チューリップテレビ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
株式会社 チューリップテレビ
Tulip-TV Incorporated
Tulip Television Broadcastingcenter.jpg
チューリップテレビ放送センター
種類 株式会社
市場情報 非上場
略称 TUT
本社所在地 日本の旗 日本
933-0912
富山県高岡市丸の内1番40号
設立 1989年11月21日
業種 情報・通信業
事業内容 放送法に基づくテレビジョン放送その他一般放送事業
代表者 代表取締役社長 島倉 正
資本金 20億円(2011年3月31日時点)
売上高 30億7726万円(2011年3月期)
営業利益 856万円(2011年3月期)
純利益 △1億618万円(2011年3月期)
純資産 29億6695万円(2011年3月31日時点)
総資産 51億9016万円(2011年3月31日時点)
従業員数 81人(2011年4月1日時点)
決算期 3月
主要株主 インテック三協立山東京放送ホールディングスフジ・メディア・ホールディングス読売新聞東京本社
主要子会社 株式会社 北陸チューリップ
外部リンク http://www.tulip-tv.co.jp/
特記事項:放送センター:富山県富山市奥田本町8番24号
従業員数は出向13人、嘱託6人、契約1人、臨時5人を含む。
テンプレートを表示
チューリップテレビ
英名 Tulip-TV Incorporated
放送対象地域 富山県
ニュース系列 JNN
番組供給系列 TBSネットワーク
略称 TUT
愛称 チューリップテレビ
呼出符号 JOJH-DTV
呼出名称 チューリップテレビ
デジタルテレビジョン
開局日 1990年10月1日
本社 〒933-0912
富山県高岡市丸の内1番40号
演奏所 富山県富山市奥田本町8番24号
リモコンキーID 6
デジタル親局 富山 22ch
アナログ親局 富山 32ch
ガイドチャンネル 32ch
公式サイト http://www.tulip-tv.co.jp/
特記事項:
2006年10月1日に地上デジタル放送開始。
テンプレートを表示

株式会社 チューリップテレビTulip-TV Incorporated)は、富山県全域を放送対象地域としたテレビジョン放送事業を行っている、特定地上基幹放送事業者である。 略称はTUTJNN加盟局。

出資母体や設立の経緯から、富山県の地上波テレビ局で唯一高岡市本社を置く。放送センターは別途富山市に設置しており、放送・送出は放送センターから行っている。

概要[編集]

略称は開局時の社名"テレビユー富山"(TV-U Toyama)から来ているが、Tulip Televisionと読むことで、現社名の略称とも解釈している。旧社名の"テレビユー"は、同時期に開局したJNN系列の後発UHF局に統一してつけられた名称である。ただし同様の設立時期であるテレビユー山形テレビユー福島とは事情が違い[1]、 富山地盤の企業が相当の資本参加をしていることに特徴がある。なお、チューリップは富山県の県花でもある。

コールサインJOJH-DTV。データ放送を実施しており、番組表サービス「Gガイド」を配信している。

会社概要[編集]

事業所[編集]

本社・高岡支社
放送センター・富山支社
  • 富山県富山市奥田本町8番24号(郵便番号930-8539)
新川支社
  • 富山県魚津市釈迦堂一丁目12番18号 魚津商工会議所ビル5階
金沢支社
東京支社
大阪支社

沿革[編集]

株主構成[編集]

富山市発祥のIT企業インテックや高岡市の財界トップといえる三協立山(旧・三協アルミニウム工業と立山アルミニウム工業)、東京放送ホールディングス(当社が参加するJNNのキーステーションであるTBSテレビの親会社)が比較的高い持株比率を保つ。[2]

これ以下は、大手マスコミ各社と地元紙各社が、薄く広く資本参加している。ニュース配信などで協力関係にある富山新聞(企業体としては北國新聞)だけでなく、競合するはずの北日本新聞や、朝日新聞読売新聞中日新聞日本経済新聞フジ・メディア・ホールディングスも資本参加している。こうした呉越同舟ともとれる株主構成は、民放の免許枠が限られている地方の後発局にある特徴といえる。

2011年3月31日時点での出資割合は以下の通り[3]

ネットワークの変遷[編集]

  • 1990年10月1日 TBS系列として開局。
    • ほとんどの番組が北日本放送からの移行であるが、ニュース番組(JNN)と生放送番組は新規ネットで開始。
    • 一部ではあるが、テレビ朝日系列の番組やテレビ東京系列の番組も番組販売によりネットされている(稀に特番も前編と後編に分けて編集されることもある)。

放送チャンネル[編集]

JNN系列のリモコンキーID地図

富山県は地形の関係上、設置が必要な中継局の数が抑えられるため、他の平成新局に比べ中継局設置率が高く、アナログ放送では同県初のUHF局である富山テレビ放送より1局少ないだけだった(設置されていない中継局は氷見論田のみだったが、地上デジタル放送ではデジタル新局として中継局が設置された)。なお、富山県内全域の他、石川・新潟各県の一部地域でも受信可能。

親局
中継局
  • 福光:21ch
  • 宇奈月:51ch
  • 高岡二上:47ch
  • 細入:42ch
  • 大山小見:42ch
  • 氷見:22ch
  • 氷見論田:22ch
  • 宇奈月大原:22ch
  • 細入猪谷:22ch

アナログ放送概要[編集]

放送チャンネルは、2011年7月24日の12時で終了した時点のもの。

親局
中継局
  • 細入猪谷 37ch
  • 小矢部 39ch
  • 大沢野 41ch
  • 上平 41ch
  • 高岡万葉 42ch
  • 宇奈月 44ch
  • 八尾小長谷 53ch
  • 高岡矢田 53ch
  • 越中平 53ch
  • 上平赤尾 54ch
  • 氷見 55ch(垂直偏波)
  • 大山小見 57ch
  • 宇奈月大原 60ch
  • 福光 60ch
  • 利賀 60ch
  • 高岡二上 61ch

番組編成の特徴[編集]

  • 平成新局であるためか、自社制作番組の割合は他の在富民放2局と比べると少なめであったが、近年では特別番組を放送する頻度が多くなっており、ゴールデンタイムでも頻繁に放送されている。この他、深夜枠に自社制作のニュース番組を編成している。
  • 平日の深夜枠に深夜ドラマをまとめて放送するなどTBS発の番組だけでなく他系列の番組も積極的に放送する傾向にある。しかし、これによりTBS発の番組は遅れ放送になったり、他系列の番組を優先したことでその遅れ日数が広がるなどの影響も出ている。これにより、『イカさまタコさま』を水曜放送時代に本放送分と深夜版を並行して放送するなど不可解な編成も生じている。
  • ドラマの再放送については、系列外でありながら『特命係長 只野仁』などテレビ朝日系列のドラマが過去に何度も再放送されている。
  • 月曜日から土曜日の4:00 - 4:30、日曜の4:00 - 4:45にTBSニュースバードフィラーとして放送している(稀に放送されない日もある)。
  • 1990年代[4]から2000年代後半までは富山県の民放局で最も多くのテレビ東京系アニメを放送していたが、2000年代後半から『しましまとらのしまじろう』を打ち切る等減少傾向となり[5]、2011年12月末以降は『ポケットモンスター ベストウイッシュ』のみの放送となっている。テレビ朝日系アニメに関しては開局当初から放送されていた木曜19:00 - 19:30枠(『ハーイあっこです』等)を筆頭に『Vガンダム』から『ガンダムX』までのガンダムシリーズや『おジャ魔女どれみシリーズ』などを放送したことがあるが、現在は全く放送していない。なお、ローカル枠のアニメには「まんが劇場」(以前は「チューリップまんが劇場」)という枠名が付いていたが、『ポケモン』のみの放送となってからは表示されなくなった。深夜アニメについては、『マクロスF』、『けいおん!』、『日常』、『進撃の巨人』などの放送実績があり、他の在富民放2局と比較すると若干多い。その一方で、ピーエーワークス(富山県のアニメ制作会社)制作のアニメについては『Angel Beats![6]および『SHIROBAKO』と放送実績が少ない。
  • 2009年から2010年までは、水曜19時のローカルセールス枠でCBC制作『そこが知りたい 特捜!板東リサーチ』を同時ネットしていた。

現在放送中の番組[編集]

太字字幕放送

自社制作番組[編集]

ブロックネット番組[編集]

TBS系列番組[編集]

※系列局制作番組および遅れネット番組を掲載。

テレビ朝日系列番組[編集]

テレビ東京系列番組[編集]

その他の番組[編集]

過去に放送した番組[編集]

自社制作番組[編集]

系列外の番組[編集]

(☆印は番組自体は継続)

テレビ朝日系列[編集]

テレビ東京系列[編集]

アニメ・教育番組[編集]

チューリップテレビでは過去、テレビ東京系の番組を多く放送していた。

姫ちゃんのリボン赤ずきんチャチャナースエンジェルりりかSOSこどものおもちゃ
絶対無敵ライジンオー元気爆発ガンバルガー熱血最強ゴウザウラー
その他[編集]

WOWOW[編集]

台湾韓国ドラマ[編集]

2011年までは、月曜から木曜の10時から10時55分に県内民放の中では積極的に放送していたが、2012年よりTBS系列ドラマの再放送や他系列の番販放送等に切り替えられたため放送されていない。

▼印は台湾ドラマ

その他[編集]

フジテレビが資本参加しているため、1995年頃まではフジテレビ系列のアニメを多く再放送していた。

開局時にネット移行したTBS系列の番組[編集]

▼印は途中打ち切りから移行した番組

北日本放送から
富山テレビ放送から

アナウンサー[編集]

かつて在籍していたアナウンサー[編集]

その他出演者[編集]

マスコットキャラクター[編集]

  • キャラクターは、チューリップの球根を擬人化したさいたろうくんさきちゃん2000年2月27日に初登場)で、番宣番組「さいたろうくんTV」「さきちゃんTV」にも局キャラがアニメで登場している。

天気予報[編集]

  • オープニング映像はこれまでに3代制作されている。そのうち現行の3代目は1代目のリメイクである(なお、1代目のオープニング映像は2009年2月現在放送終了直前の天気予報で使われていたが、3代目に変わった)。
  • アナウンスは生ではなく女性による自動音声である。放送終了直前などアナウンスがない場合もある。開局以来初代の自動音声が長らく使われていたが、2009年1月に自動音声が更新され最新版(2代目)になった。
  • 通常表示する予報範囲は富山県東部・西部、石川県能登・加賀、岐阜県飛騨地方、新潟県上越地方、札幌、東京、名古屋、大阪、福岡である(岐阜県飛騨地方、新潟県上越地方は『みのもんたの朝ズバッ!』内と放送終了直前の天気予報のみ予報している)。
  • ちなみに、オープニングとクロージングの時に流れる音楽は、通常の天気予報のBGMと全く同じである。

オープニング・クロージング紹介[編集]

アナログ
前半は全てヘリ撮影。最初に映し出されるものは、チューリップテレビ演奏所。その後、富山市街や富山新港などの上空の映像(開局当初は省略されていた)、途中から、コールサインとロゴマーク、「チューリップテレビ」の社名ロゴが表示。最後は「チューリップテレビ」と言う局名なのか、チューリップ畑の映像が終始映っている。この際、映像出力、音声出力、県内の各中継局がスタッフロール形式のテロップで出て来る。
なお、2008年7月24日からはアナログ放送のみ映像を変更。上空映像のみで、出力コメント及び中継局テロップなしの30秒に短縮され、残り30秒はフェードインする形で画面が切り替わり地上アナログ放送終了告知画面(無音)を放送している。
デジタル放送
夕焼けに染まる街の映像から始まり、青空広がるバックにチューリップが咲き誇る映像(この際『JOJH-DTV チューリップテレビ デジタルテレビジョン』とCGで表示される)とライトアップされるチューリップ公園おわら風の盆の映像に続き、最後は五箇山の合掌集落の映像で終わる。

なお、アナログ・デジタル共に、アナウンスは以下の通りだった。

  • 放送開始アナウンス
    • 「おはようございます。JOJH-(D)TV、チューリップテレビです。本日も、チューリップテレビの番組でお楽しみ下さい。」
  • 放送終了アナウンス
    • 「ご覧頂いた(2008年7月24日以降よりアナログのみ『ご覧いただいている』)チャンネルは、JOJH-(D)TV、チューリップテレビです。これで、本日の放送を終了させて頂きます。どうぞごゆっくりお休み下さい。」

このオープニングとクロージングは、ニコニコ動画の公式チャンネルでも見ることができる。

BGM:「チューリップテレビオリジナルテーマ」作曲:杉本竜一

  • このBGMは局名告知以外でも天気予報で使われることが多い。

放送終了後はカラーバー(右下にTUTの文字)が表示されしばらくすると黒画面(PN信号)→停波となる。放送開始4分前に再びカラーバーが表示されOPが放送される。

その他[編集]

  • 本社は高岡市広小路にある高岡商工ビルの3階にある。過去に何度か社屋を移転している。
  • 富山市の放送センターはFMとやまの本社・演奏所に隣接している。そのためか、FMとやまの番組でチューリップテレビが主催するイベントのCMが放送されることがある。
  • 開局当初は、地球!朝一番JNNニュースコール開始の直前に時報を流していた。
  • 過去に隣県の岐阜放送と番組の共同制作を行ったことがある。
  • 開局初期の『JNNフラッシュニュース』では、オープニングとエンディングに「滝流れ」オープニング時代の中村八大作曲のテーマ曲を使用していた(TBS系列では北陸放送宮崎放送などを除き、基本的に既に開局前に使用をやめていた)。
  • チューリップテレビのテレビ欄表記は、一般的に「チューリップ」であるが、日本経済新聞(北陸)のテレビ欄では「チューリップTV」(フルサイズ掲載)、朝日新聞(石川)では「チューリップテレビ」(ハーフサイズ掲載)となっている。
  • 略称であるTUTは通常の放送上では使用されないが、BS-TBSで放送される『NEWS21 サタデースコープ』および『NEWS21 サンデースコープ経済版』の1コーナー「列島3000キロ」ではこれが使用される(ロゴマークがないため、通常のニュースフォントで表示される)。
  • 公式サイトでは長らく番組表を設けていなかったが、2009年4月に公式サイトがリニューアルされたと同時に1週間分の番組表が設置された。
  • 2009年8月3日、ニコニコ動画に公式チャンネル「チューリップちゃんねる」を開設。地方局としては同じくTBS系列である琉球放送に次ぐものとなる。コンテンツとしては自社アナウンサーの自己紹介、『ふるさとCM大賞』の優秀作品や富山県内で行われたイベントなどの動画が主だが、局の公式ページとしては珍しく放送終了後のカラーバーやオープニング・クロージング映像なども公開している。
  • TBSニュースバード(CS放送)のJNN系列局が取材したニュース項目はその放送局の英字略称ロゴを画面右端下に表記されるのが慣例となっているが、当局は「TUT」ではなく「チューリップテレビ」として表記される。

関連会社[編集]

  • 株式会社北陸チューリップ:テレビ制作会社

その他の富山県の放送局[編集]

コミュニティ放送局[編集]

脚注[編集]

[ヘルプ]
  1. ^ TUYとTUFは両局ともキー局の東京放送(現:東京放送ホールディングス)が中心となって設立されている。
  2. ^ 地上系放送事業者 マスメディア集中排除原則について(総務省電波利用ホームページ)
  3. ^ 『日本民間放送年鑑2011』(日本民間放送連盟編、2011年)p.376
  4. ^ チューリップテレビがテレビ東京系アニメを開始した時期は開局から1年後の1991年10月からであるが、この時に3本も同時に開始されており(『炎の闘球児 ドッジ弾平』、『絶対無敵ライジンオー』、『ジャンケンマン』の3本)、他の平成新局と比べてもかなり早いペースだった。
  5. ^ 2012年現在最も新しく放送開始されたテレビ東京系アニメは、シリーズ物を除けば2006年〜2009年に放送された『きらりん☆レボリューション』しかない。
  6. ^ 但し特別編は未放送。
  7. ^ 2013年9月までは日曜 15:00 - 16:00に放送。制作局のテレビ大阪、同時ネット局のテレビせとうち、生放送スペシャルのみ原則同時ネットで通常は同時刻時差ネット局のテレビ北海道と同一曜日・時刻の放送であったが、当局では収録・生放送スペシャルに関係なく遅れネットであった。
  8. ^ 2014年3月までの放送時間は日曜 5:45 - 6:15、ただし、マスターズ・トーナメントなどの中継に伴い翌週に『ポケモンスマッシュ!』を振替放送をする場合などは休止していた。
  9. ^ その頃の18時台はJNNニュースの森をフルネット(TUYでも同様の措置がとられていた)。
  10. ^ シリーズ第1作目にあたる『宇宙刑事ギャバン』はKNBで放送
  11. ^ 2ndシーズンより放送開始。7thシーズン分は深夜版の『乙』を339話まで放送した後、358話を放送して終了。北陸地方のテレビ局では最初に放送開始している。
  12. ^ 金曜夕方→土曜朝→金曜夕方→月曜夕方に放送されていたが、342話で途中打ち切り。
  13. ^ オリジナルビデオを放送した例は東日本放送や独立UHF局などにも見られる。

外部リンク[編集]