風街ろまん
| 風街ろまん | ||||
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| はっぴいえんど の スタジオ・アルバム | ||||
| リリース | 1971年11月20日 | |||
| 録音 | 1971年5月11日 - 9月12日 モウリ・スタジオ キング・スタジオ |
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| ジャンル | ロック ポップス |
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| レーベル | URC | |||
| プロデュース | はっぴいえんど アート音楽出版 |
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| はっぴいえんど 年表 | ||||
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| 『風街ろまん』 からの シングル | ||||
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『風街ろまん』(かぜまち-)は、日本のロックバンド・はっぴいえんどの2枚目のアルバム。
目次 |
[編集] 概要
東京オリンピック以降の開発・近代化で急激に失われゆく「古きよき日本・東京の姿」を「風街」という架空の街にみる、といったテーマが見て取れる。全体的にけだるい空気感がただよう。前作の1st『はっぴいえんど』とくらべると松本隆による詞の世界観、大瀧詠一、細野晴臣、鈴木茂ら作曲陣による楽曲の質ともに洗練されており、はっぴいえんどとしての活動はこのアルバムでほぼ完成したと言っても過言ではない。実際、このアルバムの発表後、グループはほぼ解散状態になっている。
ジャケットは野上眞宏の写真に宮谷一彦が加筆したものである。ちなみに左上から時計回りにメンバーの松本、鈴木、細野、大瀧の顔となっている。また、ジャケットの裏にはサポートメンバーの石浦信三の顔が載っている。野上が撮影した写真は、後にマキシシングルCD「あしたてんきになあれ」のジャケットに使用された。
雑誌等でこのアルバムを紹介する際に「内容の良さとメンバーの豪華さとは裏腹に当時は全く売れなかった」などと書かれることが多々あるが、後に細野晴臣が「『風街~』は当時としては結構売れたみたいなんです。ただ、周辺の人間がみんな売り上げというものに興味がなかったから、正式な売り上げ枚数とかは残っていないみたい」とコメントしている。[要出典]
また、この作品は一連の日本語ロック論争に終止符を打ったとも言われる。
録音は東芝音楽工業を退社した直後の、吉野金次が担当しており、吉野の音作りが少なからずアルバムの作風を決定している。しかし、大瀧ボーカル曲は吉野ではなく、近藤むさしが録音を担当。この近藤むさしとは、当時ビクター音楽産業(現:ビクターエンタテインメント)専属のエンジニアだった梅津達男の事で、ビクター以外での仕事では本名が使えない為、大瀧が近藤勇と宮本武蔵から考えた「近藤むさし」としての参加であった。 大瀧詠一がラジオで山下達郎との「新春放談」で自分がボーカルを執った曲は吉野ではなく梅津さん(梅津達男)が録ったと語っている。山下は、「全曲吉野さんがやっていたんだと思っていた」と言う。山下はその時、梅津が参加していた事を初めて知った。
[編集] 「風街ろまん」の世界観
東京オリンピック以前の失われてしまった東京の風景を懐古的な想像で描いたもの。東京タワー建設前の時代の青山、渋谷、麻布の三角形で囲まれる地域をイメージしている。しかし『風街ろまん』収録の「夏なんです」は松本が少年時代の夏休みに過ごした伊香保(祖父の実家)での思い出を描いており、純粋に東京の風景のみを下敷きにしている訳ではない。
これらの風景は漫画家永島慎二の作品からの影響が大きく、はっぴいえんどとしての初のライブで『春よ来い』を演奏する際に「永島慎二氏に捧げる歌」と大滝詠一がMCをしている。
はっぴいえんどの作品はすべてこの風街につながっているといえよう。代表作である『風街ろまん』では「風をあつめて」等の中で特に風街の様子を詳しく歌いこんでいる。
[編集] オリジナル収録曲目
A面 「風」
- 抱きしめたい (作詞:松本隆 作曲:大瀧詠一 Production:大瀧詠一)
- 空いろのくれよん (作詞:松本隆 作曲:大瀧詠一 Production:大瀧詠一)
- 風をあつめて (作詞:松本隆 作曲:細野晴臣 Production:細野晴臣)
- 『風街ろまん』は「風をあつめて」が収録されているアルバム、という印象が強いと思われる。アルバムの雰囲気を決定づける曲であるとともに、楽曲としての完成度も非常に高い作品。のちにさまざまな邦楽アーティストにリスペクトされ、カヴァーされている。他にも映画『ロスト・イン・トランスレーション』や『4TEEN』では挿入歌、2008年にはアサヒビール「あじわい」のCMソングに採用されている。
- 暗闇坂むささび変化 (作詞:松本隆 作曲:細野晴臣 Production:細野晴臣)
- はいからはくち (作詞:松本隆 作曲:大瀧詠一 Production:大瀧詠一)
- シングル「12月の雨の日」のB面にも収録されているが、このLPバージョンとは異なるバージョンである。
- はいから・びゅーちふる (作詞:多羅尾伴内 作曲:多羅尾伴内 Production:多羅尾伴内)
B面 「街」
- 夏なんです(作詞:松本隆 作曲:細野晴臣 Production:細野晴臣)
- 後にシングル「花いちもんめ」のB面としてシングルカットされる。
- 矢野顕子がピアノ弾き語りでカバーしている(アルバム「出前コンサート」1995年発売)。
- 花いちもんめ (作詞:松本隆 作曲:鈴木茂 Production:鈴木茂、林立夫)
- 鈴木のはっぴいえんどにおける代表曲。後にシングルカットされる。
- あしたてんきになあれ (作詞:松本隆 作曲:細野晴臣 Production:細野晴臣、鈴木茂)
- 颱風(たいふう) (作詞:大瀧詠一 作曲:大瀧詠一 Production:多羅尾伴内)
- 春らんまん (作詞:松本隆 作曲:大瀧詠一 Production:大瀧詠一)
- 愛餓を(あいうえを) (作詞:松本隆 作曲:大瀧詠一 Production:多羅尾伴内)
- 後にピチカート・ファイヴ(野宮真貴ボーカル時)がボサノヴァ調でカバーする。
[編集] 2004年リマスター盤
2004年に発売された『はっぴいえんどBOX』に収録されたバージョン。これまでで最高の音質を誇り、多くのボーナストラックが収録された。のちに紙ジャケット仕様で単品販売もされる。
- 抱きしめたい
- 空いろのくれよん
- 風をあつめて
- 暗闇坂むささび変化
- はいからはくち
- はいから・びゅーちふる
- 夏なんです
- 花いちもんめ
- あしたてんきになあれ
- 颱風
- 春らんまん
- 愛餓を
- はいからはくち(イントロダクション~ナレーション(テイクちぇるしい))
- はいからはくち(ナレーション(テイク1・2))
- はいからはくち(『CITY』ヴァージョン)
- はからはくち(シングル・ヴァージョン)
- あしたてんきになあれ(リハーサル・テイク/リズム・トラックス)
- 夏なんです(リハーサル・テイク)
- あいうえお
[編集] 「風をあつめて」のカバー
- 矢野顕子(1987年、アルバム「GRANOLA」)
- 坂上香織(1989年、アルバム「夏休み」)
- 楠瀬誠志郎(1989年、アルバム「僕がどんなに君を好きか、君は知らない」)
- 塚本晃(HEAVEN)(1993年、オムニバスアルバム「はっぴいえんどに捧ぐ」)
- 太田裕美(1999年、ミニアルバム「Candy」)
- 矢野真紀(2000年、シングル「タイムカプセルの丘」c/w)
- Leyona(2001年、シングル/アルバム「Niji」)
- DEEN featuring BEGIN(2002年、カバーアルバム「和音〜Songs for Children〜」)
- MY LITTLE LOVER(2002年、トリビュート・アルバム「HAPPY END PARADE〜tribute to はっぴいえんど〜」)
- 和田アキ子(2006年、カバーアルバム「今日までそして明日から 」)
- Soma(2007年、アルバム「Essence of life "smile"」)
- 加藤いづみ(2008年、カバーアルバム「favorite」)
- オトナモード(2010年、アルバム「雨の色 風の色」)
- MOOMIN(2010年、アルバム「Souls」)
[編集] 関連作品
- 風街図鑑〜松本隆 作詞活動30周年記念 - 作詞家活動30周年記念CD-BOX、「風をあつめて」「夏なんです」「あしたてんきになあれ」収録。
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