劇場版 仮面ライダー電王 俺、誕生!
| 劇場版 仮面ライダー電王 俺、誕生! | |
|---|---|
| 監督 | 長石多可男 |
| 脚本 | 小林靖子 |
| 出演者 | 佐藤健 白鳥百合子 中村優一 秋山莉奈 石丸謙二郎 渡辺裕之 松本若菜 溝口琢矢 |
| 音楽 | 佐橋俊彦 |
| 撮影 | いのくままさお |
| 配給 | 東映 |
| 公開 | 2007年8月4日 |
| 上映時間 | 69分 |
| 製作国 | |
| 言語 | 日本語 |
| 興行収入 | 13億8000万円 |
| 前作 | 劇場版 仮面ライダーカブト GOD SPEED LOVE |
| 次作 | 劇場版 仮面ライダー電王&キバ クライマックス刑事 |
| allcinema | |
| キネマ旬報 | |
『劇場版 仮面ライダー電王 俺、誕生!』(げきじょうばん かめんライダーでんおう おれ、たんじょう!)は、2007年8月4日より東映系で公開された日本の映画作品。特撮ヒーロー番組「仮面ライダーシリーズ」『仮面ライダー電王』の映画化作品である。同時上映作品は『電影版 獣拳戦隊ゲキレンジャー ネイネイ!ホウホウ!香港大決戦』。
目次 |
[編集] 概要
平成仮面ライダーシリーズの劇場版としては7作目。平成仮面ライダーの劇場作品はテレビシリーズ本編とはパラレルな世界観の中でストーリーが展開することが多いが、本作品は平成仮面ライダーシリーズの劇場版で初めて、テレビ本編と劇場版のストーリーが密接にリンクしている(詳細は後述のテレビ本編とのリンクを参照)。
本作の脚本を手がけたのはテレビ本編のメインライターである小林靖子。過去には『仮面ライダー龍騎』でもテレビ本編のメインライターを務めたが、劇場版ライダーの脚本を手がけるのは今回が初めてである(劇場版『龍騎』の脚本は井上敏樹が担当)。また監督は当時62歳のベテラン長石多可男が担当。夏の劇場版ライダーを手掛けるのは小林同様初めてであった。
従来のシリーズ同様、公開直前のテレビ本編エンディングでは、本作関連の映像が放送された。ただしショートムービーではなく、「映画とれたて情報」と銘打ったメイキング映像となっている。毎週、イマジンたちがナビゲートする形式で、前作までと異なりBパートと予告の間に放送された。
注意:以降の記述で劇場版 仮面ライダー電王 俺、誕生に関する核心部分が明かされています。免責事項もお読みください。 →[記述をスキップ]
- ゲスト
[編集] テレビ本編とのリンク
本作品とテレビ本編を始めとした他の電王シリーズとは、次のような描写で世界観を共有している。
- 第23-24話のゲストキャラクター・ジークが登場。
- 第25-26話には本作の時代の侑斗とデネブがタイムトラベルにより登場。それに合わせて本作のシーンが断片的に登場する。彼らの目的は様々な時間から良太郎を集め、電王ソード、ロッド、アックス、ガンフォームを集結させることだった。これが後述するテレビ本編でのクライマックスフォーム登場のきっかけとなるため、平成仮面ライダーの劇場版で行われてきた最強フォームの先行登場はなく、次作『劇場版 仮面ライダー電王&キバ クライマックス刑事』がクライマックスフォーム初登場の作品となる。
- 時期的には第27話で劇場版の最初のシーンに至るまでの経緯が断片的に描かれており、第28話冒頭ではアバンタイトルで本作の戦闘シーンを使用しているので、ストーリー上は第27話➝本作➝第28話の順になる。
- 本作で初登場した「神の路線」や「人の記憶による破壊された街の復活」という設定は、テレビ本編にも登場する。
- エンディングで小太郎が描いた野上一家の絵は『超・電王トリロジー EPISODE YELLOW』で再登場する。
[編集] あらすじ
宝石泥棒に憑依したイマジンを追って、過去の世界に向かった良太郎たち。しかし、それはデンライナーを奪うために仕組まれた罠だった。
首謀者は時の列車ばかりを狙う強盗集団の首領・牙王。彼は“神の路線”を走り、全ての時間を支配できるという神の列車を手に入れるため、オーナー達を人質にデンライナーを過去へ走らせる。残されたのは良太郎、ハナ、モモタロス。しかも良太郎は電王として戦った記憶をなくし、モモタロスは憑依できなくなっていた。さらに10歳の良太郎(劇中で小太郎と命名される)とも遭遇。小太郎は時間を超える列車に乗ってみたいと、彼らに同行を申し出る。
一行は桜井侑斗の助けを借り、ゼロライナーでその後を追った。様々な時代を通り抜け、良太郎たちがデンライナーを発見したのは江戸時代初期の『大坂の役』の頃。そこで牙王は神の路線へ繋がる最後の封印を解こうとしていた。
[編集] 主な登場人物
詳細は「仮面ライダー電王シリーズの登場キャラクター」を参照
[編集] 仮面ライダー
詳細は「仮面ライダー (仮面ライダー電王シリーズ)」を参照
- 仮面ライダー電王
-
- ソードフォーム
- ロッドフォーム
- アックスフォーム
- ガンフォーム
- ウイングフォーム
- 仮面ライダーゼロノス
-
- アルタイルフォーム
- ベガフォーム
- 仮面ライダーミニ電王 ソードフォーム
- 仮面ライダーガオウ ガオウフォーム
[編集] ガオウライナー
電車型のタイムマシンで、劇中では「神の列車」と呼称される。キバと後続車両で構成される。どんな時代にも行くことができる特別な路線「神の路線」を走り、全ての時間を支配することが可能な特別な列車。オーナーや侑斗によると古代の王により作られたが、あまりにも強大な力を持つために1度も走ることはなかったらしい。
牙王の最大の目的であり、彼はこれを手に入れるために今回の行動(デンライナーのジャック)を起こす。戦国時代に封印されていたが、最終的に真田幸村の協力を得た牙王が発掘し、牙王の物になる。テレビ本編第25-27話にも登場。
- キバ
- ガオウライナーの1両目を構成する戦闘車両。モチーフはワニで、基本カラーは銅。マシンガオウストライカーの格納庫を兼ねており、ガオウライナー全体の制御車でもある。バトルモード時は巨大なワニのような外見となり、物質や時間を喰い尽くし消す他、ワニの口にあたる部分からフリーエネルギーの破壊光線を発射したり、上に付いている鰭をミサイルとして飛ばすことが可能。過去の時間を「変える」のではなく「消す」ため、過去の影響を受けないはずの特異点にとっても危険である。
- 後続車両
- キバの後方に複数両(7 - 8両)が連結されている。武器は上部に装備されたミサイル。描写がないため内部の詳細は不明。玩具も発売されなかった。
以上で劇場版 仮面ライダー電王 俺、誕生に関する核心部分の記述は終わりです。
[編集] キャスト
- 野上良太郎 / M、U、K、R、W良太郎 - 佐藤健
- ハナ - 白鳥百合子
- 桜井侑斗 / 仮面ライダーゼロノス アルタイルフォーム(声) - 中村優一
- ナオミ - 秋山莉奈
- 野上愛理(現代の愛理) - 松本若菜
- 尾崎正義 - 永田彬(RUN&GUN)
- 三浦イッセー - 上野亮
- オーナー - 石丸謙二郎
- 小太郎(11歳の良太郎) / M小太郎 - 溝口琢矢
- 加藤浩 - 松本実
- 野上加世子 - 松井涼子
- 野上真一 - 佐々木征史
- 野上愛理(1988年の愛理) - 工藤美友里
- 古代の王 - イムティアズ
- 佐助 - 川口真五(友情出演)
- 才蔵 - 山口祥行(友情出演)
- 真田幸村 - 陣内智則
- 千姫 - 星野亜希
- 牙王 / 仮面ライダーガオウ(声) - 渡辺裕之
[編集] 声の出演
- モモタロス / M良太郎 / 仮面ライダー電王 ソードフォーム / M小太郎 / 仮面ライダーミニ電王 ソードフォーム - 関俊彦
- ウラタロス / U良太郎 / 仮面ライダー電王 ロッドフォーム - 遊佐浩二
- キンタロス / K良太郎 / 仮面ライダー電王 アックスフォーム - てらそままさき
- リュウタロス / R良太郎 / 仮面ライダー電王 ガンフォーム、ゲッコーイマジン - 鈴村健一
- デネブ / 仮面ライダーゼロノス ベガフォーム - 大塚芳忠
- ジーク / W良太郎 / 仮面ライダー電王 ウイングフォーム - 三木眞一郎
- モレクイマジン - 徳山秀典(友情出演)
- コブライマジン - 萩野崇(友情出演)
- ニュートイマジン - 齋藤ヤスカ(友情出演)
- サラマンダーイマジン - 内山眞人(友情出演)
[編集] スーツアクター
- 仮面ライダー電王[1]、モモタロス[1] - 高岩成二
- ウラタロス[2]、仮面ライダー電王 ロッドフォーム[2] - 永徳
- キンタロス[3] - 岡元次郎
- リュウタロス[4] - おぐらとしひろ
- デネブ[5]、仮面ライダーガオウ[5] - 押川善文
- ジーク[6]、仮面ライダー電王 ウイングフォーム[6] - 永瀬尚希
- 敵イマジン - 伊藤教人[7]、六本木康弘
[編集] スタッフ
- 原作 - 石ノ森章太郎
- 監督 - 長石多可男
- 脚本 - 小林靖子
- 撮影 - いのくままさお
- 照明 - 斗沢秀
- 美術 - 大嶋修一
- 音楽 - 佐橋俊彦
- アクション監督 - 宮崎剛(ジャパンアクションエンタープライズ)
- 特撮監督 - 佛田洋
- 配給 - 東映
- 製作 - 劇場版「電王・ゲキレンジャー」製作委員会(東映、テレビ朝日、東映アニメーション、東映ビデオ、アサツー ディ・ケイ、東映エージエンシー、バンダイ)
[編集] キャッチコピー
- 戦闘神、降臨!! 急行せよ、時空の彼方へ。
[編集] 主題歌・挿入歌
- 「Climax Jump(Hip-Hop Version)」
-
- 作詞 - 藤林聖子 / 作曲・編曲 - 鳴瀬シュウヘイ / 歌 - AAA DEN-O form
- 冒頭のR良太郎登場シーンで流れる。
[編集] 続編
- 仮面ライダー電王 ファイナルステージ
- 『仮面ライダー電王』のテレビ本編放映終了を記念してのイベント。本作とともに、テレビ本編の後日談にもなっている。
[編集] トピックス
- 『電影版 獣拳戦隊ゲキレンジャー ネイネイ!ホウホウ!香港大決戦』と本作の間に、劇場版シリーズ初となる短編作品『モモタロスのなつやすみ』を上映(これまでは2作品を続けて上映していた)。この作品は、モモタロス・ウラタロス・キンタロス・リュウタロス・デネブに加え、『ゲキレンジャー』のマスター・シャーフーも登場する、クロスオーバー作品となっている。
- 前売り券の購入特典として、電王 ソードフォームとゲキレッドがそれぞれ描かれた「仮面ライダー電王 交通安全お守り」と「ゲキレンジャー 身体健勝お守り」が配布された(どちらか1つ選択)。お守りは、大ヒット祈願で参拝した豊川稲荷東京別院(赤坂豊川稲荷)で魂が込められている。
- 7月7日からのプレミア付き前売り券の購入特典に、モモタロスの未契約バージョン付き前売り券が発売。販売当日で売り切れるという事態が全国各地で発生した。[要出典]
- 同じテレビ朝日系列で放送されているアニメであるクレヨンしんちゃんにおいて、この映画の宣伝を兼ねた60分スペシャル番組(クレヨンしんちゃん 真夏の夜にオラ参上! 嵐を呼ぶ 電王VSしん王 60分スペシャル、2007年8月3日)が編成され、クロスオーバー作品が放映された(「仮面ライダー電王+しん王」)。
- 夏休み期間中に行われるスタンプラリーが東京急行電鉄、阪急阪神東宝グループ系鉄道(阪急、阪神、能勢)、JR九州で行われていた。そのうち東急ではラッピング電車の運行、阪急では握手会なども行われた。
- エイベックスが音楽に関わる平成ライダー作品では、従来映画封切前に劇場版サウンドトラックが発売されていたが、本作のサウンドトラックは諸般の事情により公開開始から約2ヵ月半遅れ、2007年10月24日に発売された。
- 本作品は2009年8月2日15:30 - 17:25枠、テレビ朝日系でノーカットによる地上波初放送された。
[編集] 映像ソフト化
- 『デンライナーの車窓から 劇場版 仮面ライダー電王 俺、誕生! メイキング』(2008年1月21日発売)
- 撮影風景のドキュメンタリー、スタッフやキャストのインタビューを収録。2007年7月21日にDVDが発売された。
- 『劇場版 仮面ライダー電王 俺、誕生!』(DVD:2008年1月21日発売、BD:2009年4月21日発売)
- 本編、映像特典(劇場予告)を収録。日本語字幕表示機能付き。BDのみ、おまけ上映の『モモタロスのなつやすみ』を収録。
- 『劇場版 仮面ライダー電王 俺、誕生! コレクターズパック』(DVD:2008年1月21日発売)
- 前項のDVDに加え、舞台挨拶やメイキング映像を収録したボーナスディスク(DVD)2枚を追加。初回限定生産分はスペシャルパッケージ仕様、ライダーチケット型ライナーカードを封入。
- 『劇場版 仮面ライダー電王 俺、誕生! ファイナルカット版』(DVD:2008年5月21日発売)
- 未公開エピソードを追加・再編集、CG修正やBGM変更を施した本編と、同時上映された『モモタロスのなつやすみ』を収録。例年のディレクターズカット版に相当する。初回生産分の封入特典はスペシャルCD。
[編集] 脚注
- ^ a b 「LIST OF WORKS 高岩成二」『JAE NAKED HERO』 太田出版、2010年3月8日、141頁。ISBN 978-7783-1210-7。
- ^ a b 「LIST OF WORKS 永徳」『JAE NAKED HERO』 太田出版、2010年3月8日、93頁。ISBN 978-7783-1210-7。
- ^ 「LIST OF WORKS 岡元次郎」『JAE NAKED HERO』 太田出版、2010年3月8日、35頁。ISBN 978-7783-1210-7。
- ^ 「LIST OF WORKS おぐらとしひろ」『JAE NAKED HERO』 太田出版、2010年3月8日、75頁。ISBN 978-7783-1210-7。
- ^ a b 「LIST OF WORKS 押川善文」『JAE NAKED HERO』 太田出版、2010年3月8日、123頁。ISBN 978-7783-1210-7。
- ^ a b 「LIST OF WORKS 永瀬尚希」『JAE NAKED HERO』 太田出版、2010年3月8日、53頁。ISBN 978-7783-1210-7。
- ^ “伊藤教人”. 劇団BRATS Official Web Site. 2011年5月7日閲覧。
[編集] 外部リンク
- コラム&メイキング - 東映公式サイト内