劇場版 仮面ライダー響鬼と7人の戦鬼

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劇場版 仮面ライダー響鬼と
7人の戦鬼
監督 坂本太郎
脚本 井上敏樹
原作 石ノ森章太郎
出演者 細川茂樹
栩原楽人
渋江譲二
川口真五
松尾敏伸
松田賢二
音楽 佐橋俊彦
撮影 いのくままさお
配給 東映
公開 2005年9月3日
上映時間 77分(劇場公開版)
89分(ディレクターズカット版)
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
興行収入 11億円
前作 劇場版 仮面ライダー剣 MISSING ACE
次作 劇場版 仮面ライダーカブト GOD SPEED LOVE
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劇場版 仮面ライダー響鬼と7人の戦鬼』(げきじょうばん かめんライダーヒビキとしちにんのせんき)は、2005年9月3日より東映系で公開された日本の映画作品。特撮ヒーロー番組「仮面ライダーシリーズ」『仮面ライダー響鬼』の映画化作品である。同時上映は『魔法戦隊マジレンジャー THE MOVIE インフェルシアの花嫁』。

キャッチコピーは「伝説の鬼戦士、集結。古文書に記された、戦国時代の壮絶な戦い。」。

概要[編集]

本作品は戦国時代を舞台の中心とした時代劇であり、テレビシリーズ『響鬼』の番外編にあたる。時代劇という案は白倉伸一郎が提示した。テレビ版前期のプロデューサーである髙寺成紀も同様の構想を抱いていたが、現代を舞台とするテレビ版撮影用の素材が使えないので新規作成が必要となることから、無理と判断していた[1]

時代考証はまったくされていない。ヒーローの武器のモチーフがギターやトランペットである以上、つじつま合わせは不可能だからである。劇中では、カブキが登場早々に英語のセリフをしゃべることによって、「スーパー時代劇」であることを明確にしている[2]。脚本の井上敏樹の「時代劇は差別の多い時代である」という考えから、戦国時代では鬼(仮面ライダー)は忌み嫌われる存在として描かれている[3]

タイトルは黒澤明の映画『七人の侍』に似ているが、内容を参照しているわけではない[2]

「都道府県ごとに鬼がいる」というテレビ版の初期構想を下敷きに、日本各地を出身とする5人の劇場版限定仮面ライダーが登場する[4]。この5人のライダーは「ご当地ラーメン」に準え「ご当地ライダー」と称された[5]。北海道・東京・名古屋・大阪・福岡という地域の選定は、日本のプロ野球チームの本拠地から来ているが、同時にロケやキャンペーンを意識して東映の営業所所在地が選ばれている[4]。ご当地ライダーのデザインはテレビ版ライダーと比べるとシルエットが鮮明になっており、武器のモチーフは企画の初期に検討されたさまざまな楽器を発展させたものとなっている[6]

当時の新聞では「響鬼の忍者バージョンが登場」「仮題は『戦国大決戦』」という、完成品では没案となった情報も報じられた[5]

戦国時代の村は軽井沢にオープンセットを建てて撮影された。家一棟の予定だったのに村が丸ごとできてしまったと白倉は語っているが[1]、美術の大嶋修一は台本を見た当初から一棟だけでは不足であることを察しており、白倉の発言に関しては「多分おとぼけでしょう」と笑っている[7]

エキストラの一般公募が実施されたが、混乱をなくすために参加条件は厳しく、「自前の戦国時代風衣装を着て東映太秦映画村に集合」というものだった。オーディション参加者は340名で、そのうち117名が合格した[8]

現代の描写もテレビ版『響鬼』とは若干異なっており、映画公開時におけるテレビでの展開の予測に基づき、明日夢がヒビキのサポーターとして活動している設定になっている。また「ライダー」であることを意識して、冒頭では珍しくヒビキがバイクを運転する場面がある[9]

あらすじ[編集]

現代の日本の海岸で巨大魔化魍・オロチが出現し、ヒビキと明日夢が駆けつけ戦うが、ヒビキはオロチに敗れ昏睡状態になる。明日夢はヒビキを救う手がかりを猛士の古文書のオロチの記述に求めるが、そこには自分と同じ「明日夢」という名と、鬼達の物語が載っていた……。

古文書に書かれていたのは戦国時代のとある村。そこではオロチが毎年生贄を要求していた。生贄にひとえが選ばれ、明日夢はなんとかしようと立花藤兵衛に相談、に救ってもらおうと言う案の元、明日夢たちは鬼探しに行く。

最初に出会った鬼・カブキは協力を約束、彼の紹介である鬼の元へ行く。しかし明日夢はその男・ヒビキを一目見るや激怒した。彼は明日夢の兄・猛士の師匠だったが、明日夢は猛士をヒビキに殺されたと思っていたからであった。ヒビキも「自分は鬼を辞めた」と言い協力を断る。その後、明日夢達はトウキ、イブキ、キラメキ、ニシキ、ハバタキ、トドロキを仲間に加え、オロチ退治を目指す。

登場人物[編集]

TVシリーズにも登場する人物の詳細については仮面ライダー響鬼#登場人物を参照。

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ヒビキ / 仮面ライダー響鬼
現代のヒビキと同じ顔をもつ戦士。明日夢の兄・猛士を弟子にしていたが、彼を事故で死なせてしまったことから鬼を引退し、人里離れた場所で鍛冶屋を営んでいた。
イブキ / 仮面ライダー威吹鬼
現代のイブキと同じ顔をもつ戦士。鬼の力を用いて戦を勝ち抜き大名になったが、退屈な城暮らしに飽き、その地位を捨ててオロチ退治に協力する。
トドロキ / 仮面ライダー轟鬼
現代のトドロキと同じ顔をもつ戦士。普段は大工をして生活をしている。ヒビキとは以前から親交があり、彼が引退した時に音角を預けられていた。
カブキ / 仮面ライダー歌舞鬼
江戸出身。鬼探しの旅に出た明日夢たちが最初に出会った人物。「ダイエット」「リバウンド」「ラジャー」「ジ・エンド」「チャンス」といった、異国の言葉を使う。
一見正義の鬼に見えるが、人間から迫害を受けたことにより大人を非常に憎んでいる。一方で、子供のことは本心から愛しており、優しく接している。
物語当初から血狂魔党と密約を結んでおり、明日夢たちに協力するフリをして鬼たちを一掃しようと目論んでいた。物語終盤、謀略の露見から響鬼と対決になり敗北する。
ディレクターズカット版では、決戦へ向かう明日夢を襲おうとしたヒトツミを最期の力で制止するものの、敢えなく生き血をすすられ、人知れず息を引き取った。
トウキ / 仮面ライダー凍鬼
蝦夷出身。仏の道を歩み僧侶となった戦士。神仏と会話することができ、変身前でも念動力などが使える。目の色が青である以外はザンキと同じ顔をしており、「ご当地ライダー激闘ファイル」では過去の明日夢からこのことを突っ込まれていた。
キラメキ / 仮面ライダー煌鬼
尾張(現在の名古屋)出身。明日夢らが鬼を集めているという噂を聞いて大凧に乗ってやってきた戦士。普段は土産物売りを生業としているようである。からくりを操る技に長け、変身前でも大凧や煙幕玉などを使う。以前は魔化網から逃げていたが、まじめに戦うようになった。
ニシキ / 仮面ライダー西鬼
大坂出身。鬼の力を用いて泥棒を働いていた戦士。ただし、殺人はしない。処刑されかかったところをカブキらに助けられ仲間になる。泥棒だけに根っからの守銭奴で、オロチ退治に協力したのもカブキの「埋蔵金がある」という話に乗せられたためであったが、最後には人助けに目覚めた。戦いが終わった後も、相変わらず牢獄暮しを続けている。
ハバタキ / 仮面ライダー羽撃鬼
博多出身。登場している鬼の中で唯一の妻帯者で鬼を引退し、農民として暮らしていた。家族を守るために最初は戦うことを拒んでいたが、未練があり密かに鬼としての鍛錬を続けており、それに気付いていた女房に後押しされて戦いに赴く。

鬼に関わる人々[編集]

明日夢(あすむ)
現代の安達明日夢と同じ顔を持つ少年。ひとえとは兄妹同然に育った関係であり、彼女が生贄に選ばれたことを、誰よりも強く反対した。かつて実の兄、猛士を失っており、その原因となったヒビキのことを恨んでいたが、兄のヒビキを尊敬する気持ちを、兄が残した刀から感じ取り、ヒビキにその刀と兄の思いを託す。そして、戦いが終わった後、藤兵衛が考えた鬼を支える組織に、己の兄「猛士」の名前をつけた。
ひとえ
現代の持田ひとみと同じ顔を持つ少女。鈴に続いてオロチの生贄に選ばれてしまう。最初の鬼達の戦いが敗北に終わった後、呪いによって重い病にかかり、村人からは村の為に無理やり生贄にされそうになるが、間一髪のところをヒビキに助けられる。
立花 藤兵衛(たちばな とうべえ)
現代の立花勢地郎の先祖で、勢地郎と同じ顔を持つ。親のいない明日夢とひとえにとっての父親的存在。ひとえが生贄に選ばれたとき、真っ先に鬼に助けを求めることを提案した。戦いが終わった後、人と鬼が手を取り合える時が来るようにとの願いを込めて、鬼を支える組織を作ることを決意する。名前の由来は立花藤兵衛から。
かずえ、ひなこ
現代の立花香須美、立花日菜佳と同じ顔を持つ姉妹で藤兵衛の実の娘たち。明日夢と共に鬼に助けを求める旅に赴き、ひとえのことも村人から庇おうとした。
現代の天美あきらと同じ顔を持つ少女。一年前、村の為に自らオロチの生贄となり、明日夢とひとえの目の前でオロチに喰い殺され、止めようとした父親も、童子と姫に殺された。
猛士(たけし)
明日夢の兄。鬼になることを夢見て、ヒビキに弟子入りしていたが、修行中の事故で命を落とす。それが、明日夢が鬼を憎み、ヒビキが鬼をやめる原因となった。
ハバタキの女房
現代の滝澤みどりと同じ顔を持つ女性。ハバタキが密かに鬼の訓練を続けていることに気付いており、必ず生還することを条件に彼を戦場へ送り出した。
手毬の少女
カブキたちが仲間集めの途中に寄った蕎麦屋の横で、手毬をついていた少女。その正体はヒトツミである。
役人
ニシキの処刑を担当した役人。しかし、ニシキの最後の頼みを聞き入れたばかりに、処刑は失敗。驚きを隠せずにいた。

鬼(音撃戦士)[編集]

TVシリーズにも登場する鬼の詳細については音撃戦士を参照。

仮面ライダー歌舞鬼(カブキ)[編集]

  • 身の丈:7尺5寸(約225cm) / 目方:44貫(約165kg)

歌舞伎役者をモチーフとした、関東を代表する鬼。音撃武器以外にも鬼鞭術(きべんじゅつ)・鬼傘術(きさんじゅつ)などを用いて戦う。

裏切り者という二面性を暗示する左右非対称のデザインとなっている[10]

装備
黒の変身音叉
歌舞鬼の変身道具。
鳴刀 音叉剣(めいとう おんさけん)
変身音叉を呪術によって変化させた刀。歌舞鬼のほか、凍鬼、煌鬼、西鬼、羽撃鬼も同様のものを用いる。
音撃棒 烈翠 (れっすい)
響鬼の音撃棒と同型の音撃武器。鬼石が緑色をしている。劇中では不使用(漫画版と、『超・電王トリロジー EPISODE YELLOW』で使用)。
音撃鼓
金色で赤い三つ巴が特徴。
音撃打 業火絢爛(ごうかけんらん)
音撃鼓を実体化させ、烈翠で叩くことで清めの音を放つ。劇中では不使用(漫画版と、『超・電王トリロジー EPISODE YELLOW』で使用)。

仮面ライダー凍鬼(トウキ)[編集]

  • 身の丈:8尺(約239cm) / 目方:51貫(約190kg)

白熊をモチーフとした、北海道代表の鬼。蝦夷出身。の属性を持ち、冷気を操ることができる。

モチーフが白熊なのは、蝦夷地名物の熊や、北海道日本ハムファイターズのイメージアニマルが熊であることからきている。

装備
銅色の変身音叉
音撃金棒 烈凍(おんげきかなぼう れっとう)
銅鑼を叩く棍棒に似た巨大な音撃武器。先端が大型の青い鬼石となっている。バックルの音撃鼓から紋章を出現させて敵を捕縛し、烈凍で粉砕するという技が使える。
音撃鼓
水色の縁取りがなされている。
音撃殴 一撃怒涛(おんげきおう いちげきどとう)
音撃鼓を銅鑼状に実体化させ、それを烈凍で叩いて清めの音を放つ。

仮面ライダー煌鬼(キラメキ)[編集]

  • 身の丈:6尺7寸(約202cm) / 目方:35貫(約130kg)

(シャチホコ)をモチーフとした、東海代表の鬼。水中戦を得意とする。

モチーフがシャチホコとなっているのは、名古屋城のシャチホコからきている(戦前に存在したプロ野球球団・名古屋金鯱軍のチームシンボルはその名が示すとおりシャチホコ)。

装備
銀色の変身音叉
音撃震張 烈盤(おんげきシンバル れつばん)
現代のシンバルに似た円刀の音撃武器。二枚一組。普段は肩に装備しており、手に持って斬りつけたり、ブーメランのように投げたりもする。回転させスクリューのように扱うことで水中戦にも対応可能。
音撃鳴
金色の縁取りがなされている。
音撃拍 軽佻訃爆(おんげきひょう けいちょうふばく)
二枚の烈盤を打ち鳴らして清めの音を放つ。

仮面ライダー西鬼(ニシキ)[編集]

  • 身の丈:6尺9寸(約208cm) / 目方:36.3貫(約136kg)

虎をモチーフとした、関西代表の鬼。大坂(現在の大阪)出身。鬼の力を用いて泥棒を働いていた戦士。ただし、殺人はしない。処刑されかかったところをカブキらに助けられ仲間になる。泥棒だけに根っからの守銭奴で、オロチ退治に協力したのもカブキの「埋蔵金がある」という話に乗せられたためであったが、最後には人助けに目覚めた。戦いが終わった後も、相変わらず牢獄暮しを続けている。

モチーフが虎となっているのは、阪神タイガースのイメージアニマルが虎であることからきている。

装備
赤の変身音叉
音撃三角 烈節(おんげきトライアングル れっせつ)
現代のトライアングルを巨大にしたような形の音撃武器。普段は三節棍として使用する。途中歌舞鬼に盗まれ、殺人の濡れ衣を着せられたりもした。
音撃鼓
銀色で歌舞鬼とは色が異なる。
音撃響 偉羅射威(おんげききょう いらっしゃい)
三角形に組み立てた烈節を変身音叉で叩いて清めの音を放つ。

仮面ライダー羽撃鬼(ハバタキ)[編集]

  • 身の丈:7尺(約215cm) / 目方:39.2貫(約147kg)

をモチーフとした、九州代表の鬼。風属性。飛行能力を持ち、両肩に翼がある。

モチーフが鷹となっているのは、福岡ソフトバンクホークスのイメージアニマルが鷹であることからきている。

装備
金色の変身音叉
音撃吹道 烈空(おんげきフルート れっくう)
現代のフルートを大型化させたような形の音撃武器。鬼石を撃ち込む吹き矢として用いる他、槍としても使用できる。
音撃鳴
茶色の縁取りがなされている。
音撃奏 旋風一閃(せんぷういっせん)
鬼石を敵に撃ち込み、さらに烈空を吹き鳴らして清めの音を放つ。

音式神(カラクリ動物)[編集]

本作に登場。戦国時代の鬼たちが携帯する、動物の魂が込められたカラクリ動物。現代のディスクアニマルに通じる存在で、石でできている。また、変形だけでなく巨大化することもできる。

茜鷹(アカネタカ)
  • 最大飛行速度:時速200km / 連続稼働時間:20時間 / 最大録音可能容量:18時間分
タカの魂が込められた音式神。現代の茜鷹と似た形状をしている。主翼のカッターだけでなく、嘴も使って戦う。
岩紅獅子(イワベニシシ)
  • 最大走行速度:時速80km / 連続稼働時間:18時間 / 最大録音可能容量:18時間分
獅子の魂が込められた音式神。自由行動を好み、鋭い牙が武器である。
白練大猿(シロネリオオザル)
  • 最大走行速度:時速50km / 連続稼働時間:9時間 / 最大録音可能容量:9時間分
100年以上生きたとされる白猿の魂が込められた音式神。他のカラクリ動物以上の高い知能を持ち、強力な力とオロチとも互角に戦える程の戦闘能力を兼ね備えている。
消炭鴉(ケシズミカラス)
  • 最大飛行速度:時速160km / 連続稼働時間:16時間 / 最大録音可能容量:16時間分
カラスの魂が込められた音式神。歌舞鬼が所有する。鋭い嘴と両足の爪を武器とし、上空からの急降下攻撃を得意とする。

魔化魍[編集]

古来より妖怪や物の怪として伝承されている怪物。戦国時代では複数の魔化魍が鬼岩城を根城として集まり、血狂魔党(ちぐるまとう)を組んでいる。名前の由来は『変身忍者嵐』の敵組織「血車党」。

童子と姫
顔に半分仮面を付けている。戦闘時にはテレビ版のような怪童子・妖姫ではなく、仮面が顔全体を覆った戦闘形態「仮面態」になる。刀や鉄扇を武器にし、また炎を操ることもできる。童子は轟鬼に、姫は凍鬼に倒された。
オロチ(大蛇
  • 体長:158尺4寸(約48m)
  • 目方:40000貫(約15t)
伝承では一般的に大蛇(おろち)として伝えられる戦国時代最強の大型魔化魍。普段は鬼岩城に潜んでいる。自由に飛行し、口から三千度の火球を吐き尻尾で敵を打ちのめす。現代にもとある海岸に現れたが、装甲響鬼の鬼神覚声で倒された。戦国時代の方は描写がないが、何らかの方法で倒された事が示唆されている。
ヒトツミ(二口女
  • 身の丈:8尺3寸(約250cm)
  • 目方:56貫(約210kg)
伝承では一般的に二口女として伝承されている等身大魔化魍。本来は血狂魔党に所属する魔化魍ではなかったが、鬼たちを倒すため、童子・姫に協力を依頼され参戦する。普段は町娘の姿に化けているが、その正体は2つの顔を持つ死神と吸血鬼に似た姿をしている。槍と盾を持ち、口から毒霧を吐く能力を持つ。好物は鬼の血。また巨大化が可能。最期は鬼全員の音撃を順番に受けて倒された。
火焔大将(鎧武者の化け物)
  • 身の丈:6尺7寸(約203cm)
  • 目方:47貫467匁(約178kg)
伝承では一般的に鎧武者の化け物として伝承されている等身大魔化魍。とある村を襲っているところを歌舞鬼に倒される。その後再び鬼達の前に姿を現すが、響鬼の鬼火で今度こそ倒された。豪炎魔剣という刀を持ち、炎を操る事ができる。
魔化魍忍群(化け狐)
伝承では一般的に化け狐として伝承されている血狂魔党の雑兵。赤い仮面は紅狐(べにぎつね)、白い仮面は白狐(びゃっこ)と呼ばれる。鎌を武器に集団で戦う。鬼たちに全滅させられた。
バケガニ(化け蟹
  • 体長:26尺(約7.87m)
  • 目方:1466貫(約5.5t)
本編にも度々登場する大型魔化魍。山奥に出現した。体は赤色。煌鬼、西鬼、羽撃鬼の同時攻撃で倒された。
イッタンモメン(一反木綿
  • 体長:26尺(約7.87m、尻尾を含まず)
  • 目方:1120貫(約4.2t)
  • 飛行速度:マッハ3
ディレクターズカット版にのみ登場。凍鬼の回想シーンに登場する大型魔化魍。山奥に出現した。体は黒色。

キャスト[編集]

キャスト面では、TVシリーズでザンキ/仮面ライダー斬鬼役を演じた松田賢二が劇場版オリジナルライダーとして出演したほか、多数のTVシリーズレギュラー陣が戦国時代の別人物を演じている。

ゲストとしては、芸人の塚地武雅ドランクドラゴン)や、主演の細川茂樹の友人である俳優の小泉孝太郎、タレントの安倍麻美が出演している。とりわけ塚地は仮面ライダーファンを公言し、本作の特番で司会を担当した。カブキ/仮面ライダー歌舞鬼役には『仮面ライダー555』でゲスト出演経験がある松尾敏伸を起用。

声の出演[編集]

スーツアクター[編集]

スタッフ[編集]

前4作ではテレビのパイロット監督が映画も監督するのが定番となっていたが、本作ではテレビのパイロット監督であった石田秀範ではなく、坂本太郎が担当している。同時に坂本にとっては映画初監督作品となった。東映プロデューサーの白倉伸一郎・脚本の井上敏樹はTVシリーズに未参加であり、彼らは当初響鬼を手掛けるのは劇場版のみの予定であったが、後にTVシリーズ後期のメインスタッフとして関わることになった。

音楽はTVシリーズ同様佐橋俊彦が担当。劇場版ではオーケストラサウンドを起用。劇場版限定の多数のライダーが登場するが、ヒビキには和太鼓、トドロキにはギター、イブキには金管といった楽器によってそれぞれのライダーの特徴を表現する手法は避けられている。歌舞鬼、煌鬼以外、テーマ音楽は作られていない。

主題歌[編集]

劇場版 仮面ライダーアギト PROJECT G4』以来4年ぶりに、劇場版オリジナルの主題歌が用意された。本作以降、夏の劇場版では恒例となる。

「Flashback」
作詞:藤林聖子 / Rap詞:m.c.A・T / 作曲・編曲:大平勇&SJR / 歌:Rin' featuring m.c.A・T(AVCA-22358)

他媒体展開[編集]

映像ソフト化[編集]

  • O・N・I 〜劇場版 仮面ライダー響鬼と7人の戦鬼 メイキング〜(DVD1枚組、2005年9月9日発売)
    • 撮影風景のドキュメンタリー、スタッフやキャストのインタビューを収録。
  • 劇場版 仮面ライダー響鬼と7人の戦鬼 通常版DVD(1枚組、2006年1月21日発売)
    • 本編:劇場公開版本編を収録
    • 映像特典
      • 特報・劇場予告編
    • 初回生産限定の「特別限定版」をリリース予定であったが、諸般の事情で発売中止になった。
  • 劇場版 仮面ライダー響鬼と7人の戦鬼 Blu-ray(1枚組、2009年7月21日発売)
    • 本編:劇場公開版本編を収録
    • 映像特典
      • 特報・劇場予告編
  • 劇場版 仮面ライダー響鬼と7人の戦鬼 ディレクターズカット版DVD(2枚組、2006年5月21日発売)
    • ディスク1:本編DVD(約12分の未公開エピソードや修正CGを追加し、再編集した本編を収録)
      • 音声特典
        • オーディオコメンタリー(監督:坂本太郎×撮影:いのくままさお)
    • ディスク2:特典DVD
      • O・N・I 〜劇場版 仮面ライダー響鬼と7人の戦鬼 メイキング〜 DC補完版
      • 特報
      • 劇場予告編
      • TVスポット集
      • 製作発表
      • 初日舞台挨拶
      • ご当地ライダー激闘ファイル
      • データファイル
      • ポスターギャラリー
  • 劇場版 仮面ライダー響鬼と7人の戦鬼 ディレクターズカット版DVD 特別限定バージョン(2枚組、2006年5月21日発売・30,000セット限定生産)
    • セット内容
      • 劇場版 仮面ライダー響鬼と7人の戦鬼 ディレクターズカット版DVD(特別ジャケット仕様)
      • ソフトビニール人形「仮面ライダー歌舞鬼 リアル重塗装版」
      • 特製ライナーカード(2枚)

テレビシリーズ[編集]

仮面ライダー響鬼
本作のテレビ本編。
『ご当地ライダー 激闘ファイル』
『響鬼』二十六之巻(2005年8月7日放映)から三十之巻(2005年9月4日放送)の本編終了後(一部の地域を除く)に放映されたショートムービー。全話ディレクターズカット版DVDの特典DVDに収録。
戦国時代の明日夢が、ご当地ライダー5人を紹介していく。本作のようなシリアスな空気はなく、漫才のような掛け合いが多い。
紹介順は、カブキ、トウキ、キラメキ、ニシキ、ハバタキ。
仮面ライダーディケイド
仮面ライダー歌舞鬼が登場。
仮面ライダーオーズ/OOO
魔化魍忍群(白狐)が登場。

他映画作品[編集]

劇場版 仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー
仮面ライダーディケイド』の映画作品。ヒトツミが登場。
仮面ライダー×仮面ライダー×仮面ライダー THE MOVIE 超・電王トリロジー
仮面ライダー電王』と『仮面ライダーディケイド』の映画作品。仮面ライダー歌舞鬼が登場。
オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー
『仮面ライダー電王』と『仮面ライダーオーズ/OOO』の映画作品。魔化魍忍群(白狐)が登場。
仮面ライダー×スーパー戦隊 スーパーヒーロー大戦
仮面ライダーシリーズとスーパー戦隊シリーズ]]の映画作品。魔化魍忍群(白狐)が登場。

漫画作品[編集]

『仮面ライダー響鬼と7人の戦鬼』
作画:栗橋伸祐
講談社マガジンZKC連載。現代の描写が無く、代わりに戦国時代の響鬼が装甲響鬼になり、オロチ(戦国時代)との決着のシーンが描かれている。また、ヒトツミが登場せず(これにより歌舞鬼の最期の描写も異なる)、バケガニも登場しない。
なお、マガジンZKC掲載時には、別冊付録としての前後編での掲載であり、『仮面ライダーSD 4コマ』が掲載された。前編には、『仮面ライダー(1号・2号)』 - 『仮面ライダーBLACK RX』(番外編『ショッカー戦闘員』)を題材とした『仮面ライダーSD 4コマ 昭和仮面ライダーシリーズ編』と題された4コマ作品群が、後編には、『仮面ライダークウガ』 - 『仮面ライダー剣』を題材とした『仮面ライダーSD 4コマ 平成仮面ライダーシリーズ編』と題された4コマ作品群が、それぞれ同時に掲載された。
ちなみに、各作品ごとに、別の漫画家(こしじまかずとも吉田典弘コンノトヒロNAO鈴木イゾ)が4コマを描いている。この内、『仮面ライダーSD 4コマ 平成仮面ライダーシリーズ編』と題された4コマ作品群は、『仮面ライダーSD 4コマ 平成仮面ライダー編』として単行本にも同時収録されている。

小説作品[編集]

MASKED RIDER HIBIKI EDITION -SEVEN OGRES-
本作の後日談。月刊ホビージャパン2006年6月号から9月号に掲載された。

脚注[編集]

  1. ^ a b 完全攻略 2005, p. 76, 白倉伸一郎インタビュー.
  2. ^ a b 完全攻略 2005, p. 71, 井上敏樹インタビュー.
  3. ^ レッカ社 「INTERVIEW:7 井上敏樹」『語ろう!クウガ アギト 龍騎』 カンゼン、2013年、241 - 283頁。ISBN 978-4-86255-178-8
  4. ^ a b 魂 2006, p. 63, 戦国の鬼たち.
  5. ^ a b スポーツニッポン2005年6月13日付
  6. ^ 魂 2006, p. 66, 創造される鬼たち〜7人の戦鬼〜.
  7. ^ 完全攻略 2005, p. 73, 大嶋修一インタビュー.
  8. ^ 完全攻略 2005, pp. 66-67, 太秦映画村公開オーディションレポート.
  9. ^ 劇場パンフレット所収の坂本太郎インタビューより。
  10. ^ a b c 魂 2006, p. 64, 戦国の鬼たち.
  11. ^ a b c d e f g h Preview 2005, pp. 22-23.
  12. ^ NAKED 2010, p. 123, LIST OF WORKS 押川善文.
  13. ^ a b 魂 2006, p. 65, 戦国の鬼たち.
  14. ^ NAKED 2010, p. 53, LIST OF WORKS 永瀬尚希.
  15. ^ NAKED 2010, p. 93, LIST OF WORKS 永徳.
  16. ^ エンドロールより
  17. ^ NAKED 2010, p. 35, LIST OF WORKS 岡元次郎.
  18. ^ NAKED 2010, p. 75, LIST OF WORKS おぐらとしひろ.

参照文献[編集]

外部リンク[編集]