海王みちる

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海王みちる(かいおう みちる)は、武内直子著作の漫画作品『美少女戦士セーラームーン』に登場する架空の人物。テレビアニメ版の声優勝生真沙子

海外名はMichiruをもじってMichelle(ミシェル)

人物[編集]

セーラーネプチューンに変身する。緑青色のウェーブのかかった髪型が特徴の美少女。画家にしてヴァイオリニストという才女。水泳も得意で、テレビアニメでは水野亜美と競泳勝負をしたこともある。

登場当初から常に天王はるかとペア行動しており、テレビアニメでははるかと先に戦士として覚醒したみちるとの出会いが描かれている。現代に転生し、戦士として覚醒した冥王せつなを加えた外部太陽系三戦士として行動することもある。

はるかとはセーラー戦士としてもプライベートでもパートナーであり、テレビアニメでは「はるかのいない世界を守る意味がない」とまで述べている(しかし、『美少女戦士セーラームーン セーラースターズ キャラクターソング』のポエムでは終始プリンセスへの崇拝と護衛の想いを語っている)。なお、アメリカ版テレビアニメではその描写を抑えるためにミシェル(みちる)とアマーラ(はるか)は従姉妹同士という設定になっている。

他の外部太陽系三戦士同様、年齢の割にかなり大人びており、礼儀正しく常に落ち着いていて上品な物腰。だが、穏やかというわけではなく、気丈でさっぱりした性格。原作では大気光に口紅の色が濃いと言われて「得体の知れない奴らは片付けてしまいましょう。目障りだわ」と口紅を折りながら発言していた。はるかと同じくプリンセスを守るため、使命を重視するあまり自らの命を投げ出すことや手を汚すことも厭わない冷酷な面を持ち合わせており、その考え方の違いから内部戦士たちと激突してしまうこともしばしばある。

原作では当時はるかと共に高級マンションに住んでいた(家賃月100万)。はるか曰く二人共「パトロンがいるからお金には困らない」とのことだが、真相は不明。無限学園崩壊後は、はるかとせつなの三人で転生後の土萠ほたるを養育し、ほたるからは『みちるママ』と呼ばれていた。

天王はるかと共に無限学園高等部に通っている。原作では無限学園崩壊後、しばらくの間転生したほたるの養育の傍らバイオリニストの仕事に専念していたが、後にはるかと共にうさぎ達と同じ十番高校へ編入した。うさぎの友人である大阪なるとも、昼食を取るような仲の様子。原作では高校へははるかの自転車に乗って通学しているが、ミュージカル版では徒歩で通っている。

プロフィール[編集]

プロフィールは殆ど原作のもの。

セーラーネプチューン[編集]

海王星を守護星に持つ深海と抱擁の戦士。ミュージカルでは微笑の戦士と称されている。

外部太陽系三戦士の成員の一人であり、異世界を監視する存在。水面の波紋に未来を見る[1]。戦闘については、切り込み隊長であるウラヌスのサポートに回ることも多い。海の波の水圧を武器に敵と戦い、言葉遣いやその清楚な見た目とは裏腹に戦闘力が高く、格闘戦もウラヌスに劣らない。またミュージカルでは知力ではマーキュリーが勝るものの、勝つための戦法を考えるのはネプチューンと評価されるほどの戦略家である。いつも冷静で、無駄の少ない戦い方をすることもあるが、パワーに頼らず、敵の弱点をつくのが得意[2]。いままではウラヌスの攻撃を助けることが多かったが、スーパー化を経て、一人でも敵を粉砕するほどの力を持つ[3]

テレビアニメでは世界が破滅する予知夢を見て、天王はるかよりも先にセーラー戦士として目覚めていた。同じ戦士の宿命を届けるために天王はるかの夢の中へ現れる。

決め台詞は「海王星の潮騒ぐ、新たな時代に誘われて、セーラーネプチューン、優雅に活躍」3人集合時には「深海の星、海王星を守護に持つ、抱擁の戦士セーラーネプチューン」。原作第三期の登場台詞は「海の星!海王星を守護にもつ深海の戦士!セーラーネプチューン!」。セーラー戦闘服は深い緑青色メインで、胸前と後腰のリボンは深いブルー。チョーカーが飾り付けられている。セーラーウラヌスと同様、手袋が短い。またピアスのデザインが原作とテレビアニメでは違う。くるぶしに細長いリボンを纏ったハイヒールを履いており、テレビアニメ版のデザインと一部異なる。イメージカラーはマリンブルー。

スーパーセーラーネプチューン
セーラーサターンが再び覚醒した時にパワーアップする姿。ハート型のブローチに、リボンがやや長くなり、セーラー襟部分に白のラインが入る(ウラヌス・プルート・サターン同様)。また、肩の部分が変わった。スーパー変身後の手袋が原作とテレビアニメでは長さが違う(セーラーウラヌス同様)。テレビアニメ第五期では「サブマリン・リフレクション」の攻撃力を追加することもできる。
プリンセス・ネプチューン
原作の第4期末では新しい聖杯が誕生した時に変化したプリンセスとしての姿。海王星のセーラープリンセスの城として「トリトン・キャッスル」という城を持っている。コスチュームの基本カラーは緑青色で、デザイン自体はシンプルだが、胸元部分は右から左に巻きつけたようになっており、飾りが異なっている。
備考
  • ネプチューン=ローマ神話のネプトゥヌス、ギリシャ神話のポセイドンは、海神、馬の神。タリスマンのディープ・アクア・ミラーは三種の神器八咫鏡から。海王星、冥王星は、天王星の発見により未知の惑星の存在する可能性が認知され、既知の惑星の軌道を精査して、予測とのずれをその外側に存在する未知の惑星の引力の影響と仮定し、存在予想地点を望遠鏡で調査して発見された。神話と天体の特性との関わりが薄い事は天王はるかの項を参照。
  • 第1期当時、まだセーラー戦士がすべて揃っていなかった頃のファンダムでは、同人誌などの二次創作において、セーラーネプチューン役に「海野ぐりお」が充てられることがたびたびあった。もちろんこの予想は大きく外れることとなる。

アイテム[編集]

  • リップ・ロッド(テレビアニメS - スターズ第1話)
    • ネプチューンへ変身する際に使用する緑青色のスティック形状のアイテム。先端の珠に三日月の形をした外部太陽系三戦士のみ異なる。
  • 通信腕時計(テレビアニメS)
    • はるかと揃いの通信アイテムで正式名称は不明。紋章である海王星の惑星記号があしらわれている。
  • 海の聖堂(マリン・カテドラル。原作第3期、テレビアニメS)
  • 深海の鏡(ディープ・アクア・ミラー[4]
    • 探知を司るタリスマン[5]。手鏡のタリスマンであるディープ・アクア・ミラーで海を操り真実を暴く。また鏡には遠方を映し出したり、近い未来を占うことも可能。予知の力も持っている。原作では普段は鏡を使って鏡占いをしたりメイクを整えている。基本的にデザインは一緒だが、全体(原作は花の彫物が全体にあって穴もある、テレビアニメにはそれが皆無)、鏡の縁の女性の顔の向き(原作・鏡のほうを向く、テレビアニメ・使用者のほうを向く)と裏のデザイン(原作・金色で細かな花のデザインが楕円形にある、テレビアニメ・海の緑青色で真ん中に海王星のマーク)など微妙に違うところがある。
  • ネプチューン・クリスタル(原作第4期)
    • みちるのセーラークリスタル。ほたるが覚醒した際に、自身の分だけではなく、他の3人の分も持っていて、彼女から受け取った。

変身呪文[編集]

  • ネプチューン・プラネットパワー!メイクアップ!
    • リップ・ロッドに海王星のマークが輝き、リップ・ロッドを握って大地に描がれた円陣から海水を吹き上げて、一瞬にみちるがセーラー戦士の姿へと変わる。後髪を掻き揚げるとピンク色のルージュを唇につけて後、ポーズを決める。
  • ネプチューン・クリスタルパワー!メイクアップ!(原作第4期、セーラースターズSCD)

セーラーネプチューンの必殺技[編集]

  • 深水没(ディープ・サブマージ)
    • 原作では大津波のような海流を生じさせ、相手に向かって消える。
    • テレビアニメでは大津波を起こし、振り上げた両手に掲げられた海の底からの海水を圧縮して、守護星である海王星を象った凄まじい超水圧エネルギー球体として右掌を押し出し、進路上の流体と共に敵を攻撃する。敵の身体が深海の水圧を受けて、水没させて消していく。技のスピードは全セーラー戦士の中でも1,2を争う。セーラーマーキュリーと同じ水を操る技だが、攻撃力は遥かに高い[6]
  • 深海鏡射(サブマリン・リフレクション)
    • 原作では魔具(タリスマン)の一つ深海の鏡(ディープ・アクア・ミラー)である鏡面から異次元の反射光が敵に向かって一直線に伸び、敵を直撃する。
    • テレビアニメ第五期では鏡のタリスマンの鏡面が敵に向けて閃光を放つ攻撃技。鏡のタリスマンに映された敵を全て粉砕する。また、Super第124話より技の名を省略した、鏡のタリスマンに映る敵の本体や弱点などを暴く。劇場版SuperSでは鏡のタリスマンを敵に向かって照射し、鏡面から放出された光球に敵を浴びせ、敵の実体や弱点を暴く。
    • 対戦格闘ゲームでは鏡のタリスマンから放出された光の水球で相手に大ダメージを与える超必殺技。
  • 深海提琴潮流(サブマリン・ヴィオロン・タイド。原作第5期)
    • ヴァイオリンを奏いて、その音波が潮流に形成し、敵を埋めて倒す。
  • ギャラクティカ提琴潮流(原作第5期)
    • 深海提琴潮流の、ギャラクシアに操られたバージョン。
  • スプラッシュ・エッジ(格闘ゲームのみ)
    • 昇龍拳から潮水を放出しながらジャンピングアッパーを繰り出す。

脚注[編集]

  1. ^ 『なかよしメディアブックス&アニメアルバム15 美少女戦士セーラームーンS I』第85頁より。
  2. ^ 『テレビマガジンデラックス53 決定版 美少女戦士セーラームーンS』第16頁より。
  3. ^ 『テレビマガジンデラックス66 決定版 美少女戦士セーラームーン セーラースターズ』第37頁より。
  4. ^ 原作第四期では何故か「サブマリン・ミラー」と表記。
  5. ^ 『なかよしメディアブックス&アニメアルバム44 美少女戦士セーラームーンS II』第38頁より。
  6. ^ 『テレビマガジンデラックス53 決定版 美少女戦士セーラームーンS』第17頁より。