大瀧詠一 (アルバム)

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大瀧詠一
大滝詠一スタジオ・アルバム
リリース 1972年11月25日
1979年11月5日(再発)
1981年6月25日(再発)
1989年3月21日
CD盤)
1992年11月21日
(CD盤再発)
1996年9月15日
LP盤再発)
2000年7月26日(再発)
2001年6月23日(再発)
録音 モウリスタジオ, 目黒
ジャンル J-POP
レーベル BellwoodKING
VIVID(LP盤再発)
プロデュース 大瀧詠一
チャート最高順位
大滝詠一 年表
- 大瀧詠一
1972年
NIAGARA MOON
1975年
大瀧詠一 収録の シングル
  1. 恋の汽車ポッポ
    リリース:1971年12月10日
  2. 「空飛ぶくじら」
    リリース:1972年5月25日
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大瀧詠一』(おおたきえいいち)は1972年11月25日に発売された大滝詠一通算1作目のスタジオ・アルバム

解説[編集]

はっぴいえんどのセカンド・アルバム『風街ろまん[注 1]の原盤供給を制作元のアート音楽出版(URCレコード)から受けたいとの意向を、キングレコードのディレクター三浦光紀は持っていたが、はっぴいえんどはどうしてもURC側が譲れないとなり、そこで「ソロならばキングから出してもいい」と新たなアイディアが持ち出され、その最初として大瀧のソロ・アルバム制作が決まった[注 2]

大瀧は、“アルバム”という呼び名はもともとSP盤を束ねる入れ物がアルバムみたいに見えたから付けられたという話を仕入れた時から、自分が作るならシングル盤6枚をリリースしたらそれらを集めてアルバムしたいと話していた。そしてソロ・デビュー・シングル「恋の汽車ポッポ[注 3]がリリースされた。2枚目のシングル「空飛ぶくじら」[注 4]のリリース直前、三浦ディレクターがキング制作部教養課から独立して“ベルウッド”を設立、大瀧はソロを継続する意味合いからベルウッドに参加することになった。その結果、1枚目はURC原盤、2枚目からベルウッド原盤という変則的な形で、「空飛ぶくじら」[注 4]はベルウッドの3枚目のシングルとしてリリースされた[注 5]

その後諸々の事情により“シングル6枚構想”は“ソロ・アルバム構想”に変更され、大瀧は2枚のシングルはとりあえず習作と考え、1972年4月から新たにアルバム制作が開始された[注 6]。もともとこのアルバムのタイトルは“乗合馬車”の意味で『オムニバス』となる予定だったが、シングル6枚構想が崩れた時点で『オムニバス』というアルバム・タイトルも消滅し、そこで考えられたのが自身の原点であるエルヴィス・プレスリーのデビュー・アルバムのタイトルだった。『ELVIS PRESLEY[注 7]というシンプルなものだったことから、このファースト・アルバムも名前だけの『大瀧詠一』となった。ただし、アーティスト名と区別するため、一般には『ファースト』と呼ばれている。

アルバムのデザインは“WORKSHOP MU!!”が手がけているが、奥村靫正によればジャケットおよび、レコード・レーベルのイラストは立川か横田のガレージセールのようなところで見つけたシアーズの1950年代のカタログのイラストレーションをアレンジしたものだという[注 8]。また、野上眞宏は狭山に行ってからの“MU!!”を象徴しているのは本作だと言い、「アメリカン・ポップの路線が大瀧君のサウンドにばっちりマッチしたんだよね。あれが出たとき、みんなびっくりしたよね」「はっぴいの人たちも、大瀧君のファーストのアメリカン・ポップな感じがすごく気に入って、それで3枚目[注 9]を“MU!!”に頼むことになったんだと思う」という。さらに自身が撮影したジャケット裏の大瀧のポートレートについては「矢吹申彦が当時音楽雑誌でジャケット・デザインの批評とか書いていて、いつも洋楽のジャケットしかとりあげないのに“写真がよい”とか書いてくれて嬉しかった記憶がある」[1]と振り返っている。アルバム中袋にはこのアルバムを支えた人たちの写真と、ハーモニカを手に持った2歳ぐらいの時の大瀧自身の写真が付けられている。

収録曲[編集]

Side I[編集]

  1. おもい 1'03"
    1968年に大瀧が細野晴臣と知り合った時、仲介したのが中田佳彦(作曲家中田喜直の甥)で、大瀧 • 細野 • 中田の3人で日曜日ごとに細野の自宅に集まってお茶飲み会兼ポップスの勉強会が開かれ、それがやがて“LAMPPOST”というグループへと発展した。その後細野がエイプリル・フールを結成した時に、大瀧は中田と“EYES”というデュオを組んだ時期があった。この<おもい>のデモを聞いた中田が気に入り、コーラス・アレンジをした。大瀧はビーチ・ボーイズ的なアカペラでミックスするつもりだったがミキサー吉野金次からの「薄くでもギターがあった方がよい」という助言でこの形になったという。
  2. それはぼくぢゃないよ 3'13"
    シングル・バージョンからベースが差し替えられ、ドラムもリフが追加。更にシングルの時に時間がなく未消化だったボーカルの完全版が出来たことが大瀧にとって最大の収穫だったとし、ここで聴かれるボーカルが後に、自身にとって生涯でのベスト・ボーカルだったのではないかと思うようになったという。シングルではハーモニーがセンターに置かれ、主旋律とのバランスが6対4ぐらいになっていたが、アルバム・バージョンでは左45度に置かれてメロディーと対等のバランスにされ、どちらかといえばハーモニーを聴かせるバージョンになっている。シングルでは“それはぼくじゃないよ”だったタイトルが、アルバムでは“それはぼくぢゃないよ”に変更されている。後に、あがた森魚1973年の自主制作映画『ぼくは天使じゃないよ』の主題歌に使用され、大瀧も端役で映画に出演した。
  3. 指切り 3'34"
    この曲はアル・グリーン<LET'S STAY TOGETER>を目論んで作られたが、ベースまでそのままでは面白くないとのことでザ・ステイプル・シンガーズ<RESPECT YOURSELF>にしたという。この曲のレコーディングについて大瀧は「アル・グリーンのようにソウルフルに歌おうと思っていたんだけど、キーの選定を間違えて。まあ試しに歌ってみようということで、歌がファルセットになったりならなかったり落ち着かないまま、とりあえずトレースで歌ったんだ。すると吉野さんが最初のワンテイクで“これがいい”って。“いやいや、これからアル・グリーンみたいにソウルフルにやるんだからちょっと歌わせてよ”と言ったんだけど。“これがいい。また歌うのなら僕は辞める”ときた。<指切り>は6月5日の録音だから、まだ始まったばかりで辞められたら困る。ということで、正真正銘一回きりの歌入れになった。まあ結果的にはよかったんじゃないかな、どうやったってアル・グリーンにはなりゃしないんだから」[2]という。後にシュガー・ベイブの“LFデモ”と呼ばれるデモ・テープにてレコーディングされた[注 10]
  4. びんぼう 2'10"
    オリジナル盤ではエンディングにあった、松本による付け足しのドラムがCD化に際しカットされ、95年版CD『大瀧詠一』で<びんぼう(ヒマダラケ・バージョン)>に収録された。この曲はのちにウルフルズによって<びんぼう'94>としてカヴァーされ、大瀧による3番の歌詞が新たに提供された。
  5. 五月雨 1'54"
    シングル・バージョンはコーラス以外がモノラル・ミックスだったので、そのステレオ・ミックスとなっている。ただ、このままでは<びんぼう>とタイプがまったく同じだったので、鈴木茂のギターがダビングされ、手拍子とコーラスを追加。さらにダブル・ボーカルで少しポップ調に変更されて、アルバム内でのバランスが取られている。後に“ライチャス・ブラザーズビル・メドレーがこの曲を歌ったらどうなるか”という企画意図でアルバム『NIAGARA CALENDAR』に5月の歌としてセルフ・カバーされた。
  6. ウララカ 2'11"
    一部のカラオケにも入っている初期の大瀧を代表する楽曲。テンポを早くしたJavaヴァージョンなるものが存在するが、ソフト化されていない。はっぴいえんどはこの曲に「はいからはくち」の歌詞をのせてライブで何度か演奏している。後にベスト・アルバム『DEBUT』で<ウララカ'78>としてリテイクされた。2004年にはスペシャルドラマ『四谷くんと大塚くん/天才少年探偵登場の巻』主題歌に使用された。

Side II[編集]

  1. あつさのせい 2'42"
    シングル<空飛ぶくじら>のB面曲<五月雨>での大瀧のドラムを評価した林立夫からの、<びんぼう>や<五月雨>のようなアップテンポのドラムが叩きたいという話を受け、林と以前バンド仲間だった鈴木茂と大瀧の3人でスタジオに入り、プリ・プロが行われた。セッション自体はコード進行を簡単に決めただけのものだったが、ギターとドラムだけで見事なロックン・ロールが出来上がり、この時のテープを聴きながら林のドラムに合わせてメロディーが作られた。大瀧によれば、林によるドラム・フレーズが“あつさのせい”と言っていると、そう聞こえたのだという。この曲はサム・クック<Shake>からの引用を指摘されるが、大瀧自身はデラニー&ボニーで、そこに<Shake>からのいただきが足されているという。大瀧は「茂がジェリー・リードからウェイン・モスに変わっていて、それでテレキャスで1弦と2弦のフレージングを入れちゃえと。で、フォー・ジョー・ハーフではこの手の曲がなかったから、初の林立夫がノリノリで。さらに間奏でジェリー・リー・ルイスみたいなピアノを入れなきゃということになったんだけど、細野さんは“手が痛い”とか言って。そこで林がマンタを紹介してくれて。彼はロックン・ロールを知らないから、彼があのタイプのロックン・ロール・ピアノを弾いたのはこの曲が初めてなんじゃないかな」[2]という。この曲は細野、鈴木、林、松任谷という、後に細野のアルバム『HOSONO HOUSE』で登場する“キャラメル・ママ”の初顔合わせ曲となった。さらにこの曲では<指切り>に続きシンガーズ・スリーが参加しているが、大瀧は<指切り>がソフトだったからハードな<あつさのせい>はできるのかなと思っていたが、この手のタイプはそれまでやっていた歌謡曲にはないから、楽しかったらしいという。そして、これなら女性ドゥーワップもできると踏んで<恋の汽車ポッポ第二部>につながったという。
  2. 朝寝坊 2'05"
    はっぴいえんどの雰囲気を残した楽曲。ニューオーリンズバージョンと言うピアノをフィーチャーした全く違うバージョンが存在するがソフト化されていない。
  3. 水彩画の町 2'18"
    後にベスト・アルバム『DEBUT』で<水彩画の町'78>としてリテイクされた。
  4. 乱れ髪 2'17"
    大瀧作品初のストリングス入りの曲で、ストリングス・アレンジは吉野。本作中一番メロディックな曲なので譜割をいじらなかったため、歌詞とメロディの乖離が最も少ない曲だという。大瀧によれば「この曲は私の初ストリングス作品でもあったんだね。これは吉野さんの助言でイントロに入っているストリングスは元のアレンジではエンディングのコーダとしてついていた。さらにメジャーのエンディングもついていた。そのメジャー・エンディングをカットして、コーダをイントロにつけて、ピアノのイントロにつなげた。当時、はっぴいえんどとしてはストリングス入りの曲を出すような状況ではなかったからソロ・アルバムなのでということなんだね」とし、「“髪を切る”し、テンポをちょっと抑えたら<幸せな結末>になる。えらいところで符合するんだなと思ったよ。素直に歌うという意味では『ロンバケ』の原点でもある」[2]という。ボーカルは<指切り>同様、一回目のもの。後にベスト・アルバム『DEBUT』で<乱れ髪'78>としてリテイクされた。本作と同日リリースされた柳田ヒロのアルバム『HIRO』[注 11]に歌詞が全く同じの同名曲が収録されているが、松本によれば単純な事務的ミステイクだったという。後のインタビューで「はっぴいえんどがロサンゼルスでレコーディングしているときに、柳田が僕の家に取りに来たんだけど、その時一緒にまぎれこんじゃった。あってはいけないことなので、二人には申し訳ないと謝りました。おかげでそれ以来、僕はすごく几帳面になりました」[3]と答えている。
  5. 恋の汽車ポッポ第二部 2'35"
    シングルとして発売された恋の汽車ポッポのアルバムバージョンとして制作された楽曲。最初の部分の歌詞や譜割りが一部異なっている。恋の汽車ポッポは全三部作構成。シングルで発売されたシングルバージョンが第一部、本作に収録されたこの第二部、そして、ライブのみで披露されている<海を渡る恋の汽車ポッポ>という第三部が存在する。第三部は途中でリズムトラックが似ている洋楽の<Stay>が混ざっていて、シュガー・ベイブの演奏とともに披露された。
  6. いかすぜ! この恋 2'16"
    大瀧にとって原点であるエルヴィス・プレスリーでしめるのは、デビュー・アルバムとしては当然のことだったという。曲はエルヴィスのタイトルだけを集めた、いわゆる“折込みポップス”[注 12]。コーラスは、はっぴいえんどが初めて日比谷野音に出演する際にコーラス・メンバーに起用した鈴木慶一と大瀧。エルヴィスのバック・コーラスが“ジョーダネーヤーズ”だったので、“冗談じゃねーやーず”と命名された。アルバムにはカセット音で収録されているが、大瀧にとってエルヴィスは最後の切り札なので、まだ公然と使う時期ではないと思っていたからだという。そこで、モビー・グレープのアルバム『WOW』のA面最後に78回転で再生してSP風の音を聴くというのがあって、そのシャレを真似て、さらに奥まったシャレにしたという。しかし、さすがに最後だけ78回転にするということは許してもらえず、せめてSPのような音にしようと企画された。いろいろ試行錯誤の結果、吉野から「カセット・プレーヤー(TC-1000B)をピアノの中に入れてマイクで拾えばそれらしい音になる」と言う提案があり、オリジナル・アルバム収録のこのような音になった。さらに吉野からのアイデアで、モノラルは面白くないからどちらか左右片方にしようとエスカレート。たまたま大瀧が持っていたステレオ・セットの右のスピーカーが故障していたので左チャンネルにミックスされた。さらに、曲が終わるとテープの消し残りの<あつさのせい>のイントロが始まり“面白い”ということでそのまま録音していたら、カセット・テープの残量がなくなってオート・シャット・オフ機能が働いて“パチン”と止まる音まで入ってしまった。この偶然性に着目した大瀧はアルバム・カッティングの際、そのカセットが止まる音がレコード盤のエンドの引込み線に入る直前になるようにカッティング・エンジニアに要求した。そのためエンジニアはラッカー盤を何枚も無駄にしてしまったという。後に<烏賊酢是! 此乃鯉>と改題されてアルバム『LET'S ONDO AGAIN』でリメイクされたほか、大瀧同様エルヴィス・ファンの西田敏行によってカバーされた。

クレジット[編集]

おもい[編集]

  • words, music 大瀧詠一
  • arrangements 中田佳彦


  • guitar, vocals 大瀧


  • Recorded On JUN. 20TH., SEPT. 29TH.


  • ©1972 Seven-Seas Music, Pub. Co., Ltd.

それはぼくぢゃないよ[編集]

  • words 松本隆
  • music 大瀧詠一
  • arrangements ちぇるしい



  • 12st guitar, vocal 大瀧


  • Original recorded on OCT. 9TH. 1971.
    • SINGLE BS-1465 KING RECORD.


  • Re-recorded On MAY. 15TH. 1972


  • ©1971 ART MUSIC. Pub.

指切り[編集]

  • words 松本隆
  • music and arrangements 大瀧詠一




  • Recorded On JUN. 5TH. 1972


びんぼう[編集]

  • words, music and arrangements 大瀧詠一


  • bass 細野晴臣
  • drums 松本隆
  • -Featurin'-
  • 鈴木茂 Hoseam-o-style guitar
  • 宇野主水 on organ
  • chorus -guest singer- 布谷文夫


  • guitar, vocal 大瀧


  • Recorded On APR. 9TH., MAY. 15TH.


  • ©1972 P.M.P

五月雨[編集]

  • words, music and arrangements 大瀧詠一


  • drums イーハトヴ田五三九
  • -Featurin'-
  • 野地義行 “samidare” bass
  • guitar 鈴木茂
  • clapping 三浦, 多羅尾, ほしいも
  • chorus ドゥルゥトゥル愛好会
  • percussion 多羅尾伴内


  • vocal 大瀧


  • Recorded On MAR. 12th., MAY. 31ST. and SEP. 29TH.


  • -SINGLE-
  • OF-3 Bellwood Record.


  • ©1972 P.M.P

ウララカ[編集]

  • words, music 大瀧詠一
  • arrangements 多羅尾伴内


  • drums 松本隆
  • bass 細野晴臣
  • -Featurin'-
  • chorus 大團圓合唱団
  • 鈴木茂 Uraraka-guitar
  • 宇野主水 guitar, Ron-Ron-piano


  • guitar, vocals 大瀧


  • Recorded On APR. 9TH.



  • 大團圓合唱団 : 多羅尾, 宇野, ほしいも, 鈴木慶一


  • ©1972 P.M.P

あつさのせい[編集]

  • words, music and arrangements 大瀧詠一


  • “Hot” drums 林立夫
  • “Cool” bass 細野晴臣
  • -Featurin'-
  • 鈴木茂 “Hot” guitar
  • 松任谷正隆 “Hot” piano
  • シンガーズ・スリー “Hot” chorus


  • vocal 大瀧


  • Recorded On JUL. 10TH.


  • Introduction, conceived by 林, 鈴木, 大瀧
  • words inspiration by 布谷文夫


  • ©1972 Seven-Seas Music, Pub. Co., Ltd.

朝寝坊[編集]

  • words, music and arrangements 大瀧詠一


  • bass 原田政長
  • drums ジミー竹内
  • -Featurin'-
  • cla. 佐野博美
  • per. 福島照之
  • Fingertips 森, 多羅尾


  • guitar, vocal and whistle 大瀧


  • ©1972 Seven-Seas Music, Pub. Co., Ltd.

水彩画の町[編集]

  • words 松本隆
  • music and arrangements 大瀧詠一


  • -Featurin'-
  • chorus 上星川コーラス同好会
  • conga 多羅尾伴内


  • guitar, vocal and whistle 大瀧


  • Recorded On JUN. 20TH., JUL. 10TH.


  • ©1972 Seven-Seas Music, Pub. Co., Ltd.

乱れ髪[編集]

  • words 松本隆
  • music and arrangements 大瀧詠一
  • strings Arr. 吉野金次


  • -Featurin'-
  • drums 林立夫
  • bass 細野晴臣


  • piano 宇野主水
  • strings ストリングスハーモニーオーケストラ交響楽団
  • conducted by 吉野金次


  • vocal 大瀧


  • Recorded On JUL. 5th., 16TH.


  • ©1972 Seven-Seas Music, Pub. Co., Ltd.

恋の汽車ポッポ第二部[編集]

  • words 江戸門弾鉄, 多羅尾伴内
  • music and arrangements 多羅尾伴内


  • drums 宇野主水, 多羅尾伴内
  • bass 南部半九郎


  • -Featurin'-
  • chorus シンガーズ・スリー
  • guitar 鈴木茂
  • clapping 三浦, 吉野, 森, 多羅尾


  • vocal 大瀧


  • Recorded On JUL. 20TH.
  • “Part I” recorded on OCT. 9TH. 1971.
  • -SINGLE-
  • BS-1465 KING RECORD.



  • Special thanks to Super Stars of Golden-Rock'n Roll-Age.


  • ©1972 ART MUSIC. Pub.

いかすぜ! この恋[編集]

  • words, music and arrangements 多羅尾伴内


  • -Featurin'-
  • 多羅尾伴内 “qluis style vocal”


  • drums 松本隆
  • wood bass 細野晴臣
  • 宇野主水 on “string” piano
  • chorus
  • -冗談じゃねーやーず-
  • (多羅尾&慶一)


  • Recorded On JUN. 12TH.


  • This song is bassed on Elvis' song “I Gut Stung”
  • And all words are from his song's title
  • And dedicated To My Elvis!
  • Recorded from SONY cassette-Corder TC-1000 B.


  • ©1972 P.M.P

スタッフ[編集]

  • RECORDING MIXIBNG ENGINEER
  • 吉野金次
  • ASSISTANT
  • モウリスタジオ・オールスターズ, 野村正樹
  • RECORDING STUDIO
  • モウリスタジオ, 目黒
  • MANAGEMENTS
  • 風都市
  • Thanks to 石浦, 前島 Bros., 上村
  • AGENT
  • 中村誠
  • SCORING
  • 吉野金次
  • DIRECTION
  • 三浦光紀
  • PHOTO
  • 野上眞宏
  • DESIGN
  • Work Shop MU!!


  • PRODUCED BY 大瀧詠一
  • Dedicated To “P”

CD:OOCO-1, SRCL-4170[編集]

大瀧詠一
大滝詠一スタジオ・アルバム
リリース 1995年3月24日
1997年11月1日(再発)
録音 モウリスタジオ, 目黒
ジャンル J-POP
時間 54分20秒
レーベル Oo Records
CD:OOCO-1
Sony Records(再発)
CD:SRCL-4170
プロデュース 大瀧詠一
大滝詠一 年表
A LONG VACATION
NIAGARA TRIANGLE Vol.2
EACH TIME
B-EACH TIME L-ONG
(1991年)
大瀧詠一
NIAGARA MOON
NIAGARA TRIANGLE Vol.1
1995年
GO! GO! NIAGARA
NIAGARA CALENDAR
SNOW TIME
1996年
ナイアガラ・レーベル 年表
SONGS / SUGAR BABE
1994年
大瀧詠一
NIAGARA CM SPECIAL / NIAGARA CM STARS
NIAGARA MOON / 大滝詠一
NIAGARA TRIANGLE Vol.1 / 山下達郎伊藤銀次、大滝詠一
大瀧詠一 Song Book II -大瀧詠一作品集 Vol.2 (1971-1988)-
1995年
GO! GO! NIAGARA / 大滝詠一
NIAGARA CALENDAR / 大滝詠一
LET'S ONDO AGAIN / NIAGARA FALLIN' STARS
SNOW TIME / 大滝詠一、FIORD 7
1996年
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解説[編集]

Oo Records第一回作品として、大瀧本人の書き下ろしライナーノーツ付き、ボーナストラック10曲入りでリイシューされた。

収録曲[編集]

  1. 恋の汽車ポッポ (シングル・バージョン) 2'13" *
    words 江戸門弾鉄, music and arrangements 多羅尾伴内
  2. それはぼくじゃないよ (シングル・バージョン) 3'14"
    words 松本隆, music 大瀧詠一, arrangements ちぇるしい
  3. 空飛ぶくじら (シングル・バージョン) 2'07"
    words 江戸門弾鉄, music and arrangements 多羅尾伴内
  4. 五月雨 (シングル・バージョン) 2'19"
  5. おもい 1'04"
  6. それはぼくぢゃないよ 3'14"
  7. 指切り 3'33"
  8. びんぼう 2'00"
  9. 五月雨 1'59"
  10. ウララカ 2'11"
  11. あつさのせい 2'45"
  12. 朝寝坊 2'06"
  13. 水彩画の町 2'19"
  14. 乱れ髪 2'16"
  15. 恋の汽車ポッポ第二部 2'32"
  16. いかすぜ! この恋 1'57"
    アルバムに収録されたカセット音になる前のバージョン。本CDで初収録となった。これを含むシングル・バージョン以外の6曲のボーナス・トラックは、大瀧個人が所有していたもの。大瀧によれば、もし会社に原盤の管理をすべて委ねていたら、もう聴くことのできない音源だったという。さらにアルバムのマルチ・テープは既に現存せず、2チャンネルのマスターしか存在していない。こうしたことから、アーティストが自分の作品を守るには自分で原盤を持たなければならないと強く考えるようになり、それが“ナイアガラ構想”へと発展していった。
  17. 空飛ぶくじら (ピアノ・イントロ・バージョン) 2'19"
    吉野が「もし良かったら使ってみない?」という感じで、ピアノで弾いたイントロが追加されているほか、ソロ・ボーカルをテープ・ヘッド差を利用したダブル・ボーカルになっている。
  18. それはぼくぢゃないよ (アルバムMIX-2) 3'18"
    シングルではセンター、アルバムのOKテイクでは左45度にそれぞれコーラスが配置されていたが、このミックスでは左端に置かれている。
  19. びんぼう (ヒマダラケ・バージョン) 2'23"
    “ひまだらけ”が二回繰り返されている、最初のバージョン。OKテイクに対し、左のオルガンが大きくミックスされている。エンディングで、松本によるドラムの付け足しがあるが、これがエルヴィスの<BABY I DON'T CARE>のエンディングに似ていると思った大瀧の判断でOKテイクに生かされた。
  20. ウララカ (イントロ・ドラム・バージョン) 2'17"
  21. おもい
    (UNDUBBED VERSION:TAKE1) 2'01"
    (UNDUBBED VERSION:TAKE2) 1'04"
    コーラスがダビングされる前の、ソロ・ボーカル・テイク。
  22. いかすぜ! この恋 (カセット・バージョン) 2'19"
    カセット・レコーダーでの再生音をマイクで拾ったSP盤風のカセット音バージョン。オリジナル盤ではB面最後に収録されていた。


(p)1971 (1,2) 1972 (3~15,22) 1995 (16~21) KING RECORD
(* : MONO)

Bellwood 40th Anniversary Collection (CD:KICS-91801)[編集]

大瀧詠一
大滝詠一スタジオ・アルバム
リリース 2012年10月3日
(Bellwood 40th Anniversary Collection)
録音 モウリスタジオ, 目黒
ジャンル J-POP
レーベル BellwoodKING
プロデュース 大瀧詠一
大滝詠一 年表
NIAGARA TRIANGLE Vol.2 30th Edition
2012年
大瀧詠一
2013年
EACH TIME 30th Edition
2014年
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解説[編集]

本作の40周年に合わせて当初、大瀧は未発表音源も含めてリマスタリングを始めたが、原盤を所有するキングレコードが自社で行いたいとの意向を伝えてきたことで取りやめとなり、“Bellwood 40th Anniversary Collection 40周年特別企画 紙ジャケコレクション”11タイトルの内の一作として、オリジナルの曲順による紙ジャケット仕様の完全限定プレス盤でリリースされた。

収録曲[編集]

  1. おもい
  2. それはぼくぢゃないよ
  3. 指切り
  4. びんぼう
  5. 五月雨
  6. ウララカ
  7. あつさのせい
  8. 朝寝坊
  9. 水彩画の町
  10. 乱れ髪
  11. 恋の汽車ポッポ第二部
  12. いかすぜ! この恋

クレジット[編集]

  • リイシュー・スタッフ
  • 総監修 : 三浦光紀
  • 補監修 : 小倉エージ
  • 新規解説編集 : 山田順一
  • リマスタリング・エンジニア : 田中浩路(JVC Mastering Center)
  • リプロダクト・デザイン : アプローチ
  • デザイン・コーディネーター : 山下淳一
  • A&R : 宮田克己、本田丈和


  • 解説 : 高塚浩一


  • Originally Released in 1972/11/25 as Bellwood ⁄ KING  OFL-7

レコーディング・データ[編集]

1971年
  • 10月9日、ソロ・シングル用<それはぼくじゃないよ>、<恋の汽車ポッポ>レコーディング(目黒モウリスタジオ)。
  • 10月19日、シングル・ジャケット用写真撮影(青梅鉄道公園、撮影:おおくぼひさこ)。
  • 10月21日、ソロ・シングル、ミックス(目黒モウリスタジオ) 。
  • 10月23日、ソロ・シングル、カッティング立会い(キングレコードの工場)。
  • 12月10日、ソロ・デビュー・シングル「恋の汽車ポッポ/それはぼくじゃないよ」発売。はっぴいえんどのシングル「花いちもんめ/夏なんです」と同日発売。
1972年
  • 3月3日、リハーサル(新宿御苑スタジオ)。
  • 3月4日、リハーサル(新宿御苑スタジオ)。
  • 3月6日、リハーサル(新宿御苑スタジオ)。
  • 3月11日、リハーサル(新宿御苑スタジオ)。
  • 3月12日、シングル<五月雨>、<空飛ぶくじら>レコーディング(目黒モウリスタジオ)。
  • 4月9日、<びんぼう>、<ウララカ>レコーディング(目黒モウリスタジオ)。
  • 5月15日、<びんぼう>、<それはぼくぢゃないよ>レコーディング(目黒モウリスタジオ)。
  • 6月5日、<指切り>レコーディング(目黒モウリスタジオ)。
  • 6月12日、<いかすぜ! この恋>レコーディング(音羽キングスタジオ)。
  • 6月17日、<指切り>、<いかすぜ!この恋>ヴォーカル・パート・レコーディング(目黒モウリスタジオ)。
  • 6月20日、<おもい>、<水彩画の街>レコーディング(目黒モウリスタジオ)。
  • 6月25日、シングル「空飛ぶくじら/五月雨」発売。
  • 6月29日、リハーサル(新宿御苑スタジオ)。
  • 7月5日、<乱れ髪>レコーディング(目黒モウリスタジオ(1スタ))。
  • 7月10日、<あつさのせい>、<水彩画の街>レコーディング(目黒モウリスタジオ(1スタ))。
  • 7月16日、<乱れ髪>、<朝寝坊>レコーディング(目黒モウリスタジオ)。
  • 7月20日、<恋の汽車ポッポ第二部>レコーディング(目黒モウリスタジオ)。
  • 8月21日、アルバム『大瀧詠一』ミックス・ダウン(目黒モウリスタジオ(1スタ))。
  • 8月23日、アルバム『大瀧詠一』ミックス・ダウン(目黒モウリスタジオ(1スタ))。
  • 9月1日、ダビング(目黒モウリスタジオ(1スタ))。
  • 9月11日、ダビング(目黒モウリスタジオ(1スタ))。
  • 9月12日、ダビング(目黒モウリスタジオ(1スタ))。
  • 9月16日、ダビング(目黒モウリスタジオ(1スタ))。
  • 9月22日、ダビング(目黒モウリスタジオ(1スタ))。
  • 9月24日、アルバム・ジャケット撮影(撮影:野上眞宏)。
  • 9月29日、<おもい>、<五月雨>レコーディング(目黒モウリスタジオ)。
  • 10月3日、アルバム『大瀧詠一』レコーディング終了。
  • 10月4日、アルバム『大瀧詠一』カッティング立会い。その後、ベルウッド・レコードの会員制集会『新譜を聴く会』に出席。さらに19時、はっぴいえんどのアルバム『HAPPY END』レコーディングのため羽田空港に向かう。21時40分発の便でロサンゼルスに出発。その際、大瀧は完成間もないアルバムのマスター・テープとそのコピーを持参、アメリカでもカッティングが行われた。
  • 10月25日、帰国。
  • 11月25日、アルバム『大瀧詠一』発売。

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ はっぴいえんど風街ろまん1971年11月20日発売 URC LP:URG-4009
  2. ^ 当時、キングレコード制作部の教養課に所属していたディレクターの三浦光紀は「大瀧さんにソロをやらないかと声をかけたのは、はっぴいえんどが『風街ろまん』を録っている最中でしたね。レコーディングが終わったらすぐに制作に入りました。その頃すでにはっぴいえんどが解散するんじゃないかというのは、漠然と思っていたんです。ただ当然、彼らは各々がソロでもやっていける人たちだと思っていました。当時のはっぴいえんどは、求道者的でストイックなバンドだったんですね。日本語のロック論争なんかがあって、そうせざるを得ない部分もあった。だから、あまりノリの軽いものはできなかったんです。そういう意味では、アメリカン・ポップスから日本の歌謡曲まで造詣が深かった大瀧さんは、バンドとはまったく違うアプローチができて、ポップスという意味ではとても質の高いものが作れると思ったので、ますは大瀧さん、次が細野さん、その次がさんという感じで、僕の中では順番を決めていたんですよ」(Bellwood 40th Anniversary Collection『大瀧詠一』収載“大瀧詠一『大瀧詠一』について 三浦光紀(談)”(高塚浩一))とコメントしている。
  3. ^ 恋の汽車ポッポ1971年12月10日発売 KING EP:BS-1465
  4. ^ a b 「空飛ぶくじら」 1972年5月25日発売 Bellwood ⁄ KING EP:OF-3
  5. ^ 三浦は出版をPMPに預け、大瀧はここで朝妻一郎と初めて会うことになった。
  6. ^ 1981年のアルバム『A LONG VACATION』も、当初はシングル盤6枚+絵本という構想だった。
  7. ^ ELVIS PRESLEYELVIS PRESLEY』 Released in March 23, 1956 on RCA Victor LP:LPM 1254
  8. ^ 1997年のシングル「幸せな結末」でも、同じイラストが使われた。
  9. ^ はっぴいえんど『HAPPY END』 1973年2月25日発売 Bellwood ⁄ KING LP:OFL-8
  10. ^ 1974年4月3日、24日、ニッポン放送1スタジオ
  11. ^ 柳田ヒロ『HIRO』 1972年11月25日発売 URC LP:URG-4017
  12. ^ やさしく愛してLOVE ME TENDER)」~「冷たい女(HARD HEADED WOMAN)」~「本命はおまえだ(STUCIK ON YOU)」~「今夜はひとりかい?(ARE YOU LONESOME TONIGHT?)」~「胸がもえたぜ(FEVER)」~「冷たくしないで(DON'T BE CRUEL)」~「僕の天使よ(ANGEL)」~「君の気持を教えてね(MAKE ME KNOW IT)」~「どっちみち俺のもの(ANY WAY YOU WANT ME (THAT'S HOW I'LL BE)」~「いかすぜ、この恋(IT FEELS SO RIGHT)」~「マリーは恋人((MARIE'S THE NAME) HIS LATEST FLAME)」~「忘れ得ぬ人(THAT'S SOMEONE YOU NEVER FORGET)」~「あなたを離さない(I'LL NEVER LET YOU GO (LITTLE DARLIN'))」~「恋にしびれてALL SHOOK UP)」~「好きにならずにいられない(CAN'T HELP FALLING IN LOVE)」~「内気な打ち明け(JUST TELL HER JIM SAID HELLO)」~「チャンス到来(DONCHA' THINK IT'S TIME)」~「望みがかなった(MY WISH CAME TRUE)」~「恋の大穴(A BIG HUNK O'LOVE)」~「思い出の指環(WEAR MY RING AROUND YOUR NECK)」~「僕は君のもの(I'M YOURS)」~「キッスにしびれた(SUCH A NIGHT)」~「恋は激しく(WHEN IT RAINS, IT REALLY POURS)」~「君と僕はいつまでも(FINDERS KEEPERS, LOSERS WEEPERS)」~「似合いのカップル(A BOY LIKE ME, A GIRL LIKE YOU)」~「気楽にいこうぜ(EASY COME, EASY GO)」~「口笛吹いて(A WHISTLING TUNE)」~「ポケットが虹でいっぱい(POCKETFUL OF RAINBOWS)」~「アイ・ガット・スタング(I GOT STUNG)」~「アイ・ガッタ・ノウ(I GOTTA KNOW)」~「ベイビー・アイ・ドント・ケア((YOU'RE SO SQUARE) BABY, I DON'T CARE)」~「ハッピー・エンディング(HAPPY ENDING)」

出典[編集]

  1. ^ 野上眞宏写真集『HAPPY II SNAPSHOT DIARY:Tokyo 1970-1973』2002年12月10日初版発行(ブルース・インターアクションズ) pp.206-212 “Dialogue between Yukimasa Okumura and Mike Nogami 奥村靫正×野上眞宏”
  2. ^ a b c 文藝別冊『大瀧詠一 <増補新版>』(河出書房新社)pp.190-223 スペシャル・インタビュー 『大瀧詠一』ができるまで (聞き手=湯浅学2012年8月30日増補新版初版発行
  3. ^ 北中正和「01 松本隆インタヴュー」、『ロック画報 01』第1号、株式会社ブルース・インターアクションズ、2000年6月25日、 12-21頁、 ISBN 978-4938339746

外部リンク[編集]