真・仮面ライダー 序章

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真・仮面ライダー 序章』(しん・かめんライダー プロローグ)は、1992年(平成4年)2月20日東映ビデオより制作・発売されたオリジナルビデオ

販売はバンダイメディア事業部。東映ビデオで制作・発売されたことから東映Vシネマと扱われることもあるが、VHS、DVDともに「東映Vシネマ」、「東映VCINEMA」のレーベル表記は用いられておらず、バンダイメディア事業部を統合したバンダイビジュアルのレーベル表記である「EMOTION」が用いられており、東映Vシネマではない。

あらすじ[編集]

都内に連続女性殺人事件が発生していた。父の研究を手伝っていた風祭真は「財団」により、自らも知らぬ間に生態改造兵士バイオボーグ・ソルジャーレベル3にされてしまう。そしてある日、真は鬼塚義一のレベル3への変身の影響を受け、感情の高まりと共に異様なバッタ怪人の姿へと変貌していく。

概要[編集]

仮面ライダーシリーズ20周年記念作品。本来20周年にあたるのは前年の1991年であるが、当時のバンダイによると「昨年、ウルトラマンが25周年にあたり、重複を避けようということもあり、今年を20周年とし、営業を進めている」[1]とのこと。映像作品としての「仮面ライダー」は1989年9月に放送終了した『仮面ライダーBLACK RX』以来3年ぶりとなる。

特徴[編集]

石ノ森章太郎は『仮面ライダーBLACK』について「原点に立ち返るつもりでの仮面ライダー0号」と述べているが[2]、本作に関しても「今回の真・ライダーは0号」と語っている[3][4]。原作者である石ノ森にとって仮面ライダーとは1号こそ原型であり、木にたとえれば幹であって、あとは枝葉にあたる。0号である『真』は木の根に該当し、もう一度はじめのライダーのイメージを掘り起こしたいという意向がこめられた発言である[3]

グロテスクや性的な描写が含まれるなど、これまで子供向けに制作されていたシリーズとは一線を画す「大人向け特撮作品」を目指し、ヒロインが最後に死亡するなど、ストーリー展開も非常にハードなものとなっている。また、これ以前の仮面ライダーは主として「改造手術」によって誕生するなど、機械的・硬質的イメージが強かったが、本作ではバイオ技術でバッタの遺伝子を注入された「改造兵士」という設定である。変身の描写も苦痛に耐えながら額から徐々に触角が伸びてゆくという、異形の生物的なイメージを強調したものになっている。ライダーと言うよりはバッタ怪人に近い姿であり、『スーパー・プレミアム・ビデオ 東映怪人大図鑑』ではヒーローではなく怪人として扱われている。

変身の際の恒例だった「変身!」の掛け声はなく、「ヘルメットに大きな複眼」「変身ベルト」といったスーツ的な意匠は一切廃されている。戦闘スタイルにおいても、全身の突起で敵への攻撃を行い、ライダーキックなどの必殺技も持たない。また、主人公である風祭真はバイクを常用しているものの、変身後はバイクを駆るシーンも無く、ヒーローとしての専用マシンすら持たない初めての仮面ライダーとなった。

製作経緯[編集]

当初の企画は劇場用映画を想定しており、小野寺丈による準備稿が執筆されていた[5]。その一方で石ノ森章太郎も別途「仮面ライダーガイア[6]シノプシス」を用意している[5]。その後、中村あずさ主演『女バトルコップ』のノウハウを使ってライダー作品を作ろうという話もあって、最終的にビデオ作品としてのリリースが決定した[7][8]

「序章」というタイトルからも判るように、当初は3話、もしくは5話を想定したシリーズ化を目指していた[9]。しかし、続編が制作されることはなく、大人向けの仮面ライダーというコンセプトの映像作品は2005年公開の映画『仮面ライダー THE FIRST』まで途絶えることとなる。これは本作品が不評だったからではなく、むしろビデオの売れ行きが好調だったからこそ1993年にライダー映画の公開が決まったのだが、『真』の続編は検討されつつも最終的に完全新作でいく方針となったため、実際には『仮面ライダーZO』が制作されることになり[7]、1994年にはZOの続編企画を発展させた『仮面ライダーJ』の制作にも結果的に繋がった。[10]仮にシリーズ化が実現していれば、シンが仮面とスーツやバイクを手に入れて仮面ライダーとなってゆく過程が、順を追って描かれるはずであり、原作者のラフデザインも存在している[4]

最初のプロットではヒーロー番組の仮面ライダーで育った人物が夜な夜な仮面ライダーのコスプレをしてヒーローごっこをしているうちに本当の事件に巻き込まれるというものだった。プロデューサーの白倉伸一郎が反対しリアルなバッタ男の仮面ライダーの本作を主張、石ノ森章太郎は苦笑いし承諾した[11]

制作[編集]

プロデューサーの堀長文と吉川進、監督の辻理、特技監督の矢島信男、脚本家の宮下隼一とスタッフは『RX』と同じのほか、後に平成仮面ライダーシリーズ(第1期)の大半をプロデュースする白倉伸一郎が初めて携わったライダー作品である。また冒頭には石ノ森章太郎が出演している。

名称について[編集]

真の変身後の形態は、オープニングクレジットではタイトルの通り「真・仮面ライダー」と記載されているものの、劇中で明確には仮面ライダーと呼称されておらず、変身後の姿を指す呼称も登場しない。ラストにCIAが彼に「MASKED RIDER」というコードネームをパソコンで入力して与えるのみである。

公式を始めとする多くの媒体で用いられている便宜上の名前は「仮面ライダーシン[12]であり、近年の映像作品ではこの名称で実際に呼ばれている。場合によっては「改造兵士レベル3」と記述されることもある。

登場人物[編集]

主人公とその関係者[編集]

風祭 真(かざまつり しん) / 仮面ライダーシン(改造兵士レベル3)
本作の主人公。城南大学出身のオートバイレーサー。25歳。IQ250。500ccロードレースの日本予選で初出場初優勝を果たし、世界グランプリを目指していた。頭脳明晰にしてスポーツ万能。ISSにいる父・大門に協力し、自ら人体実験の被験者となっていたが、密かに鬼塚によって改造手術を施され、人間とバッタの遺伝子を融合させた「改造兵士レベル3」となっていた。
父と最愛の女性を失った一連の事件の後、愛との間にできた子供・ライダーベビーの生き続ける愛の遺体を抱えたまま、姿を消す。
行方不明後、CIAの記録には彼のコードネームとして「MASKED RIDER(仮面ライダー)」と記された[13]
城南大学出身でオートバイレーサーの設定は仮面ライダー1号/本郷猛と同一。
結城 卓也(ゆうき たくや)
スポーツクラブに勤務する青年。真のロードレーサーとしての先輩でもあり、彼の良き相談相手。かつては真とともにインターナショナルAクラス500CCロードレースで、世界グランプリを目指していた。奥手である真を励まし、愛との恋愛をまとめようとする優しい青年。
風祭 大門(かざまつり だいもん)
真の父親。臨床免疫工学の権威。氷室に騙され、「財団」のサイボーグソルジャー開発計画に加担してしまうことになる。計画において重要な人物であったため、真の子を身ごもった愛と共にニューヨークの本部に送り込まれることになっていたが、真によって救出される。しかしその直後、真とともに財団のヘリコプターによって再度捕らわれてしまう。最後はセーラの放ったランチャーがヘリコプターに直撃し、ISS本部に落下した爆発に巻き込まれ、死亡する。主人公の父親が科学者で息子のライダー誕生に関わるのは『仮面ライダーX』の神敬太郎博士以来である。
明日香 愛(あすか あい)
真の看護人。実は「財団」のメンバーで真の監視役を務めていたが、共に過ごす内に真を心から愛するようになり、やがて真と結ばれ彼の子供を身ごもった。しかし劇中で真を庇って氷室の銃弾を受け、致命傷を負う。最期に自らの身篭った自分たちの子供の未来を真に託し、息を引き取った。
ライダーベビー
愛が真との間に身篭った子供。改造兵士となった真の遺伝子を受け継いだミュータントでもある。外見は人間の赤ん坊だが、背中に羽のような器官がある。また、変身した真と同じく額に「第三の眼」を表している。
胎内にいながら既にテレパシー能力を発揮しており、母体である愛の危機に際し真をテレパシーで呼び寄せた。
愛が命を落とした後もなお生き続け、真に歩むべき道を指し示した。
ライダーベビーという名称は雑誌上などにおける便宜上の名称であり、劇中では用いられない。
S.I.C HERO SAGA』Vol.4収録の短編では風祭 新の名前で登場、成長して第2の仮面ライダーシンとなった彼の姿が描かれている。

「財団」[編集]

氷室 巌(ひむろ いわお)
ISSの所長。一見温和な紳士だが、その本性は冷酷無比である。「財団」の命令で大門を騙し、彼にサイボーグソルジャーの研究に加担させた。しかし、CIAの介入による数々の失敗により自分の身も破滅し、自暴自棄になってマシンガンを乱射し愛を射殺。生身の人間ながら最後は怒りを爆発させたシンのハイバイブネイルとスパインカッターの猛攻撃を受けて惨殺された。
豪島(ごうしま) / 改造兵士レベル2
氷室の腹心。財団に敵対する者の暗殺を務める。普段は人間と違わぬ姿に装っているが、戦いの時は人工皮膚の下に隠された不気味な金属製のボディを露わにする。武器は右腕の鋏。一戦目では引き分けるが二戦目ではシンが氷室を惨殺した直後、壁を突き破り現れ激闘を繰り広げ、最後はシンのハイバイブネイルで首を脊髄ごと抜き取られるが頭の中に隠された時限爆弾を発動させ、シンを巻き込もうと図るも失敗、そのまま爆散した。
鬼塚 義一(おにづか ぎいち) / 改造兵士レベル3
改造兵士の研究に携わる科学者。オカルト関係において狂信的な人物で、理想国家の建国という幻想にとり付かれ、密かに自らと真の身体を無断で改造兵士レベル3に改造する。氷室からは飛蝗の能力に着目するなどその行動力と手腕は高く評価されており、その行動を概ね黙認していた。
変身した姿は真のそれとほとんど同じだが、決定的な差異として「第三の眼」を有していない。そのため変身後は理性を保てず、殺戮を行ってしまうこととなる。
氷室に捕らわれサンプルとして護送される中、最後はCIAの爆撃によりその身を焼かれ、絶命。

CIA[編集]

セーラ・深町(セーラ・ふかまち)
CIAの工作員。財団への調査を進める中で真と出会う。任務には忠実で、鬼塚を輸送するトラックへの攻撃他の非合法活動においては現場で部隊を指揮するところからその有能さが窺い知れる。しかし自分の目前で異形の姿に変身するなど財団の秘密と関わりが深い真への対処では、危機から救われることもあってか非情になりきれない面も見せる。

「財団」[編集]

政財界や軍事産業などあらゆる分野で世界規模の影響力を持つ謎の組織。全世界の政治、経済、思想、文化などを全て統一し、人間の誕生から死までに関する、あらゆる経済活動を自分達の影響下に置くことが目的である。ニューヨークに本部を持つ。下部組織であるISSを最終的には失っているが、財団自体はまだ存続し続けている。

日本支部・ISS(Institute of Super Science)[編集]

財団傘下の生物学研究所。エイズといった難病の遺伝子レベルでの治療を研究していた。しかし、この研究が「究極の兵士」の誕生に繋がると見込んだ財団により、軍事利用のために改造兵士開発に乗り出した。最終的には、CIAの特殊部隊の襲撃によって壊滅した。

改造兵士(サイボーグ・ソルジャー)[編集]

改造兵士(サイボーグ・ソルジャー)とは、財団が各国へ超強力な軍事力として販売することを目的に造り出された改造人間の総称である。生体兵器としての意味合いが強い。改造のレベルは3段階に分けられる。

レベル1
人体の遺伝子情報から不治、またはそれに近い難病を発症させる可能性のある因子を排除しつつ、人体そのものを強化させる。

レベル2[編集]

“レベル1”の改造により強化された人体に機械等の各種サポートユニットを埋め込み、人体の機能を必要な状況に応じて強化させる。最大出力や防御力では後述の“レベル3”を上回る性能を発揮するが、人間形態(人間の姿)=改造前の姿には基本的に戻ることができず、人工皮膚で人間の姿に擬装する必要がある。また、機械的な改造であるために生物が持つ自己進化能力(パワーアップ)は失っており、戦闘経験を積むことで根本的な能力が上昇することはなく、能力を強化するためには再改造が必要である。人間を素体としているにもかかわらず、“レベル2・豪島”はいささかロボットのように無機質な動きをするシーンが多々見られた。兵器としては申し分ない性能を誇るため、財団はこの段階の改造兵士を商品として量産する予定であったが、“レベル3”の発揮する潜在能力や自己進化能力、擬似能力による潜伏力に着目して次の段階の開発を進めることを決定する。

本作に登場した物の他にも雨宮慶太によりデザイン案として改造兵士レベル2 クモ男も描かれている[14]

客演情報
仮面ライダーワールド
シャドームーンの配下の怪人として登場し、仮面ライダーZO仮面ライダーJと戦った。この際は右腕が普通の腕になっており、鋏を武器として扱っていた。『オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー』ではショッカーの怪人として登場。
仮面ライダーオーズ/OOO
仮面ライダー電王』とのクロスオーバー作品に登場。ショッカーの同盟の一員として登場。仮面ライダーシンと戦った。

レベル3[編集]

別種の遺伝子情報を人体に埋め込んだり、人体そのものの遺伝子情報を変化させたりして、人体を根源的なレベルから強化させる。“レベル2”は機械による人体強化で元来のサイボーグに対し、“レベル3”は生物的な人体強化でバイオサイボーグに分類される。自己進化能力にも目を見張るものがあり、初期段階で“レベル2”の出力や防御力に劣っていたとしても、戦闘経験を積むことで能力を底上げして圧倒することが可能である。財団では、この段階の改造兵士を局地戦用・ゲリラコマンドとして量産化する予定であったらしい。

仮面ライダーシン[編集]

バッタの遺伝子を身体に組み込まれた風祭真が変身する局地戦用ゲリラコマンド改造兵士レベル3の特異体。

バッタが有する「テレパシー能力」により、呼応反応と称される「同族の記憶・感情・意識に反応する共通の疑似体験」で統制を取る[15]

感情の高揚(おもに怒りの感情)によって細胞活動が活性化すると、バッタ遺伝子内“X-α素子”が干渉を受けて細胞活性分泌物“バッテリゲン”が体内に放出され、その効果で細胞の急激な変異“体内変身(インナーチェンジ)”が誘発し、改造兵士レベル3-仮面ライダー-に変身を遂げる[16]

変身後は強靭な肉体そのものを武器にして臨戦。湾曲した手足の爪ハイバイブ・ネイル、四肢に生えそろう鋸状の器官スパイン・カッター、口腔の鋭利な牙ブレイク・トゥーサーなどを駆使する。また、ある程度の対象を接触せずとも粉砕できる超能力“超強力念力”を有する。同格の改造兵士レベル3鬼塚との最たる相違点は額のコントロール器官“第三の眼”の存在であり、これによって真は変身後も自我・理性を保てている。

全身がセラミックの5倍の強度を持つ甲殻細胞に覆われており[17]、皮膚は攻撃に対する衝撃の75.0%を吸収[17]打撃・斬撃にかかわらず肉体本来の25.0%以上のダメージを与えることは理論上不可能である。[要出典]傷を負っても通常の人間の5000倍の細胞増殖にて急速再生・回復するため[18]腕程度なら0.03秒で再生、全身の87.0%以下を奪われることがない限りほぼ際限なく0.1秒以内に全快する。[要出典]実際、劇中で豪島の斬撃により右肩に裂傷を負ったが、瞬時に傷口がふさがり回復している。また、30分程度ならば無呼吸で水中活動も可能である[18]。唯一最大の弱点は高熱であり、シンは生物であるため700-800度の火炎には約5分間しか耐えることができない[19]。劇中、改造兵士レベル3・鬼塚がロケットランチャーの攻撃により全身を焼かれ、絶命している。低温については、零下10度までなら100%の能力を発揮できる[20]

相手からの感情波や余剰エネルギーなど、あらゆるエネルギーを吸収することにより理論かつ永久的に能力が上昇する。ただし、厳密には16進数4桁の最大値FFFFの65535倍までが限界である。この状態では、太陽とほぼ同じ総エネルギーを持つこととなる。本編では、後述の“レベル4”と呼称される段階に達しているが初期段階であり、相手が“レベル2”の格下の上かなり弱かったこともあり、38倍程度の進化であった。[要出典]

『仮面ライダーブラック』と『仮面ライダーBLACKRX』を同一人物として一人と数えていた際にはシンを「12号」とカウントされていたが[21]後の『ネット版 仮面ライダーディケイド オールライダー超スピンオフ』で設定の整理が行われ、BLACKを11号、BLACK RXを12号とされ、公式にはシンはが13号目のライダーとなっている。

なお、変身前でもある程度の身体能力を発揮することが可能で、高速での走行、約10mの跳躍、素手で鋼鉄のシャッターを紙のように破くなどしていた。

シンの身体スペック。あくまで初期段階での能力値であり、理論上は無限に能力(スペック)が上昇する。[要出典]
  • 変身時の身長は199.9cm
  • 変身時の体重は90.0kg
  • 跳躍力は垂直跳び114m、幅跳び232m
  • 打撃力は最大2800kg
  • 蹴撃力は最大4200kg
  • 走力は100mを3.34秒で走破する
パンチ(真ライダーパンチ)
最硬度強化ガラスを一撃で粉砕する。氷室に致命傷を負わせ、その後のレベル2・豪島との戦闘の際にはボディに大ダメージを与えた。
キック(真ライダーキック)
一撃で鉄柱を数本へし折る。
チョップ(真ライダーチョップ)
明確に使用したシーンはないが、下記のスパイン・カッターと併用し、相手を一刀両断する。
ジャンプ(真ライダージャンプ)
バッタの特性を最大限に活かし、相手を激しく翻弄する。主に襲撃に使用。
ハイバイブ・ネイル
湾曲した爪。超高速で振動し、敵を切り裂き、肉体を貫く。『ウルトラマンVS仮面ライダー』で下記のスパインカッターと合わせて改造兵士レベル2を倒した技と紹介されている。
スパイン・カッター
前腕や脚に生える鋸・棘状の器官。金属を易々と切り裂く。上記のチョップ技と併用し、効果を発揮する。折れてもすぐに生え変わり、機能を回復する。
ブレイク・トゥーサー
割れた下顎を開いた状態で敵に噛み付く。鉄骨をも噛み砕く威力があり噛みつき技は仮面ライダーアマゾンのジャガーショック以来である。ちなみに仮面ライダーZOにも同様の名称のものがある。
腕力
驚異的な力を発揮する。豪島の骨髄を引きずり出した。
脚力
驚異的な力を発揮する。劇中での模写は少ないが、腕力以上に強力。
テレパシー
呼応反応に使用。ただし鬼塚からの一方的なものであった。[22]
超強力念力(劇中未使用)
相手を念力で粉砕する。

客演情報[編集]

仮面ライダーディケイド
劇場版に登場。終盤で、大ショッカーに苦戦するディケイドを助けるため他のライダーと共に登場。映画初出演となりこの作品以降はZOやJと共に歴代ライダーの一員として登場する他、本作の怪人に近い顔つきからややソフトな顔つきになっており、大ショッカーとの戦いではシオマネキングと戦ったほか、ジオフィリドワームとモールイマジン(ブラック)を素手で吹き飛ばした。また、本編では使用することがなかった高く飛び上がってのライダーキックも本作で披露した。DC版ではより戦闘シーンが追加されている。
テレビスペシャル『平成から昭和まで!仮面ライダー大集合』(2009年8月8日放送 劇場版1作目のプロモーション特番)では、『ディケイド』メインの番組ながら、シンが全編にわたって写真・映像を交えながらトークのネタにされた。苦しみながら変身するシーンを杉村潤が物真似したり、門矢士/仮面ライダーディケイド役の井上正大が「映画で全ライダーが並ぶ中、ZXの隣に一人だけ怪人がいる」と発言。加藤夏希からは「家にいたら叩くやつ」「実は(大ショッカーに)入っている」と散々な言われようだった[23]
ネット版の「陳情!真・仮面ライダー第一章」に登場。『真・仮面ライダー 序章』ということは『本編』が始まるはず。「このビデオの続きは無いのか?」と尋ねる光夏海(『ディケイド』のヒロイン)に対し、「続きが作られることなく終わった未完の大作」として本作を紹介。そこへシンが自ら執筆した続編の企画書を持って光写真館に現れ、士や夏海と共に東映本社へ乗り込み、映像化を実現させ子供達のヒーローになるが、夢オチという結末だった。初めて劇中において「仮面ライダーシン」と呼称された。
仮面ライダーオーズ/OOO
仮面ライダー電王』とのクロスオーバー作品に登場。ショッカーの怪人連合を倒すべく人々の思いを受けて他のライダーと共に登場。本作に登場した改造兵士レベル2と戦った。オーナーから初めて(公式の映像として)「シン」と呼ばれた他、全員でバイクに乗るシーンでは確認しづらいものの初めて(仮面ライダーとして)バイクに搭乗した。この姿は同作コレクターズパックの初回限定スリーブケースでも確認できる。
仮面ライダー×スーパー戦隊 スーパーヒーロー大戦
ゴーカイレッドに時空の狭間に消されていたが終盤で他のライダー、スーパー戦隊と共に復活し大ショッカー、大ザンギャックと戦った。
平成ライダー対昭和ライダー 仮面ライダー大戦 feat.スーパー戦隊
声優は久保田悠来。物語開始時点で既にロックシードに変えられたが終盤で復活。平成ライダーとの最終決戦では仮面ライダー龍騎仮面ライダー電王(ソードフォーム)と戦った。葛葉紘汰 / 仮面ライダー鎧武役の佐野岳はアフレコでシンの声を「インベスかと思った」とパンフレットで語っている。
オール仮面ライダー ライダージェネレーション
2011年8月4日に発売されたニンテンドーDS用ソフト。仮面ライダーシンが家庭用テレビゲームソフトに初めて登場を果たした。
オール仮面ライダー ライダージェネレーション2
2012年8月2日に発売されたニンテンドーDS&PSP用ソフト。前作に引き続き登場を果たしている。
データカードダス仮面ライダーバトル ガンバライド
2008年から2013年にかけて稼働していたトレーディングカードアーケードゲーム。2012年5月に稼動した05から参戦を果たしていた。

キャスト[編集]

スーツアクター[編集]

スタッフ[編集]

主題歌[編集]

「Forever」
作詞:阿木燿子 / 作曲:宇崎竜童 / 編曲:湯川徹 / 歌:渡辺典子
  • 作品が非常にハードな内容になったため、エンディングテーマをインストゥルメンタルにするという案もあったが、最終的に「やさしく包み込むような歌声で締めくくりたい」ということで歌を入れることになった。楽曲制作に当たっては歌手の選考を最初に行い、歌唱法も詞の内容も感情を優先する形で作られている[25]

映像ソフト化[編集]

  • ビデオ(VHS、セル・レンタル共通)とLD(セルのみ)がリリースされている。
  • DVDは2008年4月25日に発売。

他媒体展開[編集]

漫画

他の仮面ライダーシリーズとの関連[編集]

その他[編集]

  • 予告編では真と愛が全裸で抱き合うシーンがあったのものの、諸事情の関係で完成版ではカットされている。
  • 風祭真を演じた石川真(当時・石川巧久)は、後に『ウルトラマンメビウス』でハンターナイトツルギ/ウルトラマンヒカリことセリザワカズヤ元隊長を演じている。高野八誠高槻純内山眞人と並んで、「仮面ライダー」と「ウルトラマン」の日本の2大特撮ヒーロー(の変身前の人物)を演じた役者となったが、先の3者が「ウルトラマン→仮面ライダー」の流れを辿ったのに対し、石川は仮面ライダーの後にウルトラマンを演じた初めてのケースとなっている。
  • 東映監修の『仮面ライダーの常識』(双葉社)では、財団と『仮面ライダーW』『仮面ライダーフォーゼ』などに登場する財団Xという組織との関係が推測という形で示唆されている。

脚注[編集]

  1. ^ 朝日新聞1992年2月20日朝刊
  2. ^ 『仮面ライダーBLACK・RX超全集 完全版』小学館、1992年8月、p.101
  3. ^ a b 超全集 1992, p. 54
  4. ^ a b 「ヒーローファイル 仮面ライダーシリーズ(昭和)」『甦る!石ノ森ヒーローファイル』 Gakken〈Gakken Mook〉、2013年9月10日、32頁。ISBN 978-4-05-610166-9
  5. ^ a b 超全集 1992, p. 40
  6. ^ 後に小説『仮面ライダーEVE』にて名称が流用される。
  7. ^ a b 『仮面ライダー 悪(ショッカー)の系譜』樹想社、2003年5月、p.171。ISBN 4877770496
  8. ^ 本作以降、仮面ライダー作品のVシネマ作品は児童誌の専門販売を除けば2011年制作の『仮面ライダーW RETURNS』だけである。
  9. ^ 『昭和仮面ライダー列伝』 (HYPER MOOK)
  10. ^ 『仮面ライダーJ』超全集
  11. ^ 「中央公論」で白倉が仮面ライダーについて書いたところによる。
  12. ^ 仮面ライダー・シン」と表記される場合や、タイトルにならって漢字で「仮面ライダー」、上記のように「真・仮面ライダー」と表記する場合も存在する。
  13. ^ ネット版 仮面ライダーフォーゼ みんなで授業キターッ!』第13話における野座間友子の解説では、コードネームを名付けたのは財団とされている。
  14. ^ 超全集 1992, p. 47.
  15. ^ 物語序盤、真は自覚がないままこの能力によって鬼塚と精神レベルでリンクし、自分が無意識に凶行へ走っているのではないかと苦悩していた
  16. ^ 変身過程は苦痛に耐えながら徐々に異形の怪物へと変化する生々しいもの
  17. ^ a b 超全集 1992, p. 28, 「仮面ライダーシン ボディ大解剖」
  18. ^ a b 超全集 1992, p. 16, 「仮面ライダー・シン」
  19. ^ 超全集 1992, pp. 16、36.
  20. ^ 超全集 1992, p. 36, 「ライダー・シンの弱点は」.
  21. ^ 『仮面ライダーJ』の予告編の「14人目の改造戦士誕生」のカウントより
  22. ^ 同じ能力を持つ他人の犯行を夢に見るという演出は同じ石ノ森章太郎原作の『イナズマン』にも見られる。
  23. ^ 加藤の発言を真に受けた土田晃之には「ゴキブリがモチーフなの?」「絶対他のライダーからあいつ(シン)とは喋らないでおこう」と驚かれる。
  24. ^ 「LIST OF WORKS 岡元次郎」『JAE NAKED HERO』 太田出版2010年3月8日、34頁。ISBN 978-4-7783-1210-7
  25. ^ サウンドトラック・アルバム(オリジナル盤)の楽曲解説より。

参考文献[編集]