った。
梶の母親の愛人
色黒の若い男性。梶の母親と共に行動している。梶の母親を唆し、梶を殺害して保険金を得ようとしたが、梶から手切れ金を得たためその場を去る。その後、梶の母親が貘との個人ギャンブルで敗北した事で逆上し、「金が無いとヤバイ」「親を見捨てるのか」と梶に掴みかかるが、逆にアッパーで殴り飛ばされた。
マス・鬼獣院(マス・きじゅういん)
カールの取引相手でロスのチンピラ。カールとの武器取引の最中、見せしめのために部下共々クレイグの手によって首を捻られ殺害される。カールの悪夢にも登場し、彼を苦しめている。
ハル
貘のかつての連れ。貘が語る1998年11月23日の記憶に登場。回想では貘を「貘兄ぃ」と呼ぶ。実は記憶を失い、蜂名として貘に出会った切間創一。蜂名の名を独自に捻って「ハル」と言う渾名をあてられた。
和向奴書店で初対面の貘と『はちの王子様』を賭けた勝負に敗れ、それからは「本を見せてくれるまで付き纏う」と称して貘と一緒に生活する事になる。その後、貘が賭郎会員と知り、また栄羽との合流場所を把握したために彼のもとを去った。そして2年後、今度は切間創一として屋形越えに臨んだ貘と再会する。
摩周 秀則(ましゅう ひでのり)
30歳無職のマッシュルームカットの男。その髪型から、梶からはマッシュと呼ばれている。九重大郎の廃ビルで貘と勝負して敗北。見逃して貰う見返りとして貘達に「賭ける側は負けてもノーリスクで勝てば大金を得られるという賭場」として雪井出との接触法を教えた。後、雪井出との勝負で賭けた記憶=アリバイの代償に殺人事件の容疑者として逮捕される。
張昌華(チャンチャンホア)
中国の官僚。長年に渡る警視庁密葬課との関係を断ち切り、握っている弱みを盾に多大な手切れ金を要求。その決着の為、賭郎勝負(代表者同士の殺し合い)を天真に持ちかけた。
白龍(パイロン)
伝説の殺し屋。中国官僚、張昌華側の代表として箕輪と賭郎勝負で殺し合いを行い敗北した。
箕輪の母親
箕輪の回想に登場。息子の異常体質を以て「選ばれた人間」であると称し、幼い箕輪から勉強道具一式を取り上げ無理矢理に大量の食事をさせていた。普段は表面上優しく接しているが、息子が食事を拒否するとヒステリックなまでに虐待を繰り返していた。
看護師
0円ギャンブル敗北後、嗜眠性脳炎の再発で入院した雪井出を担当している女性看護師。罪の重さに苛まれ「目覚めてはいけなかった」と語る雪井出に対し、彼女なりの励ましの言葉をかける。また、友達(貘)が足繁く見舞いに来ている事を伝える。
田代(たしろ)
特別編『夜行さん』に登場。「butler cafe 百鬼夜行」の元従業員。かつては「ベスト オブ 執事」と呼ばれ、夜行からも「今の私があるのはあなたのおかげ」と評されている。孫の起こした事故の賠償金として200万円を支払った事を夜行の前で語り、夜行はそれがオレオレ詐欺ではないかと心配するが、物語終盤で事故は事実であったことが判明する。しかし、そのために借金の返済か、孫の妻の肉体関係で清算するよう強要した。
歯科医
マルコの歯を治療した「おぎ歯科医院」の女性歯科医。なかなかの巨乳
挙動不審な上に保険証も持たず、大量の現金をいきなり見せつけるマルコに戸惑うも、それを不審に感じさせない不思議な気持ちを覚え治療を引き受ける。治療中に自分の胸をマルコの顔に押し当ててしまい、それへのマルコの反応を見て、先程の不思議な気持ちが母性であった事とマルコが精神的に幼い子供であった事を理解する。しかしその直後、マルコが見せたある身体的反応に絶句し、我慢できずマルコの何かを失わせた。
治療が終わった後には、マルコに治療費はいらないから必ずまた治療に来るようにと念入りに言い聞かせていた。
猫 登(ねこ のぼる)
民政党幹事長を務める衆議院議員。Lファイルによって警察に罪をもみ消してもらっている者の一人。帝国タワーに捨隈らと現れ、捨隈を代理人に立てて自らの罪を公開させない権利を得る為に賭郎勝負を挑むが、勝負成立直後に捨隈に首を切られて殺害される。
ニコラ
マーティンの幼い頃の親友。先天性の心疾患を抱え、余命が少ない不治の闘病生活の中でも笑顔を絶やさなかったが、ある日マーティンと喧嘩して弱さを晒したことでマーティンが特殊な性癖に目覚めるきっかけとなった。詳細は上述のビリー・クレイグの項を参照。
パブロ・カルデロン
メキシコの麻薬カルテルの大物。刑務所に収監されているが、刑務所内からも外に大きな影響力を持ち、コカイン密輸を指揮していた。睡眠によって暴走してしまったクレイグによって殺害された。
キャビンアテンダント
カラカルの回想と272話に登場。全航空エア社のキャビンアテンダント。訪日途中のカラカルに気に入られ飛行機内で話し相手となる。聡明だがプライドが高い。
城道(きどう)
通称何でも喰いの「ダボハゼ」城道。旧防衛施設庁元職員。大船が追う防衛省の機密漏洩事件に関わる人物。痩身ながら大変な大食漢。創一の智謀に翻弄され、裏金を失い、情報を漏らすが、その穴埋めのためにジャルード号まで創一を追う。そこで、ジャルード号船員のダイヤ窃盗情報を入手し、ダイヤを盗み、隠すために呑み込む。しかし、創一の警告を聞かずに逃亡を先送りして彼を妨害した事で逆にダイヤ窃盗をバラされ、ヴォジャに呑み込んだダイヤ回収のために腹部を圧迫され、ダイヤと内臓を吐きながら圧殺される。
レーシィ
密輸船ジャルード号の船長。城道が絡む防衛省の機密漏えい事件に関わる人物。全裸の上にコートを羽織っている。横井の推察ではカールの商売敵。
1950年代にコロンビアマフィアで流行った処刑法、コロンビアンネクタイをレーシィは何度も仕立てていて、ためらいうどころか嬉々として他人にこれを施す事が出来る。過去に娘を連れてきた紳士によって、顎の下に自らの舌を出せるほどの切創が有る。
船長室に飾っている観葉植物を非常に大切に手入れしており、大船が葉をちぎった際には「必死で怒りを抑えていた」と語るほど。
大船と創一から情報を渡された横井と偶然同行していた梶を捕らえ、その後、ジャルード号に辿り着いた大船達の妨害を受け、梶の提案により海戦ゲーム「バトルシップ」を賭郎勝負を設けられる。
かつては旧ソビエトKGB局員だったが、国の崩壊においても尚自分の信念に従い続けたために地位を追われた。更に妻が産後の娘を殺害未遂、義父がその娘を捨てられてしまう。後に娘と彼女を連れてきたラロによって、娘の殺人欲を満たすために信念も家族も何もかも失って密輸に加担し、今に至る。そのため、過去の自分を思わせる大船を内心では異常に毛嫌いしている。
大船との賭郎勝負で、あるトリックを用いて優位に立ちながらも彼の姿が大船の姿が過去の自分と重なり、自分の中の負の部分と向き合えずに精神的に追い詰められていき、勝負には勝つも結果的に勝利をふいにしてしまう。最期は、ヴォジャのために死なせるべき者が自分であると気付き、船内で自殺。ジャルード号も蜂名の暗躍で水没する。
ヴォジャ
レーシィ船長の部下。非常に大柄で成人男性を片手で持ち上げるほどの怪力を持つ人物。他の作業員の多くが作業着なのに対し、1人だけ水兵服を纏っている。システマを身に着けている。
幼少の頃から裏から人を操る方法に長けており、それが施設を訪れていたビンセント・ラロの目に停まり拾われた過去を持つ。実は女性である。
その正体はレーシィの実の娘で、生まれた直後に錯乱した母、ナディアの手で溺死させられかけた経験を持つ(この時は、レーシィの手で止められた)。その後、レーシィの義父によって劣悪な環境の児童養護施設へと送られた。ラロと出会ったのはこの頃で、また当時から異様な殺人欲を抱いている事が語られている(ラロ曰く、お眼鏡に適った人間の死を見なければ満足しないらしい)
大船の陰で暗躍する存在を感じ取り、蜂名と対峙。彼の通過ルートを予測して追い詰めていくが、水中での戦闘で一瞬の隙を突かれ、頸部を切られ、一緒に水没した機械と繋がれ、死亡する。
ウラノフ
レーシィ船長の部下。横井の電話を利用して大船をジャルード号におびき寄せる電話をした際の失態でレーシィにコロンビアンネクタイを受け処刑され死亡。
金堂 正彦(こんどう まさひこ)
回想シーンに登場する和向奴書房の店主(現在は、彼の孫が店を継いでいる)。大学教授としての栄羽の知人であり、その関係から「ハチの王子様」の取り寄せを行っている。
貘から金を積まれても、注文主である創一に本を売ろうとする姿勢や、貘と創一が本を巡って勝負することになると「その心意気や良し!」と立会いを買って出るなど、江戸っ子気質の人物として描かれている。
和向奴書房の店主
金堂正彦の孫。祖父の死後、店を受け継ぐがあっさり経営が傾いてしまい、『ヤバい筋』から借金した事で首が回らなくなっていた。しかし、その借金を何者かが肩代わりして、代わりに店を当時のままで保存させられている。
祖父と同様に、「ハチの王子様」の取り寄せを行っている。
酒井社長
貘と創一の回想に登場する。
大企業『SAKASAコーポレーション』の社長で、以前貘とのゲームに大敗した賭郎会員の父親。息子の敗北で貘に奪われた会社の支配権、株を奪還し、同時に貘を掌握するために勝負を持ちかける。
勝負はハマグリを10個使って開く時の身のついている位置を当てるというシンプルなものだったが、結局のところ息子と同様に敗北。当初から持ち出されていた退陣要求を受け、息子に社長の地位を譲る羽目になった。
実はこの時、当時警備部長だった笹岡も同席しており、その勝負の際に生まれた妙案が後にLファイルを生み出すきっかけとなった。
北条 涼(ほうじょう りょう)
廃ビル脱出勝負で名前のみ登場。過去に最もQ大郎こと九重を「楽しませた」挑戦者。
結局は脱出に失敗し、その頭蓋骨が九重の部屋の壁に飾られている。

登場ギャンブル[編集]

作中で行われたギャンブルについて記述。

廃ビル脱出勝負[編集]

Q大郎が所有する廃ビルから脱出するだけの至極単純なギャンブル。対戦者側は金を受け取り廃ビルからの脱出を試み、Q大郎側は脱出の阻止・脱出者の無力化以外ルールはなし。夜行立会人が立会いを務めた。
Q大郎・夜行立会人の説明ではされていないが、武装した兵士複数名が対戦者を追跡し殺傷する。開始位置は6階でエレベーターは使用不可、下層には鉄線などのトラップが設置されている。貘・梶がQ大郎と勝負を行った。

セブンポーカー[編集]

スタッド・ポーカー(手札の一部を公開して行うポーカー)の一種。詳細はセブンカード・スタッドを参照。使用カードはジョーカーを除いた52枚で行った。梶と鮫丸が勝負を行い、能輪立会人が立会いを務めた。

能輪立会後、梶のイカサマ防止の提案で以下のルールが付加された。

  • ディーラーはカードのシャッフル後、裏返した状態で52枚を並べ、以降はプレイヤー同士が端からカードを取っていく。

ハングマン[編集]

ハングマンババ抜きを組み合わせた本作オリジナルギャンブル。賭郎で行われるハングマンには数種類あり、作中では変則ババ抜きが行われた。0から9までの数字が書かれたカードを各2枚ずつと、ⅠからⅤまでのローマ数字が書かれた5枚のババから無作為に選ばれた1枚の11種21枚のカードで通常通りババ抜きを行うというもの。以下の手順で行われる。

  1. 先攻後攻を決め、先攻のプレイヤーに11枚、後攻のプレイヤーに10枚のカードが手渡される。
  2. ババ抜きと同じ段取りでゲームを進行してゆく。
  3. 手元にババが残り敗者となったプレイヤーはババに記載された数字と同じだけハングマン(絞首台)の組み立てが行われる。
  4. 1 - 3を繰り返し、11の工程が組まれハングマンが完成したプレイヤーはハングマンによって絞首刑に処されゲーム終了となる。

貘と佐田国が勝負を行い、夜行立会人と目蒲立会人が立会いを務めた。勝負中の暴力行使禁止、対戦者に発覚しないイカサマに賭郎は一切関与しないというルールが設けられた。

迷宮(ラビリンス)[編集]

互いの作成した迷路を攻略しあうゲーム。雪井出との勝負で用いられたルールはラビリンスを参照。

上記の参照の項より、雪井出が行う上で相違点・詳細に決められている点を以下に記載する。

  • 迷路作成の際、出入口は専用のシールを貼り、壁の数は20とされているが、20以下でもルール違反とはならない(作中で貘がシャープペンシルで迷路を作ったため、雪井出はあるイカサマにより壁の無い迷路を一度作っている)。
  • プレイヤーが作った迷路は相手に見えないよう、また相手の迷路を見ないよう互いに相手の前で迷宮入れのファイルに収め、ジャッジ(賭郎の立会人)に渡し、ジャッジは迷路をコピー。コピーした自分の迷路は返却される。

梶、貘と雪井出が勝負を行い、門倉立会人が立会いを務めた。勝負中の暴力行使禁止のルールが設けられ、貘と雪井出が対戦した際には2戦目以降に残り2戦(合計で3戦のみ)という条件が追加された。

雪井出との勝負後に行われる事となった天真との賭けでは警視庁の地下に設置された実物大の迷宮が勝負に使用される。迷宮の概要は以下の通り。

  • 迷宮は雪井出との勝負で用いられた紙の迷宮と同じく6×6の計36の部屋で構成されている。
  • 各部屋の四方には例外なく扉が設けられており、迷宮の外に面する扉は開いても壁があるだけのダミーである。
  • 各部屋には監視カメラが設けられており、管制室で内部の様子を確認することが可能。
  • 各部屋を繋ぐ扉に鍵穴などは無く、施錠は外部の管制室で制御される。

この条件を踏まえた上で門倉が提案した以下のようなルールにより勝負が開始された。

  • プレイヤーの四名はスタート時点では自分の位置も他プレイヤーの位置もわからないよう配慮され、迷宮の36部屋のどこかでゲームを開始。プレイヤーのターンを決めるには貘の提案でじゃんけんで決められた。しかし、目隠しされた状態のため、初期の段階では自分を含めてプレイヤーの攻略順は(スタートが同じ部屋だった場合を除き)わからない状態である。
  • 迷路は立会人の門倉が4人分作成。全ての部屋を最短で通過するために与えられたヒントは「迷路はある法則に基づいて作成されている」「十字は一つ」である。
  • 迷宮攻略はターン制であり、前もって決められた順番に従って一人ずつ迷宮を進んでいく。扉選択の制限時間は一部屋5分、ロックされた扉にぶつかるとターン終了。プレーヤー交代となる。
  • プレイヤーは迷路を一部屋進む度に1Mというポイントが入る。このMはミノタウロスの頭文字からとったものであり、後述のMタイムにおいて使用される。
  • プレイヤー同士(敵・味方問わず)が同じ部屋で出会った場合、両者(同じ部屋にプレイヤーが2人以上揃った場合はその部屋にいる全員)はインカムでこれまでに貯めたMPから使用するMPを賭郎に提示し、提示したMPが多かった方のプレイヤーはMタイムに突入する。
  • 30秒のMタイム中、勝者は一方的に相手を蹂躙できる。敗者はその間攻撃を避けるのはいいが、反撃は許されない。提示されたMPが同数の場合は純粋な戦闘となる。
  • Mタイム終了後、敗者は一回休みとなり、敗者のターンだった場合はそこでターン終了となり、勝者は迷宮突破が続行できる。ただし、そのターン内で通過したルートを逆走して敗者が留まるマスに戻り、敗者ともう一度Mタイムに突入することは許されない。なおMタイム中に敗者が死亡した場合は敗者のMPは勝者のものとなる。
  • 他プレイヤーとのMPを用いた駆け引きを制しつつ迷宮を攻略し、より早くゴールへたどり着く、または相手チームが2名とも続行不可能(死亡)となった場合勝利となる。

なお、ゲーム中は以下の行動が禁止事項となり、破ったプレイヤーは即脱落(状況によっては賭郎の粛清対象)となるが、チームの敗北には至らない。

  • 賭郎の人間(または衣服)に触れる
    • このルールは勝負を取り仕切る賭郎への干渉を妨げるためのルールであり、賭郎の者が着ていた衣服をプレイヤーが着たなどの場合には無効となる。
  • Mタイム以外で他プレイヤーに触れる
    • このルールは相手への不当な暴力行為の禁止が目的であり、天真の靴舐め(命乞い)、貘のマルコへの救命行為は不問とされた。
  • その他、勝負のルールに反する行為。

また、以下の規則がその都度、追加されたが禁止事項とどう抵触するかは不明。

  • 意図的な壁・扉への破壊行為。(ルールを把握していなかったマルコが壁・扉にタックルしたために追加されたが、マルコと箕輪との戦いにてマルコが天井に蹴り上げられ激突した際、カメラ周辺が破壊されたことに関しては不問となっている)
  • 開けた扉は閉める。
  • 排泄行為等、ゲームの進行に支障をきたすトラブルが起きた場合に限り、目隠された状態で賭郎メンバー同行の下、一時的に迷宮から脱出可能。

ファラリスの雄牛[編集]

羽山が借金で行き詰った者達を対象に、戯れとして開催していた死のギャンブル。

このギャンブルは羽山の特注した同名の火刑器具によって行われる。

  • 対戦相手にストップウォッチを渡し、相手の止めた時間を口頭で当てる時間当てゲーム。
  • 互いのプレイヤーの誤差時間は蓄積され、その時点で蓄積された時間の少ない者が「実行権」を得る。
  • 「実行権」を得たプレイヤーは蓄積された時間分だけ相手を前述の「ファラリスの雄牛」の中に閉じ込めて炙ることが出来る。
  • なお、執行を繰り越すことも可能。また、1ターンで蓄積できる時間は10分が限度である。
  • ギャンブル自体に明確な勝敗条件は示されておらず、続行可能者が1名になるまで行う。

マキャベリストゲーム[編集]

貘が報道番組「KY宣言」を利用して仕込んだギャンブルで、同番組の進行手順を決定するもの。同名のトランプゲームとは無関係。

  • 罪人(暴露された犯人)以外のすべてのゲストが強制参加となる。
  • AからFまでのパネルと中指を立てたマーク(ズドン)があり、ズドンが止まっているパネルの事件の真相が暴かれる。
  • パネルは上下2段に分かれており、ズドンが1回止まると被害者や事件の概要が説明され、もう1回止まると真相と犯人が暴露される。
  • 暴かれるパネルは表向きは番組側の進行によって決められるが、実際は以下のルールに基づいて各ゲストがマキャベリカードを使ってズドンの位置を動かす事により決まる。
    • 各ゲストは10枚のマキャベリカードを所持しており、テーブルの内部にカード投下口がある。
    • 動かせるのは一番カードの使用枚数が多かったゲストだけである。
    • 動かせる数は二番目に使用枚数が多かったカード数との差だけである。1位を除く全員が0枚使用時の場合、1位と2位の差は1位の枚数-0として計測される。
    • 端にきたズドンは逆方向に折り返し、一度開いたパネルには移動しない。
    • 1位が同数の場合はズドンは動かない。
  • 後述のカードの機能によりテーブル内の穴を通ったカードのみ効果を発する。そのため、穴から出したカードを穴を通さず(構造上不可能であるが)に投下口内に落とした場合は無効となる。逆に何らかの方法でカードを入手した場合、最初に配られた10枚以上の使用が可能となる。カードのカード使用数は「1枚以上、上限なし」であり、使用しなかった場合は自動的に1枚使用したものとみなされ、使用可能カード枚数が1枚分無効となる。
  • なお、カードは個別認識可能な非接触型ICカードであり、ICチップや導線を損傷する事でその機能は失われ、投下しても1枚としてカウントされなくなる。
  • マキャベリズムの名の通り、このゲームの重要な要素は目的のため手段は選ばないことで、その点を貘は公言しており、買収による使用カードの操作、カードの譲渡・破壊から、プレイヤー外の協力や妨害、番組放映の停止、暴力行為によるカードの奪取(これは賭郎が認めておらず、制止が行われる)などが行われた。

業の櫓[編集]

貘と捨隈が搦手と500億を賭けて勝負するにあたり、賭郎側が用意したギャンブル。

  • 舞台となった帝国タワーの最上階に設置された入力端末に正しいパスワードを入力し、口座の権利を確保すると勝利となる
  • ゲーム開始前、賭郎が双方のプレイヤーに10個の珠が入った箱から好きな数の珠を取らせ、お互いのプレイヤーの取った珠の合計(理論上、2 - 20のいずれか)をパスワードに設定する。
  • 入力は網膜認証の後許可される。端末入力のチャンスは一人1回までで、3回失敗するとパスワードは無効化されて賭郎はその時点で撤収、賭けられた搦手と500億は賭郎の総取りとなる。
  • 1階にはパスワードの絞り込みを行う為の施設として「血の教誨師ドティの部屋」が用意される。(詳細は後述)
  • 暴力行為は1階、及び電波送信機室では禁止。それ以外の場では可。
  • 入力端末に対してのパスワード入力以外の行為(破壊・奪取等)は厳禁であり、行われた場合は負けとなる。

血の教誨師ドティの部屋[編集]

業の櫓のパスワード絞り込みの為に用意された、補助的なギャンブル施設。

  • この施設を利用する場合、事前に入場料としてお互いのプレイヤーから血液600mlが採取される。
  • 利用するプレイヤーは相手プレイヤーの血が入った輸血装置を装着された上で左右の入り口からそれぞれ入場し、中央の仕切り越しに向かい合って相手の珠の数を予想し、正解のパスワードと思われる数字を答える。
  • 回答はターン制で、先攻(ジャンケンで決める)の答えが不正解だった場合、回答権が後攻に移る。後攻も不正解だった場合はターン終了となり、双方ともにペナルティ無しで解放される。
  • ターン数はプレイヤー同士で決める。ターン中は扉がロックされ、内部の情報は賭郎立会人以外にはわからない。
  • 正解を言い当てるとその時点で勝者側の部屋のロックは解除され、パスワード入力に行くことが可能になる。一方敗者は相手の業を背負うべく相手の血液を600ml体内に注入され、それが終わるまで部屋から出られない。
  • 回答のために与えられる時間は各10分であり、それを超えた場合輸血装置から相手の血液が100ml体内に注入される。
  • 輸血装置を勝手に外す、自分の所持している珠の数ではありえない合計を答える等の行為は禁止。破った場合はその時点で負けとなる。
  • このゲームでの勝敗は本来の勝負には加味されず、あくまで勝者は入力端末に正解のパスワードを入力した者である。

なお、賭郎によればこの勝負において対峙した両者が同じ血液型だった事や、相手プレイヤーの血を注入されて生き残った例は無いという。

コインの幅寄せゲーム[編集]

蜂名(切間創一)を「カジノの取立人」と勘違いした城道が、彼を追い払うために提案したゲーム。

  • 上段10マスと下段5マスの両端にコインを置き、対戦者が好きなだけ交互に動かす。上段と下段は同時には動かせない。
  • 自分のコインが両方動かせなくなった方が負け。

以下、追加ルール

  • コインを自由に動かせる→選んだコーヒーフレッシュの容器裏側の番号と同じ数に変更。(2桁の場合、たとえば21は2か1を選べるようにどちらかを選べる。)
  • マス目の数よりも大きい数字を引いた場合、前か後ろに1マスだけ動かせる。
  • 使用したフレッシュはまとめてプールされていき、敗者は使用されたフレッシュ全ての番号の和×1万円を支払う(途中から、蜂名の提案で掛け算に変わった)
  • サイコロとして使えるのは、基本的に使用前のフレッシュのみ。すなわち、一度使ったものを再度使用することは出来ない(空と使用前のフレッシュを組み合わせたものも無効で、その場合は使用前の番号のみ活かされる)

本来は上記の予定で城道が持ちかけたものだが、途中から主導権は蜂名に握られてしまい、逆に城道が絡んでいる機密漏洩の暴露、及び洗浄資金の残りを懸けたゲームに変わってしまった。

バトルシップ[編集]

レーシィ船長一派に捕らわれた梶たちが解放を賭けて行う事になったもの。

  • 10×10の枠の中に戦艦(4マス)1隻・巡洋艦(3マス)2隻・駆逐艦(2マス)4隻・潜水艦(1マス)2隻の計9隻・20マス分を自由に配置(斜めはできない)し、互いに潰し合っていく。
  • どこを攻撃するかを指定し、命中なら続けて攻撃(その際、船の種類が明らかにされる)、外れたら相手のターンになる。
  • 船を構成するマス目をすべて潰したら撃沈となる。
  • 1回のターンで2隻以上を連続して撃沈するとアイテム「一斉射撃」を獲得する。(2隻なら1回、3隻なら2回・・・)
  • 一斉射撃を使うと同時に5マスを攻撃できる。その場合、どれが命中したかは明かされない。
  • 一斉射撃は複数持っていればまとめて一度に使うことも可能。
  • 勝負に使用するシステムやルールはすべてレーシィ船長の説明に完全に沿ったものとなっている。
  • 勝負はブリッジ内で行われ、プレイヤーに対する暴力は一切禁止となっているが、それ以外は賭郎は一切関与しないため外側では何をしても良い。

プロトポロス[編集]

卍によって決められた勝負の舞台。12月7日から12月31日の間、4人ずつ協力者を従え、タイムリミットが来た時点で皇帝(カイザー)となっているものが勝者。貘・ラロともに(命も含む)「全て」を賭け、勝てば屋形越えの権利を得る。

プロトポロス内で登場するギャンブル[編集]

四神包囲
あっち向いてホイをベースにしている。1人が親でそれ以外が子となる。子は賭け金を書いた紙を立会人に渡し、総額が親の所持金を超えないように調整する。そして賭け金の多い順に階段に上から立つ(子はこの時点から一切会話できない)。立会人の合図とともに親と子がそれぞれ4方向のどれかを向く。1ゲームは3ターンで構成されていて、親・子共に3ターンとも全て違う方向を指さなければならない。3ターンのうち1回でも親と同じ方向を向いたら子の負け、3ターンとも親と違う方向を向けば子の勝ち。親は「やめたい」と意思表示をして全ての子が承諾すれば降りられる。ただし、1ゲームで全ての子に負けたり、所持金が枯渇した場合は強制的に交替となる。立会人は総額1000ビオスを所持していて、参加者は200ビオスを借りることが出来る。ただし返済できない場合「命で賄ってもらう」と立会人は告げている。
アンタッチャブルライン
闘技場の中で行われる裏の興業。借金を背負い奴隷から転落したアンタッチャブルが這い上がるための唯一のチャンスといわれている。闘技場に数名のアンタッチャブルと、その2倍の人数のハンターが投入され、制限時間10分以内にハンターの攻撃から逃げつつ100秒間のノルマを消化するのが目的。対するハンターはグローブや防具で完全武装していて、一発でも多くアンタッチャブルを殴るのが目的(最も多くアンタッチャブルを殴ったハンターには賞金と経験値が与えられる)。アンタッチャブルのノルマは立っている間だけ消化できる。安全地帯(これを「アンタッチャブルライン」と呼ぶ)に入っている(一度に10秒間までしかいられず、1人しか入れない。また同じ所を続けて利用する事はできない。これらに違反すると電気ショックの罰が下される)時と、手や尻を地面につけている間、カウンターは止まっている。カウンターが0になるまで持ちこたえたら、そのアンタッチャブルは闘技場で行うメインイベントに参加する資格を得る。そして観客たちは「100秒を達成するアンタッチャブルは誰か?あるいは、最もアンタッチャブルを仕留めるハンターは誰か?」について賭けを行う。
矛盾遊戯
たたいて・かぶって・ジャンケンポンをベースとした勝負。ピストル・スタンガン(バネ式で端子が飛び出る)・刀といった3種類の武器と鉄・木・ゴムといった異なる素材でできた3種類の盾を使う。一方が武器を選択し、もう一方が盾を選択する(1ラウンドごとに交代)。3ラウンドを1セットとしていて、同じセット内で既に選ばれたものは選べない。使用する武器と盾は破損しても新たな物に取り替えられる事は無い。次に両者が攻撃権を賭け、ビオスで入札をする(借金は確実な担保が用意されない限り不可)。より提示が多かった方が攻撃権を落札。布がまくられた瞬間に初めて自分が攻撃か防御かを知る。攻撃側に与えられた制限時間は2秒間。防御側は盾や身体で攻撃を受けなければならない。「白線から出る」「しゃがむ」「武器を奪う」などの行為は禁止となっていて、これらを行うと反則負けになる。
毒孕薬奪
20分で溶けだす猛毒が入ったカプセルを戦う者同士が飲み、1つしかない解毒剤(効果が出るまでに15分かかる)を奪い合う。

用語説明[編集]

賭郎関連[編集]

賭博組織 倶楽部賭郎(とばくそしき くらぶかけろう)
通称「賭郎」。様々な闇ギャンブルを取り仕切る大組織。発足は441年前、初代お屋形様(賭郎のトップに立つ人物)の切間陽炎ノ助(きるま かげろうのすけ)が、賭博での負けを踏み倒す輩を成敗していたことが始まり。基盤を磐石にした最大の理由は「確実な取立て」であり、如何なる人物からでも負けの代償は必ず取り立てている。織田信長は、本能寺で初代お屋形様に負けの代償である首を取られたと言われており、桜田門外の変明治維新政府要人暗殺昭和の大物政治家の疑獄事件IT企業社長の凋落など、数々の歴史的大事件は、賭郎がその人物の負けの代償を取り立てていたに過ぎないことも夜行の口から伝えられている。賭郎は現在もこの国の中枢に巣食っており、権力も暴力も国家レベルである。
なお会員数は48人と定められており、会員権の希少価値は貘曰く「バリ高」とされ、非会員とのギャンブルでは賭けの対象とされる場合もある。
賭郎が立ち会った勝負において負債を即払いできない場合は、その人(敗者の仲間や護衛したなど明確に関わった者、あるいは負債を代理する意志を見せた場合のみで介在する意志を見せない無関係な相手は巻き込まない)の命が取り立てられる。その後、賭郎のあらゆるルートを用いて身体が金に変わる。レートは成人男性一体につき200万円。返済できない場合は死、というリスクと引き換えに、資金を立て替えてもらうことも可能である。
賭郎が執り行うギャンブルに国家暴力(警察)が邪魔しないようにと警視庁副総監や幾人かの部長クラスの人間を飼いならしていたが、Idealとの抗争の際に全員が役職を降ろされた。しかしその後、お屋形様である切間創一の働きかけで、賭郎組織が社会の暗部を暴く警察以上の超法規機関・内閣暗流諜報捜査室(ないかくあんりゅうちょうほうそうさしつ)(通称:暗諜{あんぼう})として扱われることになったため、以前以上の権力をもつ公的機関としての側面をもつに至った。
基本的に勝負の立会いから手数料や寺銭を取ることはしていない。一方で観戦者を認める場合には観戦料をとっている。
立会人(たちあいにん)
賭郎でのギャンブルを行う際、進行、取り決め、取立てなどを一任される人間。条件として高い戦闘能力[4]、優秀な頭脳、冷静さが求められる。また、「お屋形様」に対する絶対的な忠誠心、例え賭郎が不利になる事態が生じようとも立会人としての責務を全うさせる意志力も必要。立会人は体内に発信機が仕込まれるため、所在と生死は賭郎が常に把握している。
賭郎会員には初めて勝負に立ち会った者がその会員の専属立会人となり、会員同士の勝負における仲介を行う。しかし、何らかの事情で専属立会人が来られない場合は別の立会人が代行として参ずるということが櫛灘立会人によって明らかにされている。また、専属立会人の立会を拒み、フリーの立会人を呼ぶことも可能。
立会人は勝負において中立の立場であることが原則とされるが、各々のスタイルや個性から勝負に口を挟んだり、ルールに触れない範囲でどちらかに肩入れすることも多い。零號立会人から百號立会人までの計101人がおり、號が若いほど立会人としての位が高いとされるが、近年では形式化していた。しかし切間の「號に本来の意味を取り戻す」との発言により、號の若さが大きな意味を持つようになり、零號立会人が専属である人間にのみ、屋形越えが許されるようになった。
立会人ごとに一つの独立した組織という色合いがあり、周囲だけ黒服で囲み、現場には立会人のみが赴く場合、部下を同行させる者、更に部下でも能輪の様に完全に部下の立場の者もいれば、門倉の様に親しい関係で構成しているなど、様々な形で運営されている。
掃除人(スイーパー)
賭郎に敵意を持ち攻撃してくる者や賭郎に何らかの危害を加える人間・組織を討伐する人間。立会人同様大きな暴力を必要とする。立会人の「號」と同じくSランク、Aランクなどランクがある模様。
黒服(くろふく)
賭郎の構成員。主に立会人の護衛や雑務を行う。立会人同様高い戦闘能力と知能、「お屋形様」に対する絶対的な忠誠心を求められる。現在名前が明らかになっている人物は能輪付きのグリス李・暁舟・龍のみ。劇中泉江が「S級の掃除人、A級の掃除人、お屋形様付き」と言った言葉を発していることから黒服の中でもランク・役割的な物があると考えられる。また、夜行 妃古壱が賭けの代償を取り立てる際に「今日は取立人として来た」と発言していることから、「立会人兼取立人」なども存在する模様。
屋形越え(やかたごえ)
賭郎会員がその時代のお屋形様に賭郎の実権と自身の命を含む全てを賭け勝負すること。夜行曰く、賭郎発足以来成功した記録はないという。
屋形越えには莫大な金が必要であり、少なくとも500億円が必要である事が棟耶の発言から明らかになっている。またルールの一つとして、自身の命を含む全てを賭ける為、屋形越えを挑めるのは一度きりと定められている。
貘は21代目お屋形様・切間創一にこれを挑み、敗北した。しかし切間の気まぐれでその場で貘が殺されることはなかった(これを夜行は、全て貘の策の中にあったと推測している)。その後、切間により挑戦の条件として「挑戦者の専属立会人が零號である事」というルールが追加された。
人主(ひとぬし)
賭郎で賭けを行い、掛け金の折り合いがつかない場合、賭郎会員と賭郎の存在を知る限られた人物20名が、競走馬に出資する馬主の様に、掛け金が足りない人物に出資をするシステム。出資した人物が勝利した場合、出資金と獲得額の3割がバックされ、負けた場合には出資金は戻ってこない代わり、出資した人物が賭郎に処刑される様を見ることで溜飲を下げる形になる。有名で大物であるほど出資者は大金を出すことが多いが、ただ単に人が処刑される所を見たいがために出資する人間もいる。
人主は、テレビのモニターを通して、オークションのように出資者が出資金額を言っていく。ちなみに貘は佐田国とのハングマン勝負で、5000万の手持ち金を人主で25億にまでつり上げた。目蒲によれば、かつて若きIT長者がこのシステムによって1000億円の値を叩き出したらしい。
號(ごう)
賭郎立会人の地位や強さを表す称号。「號」という字には優れているという「豪」、強いという「剛」「強」、極めて希少な務めを成す「毫」「業」などの意味が込められている。それぞれの立会人に零から百までの数字が与えられており、以前は形骸化していたが、廃坑編にて切間創一が古来からのものにルールを変更した為、現在ではその数字が少ないほど立会人としての地位が高くなるなど、立会人にとって重要な役割を果たすものとなっている。
「號」の変更には基本的に上位の立会人に號奪戦を挑むのが常だが、当人同士で合意すれば、相談によって交換も認められる。
號奪戦(ごうだつせん)
號の低い立会人が號を上げる為に、自分より上位の立会人に挑戦する立会人同士の決闘。挑戦者は戦いを挑む相手に賭郎製の號数と名字が刺繍されたハンカチを投げる。そして挑戦を受けた立会人が自らのハンカチを投げるのが挑戦を受け取ったという合図である。
両者は互いに攻撃が到達する距離に立ち、一瞬で決着がつきかねない距離での戦いを強いられる。
この戦いに明確な意味があったのは昔のことで、近年は人主達に見せるショーのようなものになっていた。だが夜行と目蒲の號奪戦が、互いの専属会員の為の時間稼ぎである事を見透かした切間創一が「プライドを賭けて闘っていた先人の立会人達に申し訳ない」と述べ、その場でルールを「挑戦者は10秒以内に対戦相手を倒さねばならず、出来なかった場合は粛清」という古来のものに改めた。
本作の戦いにおいて、この戦いの形式がたびたび描写される。
butler cafe 百鬼夜行(バトラーカフェ ひゃっきやこう)
賭郎の弐號立会人、夜行 妃古壱が経営する執事喫茶。外伝『取立人 夜行妃古壱』に登場する若き日の夜行が取立てで訪れたコロンビアコーヒーに感銘を受け、「美しい執事がお茶を出す中で賭郎の仲間と語らえる場所」として設立を思い立ち、取立て成功によるボーナスを元手に設立する。開業当初は経営が上手く行かなかったようだが、過去の自分に助言をしていた現在の夜行によると現在は成功しているらしい。
劇中では伽羅が賭郎を抜ける旨を夜行に伝える為に訪れていた他、迷宮ギャンブルに敗北した梶の潜伏場所となった。
YAKATANカフェ(ヤカタンカフェ)
先々代お屋形様が原宿王になる野望を実現させる為に開いた喫茶チェーン店。しかし妃古壱による営業妨害により次々に閉店に追い込まれる。
搦手(からめて)
賭郎が権力に根を張る為、敵対組織や国家権力に送り込む人員を指す呼称。貘はLファイルの情報を『KY宣言』で暴露する事でLファイル登録者の弱みを握り、それを「搦手を送り込む為の手段」として賭郎に献上する事で屋形越えの代価にしようとしていると賭郎側は推測している。
暗謀(あんぼう)
この作品内の架空の組織。内閣暗流諜報捜査室、略して暗謀。廃坑のテロリスト編の際の切間創一と尾野神検事総長と検察庁のエリート、大船、横井らの秘密会談からMLRSロケット発射などを経て創一の働きかけで秘密閣議で承認された内閣官房直轄の秘密組織。結成上の名目は国家に対する犯罪や警察腐敗の摘発、従来組織では対応できなかった国際テロへの対応である。賭郎そのものがこの肩書きを得たことで法的に警察より上の存在として認められ、警察の影響を受けることなく大胆な活動が可能となった。
お屋形様付き
現お屋形様創一の体の秘密を知る古参の4人の立会人、掃除人が交代で任じられる創一の付き人。能輪美年、夜行妃古壱、棟耶将輝、夜行丈一の4人が交代で務める。
卍(ばん)
勝負を行うエリアを決め、そこから出てはいけないという目印として貼られる札。これを使う際には、同時に「刻」(勝負のタイムリミット)「者」(一緒に参加する協力者の数)「地」(勝負の舞台)も決めることが多い。

Ideal関連[編集]

Ideal(アイデアル)
佐田国が行うはずだったテロを利用し、株の仕手を行おうとしていたアメリカの犯罪組織。暴力を中心に活動しており、ボスが何者なのかは賭郎の情報網を持ってしても不明。但し、後にそのボスがお屋形様である創一、及び斑目貘と直接コンタクトを取り、会談を行ったために正体も明らかになった(詳細はビンセント・ラロの項目を参照)
組織の名前の由来はダイヤモンドのカットの最高形の名前(本義は「理想」などの意)である。
この組織のボスは佐田国が賭けに敗北した直後、お屋形様に直接連絡を取り、ミサイルを発射するよう要求するが断られた。それにより、仕手に失敗した一因は協力を拒んだ賭郎にあるとして、会員権48の半分である24の譲渡、もしくは金300億円を賭郎に対して要求し、その返答を聞くため、クレイグが組織の代表として賭郎の外務卿である泉江夕湖と接触したが「下品で知性のない白豚にやるカネは無い」と言ったお屋形様からの伝言を伝えられ、抗争に入った。賭郎に告げた条件はすべてブラフであり、真の目的は賭郎との全面戦争を行い、乗っ取ることである。
しかし、ジャルード号で行われたバトルシップゲームの後、レーシィとヴォジャを裏から操っていたラロの存在に気付いた切間創一(この時は蜂名)が接触を持ちかけ、斑目貘を交えて3人で一堂に会する事となった。この時点でラロは貘から奪った500億を所持しており、貘も屋形越えに必要な『立会人が零號である事』を満たしていたため、屋形越えの権利と双方の『全て』を賭けた卍が展開される事となる。

警視庁関連[編集]

警視庁密葬課(けいしちょうみっそうか)
作中に出てくる警視庁内の架空の課。迷宮ギャンブルや警視庁にとって都合の悪い人物の処理など、公に出来ない事に携わる。構成の多くは社会に溶け込めないほどの能力を秘めた者が多い。密葬課の長である真鍋と切間撻器の賭けにより賭郎に吸収された。
Lファイル
正式名称はラビリンスファイル(Labyrinth file)。その名が示すように警視庁における迷宮ギャンブルの依頼者と肩代わりさせる罪に関する情報を記したリスト。
作中では天子はLファイルをロビイストファイル(Lobbyist file)と偽って貘に一度提供した。

プロトポロス関連[編集]

プロトポロスオンライン
謎のゲームデザイナー、リチャード・アラタによって発表された世界規模のRPGオンラインゲーム。プレイヤーは『テイパー』『アズラ』『ショウド』のいずれかに属し、三国を統一して『皇帝(カイザー)』になる事を目指すコンセプトとなっており、ゲーム中には様々な職業(実質的には階級)が存在している。但し、『皇帝』が出現するとそれから一週間後に全てのプレイヤーの戦績、ビオス、職業など全てがリセットされてしまう事になっている。
オフプロ
プロトポロスを実際の生活でプレイしたい同志たちによって形成された300人程度のコミュニティ。世界のどこかにある島で営まれている。無料で招待された者たちは奴隷からスタート。高額な料金を払った者はそれなりの階級からスタートとなっている。住人たちは個人情報やゲームデータを管理するため、インナーの装着を義務付けられ、違反などがあれば運営によってインナーを通じ電気ショックの罰を与えられる。屋形越えの権利を賭けた貘とラロ一派による勝負の舞台となる。
運営
リアルプロトポロスを仕切っている者たち。方針は「プレイヤーと認めるのは市民以上だけ、奴隷およびアンタッチャブルは誰一人這い上がらせるな」。故に「プレイヤー」に対するサポートは手厚いが、奴隷以下の者達は全く浮かび上がることが出来ないシステムを強いている。
Bios(ビオス)
プロトポロス内における通貨およびその単位。ギリシャ語で「生命」という意味を持つ。
階級
最も下から順にアンタッチャブル→奴隷→市民(10000ビオス必要)→一般職 戦士・魔法使い(レベル20以上)→上級職 騎士・司祭(レベル50以上でさらに100000ビオス必要)→王(レベル80以上でさらに騎士以上の3分の2以上の賛同が必要)そして王が3つの勢力を統一すると皇帝(カイザー)になる。
アンタッチャブル
「いかなる慈悲や救いの手も届かない」という意味を持つ最下層の中の最下層。ここから奴隷に上がるには、闘技場で行われるリンチ同然の出し物「アンタッチャブルライン」に勝たなければならない。
レベル
闘技場やクエストで勝つと得られる経験値を積むことでアップしていく。
調整者(コーディネーター)
キャストとして幅広い仕事をこなすオールラウンダー。仕事内容はアウトロー狩りなど、高い実力を有してなければならない。それに対して、役割を果たす場が制限されている「シングルタスク」というのもある。
アウトロー
インナーを脱ぎ捨てゲームをドロップアウトした者達。インナーを着ていないためギミックで戦闘不能にすることも出来ない上、運営から本物の武器を奪った者もいる。

その他[編集]

巨乳大作戦(きょにゅうだいさくせん)
劇中に出てくる架空のアダルトビデオ作品。劇中序盤に梶がその返却を忘れ、延滞料金を払いに行く際に登場。このビデオの返却の際に貘がレンタルビデオ店の個人情報漏洩を見抜き、延滞料金をチャラにさせた上で多額の口止め料を得ている。
なお、劇中ではシリーズ化されており、貘はこのビデオを前述のビデオ店に頻繁に借りに行っている事から気に入っている様子。
ニトロローン
梶が借金をしていた消費者金融の一つ。二人組のチンピラが営業している。債権整理の為に単身で乗り込んだ梶を拘束し、暴力団の影をちらつかせて恫喝するが、暴力団を装って入ってきた貘に騙されてハズレ馬券を担保に大金を貸し与えてしまい、元締めからその責任を問われる事と「営業していたら明日もまた来る」という貘の言葉を恐れて翌日には行方をくらましていた。
プーヤン
作中に度々名前が登場するゲーム。実際に存在するゲームで、作中で貘が語るように難易度がかなり高い。11巻ではDSでこれと思しきゲームをIdealのボスがプレイしている姿も見受けられる。(現実にDSソフトコナミ アーケード コレクションに収録されているゲームの一つでもある。)
KY宣言(けーわいせんげん)
劇中に登場する架空のテレビ番組。人気司会者の緒島ケンタが司会者を務める報道ドキュメンタリーで、国民の言いたいこと、言えない事を空気を読まずにズドン!!と言ってしまう番組。
また世間を騒がせる犯罪や未解決事件などを取り扱っている。特にひき逃げに関しては異常なほど込み入った内容で調査し、犯人の素顔を公開する事さえ辞さない(但し、劇中でやっていたのは貘が緒島と金子を断れない状況に追い込むために仕組まれた「嘘」だった)
はちの王子様
栄羽が栄田晴夫の名で著作した絵本。栄羽いわく道楽であるが、記憶を失った創一と彼が秘密裏に接触するメッセージが描かれている。
和向奴書房
はちの王子様が唯一取り寄せられる古本屋で、貘と創一が出会った場所。前主人の金堂正彦の死後、経営を引き継いだ孫はあっさりと傾かせ、店を乗っ取られる。しかし、当時の現状を維持することを条件に店の経営を続いており、近所のちょっとしたミステリーとなっている。

単行本[編集]

  1. 2006年9月24日第1刷発行(9月19日発売[集 1])、ISBN 4-08-877146-X
  2. 2006年12月24日第1刷発行(12月19日発売[集 2])、ISBN 4-08-877186-9
  3. 2007年3月24日第1刷発行(3月19日発売[集 3])、ISBN 978-4-08-877229-5
  4. 2007年6月24日第1刷発行(6月19日発売[集 4])、ISBN 978-4-08-877280-6
  5. 2007年9月24日第1刷発行(9月19日発売[集 5])、ISBN 978-4-08-877320-9
  6. 2007年12月24日第1刷発行(12月19日発売[集 6])、ISBN 978-4-08-877362-9
  7. 2008年3月24日第1刷発行(3月19日発売[集 7])、ISBN 978-4-08-877410-7
  8. 2008年6月24日第1刷発行(6月19日発売[集 8])、ISBN 978-4-08-877463-3
  9. 2008年9月24日第1刷発行(9月19日発売[集 9])、ISBN 978-4-08-877505-0
  10. 2008年12月24日第1刷発行(12月19日発売[集 10])、ISBN 978-4-08-877570-8
  11. 2009年3月24日第1刷発行(3月19日発売[集 11])、ISBN 978-4-08-877616-3
  12. 2009年6月24日第1刷発行(6月19日発売[集 12])、ISBN 978-4-08-877667-5
  13. 2009年9月23日第1刷発行(9月18日発売[集 13])、ISBN 978-4-08-877717-7
  14. 2009年12月23日第1刷発行(12月18日発売[集 14])、ISBN 978-4-08-877776-4
  15. 2009年12月23日第1刷発行(12月18日発売[集 15])、ISBN 978-4-08-877801-3
  16. 2010年3月24日第1刷発行(3月19日発売[集 16])、ISBN 978-4-08-877827-3
  17. 2010年6月23日第1刷発行(6月18日発売[集 17])、ISBN 978-4-08-877876-1
  18. 2010年9月22日第1刷発行(9月17日発売[集 18])、ISBN 978-4-08-879027-5
  19. 2010年12月22日第1刷発行(12月17日発売[集 19])、ISBN 978-4-08-879079-4
  20. 2011年3月23日第1刷発行(3月18日発売[集 20])、ISBN 978-4-08-879115-9
  21. 2011年6月22日第1刷発行(6月17日発売[集 21])、ISBN 978-4-08-879158-6
  22. 2011年9月21日第1刷発行(9月16日発売[集 22])、ISBN 978-4-08-879202-6
  23. 2011年12月24日第1刷発行(12月19日発売[集 23])、ISBN 978-4-08-879241-5
  24. 2012年3月24日第1刷発行(3月19日発売[集 24])、ISBN 978-4-08-879290-3
  25. 2012年6月24日第1刷発行(6月19日発売[集 25])、ISBN 978-4-08-879351-1
  26. 2012年10月24日第1刷発行(10月19日発売[集 26])、ISBN 978-4-08-879441-9
  27. 2012年11月24日第1刷発行(11月19日発売[集 27])、ISBN 978-4-08-879462-4
  28. 2013年2月24日第1刷発行(2月19日発売[集 28])、ISBN 978-4-08-879520-1
  29. 2013年5月22日第1刷発行(5月17日発売[集 29])、ISBN 978-4-08-879559-1
  30. 2013年8月24日第1刷発行(8月19日発売[集 30])、ISBN 978-4-08-879628-4
  31. 2013年11月24日第1刷発行(11月19日発売[集 31])、ISBN 978-4-08-879682-6
  32. 2014年2月24日第1刷発行(2月19日発売[集 32])、ISBN 978-4-08-879750-2
  33. 2014年5月24日第1刷発行(5月19日発売[集 33])、ISBN 978-4-08-879846-2
  34. 2014年8月25日第1刷発行(8月20日発売[集 34])、ISBN 978-4-08-879886-8

ラジオドラマ(VOMIC)[編集]

集英社が運営するヴォイスコミックステーションサイト「VOMIC」にてラジオドラマ化、2010年11月11日から24日まで全4回で順次公開され配信中である。

OAD[編集]

2012年10月19日に発売の単行本26巻の限定版に付属された[2]。人気の高いエピソードである「廃坑のテロリスト編」がアニメ化されている[2]

スタッフ[編集]

脚注[編集]

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  1. ^ 週刊ヤングジャンプ2013年05月16日号No.24扉ページ
  2. ^ a b c d e f g h 「嘘喰い」廃坑のテロリスト編アニメ化、OVA付き限定版で”. マイコミジャーナル. 2012年6月14日閲覧。
  3. ^ 広島県理容組合青年部 「青年部員に『テロリスト』?」
  4. ^ 立会人自身の戦闘能力の高さはあまり重要ではなく、立会人自身の取り巻きも含めた全体での戦闘能力が高ければ問題ない様子

出典[編集]

以下の出典は『集英社BOOK NAVI』(集英社)内のページ。書誌情報の発売日の出典としている。

  1. ^ 嘘喰い/1|迫 稔雄|ヤングジャンプコミックス|”. 2013年9月13日閲覧。
  2. ^ 嘘喰い/2|迫 稔雄|ヤングジャンプコミックス|”. 2013年9月13日閲覧。
  3. ^ 嘘喰い/3|迫 稔雄|ヤングジャンプコミックス|”. 2013年9月13日閲覧。
  4. ^ 嘘喰い/4|迫 稔雄|ヤングジャンプコミックス|”. 2013年9月13日閲覧。
  5. ^ 嘘喰い/5|迫 稔雄|ヤングジャンプコミックス|”. 2013年9月13日閲覧。
  6. ^ 嘘喰い/6|迫 稔雄|ヤングジャンプコミックス|”. 2013年9月13日閲覧。
  7. ^ 嘘喰い/7|迫 稔雄|ヤングジャンプコミックス|”. 2013年9月13日閲覧。
  8. ^ 嘘喰い/8|迫 稔雄|ヤングジャンプコミックス|”. 2013年9月13日閲覧。
  9. ^ 嘘喰い/9|迫 稔雄|ヤングジャンプコミックス|”. 2013年9月13日閲覧。
  10. ^ 嘘喰い/10|迫 稔雄|ヤングジャンプコミックス|”. 2013年9月13日閲覧。
  11. ^ 嘘喰い/11|迫 稔雄|ヤングジャンプコミックス|”. 2013年9月13日閲覧。
  12. ^ 嘘喰い/12|迫 稔雄|ヤングジャンプコミックス|”. 2013年9月13日閲覧。
  13. ^ 嘘喰い/13|迫 稔雄|ヤングジャンプコミックス|”. 2013年9月13日閲覧。
  14. ^ 嘘喰い/14|迫 稔雄|ヤングジャンプコミックス|”. 2013年9月13日閲覧。
  15. ^ 嘘喰い/15|迫 稔雄|ヤングジャンプコミックス|”. 2013年9月13日閲覧。
  16. ^ 嘘喰い/16|迫 稔雄|ヤングジャンプコミックス|”. 2013年9月13日閲覧。
  17. ^ 嘘喰い/17|迫 稔雄|ヤングジャンプコミックス|”. 2013年9月13日閲覧。
  18. ^ 嘘喰い/18|迫 稔雄|ヤングジャンプコミックス|”. 2013年9月13日閲覧。
  19. ^ 嘘喰い/19|迫 稔雄|ヤングジャンプコミックス|”. 2013年9月13日閲覧。
  20. ^ 嘘喰い/20|迫 稔雄|ヤングジャンプコミックス|”. 2013年9月13日閲覧。
  21. ^ 嘘喰い/21|迫 稔雄|ヤングジャンプコミックス|”. 2013年9月13日閲覧。
  22. ^ 嘘喰い/22|迫 稔雄|ヤングジャンプコミックス|”. 2013年9月13日閲覧。
  23. ^ 嘘喰い/23|迫 稔雄|ヤングジャンプコミックス|”. 2013年9月13日閲覧。
  24. ^ 嘘喰い/24|迫 稔雄|ヤングジャンプコミックス|”. 2013年9月13日閲覧。
  25. ^ 嘘喰い/25|迫 稔雄|ヤングジャンプコミックス|”. 2013年9月13日閲覧。
  26. ^ 嘘喰い/26|迫 稔雄|ヤングジャンプコミックス|”. 2013年9月13日閲覧。
  27. ^ 嘘喰い/27|迫 稔雄|ヤングジャンプコミックス|”. 2013年9月13日閲覧。
  28. ^ 嘘喰い/28|迫 稔雄|ヤングジャンプコミックス|”. 2013年9月13日閲覧。
  29. ^ 嘘喰い/29|迫 稔雄|ヤングジャンプコミックス|”. 2013年9月13日閲覧。
  30. ^ 嘘喰い/30|迫 稔雄|ヤングジャンプコミックス|”. 2013年9月13日閲覧。
  31. ^ 嘘喰い/31|迫 稔雄|ヤングジャンプコミックス|”. 2013年11月19日閲覧。
  32. ^ 嘘喰い/32|迫 稔雄|ヤングジャンプコミックス|”. 2014年2月19日閲覧。
  33. ^ 嘘喰い/33|迫 稔雄|ヤングジャンプコミックス|”. 2014年5月19日閲覧。
  34. ^ 嘘喰い/34|迫 稔雄|ヤングジャンプコミックス|”. 2014年8月20日閲覧。

関連項目[編集]

  • 佐々木希 - 週刊ヤングジャンプに掲載された特別編(ロート製薬 OXYとのコラボCM)に賭郎零號立会人として登場。なお、迫稔雄の作画ではなく実写との合成となっている。

外部リンク[編集]