仮面ライダー龍騎

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仮面ライダーシリーズ > 仮面ライダー龍騎
平成仮面ライダーシリーズ
第2作 仮面ライダーアギト 2001年1月
- 2002年1月
第3作 仮面ライダー龍騎 2002年2月
- 2003年1月
第4作 仮面ライダー555 2003年1月
- 2004年1月
仮面ライダー龍騎
ジャンル 特撮テレビドラマ
放送時間 日曜 8:00 - 8:30(30分)
放送期間 2002年2月3日 - 2003年1月19日(全50話)
放送国 日本の旗 日本
制作局 テレビ朝日
監督 田﨑竜太
原作 石ノ森章太郎
脚本 小林靖子井上敏樹
プロデューサー 圓井一夫・中曽根千治(テレビ朝日)
白倉伸一郎武部直美(東映)
出演者 須賀貴匡
松田悟志
杉山彩乃
涼平
弓削智久
萩野崇
菊地謙三郎
久遠さやか
栗原瞳
角替和枝
津田寛治
ナレーター 鈴木英一郎
音声 ステレオ放送
オープニング 「Alive A life」歌:松本梨香
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仮面ライダー龍騎』(かめんライダーりゅうき)[注 1]は、2002年平成14年)2月3日から2003年(平成15年)1月19日までテレビ朝日系列で毎週日曜8:00 - 8:30(JST)に放映された特撮テレビドラマ作品、および作中で主人公が変身するヒーローの名称である。

「平成仮面ライダーシリーズ」第3作である。キャッチコピーは「戦わなければ生き残れない!」。

概要[編集]

平成に制作されたTVシリーズとしては作中で「仮面ライダー」の言葉を用いた初の作品である。本作品は、設定・世界観重視の前2作とは異なり、「13人の仮面ライダーが自らの望みを叶えるために最後の1人になるまで殺し合い続ける」という人間同士の競争、それに付随する人間関係の描写を重視した作品になっている。

ライダー同士の戦いという破天荒なシチュエーションを採用、さらにはカードゲームの要素を取り入れたバトル方法を取り入れている。放送開始後は、ライダーが自身の欲望のために他のライダーと殺し合うというストーリーと、悪役であっても正式に「仮面ライダー」を名乗るという設定が、「子供番組としては不適切である」という意見も新聞投稿等に見られた。

企画の経緯[編集]

現在でこそ「平成仮面ライダーシリーズ」の第3作に位置づけられる『仮面ライダー龍騎』であるが、当時はまだシリーズという意識はなく、『仮面ライダークウガ』『仮面ライダーアギト』の2作で終了してライダー以外の作品が始まる予定だった[1][2]。この頃に出された案として『仮面ライダー』の企画原型の一つである『クロスファイヤー』をモチーフとした騎士ヒーローの企画があり、これが本作品の原型となっている[1]。しかしその後、仮面ライダーが大きな盛り上がりを見せていることを重視し、やはり仮面ライダーを制作しようという方向で話が決まった[1]

2001年9月11日アメリカ同時多発テロ事件を受けて、テレビ局側は『クウガ』『アギト』のように複雑ではなく、善悪の別が明瞭なヒーローものを作り、子供たちに本当の正義を教えようというコンセプトを企画側に要求した[1][3]。しかし白倉伸一郎プロデューサーは局の意向を察した上で、意図的に曲解した応えを返した[4]。「子供たちに本当の正義を教えたい」と言うからには、子供たちの信じている正義は偽物で、番組制作者は本物を知っていると主張するに等しくなってしまうからである[5]

白倉は前作『アギト』でも複数の主役を配置することで「それぞれの立場の正義」を描こうとしたのだが、視聴者がはじめから結論づけている「仮面ライダーは正義」という意識を打ち壊すには至らなかった。そこで『龍騎』では視聴者が受容できないほど多くの仮面ライダーを投入し、規定の結論を覆そうとしたのである[6]

メインスポンサーであるバンダイからも『クウガ』『アギト』とはガラリと変えたいという要望があり、デザインや設定なども従来の仮面ライダーシリーズとは大きく異なる斬新なアイディアが数多く取り入れられていった[1]

このように従来の仮面ライダーシリーズにはありえない設定を盛り込んだ作品であるため、外伝という意味を込めて作品名に『龍騎』と漢字が用いられた[7][1]

特徴[編集]

本作品では過去のシリーズとは異なる独自の要素が多く見られる。

13人の仮面ライダー
前作『仮面ライダーアギト』の新要素である複数ライダー制をさらに推し進めた[注 2]。これは視聴者の固定観念を壊そうという試みの一端でもある(企画の経緯節を参照)。当初は50人のライダーを登場させるという案もあった[9][10][注 3]
13という人数は石ノ森章太郎の原作漫画版『仮面ライダー』の本郷猛対ショッカーライダーの回を彷彿とさせる。白倉伸一郎は原作漫画版を意識していないと言っているが、石森プロの早瀬マサトは意識したと述べている[7][1]
13人のライダーとはあくまで作品内のルールであり、当初からその全員を登場させる予定があったわけではなかった。たとえば劇中では仮面ライダー王蛇が仮面ライダーガイと仮面ライダーライアを倒しているが、初期案ではガイとライアは登場せずにはじめから王蛇が「すでに2人を倒したライダー」として現れる構想だった[11]
オープニング映像でのカードを持つ顔を隠した人々が映る描写は「誰でも仮面ライダーになる可能性がある」ということを示している[12]
悪の仮面ライダー
本作品に登場する仮面ライダーは、それぞれの願いをかなえるために戦う者たちであり、従来作のような「正義の味方」ではない。中には超人の力で犯罪行為を働く者もいる。悪人がライダーに変身する展開には反発があり[6]、特に脱獄犯という設定の仮面ライダー王蛇 = 浅倉威に関しては苦情が殺到した[13]。しかし、テレビ朝日の中曽根プロデューサーに映画『汚れた顔の天使』を紹介された小林靖子が執筆した、浅倉と少女の特殊な関係を描いた第31・32話が放映されると、浅倉関連のクレームは一切来なくなったという[14]
放映から10年後のインタビューで、小林は「ライダーが犯罪者とか、死んでしまうというのはいまじゃできないし、『龍騎』当時だからできたことですね」と語っている[15]
監督の田崎竜太は「同族争い」という要素は『仮面ライダー』や『人造人間キカイダー』など石ノ森章太郎の作品世界に近い設定であると述べている[9]
悪人でも変身できる本作品の仮面ライダーには、肉体にも精神にもヒーローたるべき理由はない。彼らは任意の契約によって変身者としての資格を得たのであり、そこには運命も精神的外傷も関係せず、自己決定の論理だけが存在する[16]。仮面ライダーシリーズにおける変身という概念は、本作品で提示された「契約」を経て、次作『仮面ライダー555』での「ベルトさえ所持していれば誰でも変身できる」という表現へと続いていくことになる[17]
カードバトル
本作品の仮面ライダーたちは、戦闘能力を発揮する際に「アドベントカード」と呼ばれるカードを使用する。
『アギト』の商品展開がその前年の『クウガ』を継承したものだったので、『龍騎』では趣向を変えるためにバンダイとプレックスとで合宿を行った結果、『遊☆戯☆王』に代表されるカードバトルを活かそうという案が生まれた。カードは安価なので出版物やソーセージなどさまざまなものに付録して展開しやすく、それまでにない成果を上げることができた。商品のカードには穴が空いているため曲がってしまいやすかったが、100円のカードダスで補充が容易な点がある種の問題解決となった[18]
変身ベルトのような高額商品に、安価でコレクション性の高いカードのようなアイテムを加えて商品層に厚みを出す手法は大成功で、以後の平成ライダーにおける多アイテム化路線につながった[19]
演出面では、カード使用を経ることでライダーの武器がファンタジックな物となり、過度に殺伐とすることを防ぐ効果があった[7]
なお、「人間とモンスターがカードを使って契約する」という設定は、前作における初期案である[20]
複数の結末
TVシリーズが放送中であるにもかかわらず、劇場版では最終話として構想されていた内容が先行公開された。予定調和の否定が『龍騎』の当初からの狙いだからである[11]
TVスペシャルは、TVシリーズや劇場版とは設定が大きく異なり、「戦いを続ける」「戦いを止める」という2つの選択肢が提示され、テレゴングを使った電話、インターネット投票によってドラマの結末が変わった[注 4]
結果、劇場版・TVSP版の2つ・TV本編と、4つの結末が存在することとなった。複数の歴史が存在する設定上の理由は、死が確定している妹が救われる結末を求めて、神崎士郎が何度も時間を巻き戻しては繰り返していたため、と示唆されている[21][22]
並列構造の各作品をすべて同時に見ている視聴者は、先に提示された「別の結末」がTV本編の今後の展開に予感として組み込まれるという複合的な視聴体験をすることになる。これは、選択肢によって分岐する展開がパラレルでありつつもどこかで響きあう、ゲームのプレイ体験に似ている[23]。白倉伸一郎は劇場版の公開に先立ち、テレビシリーズとの連動性から公開時期での鑑賞を推奨しており、後から観たのでは意味がないとしている[24]
最終回前に死亡する主人公
主人公の城戸真司は、最終話1つ前の第49話でモンスターから人をかばって致命傷を負い、敵の駆逐後に力尽きて息を引き取っている。こうした挑戦的な部分も、「本作品は外伝」という意識があったため制作側が抵抗を覚えることなく実行できた[7]
真司の最期の独白に説得力を持たせるためには、人の死が痛々しく汚らわしいものであると表現することが必要だった。彼の最期に際しては明確に流血が描写され、寄りかかった車の白い色がそれをさらに際立たせている[25]

設定・造形[編集]

本作品に登場する仮面ライダーのデザインは、従来のイメージからかけ離れたものであったため、発表当初は戸惑いの声をもって迎えられた[26]。こうした反応に対し、白倉伸一郎は「仮面ライダーの特徴的な外観を突き詰めていっても絶対にオリジナルにはかなわない。結局はセルフパロディになってしまう(要約)[1][6]」、早瀬マサトは「石ノ森(章太郎)が残したデザイン画の変遷を見ていると、割と突飛なデザインも描いていて、そうした冒険心も引き継いでいかなければ[26]」と述べている。

13ライダー共通のモチーフとして西洋の騎士が基本になっている。マスクは鉄仮面をモチーフとし、スリットの入ったシルバーのバイザーが特徴である[注 5]。ボディは前作までののっぺりとしたスーツとの差別化のため、スニーカーのデザインを取り込んでいる[7]。一方で、従来のイメージが切り捨てられたわけではなく、仮面ライダー1号の特徴である複眼を龍騎、顎(クラッシャー)をナイト、触角をゾルダ、と主要3ライダーに分割・採用している[27]

ライダーが乗用するバイク(ライドシューター)はミラーワールドへの移動手段として使われ、一部契約モンスターがバイク形態になるという描写があるのみで、本作品以前のライダーにおいて必須だった「スーパーバイクを乗りこなし、バイクに搭乗しつつバトルする」というシチュエーションは薄まっている。

一部のモンスターなどをCGで表現した点も特徴で、前年の『百獣戦隊ガオレンジャー』でのパワーアニマルの描写との差別化として人間との絡みが意識されている[9]。クオリティはまだ試行錯誤的なものだったが、以後ライダー作品においてもCGでキャラクターを表現する傾向は続けられている。

評価[編集]

『龍騎』のラディカルな設定は中高年の消費者層から強い反発を受けたものの、主要視聴者である男子児童向けの商品展開は成功を収めた[28]。玩具売り上げは、前作を大きく上回る139億円を記録し、2009年のライダー売上に抜かれるまで、最も高い実績を残していた[29]

また、視聴率は前作より下がったものの、平均9.4%を記録した。[要出典]

この『龍騎』こそが平成仮面ライダーシリーズの長期化を決定付けた作品といわれる[19]

チーフプロデューサーを務めた白倉は十数年経った後のインタビューで「特撮番組自体が龍騎以前・以後に区分していい位、龍騎の存在が転機となった」と語っている[30]

あらすじ[編集]

西暦2002年。街では、人々が忽然と失踪する事件が連続発生していた。真相を追うネットニュース配信社の「OREジャーナル」に所属する見習い記者、城戸真司は、ある失踪者の部屋を取材中、ふと目にとまった奇妙なカードデッキを手にする。その時真司は、鏡の中の世界「ミラーワールド」から密かに人を襲う、モンスターと呼ばれる怪物を見る能力を得る。その後突然ミラーワールドに吸い込まれた真司は、そこでライダーの一人である「仮面ライダーナイト」に出会い、モンスターとライダーの戦いについて知る。

やがて真司は、モンスターや仮面ライダーのことを詳細に知る女、神崎優衣が語った情報を元に、モンスターのドラグレッダーと契約、そのパワーを使って戦う「仮面ライダー龍騎」となってモンスターから人々を護ることを誓う。

だが、ナイトに変身する秋山蓮は、真司と共闘するどころか、「真司を潰す」と言い挑みかかってきた。そして次々と目の前に新たなライダー達が現れるが、彼らも他のライダーを敵視し、攻撃する者ばかりだった。ライダー同士の戦いは、既に始まっていたのだった。

主な登場人物[編集]

劇場版のみ登場する人物は仮面ライダー龍騎 EPISODE FINAL#主な登場人物を参照。

13人の仮面ライダー[編集]

城戸 真司(きど しんじ) / 仮面ライダー龍騎
本作品の主人公。23歳。モバイルニュース配信会社「OREジャーナル」の記者見習い。行方不明事件の調査を行っている際に訪れた榊原 耕一のアパートで偶然カードデッキを拾ったことから、巻き込まれる形でミラーワールドやライダーの戦いを知り、モンスターから人を守るために仮面ライダーとなる。変身後、「っしゃあ!」と気合を入れる癖がある。
普通の感覚を持つ一般的な青年だが、単細胞かつ天然で若干不器用。しかし、強い正義感と行動力の持ち主でもあり、何にでも首を突っ込まないと気が済まない性格(大久保いわく「祭りの取材に行ったらいつの間にか神輿を担いでいるタイプ」)で、彼を知る人物からは、尊敬及び侮蔑両方の意味を込めて「バカ」と呼称されている[注 6]。金回りはあまり良くなく、蓮をはじめとする他の人間から借金をする事もしばしばである。道を覚えるのがあまり得意ではない。その上、お人好しなので善人を装って近づいてきた敵対するライダーにコロッと騙されてしまう事も度々ある。
当初はアパートに住んでいたが何か月も家賃を滞納した事で追い出され、一時職場である事務所に住み着いていたが、その後、沙奈子に気に入られ、「仕事が休みの時は店を手伝う」という条件で、蓮とともに花鶏に居候することになる。バイクはホンダ・ズーマーを乗用。料理が得意で、中でも餃子は料理の腕において一流である吾郎がレシピを聞きたがるほどだった。
ライダー同士が戦い殺し合う宿命を負うと知り、それを止めることを願っていたが、蓮の本心や手塚から明かされた事実から、ライダー達に命を懸けてでも叶えたい「願い」があると知り、苦悩する。それでも「人を守る」ために戦う決意を新たにし、志を同じくする手塚や香川らと接触するなどして奔走した。クセのない性格ゆえ、多くの事情を抱えるライダーらとも一人の人間として対等に接し、受け入れようとすることができる稀有な存在だが、その全てを受け入れようとする姿勢は、自らの心に迷いを生じさせる要因にもなっており、蓮にもその点を指摘された。
終盤、香川の遺した資料から、戦いが無効になれば優衣が消えてしまうことを知り、答えが出せないまま再び苦悩し続けるが、全てを知った大久保のアドバイスを受けて、ライダーバトル最後の日に自分の信じる「戦いを止めたい」という願いをようやく見つけ出す。しかし、現実世界に溢れ出たレイドラグーンから、少女をかばって致命傷を負いながらも変身、レイドラグーンを殲滅した後に蓮に看取られて死亡する。最期まで苦悩し続けはしたが、信じるものを貫き通そうとする彼の強さは、蓮・北岡・手塚など多くのライダーに影響を与えた。最終回を迎える前に主人公が退場するという展開は仮面ライダーシリーズの中でも異例である(ただし、最終回にはエンディングに登場している(後述))。
劇場版では、11歳の頃、幼い優衣と出会っており、彼女との約束を破ったことがライダーバトルの遠因となってしまっていたことを知り苦悩する。戦いを止めるために奔走する中で霧島美穂と出会い、戦いを止めたい思いは美穂の心境を変えていき、次第に彼女から好意を寄せられるようになる。自身と瓜二つの存在であり、真司との融合を目論むリュウガの罠にはまり、一時は融合されるも分離に成功、激闘の末にリュウガを倒す。そして、蓮と共に現実世界に現れたハイドラグーンの群れへ戦いを挑みにいった。
TVSP版では、ミラーワールドに迷い込んだところを榊原に救われており、瀕死状態でカードデッキを託され龍騎の継承者となる。「ライダー同士の戦いを止めようとする」という目的は本編と同じだが、そのために高見沢率いるライダー軍団から狙われることとなる。戦いの末オーディンにカードデッキを破壊されるも、ベルデから自分を庇い致命傷を負った蓮から、ナイトのカードデッキを授かりナイトに変身し2代目ナイトとなり、自身の正義と信念であるコアミラーを破壊し「戦いを止める」、蓮の願いと意思を継ぎ蓮の分まで「戦いを続ける」、の二択の決断に苦悩する。「戦いを続ける」結末では蓮と自分の見つけ出せなかった「答えを見つける」為に、蓮との友情に報いる為に「戦い続ける」事を選択しライダーの戦いの渦中へと進んでいった。映像ではその結末は不明であるが、漫画版では戦いの果てに最終勝者となるも、嘗て自分は何であったかも戦っていた目的すらも忘れてしまい彼の眼前には、勝利の代償と言うべきなのか荒廃した街、そして世界が広がっていた。「戦いを止める」結末ではコアミラーを破壊したことでミラーワールドとライダーを消滅させ、戦いを終わらせて元の日常に戻るが、ずっと違和感を抱いていた。そんなある日、突然再びミラーモンスターが現れた時の耳鳴りを感じ、建物のガラスには消滅したはずのライダー達が映り、いつの間にか手の中には龍騎のカードデッキが握られていた。戦いは終わっていないことを知り、あまりのショックに街中で人目も憚らず絶叫する。
秋山 蓮(あきやま れん) / 仮面ライダーナイト
24歳。神崎士郎の実験によって、恋人の小川恵里が意識不明となり、恵里を狙うダークウィングに彼女を襲わさせないためにやむなく契約(このことは劇中では明かされない)、恵里の意識を取り戻すために士郎が選ぶ最初の仮面ライダーとなった。その後はライダーやミラーワールドの情報を得るために優衣と行動を共にしていたが、そんな中で真司と関わることになる。沙奈子の帰国をきっかけに花鶏のウェイターとして雇われ、真司とともに居候することとなった。
頑固かつ好き嫌いが激しい性格で、他者に媚びることがなく挑発的で喧嘩っ早いことから友人はおらず孤立しがちで、過去に路上で喧嘩を売った(買った)ことも少なくない。ゆえに普段は目的のために冷徹に振舞っているが、本心は強い正義感と思いやりの持ち主であるため、優衣をはじめとして心から信頼を寄せる者も少なくない。また、モンスターに襲われる人を助けるために戦う事もある。戦いを望まない真司とは最初は反目し、口の悪さで憎まれ口や気障な言動を叩き続けていたが、紆余曲折を経てあれこれと気にかけているうちに強い友情で結ばれていく。バイクはHONDAのシャドウスラッシャー400を乗用。生き方そのものは不器用だが、手先は器用で仕事はそつなくこなすため、花鶏では重宝されている。
金銭欲は強い方で、真司や優衣曰く「ケチ」ではあるが、大金を見せられて魂を売って買収されるような卑小な性格ではない(しかし、佐野満が契約金として持ってきた大金を、食い入るように見ていた)。真司と同じく犬が苦手という一面もある。しかし、真司ほどではないにせよ心に動揺が生まれると、表情にこそ出さず普段通りに振舞ってるものの無意識のうちに行動にそれが現れてしまい、花鶏での仕事中に客の注文と違う品を出すことがある。なお、それを指摘されると客の胸倉を掴んで店から叩き出すのがパターンとなっている。しかし、洞察力は鋭くお人好しの真司と違って敵対するライダーが善人を装って接近してきても、すぐに相手の本性を見抜いてしまう上に、悉く騙される真司に苛立ちを覚える事もある。また、過去にいざこざから真司に契約モンスターであるダークウイングを使って一般人を助けたところを、襲わせたと誤解された時も、のちに真司から謝罪を受けるも気にしてないと返すなど、過ぎた事にはいつまでも拘らない。
恵里を救うという目的のため迷いがないかのように戦うが、真司に感化されていくうちに非情に徹することが出来なくなり、苦悩することとなる。真司に影響を受けていることは北岡とともに認めており、他人のために龍騎やゾルダと共闘したり、非情な浅倉や東條に対しては怒りを露にしたりと、行動にも変化が表れていく。ライダーバトルの真実の意味を知りながらも、士郎の言葉に賭けて迷いながらも戦い続け、最後の日に真司の死を看取り、自らもライダーとして信じるもののために戦うことを決心する。最後に勝ち残ったライダーとしてオーディンと戦った末にエターナルカオスを受け致命傷を負うも、オーディンが消滅したことで「新しい命」を手に入れ、恵理を蘇生させることには成功したものの、その代償として、自らは恵理のベッドの傍らで眠るように息を引き取る。その死に顔は、全てのしがらみから解き放たれたような穏やかなものであった。
劇場版では神崎の真意を知りつつも戦いをやめようとせず、リュウガの死後、真司と決着を着けることを約束したのち、ハイドラグーンの大群に真司と共に挑んだ。
TVSP版では手塚と親友という設定であり、彼と共にライダーとなる。一時はライダー軍団と共に龍騎を追い詰めるも止めを刺すことが出来ず、自身も追われる身となった末、龍騎を庇ってベルデのデスバニッシュを受け、致命傷を負う。だが瀕死の身ながら親友の仇であるベルデを倒した後、龍騎のカードデッキを破壊されてしまった真司に自分の代わりに戦うことを願い、ナイトのカードデッキを託して死亡する。
須藤 雅史(すどう まさし) / 仮面ライダーシザース
28歳。小竹署の刑事だが、裏では刑事という地位を隠れ蓑として悪事を働いていた。裏の仕事仲間の加賀友之と報酬でもめてしまい、カッとなって殺害、遺体を壁に埋めていたところに士郎と出会い、カードデッキを受け取って仮面ライダーとなる。そしてライダーの戦いで頂点を極めることを目的とし、殺人の隠蔽と契約モンスター・ボルキャンサーのパワーアップを目的に、ボルキャンサーに一般人を襲わせて喰わせていた。第6話にてナイトとの戦いを挑みその交戦の末、あと一歩のところまで追い詰めるが最後はナイトにデッキを攻撃された後、飛翔斬を相殺したことによりカードデッキが破損して契約が取り消しとなり、野良のモンスターとなったボルキャンサーに餌と認識されて跡形もなく喰われるという皮肉かつ因果応報とも言うべき無残な最期を迎えてしまった。
TVSP版では警視庁の刑事であり、最初は「浅倉威を逮捕する」という目的でライダーになるが、浅倉の逮捕後には次第にライダーの力に心を飲み込まれてしまう(浅倉逮捕に関しては、番宣でわずかに語られているのみで、番組本編での描写は一切ない)。当初は真司に協力するふりをして近づいたが、裏では高見沢率いる他のライダーたちと真司を倒すために結託しており真司を追いつめるが、そこに乱入した浅倉によって倒されてしまう。
漫画版では流れはSP版と同じだが浅倉が乱入する事はなかったので生き残る事になるが最後はナイトとなった真司に倒されている。その後再生された世界では浅倉が逮捕されていることから刑事としての職務を全うしていると思われる。
本作品のライダーの初の死者であり、たった2話の登場・悪人像・死に様などから、視聴者へこの作品における「仮面ライダー」という存在は、単なる「正義の味方」だけではないということを示した。
北岡 秀一(きたおか しゅういち) / 仮面ライダーゾルダ
30歳。どんな不利な裁判でも逆転無罪にし「クロをシロにしてしまう」ほどの実力を持つ、自称"スーパー弁護士"。多くの大手企業に法外な報酬を請求する悪徳弁護士でもある(令子に言わせれば「彼に裁判の弁護を依頼するのは、罪を認めたようなもの」とのこと)。しかしその体は不治の病に侵されており、永遠の命を手に入れるために仮面ライダーとなった。
一見すると気さくで社交的だが、母親に甘やかされて育った影響から、かなりのナルシストかつ一見は口が悪く利己主義な性格。私生活では、ジャガーポルシェなどの高級車を乗り回し、好きな食べ物は「贅沢なものなら何でも」。元秘書のめぐみ曰く「好きな言葉は『濡れ手に粟』」。好きな角度は右斜め45度。エリート意識が強くダブルのスーツを着こなすスタイリッシュな振る舞いを好むが、人の欲望を愛しそれを極限まで追求するという主義の持ち主で、社会正義やプライドなどよりも報酬を重視している。ゆえに悪い噂も少なくなく、表舞台ではイメージアップを図りたがっている。とはいえ金次第でどうにでも動く人物ということでもなく、佐野が買収のために大金を持ってきた際は、表面上は喜んで引き受けるが、彼を信用できないゆえに、「契約書が必要」と言い(実は発行する気はさらさらない)、金だけ受け取って事実上協力を反故にしようとするなど、転んでもタダでは起きないしたたかさを見せたこともある。その性格ゆえに少年時代から友人は皆無であだ名もないなど、彼をよく知る人物からは手酷い評価を受けているが、重病人の高額な手術費用を秘かに立て替えたり、不治の病に侵された(全くの誤解だったが)めぐみとの間にデートを取り付けたりと、自分と同じ境遇の者には情を見せる一面があるなど悪人というわけではなく、また秘書兼パートナーである吾郎との間には絶対的な信頼関係を築いている。取材を通じて知り合った令子を度々デートに誘うものの、「同情で落としたくはないから」と自分の病気のことは知らせようとしなかった。また、令子にモーションをかけてる最中に自分より脱走中の浅倉の方に興味があると言われた時は、ショックのあまり寝込んで仕事を休んでしまうなど、意外と打たれ弱いところもある。また、令子のお見合い騒動で、令子が行方不明になった事から柄にもなく取り乱した真司から、無茶苦茶な我儘を押し付けられた時には、変身する最中にドサクサに紛れて仕返しするなど、本質的には真司と同レベルの『馬鹿』である。
偶然知り合った真司と意気投合し、その縁で島田誘拐事件で誤認逮捕された真司の弁護を担当、その際に真司がライダーであることを知る。彼もまた真司と関わる内に、その行動に感化されていくようになり、終盤に真司が優衣を救うために自分を戦いに誘った際には、「見てられない」とまで発言してそれを拒んだほどである。ライダーになる前の浅倉の弁護を担当していたが、さすがに無罪にはできず、それにより浅倉から逆恨みされている。浅倉がライダーとなり脱獄した後は、過去の因縁から彼に付け狙われるようになり、決着をつけるために幾度となく行動を起こしたが、次第に彼を野放しにしてしまった原因が自分にもあると感じるようになった。
次第にライダー同士の戦いを空しく感じるようになっていき、病の進行で倒れたことをきっかけに士郎からバトルからの脱落を告げられ、自らの運命を受け入れて戦いから身を引くことを決心する。その後切望していた令子とのデートを取り付ける(令子はいつものように最初は断ろうとしていたが、事情を知った島田とめぐみが強引に承認するように迫ったため、止む無くOKした)が、もう一つの最後の望みとして浅倉との決着だけは果たそうとする。しかしそれを果たすことなく病死。その最後の願いを叶えるためにカードデッキは吾郎に受け継がれ、北岡の無念を晴らすため単身王蛇に最後の戦いを挑むが、王蛇のドゥームズデイによってマグナギガが飲み込まれゾルダ=吾郎自身も変身が解除され致命傷を負う。結局王蛇に敗北する形でゾルダとしても最期を迎えた。ちなみに、後述する劇場版・王蛇のように、先にモンスターが退場しての敗北にもかかわらずブランク体に戻ることはなく、すぐに変身が解除された。
TVSP版では、高見沢率いるライダー軍団に属し真司や蓮を追い詰める。ここでも浅倉=王蛇との因縁の関係に変わりはなく、裏切り者である龍騎討伐の最中にも一騎打ちで戦いを始めてしまった。
劇場版では、浅倉がファム=霧島美穂の姉を手にかけているため、彼を死刑にしなかった事で美穂からも恨まれていた。そのことに罪の意識を感じていたのか、ライダーバトルでは王蛇から彼女を助けようとしたが、彼女から拒絶されてしまったことで闘いを空しく感じ、病気の進行もあって残りの人生を楽しく生きることを望むようになり自ら脱落した。劇中で死亡こそしなかったが、戦わずして退場という点はTVシリーズと同様であった。
手塚 海之(てづか みゆき) / 仮面ライダーライア
24歳。コインによって人の運命を占う占い師。「俺の占いは当たる」という口癖が示す通り占いの的中率はほぼ100%で、その能力のみならず観察力・洞察力・情報収集力にも優れた優秀な占い師。しかし彼自身は「運命は変わらないものではなく、むしろ変えるもの」という信条の持ち主であり、望まれない運命でも相手にはハッキリ指摘し運命の変化を促す。ライアのカードデッキは神崎士郎に勧誘されながらも人と戦う事を拒み、契約を拒絶したためにガルドサンダーに食い殺された親友の斉藤 雄一から受け継いだもので、斉藤を救えなかった悔恨から、彼の信じた正義を無駄にせず、変えられなかった運命を変えようと決意し、仮面ライダー同士の戦いを止めるためにライダーとなった。
一見するとクールだが、自分を犠牲にしても他人のために献身的に動く気質の持ち主で、危険を顧みずライダーの戦いの場に飛び込み、破滅への道を進む蓮に対しても、幾度となく忠告を行っていた。バイクはHONDAのCB400SFを乗用する。
偶然出会った蓮の運命を見通し、その運命を変えようと忠告して回るうちに真司や優衣と出会い、志をともにする彼らの共感を得ることとなる。その後は一時期花鶏に居候し、真司の貴重な協力者として共に戦うとともに、その経緯からライダーの事情を知らない真司に、彼らの抱える事情や願いについての情報を与え、戦いを止めるべく奔走する。自らの「願い」として戦いを止めることを選択しているため、真司とは異なり迷わず行動を起こす。また優衣を占ったことから彼女の出自に疑問を抱き、彼女の生家を突き止めて優衣を導くとともに、独自の調査によって真実の一端に気付いていたようでもあり、「今はまだ詳しいことは言えない」「神崎優衣から目を離すな」と真司に話している。戦いを促すために士郎よりサバイブ・疾風のカードを渡されるが、それを拒否して蓮にカードを託した。
自身の占いで、ガイの次に消えるライダーが龍騎であると出たため(真司には自分が消えると伝えている)、その運命を変えるべく、王蛇の放ったベノクラッシュから龍騎を庇って致命傷を負う。その戦闘離脱後、占いの本当の結果を真司に伝え「俺の占いが、やっと、外れる」と心中で呟きつつ、真司と優衣に看取られる中、眠るように死亡した。
TVSP版では蓮の友人であり、かつては彼と同じく小川恵里を愛していたという設定である。しかしそのために他人を犠牲にすることに違和感を持っていた中、ベルデに襲撃されて死亡する。
TVシリーズ放送終了後の2003年には、手塚が執筆したという設定で『仮面ライダー占い[31]』(主婦と生活社)が出版されている。
芝浦 淳(しばうら じゅん) / 仮面ライダーガイ
21歳。明林大学経済学部2年生。特に願いは決めておらず、ゲーム感覚で仮面ライダー同士の戦いに加わる。当初は気弱な青年を演じてゲームサークルの「マトリックス」に所属しており、人間心理を解析及び応用し、ハマった人間は本当に殺し合いを始めてしまうゲームを製作した。人の心を支配する事に喜びを感じ、サークル仲間に勧めて戦いあうよう扇動していた。残忍で狡猾、さらにわがままかつ自信家で、人生そのものをゲーム感覚で愉しみ野望を進めようとする凶悪な性格である。その上、ライダー同志のバトルを否定する真司や迷いを持つ蓮と違って、相手の命を奪う事に対しても躊躇いがないので、他のライダーとは違った強さを持つ。父親は大会社の社長で、北岡の上得意でもあるため警察相手にも動じない図太さがあるなど、煮ても焼いても食えないタイプ(ただし、北岡からは陰では『道楽息子』と揶揄されるなど決して快くは思われていなかった様子であった)。しかし、神崎士郎の提示したルールを死守して、ライダー同士の戦いのルールを守らない者も戦うように仕向けるべく後押ししたり、ゲームの盛り上がりに欠けるなら敵対するライダーを仕方なく助太刀するなど、エキセントリックながらも自分なりの美学と矜持は持っている様子。
真司からドラグレッダーのカードを奪い、カードを燃やすと脅したり(後にライアによって奪い返される)、「OREジャーナル」を乗っ取って日本中を操る戦闘ゲームを作る拠点にしようとしたりと企むも失敗。脱獄してきたばかりの浅倉威をバトルに参加するようそそのかすが、それが自身の命取りの第一歩となる。その後は戦いを拒むライダーが多いことに業を煮やし、戦いを盛り上げようと優衣を誘拐することで6人のライダーによる大乱戦を演出するが、たまたま「近くにいた」という理由で王蛇に盾にされ、ゾルダのエンドオブワールドの直撃を受けさせられる。これに逆上して瀕死の状態であるにもかかわらず王蛇に襲い掛かるが、逆にベノクラッシュを受け爆死した。本編では唯一、爆死によって退場したライダーである。
TVSPでは高見沢と徒党を組む。高見沢を“さん”付けで呼び、彼の子分のような立場となっている。共謀して真司達を襲い、追い詰めていくがその高見沢が死亡した直後、ディスパイダーの吐いた糸に捕まり喰い殺されるという、あっけない最期を遂げた。作中、変身状態で捕食され退場したのは唯一彼だけである。
浅倉 威(あさくら たけし) / 仮面ライダー王蛇
25歳。感情の赴くままに多くの人間を理由なく殺害し、関東拘置所に拘留されていた凶悪殺人犯。ライダーバトルのペースが遅いことに業を煮やした士郎により戦いを活性化させるべく選定され、獄中で士郎からカードデッキを授かり契約、仮面ライダーとなり脱獄した。上下ヘビ柄の服(ミリタリーショップで店員を殺害して強奪したもの)を身にまとい、変身直後に首を捻って骨を鳴らす癖がある。
自分の中に理由なく溢れてくる闘争心と憎悪に溺れ、常に暴力の中で生きてきたことから、身の回りに暴力がなくては生きられない性質を持つ。ゆえに「イライラした」という理由だけで常に標的を探して襲撃、相手を逃がせば執念深くつけ狙う危険人物で、蓮や北岡など多くの人物から「人間じゃない」とまで称されている。その生い立ちから銃を持つ警官複数を生身で倒すなど、戦闘能力も極めて高い。少年期から実家に放火し家族を殺害する、前述の理由による無差別暴行などの悪事に手を染めており、あまりの罪状の重さから、様々な汚い手を使った北岡でさえ浅倉を無罪にできず、懲役10年にするのがやっとだったほど。そのため北岡に「役立たず」と逆恨みの念を抱き、脱獄後に付け狙う。
脱獄囚なので、特定の家は持たず野宿をしている。家族を殺害して以降は、「泥を食ったことがある」と語るなど浮浪者のような生活をしてきたらしく、その名残からかトカゲを焼いたり、生卵数個をコップに割って一気飲みしたり、ムール貝を殻ごと食べたり(噛み砕いたが飲み込み切れなかった貝殻の破片は流石に吐き出す)[注 7]と、常人の域を超えた悪食ぶりを見せる。
常に闘争心とイライラに支配されながらも、目的のために他人を幾度となく騙して利用するなど、頭も非常に回り戦闘時にもその傾向がみられる。また途中で辞めているとは言え、高校や仕事をしていたプロフィールも明らかにされている他、自動車を運転する際はちゃんとシートベルトをし、カップ焼きそばを食べる際はお湯を捨てるなど意外と律儀なところもある。また、士郎に対しては彼なりに恩義を感じているのか食事を勧めることもあった。
望みを叶えることに興味はなく、戦いそのものに悦びを見出し戦う。そのため士郎から願いを求められた際は、戦いを続かせることを願おうと考えた。真司や蓮をはじめとする多くのライダー達にも敵意を持っており、劇中ではガイ・ライア・インペラーと本編登場ライダーの1/3に当たる3人のライダーを葬り、士郎の思惑通りライダーバトルの構図を大きく変化させた。生き残っていた弟の暁[注 8]もベノスネーカーに捕食させ殺害した。しかし、「モンスターをおびき寄せるための囮」としてモンスターに狙われていた少女を助けたこともある。また、東條の居場所を北岡に尋ねたり、「城戸真司が馬鹿だと思うやつは手を上げろ」という戯れにつきあったりと、誰彼構わず敵視するわけではなく、その時に浅倉自身にとって理由が無ければ、比較的普通な対応もする。
物語の最後まで北岡を倒す事に執着し続け、北岡が病死した事を知らないまま、最後の一日の朝、遂にゾルダを倒す。しかしその正体が吾郎だった事を知り、イライラが頂点に達し、「射殺止む無し」との命令を受けて待ち構えていた警察機動隊に鉄パイプ一本を握りしめ単身で突撃。一斉射撃を受け死亡した。
劇場版では霧島美穂=ファムの姉をも手に掛けており、彼女の望みの一つが姉の仇を討つ事であったため、美穂に狙われ交戦することとなる。闘いの末ファムを追い詰めたが、乱入してきたリュウガにジェノサイダーを倒され、一時ブランク体になる。その後ファムにカードデッキを破壊されて変身が解け、狂気に満ちた笑い声をあげつつ滅び去った。
TVSP版では須藤と北岡によって留置所送りにされ、厳重に拘束された姿で登場するが、真司が面会に訪れた際に彼のヘルメットからベノスネーカーを召喚して拘束から逃れ、北岡から王蛇のカードデッキも奪還し、真司がたまたま持っていたペットボトルの水を床にぶちまけ変身して脱獄の後、須藤を倒した。その後は、高見沢と共に戦いの邪魔をする真司と戦いに迷いを見せている蓮を殺すために、憎き北岡とも手を組み戦闘する。しかしその際、裏切り者である龍騎討伐の最中に一騎打ちで戦いを始めてしまった。
東條 悟(とうじょう さとる) / 仮面ライダータイガ
25歳。清明院大学の香川の研究室に属する大学院生。ミラーワールドを閉じ、英雄になるためにライダーになっており、仲村や香川と共に行動する。しかしその言葉の解釈において、恩師の香川との間には徐々に齟齬が生まれており、歪んだ理想と憎悪に取り付かれていくようになるなど、その行動は非常に情緒不安定で奇行に走る事もかなり多い。劇中において東條の過去が明かされることは無かったが、「みんなが僕を好きになってくれるかもしれない」という理由で、英雄になる事に固執している。人の死を悼む情緒を抱きながら、自分が英雄になるためならどんな事でもする短絡的思考と、邪魔な人物はすべて排除しようという自己中心的思考を併せ持ち、士郎からもそういった性格を見込まれ選定されていた。戦いの中で次第に、ライダー同士の戦いに勝ち残ることで自らが英雄になろうと考えるようになる。
その結果香川の言葉を、“大切な人”を倒せば強くなれると曲解し、仲村と香川を相次いで殺害し、さらには戦いに敗れた自分を介抱した佐野も手にかけようとする。その後は自暴自棄に近い形でライダー同士の戦いに身を置くが、立て続けに浅倉に敗れ、北岡から「『英雄になろう』と思った時点で英雄失格。」と揶揄されたことが重なり、徐々に情緒不安定に陥っていく。そんな中、ライダーたちを罠にかけた後、次に為すべきことがわからないまま街を彷徨ううちに、前を行く親子に突っ込んできた暴走トラックから咄嗟に親子を守り、身代わりとなってトラックに跳ねられて死亡する。翌日の新聞の片隅に小さく「親子を救った英雄」と記されていた。作中でミラーワールドとは無関係な理由で死んだのは秀一と彼のみ。自分の願い(自身が真に望んだものとは程遠いが)を叶えたのは彼を含めて4人のみである。愛読書はカフカの『変身』。
TVSP版では変身後の姿のみ登場。
佐野 満(さの みつる) / 仮面ライダーインペラー
21歳。フリーター。登場時は地下駐車場の警備員をしていたが、実は大企業の御曹司であり、父親には何らかの理由で勘当されていた。自らの貧しい境遇を不当なものとして不満に思っているため、富を得て楽な生活をするためにライダーとなる。警備員の仕事中に高級車に乗った金持ちに媚を売ってチップを貰う事もしばしば。
お調子者でお世辞を言うのが得意だが、その力を金儲けに使う事しか考えておらず、真司や香川に対して自分を売り込み、報酬を要求した。当初は真司の側に就いていたが、香川の方が報酬が良いとわかるとすぐに寝返り、龍騎を攻撃する。それにも拘らず、香川の死後、平気で真司の側に戻ろうとして彼を激怒させた。その後、北岡や浅倉にも取り入ろうとするが失敗し、結果的に重傷を負った東條を自宅で介抱するようになる。
その直後に父親の死亡により社長として迎え入れられ、莫大な財産を手にし、縁談の話も持ち上がる。バトルの決着を待たずして幸福の絶頂を迎え、戦いを継続する意味を失ったことで、離脱しようとしたが、士郎とモンスター達がそれを許さず、望まぬまま戦いの泥沼に飲み込まれることとなる。手にした幸福を手放すまいと焦り、他のライダーたちを買収して味方につけようとするものの、過去の裏切りと利己的な振る舞いから全く相手にされず、孤立を深めていく。その後、東條を味方にしようと自宅だったアパートに泊めて、自分の食事の残りを差し入れとして与えるなど面倒を見るが、それが原因でタイガの逆襲を受け負傷し、逃走中に現れた王蛇のベノクラッシュでデッキを破壊されて現実世界に戻れなくなり、ミラーワールド内で鏡越しに婚約者の百合絵に助けを求め泣き喚きながら消滅した。
彼の消滅後の浅倉と東條とのやり取りによると、模写はないものの浅倉は彼の最期を目撃しておりインペラーを倒したのは自分だと思い込んでいた東條を錯乱させる要因の一つとなった。
非常に身勝手な青年だが、その行動原理は人間的なものでもあり、断末魔でも「俺は幸せになりたかっただけなのに…」と述懐していた。
TVSP版では変身後の姿のみ登場。
高見沢 逸郎(たかみざわ いつろう) / 仮面ライダーベルデ
38歳。TVSP版にのみ登場。巨大企業の高見沢グループの総帥を務める実業家。全てを手に入れたかに見えるが、その欲望は尽きることはなく、超人的な力を得るために仮面ライダーとなった。自分の手中にある高見沢グループでさえ『屁のようなもの』と吐き捨てている。
イニシアチブを取るのが上手く、契約モンスターの特性を活かした戦術と生来のカリスマ性から、芝浦や北岡など他のライダーからは一目置かれる存在である。普段は紳士的で屋敷の召使い達からは慕われるなど人格者のように見えるが、その本性は過激かつ尊大・傲慢・粗暴の三拍子で、他のライダーたちを利用して龍騎とライアの抹殺を計るなど、目的のためには手段を選ばない卑劣漢。また、ライダー同士の戦いを止めるために協力を仰ぎに来た真司に対して「人間はみんな仮面ライダーなんだよ!」と豪語している。
終盤でナイト(本来なら龍騎を狙っていたが、ナイトが割って入ったため)に致命傷を与えるが、直後にナイトの思わぬ反撃に驚いて背を向けて逃げようとした所を飛翔斬を受け爆死。皮肉にも自身の願いである超人的な力による最期であった。
仮面ライダーオーディン
神崎士郎の代理人ともいえる謎のライダーで、その正体は明かされない。当初は士郎自身が変身しているかと思われたが、その実態は士郎の傀儡的存在であり、「最後に勝ち残ったライダーと戦い勝利する」ことを目的とする。カードデッキが残っている限り、変身者を変えることで何度でも蘇る。
最初に出現したオーディンは第35話でナイトのウイングランサーで体を貫かれて消滅。第38話から登場した2代目は第48話で優衣の悲鳴に動揺した隙を突かれて龍騎に拘束された状態からナイトの飛翔斬を受けて爆発四散した。ナイトとの最後の戦いではエターナルカオスで致命傷を負わせるものの、士郎が錯乱した影響で自らも異常をきたし、最後に勝ち残ったライダーが蓮であることを告げて完全に消滅した。
TVSP版ではミラーワールドを守るため他のライダー達と共闘、龍騎のカードデッキを破壊するが、モンスター登場時はいなくなっていた。

擬似ライダー[編集]

仲村 創(なかむら はじめ) / オルタナティブ
25歳。清明院大学の江島均教授の江島研究室に所属していた大学院生。神崎士郎の実験には唯一参加していなかったため難を逃れたが、それにより研究室の仲間を全員失う。感情的で短気な性格。
後に香川や東條と出会って真相を知り、士郎への復讐のためにオルタナティブとなり香川研究室に所属、優衣の命を狙う。ミラーワールドの脅威から人を守るというよりも神崎兄妹への復讐心の方が強かったことから、東條に自分の信じる“英雄”の姿に相応しくないと判断され、タイガのクリスタルブレイクによる奇襲を受けて死亡する。
香川英行(かがわ ひでゆき) / オルタナティブ・ゼロ
37歳。後半の主要人物。清明院大学の教授。一度目にした物は絶対忘れることのない「瞬間記憶能力」の持ち主であり、若くして教授の地位に就いた天才。士郎の在学時代に彼の研究資料を偶然読んだことで、ミラーワールドについて知ることとなり、後にその記憶を基に研究を重ねた末、ミラーワールドと士郎の目的の全容を自ら解明した。士郎の研究とミラーワールドによる脅威を止めるため、仲村と東條を率いて優衣の抹殺を画策、士郎の資料とタイガのカードデッキを基に、疑似ライダーのオルタナティブを開発、自らもプロトタイプのオルタナティブ・ゼロに変身して戦う。知的で滅多に感情を表さないが、東條が理想の英雄像を重ねるほどの強い正義感の持ち主である。妻の典子、息子の裕太との3人家族で、妻子に対しては深い愛情を抱く。
「多くを救うために一つを犠牲にする勇気」という信条を持ち、それを「英雄の覚悟」と説いて東條の信頼を獲得、愛する家族をも顧みず優衣抹殺を進める。しかし次第に暴走していく東條の偏った英雄観に警戒心を抱き、自身の家族と触れ合わせることで人間性を取り戻させようと説得を試みたが、逆にそれが東條の憎悪を招く結果となり、予期せぬタイガの心変わりによってあと一歩まで優衣を追い詰めたところを襲撃され、奮闘空しくクリスタルブレイクを受け死亡した。香川の遺した研究資料は、東條から真司の元に渡ることとなり、真司にミラーワールドや優衣の真実を知らしめることとなった。

その他[編集]

神崎 優衣(かんざき ゆい)
19歳。1983年1月19日生まれ。ライダー同士の戦いを止めるために、失踪した兄の士郎を探している少女。花鶏のウェイトレスを務めることもある。劇中当初から蓮と行動を共にしているが、蓮に完全に同調している訳ではなく、彼の戦いも止めようとしていた。
士郎は彼女に関わるある事情からライダー同士の戦いを仕組んでおり、彼女自身は戦いを望まないにもかかわらず元凶となっている。終盤、ミラーモンスターの発生の真相に絡んで彼女の正体が明らかとなる。一見、芯が強いしっかり者に見えるが、実は行方不明になった令子や奈々子を探し出すべく、令子のお見合い相手である蔵井の家に潜入した時には、捜査するために人の家の中を、留守中にしっちゃかめっちゃかにして、尚且つ気にしないなど、ガサツでいい加減かつチャランポランな一面もある。
その正体は、士郎同様ミラーワールドの存在である。実は13年前に一度死亡しており、ミラーワールドにおける彼女が遺体に憑依して蘇生したが、20歳の誕生日(2003年1月19日[33])までの期限付きの命だった。士郎は優衣に「新しい命」を与えるためにライダー同士の戦いを仕組んでいた。
最後は20歳の誕生日を迎える直前に現実世界から消滅し、ライダー同士の戦いが終わった後、士郎を説得し戦いを完全に終結させたことで、士郎とともに現実世界から完全に消滅した。
劇場版では幼少期に真司に約束を破られたのがきっかけでミラーワールドの彼女と一体化した。20歳の誕生日、士郎からの「新しい命」を拒み自害した。
神崎 士郎(かんざき しろう)
25歳。1977年9月29日生まれ。清明院大学の江島均教授の江島研究室に所属していた大学院生。優衣の兄。優衣と別れ、養子として引き取られた際の旧姓は高見(たかみ)。人を仮面ライダーに変身させる技術を開発し、ライダー同士の戦いを仕組んだ張本人である。オーディンのライダーデッキを所有しているが、ミラーワールドの存在となったことで実体がなく、自分では変身出来ない(詳細は不明)。アメリカでは死亡したことになっていることから幽霊のような存在と言うことも出来るが、現実世界に現れることは可能である。ライダーバトルが遅々として進まないことに業を煮やしており、戦いを活性化させるべく浅倉をライダーとして選定したり、戦いを拒む手塚や真司にサバイブのカードを与えたりと、舞台裏で暗躍する。優衣の事に関しては見境がなくなる。主にガルドサンダーなどの鳳凰型のモンスターを従えており、邪魔者や優衣に危害を加える者の抹殺などを行わせていた。
その目的は、一度死亡した優衣に「新しい命」を与えることであり、失敗するとタイムベントを使い時間を巻戻し、戦いを繰り返していた。戦いを止めようとする優衣の説得を拒んだ上、彼女の消滅を目の当たりにしてもライダーバトルの続行を強要した。優衣の消滅後は残された時間が少ない事による焦りを募らせ、更には彼女が消滅前に残した言葉を受けて葛藤する。最後は優衣の説得を受け入れ、ライダーバトル自体をなかった事にし、彼も現実世界から完全に消滅した。ライダーバトルがなくなった事で歴史も修正され、真司達はライダーバトルに関係する記憶を失った上で復活することとなった(その際、本編より後の時間軸であるにも関わらず北岡、由良、手塚、東條が生存していたり、浅倉が一般人として普通に町を歩いていたりと人によっては本編とは置かれた状況が若干違っている描写がある)。
劇場版では自害した優衣を見て狂態を露わにし、消滅するに至った。
TVSPではストーリーテラーとしてのみの登場で、存在しているかどうかも不明。
ガルドストーム
  • 身長:250cm / 体重:148kg
ガルドサンダー(身長:248cm / 体重:145kg / 飛行速度:時速580km)、ガルドミラージュ(身長:245cm / 体重:143kg/ 飛行速度:時速600km)といった士郎に従う鳳凰型モンスターの中で最も強力且つ多岐に渡り登場している個体。基本的に本能で行動するミラーモンスターでも明確な知性を持つ。ネイティブ・アメリカンの部族を思わせる装飾品を身に着けており、巨大な戦斧と頭部の羽手裏剣が武器。香川の様にライダーバトルの障害となる人物の抹殺、危機に瀕した優衣の護衛といった使命を帯びている。ガルドミラージュと共に香川勢を襲撃した1体がタイガに倒されており、最低でも2体以上が存在する。
レッツゴー仮面ライダー』ではショッカーの怪人連合として登場している。国連会議にも参加しており、幹部格に位置する立場の模様。
大久保 大介(おおくぼ だいすけ)
36歳。「OREジャーナル」の社長兼編集長。真司の大学時代の先輩でもある。大手新聞社を辞めて会社を設立した。お調子者だが熱いジャーナリズムとタフな精神の持ち主。トラブルを多く引き起こす真司には手を焼いているが、彼の非凡な行動力と誠実さを誰よりも理解、信頼している、真司にとっては兄のような存在。
ライダーバトルに気を取られ、仕事を疎かにする真司の行動に疑問を抱くが、真司への信頼から減給処分のみで追及は行わないことに決める。終盤で令子とともにミラーワールドや仮面ライダー、そして真司がライダーとして戦ってきたことを知り、その苦悩を受け止めた上で大久保が送ったアドバイスにより、真司は自分の願いを見つけ出した。
桃井 令子(ももい れいこ)
24歳。「OREジャーナル」の記者で、真司の先輩。疑惑解明のためならば、些細なことでも徹底的に追求する有能さと、危険な仕事でも逃げないジャーナリスト魂を併せ持ち、真司は彼女を目標としている。連続行方不明事件および浅倉関連記事の担当者でもある。強い責任感を持つ気丈な性格であり、取材で知り合った北岡にそこを気に入られ、積極的なアプローチを受けていた。
人間業では不可能な脱走を繰り返す浅倉を調査するうち、同じく周囲に人間の消滅が付きまとう神崎士郎の存在を突き止め、連続行方不明事件に士郎と「鏡」が関係しているという仮説にたどり着く。そして士郎の日米での母校と、浅倉護送の際に鏡の排除を徹底した北岡の身辺を中心に、独自の取材を行った結果、士郎がアメリカに遺した研究資料を獲得、ミラーワールドやモンスターについての真相を突き止めることに成功した。
島田 奈々子(しまだ ななこ)
23歳。「OREジャーナル」のシステム担当。イグアナのマリリンを社内の給湯室でペットとして飼っているなど、どこか風変わりな女性だが、コンピューターに関する知識は一流で、顧客データを盗んだ芝浦の言葉をきっかけに、彼が作り出したプログラムの破壊ウィルスを短時間で作ったこともある。途中から「OREジャーナル」のメンバーとなっためぐみとは、コンピュータの扱い等から折り合いが悪いらしく、彼女が入社してからは毎日喧嘩している。
偶然から、北岡が不治の病に侵されていることを耳にして知っており、物語終盤において令子が北岡からデートに誘われた時には、真相は隠しつつ受けた方が良いと強硬に主張。同時に真司にもそれを話した事で、真司は北岡がライダーとして戦う理由に気付いた。
マリリンの野外撮影をしていた際、その背景にあった窓ガラスに偶然ギガゼールを写したことで、鏡の中の人智を超えた存在を「OREジャーナル」メンバー全員に知らしめることとなり、偶然ながらも真実の解明に大きく貢献した。この一件で、めぐみとも意気投合したような関係となる。
浅野 めぐみ(あさの めぐみ)
25歳。北岡秀一の元秘書だが、その経緯は「本来はジャーナリスト志望だが、専門学校で間違って秘書課を受験したため、とりあえず」というものだった。拳法の達人ゆえボディーガードに最適と判断した北岡に雇われたが、あまりにも勘違いがひどい上不器用だったため解雇されていた。その後は移動ラーメン屋の「みちのく」を経営していたが、北岡を婚約不履行(北岡を振り向かせるための出まかせ)で訴えたことで真司や蓮まで巻き込み、モンスターにも狙われたが、その不器用さが幸いして、北岡がモンスターの方に同情するほどの事態が偶発し、難を逃れた。その後大久保に気に入られて、「OREジャーナル」に入社した。更にその後、真司が戦いを終えて鏡の中から戻って来るのを偶然目撃、その秘密を探るべく真司をつけ回すが、結局「鏡を使った手品だろう」と勘違いして解釈、真司の正体は暴かれずに済んだ。
低血圧であり、緊張したり激しく動いたりすると(得意の拳法を使用した場合も例外なく)貧血を起こして倒れる体質で、それを不治の病と勘違いしていた。パソコンに変なニックネームをつける癖がある。第41話で浅倉が真司を呼びに「OREジャーナル」に訪れた時は、拳法の達人ぶりを見せる描写は無く、大久保や島田同様うろたえて騒ぐばかりだった。
神崎 沙奈子(かんざき さなこ)
45歳。優衣と士郎の叔母で喫茶店「花鶏(あとり)」のオーナー。海外旅行が趣味で、花鶏である程度売り上げが貯まるとそれを資金としてあらゆる国へ放浪する。最近もヒマラヤから帰ってきたばかりで、次はアマゾンへの旅を目指し、同好会によく参加している。心は広いがかなりの変人で、「あたしの勘に間違いはないわ」が口癖だが、ほとんど当たらない(しかし蓮を畳の上で死ねないと評するなど、意外なところで的中している)。真司と蓮を気に入り(当初は無愛想な蓮を嫌っていたが、料理が得意な一面を知って見直す)、暇な時に店で働くという条件で下宿させている。
士郎がアメリカで死亡したことは知っていたが、士郎が高見家に引き取られる際に口にした「優衣が20回目の誕生日に消える」という言葉を勘で信じていたために、優衣にはそれを伏せていた。
小川 恵里(おがわ えり)
24歳。蓮の恋人で、清明院大学の江島均教授の江島研究室に所属していた大学院生。神崎士郎の実験に参加し、意識不明になる。この実験のせいでダークウイングに命を狙われるようになったらしいが、詳細は不明。途中、一時的に意識を取り戻す。最後の日、蓮から与えられた「新しい命」で眼を覚ます。
由良 吾郎(ゆら ごろう)
25歳。北岡の秘書兼ボディーガードで、北岡にとってただ一人の友人と呼べる存在。北岡からは「ゴロちゃん」と呼ばれる。
漁師の父親の家庭に7人兄弟の5番目として生まれ、家業を継ぐのを嫌がり、父親と喧嘩をして家出し上京した。ある時、傷害事件に巻き込まれて北岡に弁護を担当してもらうが、その後北岡の不治の病が発覚する。自分の弁護をしていなければ、北岡の病が不治の段階まで進行する前にどうにか出来ただろうと後悔しており、その事に負い目を感じたのをきっかけに、心底北岡に尽くしている。
口数が多くないためかどことなく近寄りがたい雰囲気を漂わせ、中国拳法に似た我流の格闘技を用いて、数人の手練を相手にしても負けない戦闘能力を持つ(真司が彼もライダーなのではと思ったほど)が、その素顔は誰に対しても優しい誠実な性格であり、浅倉以外のライダーには悪感情を持っておらず特に真司とは妙に馬が合う。一流シェフ顔負けの腕前である料理をはじめとして、何をやらせてもそつなくこなす(唯一口笛だけは苦手だったが、中盤から吹けるようになった)。北岡には全面的に信頼されており、仮面ライダーとして戦っていることも知らされている。吾郎本人の私生活は質素である。真司に餃子の作り方を教えて欲しいと頼んだことがある。
北岡の最期を看取り、彼が最期に望んだ浅倉との決着を果たすべく、自らカードデッキを受け継ぎゾルダとして浅倉に挑むが、ドゥームズデイを受けマグナギガを失って敗北する。最期は北岡を思いながら死亡した。
榊原 耕一(さかきばら こういち)/仮面ライダー龍騎(初代)
28歳。TVシリーズではドラグレッダーに喰われて世間的に行方不明になっており、名前のみ登場する。
TVSPでは龍騎として戦っており、モンスターの脅威から人々を守るために「戦いを終わらせる」方法を探しだしミラーワールドを閉じようとしていた。激戦の余りに心身ともに限界に近づき孤立無援状態で戦い続けた末に目的のコアミラーまでたどり着いたが致命傷を負ってしまい、モンスターによりミラーワールドに閉じ込められた真司を生還させるためにデッキを託し消滅して死亡する。

仮面ライダー[編集]

設定[編集]

ミラーワールド関連[編集]

ミラーワールドとは鏡の中に存在し、左右反転されている以外は現実世界とそっくりだが、モンスターやミラーワールドの住人以外の生物は存在しない世界。その成り立ちには、神崎兄妹が深く関わっている。

ミラーワールドには生身の人間は長時間存在することが出来ず、一定時間を過ぎると粒子化して消えてしまう。逆にミラーワールドに生息する者が現実世界に長時間存在することもできない。ミラーワールド内でのライダーの活動限界時間は9分55秒となる。

基本的に鏡から出入りするが、ガラス、水たまり、ヘルメットなど鏡面化しているものでも出入りが可能である。ミラーワールドに入った人間は二度と出ることはできないが、ライダーに変身することで出ることができる(TVSPでの真司等)。またライダーであれば鏡面化しているものならどこからでも出入りが可能であるが、契約前のブランク体に限っては入り口となった場所からしか出られない。

ミラーモンスターとその契約
ミラーモンスターとは、ミラーワールドに生息するモンスターであり、人間の生命、或いは他のモンスターが死亡時に発生する生命エネルギーを摂取して生きている。なお、後者はライダーに倒された場合のみであり、モンスターが単独で他のモンスターを倒した描写は無い。上記のように現実世界では時間制限があるため、基本的に人間を捕食する瞬間しか出現しない。
ドラグレッダーやダークウィング、ベノスネーカー等のようにモチーフとなった生物そのものの外見を持つ者もいれば、ギガゼールやボルキャンサー等のように人型、又はそれに近い姿のモンスターもいる。共通する特徴として全身が派手な色彩が多く[注 9]、部位が金属質な物や機械、所謂ロボットサイボーグの様な身体を持っており、中にはマグナギガの様に近代的な武装(砲やミサイル)を内蔵している者がいるなど、他の生物とはかけ離れた存在である。
仮面ライダーは、野性のミラーモンスターとCONTRACTのカードを通じて契約(ただし、カードを使いさえすればモンスターの意思にかかわらず強制的に「契約成立」するため、厳密には「支配」に近い)することで力を発揮することができる。モンスターとの契約は、食料(主にモンスターのエネルギーだが、人間の生命でも問題は無い)を定期的に提供することを条件に共に戦ってもらうことであり、両者の間に友情や主従の忠誠はない。だが、食料提供を怠るという契約違反をしない限り、モンスターは契約したライダーの指示に逆らうことはできない。また、契約が長期化するとモンスターは契約者に対して一種の恩義のようなものが生まれるらしく、ドラグレッダーやダークウイングは契約者のために行動したほか、メタルゲラスとエビルダイバーは契約者であるガイとライアを倒した王蛇に復讐をしかけている。基本的に1人のライダーにつき1体のモンスターとの契約を結ぶが、CONTRACTのカードを複数持つ王蛇に限っては複数のモンスターと契約している。さらにインペラーは、契約しているギガゼールの他にも、レイヨウ型モンスターを操る。
契約のカードやカードデッキが破損した場合、あるいは長期食料を提供できない場合は契約が破棄されたものと見なされ、モンスターによって食い殺されてしまう可能性があるため、ライダーは常に危険と隣り合わせと言える。ライダーより先にモンスターが消滅した場合、ライダーはブランク体になる。
上記の通りモンスターはミラーワールドでしか生きられないが、本編終盤及び劇場版におけるミラーワールドの崩壊に伴い、変態を遂げる性質を持つことから高い環境適応能力を持つ複数タイプのヤゴ型モンスター・シアゴーストが大繁殖を開始、タイムリミットに伴いトンボ型モンスター・レイドラグーン、ハイドラグーンへと変態を遂げることで現実世界に適応できるようになり、結果現実世界へのモンスターの大移動が開始される。

アドベントカード[編集]

カードデッキには一揃いのアドベントカードが入っている。契約モンスターをコントロールする技を使うためには、カードデッキからアドベントカードを1枚引き抜き、専用のバイザーにセット(ベントイン)して発動させる必要がある。各々のライダーが持つアドベントカードの種類はあらかじめ決まっており、カードは他のライダーがベントインした場合でも、本来の所有者のライダーに効果が現れる。一回の戦闘中に一度使ったカードはもう使えない。ちなみにカードで召喚された装備は、そのライダーと契約しているモンスターの体の一部を模しているが、本体とは別のものである(例えば、龍騎がドラグクローを装備中にドラグレッダーの首が無くなるわけではない)。ただし、玩具ではモンスターの部位そのものが装備となっている。また、アドベントカードはカード所有者にとってその状況で使うにふさわしいカードがデッキの一番上に来るようになっている。

効果の強さは「AP」(防具は「GP」)という単位で設定されており、1APが0.05t(トン)に相当するものとして計算される。

その他[編集]

TEA 花鶏
紅茶専門の住居一体型の喫茶店で、優衣と叔母の沙奈子の自宅でもある。1階に店舗と寝室、2階にリビングがある。第6話までオーナーの沙奈子が海外へ旅行にいっていたため休業していたが、第7話から営業を再開。第8話から真司と蓮も住み込みでアルバイトをするようになるが、手塚や東條も一時的に手伝いやバイトとして入ったこともある。
第29話では、真司と蓮がここの備品である鍋とカップを持ち出している。
終盤では、OREジャーナル事務所を差し押さえられた大久保が、パソコン一台を持ち込み、勝手に臨時事務所としていた時期もあった。
店内のカウンターには神崎兄妹の幼少時と現在双方の写真が飾ってあったが、最終回のラストシーンでは、幼少時の写真のみとなっていた。
OREジャーナル
真司が勤めるモバイルネットニュース配信会社で、都内の2階立ての建物に入居している。「ORE」は「Open Resource Evolution」の略称。フットワークが軽い報道をモットーに、真のジャーナリズムを追求するため大久保が立ち上げた。社長兼編集長の大久保や見習い記者の真司の他、敏腕記者の令子、エンジニアの島田が所属し、第30話ラストからめぐみも見習い記者として加入した。第15話で、人間ドックに入った大久保の穴埋めで優衣がアルバイトをしたこともある。
物語の序盤からミラーモンスターが引き起こす、人々の行方不明事件やそれに関連する事象などを追い続けていたが、住居を失った真司の寝泊まりによる光熱費の過剰徴収、購読者からのクレームや芝浦による会社乗っ取り、さらに賃料や税金未払いで事務所を差し押さえられるなど、零細企業であるゆえか、数々の災難に見舞われた。
終盤ではミラーモンスターの存在を認知し、更に仮面ライダー龍騎である真司の証言を得て、行方不明事件の真相と仮面ライダー達の戦いの全貌を大久保自らが記事にまとめる。
北岡秀一法律事務所
東京都港区青山8-21-9 パークハウスGoh 201にある、北岡の自宅兼事務所で、数台の高級車が置かれているガレージや、ガーデニングされた庭園まで有するかなりの豪邸。北岡だけでなく秘書の吾郎も同居している。北岡を逆恨みし付け狙う浅倉に、所内を荒らされたことも数回あった。
最終回で北岡は、ここで吾郎に看取られ、息を引き取った。
清命院大学
士郎をはじめ、本作品の登場人物が数人籍を置いていた大学。江島研究室での事故は、多くの職員がもみ消そうとしている。
江島研究室
江島均教授の研究室。キャンパス内の401号室で活動し、士郎や恵理、仲村らが在籍していた。2001年の夏、仲村を除く研究室の面々は、401号室内に無数の鏡を配置して、ある実験を行った。結果は成功したらしいが、実験中にミラーワールドから出現したダークウイングの攻撃で恵理たち3人の生徒[注 10]が犠牲となった。その直後、恵理を迎えに駆けつけた蓮は、倒れた恵理の為に士郎からカードデッキを受け取り、仮面ライダーナイトとなった。
この事故の後、恵理は昏睡状態で入院。士郎と江島は失踪し、研究室は事実上壊滅した。この一件で仲村は、士郎を憎むようになるが、実験の詳細は優衣の為に行なわれたということ以外最後まで明らかにならなかった。
香川研究室
香川英行教授の研究室。東條と江島研究室から移籍した仲村が在籍する。無数の鏡が残っていた401号室で活動し、士郎の野望を食い止めて英雄になろうとしていた。第42話で香川と東條は、他者に知られ過ぎたという理由で401号室から退去している。
旧神崎邸
東京都文京区茗荷谷付近にある、幼少時代の神崎兄妹が住んでいた3階建ての屋敷。敷地内には広い庭がある。
現在では士郎がここを拠点に潜伏し、屋敷内の全ての窓ガラスと大量の鏡は新聞紙で覆われており士郎は鏡のうちの一つに、幼少時に優衣と描いた自分達兄妹の絵を1枚隠していた。鏡の中ではミラーモンスターの大群が蠢いている。
神崎兄妹の幼少時に火事があったが、屋敷そのものは全焼すること無く原形をとどめ、現在に至った。
幼少時の神崎兄妹
幼い頃から両親による虐待を受けて、優衣と士郎は神崎邸の一室に隔離され、毎日自分達やモンスターの絵を描き続けることに明け暮れていた。そして優衣は7歳で衰弱死してしまう。両親にも優衣の死を冷たくあしらわれ悲しむ当時13歳の士郎の前に、ミラーワールドの鏡像の優衣が士郎の心を救うために鏡の中から現実世界に飛び出した。これにより屋敷内で大爆発が発生し、神崎兄妹の両親は死亡したが、鏡像の優衣が現実世界の優衣の亡骸に憑依し、優衣は蘇生。火事になった屋敷から士郎と優衣は助かったものの、2人は親戚の高見夫妻と叔母の沙奈子それぞれに引き取られ、離ればなれとなった。

キャスト[編集]

仮面ライダーアギト』の時期より話題だった、イケメンブーム路線を受け継ぐキャスティングがされている。また世間的に認知されている中堅俳優たち(津田寛治神保悟志)や、ブレイクする直前の森下千里を起用、テレビスペシャルではベテランの黒田アーサーが仮面ライダーベルデ役で出演した。

本作品でライダーを演じる俳優には、過去に特撮番組への出演経験がある萩野崇(『超光戦士シャンゼリオン』)、高野八誠(『ウルトラマンガイア』)、高槻純(『ウルトラマンネオス』)、加藤夏希(『燃えろ!!ロボコン』)、和田圭市(『五星戦隊ダイレンジャー』)も加わっている。

レギュラー・準レギュラー[編集]

声の出演[編集]

主なゲスト出演者[編集]

カッコ内は登場話数

スーツアクター[編集]

スタッフ[編集]

音楽[編集]

本作品から作品中で使われる楽曲の発売元が、これまでほとんどの仮面ライダーシリーズに関わってきたコロムビアからavex modeに交代したこともあり、主題歌「Alive A life」はTVシリーズでは初の女性ボーカル・松本梨香を起用し、キャラクター名をタイトルや歌詞に織り込まない物となった。音楽ディレクターは、『仮面ライダークウガ』『アギト』を担当した本地大輔がコロムビアから移籍する形で引き続き参加。BGM丸山和範渡部チェルが担当。劇場版BGMとTV版主要BGMを収録したサウンドトラックが発売され、それ以外のBGMは番組終了後に発売された5枚組のコンプリートBOXに収録されるという形がとられた。ただし一部の楽曲は、BOXには未収録である。

主題歌・挿入歌[編集]

主題歌
「Alive A life」
作詞 - 海老根祐子 / 作曲 - 和田耕平 / 編曲 - 和田耕平、本田嘉津也 / 歌 - 松本梨香
最終話ではOPは放送されなかった。
TVスペシャルのOPは神崎士郎の語りから入っており、前述したテレゴングを呼びかける演出が入っている。[注 11]
挿入歌
放送フォーマットとしてEDは原則として存在しないが、EDテーマと呼ばれる楽曲は従来通り制作されている。これらの曲は、各話のクライマックスで挿入歌的に使われた。
「果てなき希望(いのち)」
作詞 - 青山紳一郎 / 作曲 - 辻陽 / 編曲 - 坂下正俊 / 歌 - きただにひろし
1話‐。
「果てしない炎の中へ」
作詞 - 寺田恵子、安藤芳彦 / 作曲 - 野村義男 / 編曲 - RIDER CHIPS / 歌 - RIDER CHIPS Featuring 寺田恵子
18話。EDテーマとしては唯一「TVサイズ」と称する短縮版が制作されている(他の曲の短縮版はTVサイズと呼ばれていない)が、実際は1度きりの使用に終わった。
通常盤に先駆けて、限定盤がセブン-イレブンで発売されていた。
「Revolution」
作詞 - 海老根祐子 / 作曲・編曲 - 酒井ミキオ / 歌 - きただにひろし
34話‐、TVSP。
「Lonely Soldier」
作詞 - 海老根祐子 / 作曲 - 辻陽 / 編曲 - 近藤昭雄 / 歌 - 秋山蓮(松田悟志
38話。秋山蓮のキャラクターソング。本来挿入歌として制作されたものだが、EDテーマと同じ形式で使われた。
「INORI」
作詞 - 海老名祐子 / 作曲・編曲 - 辻陽 / 歌 - 神崎優衣 (杉山彩乃
最終話のスタッフクレジットに使用された神崎優衣のキャラクターソング。
平成仮面ライダーシリーズの最終話のEDにキャラクターソングが使用されたのは本作品のみ。

放映リスト[編集]

各回にはタイトルは無く、ここで明記しているものは、新聞のテレビ番組欄やテレビ番組情報誌、テレビ朝日公式ページにて表記されたものである。各話終了時には画面左側に最後のワンシーンがモノクロで表示され、右側に主に活躍したカードが表示される。

放送日 話数 サブタイトル 登場モンスター 脚本 監督
2002年
2月3日
1 誕生秘話 小林靖子 田﨑竜太
2月10日 2 巨大クモ逆襲
  • ディスパイダー・リボーン(声 - 山野井仁
2月17日 3 学校の怪談 石田秀範
2月24日 4 学校の怪談2
3月3日 5 骨董屋の怪人 長石多可男
3月10日 6 謎のライダー
3月17日 7 新種誕生?
  • ゼブラスカル・アイアン(声 - 千田義正)
  • ゼブラスカル・ブロンズ(声 - 千田義正)(7話)
井上敏樹 田﨑竜太
3月24日 8 4人目ゾルダ
3月31日 9 真司が逮捕!? 石田秀範
4月7日 10 ナイトの危機
4月14日 11 謎の無人電車 小林靖子 長石多可男
4月21日 12 秋山蓮の恋人
4月28日 13 その男ゾルダ 田﨑竜太
5月5日 14 復活の日
5月12日 15 鉄仮面伝説
  • クラーケン(声 - 千田義正)(15話)
  • ウィスクラーケン(声 - 千田義正)
井上敏樹 石田秀範
5月19日 16 運命のカード
5月26日 17 嘆きのナイト 小林靖子 長石多可男
6月2日 18 脱獄ライダー
6月9日 19 ライダー集結 -
6月16日 20 裏切りの蓮 佐藤健光
6月23日 21 優衣の過去
6月30日 22 ライアの復讐
  • ガルドサンダー(声 - 塩野勝美)
石田秀範
7月7日 23 変わる運命
7月14日 24 王蛇の秘密
  • ネガゼール(声 - 千田義正)(24話)
  • ギガゼール(紫)(声 - 千田義正)(24話)
  • オメガゼール(声 - 千田義正)
井上敏樹 長石多可男
7月21日 25 合体する王蛇
7月28日 26 ゾルダの攻撃 小林靖子 佐藤健光
8月4日 27 13号ライダー
8月11日 28 タイムベント - 鈴村展弘
8月18日 29 見合い合戦
  • ソノラブーマ(声 - 塩野勝美)(29話)
  • シールドボーダー(声 - 千田義正)
井上敏樹 石田秀範
8月25日 30 ゾルダの恋人
9月1日 31 少女と王蛇
  • バズスティンガー・ホーネット(声 - 塩野勝美)
  • バズスティンガー・ワスプ(声 - 塩野勝美)
  • バズスティンガー・ビー(声 - 塩野勝美)
  • ガルドサンダー(32話)
小林靖子 長石多可男
9月8日 32 秘密の取材
9月15日 33 鏡のマジック 佐藤健光
9月19日 SP 仮面ライダー龍騎スペシャル 13RIDERS
  • ミスパイダー(複数)(声 - 小田木美恵
  • レスパイダー(複数)(声 - 兵藤まこ
  • ソロスパイダー(複数)(声 - 塩野勝美)
  • ディスパイダー(青)[注 12]
井上敏樹 田﨑竜太
9月22日 34 友情のバトル - 小林靖子 佐藤健光
9月29日 35 タイガ登場
  • ガルドミラージュ(声 - 塩野勝美)
  • ガルドストーム(声 - 塩野勝美)
石田秀範
10月6日 36 戦いは終わる -
10月13日 37 眠りが覚めて
  • バズスティンガー・ブルーム(声 - 塩野勝美)
  • バズスティンガー・フロスト(声 - 塩野勝美)
長石多可男
10月20日 38 狙われた優衣
  • モンスター軍団(声 - 塩野勝美、柴本浩行)
10月27日 39 危険のサイン
  • オメガゼール(声 - 塩野勝美)
  • マガゼール(声 - 塩野勝美)
  • ガゼル軍団(声 - 塩野勝美)
鈴村展弘
11月10日 40 兄と妹の記憶
  • ガルドストーム(声 - 塩野勝美)
  • ガゼル軍団(声 - 塩野勝美)
11月17日 41 インペラー
  • シアゴースト(声 - 塩野勝美、柴本浩行)
  • ガゼル軍団(声 - 塩野勝美)
井上敏樹 田﨑竜太
11月24日 42 401号室
  • ガゼル軍団(声 - 塩野勝美)
12月1日 43 英雄は戦う 石田秀範
12月8日 44 ガラスの幸福
  • ガゼル軍団(声 - 塩野勝美)
  • モンスター軍団(声 - 塩野勝美、柴本浩行、佐藤まさよし、藤井剛)
12月15日 45 20歳の誕生日
  • シアゴースト(複数)(声 - 柴本浩行、宗矢樹頼
小林靖子 長石多可男
12月22日 46 タイガは英雄
12月29日 47 戦いの決断
  • デストワイルダー
  • シアゴースト(複数)
2003年
1月5日
48 最後の3日間
  • ガルドストーム(声 - 塩野勝美)
  • レイドラグーン(複数)
石田秀範
1月12日 49 叶えたい願い
  • レイドラグーン(複数)
1月19日 50 新しい命 -

放映ネット局[編集]

これまでの平成仮面ライダーシリーズでは最も放送エリアが広く、ほぼ全国をカバーしていた。また、平成作品の中で富山県で放送された唯一の作品である。

映像ソフト化[編集]

  • ビデオ(VHS、セル・レンタル共通)は全12巻が東映ビデオよりリリースされている。
  • 2002年12月6日 - 2003年11月21日にかけてDVDが東映ビデオより発売された。全12巻で各巻4話(Vol.11とVol.12は5話)収録。
  • 2003年7月21日にTVスペシャル「13RIDERS」のVHS・DVDが東映ビデオより発売された。
  • 2008年7月21日発売の「石ノ森章太郎 生誕70周年 DVD-BOX」に第1話が収録されている。
  • 2009年9月21日発売の「仮面ライダーディケイドVOL.3」の初回生産限定の映像特典として本作品の1話が収録。
  • 2014年7月11日9月12日11月7日にTVシリーズのBlu-ray BOXが順次発売。TVシリーズ本編の他、BOX2にはてれびくん応募者全員サービスDVD『仮面ライダー龍騎 ハイパーバトルビデオ 龍騎VS仮面ライダーアギト』を、BOX3にはTVスペシャル「13RIDERS」及び同作の未公開エンディングを収録。封入特典はブックレット(16P)であり、BOX1のみ初回限定特典として全巻収納BOXを同梱する。

他媒体展開[編集]

リンクのある作品はリンク先も参照。

他テレビシリーズ[編集]

KAMEN RIDER DRAGON KNIGHT
アメリカで制作された本作品のリメイク作品。後に日本でも放映されている。
仮面ライダーディケイド
本作の仮面ライダーと怪人が登場。
仮面ライダーウィザード
仮面ライダー龍騎が登場。

映画作品[編集]

劇場版 仮面ライダー龍騎 EPISODE FINAL
本作の映画作品。2002年8月17日公開。
劇場版 仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー
仮面ライダーディケイド』の映画作品。本作の仮面ライダーと怪人が登場。
劇場版 超・仮面ライダー電王&ディケイド NEOジェネレーションズ 鬼ヶ島の戦艦
仮面ライダー電王』と『仮面ライダーディケイド』の映画作品。仮面ライダー王蛇が登場。
仮面ライダー×仮面ライダー W&ディケイド MOVIE大戦2010
仮面ライダーW』と『仮面ライダーディケイド』の映画作品。仮面ライダー龍騎が登場。
オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー
『仮面ライダー電王』と『仮面ライダーオーズ/OOO』の映画作品。本作の仮面ライダーと怪人が登場。
仮面ライダー×スーパー戦隊 スーパーヒーロー大戦
 仮面ライダーシリーズとスーパー戦隊シリーズの映画作品。本作の仮面ライダーと怪人が登場。

テレビスペシャル[編集]

『仮面ライダー龍騎スペシャル 13RIDERS』
本作のテレビスペシャル。2002年9月19日放送。
仮面ライダーG
SmaSTATION!!Presents SMAPがんばりますっ!!』内で放送された作品。仮面ライダー龍騎が登場。

舞台[編集]

MASKED RIDER LIVE&SHOW 〜十年祭〜
仮面ライダー龍騎と仮面ライダーゾルダが登場。

オリジナルビデオ・オリジナルDVD[編集]

『仮面ライダー龍騎ハイパーバトルビデオ 龍騎vs仮面ライダーアギト』
幼児向け雑誌「てれびくん」の応募者全員プレゼントとして作られた短編作品。
モンスターの気配を察知して変身した真司/龍騎が、ミラーワールドに似たミラクルワールドでモンスター軍団に襲われる。そこへ「人間の自由と平和を守る仮面ライダー」(を自称する)ナイト・ゾルダ・王蛇が応援に駆けつける(いつもと調子の違う面々に龍騎は唖然)が、ミラクルワールドの真の支配者である悪のアギト・バーニングフォームが現れ苦戦する。そんな龍騎達のもとに助っ人として現れたのは仮面ライダーアギト(グランドフォーム)だった。味方のアギトは悪のアギト・バーニングフォームを「ミラクルワールドが創り出した幻」といい、仮面ライダー5人で共闘して悪のアギト・バーニングフォームと戦う、というストーリーが展開される。
スケジュールの都合上、須賀・松田・小田井・萩野はモンスターの声も担当している。アギトの声は悪のアギト・バーニングフォームは遊佐浩二が、そして龍騎に味方するアギトは、本放送当時のアギトと龍騎のスーツアクターをつとめた高岩成二が担当している。
  • 監督・脚本 - 鈴村展弘
仮面ライダーディケイド 超アドベンチャーDVD 守れ!〈てれびくんの世界〉
仮面ライダーディケイド』のオリジナルDVD。仮面ライダー龍騎が登場。

ゲーム版[編集]

『仮面ライダー龍騎』
バンダイより2002年にプレイステーション用の対戦型格闘ゲームとして発売。初回生産分には、特典として限定アドベントカードが1枚付属していた。
本作品より、仮面ライダーの格闘ゲームは制作会社がKAZeからdIGIFLOYDに変更となった。
13人のライダーが総出演しているが、インペラーのみ、声が異なっている(担当は倉森慶二)。サバイブ2体と龍騎ブランク体は登場するが、王蛇ブランク体とオルタナティブ2体は登場しない。またタイガとインペラーのファイナルベントは、本編のものとは異なっている。

漫画作品[編集]

『仮面ライダー龍騎』
画:坂井孝行
小学一年生 2002年1月号掲載。
『仮面ライダー龍騎 13RIDERS』
画:MEIMU
月刊少年エース 2002年11月号掲載。上記のテレビスペシャルの漫画化作品だが、「戦いを続ける」「戦いを止める」のどちらも結末が異なる。
仮面ライダー龍騎 13RIDERS THE COMIC』として単行本化された。
駈斗戦士 仮面ライダーズ 超変身ギャグ外伝!!
食玩シリーズ『駈斗戦士 仮面ライダーズ』を原作にしたギャグ漫画作品。仮面ライダー龍騎が主人公になっている。

小説作品[編集]

HERO SAGA
ジオラマ小説。本作品を元にしたものは2作品が掲載されている。
  • MASKED RIDER RYUKI EDITION -アドベントカレンダー-
  • MASKED RIDER RYUKI EDITION -IFの世界-
小説 仮面ライダー龍騎
講談社キャラクター文庫、2013年8月30日発売。著:井上敏樹 ISBN 978-4063148534

備考[編集]

  • 北岡秀一/仮面ライダーゾルダ役の涼平(現:小田井涼平)のインタビューによれば、本作品の主人公である城戸真司/仮面ライダー龍騎役のオーディションで最終選考まで残っていたのは、抜擢された須賀貴匡の他に、秋山蓮/仮面ライダーナイト役の松田悟志、涼平、由良吾郎役の弓削智久の4名が残っていたという。結果的に城戸真司役は須賀に決定したが、落選した他の3人も違う役柄に抜擢され、現場で会った時も初対面じゃない気がしたと語っている。

関連項目[編集]

  • 警部補 矢部謙三2』 - 5話および8話で須賀貴匡演じる悠木真という刑事が登場する。警察手帳をデッキに見立てて龍騎の変身ポーズをとるなど、本作品に対するパロディが多く見られた。

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ タイトル・ロゴには「仮面ライダー龍騎」と「MASKED RIDER RYUKI」が併記されている。
  2. ^ 『アギト』の企画初期にも「10人ライダー」という案が存在し、これが本作品の基本コンセプトとして引き継がれたとされる[8]
  3. ^ ただしこの案を出した白倉伸一郎は、「13人ライダー」を通しやすくするための冗談であったとしている[1]
  4. ^ TVSP版本放送時の投票結果は「戦いを続ける」になったが、映像ソフトには両方の結末が収録されている。また、2008年3月29日NHK-BS2で放送された『とことん!石ノ森章太郎』の中では、戦いを止める結末で放送された。
  5. ^ 初期企画案の騎士ヒーロー版『クロスファイヤー』の名残でもある[1]
  6. ^ プロデューサーの白倉は、前2作の主人公が完成されたキャラクターであったため、差別化としてより人間らしいキャラクターとすることを監督の田崎に指示している[9]
  7. ^ なお、この時の撮影で萩野は口の中を切ってしまい、血まみれになったという。
  8. ^ 名前は浅倉役の萩野崇が『超光戦士シャンゼリオン』で演じた涼村暁に由来する[32]
  9. ^ これはデザイナー曰く「本作品は戦っているライダーがメインで目立つので、出番が少なくても印象に残りやすくしたかった」[34][出典無効]とのこと。
  10. ^ あとの2名は田宮耕太と西本良平という男子生徒である。
  11. ^ 映像ソフトでは神崎士郎の語りは新規の映像に差し替えられており、テレゴングの電話番号が掲載された部分は削除されている。東映ビデオより発売された『東映TV特撮主題歌大全集 VOL.4』にはこの映像ソフトに収録されたものが「13RIDERS」のOP映像として収録されている。
  12. ^ 『宇宙船 YEAR BOOK 2003』では、名称を「ディスパイダーII」と記載している[46]

出典[編集]

  1. ^ a b c d e f g h i j テレビマガジン特別編集 2004, pp. 76 - 77, 龍騎成立への道
  2. ^ ユリイカ 2012, p. 13, 國分功一郎白倉伸一郎「存在論的なヒーローのために」.
  3. ^ ユリイカ 2012, pp. 11 - 12.
  4. ^ ユリイカ 2012, p. 11.
  5. ^ ファンタスティックコレクション 2003, p. 51, 白倉伸一郎「二元論の崩壊」.
  6. ^ a b c 超全集 上巻 2002, p. 86
  7. ^ a b c d e ファンタスティックコレクション 2003, p. 83, デザイナーズ・バトルロワイヤル
  8. ^ 「アギト成立への道」『仮面ライダーアギト』 講談社テレビマガジン特別編集〉、2002年、76頁。ISBN 4-06-178428-5
  9. ^ a b c d 宇宙船100 2002, p. 25, 「INTERVIEW 田崎竜太」
  10. ^ ファンタスティックコレクション 2003, p. 68, 田崎竜太「監督、斯く語りき」.
  11. ^ a b 超全集 下巻 2003, p. 78
  12. ^ 宇宙船100 2002, p. 26, 「田崎監督に聞く これが仮面ライダー龍騎オープニングタイトルバックの秘密だ!」.
  13. ^ ファンタスティックコレクション 2003, p. 15, 萩野崇「執着」.
  14. ^ ファンタスティックコレクション 2003, pp. 84 - 85, 中曽根千治「社会現象としての『龍騎』」.
  15. ^ ユリイカ 2012, p. 108, 小林靖子「生き生きとした“キャラクター”」.
  16. ^ 宇野常寛 2011, p. 266.
  17. ^ 宇野常寛 2011, p. 289.
  18. ^ 宇宙船』Vol.104、朝日ソノラマ、2003年1月、p.68
  19. ^ a b ユリイカ 2012, p. 75, 井上伸一郎「初期平成ライダー考」
  20. ^ 仮面ライダーアギトグラフィティ 2002, p. 55, STAFF INTERVIEW ACT 2 白倉伸一郎
  21. ^ 超全集 最終巻 2003, p. 57.
  22. ^ ユリイカ 2012, p. 176, 村上裕一「死者の夢、鏡のある小部屋」.
  23. ^ ユリイカ 2012, p. 39, 切通理作「はじまりはいつも突然」.
  24. ^ 超全集 上巻 2002, p. 87.
  25. ^ ファンタスティックコレクション 2003, p. 69.
  26. ^ a b ファンタスティックコレクション 2003, p. 82
  27. ^ ファンタスティックコレクション 2003, pp. 78 - 79.
  28. ^ 宇野常寛 2011, p. 267.
  29. ^ [1]
  30. ^ 『語れ!平成仮面ライダー』
  31. ^ 2003年9月22日初版発行、ISBN 4-391-12846-2
  32. ^ テレビマガジン特別編集 2004, p. 84.
  33. ^ TVシリーズ最終回放送日。
  34. ^ 『週刊 仮面ライダーオフィシャルデータファイル』号数不明
  35. ^ 超全集 最終巻 2003, p. 47.
  36. ^ JAE NAKED HERO 2010, p. 141, LIST OF WORKS 高岩成二.
  37. ^ a b c d e f 東映公式「仮面ライダー龍騎 第49話[2]」より。
  38. ^ a b c d e f g h i j 『ニュータイプ10月号増刊 Newtype THE LIVE Extra 仮面ライダー龍騎 THE SPECIAL』、角川書店2002年10月1日、 109頁、 ISSN T1107010100580
  39. ^ a b c d ファンタスティックコレクション 2003, p. 74, 「仮面の告白」
  40. ^ a b c JAE NAKED HERO 2010, p. 123, LIST OF WORKS 押川善文
  41. ^ a b c JAE NAKED HERO 2010, p. 35, LIST OF WORKS 岡元次郎
  42. ^ a b 矢部敬三”. 株式会社レッド・エンタテインメント・デリヴァー. 2011年4月29日閲覧。
  43. ^ a b c 超全集 下巻 2003, p. 79
  44. ^ JAE NAKED HERO 2010, p. 53, LIST OF WORKS 永瀬尚希.
  45. ^ a b JAE NAKED HERO 2010, pp. 36 - 51, 永瀬尚希
  46. ^ 「106号巻末特別付録 宇宙船 YEAR BOOK 2003」、『宇宙船』Vol.106(2003年5月号)、朝日ソノラマ2003年5月1日、 122頁、 雑誌コード:01843-05。

参考文献[編集]

雑誌

外部リンク[編集]

テレビ朝日 日曜朝8時台前半
前番組 番組名 次番組
仮面ライダーアギト
(2001年1月28日 - 2002年1月27日)
仮面ライダー龍騎
(2002年2月3日 - 2003年1月19日)
仮面ライダー555
(2003年1月26日 - 2004年1月18日)