陰陽座

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陰陽座
基本情報
出身地 日本の旗 日本大阪府
ジャンル ヘヴィメタル[1]
フォーク・メタル[1]
活動期間 1999年 -
レーベル キングレコード
マンドレイク・ルート
岩神
公式サイト 陰陽座公式サイト
メンバー
黒猫ボーカル
瞬火ベース・ボーカル)
招鬼ギター
狩姦ギター
旧メンバー
斗羅ドラムスパーカッション

陰陽座(おんみょうざ)は、日本ヘヴィメタルバンド。キャッチフレーズは「妖怪ヘヴィメタル」。公式ファンクラブは「式神倶楽部」(会員を式神と呼ぶ)。

来歴[編集]

1999年結成。6月20日に大阪 西九条BRAND NEWにて初ライヴ『降臨』決行。

2001年12月16日メジャー・デビューを飾るマキシシングル「月に叢雲花に風」を発売。

2002年アイアン・メイデンのトリビュートアルバム(日本盤のみ)に、唯一の日本人アーティストとして参加した。また2003年にはジューダス・プリーストのトリビュートアルバムにも参加(同作でも唯一の日本勢)。

2003年1月22日、4枚目のアルバム『鳳翼麟瞳』を発表。その際、当初は所属レーベルであるキングレコード側からレーベル初のコピーコントロールCDの導入が提案された。これについて瞬火が「新たな時代のスタンダードになるかもしれない手法に対して臆することなく行動を起こそうというその『心意気』を買ってこれを承諾するのだから、万一この施策が途中で頓挫したり、陰陽座だけが『実験台』になって終わったりするようなことがあった場合、即刻通常のCDに戻して発売し直してほしい」という条件を出した上でこれを承諾・契約する[2]。しかし、消費者側からのCCCDに対する各レコード会社への非難は多く、以降キングレコードからCCCDが発売されることはなかった。その結果『鳳翼麟瞳』は通常CDとして再発売され、それまでの時点で陰陽座としては最高の売上を記録した。

2004年5月29日にはロックバンドとしては世界初となる能楽堂(東京・銕仙会能楽研修所)での公演を実現させる。同年9月23日リリースの「組曲「義経」〜悪忌判官」でも世界初能楽堂の舞台においてプロモーションビデオを撮影した。

2004年9月から12月にかけて42都道府県を巡るツアーを敢行。

2005年9月下旬から10月初旬にかけて初めてのヨーロッパツアーを実施。

2006年2月25日初となるホールライブ『珠玉の宴』を中野サンプラザにて決行。

2006年5月下旬から11月下旬の約半年をかけて、ヨーロッパ2箇所を含む全都道府県でのライヴを行なうというツアーを実施。途中、黒猫の突発的な病気による公演延期などがあったものの、全公演が完遂された。

2008年リリースの『魑魅魍魎』、2009年リリースの「相剋/慟哭」に於いてそれぞれアルバム、シングル部門で初のウィークリーTOP10入りを記録した。同年3月10日に公式サイトで斗羅の脱退が発表された。

2010年7月から10月にかけて全国ツアー『続・生きることとみつけたり!!』を敢行。宮崎公演にて日本2周目を達成。 2006年の全都道府県ツアーが終わった直後からの、「一度で廻るのが難しければ何年かけても少しずつ廻ればいつかすべての都道府県にいける」という密かな野望が実を結ぶこととなった。

2012年初のホール全国ツアー『絶界の鬼子母神』を敢行。2部構成になっており、第1部ではコンセプトアルバムの組曲(全12曲)をMC一切無しで演奏した。

概要[編集]

和服平安装束のような衣装を着用し、人間のあらゆる感情を映す妖怪を題材としている。そのコンセプトやルックスから所謂「色物」と扱われることもあり、また2000年代の「ネオ・ヴィジュアル系」ブームや海外におけるジャパニメーションブームとの関連を語られることもあるが、音楽性は端正かつ叙情的な王道のヘヴィメタルを志向しており、男女ツインヴォーカルによる表現の振れ幅の広さは特筆に値する。特に女性ボーカル黒猫の美声には定評があり、陰陽座が誇る希代の歌姫と称されている。

歌詞は日本語以外の言語を極力排除して[3]古語漢語を多用する。言葉の響きと漢字の意味の両立にこだわった独特の詞風を遵守しているが、その題材は妖怪や説話・伝承を中心に、山田風太郎の『忍法帖シリーズ』のオマージュである「○○忍法帖」シリーズ、京極夏彦手塚治虫の本歌取り、瞬火招鬼狩姦らの出身地である愛媛県の方言を交えた土俗的なものなど幅広い。2004年には源義経を題材とした組曲を発表するなど、一貫して日本的なテーマを取り上げている。これらのコンセプトは大半の作品で作詞作曲に携わっているベース兼ボーカル瞬火によるものである。

すでに全都道府県を2周しているという事実が物語るように、生粋のライヴバンドとして全国ツアーを積極的に行っている。アンコールを行う回数が多いことでも知られ、ツアーライブでは4回、5回もアンコールをするのが恒例となっている。

メンバー[編集]

正規メンバー[編集]

陰陽座結成以前から黒猫がもともとこの名前を使用していたため、他のメンバーもそれに倣いにちなんだ名前を名乗っている。

元メンバー[編集]

  • 斗羅(とら/ドラムスパーカッション
    本名は河塚篤史。
    結成時からサポートメンバーとして参加、その後正式加入するも2009年に脱退。再びサポートメンバーとなったが、2011年春のツアー(東日本大震災の影響で中止となった)以降はツアー、音源共に参加していない。
    現在はポストロックバンドNESSで活動中。

サポートメンバー[編集]

  • 石川和智(ドラムス)
    • 全国ツアー2011『谺』に参加。
  • 土橋誠(ドラムス・パーカッション/元Waive)
    • 2011年リリースのアルバム『鬼子母神』より参加、2012年の全国ツアーよりサポートドラムスを務める。
    • 2014年リリースのシングル「青天の三日月」のミュージックビデオにも参加。
  • 阿部雅宏(ピアノキーボード)
    • 土橋と同様『鬼子母神』の製作に携わり、以降もサポートキーボーディストとして参加。

ディスコグラフィー[編集]

シングル[編集]

インディーズ[編集]

発売日 タイトル 規格品番 最高位 備考
1st 2000年4月3日 桜花ノ理 MOCR-0003 圏外 CD-R・廃盤、初回盤のみボーナストラック収録

メジャー[編集]

発売日 タイトル 規格品番 最高位 備考
1st 2001年12月16日 月に叢雲花に風 KICM-1042 圏外
2nd 2002年12月25日 妖花忍法帖 KICM-1066 57位
3rd 2003年6月4日 鳳翼天翔 KICM-1073 69位
4th 2003年10月1日 醒(めざめ) KICMCM-1090 30位
5th 2004年1月27日 睡(ねむり) KICM-1091 40位
6th 2004年9月23日 組曲「義経」〜悪忌判官 KICM-1117 30位
7th 2004年10月27日 組曲「義経」〜夢魔炎上 KICM-1118 32位
8th 2004年11月26日 組曲「義経」〜来世邂逅 KICM-1119 33位 初回プレス盤のみボックスケース仕様
9th 2005年4月27日 甲賀忍法帖 KICM-1134 31位
10th 2007年6月27日 黒衣の天女 KICM-1207 14位
11th 2008年8月6日 紅葉(くれは) KICM-1239 15位
12th 2009年1月21日 相剋/慟哭 KICM-1267 13位
13th 2009年8月26日 蒼き独眼 KICM-1287 17位
14th 2011年2月9日 紺碧の双刃 KICM-1329 23位
15th 2014年3月19日 青天の三日月 KICM-1509 19位

アルバム[編集]

オリジナルアルバム[編集]

発売日 タイトル 規格品番 最高位
1st 1999年12月25日 鬼哭転生 MOCR-0001 (1999年12月25日発売 魍魎の匣)
MOCR-01RM (2002年1月10日再発 Mandrake Root)
KICS-1053 (2004年1月7日再発 キングレコード)
圏外
2nd 2000年12月24日 百鬼繚乱 MOCR-0004 (2000年12月24日発売 魍魎の匣)
MOCR-04RM (2002年2月1日再発 Mandrake Root)
KICS-1054 (2004年1月7日再発 キングレコード)
3rd 2002年1月10日 煌神羅刹 KICS-927 49位
4th 2003年1月22日 鳳翼麟瞳 KICS-994 23位
5th 2004年3月3日 夢幻泡影 KICS-1066 27位
6th 2005年6月22日 臥龍點睛 KICS-1182 20位
7th 2007年7月25日 魔王戴天 KICS-1314 13位
8th 2008年9月10日 魑魅魍魎 KICS-1385 9位
9th 2009年9月9日 金剛九尾 KICS-1484 13位
10th 2011年12月21日 鬼子母神 KICS-1733 13位
11th 2014年9月24日 風神界逅 KICS-3104
12th 2014年9月24日 雷神創世 KICS-3105

ミニアルバム[編集]

発売日 タイトル 規格品番 最高位 備考
1st 2002年7月24日 封印廻濫 KICS-961 63位 インディーズ時代の楽曲の再録音に新曲2曲を追加

ライヴアルバム[編集]

発売日 タイトル 規格品番 最高位
1st 2003年6月25日 赤熱演舞 KICS-1021 68位
2nd 2006年6月7日 陰陽雷舞 KICS-1245/46 35位

ベストアルバム[編集]

発売日 タイトル 規格品番 最高位
1st 2006年2月8日 陰陽珠玉 KICS-91216/7(初回限定盤)
KICS-1216/7(通常盤)
14位
2nd 2010年12月22日 陰陽大全 KIZC-101 - 13 48位
3rd 2013年12月4日 龍凰珠玉 KICS-1990/1 18位

映像作品[編集]

発売日 タイトル 規格品番 最高位
初回限定盤 通常盤
1st 2002年1月10日 百鬼降臨伝〜陰陽座単独活動絵草紙〜 KICS-1021 7位
2nd 2003年6月25日 白光乱舞 KIBM-46 40位
3rd 2005年3月2日 我屍越行 KIBM-90078 KIBM-78 28位
4th 2005年8月22日 幽玄霊舞 NBD-7025/26 NBD-25 圏外
5th 2006年6月21日 珠玉宴舞 KIBM-90108/09 KIBM-108/09 40位
6th 2008年1月23日 天下布舞 KIBM-90158/59 KIBM-158/59 44位
7th 2010年4月21日 龍凰輪舞 KIBM-90240/41 KIBM-240/41 24位
8th 2010年7月1日 式神雷舞 NBD-65 圏外
9th 2012年9月5日 絶界演舞 KIBM-90324/25 KIBM-324/25 6位
10th 2013年12月13日 式神謳舞 NBD-79 圏外

バンドスコア[編集]

  1. 『陰陽魂譜』(2003年6月23日)
  2. 『鬼哭転生』(2004年1月14日)
  3. 『夢幻泡影』(2004年3月26日)
  4. 『臥龍點睛』(2005年8月20日)
  5. 『珠玉魂譜』(2008年11月21日)
  6. 『金剛九尾』(2010年8月8日)
  7. 『鬼子母神』(2013年10月15日)

タイアップ[編集]

楽曲 タイアップ
月に叢雲花に風 TBS系「桂芸能社ポンッ!」エンディングテーマ
毎日放送系「P.S.〜Pop Shake」エンディングテーマ
妖花忍法帖 テレビ朝日系「ワールドプロレスリング」ファイティングミュージック(エンディングテーマ)
日本テレビ系「爆笑問題のススメ」2003年10月度エンディングテーマ
組曲「義経」〜悪忌判官 テレビ朝日系「完売劇場」エンディングテーマ
甲賀忍法帖 UHF系アニメ『バジリスク 〜甲賀忍法帖〜』オープニングテーマ
黒衣の天女 テレビ朝日系「アドレな!ガレッジ」エンディングテーマ
紅葉 日本テレビ系「ルート88」エンディングテーマ
相剋 ニンテンドーDSソフト「犬神家の一族」オープニングテーマ
慟哭 ニンテンドーDSソフト「犬神家の一族」エンディングテーマ
蒼き独眼 ぱちんこCR戦国乱舞大当たりラウンド曲
紺碧の双刃 ぱちんこCR戦国乱舞〜紺碧の双刃〜 テーマソング

書籍[編集]

  1. 『百の鬼が欧州を行く』(2006年2月28日)
  2. 『魔王草紙』(2007年12月14日)
  3. 『絶界の鬼子母神』(2011年11月15日)

ラジオ[編集]

  • 『陰陽座の妖気な百鬼夜行』(CBCラジオ、2002年10月〜2003年3月 黒猫、瞬火 準レギュラーで招鬼、狩姦、斗羅)
  • 『HOT ROCKIN'』(NACK5、2004年4月~2011年3月 黒猫、瞬火のみ)

脚注[編集]

  1. ^ a b キューブミュージック
  2. ^ 瞬火 (2004年7月31日). “瞬火のまったり徒然草 (HTML)” (日本語). 2008年8月12日閲覧。
  3. ^ ただし“鎮魂歌”を「レクイエム」(「文車に燃ゆ恋文」)、“”を「カルマ」(「式を駆る者」)と歌った楽曲は存在する。

外部リンク[編集]